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【カープ情報】2017.08.15 広島対阪神 公式戦18回戦 序盤から打線が援護し、野村の8勝目をアシスト

2017年8月15日に行われた、広島対阪神の公式戦18回戦の試合結果

広島 302 600 000|11
阪神 200 031 000| 6

勝 野村 8勝4敗
負 小野 0勝7敗
S -

【本塁打】丸18号、福留13号

阪神先発の小野に対しては、前回2球で2点を奪ったものの、結局はその2点だけに抑えられているように、決して打ち崩しているとは言えない。
ただ、立ち上がりは球速は140キロ後半といつも程の球速は出ていないし、先頭の田中に対しては逆球が多かった。
追い込まれてからのインコースのストレートがシュート回転し、真ん中に来たところを逆方向に打ち返し、左中間突破の二塁打で出塁。
菊池は送りバントを決めることが出来なかったが、ヒッティングに切り替えると、高めに浮いたカーブをライトへ打ち返し、ノーアウト1、3塁。
そして丸が、2-0からのストレートを狙い打ち。
打った瞬間に分かる、右中間への本塁打で、3人で3点を奪って見せた。

ただ、野村の立ち上がりも、打ち取った当たりのファーストゴロが内野安打となり、そのことが8月好調の福留とまともに勝負にいけない要因となった。
福留に四球を与え、2アウトから中谷に左中間を破る2点タイムリー二塁打を浴び、流れの悪い中での2失点。

3点を先制した直後の2失点は、当然良い流れとは言えないが、野村がここから立ち直ることが、まず一番求められる。
2回表のカープの攻撃では、チャンスを作りながら無得点に終わり、2回裏は先頭の梅野を追い込みながらレフト前ヒットで出塁を許す。
ここで小野に送りバントを決められ、タイムリーを浴びて同点にもなろうものなら、阪神への流れになりかねない。
ただ、小野を送りバント失敗、高山をセカンドゴロ併殺打で、無失点で切り抜け、打ち取り方は野村の術中と言えなくもない。
立ち直ったかどうかは、もう1イニング見るとして、カープとしては、1点差からもう少し広げておきたい。

3回表の攻撃では、やはりコントロール、特にカーブが抜け気味となっている小野から、先頭の丸が四球を選び、鈴木は真ん中高めのストレートを捉え、レフト線への二塁打を放ち、ノーアウト2、3塁。
松山はインコースのストレートに詰まったが、センター前にポトリと落ちる2点タイムリーヒットで追加点を奪うと、エルドレッドへの初球は抜けたストレートが肩口に当たる死球。
小野は、初回からストレートに伸びがなく、ファールが多く、カーブはほぼ抜けている。
本調子と言えない投球の中、西川はファールで粘るもののレフトフライに倒れ、1アウト1、2塁となったところで、小野からメンデスに投手交代。

會澤は初球のインコースのストレートでサードゴロ併殺打に倒れ、試合展開としては野村が立ち直るか否かで、もつれるかすんなりか決まっていきそう。

その重要な3回裏の野村の投球は、先頭の西岡にアウトコースのシュートを引っ張られ、強い打球がエルドレッドを襲う。
グラブを弾いて浮いたボールが、そのままエルドレッドのグラブに収まりファーストゴロに打ち取ると、福留のレフト線への打球はフェンス際で松山が追い付く。
ロジャースは3球で見逃し三振と、野村の立ち直りの兆しは見えたという三者凡退。

4回表の攻撃では、先頭の野村が割りと捉えた当たりのセンターフライに倒れ、続く田中も同じ様なコースに打球が飛ぶ。
ただ、田中の方が詰まり気味の打球で、センター高山の前へのチャージが遅れ、センター前で弾むと、高山が後逸する間に田中は二塁へ。
菊池はストレートの四球を選び、丸はフルカウントからのインコースのスライダーを上手く捉えて、一二塁間を破るライト前タイムリーヒット。
ランエンドヒットで、セカンドの西岡が二塁ベースに寄って行ったことで、ヒットゾーンが広がったという面もある。
そして、1アウト1、3塁で鈴木の打球はサードゴロ。
本塁を狙ってスタートを切りかけた菊池は、鳥谷からのバックホームのタイミングが早く、すぐさま三塁に戻ると、梅野からの三塁返球が逸れて、菊池が生還。
さらに松山は、軽く合わせてセンター前に運び、2点タイムリーヒットで点差を広げる。
エルドレッドの打席でボークがあり、2塁に進んだ松山を、エルドレッドのレフト線へのタイムリー二塁打で迎え入れ、さらに2アウトから野村にもライト前タイムリーが出て、先発全員安打も達成。

5回表は石崎との対戦となるが、ストレートしか投げず、ほとんどが150キロ超で、最速は155キロ。
コントロールを気にせず、思い切り投げ込んでくるために、なかなか捉えきれない。

すると5回裏、福留にアウトコースから曲げてくるスライダーを捉えられ、左中間へのスリーランを浴びてしまう。
点差が開いていることで、センターフライに打ち取った西岡も捉えられた打球で、できれば投球回数を稼ぎたいところでストライクを集めすぎたタイミングを狙われてしまった。

6回表も、回跨ぎの石崎に三者凡退に抑えられ、少し阪神側に元気が出てきたタイミングで、6回裏からレフト野間、ファースト安部と守備を代えてきた。
次の1点を与えてしまうと、勢いが出てしまう恐れを考え、1点も与えない意思を示している。
ただ、先頭の鳥谷に二塁打を打たれ、2アウトまで漕ぎ着けながら、梅野にアウトコースの甘くなったスライダーを逆方向へ、ライト前タイムリーヒットを打たれてしまう。
1点も与えないプランは破られてしまったが、それでも5点差で7回を迎えることになる。

7回表は藤川との対戦となり、カープも野村に代打バティスタを起用。
そのバティスタは四球を選び、田中のショートゴロでランナー入れ替わり。
そして田中は二盗を狙うも、梅野に刺されてランナーなしとなり、ならばと菊池は三塁線への内野安打。
しかし丸が粘っている間に、二盗を狙った菊池も梅野に刺されて3アウト。

リードが5点あっても、勝ちパターンの投手リレーを継ぎ込んでいくのは間違いないないが、それ以上にまだカープには切り札が残っている。
新井の守備固めをどのタイミングで投入するか、というのを考えるだけでも、まだ気持ちの余裕が持てる。

そして7回表は一岡。
先頭の大山をアウトコースのストレートで見逃し三振、西岡をフォークで空振り三振、福留をインコース高めのストレートで空振り三振。
見事、三者連続三振で、続く投手に大きな勇気を与えてマウンドを降りる。

8回表は中崎。
2アウト1、2塁とランナーは溜めたが、高めに抜けるような失投はなく、最後の梅野のサードライナーも、良い当たりではあったが、インコース低めに投げきったことで、打球が西川の頭上は越えなかった。

9回表に代打に出た新井はそのままベンチに下がり、もう守備固めに頼る段階は越えたという判断なのだろう。
そして9回裏のマウンドには今村。
先頭の北條には、フォークを捉えられてピッチャー返しの打球を放たれるが、しっかりグラブで叩き落として投ゴロ。
大山を1球でショートフライに打ち取り、西岡にはインコース高めに147キロのストレートを投げ込む。
しかし、大根斬りのバッティングで、ライトフェンス直撃の二塁打を打たれる。
ただ、球速が140キロ前後しか出ていなかった先週の投球から、わずか1週間で球速を戻してきた。
これはドーム球場での試合という恩恵も大きいだろう。
続く福留をフォークで空振り三振に仕留めてゲームセット。

今日は打線の援護が大きかったし、ドーム球場で試合が出来る恩恵を最大限生かした試合だったように思う。





【カープ情報】2017.08.13 広島対巨人 公式戦20回戦 岡田、同僚薮田に並ぶ11勝目

2017年8月13日に行われた、広島対巨人の公式戦20回戦の試合結果

巨人 000 001 000|1
広島 300 010 00×|4

勝 岡田 11勝4敗
負 今村信 0勝2敗
S 今村 1勝3敗21S

【本塁打】なし

カープ先発の岡田は、先頭の陽にはストレート中心の投球だが、全て真ん中からアウトコース。
逆球でインコースに行ったのは1球あったが、ちょっと踏み込まれている。
フルカウントからのアウトコース高めのストレートを捉えられ、センターオーバーの三塁打で、まず1点は仕方がないケース。
もちろん前進守備は敷かず、マギーとの勝負となるが、アウトコース高めのストレートで空振り三振。
坂本もアウトコースのストレートで空振り三振。

右打者2人にはアウトコースで空振り三振を奪ったが、左の阿部にどういう投球ができるかで、今後が占えそうな場面。
その阿部にはインコースのストレートで、詰まらせてセカンドゴロに打ち取り、1点覚悟の場面を、今後にも繋がる投球で無失点に抑えた。

カープの初回の攻撃は、先頭の田中の叩き付けた当たりがショート内野安打となる。
昨日は高く弾んだ打球が内野安打にならなかったが、今日は初回から内野安打になった。
これはカープ守備陣も気を付けておかないといけない。

菊池は初球の送りバントをファールにし、今後こそしっかり送ろうとしているタイミングで、一塁牽制が続く。
2球ファールとなり、バスターに切り替えると、牽制のタイミングを読み切った田中が二盗を決める。
ランナーが二塁に進み、菊池は右打ちを狙うと、ライト前ヒットとなり、田中は三塁に止まる。
ただ、返球しようとした長野が転倒し、その間に三塁に止まっていた田中が再スタートを切り、本塁生還。

丸もインコース低めのストレートを捉えてライト前ヒット、ノーアウト1、2塁となって打席には鈴木。
ボール先行で、ほぼストライクゾーンに来ることなく四球を選び、ノーアウト満塁。
松山にも変化球2つでツーボールとなるが、そこから開き直ってストレートを続けてきた。
ストレートを粘ってタイミングを合わせ、最後はレフトへ犠牲フライを打ち上げて追加点。
続く新井には、ストレートが適度にバラついてストライクゾーンに来るようになり、逆球のアウトコース高めのストレートで空振り三振。
ストレートに力強さが出てきたかなというタイミングで、西川は真ん中のスライダーを捉えて、ライト前タイムリーヒットで3点目。
會澤の死球ははっきり言って余計ではあったが、ともあれ3点先制して初回の攻撃を終えた。

2回に入っても岡田のストレートのキレは変わらず、特に低めに決まっていることで、打球が上がっていかない。
変化球は振ってくれてばもうけもの、というくらいのボール球で、あとはストレートで勝負していけるくらいの球威はある。

ただ、今村信も2回はストレート中心の投球に変わり、田中、菊池、丸が三者凡退。
3回は先頭の鈴木が、そのストレートを捉え、良い角度で打球はレフトに上がったが、バットの先だったことで、フェンス手前で失速、亀井のグラブに収まった。
ただ、今村信の攻略にはそのストレートを打っていくことが必要で、リードを保っているうちに、もう一度捉まえる機会を作りたい。

4回裏は、先頭の西川が、インコースのストレートを逆方向へ打ち返し、レフト前ヒットで出塁。
すると會澤はアウトコースへのチェンジアップを、やはり逆方向へ打ち返し、ライト前ヒットで、ノーアウト1、3塁。
しかし岡田は、一塁ランナーを進める狙いの送りバントの場面で、見送りとファールで追い込まれ、最後はスリーバントを打ち上げて、キャッチャーフライ。
田中は低めのボールに手が出てしまい、空振り三振。
菊池はアウトコース高めのストレートを逆方向に打ち返していったものの、センターフライに倒れ、もう一つストレートを捉えきるには至らなかった。

5回表の巨人の攻撃では、イニング間に円陣が組まれ、そのイニングの攻撃では高めに浮いたストレートを狙うケースが増えた。
1アウトから小林のストレートを捉えた打球は、レフト松山の頭上を襲うが、フェンス手前で追い付く。
そして今村信の代打宇佐見の打球は、ストレートに詰まってセカンド前への緩い当たり。
これを菊池が前進して、逆手でのグラブトスでファーストアウト。
勢いが付いた状態で、あのグラブトスが出来るのは凄い。

さて、今村信を攻略したとは言い難い状態で投手が変わり、5回裏から中川がマウンドに上がる。
正直言って打ちあぐねていた投手から、代打を出した関係で継投策となり、代わり端に丸がライト前ヒットを放つ。
鈴木の打席の初球でボークがあって、ランナーが2塁に進み、鈴木はインコースの厳しいコースのストレートをレフト前ヒット。
ノーアウト1、3塁となり、松山の打席で前進守備を敷かない。
良いの?という感じで、セカンドゴロ併殺打の間に1点を追加し、点差が4点に広がる。

6回表は、先頭の陽のライト前に上がった打球に、鈴木がチャージするものの手前でワンバウンド。
体を正面に入れてはいたが、イレギュラーした打球が後方に転がり、ノーアウト3塁となってしまう。
ここで、先程とは逆のケースで、1点を与えてでも、続くマギーで1アウト取りたい場面。
しかし、アウトコースのストレートを捉えられ、センター前タイムリーヒットで繋がれてしまった。
坂本には初球の甘くなった逆球のカットボールを捉えられたが、松山正面のレフトライナーで1アウト1塁。
そして阿部はインコースのストレートを捉えられたが、強い当たりのセカンドゴロ併殺打。
1点を返され、ストレートを芯で捉えられるケースが増えたことで、5回裏の1点が大きな意味を持つことになってきそう。

もっと大きな意味を持つ追加点を奪えれば、試合展開的には問題がなくなるところではあったが、西川、會澤が連続三振。
特に會澤はここのところ、死球の多さと、守備で打球が直撃したり、ランナーと交錯したりする機会が多く、体調面でやや不安は出てきているように思える。
そして岡田の代打バティスタも空振り三振に倒れ、三者連続三振。

7回からは勝ちパターンの投手リレーとなり、一岡、中崎、今村の登板が濃厚。
一岡の初球のど真ん中ストレートを、村田にきっちりと捉えてレフト前ヒットを打たれたことで、簡単にストライク先行のピッチングをする訳にはいかなくなった。
続く亀井からは、コースを狙って投球するようになり、亀井、長野を連続で詰まらせて内野フライ。
代打石川にはストレートをファールで粘られ苦労したが、最後はフォークで空振り三振に打ち取って、無失点でバトンを繋ぐ。

8回表は中崎が登板するが、先頭の宇佐見にストレートの四球。
続く陽にも、アウトコースに外れるストレートが続き、3-1からの高めのボールに手を出してくれてファールとなり、フルカウントからはアウトコースのスライダー、これも高かったが芯を外してセンターフライ。
マギーの初球のカットボールもアウトコースに僅かに外れるが、次は同じようなコースでセカンドゴロ併殺打。
コントロールミスという訳ではなく、逆球で失投になるよりはいい結果に繋がり、無失点で少なくとも3点のリードは保って残り1イニングまで漕ぎ付けた。

カープの攻撃は、6回から8回は3人ずつで抑えられ、追加点のないまま9回を迎える。
今村が登板し、最後に阿部との対戦が待っている。
まず先頭の坂本には、ストレートとスライダーが低めに外れるが、ストレート2つでカウントを2-2に戻し、最後はストレートで空振り三振。
2000安打か持ち越しか、という状況の阿部をランナーなしで迎え、追い込んでからの膝元へのフォークを捉えられ、ライト前ヒット。
これで阿部は2000安打達成となり、この時ばかりは球場全体が祝福ムードに包まれた。

おめでとうと言う気持ちに偽りはないが、カープとしても祝福ムードから、逆転の機運が高まるのは阻止しないといけない。
続く村田を縦スラでライトフライに打ち取り、亀井もスライダーでファーストゴロに打ち取ってゲームセット。

試合の展開上、大きかったのは5回裏の併殺打での追加点の場面。
3点差で最終回を迎えることができるのは、単なる1点以上の重みがある。
これで岡田が、薮田に1日で追い付く11勝目となり、無失点リレーで繋いだリリーフ陣を含めて、自責点0という結果は素晴らしい。





【カープ情報】2017.08.12 広島対巨人 公式戦19回戦 今日は薮田の日、プロ入り初完封勝利は菅野に投げ勝って達成

2017年8月12日に行われた、広島対巨人の公式戦19回戦の試合結果

巨人 000 000 000|0
広島 010 000 00×|1

勝 薮田 11勝2敗
負 菅野 12勝5敗
S -

【本塁打】西川3号

今季4度目の菅野との対戦で、前回対戦した7/5の試合でもまったく同じスタメンで臨んできた。
その試合で6回0封されているように、左打者ならば打てるという投手でもないが、試合のプランとしては、試合を1点でもリードして終わる、というものに近いだろう。
そういう意味では、長打よりも走力優先という、どんなかたちであれ1点を取りに行く、今回こそは少し対応力も上がって欲しいというスタメンには思える。

まず薮田の立ち上がりは、先頭の陽に四球を与えるが、マギーをストレートで見逃し三振、坂本をカットボールで空振り三振。
阿部をインコースのストレートで詰まらせてセカンドゴロ。
ランナーに気を取られることなく、後続をしっかり打ち取れた。

そしてカープの初回の攻撃は、先頭の田中が粘りを見せ、フルカウントから7球目がボールとなり四球を選ぶ。
ここのところの対菅野と言えば、早打ち凡打、攻撃時間5分以下、10球以内で三者凡退など、良いイメージは全くなかったが、これはいつもとは違う攻撃が見られるかという期待は持てた。

ただ、菊池が初球の高めのストレートを、打ち上げてしまい送りバント失敗。
丸も初球の高めの抜けたスライダーを打ち上げ、ファーストフライで2アウト。
結果は良くないが、菅野のコントロールは定まっていない。

鈴木も2球目のアウトコース高めのストレートを捉え、ここはセンター前にクリーンヒット。
2アウト1、2塁となり、何とか先制点を奪いたいところで、松山が初球を打ってセカンドゴロ。
3つのアウトは、全て初球を打っていったが、甘いボール、コントロールミスのボールを捉えられなかったのは、ミスショットと言える。

2回の薮田の投球は、先頭の村田に真ん中のストレートを捉えられるが、高く弾み、センター前に抜けていきそうな打球に田中が追い付く。
先日から、高く弾んだ打球が相手に味方することが多かったが、今日はそういう流れは感じない。

2回裏の攻撃では、先頭の西川が、インコース高めのストレートを、バットを体に巻き付けるように振り抜く。
打った瞬間は詰まったかなという感じだったが、高い弾道のままライトスタンドに届き、先制本塁打となった。

安部は真ん中低めのストレートを逆方向に弾き返し、三遊間の真ん中を抜けていくレフト前ヒット。
ただ、安部に対しての投球と、會澤に対しての投球では、低めに決まり始め、そろそろ調子が上がってきそうな感覚はある。

會澤はアウトコース低めのスライダーで見逃し三振。
薮田は送りバントを狙う場面で、難しいアウトコースのスライダーだったにもかかわらず、1球で送りバントを決める。
2アウト2塁で田中が打席に向かい、1打席目同様、じっくり打てるボールを狙っていく。
じっくり見ていくと、時折甘いコースに来ることがあり、その1球がファールになったのは残念だった。
フルカウントから、小林をマウンドに呼んでまで確認した勝負球はストレート。
手の内を知っている田中と菅野の対戦だからこその頭脳戦で、田中はそのストレートに詰まってショートフライに倒れ、追加点ならず。

3回裏に入ると、菅野の投球でコントロールミスの割合が明らかに減り、低めの厳しいコースに、ストレートも変化球も決まりだした。
鈴木に対しては、若干甘めにスライダーが来たが、緩急が効いているために芯で捉えきることはできなかった。
こうなるとなかなか打ち崩すのは難しいし、菅野の投球が薮田へのプレッシャーにもなっていく。

4回表の薮田は、先頭の阿部にはストライクが入らず、ストレートの四球。
村田にもストレートが抜けて、肩口をかすめる死球でノーアウト1、2塁。
いったん間を取って、冷静になれたことでコントロールを取り戻し、長野がファーストゴロ進塁打。
亀井は低めのツーシームで浅いセンターフライで、三塁ランナータッチアップできず。
そして小林にも低めのストレートで勝負にいき、叩き付けた高いバウンドが投手の頭上を越えていく。
ただ今日は、そういう流れではない。
田中が二塁後方で追い付いて、ショートゴロに打ち取って無失点。

そしてこの4回の投球が、薮田にとっての最大のピンチとなった。

5回以降は、菅野はすっかり立ち直っており、ヒットが出る雰囲気がなくなってきた。
試合当初から思い描いていた展開に近く、5回からは薮田が何とか終盤まで1点のリードを守ってもらいたいという期待を込めて試合を見守ることになる。

5回、6回を三者凡退に抑え、これはひょっとするかもという予感は出てきた。

7回の薮田は、先頭の長野に対しストレートの四球を与え、踏ん張りどころを迎える。
続く亀井にはインコースを厳しく攻め、追い込むと、最後は高めには抜けたが、そこから落差十分のツーシームが決まって空振り三振。
小林を2球で追い込むが、一塁ランナーの長野を気にしている。
一塁牽制が逸れる場面があったが、その逸れた送球が一塁審判に当たって、長野が進塁できなかった。
すると直後のストレートを小林が捉えると、ショートへのゴロとなり、6-6-3のゲッツー。
一つのプレーが大きく明暗を分けた場面となった。

8回の薮田は、代打石川にインコースを狙ったツーシームが真ん中に入ったところを捉えられ、レフト前ヒット。
2イニング連続で先頭打者の出塁を許し、代走重信、打席には陽を迎え、当然足を警戒する場面。
ただ、低めのツーシームを叩き付けた打球が、ショート正面へのゴロ、6-4-3のゲッツーで足で揺さぶられることなく、それどころか一気に2つのアウトを奪って、ランナーなしとなった。
これで完全に完封を意識できたのか、薮田のストレートは150キロ超を連発、そしてマギーを見逃し三振に打ち取って、8回まで無失点で来た。

9回は巨人のクリーンアップとの対戦。
先頭の坂本を2球で追い込み、最後は高めに浮いたツーシームでセカンドフライ。
直前に150キロ超のストレートを投げ込んでいるから、ツーシームが活きている。

そして阿部には、インコース高めのツーシームを、逆方向へ打ち返され、レフト前ヒット。
これが阿部の1999安打目となった。
巨人としては、この阿部の1打を反撃のきっかけにしたかったところだと思うが、村田を初球のアウトコースのカットボールでセカンドゴロ併殺打に仕留め、ついに薮田のプロ入り初完封が達成された。

値千金の一撃を放った西川の打撃は見事。
併殺3つを奪った二遊間、マギーのヒットで左中間を抜かせなかった鈴木など、1点を守りきった堅い守備も見事。

それでも今日は菅野に投げ勝って、プロ入り初完封を成し遂げた薮田の日、と言いたい。
薮田の凄いところは、ヒーローインタビューで、まじめな事を言おうとしても、噛まないところかと思っていたが、今日はやってしまった。





【カープ情報】2017.08.11 広島対巨人 公式戦18回戦 福井リードした直後のイニングで大量失点、田口に完投負けを喫する

2017年8月11日に行われた、広島対巨人の公式戦18回戦の試合結果

巨人 000 063 000|9
広島 000 200 000|2

勝 田口 10勝2敗
負 福井 1勝3敗
S -

【本塁打】鈴木25号

巨人のユニフォームの到着が遅れるという、お盆の交通事情が絡んだ理由でが30分遅れて試合が始まる。
巨人先発の田口は、今季17試合の先発のうち、4失点以上所謂KOに近い投球だったのはわずか2度。
この試合では、巨人打線に4点取られれば、まず敗戦濃厚という状況に追い込まれる。

巨人に対して相性がいい福井ではあるが、一軍での登板は約3か月ぶりで、初回の入りに失敗すれば、それだけで試合の流れが巨人に傾く。
加えて、この3連戦は阿部の2000安打達成が目前に迫っており、1本ヒットが出るだけでムードも高まってしまう。
非常にやりにくい要素の多い試合となっている。

その注目の福井の立ち上がり、ストライク先行、巨人の早打ちで、10球足らずで三者凡退。
初回からこの投球が見られるだけでも満足できる。

2回の福井は、村田にヒット1本打たれたものの、今日はストレートが力強い。
ストレートの割合が多く、力で押す投球が出来ている。
調子が悪い時期は、スプリットを初球から高めに投げて、簡単に打ち返される姿を目にしてきたが、スプリットの使い方は本来、低めのストライクゾーンから落とすボール。
亀井を打ち取ったのは、まさに低めのスプリットだった。

3回もいいテンポで2アウトまでこぎ着けたが、2回り目となった陽には一転して変化球攻め。
最初は面食らったような空振りをしていた陽だったが、3球目はしっかり捉えてきて、レフト線への二塁打。
福井と會澤としては、長いイニングを投げる為に、変化球を混ぜていきたいという意図だったと思うが、その変化球は捉えられてしまったことで、やはりストレートで勝負しようと、すぐさまマギーに対してはストレート勝負、そしてライトフライに打ち取った。

4回には、2アウトから村田と長野にストレートを捉えられて連打を浴びる。
阿部にはインコースのストレートで見逃し三振を奪っており、少し投球に酔ってしまったかのように、急にコントロールが甘くなった。
2アウト1、2塁で亀井には3-0というカウントとなり、ストライクを取りに行くストレートは当然狙ってくる場面。
そしてど真ん中にストレートが行ってしまうところが福井らしい。
亀井に芯で捉えられた打球は右中間を襲うが、鈴木が走って追い付き、先制のピンチを防いだ。

そして田口に対するカープ打線は、初回からランナーを出すものの単発に終わっていた。

4回裏の攻撃で、先頭の菊池はインコースのスライダーを右方向へ打ち上げる。
フラフラと上がった打球だったが、セカンドとライトの間にポトリと落ち、菊池は二塁を陥れる。
丸は初球のストレートに詰まって三邪飛に倒れるが、鈴木は失投を捉えた。

小林はインコースに構えたが、田口のストレートは真ん中へ逆球。
打った瞬間に確信する、レフトスタンドへのツーランで2点を先制する。

5回表の福井の投球は、先頭の小林に四球を与えてしまうが、送りバント狙いの田口をストレートでバントを打ち上げさせてキャッチャーフライ。
そして前の打席では変化球攻めが通用しなかった陽には、ストレート勝負で一邪飛に打ち取る。
ただ、マギーにはインコースのボール気味のストレートを捉えられ、レフト前ヒットで2アウト1、2塁。
坂本に対し、アウトコース中心でいい攻めを見せているが、僅かにボール判定が続いている。
ここで根拠のないインコース攻めは必要なく、アウトコースにもう1球ストレートを決めにいく場面。
ただ、力みが出てしまい、低めに外れる四球で2アウト満塁となり、打席には阿部。

ここで阿部を抑えれば、確実にカープの流れとなるところではあったが、アウトコースのストレートを逆方向へ打ち返される。
レフト線への走者一掃の二塁打となり、逆転されてしまう。
ただ、これだけでは試合の流れを渡すほどの結果ではなく、冒頭の田口の今季の投球内容を考えると、4点目となる次の1点を防ぐことが大事。
しかし、村田の強い当たりのファーストゴロには、エルドレッドが反応できずにライト前に抜けていくタイムリーヒットとなり、防ぎたかった1点が入ってしまった。

さらに長野の打ち取った当たりの、緩い投ゴロが内野安打となり、福井の一塁悪送球の間に1、3塁とピンチが広がる。
亀井には、ストレートもスプリットもスライダーもカットされ、インコースもアウトコースもファールにされる。
後は投げていないのは高めの釣り球のストレートくらいではあったが、投げ切ることなく、亀井に左中間を破るタイムリー二塁打でさらにもう1点失う。
丸のダイビングがあったように、何とか失点を1点でも少なくしておきたいという気持ちは伝わってくるが、坂本への2-2からのアウトコースのスライダーのボール判定が、結局は尾を引いてしまった。

5点を失ったところで中田に交代することになったが、小林を敬遠して満塁とし、田口のとの勝負を選択するとライト前タイムリーヒットで6失点目。
二塁ランナーの亀井は、鈴木の好返球で本塁タッチアウトとなったものの、田口相手に4失点以上は敗戦濃厚。

5回裏の攻撃で、先頭の西川がストレートの四球を選ぶが、田口はしっかり切り替えて、會澤はショートゴロ併殺打。

6回表はヘーゲンズが登板し、代打の磯村がマスクを被る。
しかし、はっきりしたボールが多く、打者に対する投球が出来ない。
先頭の陽にセンター前ヒット、マギーの打席でワイルドピッチで2塁に進まれ、マギーのライト前ヒットで追加点。
さらに坂本の打席でボークがあり、またもや2塁に進まれ、坂本に四球でノーアウト1、2塁。
阿部の打席で磯村がパスボールをしてしまい、2、3塁となって、内野は前進守備を敷くが、阿部にも四球で、ノーアウト満塁。
村田にもあっさりとレフトへ犠牲フライを打ち上げられ1点、亀井には三塁線を破ろうかという打球を放たれるが、西川が好捕して1つだけアウトを取る間にもう1点。

30分近く守り続けた野手が、田口相手に7点差をひっくり返すのは流石に無理がある。
それでも攻める姿勢は崩さず、8回裏も鈴木の右中間への当りを長野の好捕に阻まれるなど、決して田口に楽な投球はさせなかった。
しかし、田口も最後まで集中力を切らすことなく、9回裏のマウンドに上がり、そして完投を許してしまった。

レギュラークラス以外の選手にミスが多く出た試合で、内容は良くないが単なる一敗。
球際のプレーを疎かにしている訳ではなく、投打がかみ合うタイミングは、そう遠くない。





【カープ情報】2017.08.10 広島対中日 公式戦18回戦 九里自分の投球を見失い、2試合連続KO、チームはサヨナラ負けを喫する

2017年8月10日に行われた、広島対中日の公式戦18回戦の試合結果

広島 230 000 000|5
中日 121 010 001|6

勝 田島 2勝5敗25S
負 今村 1勝3敗20S
S -

【本塁打】鈴木24号

約1週間ぶりに石原がスタメンマスク。
そして昨日の外野守備でやや隙を見せかけていたバティスタがスタメンを外れた。
また本日のスタメンのうち、西川だけが八木と初対決となり、相性云々を感じさせない打撃を期待したい。

カープの初回の攻撃は、先頭の田中がインコースのストレートに詰まって、勢いのないショートゴロ。
菊池はインコースへのカーブを打ち上げてショートフライ。
丸はボール先行の投球を見極め、四球で2アウトからランナーを出す。
鈴木の打席で丸が二盗を決めるが、鈴木はインコースのストレートでカウントを稼がれるものの、まだ八木のアウトコースへのスライダーはコントロールが定まらず、鈴木も四球で出塁。
アウトコースならば変化球はないと読んだのか、エルドレッドは初球のアウトコースのストレートをコンパクトにセンター返し。
これがセンター前タイムリーヒットとなって、2アウトから1点をもぎ取った。
新井はほぼアウトコースという投球を捉え、決めに来たアウトコースへのチェンジアップが高く浮いたところを逆方向へ。
ライト前タイムリーヒットで2点目を奪い、注目の西川の打席。
八木は低めへボールを集めるものの、まだスライダーの精度は今一つで、高めに浮いたスライダーはしっかり逆方向へ打ち返し、レフト前ヒットで2アウト満塁。
石原の打席で、ようやくインコースの厳しいところに2球連続でスライダーが決まり、追い込まれる。
最後は逆球にバットが空を切り、20分の攻撃で2点を奪って初回の攻撃を終えた。

ところが九里の投球は、はっきり言って失望レベル。
初回はまだストライクが入らない程度の荒れ具合で1失点となったが、せっかく2回表に鈴木のレフトスタンドにライナーで飛び込むスリーランで追加点を奪っても、簡単にリードを吐き出して行ってしまうのは、残念の一言。

残念なのは投球内容についてではなく、今季春先好調を維持していたのは、投球フォームの変更が嵌ったのも一因だった。
ジョンソンの投球フォームを参考にし、一時期先発ローテを守っていたにもかかわらず、畝投手コーチと相談の上とは言っても、その投球フォームを封印し、セットポジションでの投球に変更。
後ろ向きの理由の投球フォーム変更を、お試しの場面として先発のマウンドで出してもらっては困る。

4回2/3で5失点という結果は、三振ゲッツーや送りバント失敗など、中日側の拙攻に助けられた面も含めての数字。
厳しい言い方になってしまうが、本当に信念を持ってのセットポジションだったのかという思いが強い。

同点までは投げてもらおうという意図はあったと思う。
実際、5回途中で同点に追い付かれ、そのタイミングで中田に交代し、中田がピンチを切り抜ける。

カープが1点ずつ返されている間に、中日側はリリーフの祖父江、伊藤準が無失点で切り抜け、試合を立て直しにかかっている。
カープの攻撃は、2アウトからランナーが出れば、次の塁を狙う意識で打者を援護し、バッターはバッターで粘りを見せ、簡単に打ち取られる姿はなくなっている。

試合展開的には、リリーフ勝負の流れに落ち着いており、これは3連戦の初戦を思い出させる。
まず6回裏のマウンドに上がった一岡は、三者凡退で抑える。
特に京田の投ゴロは、先日投ゴロの処理を誤って手痛い失点を喫してしまったことがあり、3連戦の初戦同様、体を被せて捕球しに行っていた。

6回からは12回まであると仮定して、一岡、中崎、今村、ジャクソン、ヘーゲンズ、佐藤で6人のリリーフが、1イニングずつ投げ、誰か1人が2イニング投げられれば人数は足りる。
が、ヘーゲンズは昨日2イニング投げており、不測の事態を考えておくとするならば、今日はヘーゲンズ以外の誰かが2イニングというのが現実的。

たった1本の本塁打でも出てしまえば、大きな意味を持つ1点となり、そのまま逃げ切られてしまう雰囲気にもなっている。

7回裏は、普段とは順番を入れ替え、ジャクソンが登板。
先頭の大島に粘られ、インコースへのスライダーが大きく外れ、足元に当たる死球で出塁を許すと、今季ジャクソンからサヨナラ本塁打を放っているビシエドに対し、ジャクソンはストレートの四球。
ストレートが大きく外れるケースが多く、あとは仕方なく投げたスライダーが甘くならないことを祈る場面。
ノーアウト1、2塁で迎えたゲレーロには、最後にアウトコースにスライダーが決まり、空振り三振。
これで少し落ち着きを取り戻せた。
福田をショートゴロ併殺打に抑え、正直な感想を言えば、途中で石原から會澤に捕手が代わっていたことで、攻め方のパターンが若干違っていたことが、いい方向に作用したと思える。

ただ、カープの攻撃は中日リリーフ陣に対し、無失点リレーを許す。
9回表に菊池のプッシュバントでノーアウト1、2塁のチャンスを作るも、田島の前に丸、鈴木が連続三振。
そしてエルドレッドが浅いセンターフライに倒れ、同点のまま9回裏を迎える。

9回裏のマウンドには今村が上がるが、先頭の代打谷に二塁打を打たれ、京田に送りバントを決められ1アウト3塁。
緩い当たりの内野ゴロ、この3連戦で何度も見られた高いバウンドの内野ゴロ、どんな形であれ1点失えば試合が終わる。
もちろん、大島、ビシエドを敬遠して満塁策、そしてゲレーロ、福田との勝負を選ぶというのも考えられる。
しかし、大島との勝負の中で、サヨナラタイムリーヒットを打たれてゲームセット。

決してこれだけの乱戦になったのが、九里だけの責任とは思わない。
ただ、九里だけが悪いという雰囲気が出てしまっているなら、それの方が問題。
ナゴヤドームでの試合は、引き分けを挟んで5連敗となったが、決してこの三連戦で、どこかの1試合を絶対に勝ちに行くという姿は見えなかった。
良い意味では、1試合1試合切り替えて戦っているということで、ビジター、ホームと交互に続く日程を考慮し、無理はしていないと捉えることも出来る。
8月に入り、3勝4敗2分けと負けが1つ先行した、という意味は大きく感じるが、同じく月間で負けが先行した時期があるのが5月。
そのときと比べる意味はないかもしれないが、現在はチームとしての戦い方が特別悪いという訳でもない。

明日からの巨人戦で、田口、菅野は打てないかもしれないが、それでもチームとしての状態は悪くない。
松山に続き、安部も代打で復帰し、この三連戦は松山、安部の状態を悪化させないカードでもあり、出場は代打での1打席に限った。
まだまだ打てる手は残っている。





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