デタスポ.com

スポーツ関連のニュースからデータを分析するサイトです。主にプロ野球(特に広島カープ)に関しての話題を取り扱おうと思っています。
デタスポ.com TOP > 【カープ情報】試合結果
スポンサードリンク

【カープ情報】2017.06.15 広島対オリックス 交流戦3回戦 初回5得点で試合の流れを掴み、投打の噛み合った勝利で、岡田7勝目

2017年6月15日に行われた、広島対オリックスの交流戦3回戦の試合結果

オリックス 000 200 000|2
広   島 500 001 01×|7

勝 岡田 7勝2敗
負 ディクソン 5勝5敗
S -

【本塁打】安部1号、ロメロ10号、エルドレッド16号

現状のカープのウィークポイントとも言える5番打者に、久々に松山をその打順で起用してきた。
ここまでの交流戦14試合の、5番打者の成績は、54打数6安打、打率.111、本塁打1、打点4というもので、言い方は悪いが、よく鈴木と勝負してくれていたなと思ってしまう。
松山は、唯一の本塁打を放った打者でもあり、昨日のサヨナラ本塁打の影響で、鈴木がもっと厳しい攻めをされる可能性も考慮すると、結果がどう出るかはともかく、良いタイミングで5番起用してきたなと捉えることもできる。

その打順が機能するかどうかは、守備でのリズムも影響してくるところで、まずは先発岡田の立ち上がりに注目。
オリックスも大幅に打順を入れ替えており、先頭のマレーロをカットボールでサードゴロに打ち取って1アウト。
開幕戦以来のスタメン起用となった小島は、2-0からのストレート、ファーストストライクを捉えられ、センター前ヒット。
安達はインコースへのスライダーで打ち上げさせて、センターフライに打ち取り、昨日2本塁打のロメロを迎える。
1打席目できっちり抑えておけば、後々精神的に優位に立てるところで、インコースを攻めて追い込むと、最後もインコースで詰まらせてセカンドフライに打ち取って無失点。

そしてカープの初回の攻撃は、先頭の田中が四球を選び、菊池は強攻するもサードゴロ。
しかしモレルが弾いてオールセーフとなると、丸がインコース低めのストレートを逆方向へ打ち返し、左中間フェンス直撃のタイムリー二塁打で先制する。
もっとも、その後の鈴木、松山が共に低めの変化球で打ち取られたのは、ディクソンの立ち直りを感じさせる内容ではあった。
それだけに、エルドレッドがワンバウンドしそうなカーブを、逆方向へ打ち返し、ライト前タイムリーヒットとなったのは価値が高い。

そして、打順変更の効果かどうかは分からないが、安部がアウトコースを狙ったストレートが、逆球で内に入ってきたところを捉えて、右中間スタンドへ今季1号本塁打を放ち、5点目を奪い、良いスタートが切れた。

もっとも、ディクソンのボールが悪かった訳ではなく、やはりいきなりのエラーでリズムを崩した面があるのは否定できない。
2回の先頭の田中が二塁打を放って以降は立ち直り、5回表の攻撃で代打が出されるまで、カープ打線は芯を外され続けて、良い当たりも出なくなっていた。

一方の岡田は、突発的にスリーボールになるケースもあり、どうしても長いイニングを投げようという意識が顔を覗かせ、リズムに乗り切れない。
4回表には、先頭の安達に四球を与え、ロメロにはインコースを攻めたが、やや甘くなって左中間スタンドへツーランを打たれてしまう。
若干こすり気味の打球ではあったが、高めだったことでスタンドまで届いたようだった。

ただ、ズルズルと行かなかったのは、守備陣の貢献に依るところが大きい。
ディクソンのセンター前に抜けようかという打球に菊池が追い付いてセカンドゴロに打ち取り、若月のレフト前へのライナーに松山が飛び込んで捕球する。
松山の飛び込み方は、グラブを体と地面の間に巻き込みかけており、下手をすれば骨折の可能性もあるプレーに見えた。
上手く腕を抱えて、荷重を逃がせたので負傷もなく済んで何よりだった。

味方の好プレーで徐々にリズムを取り戻しつつあった岡田だったが、6回のピッチングでは2アウトからT-岡田には低めのストレートをセンター前ヒットとされ、武田には内から曲げるスライダーが真ん中に入り、レフト前ヒットで2アウト1、2塁。
ただ、若月をインコースのストレートでバットを折り、ショートゴロに打ち取ってピンチを脱する。

なかなか追加点を奪えなかったカープ打線だったが、6回裏の攻撃でようやく追加点。
先頭のエルドレッドが、インコース低めにシュート気味に落ちてくるフォークをすくい上げ、レフトスタンド上段へライナーで飛び込む本塁打を放つ。
安部はストレートに詰まったが、レフト前にポトリと落ちるヒットを放ち、會澤が送りバントを狙うと、投手正面へ強く転がって1-6-3のゲッツーとなってしまう。
岡田の打席でバティスタを代打で起用するが、一邪飛に倒れ、1点どまりの攻撃となったが、岡田は6回86球で球数的には余裕があった。
それでも早めの交代を選択したということは、昨日の同じ流れを避けたかったのだろう。

点差が4点に開いたことで、7回表のマウンドには中崎ではなく中田が上がる。
昨日延長戦に入ってからの無失点リレーを見せたリリーフ陣の一角だった中田を送ったということは、対オリックスの投球内容に手応えを感じたからに他ならない。

もっとも先頭の代打大城には、ど真ん中にスライダーが行ってしまったが、良い当たりのレフトライナーで1アウト。
マレーロにもフルカウントまで粘られてから、フォークで空振り三振を奪い、小島をファーストゴロに打ち取り3アウト。
これならば、前のイニングの送りバント失敗も打ち消して余りある、流れを手放さないピッチングと言って差し支えない。

8回表のマウンドには、ジャクソンではなく中崎を起用。
ジャクソンの疲れが溜まっているという事で、休養しながらの起用ということなのだろう。
その中崎は、スライダー、カットボール中心のピッチングで安達、ロメロ、モレルのクリーンアップ3人を三者凡退で打ち取り、良いリズムを保ったままマウンドを降りる。

8回裏の攻撃で、四球2つでランナーを溜め、會澤が初球の高目のカットボールを、軽く逆方向へ合わせたようなバッティングでライト前タイムリーヒットを放ち、ダメ押し点を奪ってから、最終回のマウンドに一岡を送る。
T-岡田には真ん中低めのストレートを捉えられライト前ヒット。
武田からはアウトコースのストレートで空振り三振を奪い、代打小谷野をフォークでサードフライ、そして代打中島からフォークで空振り三振を奪ってゲームセット。

先制、中押し、ダメ押しと良い形で攻撃し、守備も好守と堅守で盛り立て、投手は先制を許さず、リリーフ陣は無失点リレー。
走攻守全てに隙のない勝利と呼んで差し支えないかと思う。
あえて勝利以外の部分で気になる点と言えば、5番打者のノーヒットということだろうか。





【カープ情報】2017.06.14 広島対オリックス 交流戦2回戦 延長12回の熱戦を、鈴木のサヨナラ本塁打で制す

2017年6月14日に行われた、広島対オリックスの交流戦2回戦の試合結果

オリックス 010 000 230 000|6
広   島 010 014 000 001|7

勝 九里 5勝4敗
負 佐藤達 0勝1敗
S -

【本塁打】T-岡田15号、鈴木14号、15号、ロメロ8号、9号

交流戦に入り、39打数7安打、打率.179、主に5番を打って1打点の安部がスタメンを外れ、西川がサードでスタメン出場となった。
その西川は、21打数7安打、打率.333、打点2となっており、復調傾向にある新井に繋ぐ役割が担えれば、松山、會澤と続く下位打線まで切れ目がなくなる。

カープ先発の大瀬良は、先頭の駿太をストライク3球で打ち取り、西野も同じくストライク3球で打ち取る。
安達へも同じく2球連続ストライクで追い込み、ようやくここで1球アウトコースへ見せ球を使った。
実に8球連続ストライクという投球で、これは調子がいいのかという矢先に、安達への0-2からの4球連続ボールで四球を与える。
続くロメロはインコースのストレートで詰まらせてセカンドフライに打ち取り、まあ調子は悪くはないのだろうという立ち上がりだった。

オリックス先発の東明は、球速は140キロ前後ではあるが、コースに決まる投球をしており、スイスイと投げさせているうちは、テンポの良い投球に苦戦しそう。
先頭の田中がファーストゴロに倒れ、菊池はアウトコース中心の攻めで何とか粘っていくもののライトフライ。
丸は初球の変化球で詰まらされてセカンドゴロに打ち取られ、すんなりと三者凡退となった。

2回の大瀬良は、すんなり2アウトを奪い、T-岡田に対してはフルカウント。
初回の2アウトからの四球が頭にあったのは間違いなく、2イニング連続で2アウトから四球を出す訳にはいかない、という意識があったかのようなコントロールミスが出た。
アウトコース高目へのカットボールを逆方向へ打ち上げられ、左中間スタンドへの本塁打で先制を許す。

失投を引きずるかのように、続く若月への初球は大きく高めに外れるボールとなり、追い込んでからの低めのストレートを上手くライト前に運ばれたことで、冷静になる時間が作れなかった。
投手の東明に対しても、3-0というカウントとなり、そこからフルカウントまで戻したものの、最後は真ん中へのカットボール。
センター前にライナーで抜けていくかという打球を放たれたが、セカンド菊池がダイビングキャッチで救った。

本塁打による先制を許した後のピッチングで、不安定な姿を見せたことで、大瀬良が立ち直ることも求められる。

ただ、直後の2回裏、鈴木が高目のストレートを捉えて、やや上がり過ぎかとも思ったが、高い弾道のまま左中間スタンドへ飛び込む同点本塁打を放った。
さらには2アウトから松山、會澤、大瀬良の三連打で満塁のチャンスを作ったが、田中が引っ掛けてのファーストゴロで勝ち越しならず。

中盤の大瀬良は、完全に立ち直ったというピッチングではなかったが、低目を丁寧に突こうとする姿勢は変わらない。
ランナーを出しても、會澤の盗塁阻止、低めのスプリットで併殺打など、冷静さも取り戻せていることで、バタバタしなくなった。

攻撃面では、3回にノーアウト1、2塁のチャンスを活かせず、4回はノーアウト1塁で併殺打。
東明のコースを突くピッチングに要所を締められている。
ズルズルと抑え続けられないためには、ランナーを得点圏に送って、プレッシャーをかける中で攻撃を仕掛ける必要が出てきた。

5回裏には、先頭の田中がセンター前ヒットで出塁すると、菊池が送りバントを決め、形を作る。
丸は低めのボール気味のストレートを、手首を返さない打ち方で、左中間へ打球を飛ばし、タイムリー三塁打で1点勝ち越し。
その丸の打席では、ワイルドピッチで田中が二塁から三塁へ進む場面もあり、やはりランナーを出すことで東明の投球の変化を引き出している。

6回裏からはオリックスは小林に投手交代。
その小林から、新井、松山が連続四球を選び、會澤はライトフライを打ち上げ、新井はタッチアップで三塁へ進む。
1アウト1、3塁で大瀬良は送りバントの構えを見せる。
セーフティスクイズの可能性もあるが、三塁ランナーは新井ということで、オリックスバッテリーの方が疑心暗鬼になっている感がある。
大瀬良はバントを決め、新井は本塁を狙わず。

キャッチャーが処理して、一塁送球の間に新井が本塁を狙わないよう、素早い一塁送球を見せると、ワンバウンド送球となるタイムリーエラー。
再び1アウト1、3塁の場面となり、田中はセンター返しの打球を放つが、マウンドに当たって高く弾むセカンドゴロ。
この当たりが併殺崩れとなる間に、三塁ランナーの代走野間が生還し、6回裏の攻撃はノーヒットで2点を奪ったことになる。

2アウトで田中が1塁に残り、さらに得点を奪うにはどうするか、というところで当然思い付くのは盗塁。
その誰が見ても警戒されて当たり前の場面で盗塁を決め、菊池のセンター前タイムリーヒットで1点追加。
田中の走塁も、全くスピードを緩めることなく、本塁をヘッドスライディングで陥れ、さらに本塁送球の間に菊池も二塁に進む。
そして丸がライト前タイムリーヒットでもう1点追加。
良い形での得点の奪い方が出来た。

7回も続投の大瀬良だったが、先頭のロメロには真ん中高目のボール気味のストレートを捉えられた。
バックスクリーンに一直線に伸びていく本塁打で1点を返された。
球数は6回の時点で89球で、完投するには若干多い。
交流戦の最終登板ということで、次回先発までは中6日以上は間が空くこともあり、出来るだけ長いイニングを投げてもらいたい思いもあったが、次の失点があればそれも叶わない。

1アウトからモレルに、真ん中へのスライダーを捉えられ、左中間突破の二塁打でピンチを迎える。
T-岡田には真ん中低めのストレートでセンターフライに打ち取ったものの、マレーロにタイムリー二塁打を浴びてしまい、完投どころか、7回途中で大瀬良はマウンドを降りる。

2アウト2塁の場面で、中崎がマウンドに上がり、後続を断った。

そして、ここからは勝ちパターンの継投策を使っていくことになる。
もちろん大瀬良も、自身の降板がどういう意味を持っているのかは理解している。
少なくとも、6回2/3で3失点というのは合格点ではあるし、次回登板への反省、という試合で良いのではないだろうか。

8回表に登板のジャクソンは、スライダーのキレはいつも通りに思えるが、ストレートはどうも置きに行っているかのように140キロ中盤が多い。
この球速であれば、捉えられても仕方がないように思える。
1アウト後、伊藤のライトライナーは、照明に入ったことで鈴木が捕球できずにヒットとなると、安達にはアウトコース高目のストレートをライト線に運ばれ、1アウト2、3塁。
ロメロを迎えるところで野手がマウンドに集まり、予想できる内容は、2人のランナーを返しても、1つずつアウトを取っていこうというもの。
しかし、そのロメロにはインコースのスライダーを捉えられ、ラインドライブの打球がレフトスタンドに飛び込む、同点スリーランとなった。

ジャクソンは、ロメロ以降の打者には150キロの球速を取り戻し、後続は打ち取った。

9回表に登板の今村は、T-岡田に対し、フォークが落ちずに左中間フェンス直撃の二塁打で、いきなりノーアウト2塁のピンチを背負う。
しかし、マレーロには良い高さにフォークが落ちて空振り三振を奪う。
代打武田には、追い込んでからのフォークが高めに浮き、やはりセンターへ打ち返されたが、菊池が二塁ベース後方で追い付いてセカンドゴロにするファインプレー。
2アウト3塁となり、ワイルドピッチも気になるところで、駿太にもフォークを決め切って、セカンドゴロでピンチを脱した。

カープの攻撃は、7回から9回まで、3イニング連続で三者凡退に打ち取られ、延長戦に突入。

カープは中田、一岡、九里がそれぞれ1イニングを無失点で抑え、オリックスは回跨ぎの黒木と平野に抑えられ、同点のまま12回裏の攻撃を迎えることになる。

12回裏のマウンドには佐藤達が上がり、先頭打者は鈴木。
2-0から、高目のストレートをファールにし、イメージをつかむと、次のアウトコース高目のストレートを踏み込んで完璧に捉え、左中間スタンドへのサヨナラ本塁打を放った。

サヨナラ勝ちはもちろん嬉しいが、それと同時に、6回を終え、点差が5点に広がったが、やはり最後まで集中を切らしてはいけないことを再確認する試合となった。





【カープ情報】2017.06.13 広島対オリックス 交流戦1回戦 薮田交流戦3連勝、金子との投手戦を制す

2017年6月13日に行われた、広島対オリックスの交流戦1回戦の試合結果

オリックス 000 000 000|0
広   島 000 000 01×|1

勝 薮田 6勝1敗
負 金子 6勝4敗
S 今村 1勝1敗12S

【本塁打】

オリックスの先発が金子ということで、バティスタをスタメンから外し、松山を起用。
そして当たりの止まっている感じのあるエルドレッドもスタメンを外れ、新井がスタメン復帰となった。
打線が機能するかどうかはもちろん気になるところではあるが、金子相手に先制される流れは避けたい。

重要な薮田の立ち上がりは、先頭の西野にレフト後方への大飛球を飛ばされる。
この当りを、レフト松山がジャンピングキャッチ、そしてフェンスに激突しながらもボールは離さないファインプレーを見せる。
これで乗らないわけにはいかない。
続く安達をアウトコースのカットボールで投ゴロに打ち取り2アウト。
中島はインコース低めのストレートを、無理に引っ張らずに打ち返され、センター前ヒットで出塁。
しかし、ロメロをアウトコースのカットボールで投ゴロに打ち取り、無失点で立ち上がった。

そしてカープの初回の攻撃は、田中がストレート3球でファーストゴロに打ち取られた。
菊池に対してもストレートが続き、最後は僅かに沈むカットボールで、投ゴロに打ち取られる。
丸に対してもストレートが多く、捉えきれずにファールが続き、最後はチェンジアップでタイミングを外されセカンドゴロ。
ボールは高めに来ることもあり、一振りで仕留められるか、というところが攻略の糸口になるだろうか。

薮田に関しては、今日は相当調子が良い。
抜け球もないし、ストライク先行の投球が出来ている。
ストレート、カットボール、ツーシーム、フォーク全てのボールで勝負できるくらいの精度がある。

その薮田が乱れかかったのが6回表のピッチング。

直前の5回裏の攻撃において、新井と松山の逆方向への連打で作ったチャンスで、薮田が送りバントを決めさせてもらえなかった。
金子の投球術と勝負どころと捉えての投球で、送りバント失敗となってしまったことで、気にはしていないつもりでも、金子の投球が脳裏に残ったのではないだろうか。

先頭打者の出塁後、薮田も安達の送りバントを失敗させ、乗って行きたいところでの、次打者中島への四球。
少しほっとしてしまった部分もあったのかもしれない。
ただ、気持ちを入れなおしての、ロメロをフォークで空振り三振、小谷野をアウトコースのストレートでセカンドライナーに打ち取り、無失点を継続する。

7回裏の攻撃では、2アウトから松山が四球を選び、代走野間を起用。
ここのところ、カープの攻撃のオプションとして機能している作戦で、初球から野間は盗塁を決める。
しかし、スライディングの勢いが付きすぎて、オーバーラン、ベースから離れてしまったところをタッチされてアウトとなる。
盗塁と走塁死が同時に記録されてもいいくらいの、悔やみきれない走塁死となってしまった。

8回表は金子からの打順だったが、金子がそのまま打席に向かう。
薮田が危なげなく三者凡退に打ち取り、その金子の8回裏の続投がどう出るか、というところに焦点が集まる。

その8回裏の攻撃では、先頭の會澤の打球は、セカンド、ライト、センターの真ん中へフラフラと上がる。
セカンド西野が追い付いたものの、ボールを落球。
エラーにより、先頭打者が出塁する流れをものにしていきたいところで、薮田に代打石原を起用し、送りバントを狙う。
しかし2度送りバントを失敗し、石原も追い込まれた状況を迎えるが、スリーバント成功で、1アウト2塁のチャンスを作る。

田中に対する金子の投球は、初球から逆球、そしてボールが高く浮く。
3球目の高目のチェンジアップをしっかり捉え、ライト線ギリギリに入るタイムリー二塁打で、ついに1点先制する。
菊池は投ゴロに倒れたが、丸はアウトコースへのシュートが高めに来たところを逆方向へ。
レフト前ヒットで2アウト1、3塁となり、金子に合っていない鈴木が打席に向かうが、やはりアウトコースへのカットボールでタイミングを外され、センターフライで1点どまり。

ただ、8回裏にリードを奪えたことで、9回表は今村に直結リレーが出来る。
守備に就く石原も、送りバントを決めて、何も引きずることなく守備に専念できる。
その今村は、先頭の中島をストレートで空振り三振。
ロメロには、フルカウントからストレートが抜けて四球を与える。
続く小谷野は、低めのストレートでセカンドフライに打ち取り2アウト1塁。
T-岡田には、初球のフォークをすくい上げられ、ライト前ヒットで2アウト1、3塁とピンチが広がる。
代打マレーロが起用され、裏をかいてストレート2球で追い込むと、最後の最後にフォークで空振り三振を奪って、見事完封リレー達成。

薮田は交流戦負けなしの3連勝、それも6連戦の初戦を全て勝つという大仕事をやってのけた。
すごい試合を見せてもらった。
それにしても、やはり金子はエースと呼ばれる投手だけはある。





【カープ情報】2017.06.11 広島対楽天 交流戦3回戦 シーソーゲームを落として楽天戦負け越し

2017年6月11日に行われた、広島対楽天の交流戦3回戦の試合結果

広島 010 010 010|3
楽天 100 010 11×|4

勝 ハーマン 1勝0敗1S
負 ジャクソン 0勝2敗1S
S 松井裕 2勝1敗20S

【本塁打】鈴木13号

昨日の美馬は情報が少ない投手だったが、岸とは対戦が多い。
カープ打線は、初回からファーストストライクをどんどん振っていく。
三者凡退に倒れたものの、田中と丸は強い当たりのファーストゴロで、しっかりと捉えているようには見えた。

そして中村祐の立ち上がりは、先頭の茂木がライト前ヒットで出塁すると、ペゲーロの強い当たりのファーストゴロをエルドレッドが好捕。
一塁ベースに触れて、二塁に転送するがワンバウンド送球となり、ランナーと重なったこともあり田中が捕球できず。
レフト方向にボールが転がるうちに、茂木が三塁へ進むと、岡島のセンターへの犠牲フライで先制を許す。

エラーが失点に繋がったことにはなるが、良いプレーでもあった。
流れを完全に渡さないためには、早めに同点に追い付く必要がある。

すると、2回表の先頭、鈴木が真ん中低めのストレートを捉えると、ライナーのままレフトスタンドに飛び込む本塁打で同点に追い付いた。
エラー絡みの失点を、一振りで同点に追い付くという流れは、まずは互角と言える。
後は、守備を締めていければ、落ち着いて試合が進められる。

しかし、2回裏の投球では、1アウトから島内に四球を与えると、アマダーの打席で一塁牽制悪送球。
このまま悪い流れに飲み込まれないためには、少なくとも後続を断って、無失点で抑える必要がある。
逆にアマダーは、勝負してこないだろうという思い込みが働いてしまったのか、見逃し三振で2アウト、藤田をセカンドゴロに打ち取り、何とか無失点で切り抜けた。

3回表の攻撃では、先頭の會澤が四球を選び、打順が二回り目の田中に戻る。
インコースへのカットボールを捉えた打球はファーストライナーで、ライナーゲッツー。
初回に続き、またもや銀次の好守に阻まれた。
ここで簡単に攻撃が終わってしまうと、どんどん楽天に良い流れが行ってしまうところだったが、菊池が2球で追い込まれてからセンター前ヒットを放つ。
得点には結び付かなかったが、岸に楽に投げさせないことが、相手にプレッシャーを掛けることにも繋がる。

3回裏の中村祐のピッチングは、ファーストストライクを狙い打たれ、良い当たり3本が飛ぶが、全てアウトになるという省エネ投球。 わずか5球で投げ終えた。

5回表の攻撃では、先頭のバティスタが四球を選び、西川が送りバントを決める。
會澤は2球で追い込まれるが、インコースのストレートを詰まりながらショート頭上へ弾き返す。
打球を見てからスタートを切った、2塁ランナーのバティスタだったが、スタートが遅れたもののそこからの加速が素晴らしく、滑り込まずに本塁生還、1点を勝ち越した。

勝ち越し直後のイニングでは、中村祐のボールが途端に浮き始める。
先頭の島内に対して、ボールが抜けての四球を与えると、アマダーにも高目のボールが続くが、ミスショットもあってファールでカウントを整え、最後はインコースのストレートで空振り三振。
これで落ち着きを取り戻し、低目への制球が戻ってきたが、こういうときはその低目を捉えられるもの。
藤田にはアウトコース低めのストレートを合わされ、レフト前に落ちるヒットで、1アウト1、2塁とピンチを迎える。
嶋にはアウトコース低めのスライダーで追い込むが、決めにいったインコースのストレートが逆球でアウトコースへ。
これを逆方向へ弾き返され、ライト前ヒットで1アウト満塁。

茂木にはインコースへのカットボールで、強い当たりのファーストゴロ、本塁封殺のみ。
ペゲーロにはインコースを攻めたが、際どいコースには投げきれずカウントを悪くすると、最後はインコースへのスライダーを見逃されて押し出し四球で同点に追い付かれる。
さらに満塁のピンチは続いており、岡島にもボール先行となってしまうが、カットボールでセカンドゴロに打ち取り、何とか同点で留めた。

6回表の攻撃では、丸が真ん中高めのストレートに差し込まれてライトフライ、鈴木もアウトコースのストレートを打っていったが、バットの先でライトフライ。
エルドレッドはアウトコースのストレートで見逃し三振に倒れ、クリーンアップで三者凡退に打ち取られる。

6回裏は、同じくクリーンアップとの対戦となり、ここで踏ん張れるかどうかで試合の流れが変わる。
その中村祐の投球は、ウィーラーを高目のカットボールで一邪飛、銀次をアウトコースのストレートでファーストゴロ。
2アウトまでは良い形で奪ったものの、島内には追い込んでから四球を出してしまい、中田に交代。
5回から投球リズムが変わったこと、抜け球が多くなってきたことで、早めの交代となった。

中田は、アマダーに対しアウトコース低めのスライダーを選択、引っ張られてショートへの強い打球となったが、田中が体で止めて一塁送球し3アウト。

やや楽天側の攻撃リズムが良く、カープの方は停滞気味。
勝ち越せないままで試合が続くと、あまり良くない流れが見える。

7回表の攻撃では、先頭の松山が粘った末にセンター前ヒットを放つと、代走野間を起用。
楽天バッテリーも野間の盗塁を警戒しているが、もちろんバティスタへの注意を逸らす狙いもある。
カウントは3-1と狙い通りには進められたが、バティスタはインコースのストレートで詰まらされてセカンドフライ。

続く西川の打席では、盗塁、エンドランと作戦の幅は広がる。
しかし、野間の二盗は嶋に刺され、ノーアウトのランナー、それも代走の切り札野間を送ってまで得点を奪いに行く攻撃を防がれてしまった。
ただ、西川が低めの難しいボールを打ち返し、ショート頭上を越えるセンター前ヒットで出塁すると、野間ほど警戒していなかった隙を突いて、西川が盗塁を決める。
ようやく得点圏にランナーを進めることが出来たが、會澤がアウトコースのストレートで空振り三振となり、無得点となってしまう。

7回裏のマウンドには中崎が上がり、何とか無失点で切り抜けようとしていく。
ただ、先頭の藤田を0-2と追い込みながらも、低めのストレートを弾き返されセンター前ヒットで出塁を許す。
カープはノーアウトのランナーを進めることが出来なかったが、楽天は送りバントを成功させる。
茂木の叩き付けた当たりが内野安打となり、1アウト1、3塁となる。
これが流れというもの。

マウンドに集まっているということは、ペゲーロで内野ゴロゲッツーを狙うか、本塁突入阻止のために前進守備を敷くか、あるいは厳しいコースを突いて最悪満塁策を採るか、という打ち合わせのため。
そしてやや前進気味の守備を敷いて、本塁の突入を防ごうとしたものの、ストレートでのファールのスピードを見ると、変化球でタイミングを外して打ち取る攻め方に切り替え、その変化球攻めは外れて四球となり満塁。
1アウト満塁で、岡島にはきっちり低めのストレートを投げ込んだが、上手く逆方向へ打ち返され、レフトへの犠牲フライで1点勝ち越された。
なおも続くピンチは、ウィーラーをセンターフライに打ち取って、1点のビハインドに留めた。

1点を奪いに行く攻撃が上手くいかずに無得点になったカープと、1点を奪いに行ってきっちり1点を奪った楽天。
流れはもちろん楽天に傾いているが、大量得点も狙えるチャンスで1点どまりだったところに野球の面白さがある。

8回表の攻撃では、代わったハーマンから、先頭の田中が四球を選ぶ。
菊池が送りバントを決め、1アウト2塁の同点のチャンスを作る。
そして丸がライト前タイムリーヒットを放ち、同点に追い付く。
本塁への送球の間と、悪送球の間に丸は三塁へ進み、1アウト3塁の場面。

しかし、ここで先程のそっくりお返しをしてしまう。
同点に追い付き、なお勝ち越しのチャンスで、鈴木、エルドレッドが倒れ同点止まり、ということは再び楽天にチャンスが巡ってしまう。

8回裏から登板のジャクソンが、先頭の銀次を詰まらせたものの、三遊間への深い当たりが内野安打となると、島内に送りバントを決められる。
アマダーに対しては、あまり勝負にいけていない感じの四球を与え、藤田には高めに浮いたスライダーを捉えられ、ライトへの勝ち越しタイムリーを打たれてしまった。
バッターランナーは狭殺プレーでアウトにしたものの、後は守護神投入を残すのみという場面では、1点の重みがまるで違う。

9回表は、松井裕に対し、先頭の代打新井が四球を選び、代走天谷を送り、打席にはバティスタ。
ただ、先程の打席でも代走野間を送って、バティスタにはフリーに打たせている。
仕掛けがない可能性が高いことを見透かされ、空振り三振でランナーは進めず。
そして代打小窪がショートゴロ併殺打で試合が終わった。

今日に関しては、細かな作戦が取り難い打線の並びだったこともあり、個々のバッティングに頼る結果、上手く機能しなかったと言うことになる。

あえて言うならば、エラーが失点に繋がったのがカープで、エラーが失点に結び付かなかったのが楽天。
試合途中ではそこまで致命傷には感じなかったが、振り返ってみるとその違いはやはり大きい。
とは言え、この三連戦は、負け越して言うのもなんだが互角の勝負をしていた。
短期決戦で、どうしても勝たないといけないという状況であれば、また結果も違うと思う。
今回は、試合運びの差で敗れたと受け取っても良いのではないだろうか。

中崎、ジャクソンは先頭打者のヒットそして送りバントの後、四球でランナーをため、そして勝ち越し打を打たれており、やはり先頭打者をきっちり取らないと、というのは次回の反省点と捉えてもらえればと思う。





【カープ情報】2017.06.10 広島対楽天 交流戦2回戦 1点を争う投手戦となった試合で、野村2失点の好投も惜敗

2017年6月10日に行われた、広島対楽天の交流戦2回戦の試合結果

広島 000 100 000|1
楽天 000 010 01×|2

勝 美馬 7勝1敗
負 野村 3勝2敗
S 松井裕 2勝1敗19S

【本塁打】アマダー7号

試合開始が40分遅れ、先発投手にどう影響が出るかというところで、まず楽天先発の美馬は、田中、菊池、丸のインコース、アウトコースへきっちりと投げ分け、コントロールはもちろん、スピードも十分出ている。
初回は三者凡退に打ち取られたが、簡単には打ち取られている訳でもなく、同じ様な攻撃を続けていくことが必要となりそう。

そして野村の立ち上がりは、茂木をインコースへのカットボールでライトフライに打ち取る。
ペゲーロにも同じ様にカットボールでカウントを稼ぎ、最後は縦のカーブで空振り三振。
岡島にも同じくカーブでタイミングを外して投ゴロに打ち取り、こちらも三者凡退。

2回の攻撃では、美馬の投球には変化が見られず三者凡退に打ち取られるが、どちらかと言えば低めは少なく、高目が多い印象。
引っ張りのスイングの打者が多いということは、球威はあるが、やや甘めに来ていると受け取っているのかもしれない。

3回表の攻撃では、1アウトから西川がインコース高目のストレートを、腕をたたんで打ち返し、センター前ヒットで出塁。
石原はセーフティ気味の送りバントを狙うがファールとなり、強攻するとインコースのツーシームを引っ掛けてサードゴロ併殺打。
よし、引っ張りでの凡打はここまでだ。

3回裏は安部が一塁線を破ろうかという打球に飛びついて、ベースカバーの野村へのトスのタイミングもどんぴしゃ。
良いプレーが出たが、続く嶋にはフルカウントから四球を与えてしまう。
茂木には1打席目と同じようにインコースを攻めたが、今度はやや高めだったことで捉えられ、右中間への二塁打を放たれる。
ただ、フェンスに到達しようかという打球に丸がスライディングで追い付いたことで、一塁ランナーの本塁生還は阻止。
1アウト2、3塁となって、ペゲーロは初球のアウトコース低めのツーシームを打ち上げる。
センター前にフラフラと上がった打球に、今度も丸がスライディングキャッチを見せ、ファインプレーで失点を防ぐ。

このイニングだけで3つのファインプレーが出ており、試合の展開上、野村には踏ん張ってもらいたい場面。
最後は岡島の左中間へのフライに丸が追い付いて、粘りきって無失点。

4回表に入ると、一旦止んでいた雨が再び降り始める。
先頭の田中が、アウトコース高目のツーシームを逆方向へ弾き返し、レフト前ヒットで出塁すると、菊池が、通算200犠打となる送りバントを決めた。
丸は外から曲がってくるスライダーで空振り三振に倒れるが、鈴木はアウトコースのボール気味のスライダーを捉えると、左中間フェンス最上段に当たるタイムリー三塁打で先制する。

野村のピッチングは、先制直後の4回裏は三者凡退に抑え、リズムに乗ってくるかと思いきや、5回裏の先頭アマダーに、初球のほとんど変化しなかったスライダーを完璧に捉えられた。
野村も打たれた瞬間に顔をしかめたように、失投を捉えられての同点本塁打で試合は振り出しに戻る。

点数は振り出しに戻っても、試合の流れは少なくともカープには傾いていない。
というのも美馬から得点を奪った4回の攻撃以降、芯に当たる打球が非常に少なく、得点の雰囲気が出てこない。
コントロールミスが少なく、7回に入っても球速は初回と変わらない。
次の1点が勝負を決めるという展開になってきた。

6回裏、2アウトからウィーラーに二塁打を打たれ、続く銀次に粘られ、インコースのカットボールを捉えられ、良い当たりのライトライナーで無失点には切り抜けたが、野村の球数が100球を越えている。
カープが、すんなり勝ちパターンの継投策に入るためには、野村が7回裏を無失点で抑え、8回表に勝ち越すしかない。

野村は7回裏を三者凡退で切り抜け、まずは一つ目の条件をクリア。
そして8回表の攻撃は、先頭のバティスタが、アウトコース低めのストレートで見逃し三振。
松山が四球を選んで、代走野間を起用すると、西川の打席で、警戒される中で二盗を決める。
二塁ランナーが野間ということは、外野手は前進守備を敷くことになる。
西川は状況をしっかり把握し、強い打球をセンター後方へ飛ばす。
スライス気味に切れていく、後方への打球に対し、センター島内が背走して掴み取るファインプレー。
野間はタッチアップで三塁に進み、代打新井を送る勝負手を打つ。
しかし、フルカウントからの内から曲がってくるカットボールを見逃し三振。
残念ながら勝ち越しならずということで、試合の流れが楽天に傾くことになる。

8回裏のマウンドには、そのまま野村が上がり、茂木にはインコースのカットボールを捉えられ、ライト前ヒットで出塁を許すと、ペゲーロには、アウトコースのボールになるシュートを投げ込む。
バットに当たってもファールになるというコースへ投げ込んだつもりだったと思うが、やはり球数の影響か、ボール気味ではあったがシュートのキレがなく、切れることなく、レフト線への二塁打となり茂木は一塁から一気に生還し、勝ち越されてしまう。
バティスタのレフト守備も何ら問題なく、野村の投球も狙いははっきりしていた。

それでも勝ち越されてしまったのは、美馬の投球が呼び込んだ流れと言えるだろう。

9回表の攻撃は、楽天の守護神松井裕との対戦となる。
先頭の田中がフルカウントから四球を選び、まずは同点を狙うのであれば、4回の先制時と同じ形、菊池の送りバントも考えられるところ。
それまで3打数3三振の丸と、右打者の菊池の右打ちなどの兼ね合いで決めた作戦だったのだろう。
丸の打席で田中は初球から二盗を決め、一打同点の形を作る。
しかし、ストレートかスライダーの二択だったのだろうか、アウトコースへのチェンジアップで見逃し三振。
鈴木は3-1からのインコース低めのストレートで詰まって、浅いセンターフライでゲームセット。

両チームノーエラーで、好守も多く見られた。
投手戦となり、展開のアヤで競り負けた試合であり、後に引きずることのない、負けはしたが良い試合だった。
4打数4三振の丸も、明日はしっかり切り替えてくれるだろう。





Google検索
【デタスポ内記事検索】


広島カープネットラジオ中継
RCCラジオのネット中継radiko

カープの公式戦はネットラジオで中継

テレビ中継がない日はネットラジオ!
カテゴリ
カープニュース
スポンサードリンク

プロフィール

デタスポ

Author:デタスポ
FC2ブログへようこそ!

アクセスカウンター