2016年3月8日に行われた、広島対オリックスのオープン戦の試合結果
広 島 201 000 020|5
オリックス 001 300 001|5
勝 -
負 -
S -
【本塁打】なし
カープ先発の野村は、変化球の切れ、コントロールとも文句なしの立ち上がりを見せる。
一回り目は、全く危なげなくオリックス打線を抑えていくが、3回に失投を捉えられ、単打と長打の2連打で1点を失ってしまう。
ただ、この失点については0-2と追い込んでから、盗塁を仕掛けているのにストライクゾーンへ投げ続け、バレバレのエンドランにも拘らずバットの届く範囲に逆球が行ってしまったという面もあり、捕手との呼吸が合っていたのかという疑問のある投球だった。
と言いつつも、先発として長いイニングを投げる役割から考えれば、あまり深く考えなくてもいい失点ではある。
ところが、4回の投球では3番から6番までの4連打で、一挙3失点になってしまった。
野村の打たれるときの特徴でもある、リズムの悪いピッチングが出てしまい、きわどいコースを狙ったボールが外れ、カウントを悪くしてからの甘い球を打たれるという失点の仕方ではなく、比較的早いカウントで弾き返されている。
逆転タイムリーとなったブランコとの勝負は、0-2と追い込みながら、3球連続ストレートを選択し、エンドランを仕掛けられて左中間を破られた。
これは攻め方を誤ったという見方も出てくる。
野村の投球は、5回3失点で合格点としなくてはならず、今日の投球内容、結果であれば可もなく不可もなく、というところだろう。
一方で、野村の先発時には打線の援護が必要となるのは、今季も継続していかないといけない試合プラン。
その面では、今日の攻撃面は評価できる。
田中、菊池、丸の1~3番という打順を組んできたが、田中が出塁した3度の機会を、全て得点に繋げている。
丸が3番として復活すれば、得点力が上がるという証明のような試合だったように思う。
また、野村以降のオスカル、今村、中崎、中田はそれぞれに納得のいく投球を見せてくれた。
最終回の中田にとって、同点に追い付かれた結果こそ残るが、内容的には評価の下がるものではない。
同点に追い付かれるタイムリーエラーをしてしまった西川は、ここまであまり大きな守備のミスをしてこなかった。
それだけに、ペナント開幕を迎えるまでに悪い材料が一つ出たことは、本人にとって気を引き締めなおすきっかけのプレーとして捉えれば問題はないと思う。
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