2017年4月15日に行われた、広島対阪神の公式戦5回戦の試合結果
広島 402 100 000|7
阪神 000 010 000|1
勝 岡田 2勝0敗
負 青柳 0勝1敗
S -
【本塁打】なし
昨日はエルドレッドが休養日で、今日は新井が休養日。
ただ、スタメンの並びは代えてきており、4番鈴木、5番に安部を入れてきた。
エルドレッドの6番が機能しており、そこを変えたくないという意図のスタメンに思える。
昨日は阪神の堅い守備に攻撃を阻まれていたカープ打線だったが、今日は初回から阪神の守備の乱れに付け込んで4点を奪った。
特に大きかったのは、エラーと押し出し死球のあとに、天谷がスライダーを捉えてセンター前タイムリーヒット。
昨日あと一本が出なかった、阪神守備陣に防がれていただけに、あと一本が出た、という意味がある。
対する岡田の立ち上がりは、先頭の高山に3-0というカウントとなるが、そこから立て直してセカンドゴロ。
これで上手く試合に入っていけた感じになり、上本、糸井を連続三振に打ち取って三者凡退。
球速は150キロ出ているが、得意としているカットボールはやや抜け気味。
それだけに、すんなり立ち上がったのは、岡田にとって良いスタートとなった。
3回の攻撃では、先頭の安部が一塁線を破る二塁打で出塁するが、エルドレッド、天谷は低めの変化球で2者連続三振。
2アウト2塁で石原は敬遠となり、岡田が打席に向かう。
当てただけの投ゴロに打ち取られたものの、青柳は一塁のはるか頭上へ大暴投し、タイムリーエラーで1点追加。
さらに田中がセンター前にタイムリーヒットを放ってもう1点。
菊池のライト線への打球は、福留のダイビングキャッチに阻まれたものの、相手のエラーで追加点を取る展開は、試合の流れを大きく引き寄せることになる。
岡田はスイスイと投げ続けていたが、5回にはあまりに調子が良く、簡単にストライクを取りにいったところを捉えられた。
もっとも、リードしている展開で、慎重になってボール先行、ランナーを溜めてしまうピッチングではないので、ある程度納得ずくの1失点かと思う。
テンポ良く投げることで、安部、堂林の良い守備も見られ、中盤までは走攻守で隙のない野球が出来ている。
岡田は8回を投げて105球。
前回登板では、8回で150球近く放っており、完投は次回に持ち越し、という状況だったが、その通り次回で完投を目指せるピッチングをして見せた。
9回裏のマウンドでも、それまでの投球と変化はなく、三者凡退で見事プロ入り初完投勝利。
今季のベストピッチと呼んで差し支えないと思う。
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