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【カープ情報】2017.09.28 広島対ヤクルト 公式戦25回戦 大瀬良最終登板で10勝達成

2017年9月28日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦25回戦の試合結果

ヤクルト 000 000 100|1
広  島 000 111 00×|3

勝 大瀬良 10勝2敗
負 原樹 3勝11敗
S 中崎 4勝1敗10S

【本塁打】坂口4号

今季最終登板を迎える大瀬良に求められるのは、10勝目や、CSでの先発当確ランプではなく、リズムの良いピッチング。
ランナーを1人出した途端、じっくり時間をかけて投球するものの、結局ワンバウンドが続いて四球を与えてしまうというピッチングは、1度でもやってしまうと、またかという雰囲気が球場を支配する。
ホームグラウンドを最大限利用するためにも、同じ失敗を繰り返さない投球を期待したい。

その注目の立ち上がり、坂口には4球中ストライクが3球で、打たせて取った。
山崎にも、4球中ストライク3球で、最後はインコースのストレートで空振り三振を奪った。
山田には、5球中ストライク2球で、最後は低めのストレートでショートゴロに打ち取った。
カーブを意図的に使ってきているが、ほぼワンバウンドしており、カーブで緩急が使えるとなると、今日のストレートのコントロールであれば、ストライク先行の投球で攻めていける。

ここのところカープの先発陣がコントロールを乱しがちな2回に入っても、投球内容は特に変わらず、ストレートで押していけるし、インコースも突いている。
ランナーは出しても、そこまでテンポが悪くなる訳でもなく、許容範囲のリズム。
もっとも、カーブ、フォークは抜け球も多くなっており、苦労のピッチングにはなっている。
それでも5回まで、無四球無失点投球が出来ているのは、やはりストレートが効いているから。
ストライク先行で、常にピッチャー有利なカウントで勝負できていることで、ボール気味でも振ってくれる。

磯村にしても、捕球したら直ぐにピッチャーにボールを返し、投球リズムは意識しているのだろう。

6回表には、球数が100球を超え、この試合初めて四球も与えた。
踏ん張りどころを迎え、1アウト1、2塁で藤井をセカンドゴロ併殺打に打ち取ったのは、インコースのストレートだった。

続投となった7回表には、坂口にインコースのカーブをライトスタンドに運ばれたが、ギリギリまで体を開かずに打ち返したのは坂口の技術。
失投ではなかった。

8回表はジャクソンが登板し、前回好投を引き出した磯村とのバッテリーを継続。
前回もそうだったが、磯村はジャクソンに対しミットを構え続け、こうなった時のジャクソンのコントロールは安定する。
山田には、要求通りのアウトコースのストレートで見逃し三振を奪う。
バレンティンにはフルカウントからのスライダーをレフト前ヒットとされるが、大きく外れるボールはない。
リベロには3球勝負の縦スラで、タイミングを外したサードフライに打ち取って、2アウト1塁。
中村悠をアウトコースのストレートでセカンドゴロに打ち取ってスリーアウト。
ジャクソンと磯村のバッテリーは、ジャクソンが投げ易そうにしているのが印象に残った。

打線については、序盤は原樹に抑えられていたものの、4、5、6回に1点ずつ奪い、試合の主導権を握って試合が進められた。
この試合で、もっとも注目を集めたのは、8回裏の攻撃で、土生が送りバントで進めた2塁ランナーの田中を何とか本塁に迎え入れようと、庄司が10球以上粘って四球を奪い取った打席。
プロ入り初安打こそお預けとなったが、十分にムードは盛り上げてくれた。

そして9回表は中崎が登板。
先頭の藤井をストレートで見逃し三振、代打大松のレフトライナーは土生がスライディングキャッチ、奥村の三遊間へのゴロは小窪がファインプレー。
守備での良いプレーで試合を締めくくった。

2015年には、ともにブルペンを支えた大瀬良と中崎。
その大瀬良の先発再転向での10勝目を、中崎が守りきって達成すると言うのも感慨深いものがある。

今日の大瀬良の投球は、内容、結果ともにまずまず。
変化球の抜け球が多く、磯村のリードに助けられた面はあり、CSの先発が確定かと言われれば、まだ分からないというところだろう。
が、前回と同じ失敗はしないという気持ちは伝わった。





【カープ情報】2017.09.24 広島対中日 公式戦25回戦 連続押し出しでの2点では逃げ切れず、高橋樹貴重な経験のサヨナラ負け

2017年9月24日に行われた、広島対中日の公式戦25回戦の試合結果

広島 000 000 200|2
中日 000 000 021|3

勝 祖父江 2勝1敗1S
負 高橋樹 0勝2敗
S -

【本塁打】ゲレーロ35号

カープは、セ・リーグの中でもっとも試合の消化ペースが速く、積極的に選手を起用してきている。
2番野間、そして初の4番に入るバティスタ、一軍登録以降まだヒットがないメヒアなど、CSに向けての戦力の見極めという試合でもあるが、あまり多くの時間は残っていない。

カープの初回の攻撃は、中日先発の笠原に対し、先頭の田中が久々にらしい、逆方向へのライナーのヒットで出塁し、野間の打席でどういう作戦を採るのか、というところで野間は送りバントの構え。
送りバントはせずに見送りが続き、ファールにはなったがバスターエンドランを仕掛け、最終的には普通に打っていってショートゴロゲッツー。
何か面白みのない結果になってしまった。

そして野村の立ち上がりは、先頭の京田を2球で追い込みながら、3球目のインコースへのカットボールを捉えられ、一塁線を破る二塁打を打たれる。
ボール自体は甘い訳ではないが、ツーストライクから打たれてピンチを背負うというのは、もったいない。
亀澤に初球で送りバントを決められ、1アウト3塁。
今日のカープの内野陣は、ファーストメヒア、セカンド小窪、ショート田中、サード西川。
普段とは2人が入れ替わっており、前進守備を敷いて、どういうアウトの取り方ができるかに注目していたところ、藤井をアウトコースのチェンジアップで空振り三振。
内野の前進守備での動きを確認することはできなかったが、ともあれ続くゲレーロを内野ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。

2回の攻撃は、メヒアはどんなボールにでも手を出してしまう感じで、最後もワンバウンドするチェンジアップで空振り三振。
西川もここのところ打撃の調子は下降気味で、アウトコースのストレートに、腰を引いたようなスイングで空振り三振となった。

3回の攻撃では、1アウトから田中が右腕に当たる死球で出塁し、アウトカウントは違うが2度目のケース。
今度は野間は端からバットを構え、田中が二盗を決めるという、動いてランナーを進める策。
1アウト2塁となり、野間には最低限進塁打を期待する場面となったが、アウトコースのストレートで空振り三振。
丸は内外のストレート2球で追い込まれ、最後は体に近いところからインコースに曲がってくるスライダーで見逃し三振。

4回の攻撃では、メヒアが三遊間をしぶとく破る、プロ入り初ヒットが生まれたものの、西川はインコースのストレートでセカンドゴロゲッツー。
なかなか笠原を捉える事が出来ない。

野村のピッチングも決して悪い訳ではないが、これほど笠原に抑え続けられては、ヒット一本が大きな意味を持ち、送りバント1つでも大きな意味を持つ。

5回表は野村が送りバントを失敗し、5回裏は笠原が送りバントを決める。
徐々に中日側に勢いが出てきたところで、6回裏の守りで2アウト1、3塁の場面で、遠藤の一二塁間を破ろうかという打球を、メヒアが飛び込んで掴み取り、野村のベースカバーへのトスもばっちり。
ファインプレーで無失点に抑える場面があった。

すると直後の7回表、この試合で初めて複数のランナーが塁上に進み、2アウト1、2塁で野村に代わって代打新井を起用。
低めのストレートを捉えたセンター返しの打球にショート京田が追い付いたものの、グラブからボールがこぼれる内野安打となって、2アウト満塁。
すると、2-2のカウントから、田中に対し2個目の死球。
流石に2個目の死球には田中も感情が表に出そうになったが、押し出し死球ということで、ぐっと堪えて一塁へ。
そして続く野間もストレートの四球を選んで、2者連続の押し出し。
丸も三遊間への強い打球を放ったが、今度は京田がしっかりと追い付いて遠投、良いプレーが出て2点どまりとなった。

7回裏は九里が登板。
先頭の松井雅にセンター前ヒットを打たれると、笠原の打順で、今日引退試合を迎える森野が代打で登場。
引っ掛けてのファーストゴロに打ち取り、セカンドフォースアウトのみ。
一塁に森野が残り、両チームから花束が贈られるのは良い流れだったと思う。

とは言え、カープとしてはランナーが残る展開は厳しい。
続く京田のセカンド正面へのゴロでも併殺が取れず、繋がれると苦しくなる。
しかし、京田を牽制で誘い出してアウトにするという、非常に助かるプレーで無失点で切り抜けた。

8回表の攻撃では、西川が祖父江のストレートをしっかり捉えて、鋭い当たりのライト前ヒット。
この試合では、ストレートを2度捉えてヒットゾーンに運んでおり、少しは上昇のきっかけになってくれると、本人的にも、チームとしても助かる。

8回裏はブレイシアが登板。
ジョンソンのCS登板が確定していない以上、ブレイシアもリリーフとして生き残るつもりで内容を問われるマウンド。
勝ちパターンでの登板は、もってこいのケース。
先頭の亀澤をストレート2球で追い込み、最後はインコース低めのスライダーで空振り三振。
藤井もストレートスライダーで追い込んだが、決めに行ったスライダーが高めに浮き、レフト前ヒット。
ゲレーロには、ランナーの藤井への牽制で集中しきれなかったのか、ストレートが高めに浮き、完璧に捉えられて左中間への同点ツーランを浴びてしまった。
これで野村の10勝目は消え、ブレイシアの勝ちパターンでの登板も、とりあえずは厳しくなった。

さらに福田にもレフト前ヒットで繋がれ、高橋周にはストレートの四球で、1アウト1、2塁のピンチ。
ここでブレイシアは降板、中田がマウンドに上がる。

遠藤をインコースのスライダーで詰まらせて三邪飛に打ち取り、松井雅には中日の押せ押せムードの中でも臆せず3球勝負を選択し、インコースのストレートで見逃し三振。
完全に意表を突いたピッチングで、ピンチを脱した。

9回表の攻撃でも、祖父江に対し三者凡退に倒れ、同点のまま9回裏へ。
その9回裏は高橋樹が登板するという、試練のマウンド。
先頭の谷をアウトコースのストレートでショートゴロに打ち取って1アウト。
京田は、高く弾んだサードへの打球が内野安打となり、これで送りバントが決まれば、一打サヨナラの場面を迎える。
そして、亀澤に送りバントを決められ、2アウト2塁でクリーンアップを迎えることになる。
3安打の藤井、同点ツーランのゲレーロと続き、まあ開き直って投げるしかない場面。

藤井に対しボールが先行し、スライダーとストレートでカウントを整えていったものの、フルカウントからのチェンジアップは真ん中高めへ。
前進守備のレフトの頭上をライナーで越えていくサヨナラタイムリーを浴びてしまったが、打たれたら終わりという場面で失投してしまう経験、これも勉強。
バンザイ要員で終わって欲しくない。



【カープ情報】2017.09.23 広島対巨人 公式戦25回戦 薮田、野手との信頼関係を強めるピッチングで15勝目

2017年9月23日に行われた、広島対巨人の公式戦25回戦の試合結果

巨人 000 101 000|2
広島 100 200 00×|3

勝 薮田 15勝3敗
負 畠 6勝3敗
S 中崎 4勝1敗9S

【本塁打】丸23号、小林2号

カープ先発の薮田の立ち上がりは、陽、マギー、坂本の3人連続で外野へフライが上がる。
マギーのライトフライは、野間の守備が十分活かせたが、逆に坂本のレフトフライはバティスタの守備の綻びが出た。
アウトコースのカットボールをバットの先で拾った打球で、失速して沈んでいく打球に対し、追い付きながらも簡単にグラブだけを出してボールをこぼした。
後続を打ち取って大事には至らなかったが、ボーンヘッドとも言える守備は、初回に出てしまった以上、残りイニングは集中して守ってもらいたい。

そしてカープの初回の攻撃は、田中、菊池は畠のスライダーにはタイミングが合わず、低めのストレートを打たされてともにショートゴロ。
低めのストレートはなかなか捉えるのが難しい球威があると思った矢先、丸はインコースのベルトの高さのストレートを捉えると、やや詰まり気味の打球にも思えたが、そのままライトスタンドに飛び込む先制本塁打となった。

そして薮田の2回表のピッチングは、ここのところカープの先発投手陣の仕様ともなっている、2イニング目の突発的なコントロールの乱れが出る。
2アウトまでは簡単に奪ったが、小林、畠に連続四球。
陽に対してもコントロールが戻り切るとまではいかなかったが、それでもフルカントから低めのフォークで空振り三振を奪い、ピンチを脱する。

3回は立ち直りの兆しを見せ、4回も順調に2つのアウトを取ったが、ここで落とし穴。
小林に真ん中低めのストレートを引っ張られ、レフトスタンドへの本塁打を浴びる。
失投というほどのボールではなかったが、タイミングがばっちり合ってしまった。

同点に追い付かれた直後の4回裏、今度は先頭の菊池がアウトコースのスライダーをバットの先で引っ掛けてレフト前に運ぶと、丸は四球を選んでノーアウト1、2塁。
ここで牽制悪送球があって、ノーアウト2、3塁に場面が変わり、松山はインコース低めのボール気味のフォークを上手く捉えてライト前タイムリーヒットで勝ち越し。
松山ならではのバットコントロールが、ここで出た。
さらにバティスタのライトへの犠牲フライでもう1点追加し、すぐさまリードを奪い返した。

薮田は6回表に併殺崩れの間に1点返されるが、投球自体は全般的にまずまず。
ただ、100球を超えた7回表には、ボールが浮き始めた。
1アウトから陽にはカーブを上手くライト前に運ばれたが、続くマギーにはスリーボールから高めに浮いたカーブをレフト前ヒット。
正直、ホームランボールのようなコースだったが、打球が上がらなくて助かった。
そして、1アウト1、2塁で坂本を迎え、薮田はこのイニングが最後ということになりそうで、球速が上がった。
しかし、追い込んでからのカットボールが高めに浮き、センター返しの強い打球が二遊間を襲う。
ここで菊池がポジショニングの妙で追い付き、4-6-3のゲッツー完成。
薮田は、守備に助けられ、7回2失点で投げ終えた。

思えば、初回のバティスタのエラーで招いたピンチは、薮田が投ゴロをがっちり捕球して凌ぎ、逆に7回表のピンチは味方の守備で救われた。

そして、8回表はジャクソンが登板。
今村がセットアッパーとして登板するには、まだ復調出来ていないということもあるだろうが、CSに向けてジャクソンをセットアッパーとして起用するプランも可能性が高くなってきているのだろう。
昨年のシーズン終盤は、ジャクソンの体調面を考慮して登録抹消する時期もあったが、今季はここからジャクソンが調子を上げられれば、少しでも終盤の投手リレーへの不安が薄れる。

そして、昨日はジャクソンに対し、磯村が常にジャクソンにミットを向けたまま真ん中に構えて見せたが、會澤はコースに寄ってミットを構えるのは投球の直前。
昨日はストレートでも空振りが取れていたが、今日は空振りが取れない。
スライダーも大きく外れるケースが増えている。
途端に不安定なピッチングに映ってしまうのは、ジャクソンの調子が、昨日と今日で違っているわけではなさそう。
少なくとも、今日に関しては會澤のミットの構えが早いケースでは、ストレートがミットに吸い込まれるように決まっていた。
最後は代打石川から、抜けたスライダーで空振り三振を奪い、ピンチは作ってしまったが、無失点で抑えた。

9回表は中崎が登板。
四球2つでピンチを招くなど、少し制球が乱れる場面はあったが、狙ったコースよりも絶対に甘くならないように気を付けての投球。
失投はほぼなく、坂本を狙い通りのインコースへのツーシームで併殺打に仕留めてゲームセット。

今日は打線活発という訳にはいかなかったが、大事なところで一本が出た。
そして、エラーが出ても投手がカバーし、その信頼関係が結局は守り勝ったという試合に繋がった。





【カープ情報】2017.09.22 広島対巨人 公式戦24回戦 中村祐、CSでの先発へ大きく前進の5勝目

2017年9月22日に行われた、広島対巨人の公式戦24回戦の試合結果

巨人 000 000 000|0
広島 100 220 00×|5

勝 中村祐 5勝3敗
負 マイコラス 13勝8敗
S -

【本塁打】なし

カープ先発の中村祐の立ち上がりは、カット気味のストレートとスライダーで、坂本、陽のバットの芯を外して2アウト。
マギーに対してはカーブとストレートで追い込んだものの、スライダーは決めきれず、ストレートはカットされて、粘られて四球を与える。
阿部にしても、ストレートは打ち難そうにしているが、抜ける球も多く、思ったようには攻めきれない。
それでもスライダーでタイミングを外してレフトフライに打ち取り、やはり中村祐のスライダーは、今後大きな武器になっていきそうな予感がある。
近年では前田健のスライダー、往年の投手では伊藤智仁のスライダー、この2人の軌道の中間のようなイメージがある。

2回の中村祐は、逆球の度合いが大きくなり、ピンチを迎えてしまうが、今日は逆球でなければ、どの球種も決め球として使えるくらいのキレがある。
カット気味のストレートと通常のストレート、フォーク、カーブ、そしてもちろんスライダー。

ランナーが塁に出ると併殺で凌ぎ、ランナーがいないと先に述べたような変化球をフルに使って、芯を外す投球で徐々に球数も落ち着いてくる。

カープの攻撃も、クリーンアップの丸、松山、バティスタが揃ってマルチヒットを放ち、マイコラスを苦にせず、今季の相性どおり攻略していく。
ただ、5回裏のバティスタのタイムリーで本塁を狙って生還した松山の走塁が、走っても走っても前に進まないようなスピードで、さすがに松山にも疲れが出ているのか、と心配になる。

さて、中村祐は自己最多タイの7イニング、自己最多の114球を投げ無失点ピッチング。
最後までスライダーのキレは落ちなかった。

8回表はジャクソンが登板。
ついに、というか磯村もジャクソンに対しど真ん中に構えるようになり、適度に散らばってストレートで空振りが取れた。
今日のジャクソンの投球は、不安定さは感じられなかった。

9回表は一岡が登板。
マギー、阿部、村田のクリーンアップを危なげなく三者凡退で抑えてゲームセット。
完封リレーを達成し、中村祐は1ヶ月ぶりの5勝目を挙げ、CSでの先発に大きく前進する内容と結果を示した。

今季の中村祐の逆球は、現状は個性と受け取るしかない。
もちろん、来季さらにステップアップするためには、そこを修正することが求められるし、それはシーズンオフの楽しみに取っておきたい。





【カープ情報】2017.09.21 広島対阪神 公式戦25回戦 初回5点先制も、じわじわ追い上げられ逆転負け

2017年9月21日に行われた、広島対阪神の公式戦25回戦の試合結果

阪神 001 004 020|7
広島 500 000 000|5

勝 桑原 4勝2敗
負 中田 2勝4敗
S ドリス 4勝4敗35S

【本塁打】松山14号、バティスタ11号

勝負は9月に入ってから、そう期待を込めて始まった今月。
優勝を決めるまでの14試合を、12勝2敗というハイペースでラストスパートを決めたカープ。
優勝後、初めての試合は、今季いろいろな出来事のあった阪神との最終戦は、大瀬良と能見の14番対決。

今季2度目となる、大瀬良と磯村のバッテリーで試合に臨み、立ち上がりは丁寧なピッチング。
低めにスライダーを集めるられているし、時折インコースも攻める。
もっともコースを狙っているので、どうしても球数は多くなってしまうが、そこもいつも通り。
糸井がアウトコースのストレートに振り遅れるのを見て、すぐさまインコースのストレート勝負に切り替えて、詰まらせてセンターフライに打ち取った辺りは、磯村との意思の疎通も出来ているということなのだろう。

そしてカープの初回の攻撃は、能見のストライクからボールになる誘い球を我慢して見逃せた。
能見に抑え続けられていた頃は、ボールに手を出し、インコースの残像を利用され、アウトコースへのフォークで打ち取られるケースが多かった。
能見ならば、ストライク先行の投球をしてくるだろう、積極的に打っていこうとして、結果ボールにも手を出して、術中に嵌るという打ち取られ方を何度も見てきた。

ただし、今日はボールを見逃せたことで、本当のストライクだけを打っていくことが出来た。
それが松山の先制のスリーランに繋がり、また四球で繋いだ新井を1塁に置いて、バティスタのレフト後方の防球ネット直撃の特大本塁打にも繋がった。

もっとも、ボールには手を出してくれないと判断し、組み立てを変えてからの能見には抑えられてしまった。

また、2回以降の大瀬良は、いつも通り突発的にコントロールを乱して、ランナーを貯めてしまう。
追い込んだとしても、決め球が狙ったコースに来ない、ということは失投と同義。
もちろん、今季のカープの戦い方は、先発投手が6回3失点であれば、十分責任を果たしたと捉えていい。
この試合に関しても、ランナーを貯め、1点ずつは返されていっても、5回まで1失点で抑えたのは、何とか合格点と言っていい。

ただ、一歩間違えれば大量失点に結びついてしまうようなランナーの出し方をしていたことについては、目を背けるわけにはいかない。
今季のカープの先発陣には、シーズンを通してローテを守るために、安定して6回3失点で凌ぐ投球をしていくことが求められる。
今日に関しては、今季の大瀬良の精一杯の投球の結果で、来季に向けて先発ローテの5、6番手争いから抜け出すには、今季以上の内容が求められる。
他の投手との兼ね合いもあるが、CS以降の先発確定という内容ではなかったというのは付け加えておきたい。

結局、6回表に詰まった当たりがヒットになったりはしたが、逆球も多く、シュート回転で真ん中に入るストレートもあり、タイムリーエラーも絡んで同点に追い付かれて、ルーキーイヤー以来の10勝目もお預け。
今日の投球リズムであれば、長い時間守り続けた野手の動きが悪くなるのも仕方がない。

大瀬良をリリーフした九里は、残っていたランナーは返してしまったが、2イニング目の7回表は三者凡退に抑え、ようやく試合の流れが早くなった。
また、阪神のリリーフ陣も、岩崎、藤川、桑原と無失点リレーを見せ、勝負の行方はリリーフ勝負に委ねられた。
カープとしては、新井、安部が早々にベンチに下がり、メヒア、小窪が守りに就いている。
そんなには打てる手は多く残っていない。

8回表に登板の中田は、はっきりと分かるボールが続き、常に不利なカウントでの勝負を強いられる。
各打者に対し、良いコースでストライクが入るのは1球だけと、相手にしてみれば全く怖さはないだろう。
上本には、甘く入った抜けたフォークを捉えられ、勝ち越し2点タイムリー二塁打を打たれ、点の取られ方から見ても流れは良くない。

9回表はブレイシアが好リリーフを見せて、最後まで望みを繋いだものの、マテオ、ドリスに抑えられ、初回の5点以降はチャンスすら作れずに逆転負け。

9回裏の攻撃では、1塁ランナーのバティスタが、ドリスのワンバウンドの投球を梅野が前に弾く間に、2塁を狙ったがタッチアウトとなる。
これはかつて、松山、鈴木などが憤死して反省し、現在に繋げてきた積極的な走塁。
いつか大きな成果となってくれると信じている。





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2017年セ・リーグ
優勝決定日
9月18日

2017年9月18日更新
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