デタスポ.com

スポーツ関連のニュースからデータを分析するサイトです。主にプロ野球(特に広島カープ)に関しての話題を取り扱おうと思っています。
デタスポ.com TOP > 2017年09月
スポンサードリンク
-別アーカイブ  [ 2017-09- ] 

<< 前- |  2017-09-  | 翌- >>

【カープ情報】2017.09.30 広島対DeNA 公式戦24回戦 新戦力躍動で球団最高勝率確定、ジョンソンもCSでの先発入りに大きく前進

2017年9月30日に行われた、広島対DeNAの公式戦24回戦の試合結果

広 島 010 000 000 4|5
DeNA 000 010 000 0|1

勝 今村 3勝5敗23S
負 田中健 1勝3敗
S -

【本塁打】宮崎14号

タイトル争いに考慮し、今季初めて1番と3番、丸と田中の打順を入れ替えてきた。
昨年も最終戦で鈴木を1番で起用したこともあったが、思った通りに数字は残せなかった。
普段と違う打順と言うのが上手く作用するかどうかはともかく、違ったことをしておくというのも大事なことではある。

早速先頭打者として丸が打席に入るが、2球で追い込まれ、粘ったもののスライダーを引っ掛けてセカンドゴロに打ち取られた。

また、ジョンソンと今永の投げ合いは、9月14日、マジック2で迎えた試合に続き、今季2度目。
前回のジョンソンは、球速もそこそこ出ていたし、右打者のインコースへのスライダーも、アウトコースへのチェンジアップもそこそこ決まっていた。
1球1球を見てみると、決して状態が悪い訳ではなく、今季初めて會澤とのバッテリーで、不足している部分が補えれば、ということになる。
そのジョンソンの立ち上がりは、球速は140キロ中盤が多いものの、カーブとスライダーのコントロールは悪くない。
會澤との呼吸も違和感がなく、右打者へのインコースを攻め、アウトコースのチェンジアップで打ち取るという、攻め方のパターンは共有されている。
2アウトからロペスには四球を与えてしまうが、筒香はインコースのストレートで完全に詰まらせてレフトフライに打ち取って無失点。

そして2回の攻撃では、先頭の松山が二塁打で出塁すると、1アウト後メヒアが初球のアウトコースへのチェンジアップを前で捌くバッティングで、センター前に運ぶタイムリーヒット。
現状、バットが遠回り傾向にあるメヒアにとって、アウトコースの方が捉えやすくなっている。

3回の攻撃では、丸がカーブを捉えていったものの、今永の好捕に阻まれるピッチャーライナー。

4回には、先頭のバティスタが粘って四球を選ぶものの、メヒアは今度はインコース攻めに合い、なかなかボールが前に飛ばない。
最後も高めの釣り球に手が出て空振り三振となり、弱点は弱点としてオフの課題ということになるだろう。

ジョンソンの投球については、ストライク先行のピッチングでテンポも良く、早めに打たせて取ることで、守備陣の動きもいい。
少なくとも、會澤とのバッテリーがマイナスに働いたと言うことはない。

5回裏には、宮崎にライトスタンドへ同点本塁打を打たれてしまうが、インコースを狙ったストレートが甘くなり、真ん中に入ったところを捉えられた。
失投と言えば失投だが、ソロホームランで収まっている以上、試合の流れが変わるような展開にはならない。
結局は、5回1失点と言う結果に終わるが、内容も伴っており、当然CS先発が有力となった。

さて、試合の方は後半に入ると、今日出場登録された選手を含め、若手に多く出場機会が巡ってきた。

6回裏は、同点の場面で九里が登板。
まず、無失点に抑えて、直後のイニングで勝ち越し点が入れば、2桁勝利の可能性が出てくるところではあったが、無失点投球は達成したが、勝ち越し点は入らず、2桁勝利ならず。

7回裏は、プロ入り初登板を迎える藤井がマウンドに上がり、受けるのはプロ入り初マスクの坂倉。
藤井のピッチングは、ストレートは140キロ後半が出ているが、スライダーのコントロールは甘め。
ただフォークでは空振りが奪えており、低めのストレートとフォークの組み合わせで三者凡退に抑え、良いデビューを飾った。

8回裏は、今季2度目の登板を、リリーフとして迎える戸田。
球速が戻っているか、ということが注目かと思うが、このイニングは上本が外野守備にも就いている。
戸田のストレート自体は、140キロ中盤が精一杯という感じではあるが、アウトコースに制球できており、今日の内容は悪くない。
惜しむらくは、CSまでの公式戦がこの試合を含めて2試合しかなく、今日の結果を受けてリリーフ陣に加わることが出来るかを判断するには時間が足りない。

9回裏は、約2週間ぶりに一軍での登板となる今村。
調子が戻っているか否か、そこを見極め、CSでの勝ちパターンでの登板に組み込むことが出来るかが注目ポイント。
坂倉が、今村のフォークを止められるかというのも気になるところではある。
今村は、ストレートの最速は140キロ中盤に留まり、スライダーはまずまず良い軌道となっているが、フォークは見極められている。
結果的には三者凡退に抑えているものの、もう少し様子を見たいということになりそう。

1対1で延長に入り、10回表は田中健との対戦。
先頭の丸は、ここまで4打数ノーヒットで、首位打者争いからは脱落と言わざるを得ない。
それはともかくとして、丸がフルカウントから四球を選んで出塁すると、庄司が送りバントを決めて1アウト2塁。
田中も四球を選んで1アウト1、2塁となり、今村に代わって代打新井。
新井としても2桁本塁打にあと1本と迫っているが、ここはカーブを溜めて左中間へライナーを飛ばし、2点タイムリー二塁打で勝ち越し。
さらにバティスタ敬遠で塁が埋まり、2アウト後上本に今季ヒットが生まれて2アウト満塁。
2塁ランナーの代走野間でも帰る事が出来ないくらいの前進守備に阻まれたが、続く坂倉がアウトコースのボール気味のカーブに喰らいつき、センター前にポテンヒット。
プロ入り初ヒットが2点タイムリーとなり、大きく点差を広げる。

10回裏は中崎が登板。
先頭の宮崎には、追い込みながらピッチャー返し、センター前ヒットを打たれるが、戸柱をアウトコースのツーシームでセカンドゴロ併殺打に打ち取る。
梶谷にはストレートの四球を与えてしまったが、代打乙坂をアウトコースのツーシームで投ゴロに打ち取ってゲームセット。

坂倉も勝利の瞬間をグラウンドで迎え、藤井もプロ入り初登板は三者凡退デビュー。
今季一軍でなかなか出番が訪れなかった選手にも多くの結果が出た。
得るものの多い試合だった。





スポンサーサイト

【カープ情報】2017.09.28 広島対ヤクルト 公式戦25回戦 大瀬良最終登板で10勝達成

2017年9月28日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦25回戦の試合結果

ヤクルト 000 000 100|1
広  島 000 111 00×|3

勝 大瀬良 10勝2敗
負 原樹 3勝11敗
S 中崎 4勝1敗10S

【本塁打】坂口4号

今季最終登板を迎える大瀬良に求められるのは、10勝目や、CSでの先発当確ランプではなく、リズムの良いピッチング。
ランナーを1人出した途端、じっくり時間をかけて投球するものの、結局ワンバウンドが続いて四球を与えてしまうというピッチングは、1度でもやってしまうと、またかという雰囲気が球場を支配する。
ホームグラウンドを最大限利用するためにも、同じ失敗を繰り返さない投球を期待したい。

その注目の立ち上がり、坂口には4球中ストライクが3球で、打たせて取った。
山崎にも、4球中ストライク3球で、最後はインコースのストレートで空振り三振を奪った。
山田には、5球中ストライク2球で、最後は低めのストレートでショートゴロに打ち取った。
カーブを意図的に使ってきているが、ほぼワンバウンドしており、カーブで緩急が使えるとなると、今日のストレートのコントロールであれば、ストライク先行の投球で攻めていける。

ここのところカープの先発陣がコントロールを乱しがちな2回に入っても、投球内容は特に変わらず、ストレートで押していけるし、インコースも突いている。
ランナーは出しても、そこまでテンポが悪くなる訳でもなく、許容範囲のリズム。
もっとも、カーブ、フォークは抜け球も多くなっており、苦労のピッチングにはなっている。
それでも5回まで、無四球無失点投球が出来ているのは、やはりストレートが効いているから。
ストライク先行で、常にピッチャー有利なカウントで勝負できていることで、ボール気味でも振ってくれる。

磯村にしても、捕球したら直ぐにピッチャーにボールを返し、投球リズムは意識しているのだろう。

6回表には、球数が100球を超え、この試合初めて四球も与えた。
踏ん張りどころを迎え、1アウト1、2塁で藤井をセカンドゴロ併殺打に打ち取ったのは、インコースのストレートだった。

続投となった7回表には、坂口にインコースのカーブをライトスタンドに運ばれたが、ギリギリまで体を開かずに打ち返したのは坂口の技術。
失投ではなかった。

8回表はジャクソンが登板し、前回好投を引き出した磯村とのバッテリーを継続。
前回もそうだったが、磯村はジャクソンに対しミットを構え続け、こうなった時のジャクソンのコントロールは安定する。
山田には、要求通りのアウトコースのストレートで見逃し三振を奪う。
バレンティンにはフルカウントからのスライダーをレフト前ヒットとされるが、大きく外れるボールはない。
リベロには3球勝負の縦スラで、タイミングを外したサードフライに打ち取って、2アウト1塁。
中村悠をアウトコースのストレートでセカンドゴロに打ち取ってスリーアウト。
ジャクソンと磯村のバッテリーは、ジャクソンが投げ易そうにしているのが印象に残った。

打線については、序盤は原樹に抑えられていたものの、4、5、6回に1点ずつ奪い、試合の主導権を握って試合が進められた。
この試合で、もっとも注目を集めたのは、8回裏の攻撃で、土生が送りバントで進めた2塁ランナーの田中を何とか本塁に迎え入れようと、庄司が10球以上粘って四球を奪い取った打席。
プロ入り初安打こそお預けとなったが、十分にムードは盛り上げてくれた。

そして9回表は中崎が登板。
先頭の藤井をストレートで見逃し三振、代打大松のレフトライナーは土生がスライディングキャッチ、奥村の三遊間へのゴロは小窪がファインプレー。
守備での良いプレーで試合を締めくくった。

2015年には、ともにブルペンを支えた大瀬良と中崎。
その大瀬良の先発再転向での10勝目を、中崎が守りきって達成すると言うのも感慨深いものがある。

今日の大瀬良の投球は、内容、結果ともにまずまず。
変化球の抜け球が多く、磯村のリードに助けられた面はあり、CSの先発が確定かと言われれば、まだ分からないというところだろう。
が、前回と同じ失敗はしないという気持ちは伝わった。





【カープ情報】2017.09.24 広島対中日 公式戦25回戦 連続押し出しでの2点では逃げ切れず、高橋樹貴重な経験のサヨナラ負け

2017年9月24日に行われた、広島対中日の公式戦25回戦の試合結果

広島 000 000 200|2
中日 000 000 021|3

勝 祖父江 2勝1敗1S
負 高橋樹 0勝2敗
S -

【本塁打】ゲレーロ35号

カープは、セ・リーグの中でもっとも試合の消化ペースが速く、積極的に選手を起用してきている。
2番野間、そして初の4番に入るバティスタ、一軍登録以降まだヒットがないメヒアなど、CSに向けての戦力の見極めという試合でもあるが、あまり多くの時間は残っていない。

カープの初回の攻撃は、中日先発の笠原に対し、先頭の田中が久々にらしい、逆方向へのライナーのヒットで出塁し、野間の打席でどういう作戦を採るのか、というところで野間は送りバントの構え。
送りバントはせずに見送りが続き、ファールにはなったがバスターエンドランを仕掛け、最終的には普通に打っていってショートゴロゲッツー。
何か面白みのない結果になってしまった。

そして野村の立ち上がりは、先頭の京田を2球で追い込みながら、3球目のインコースへのカットボールを捉えられ、一塁線を破る二塁打を打たれる。
ボール自体は甘い訳ではないが、ツーストライクから打たれてピンチを背負うというのは、もったいない。
亀澤に初球で送りバントを決められ、1アウト3塁。
今日のカープの内野陣は、ファーストメヒア、セカンド小窪、ショート田中、サード西川。
普段とは2人が入れ替わっており、前進守備を敷いて、どういうアウトの取り方ができるかに注目していたところ、藤井をアウトコースのチェンジアップで空振り三振。
内野の前進守備での動きを確認することはできなかったが、ともあれ続くゲレーロを内野ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。

2回の攻撃は、メヒアはどんなボールにでも手を出してしまう感じで、最後もワンバウンドするチェンジアップで空振り三振。
西川もここのところ打撃の調子は下降気味で、アウトコースのストレートに、腰を引いたようなスイングで空振り三振となった。

3回の攻撃では、1アウトから田中が右腕に当たる死球で出塁し、アウトカウントは違うが2度目のケース。
今度は野間は端からバットを構え、田中が二盗を決めるという、動いてランナーを進める策。
1アウト2塁となり、野間には最低限進塁打を期待する場面となったが、アウトコースのストレートで空振り三振。
丸は内外のストレート2球で追い込まれ、最後は体に近いところからインコースに曲がってくるスライダーで見逃し三振。

4回の攻撃では、メヒアが三遊間をしぶとく破る、プロ入り初ヒットが生まれたものの、西川はインコースのストレートでセカンドゴロゲッツー。
なかなか笠原を捉える事が出来ない。

野村のピッチングも決して悪い訳ではないが、これほど笠原に抑え続けられては、ヒット一本が大きな意味を持ち、送りバント1つでも大きな意味を持つ。

5回表は野村が送りバントを失敗し、5回裏は笠原が送りバントを決める。
徐々に中日側に勢いが出てきたところで、6回裏の守りで2アウト1、3塁の場面で、遠藤の一二塁間を破ろうかという打球を、メヒアが飛び込んで掴み取り、野村のベースカバーへのトスもばっちり。
ファインプレーで無失点に抑える場面があった。

すると直後の7回表、この試合で初めて複数のランナーが塁上に進み、2アウト1、2塁で野村に代わって代打新井を起用。
低めのストレートを捉えたセンター返しの打球にショート京田が追い付いたものの、グラブからボールがこぼれる内野安打となって、2アウト満塁。
すると、2-2のカウントから、田中に対し2個目の死球。
流石に2個目の死球には田中も感情が表に出そうになったが、押し出し死球ということで、ぐっと堪えて一塁へ。
そして続く野間もストレートの四球を選んで、2者連続の押し出し。
丸も三遊間への強い打球を放ったが、今度は京田がしっかりと追い付いて遠投、良いプレーが出て2点どまりとなった。

7回裏は九里が登板。
先頭の松井雅にセンター前ヒットを打たれると、笠原の打順で、今日引退試合を迎える森野が代打で登場。
引っ掛けてのファーストゴロに打ち取り、セカンドフォースアウトのみ。
一塁に森野が残り、両チームから花束が贈られるのは良い流れだったと思う。

とは言え、カープとしてはランナーが残る展開は厳しい。
続く京田のセカンド正面へのゴロでも併殺が取れず、繋がれると苦しくなる。
しかし、京田を牽制で誘い出してアウトにするという、非常に助かるプレーで無失点で切り抜けた。

8回表の攻撃では、西川が祖父江のストレートをしっかり捉えて、鋭い当たりのライト前ヒット。
この試合では、ストレートを2度捉えてヒットゾーンに運んでおり、少しは上昇のきっかけになってくれると、本人的にも、チームとしても助かる。

8回裏はブレイシアが登板。
ジョンソンのCS登板が確定していない以上、ブレイシアもリリーフとして生き残るつもりで内容を問われるマウンド。
勝ちパターンでの登板は、もってこいのケース。
先頭の亀澤をストレート2球で追い込み、最後はインコース低めのスライダーで空振り三振。
藤井もストレートスライダーで追い込んだが、決めに行ったスライダーが高めに浮き、レフト前ヒット。
ゲレーロには、ランナーの藤井への牽制で集中しきれなかったのか、ストレートが高めに浮き、完璧に捉えられて左中間への同点ツーランを浴びてしまった。
これで野村の10勝目は消え、ブレイシアの勝ちパターンでの登板も、とりあえずは厳しくなった。

さらに福田にもレフト前ヒットで繋がれ、高橋周にはストレートの四球で、1アウト1、2塁のピンチ。
ここでブレイシアは降板、中田がマウンドに上がる。

遠藤をインコースのスライダーで詰まらせて三邪飛に打ち取り、松井雅には中日の押せ押せムードの中でも臆せず3球勝負を選択し、インコースのストレートで見逃し三振。
完全に意表を突いたピッチングで、ピンチを脱した。

9回表の攻撃でも、祖父江に対し三者凡退に倒れ、同点のまま9回裏へ。
その9回裏は高橋樹が登板するという、試練のマウンド。
先頭の谷をアウトコースのストレートでショートゴロに打ち取って1アウト。
京田は、高く弾んだサードへの打球が内野安打となり、これで送りバントが決まれば、一打サヨナラの場面を迎える。
そして、亀澤に送りバントを決められ、2アウト2塁でクリーンアップを迎えることになる。
3安打の藤井、同点ツーランのゲレーロと続き、まあ開き直って投げるしかない場面。

藤井に対しボールが先行し、スライダーとストレートでカウントを整えていったものの、フルカウントからのチェンジアップは真ん中高めへ。
前進守備のレフトの頭上をライナーで越えていくサヨナラタイムリーを浴びてしまったが、打たれたら終わりという場面で失投してしまう経験、これも勉強。
バンザイ要員で終わって欲しくない。



【カープ情報】2017.09.23 広島対巨人 公式戦25回戦 薮田、野手との信頼関係を強めるピッチングで15勝目

2017年9月23日に行われた、広島対巨人の公式戦25回戦の試合結果

巨人 000 101 000|2
広島 100 200 00×|3

勝 薮田 15勝3敗
負 畠 6勝3敗
S 中崎 4勝1敗9S

【本塁打】丸23号、小林2号

カープ先発の薮田の立ち上がりは、陽、マギー、坂本の3人連続で外野へフライが上がる。
マギーのライトフライは、野間の守備が十分活かせたが、逆に坂本のレフトフライはバティスタの守備の綻びが出た。
アウトコースのカットボールをバットの先で拾った打球で、失速して沈んでいく打球に対し、追い付きながらも簡単にグラブだけを出してボールをこぼした。
後続を打ち取って大事には至らなかったが、ボーンヘッドとも言える守備は、初回に出てしまった以上、残りイニングは集中して守ってもらいたい。

そしてカープの初回の攻撃は、田中、菊池は畠のスライダーにはタイミングが合わず、低めのストレートを打たされてともにショートゴロ。
低めのストレートはなかなか捉えるのが難しい球威があると思った矢先、丸はインコースのベルトの高さのストレートを捉えると、やや詰まり気味の打球にも思えたが、そのままライトスタンドに飛び込む先制本塁打となった。

そして薮田の2回表のピッチングは、ここのところカープの先発投手陣の仕様ともなっている、2イニング目の突発的なコントロールの乱れが出る。
2アウトまでは簡単に奪ったが、小林、畠に連続四球。
陽に対してもコントロールが戻り切るとまではいかなかったが、それでもフルカントから低めのフォークで空振り三振を奪い、ピンチを脱する。

3回は立ち直りの兆しを見せ、4回も順調に2つのアウトを取ったが、ここで落とし穴。
小林に真ん中低めのストレートを引っ張られ、レフトスタンドへの本塁打を浴びる。
失投というほどのボールではなかったが、タイミングがばっちり合ってしまった。

同点に追い付かれた直後の4回裏、今度は先頭の菊池がアウトコースのスライダーをバットの先で引っ掛けてレフト前に運ぶと、丸は四球を選んでノーアウト1、2塁。
ここで牽制悪送球があって、ノーアウト2、3塁に場面が変わり、松山はインコース低めのボール気味のフォークを上手く捉えてライト前タイムリーヒットで勝ち越し。
松山ならではのバットコントロールが、ここで出た。
さらにバティスタのライトへの犠牲フライでもう1点追加し、すぐさまリードを奪い返した。

薮田は6回表に併殺崩れの間に1点返されるが、投球自体は全般的にまずまず。
ただ、100球を超えた7回表には、ボールが浮き始めた。
1アウトから陽にはカーブを上手くライト前に運ばれたが、続くマギーにはスリーボールから高めに浮いたカーブをレフト前ヒット。
正直、ホームランボールのようなコースだったが、打球が上がらなくて助かった。
そして、1アウト1、2塁で坂本を迎え、薮田はこのイニングが最後ということになりそうで、球速が上がった。
しかし、追い込んでからのカットボールが高めに浮き、センター返しの強い打球が二遊間を襲う。
ここで菊池がポジショニングの妙で追い付き、4-6-3のゲッツー完成。
薮田は、守備に助けられ、7回2失点で投げ終えた。

思えば、初回のバティスタのエラーで招いたピンチは、薮田が投ゴロをがっちり捕球して凌ぎ、逆に7回表のピンチは味方の守備で救われた。

そして、8回表はジャクソンが登板。
今村がセットアッパーとして登板するには、まだ復調出来ていないということもあるだろうが、CSに向けてジャクソンをセットアッパーとして起用するプランも可能性が高くなってきているのだろう。
昨年のシーズン終盤は、ジャクソンの体調面を考慮して登録抹消する時期もあったが、今季はここからジャクソンが調子を上げられれば、少しでも終盤の投手リレーへの不安が薄れる。

そして、昨日はジャクソンに対し、磯村が常にジャクソンにミットを向けたまま真ん中に構えて見せたが、會澤はコースに寄ってミットを構えるのは投球の直前。
昨日はストレートでも空振りが取れていたが、今日は空振りが取れない。
スライダーも大きく外れるケースが増えている。
途端に不安定なピッチングに映ってしまうのは、ジャクソンの調子が、昨日と今日で違っているわけではなさそう。
少なくとも、今日に関しては會澤のミットの構えが早いケースでは、ストレートがミットに吸い込まれるように決まっていた。
最後は代打石川から、抜けたスライダーで空振り三振を奪い、ピンチは作ってしまったが、無失点で抑えた。

9回表は中崎が登板。
四球2つでピンチを招くなど、少し制球が乱れる場面はあったが、狙ったコースよりも絶対に甘くならないように気を付けての投球。
失投はほぼなく、坂本を狙い通りのインコースへのツーシームで併殺打に仕留めてゲームセット。

今日は打線活発という訳にはいかなかったが、大事なところで一本が出た。
そして、エラーが出ても投手がカバーし、その信頼関係が結局は守り勝ったという試合に繋がった。





【カープ情報】2017.09.22 広島対巨人 公式戦24回戦 中村祐、CSでの先発へ大きく前進の5勝目

2017年9月22日に行われた、広島対巨人の公式戦24回戦の試合結果

巨人 000 000 000|0
広島 100 220 00×|5

勝 中村祐 5勝3敗
負 マイコラス 13勝8敗
S -

【本塁打】なし

カープ先発の中村祐の立ち上がりは、カット気味のストレートとスライダーで、坂本、陽のバットの芯を外して2アウト。
マギーに対してはカーブとストレートで追い込んだものの、スライダーは決めきれず、ストレートはカットされて、粘られて四球を与える。
阿部にしても、ストレートは打ち難そうにしているが、抜ける球も多く、思ったようには攻めきれない。
それでもスライダーでタイミングを外してレフトフライに打ち取り、やはり中村祐のスライダーは、今後大きな武器になっていきそうな予感がある。
近年では前田健のスライダー、往年の投手では伊藤智仁のスライダー、この2人の軌道の中間のようなイメージがある。

2回の中村祐は、逆球の度合いが大きくなり、ピンチを迎えてしまうが、今日は逆球でなければ、どの球種も決め球として使えるくらいのキレがある。
カット気味のストレートと通常のストレート、フォーク、カーブ、そしてもちろんスライダー。

ランナーが塁に出ると併殺で凌ぎ、ランナーがいないと先に述べたような変化球をフルに使って、芯を外す投球で徐々に球数も落ち着いてくる。

カープの攻撃も、クリーンアップの丸、松山、バティスタが揃ってマルチヒットを放ち、マイコラスを苦にせず、今季の相性どおり攻略していく。
ただ、5回裏のバティスタのタイムリーで本塁を狙って生還した松山の走塁が、走っても走っても前に進まないようなスピードで、さすがに松山にも疲れが出ているのか、と心配になる。

さて、中村祐は自己最多タイの7イニング、自己最多の114球を投げ無失点ピッチング。
最後までスライダーのキレは落ちなかった。

8回表はジャクソンが登板。
ついに、というか磯村もジャクソンに対しど真ん中に構えるようになり、適度に散らばってストレートで空振りが取れた。
今日のジャクソンの投球は、不安定さは感じられなかった。

9回表は一岡が登板。
マギー、阿部、村田のクリーンアップを危なげなく三者凡退で抑えてゲームセット。
完封リレーを達成し、中村祐は1ヶ月ぶりの5勝目を挙げ、CSでの先発に大きく前進する内容と結果を示した。

今季の中村祐の逆球は、現状は個性と受け取るしかない。
もちろん、来季さらにステップアップするためには、そこを修正することが求められるし、それはシーズンオフの楽しみに取っておきたい。





【カープ情報】2017.09.21 広島対阪神 公式戦25回戦 初回5点先制も、じわじわ追い上げられ逆転負け

2017年9月21日に行われた、広島対阪神の公式戦25回戦の試合結果

阪神 001 004 020|7
広島 500 000 000|5

勝 桑原 4勝2敗
負 中田 2勝4敗
S ドリス 4勝4敗35S

【本塁打】松山14号、バティスタ11号

勝負は9月に入ってから、そう期待を込めて始まった今月。
優勝を決めるまでの14試合を、12勝2敗というハイペースでラストスパートを決めたカープ。
優勝後、初めての試合は、今季いろいろな出来事のあった阪神との最終戦は、大瀬良と能見の14番対決。

今季2度目となる、大瀬良と磯村のバッテリーで試合に臨み、立ち上がりは丁寧なピッチング。
低めにスライダーを集めるられているし、時折インコースも攻める。
もっともコースを狙っているので、どうしても球数は多くなってしまうが、そこもいつも通り。
糸井がアウトコースのストレートに振り遅れるのを見て、すぐさまインコースのストレート勝負に切り替えて、詰まらせてセンターフライに打ち取った辺りは、磯村との意思の疎通も出来ているということなのだろう。

そしてカープの初回の攻撃は、能見のストライクからボールになる誘い球を我慢して見逃せた。
能見に抑え続けられていた頃は、ボールに手を出し、インコースの残像を利用され、アウトコースへのフォークで打ち取られるケースが多かった。
能見ならば、ストライク先行の投球をしてくるだろう、積極的に打っていこうとして、結果ボールにも手を出して、術中に嵌るという打ち取られ方を何度も見てきた。

ただし、今日はボールを見逃せたことで、本当のストライクだけを打っていくことが出来た。
それが松山の先制のスリーランに繋がり、また四球で繋いだ新井を1塁に置いて、バティスタのレフト後方の防球ネット直撃の特大本塁打にも繋がった。

もっとも、ボールには手を出してくれないと判断し、組み立てを変えてからの能見には抑えられてしまった。

また、2回以降の大瀬良は、いつも通り突発的にコントロールを乱して、ランナーを貯めてしまう。
追い込んだとしても、決め球が狙ったコースに来ない、ということは失投と同義。
もちろん、今季のカープの戦い方は、先発投手が6回3失点であれば、十分責任を果たしたと捉えていい。
この試合に関しても、ランナーを貯め、1点ずつは返されていっても、5回まで1失点で抑えたのは、何とか合格点と言っていい。

ただ、一歩間違えれば大量失点に結びついてしまうようなランナーの出し方をしていたことについては、目を背けるわけにはいかない。
今季のカープの先発陣には、シーズンを通してローテを守るために、安定して6回3失点で凌ぐ投球をしていくことが求められる。
今日に関しては、今季の大瀬良の精一杯の投球の結果で、来季に向けて先発ローテの5、6番手争いから抜け出すには、今季以上の内容が求められる。
他の投手との兼ね合いもあるが、CS以降の先発確定という内容ではなかったというのは付け加えておきたい。

結局、6回表に詰まった当たりがヒットになったりはしたが、逆球も多く、シュート回転で真ん中に入るストレートもあり、タイムリーエラーも絡んで同点に追い付かれて、ルーキーイヤー以来の10勝目もお預け。
今日の投球リズムであれば、長い時間守り続けた野手の動きが悪くなるのも仕方がない。

大瀬良をリリーフした九里は、残っていたランナーは返してしまったが、2イニング目の7回表は三者凡退に抑え、ようやく試合の流れが早くなった。
また、阪神のリリーフ陣も、岩崎、藤川、桑原と無失点リレーを見せ、勝負の行方はリリーフ勝負に委ねられた。
カープとしては、新井、安部が早々にベンチに下がり、メヒア、小窪が守りに就いている。
そんなには打てる手は多く残っていない。

8回表に登板の中田は、はっきりと分かるボールが続き、常に不利なカウントでの勝負を強いられる。
各打者に対し、良いコースでストライクが入るのは1球だけと、相手にしてみれば全く怖さはないだろう。
上本には、甘く入った抜けたフォークを捉えられ、勝ち越し2点タイムリー二塁打を打たれ、点の取られ方から見ても流れは良くない。

9回表はブレイシアが好リリーフを見せて、最後まで望みを繋いだものの、マテオ、ドリスに抑えられ、初回の5点以降はチャンスすら作れずに逆転負け。

9回裏の攻撃では、1塁ランナーのバティスタが、ドリスのワンバウンドの投球を梅野が前に弾く間に、2塁を狙ったがタッチアウトとなる。
これはかつて、松山、鈴木などが憤死して反省し、現在に繋げてきた積極的な走塁。
いつか大きな成果となってくれると信じている。





【カープ情報】2017.09.18 広島対阪神 公式戦24回戦 カープ優勝、セ・リーグ連覇

2017年9月18日に行われた、広島対阪神の公式戦24回戦の試合結果

広島 100 100 010|3
阪神 000 100 100|2

勝 一岡 6勝2敗1S
負 岩崎 4勝1敗
S 中崎 4勝1敗8S

【本塁打】中谷20号、陽川1号

優勝マジックを1とし、1試合足踏みをし、さらに雨天中止を経て迎えた阪神戦。
ここ2試合、本調子とは言い難い野村のピッチングが、この大一番で立て直せるかで試合の行方が決まる。

まず初回のカープの攻撃は、先頭の田中がボールには手を出さず四球を選ぶと、菊池は初球からセーフティ気味の送りバントを決める。
こちらも、ここのところ送りバントの失敗も目立っていた菊池が送りバントを決めることで、まずはカープの野球を取り戻す。
丸は内野ゴロ進塁打となったものの、ボール球には手を出さず、メンドーサに楽なピッチングをさせていない。
そして、DeNA戦ではインコースの高め攻めに苦しんだ松山が、1打席目でその苦手コースをセンター前に運び、先制のタイムリーヒット。
シーズンの集大成としての試合とみれば、いつも通りのプレーを取り戻し、苦手コースを打ち返した。
良い試合の入り方が出来たと言える。

そして、野村の立ち上がりは、糸井に対し勝負球のチェンジアップが高く抜けてしまう。
高めを振りぬいていたために若干ラインドライブ気味の打球がライト頭上を襲うものの、バティスタがそこまで危なげない追い方でフェンス手前で捕球。
バティスタの守備も、レフトフライを見失うというプレーが目立ったこともあったが、今季ここまでよく守っている。

今日のカープは、メンドーサに対しては、早いカウントから積極的に打ちに行く場面もあった。
それでも序盤は手元で動くボールを捉えきるには至らず、なかなか連打でチャンスを作ることができない。
こうなると、初回のような確実にランナーを進める作戦は成功だったということになる。

そして4回表の攻撃で、先頭の安部が、指に掛かったストレートが右足のふくらはぎに当たる死球で出塁。
走塁にも影響しそうな箇所ではあったが、ともかくランナーが出ると、ここのところ右打ちが成功している會澤のライト前ヒットで1アウト1、3塁。
野村の打席では、3塁ランナーが安部ということで、セーフティスクイズ含みの送りバントの構え。
この作戦を逆手にとって、送りバントをさせようとする阪神バッテリーがストライクを取りに来るところで、通常の形でのスクイズ成功。

自身で得点を奪い、良い形で投げられるという直後のイニング。
中谷に真ん中付近のツーシームを捉えられ、バックスクリーンに飛び込む本塁打となった。
アウトコース狙いのボールが、やや内寄りに入ってしまったとは言え、捉えた中谷が見事。

1点差に迫られ、カープとしては追加点が欲しい展開には違いないが、阪神は好投のメンドーサを早めに諦め継投策。
メンドーサをCSでの切り札にするために、手の内を明かさないように早めに交代させたと言うのは考えすぎか。

ただ、後半戦に入ってどんどん存在感を増している石崎の、全球150キロ超のストレートとスライダーの組み合わせに、ノーヒットピッチングされると、やや試合展開が重苦しくなる。

カープも7回裏から継投策には入り、その代わり端、代打の陽川に高めに浮いたカーブを捉えられ、左中間への本塁打を浴び、同点に追い付かれてしまう。
抜けてしまった失投ではあるが、陽川の思い切りの良いスイングが嵌ってしまったという打球となった。

石崎が終盤に来てリリーフ陣を助ける存在となっているならば、岩崎はシーズン中盤までのリリーフ陣を助ける存在となっていた。
その岩崎が8回表に登板してくるが、8月以降調子を落としている。

先頭の菊池、丸が連続四球を選ぶと、松山がレフトフライに打ち取られたところで桑原に交代。
菊池は別として、丸、松山の左2人対策として起用されたのだと思うが、その3人中2人がランナーとして出塁したというのは、阪神としてみれば計算外だろう。
そして桑原とバティスタの対戦となるが、追い込まれてしまうと、というよりもスライダーが来てしまうと捉えきることは難しい。
そこで初球を叩いていったのは大正解。
結果も、レフト前タイムリーヒットとなって、展開的にもカープに流れが来る点の取り方。

1点リードを奪って、8回裏のマウンドにはジャクソンが上がる。
不調を経て、一時的にセットアッパー復帰登板も経験していたとは言え、この勝てば優勝が決まるという一戦で、セットアッパーとして起用するのは、首脳陣も肝が据わっている。
先頭の上本にスライダーをレフト前に運ばれ、続く福留にも同じくスライダーを投じるが、ほぼど真ん中へ。
芯で捉えられ、良い角度で打球が上がり、正直なところ逆転ツーランが頭を過った。
ただ、思ったほど打球が伸びず、フェンス手前で野間が追い付いてライトフライ。
ヒヤリとした打球だったが、スライダーの抜けが見た目よりも良かったのだろうか。

そしてビッグプレーはジャクソン自ら。
1塁ランナーの上本を牽制で刺し、これで流れはカープに来た。

9回表は無得点に終わるが、代打で凡退した新井がそのままファーストの守備に就き、現状のカープにとって隙のない守備陣で9回裏を迎える。

9回裏は中崎が登板。
2年連続で、僅差のリードで優勝決定試合の最終回のマウンドを任され、特に緊張を見せるでもなく、きっちり三者凡退に抑えるところが頼もしい。
最後のバッター、代打伊藤隼をショートフライに打ち取ってゲームセット。
2年連続でセ・リーグ優勝、連覇が決まった。

まずは、優勝おめでとうという気持ちを伝えたい。
その上で、昨年と違い、まずはここまで来たぞという気持ちも強い。
ここからが、負けられない試合が続くという意味ではプレッシャーがきつくなると思うが、今年こそ最後まで突っ走って欲しい。

バティスタは終盤に来て、2試合決勝打を放っているが、右投手の小川、メンドーサ相手でもスタメン起用されたと言うのは、存在感が増していると考えていいのだろう。





【カープ情報】2017.09.16 広島対ヤクルト 公式戦24回戦 雨予報を覆し試合が始まるも、逆転負けを喫し優勝お預け

2017年9月16日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦24回戦の試合結果

ヤクルト 000 110 210|5
広  島 002 200 000|4

勝 近藤 2勝3敗1S
負 今村 2勝5敗23S
S ルーキ 4勝5敗6S

【本塁打】新井9号、中村悠3号

本日は現地観戦のため短評です。

試合開始前には雨が小降りとなり、14時30分に試合が始まる。
薮田、小川共に立ち上がりは問題なく、薮田は3回をノーヒットピッチング。
小川の投球中、3回裏になると雨脚が一時強まり、コントロールの乱れに乗じてチャンスを作り、丸が先制の2点タイムリーを放つ。

その後は、反撃を許してもすぐさま追加点を奪い、ついに優勝の瞬間を目の前で見られるのかと、大盛り上がり。
どうやってその瞬間を待てばいいのか、気持ちだけがどんどん昂っていく。

ただ、やはり選手も同じなのか、終盤に入ると薮田がまずコントロールを乱し、代打大松にあまり良い当たりではなくても一二塁間を抜けていく同点タイムリーを浴びる。
さらに、同点の8回には、今村がワンバウンド投球を連発し、とにかくストライクが入らない。
下位打線で1点勝ち越され、反撃も及ばず試合終了。

9回裏の攻撃では、イニングの開始当初からチャンステーマが流れ、自身の膝が震えるのを我慢しながらの応援。

1アウト1、3塁のチャンスになったところでは、ここで逆転サヨナラ、と想像するだけで、ちょっとしたパニック状態に陥った。
もう、どうやって試合を見ていいのか分からないほどの興奮状態になっていたのを覚えている。

しかし、ハーフスイングでの空振り三振でゲームセットとなった後、座り込んで動けない人、泣いている人も周囲にはいた。

ただ、これが優勝のかかった試合の雰囲気かと、体験できただけでも今日の試合を見に行った意味がある。

再び台風との勝負が待っているが、とりあえず、また明日。



サイズ変更IMG_0157

更新についてのお知らせ

いつも当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。
雨の心配はありますが、本日、明日と現地観戦のため、更新が通常よりも遅くなると思います。
大変申し訳ありません。


【カープ情報】2017.09.14 広島対DeNA 公式戦23回戦 シーソーゲームを制して、マジック1

2017年9月14日に行われた、広島対DeNAの公式戦23回戦の試合結果

DeNA 003 000 100|4
広 島 021 100 01×|5

勝 今村 2勝4敗23S
負 エスコバー 1勝3敗
S 中崎 4勝1敗7S

【本塁打】松山13号、バティスタ10号

カープが勝利し、阪神が敗れれば優勝が決まるこの試合、先発はジョンソンと今永。
ともに前回登板でKOされており、復調、試合へのモチベーションなど、初回の投球に注目が集まる。

本日は現地観戦のため短評です。

ジョンソンの投球は、ストレートに球威があるようには感じるものの、3回には強い当たりの連打があった。
内野陣が、すぐに打球を追うのを諦めるような動きもあり、球足の速さは感じた。
ただ、失点した以降の投球では、右打者に対する低めのチェンジアップが有効な場面もあり、もちろん完調というには、あと一歩というところだろう。

打線は、松山の本塁打は打った瞬間、バティスタの本塁打は、一軍では初となる右中間への本塁打だった。

試合中に大きな歓声が上がったのは、阪神が同点に追い付かれたという、他球場の試合展開が分かった瞬間。
そこからは、阪神戦の動向が気になり、携帯電話が通信障害かというほどに繋がらなくなる。

ジョンソンは、もう1イニング行けるのではないかという思いもあったが、7回から一岡、今村、中崎を投入したのは、少し登板間隔を開けることが出来たことで、復調の度合いを確かめる意味もあるのだろう。

その3投手が揃って、ランナーを出してピンチを背負う投球となってしまったが、今日の試合でいくらホームゲームとは言え平常心で投げるのは簡単ではない。

もちろんDeNAの投手陣にも同じことが言え、8回裏の勝ち越し機での声援は、今季一番かというほどの大音量。
1イニングで3投手を注ぎ込むことになったのも、そのことが要因でもある。

さて、何とか逃げ切ったカープは、試合終了時にはいつもと同じ様なセレモニー。
阪神戦の結果が出ていない以上、優勝が決定しない。

試合終了後には、アストロビジョンにて阪神対巨人戦が放送され、異様な雰囲気の中、12回表の巨人の攻撃が無得点に終わったことで、今日の優勝はなくなった。
ベンチに赤松の姿が見えたし、鈴木誠也も車椅子で試合を見守っていた。
残念ではあるが、この気分のまま、もう少し試合を続けられるというのも、また一興。

後は、相手チームとの勝負もあるが、天気との勝負も待っている。







バティスタ タイムリーヒット 20170914 試合後スコアボード 松山対今永 先制本塁打

【カープ情報】2017.09.13 広島対DeNA 公式戦22回戦 2度のビッグイニングでDeNAを突き放し、マジック2

2017年9月13日に行われた、広島対DeNAの公式戦22回戦の試合結果

DeNA 201 100 000| 4
広 島 600 006 00×|12

勝 九里 9勝5敗
負 飯塚 1勝3敗
S -

【本塁打】田中7号

カープ先発の中村祐と磯村のバッテリーは5試合連続となり、カット気味のストレートが武器になり得るというのは十分頭に入っている。
2番の柴田には、やや内寄りのストレートをライトポール際にファールを打ちこまれるが、最後ライトフライに打ち取ったのは、さらに厳しくインコースを突いたストレートだった。
ただ、これまでの投球よりは、詰まらせ方が不十分という感じで、筒香にはインコースギリギリのストレートを痛烈に弾き返された。
芯を食い過ぎて、ラインドライブとなった打球がライト岩本のグラブの僅か手前でバウンドしてヒットとなったように、今日はストレートの軌道が素直すぎるのだろう。
ロペスにも追い込んでからのアウトコースのストレートをレフト前ヒット。
宮崎にもストレートを捉えられ、右中間突破のタイムリー二塁打。
中継プレーの僅かな乱れの隙に、ロペスにも生還を許して2点を失う。
ストレートを軸に投球していきたい投手が、そのストレートを芯で捉えられるのが5者連続となっては、当然攻め方を変えるしかない。
梶谷には、低めのチェンジアップで空振り三振を奪って、何とか2点で凌いだ、という立ち上がりとなった。

そして初回のカープの攻撃は、田中の逆方向への先頭打者本塁打で1点を返すと、新井の照明ヒット、中村祐の高く弾んだタイムリー内野安打など打線が繋がって一挙6点を奪って試合をひっくり返す。

ただ、気になるのは昨日から始まった松山への高めのストレート攻め。
バッティングが崩れる、という程ではないにしても、詰まらされるケースが目立っている。

優勝を目前にした試合で、初回の2失点を、その裏の攻撃で6点奪って逆転する展開は、どんどん勢いに乗って試合を進められても良い流れ。
しかし、短期決戦ではよく見られる、先発投手を早めに諦め、継投策に移って流れを取り戻す、というDeNAの勝負手が嵌る。
2回からリリーフの三嶋に対し、チャンスは作るものの無得点に抑えられ、その間に中村祐が1点返される。

中村祐のピッチングについては、初回での投球の通り、ストレートを軸にすることが難しく、チェンジアップ、スライダーを多用することになる。
カーブも持ち球ではあるが、3回には宮崎にカーブをじっくりと溜めて打ち返されてタイムリーを浴びているように、ストレートが軸に出来ない以上、緩急という点ではあまり有効な球種ではなくなっている。

中村祐も早めに交代せざるを得ず、4回からは九里がマウンドに上がる。
三嶋のロングリリーフが試合を立て直し、2点のリードとは言っても試合展開は重苦しい。

しかし、カープもリードを保って勝ちパターンの継投に移る時点で、逃げ切り体勢。
6回表にジャクソンを起用し、DeNA打線がボールに手を出すケースもあり、少し焦りが見えてきたタイミングで三者凡退に抑えたことで、この試合で初めて守備からリズムを作った。

6回裏の攻撃で、1アウトから代打バティスタが、2ストライクまではノー感じの空振り2つをしていたが、最後のスライダーが甘く入ったところを捉えてレフト前ヒット。
田中がセーフティ気味の送りバントを狙うと、これが内野安打となりノーアウト1、2塁。
菊池は送りバントの構えから、バスターの構え、送りバント失敗などを経て、最後は右打ちを見せると、一塁線を破る2点タイムリー二塁打。

丸はセンターフライに倒れるが、松山の打席で注目のシーンがあった。
捕手は嶺井から戸柱に代わっており、追い込まれてからの勝負球はインコース低めのストレート。
この2試合の松山への攻め方はDeNAバッテリーの統一事項かと思ったが、松山の得意なコースで勝負。
インコース低めは打ち返す、松山のショート頭上を越えるセンター前ヒットで、1アウト1、3塁。

安部が代わった田中健のストレートを捉えて2点タイムリー二塁打を放つと、さらに岩本のバットの先に当たってフラフラと上がった飛球がセンター前にポトリと落ちる2点タイムリーヒットで、この試合2度目のビッグイニング。

6回を終え、12対4と一気に点差が広がった。

7回からは、一岡、中田、今村が無失点リレーで繋いでゲームセット。

勝負の分かれ目は、6回表に登板したジャクソンの三者凡退ピッチング。
ここで守備のリズムが極端に良くなり、試合運びもリズムが出てきた。
そして打線の再動へと繋げ、自らも乗せていった感もある。

最短で明日優勝が決まる可能性が出てきた。
球場で応援してきます。





【カープ情報】2017.09.12 広島対DeNA 公式戦21回戦 丸の本塁打のみに抑えられ連勝ストップ

2017年9月12日に行われた、広島対DeNAの公式戦21回戦の試合結果

DeNA 030 000 000|3
広 島 000 001 000|1

勝 ウィーランド 8勝2敗
負 野村 9勝5敗
S 山崎康 4勝2敗23S

【本塁打】丸22号

カープ先発の野村は、DeNA戦は5戦3勝、QS率は100%という数字が示す通り、先発の役割が果たせなかった試合はない。
いつもと変わらない投球が、まずは求められる。

その野村の立ち上がりは、コントロール自体は、いつもと同じくバラつき気味ではあるが、全般的にボールは低めに集まっている。
桑原は低めのツーシームでショートゴロ、柴田は低めのチェンジアップで空振り三振。
筒香にはカットボールがアウトコース高めに抜けてしまう失投だったが、レフトフェンス手前で松山が追い付いてレフトフライ。
全体的にはまずまずの立ち上がりだった。

ウィーランドに対するカープ打線は、コースギリギリへのストレートに苦労する。
田中、菊池は連続見逃し三振となるが、丸の打席ではやや真ん中寄りに来たところを捉えてライト前ヒット。
松山の打席では、逆球のアウトコースへのストレートを逆方向に打ち返したが、レフトフライに倒れ無得点。

2回の野村は、先頭のロペスの高いバウンドのサードゴロを、西川がファンブルしてランナーの出塁を許すと、決して悪いボールではないが宮崎、梶谷に連打を浴びてノーアウト満塁。
低めには投げ切れているが、バットに当たるとヒットゾーンに運ばれてしまうというのは、流れもあるが、野村の変化球のキレ不足という面もある。
満塁で嶺井に投じた初球の抜け球が、肩口に当たる押し出し死球となり、1アウトから倉本に低めのチェンジアップを芯で捉えられ、一二塁間への強い当たりのライナー。
安部がミットを差し出したが弾かれて、2点タイムリーとなってしまう。
コースの投げ間違いは少ないが、ここまでチェンジアップを打ち返されてしまうということは、ある程度DeNA打線の読みも当たっているのだろう。

3回も先頭の筒香への四球をきっかけに1アウト2、3塁のピンチを招くが、梶谷を敬遠気味に歩かせて満塁策を取り、嶺井に対し、今日はほとんど投げていなかったスライダーでバットの先に当たる緩い投ゴロを打たせ、1-2-3の併殺打で無失点で切り抜けた。

4回以降は、先頭打者の出塁さえ許さなければ、低めに決まる今日の投球は有効。
4回、5回と無失点で切り抜け、何とか試合を立て直しにかかる。

ただ、今日のウィーランドのストレートを捉えられない。
5回までで、ストレートにタイミングが合っているのは岩本くらいで、あとはほぼギリギリのコースに手が出ないか、振り遅れている。

5回裏の攻撃では、先頭の會澤がストレートを捉えてセンター前ヒット。
そして野村に代打バティスタを起用し、積極的に攻撃を仕掛けていく。
バティスタも追い込まれてからのアウトコースのストレートを強く叩いてピッチャー返し。
速い打球がウィーランドの足元を襲ったが、スパイクに弾かれ投ゴロに倒れる。

6回裏の攻撃では、先頭の丸が、アウトコースの、ボールになろうかという低さのチェンジアップを逆方向に押し込む。
低い弾道のままレフトスタンドに飛び込む本塁打でようやく1点を返す。
が、続かない。

7回裏は代打エルドレッドを起用するも、ここも不発。

リリーフ陣も、九里、中田、ジャクソン、高橋樹が無失点リレーで繋ぎ、反撃を待つ展開。

9回裏は山崎康との対戦。
しかし、今日もツーシームが冴える。
岩本も西川もツーシームにはバットが空を切り、會澤はようやくツーシームに手を出さずにボールを選ぶが、ストレートを捉えた打球はショート倉本のファインプレーに阻まれゲームセット。

野村のピッチングは、悪いなりに粘りの投球は出来ていた。
失策がらみの失点、という流れの悪さはあったが、今日のDeNAバッテリーは、松山に対し高めのストレートを多用してきた。
また、ストレートに合っていないと見るや、どんどんストレート勝負を挑まれて、立て直す間もなく抑えられたという印象。
もっとも、9連勝してきていたチーム状態でも、こういうあっけない敗戦は訪れるもの。
ただ、言えるのはDeNAの守備陣は良い動きをしていたということ。
また明日。



【カープ情報】2017.09.10 広島対中日 公式戦24回戦 大瀬良内容良化の復活9勝目

2017年9月10日に行われた、広島対中日の公式戦24回戦の試合結果

広島 000 100 300|4
中日 100 101 000|3

勝 大瀬良 9勝2敗
負 又吉 6勝3敗
S 中崎 4勝1敗6S

【本塁打】松山12号

カープの初回の攻撃は、小笠原のストライク先行のピッチングに対し、積極的に仕掛けて行くも、わずか8球、時間にして3分で三者凡退。

そしてファームでリリーフ登板してから、中3日で先発となった大瀬良は、初めて磯村とのバッテリーで試合に臨む。
まず先頭の京田のサードライナーを、安部が落球して試合が始まった。
確かにスライス回転で三塁線側に逃げていっていたが、イージーミス。
1アウト後にパスボールでランナーが2塁に進むと、遠藤に低めのツーシームを逆方向に弾き返され、レフト前タイムリーヒットで1点先制を許す。
エラー、パスボール、ポテンヒットでの1失点で、打ち込まれての失点ではないし、立ち直ることが出来れば、十分試合の流れを取り戻すことも出来る。

2回表の攻撃は、先頭の松山がストレートを捉えてセンター前ヒットを放つが、エルドレッドは高めのストレートで空振り三振。
小笠原とはデビューの頃から対戦してきているが、今季の後半あたりから緩急の使い方が良くなってきている。
緩いカーブを使ってくるが、キレが良くバットに当てることが出来ず、当然その他の球種、特にストレートが活きてくる。

2回の大瀬良は、下位打線ということもあり、8番の武山に四球を与えたが、小笠原を打ち取って無失点。

3回の攻撃では、円陣が組まれ指示が出されると、先頭の磯村がストレートを捉え、ライト線への二塁打を放ってチャンスを作る。
ただ、大瀬良は送りバントを上げてしまい、捕手の武山に交錯される場面もあったが、そのままキャッチャーフライでランナーを送れず。
昨日の岡田の場面もそうだが、ベンチとしては送りバントを決めれば、投手自身の為にもなるという思いもあってサインを出している。
それを簡単に失敗してしまうと、何をやってるんだと思われても仕方がない面はある。
田中は、カーブもストレートにもタイミングが合わず、ファーストゴロ進塁打が精一杯。
菊池は高めのストレートを捉えていったが、良い当たりのレフトフライでスリーアウト。

徐々に小笠原のストレートに的を絞り、捉えた打球を放ったのが磯村と菊池。
2巡目で捉えておきたい。

3回の大瀬良は、磯村との呼吸が合い始めたという印象もあるが、逆に言えば磯村がリードしていると言う印象が強い訳ではない。
中村祐をバッテリーを組むことが多い磯村は、その時はどんどんインコースを要求していた。
ただ、今日の大瀬良に対しては、アウトコース中心の攻め方で、大雑把な言い方になるが會澤、石原との違いがないように思える。
大瀬良については、アウトコース中心のリードになるのだろう。

そして逆に、小笠原と武山のバッテリーは様子が違う。
3回にストレートを捉え始めたカープ打線に対し、それでも序盤のようにストレート中心で攻めたい武山と、カーブを使いたい小笠原。
僅かな綻びが、四球、ワイルドピッチ、四球、ワイルドピッチという結果として表れ、もらったような1アウト2、3塁のチャンスで、打席には安部。
もうカーブで緩急を使えなくなっており、ストレートにも普通についていける。
良い当たりではなかったが、高めのストレートを叩き付け三遊間へのタイムリー内野安打で同点に追い付く。
続くチャンスは、磯村を敬遠し、大瀬良勝負で打ち取られ、同点止まり。

ただ得点を奪った直後のイニングで失点してしまうのは、大瀬良の失投が増えてくるタイミングと重なる。
4回裏1アウトから藤井の2塁打でピンチを迎えると、松井佑には逆球の高めのストレートをライト前タイムリーヒット、高橋周にも真ん中低めのストレートをセンター前ヒット。
ただ、武山をシュート回転のストレートでサードゴロゲッツー。
カープの守備陣であれば、逆球でも良いコースに決まれば打ち取れる、という結果オーライになることもある。
だからこそ、ボールを続けて不利なカウントにしてしまう、さらには四球を避けるのも重要だと言うこと。

5回裏に入ると、大瀬良と磯村のバッテリーは、ようやくインコースで勝負が出来るようになる。
大瀬良のコントロールが定まるタイミングを見計らったかのように、京田にはインコースのストレートで見逃し三振を奪い、少し内容も良くなりつつある。

6回裏は、2アウト2塁の場面で、高橋周に対しインコースのストレートで勝負。
詰まらせたものの、レフト線へポトリと落ちるタイムリー二塁打になってしまったが、大瀬良にとって、今後も一軍のローテに残るには、結果よりも内容が重要。
そう考えると、内容は悪くない。
無駄な四球でランナーを溜めることはなく、失点しても最小失点ずつ。
6回3失点であっても、これならば次回登板は勝ち取れただろう。

さて、2点ビハインドの7回表、カープは代わった岩瀬との対戦。
先頭の丸は粘って四球を選ぶが、岩瀬のボールはほとんど高めに浮いている。
続く松山には、初球のアウトコースを狙ったスライダーが抜け、逆球でインコースへ。
これもベルトよりもやや上の高さに来ており、力強く振り抜くと、バット投げおよび確信歩き。
ライトスタンドへの特大本塁打で同点に追い付く。

ここで岩瀬から又吉に交代。
エルドレッド、バティスタは共に見逃し三振に倒れるが、安部は四球で出塁しており、カープはここで代打攻勢。
磯村に代打岩本、大瀬良に代打西川起用。
岩本はバットの先で詰まったものの、センター前にポトリと落ちるヒットで2アウト1、3塁。
西川はスライダーを引っ掛けて、高いバウンドのセカンドゴロ。
このセカンドゴロを処理した亀澤は、一塁送球が間に合わないと判断したのだろう、2塁へトスしてフォースアウトを狙うもセーフとなり、3塁ランナーの安部が生還して逆転。
亀澤のセカンドへのトスは、背中越しで難しい体勢、ふわりと浮いてしまったことで内野安打となった。

1点リードに変わったことで、7回からは一岡、今村、中崎の登板が濃厚。
一岡、中崎は1週間で5度目、今村は4度目ということになる。

7回裏に登板の一岡は、1アウトから京田の詰まった当たりがポトリとレフト前に落ち、二塁打でピンチを背負うと、亀澤のピッチャー返しの打球はセンター前に抜けようかという強い打球。
ただ、一岡がグラブを差し出し、弾いたことで打球が弱まり、セカンドゴロとなって2アウト3塁。
そして遠藤の打ち損ないの打球は、ピッチャー前に転がり、間一髪1塁アウトで無失点。
今季の一岡は、自身の守備が手痛い失点に繋がったこともあり、守備への意識はかなり高まっている。

8回裏は今村が登板。
ナゴヤドームでの今村は、フォークの制球が良くないことが多いが、今日はまずまず。
フォークでカウントが取れるし、決め球にもなる。
こうなるとストレートも活きてくる。
福田はフォークでショートゴロ、藤井はストレートで空振り三振、代打阿部はフォークにはまったく合わず、石原は完全に見抜いてフォーク連投で空振り三振。

9回裏は中崎が登板。
最後の代打谷には粘られたものの、三者凡退でゲームセット。

今日は大瀬良が次回に繋がる内容でのピッチングを見せ、久々の9勝目も手にした。
リリーフ陣の登板が嵩んでいるが、あと一踏ん張りというところまで来ている。






【カープ情報】2017.09.09 広島対中日 公式戦23回戦 打撃戦を制し、9月負けなしの8連勝

2017年9月9日に行われた、広島対中日の公式戦23回戦の試合結果

広島 110 010 420|9
中日 031 001 000|5

勝 九里 8勝5敗
負 谷元 0勝1敗
S -

【本塁打】岩本1号

サイドハンド気味の右腕、三ツ間に対し、カープ打線は菊池をスタメンから外し、捕手以外の全選手を左打者で揃えた。
三ツ間に対しては、GWの中日戦で粘った末に同点弾を放った西川をはじめ、左打者の方が相性が良いのは間違いない。

まず初回の攻撃では、先頭の田中が粘って四球を選ぶ。
そして今日は2番に入っている安部のところで、いつもと違う攻撃が見られるかどうか、というところで田中が初球で二盗を決める。
安部は右打ち進塁打で1アウト3塁と場面が変わり、丸はインコースに食い込んでいくるスライダーに詰まってレフト前への小飛球。
レフト前にポトリと落ちるか、という打球だったが、ゲレーロがランニングキャッチで、2アウト。
ただ、松山は低めのツーシームを逆方向へ弾き返し、ショートの頭上をライナーで越えていくセンター前タイムリーヒットで1点先制。

そして岡田の立ち上がりは、いつも通り。
1アウトから、亀澤の叩き付けた打球が内野安打となり、1人ランナーが出た途端にボールが暴れ始める。
何とか後続は打ち取ったものの、球数は嵩み、リズムは悪い。

2回表の攻撃では、2アウトから野間が四球を選び、二盗、岡田のセンター前タイムリーヒットと、下位打線の2人で得点を奪う、相手にダメージを与えることのできる追加点を奪った。

しかし、2回裏には岡田が三ツ間に四球を与えてピンチを広げ、京田にタイムリーを浴びる。
2アウト2、3塁のピンチが残り、亀澤の二遊間への打球に追い付いた安部だったが、グラブからボールがこぼれ、2塁ランナーまで生還させてしまい、逆転を許す。
もちろん、亀澤の脚力が安部の焦りを誘発したという面はあるが、三ツ間で3アウトチェンジ、無失点で切り抜ける展開が崩れたことも要因。
当然、今後の大事な試合では菊池がセカンドを守るという選択肢以外は考えられなくなる。

3回表の攻撃は、先頭の松山がスリーボールから打っていってサードファールフライに倒れ、ここからは中日の流れの中で試合を進めないといけない。
3回裏も、2アウトを取るまではいい形で投げられていても、2アウトから1本のヒットが出ると、そこから連打に繋がってしまう。
2アウトからの3連打で1点を失い、徐々に点差が広がる。

そして4回表の攻撃では、1アウトから野間が四球を選び、岡田には送りバントのサイン。
野間の盗塁で、得点圏にランナーを進めるのではなく、あえて岡田に自分の仕事をしっかり認識させるべく、送りバントを決めさせたい。
そうすることによって、先発投手としての役割、チームとしての作戦の徹底に繋がり、もちろん岡田自身の為にもなる。
ところが送りバントを2球失敗し、ヒッティングに切り替えるとセカンドゴロ併殺打。
まあ、何をやってるんだと思われてしまうだろう。

続く5回表の攻撃は、田中四球盗塁死、安部四球盗塁死、丸四球というチグハグな攻撃。
松山の打席では盗塁を仕掛けず、打たせていくとセンターオーバーのタイムリー三塁打。
今日の試合の流れは、こういうものだと受け入れるしかない。

6回裏には、エラー絡みで追加点を奪われ、正直大味な試合という印象が強まる。
7回表に谷元を攻め、松山のタイムリーの後、岩本にスリーランが出て、一軍に残り続けたい選手にとっては、こういう展開であっても手を抜くことが出来ない。
だからこそ、岩本の本塁打は本人にとって大きな一撃となり、今日は打撃面のみ評価できる試合。
いや少し言い過ぎなので、打ち勝った試合と言い換えよう。

松山の4安打は、全てタイムリーヒット。
岩本の今季1号の逆転スリーラン。
4四球を選んだ田中が、節目の30盗塁を決める。

一方で、不安定さが増している岡田は、年間を通してローテを守る実力はあるが、投げてみないと分からない、という状態では短期決戦での起用は一考されるだろう。
守備位置についても、菊池を休養させながら試合を進めるのは、長いペナントレースでは必要ではあるが、短期決戦ではそういう訳にはいかない。
4点リードの8回裏に一岡が登板するも、スピード、キレ、コントロールどれをとっても、状態が良いとは思えなかった。
いろいろ考えさせられる試合となった。





【カープ情報】2017.09.08 広島対中日 公式戦22回戦 薮田今季2度目の完封勝利で14勝目

2017年9月8日に行われた、広島対中日の公式戦22回戦の試合結果

広島 000 010 110|3
中日 000 000 000|0

勝 薮田 14勝3敗
負 笠原 0勝2敗
S -

【本塁打】菊池14号

今季のカープにとって、もっとも相性の悪いナゴヤドームでの三連戦。
チーム打率が.212ということで、とにかく打てないことも要因の一つ。
バティスタを一軍登録してきたのは、スタメン起用により得点力アップを狙う目的なのは間違いないが、すでに8月8日、9日のナゴヤドームでの試合では機能しなかった。
今後の攻撃オプションを増やす意味もありライト起用を試すことになったが、その前提としてファームで打撃の修正が図れているか、まずはそこが重要。

カープの初回の攻撃は、先頭の田中が死球で出塁し、菊池は送りバントを狙うも打ちあげてしまいキャッチャーフライ。
丸はアウトコースのボールになるスライダーに手が出て空振り三振。
松山は追い込まれてからの、真ん中低めのストレートに食らい付き、しぶとく一二塁間を破るライト前ヒットを放ち、2アウト1、3塁。
8月31日以来のスタメン復帰、エルドレッドは笠原のインコース攻めのストレートが左肘のエルボーガードに当たる死球で、2アウト満塁となり、安部の打席。
しかし、アウトコースのストレートを打ち上げて、レフトフライで無得点。
もちろん、送りバントが成功していれば、という思わずにはいられない攻撃だったが、ナゴヤドームでの試合はこういうもの。

薮田の立ち上がりは、先頭の京田に初球の真ん中高めのストレートをセンター前に運ばれる。
中日は逆に、端から強攻策で、エンドランも仕掛けつつ、亀澤はショートゴロでランナー入れ替わり。
藤井にはインコースのストレートを投げ込んで、厳しいコースにもかかわらずライト前に弾き返され、1アウト1、2塁。
全般的にボールは荒れ気味ではあるが、威力は十分で、ゲレーロをサードゴロ、福田を空振り三振に打ち取って無失点。

笠原が悪いなりに抑えるピッチングならば、薮田は徐々に調子を上げるピッチング。

そして5回表の攻撃で、菊池が初回の送りバント失敗を取り返す、菊池独特のすくい上げるようなバッティングで、ナゴヤドーム最深部である左中間スタンドへ飛び込む本塁打を放ち、1点先制。

続く6回表の攻撃では、代わった祖父江に対し、1アウト1塁で、バティスタがアウトコースのストレートを逆方向へ弾き返すと、ライナーでフェンス直撃となる二塁打を放つ。
1アウト2、3塁とチャンスが広がったが、會澤が前進守備のセカンドゴロで本塁には帰れず、続く薮田が空振り三振で無得点。

薮田については、ボールがバラついている印象は中盤になっても変わらないが、それでも出した四球は1つだけ。
球数も5回で62球となっており、多すぎるということはない。
初回に2本にヒットを打たれて以降は、5回までで外野に打球が飛んだのが1回だけと、芯で捉えられる打球もほとんどない。
気になっているバティスタの守備機会は、5回まででは初回のライト前ヒットの処理だけということもあり、崩れていく要素も少なくなっている。

6回あたりになってくると、前回同様、ツーシームでストライクが取れるようになっており、3球勝負でペースアップ。
一岡、今村、中崎の登板を出来るだけ避けたい状況でもあり、6回裏をすんなり三者凡退で抑えることが出来たのは、チームにとっても大きい投球。

そして7回表の攻撃で、先頭の田中が粘って四球を選ぶと、菊池は送りバントを2球失敗するも、ヒッティングに切り替えると、アウトコースのスライダーに何とかバットを当てる。
投手前に緩い打球が転がるが、2塁送球を狙う祖父江に対し、打球を追っていた野手が2塁ベースに入ることが出来ず、振り返って1塁送球するも、菊池の足が勝って内野安打。
相手にもらったチャンスで、丸は2球で追い込まれるものの、そこから3球連続ボールになるということは、警戒しすぎて勝負にいけていなかったということなのだろう。
フルカウントからの真ん中へのスライダーを捉えて、センター前タイムリーヒットで1点追加。

リードが2点に広がり、7回裏のマウンドに上がった薮田は、初回以来のピンチを招く。
1アウトから福田にインコースへのツーシームをセンター前ヒット、続く高橋周には真ん中へのストレートを捉えられライト前ヒット。
連打で1アウト1、2塁となるが、続く遠藤を初球のツーシームでサードゴロ。
続く松井雅も追い込んでからのツーシームでサードゴロに打ち取り、ピンチを脱する。

8回表の攻撃で、9月に入っても好調が続く安部が二塁打を放つと、同じく9月好調の會澤のセンターオーバーのタイムリー二塁打で1点追加し、3点差。

8回裏の薮田は、100球を手前に流石に疲れが見え始めた。
先頭の谷は、詰まらせての三邪飛に打ち取り、京田もインコース低めへのツーシームでファーストゴロに打ち取る。
簡単に2アウトを奪ったものの、亀澤には低めのストレートを引っ張られてライト前ヒット。
低めに投げきっていても、強い打球が出始めており、藤井には逆球のストレートが高めに行ってしまった。
軽く合わされたバッティングで三塁線を破られ、二塁打となって2アウト2、3塁。
ここで打席に迎えるのがゲレーロで、本塁打を打たれてしまうと同点になるケース。
今日のピッチングで最も気を使う場面を迎え、直前の藤井への逆球、コントロールミスが気になるところ。
2球目のインコースを狙ったストレートが逆球でアウトコースに行ってしまうが、ライトへのファールとなり命拾い。
最後もインコースを狙ったストレートが、逆球で真ん中高めに行ってしまったが、詰まってファーストフライとなって、無失点。

力で抑えきったというピッチングだった。

球数もやや多くなっており、9回裏の継投をどうするかというところではあったが、薮田が続投。
先頭の福田を3球でライトフライに打ち取ると、高橋周にはインコースのストレートを引っ張られてライトへのハーフライナーで2アウト。
遠藤は当てただけのショートゴロに打ち取ってゲームセット。

今季2度目の完封勝利達成となり、リリーフ陣の登板を回避できたと言う意味でも、非常に価値ある14勝目となった。





【カープ情報】2017.09.07 広島対阪神 公式戦23回戦 継投策成功、阪神戦同一カード3連勝

2017年9月7日に行われた、広島対阪神の公式戦23回戦の試合結果

阪神 300 100 000|4
広島 002 040 00×|6

勝 九里 7勝5敗
負 秋山 12勝5敗
S 中崎 4勝1敗5S

【本塁打】田中6号

個人的に、この3連戦で最も楽しみにしていたのが、この3戦目の秋山との対戦。
ほぼ1年間先発ローテーションを守り、ここまでの与四球率0.75という数字は、過去例を見ないほど優秀。
数字上は全盛期の中日吉見クラスの与四球率で、カープとは今季初対戦でもあり、四球が期待できない中で、どういう攻撃を仕掛けていくのか非常に興味深い。

そしてジョンソンの立ち上がりは、糸井に対し、スリーボールから、フルカウントまで持ち直したが、最後はストレートが高めに浮いて四球を与えるスタート。
ジョンソンの調子のバロメータは、右打者のインコースへのスライダー、カットボールと、アウトコースへのチェンジアップで打ち取ることが出来るか否か。
右打席に入っている大和に対しては、インコースには決めることが出来ず、アウトコースでセカンドゴロ、2塁封殺のみ。
福留に対しても、糸井同様アウトコースへ大きく外れるボールが多く、フルカウントから四球を与えて、1アウト1、2塁。
4番の大山には初球のインコースで空振りを奪ったものの、ボールは高く、ジョンソンの本来の投球とは程遠い。
何度も足元を気にしているように、コントロールが定まっておらず、インコースへのカットボールがやや甘く、三塁線を破るタイムリー二塁打で1点を失う。
続く中谷の打席でようやくインコース低めのスライダーで空振りは奪えたが、引っ掛け気味で良いボールという訳ではなく、アウトコースのチェンジアップについてこられてライト前にポトリと落ちる2点タイムリーヒットで点差が広がる。
鳥谷には強い打球のピッチャー返しを打たれるが、田中の好捕もあって6-4-3のゲッツー。
なんとか3点で収まった、という立ち上がりだった。

そしてカープの初回の攻撃を迎えるというタイミングで、雨脚が強まり試合が中断。
グラウンド状態が良くないのは当然としても、試合再開後の秋山のピッチングは、確かにコントロールは良い。
右打者、左打者を問わず、インコースギリギリへストレートを投げ込んでくるために、早いカウントから打っていっても内野ゴロ、若しくは手を出せないコースでストライクを取られてしまう。

3回裏の攻撃で、ジョンソンへのストレートが甘くなり、センター前ヒットで出塁すると、田中が初球のカットボールが真ん中に来たところを捉えて、ライトスタンドへのツーランで1点差に迫る。
もちろん、ストライク先行のピッチングをしてくる投手は、1試合の間に、どこかしら簡単にストライクを取りにくるケースが何度かある。
そこをファールにすることなく、捉える事が出来たということは、手も足も出ない状態ではないことを示している。

ジョンソンも初回のピッチングから、何とか立て直しを図ろうとするも、今日のグラウンド状態はカープ内野陣の守備を乱す。
併殺コースの打球でゲッツーが取れないケースが続き、4回表はゲッツーでチェンジというところが一転、タイムリーエラーのようなゲッツー崩れで追加点を許す。

中断により試合経過が遅くなっていることもあるが、ジョンソンの投球リズムも良くはなく、試合の流れは良いとは言えない。
4回で早くもジョンソンを諦め、継投策に移る。

5回表は九里がマウンドに上がり、初球ライナー2つと3球三振、わずか5球で三者凡退。
これは、テンポの悪かった試合において、流れを変えるには十分の内容と結果。

直後の5回裏の攻撃で、九里とともに途中出場となった會澤が、昨日のサヨナラタイムリーと同じような軌道の打球を右中間に飛ばし、ノーアウト2塁のチャンスを作ると、田中の進塁打、菊池の四球でチャンス拡大。
そして丸としては、今日の秋山の生命線、インコースのストレートがどこかで来るのを待っていた。
追い込まれてから、ようやく決め球としてインコースのストレートが来たところを捉え、ライト前タイムリーヒット。

この辺りから、全般的に球速も落ちてきているし、ボールが高めに浮き始めた。
こうなると、ストライクが入ることが逆に作用するようになる。
ストライクゾーンのボールにバットを出すと、弾き返すことができるようになり、松山がアウトコース高めのストレートをレフトへ打ち上げ、同点犠牲フライ。
安部が真ん中低めへのスライダーを捉えて左中間への勝ち越しタイムリー三塁打。
西川はインコース高めのカットボールを、ライト線へ運んでタイムリー二塁打。

5回裏に試合をひっくり返すと、九里が回跨ぎで6回表も三者凡退に抑え、あとは一岡、今村、中崎の無失点リレーで逃げ切り成功。

ジョンソン、秋山ともにコンディションの厳しい中でのピッチングとなり、今日の結果が実力とは受け取らない。
内野守備についても同様。
もっとも、雨が上がり、グラウンドコンディションの悪化が収まってからは、リリーフ陣、守備、攻撃は良い形を取り戻していた。

首位攻防戦ということ、僅差の試合が続いたことで、一岡、今村、中崎が3連投になったことが気掛かりではあるが、3連勝と言う形で報われた。





【カープ情報】2017.09.06 広島対阪神 公式戦22回戦 今夜は會澤、2試合連続サヨナラ勝ち

2017年9月6日に行われた、広島対阪神の公式戦22回戦の試合結果

阪神 010 000 110 00|3
広島 000 000 030 01|4

勝 一岡 5勝2敗1S
負 石崎 0勝1敗
S -

【本塁打】中谷19号

初回の中村祐は、先頭の糸井のインコースを突き、3球で見逃し三振を奪うスタート。
西岡にもストライク先行のピッチングで追い込み、やや粘られはしたが、最後はインコースのストレートでライトフライ。
福留にも、インコースにストレートをどんどん投げ込み、セカンドフライに打ち取って三者凡退。

これまでのような逆球は少なく、比較的狙い通りにコントロール出来ているし、怖いもの知らずの投球という側面もある。

カープの初回の攻撃は、田中が岩田のストレートをピッチャー返し。
良い当たりではあったが、岩田のフィールディングも良く、投ゴロに打ち取られる。
チーム全体として考えても、昨日から集中力の高いプレーが続いており、今日も混戦となりそうなムードが出てきた。

菊池はアウトコースのチェンジアップで空振り三振に倒れるが、丸はアウトコースへのカットボールを逆方向に弾き返してレフト前ヒット。
9月4連勝の原動力とも言える、4番松山はその4試合連続で1打席目にヒットを放っている。
その松山へのマークが厳しくなっている隙を突いて、丸が二盗を決め、チャンスを作るが、松山はインコースのカーブを捉え損なってファーストゴロ。
これまでの流れが止まり、違う得点パターンでの攻撃が求められそうな初回の攻撃となった。

2回の中村祐は、中谷へのスライダーがアウトコース高めに浮いたところを捉えられ、レフトスタンド上段へライナーで放り込まれる。
先制本塁打により試合の主導権を握られるが、今季の中村祐の逆球というのはある程度上手に付き合っていかないといけない。
切り替えて後続を打ち取り、昨日あれだけ振れていた阪神打線に、簡単にはヒットを許さない。

ただ、それは岩田も同様。
序盤は得点圏にランナーを進めるケースこそあったが得点に至らず、6回裏にようやく捉えた打球が出た。
2アウトランナーなしから、松山が肩口から入ってくるカーブを捉え、ライトオーバーの三塁打。
リプレー検証するも、フェンスの頂点付近に当たっており、2アウト3塁で新井の打席。
しかし、空振り三振に倒れ無得点。

この無得点と言うのは大きな意味があった。
塁が空いていても新井と勝負し、打ち取られた。
さらに残り3イニングとなり、阪神はいつでも継投策に入ることが出来る。
雨脚も若干強まっている。
シーソーゲームの昨日とは違い、1点を守りきる意識は高まっている。

それだけに7回表の鳥谷のレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打での追加点は痛かった。
2アウト1塁で、走者は福留。
松山の打球の追い方としては、レフトライナーを掴み取ろうという動きだったが、中村祐のストレートはインコースを狙ったボールがアウトコースへシュート回転、所謂逆球となっていたことで威力が半減。
その違いが、打球の伸びに繋がった。

2点差に広がり、7回裏は先頭の安部が打ち取られ、堂林の打順で、岩田から桑原に投手交代。
ここからカープは、連続代打天谷、西川、岩本で打って繋ぐ作戦。
ただ、天谷の内野安打1本に抑えられ、反撃ならず。

そして、8回表はブレイシアが登板し、ランナーを出しながらも2アウトまで漕ぎ着けたが、福留に対しボール先行の後に、真ん中へのスライダーを捉えられてセンター前タイムリーヒット。
じわじわと点差を広げられ、8回裏はマテオとの対戦。

先頭の田中はスライダーを引っ掛けてファーストゴロ。
菊池はストレートを捉え、レフトへ高々と打ち上げるがあと一伸びを欠き、フェンス手前で失速。
しかし、福留がボールの落下点に入り損ね、捕球できずに三塁打となった。
このワンプレーで試合の流れが変わった。
丸の叩き付けた打球はショートへの内野安打となり、菊池が生還し2点差。
松山がセンター前ヒットで繋いで、1アウト1、3塁となり、松山に代走野間を起用。

新井はセンター返しの打球を放つが、ショートゴロ。
野間はスタートを切っており、野手がベースカバーに入っていたが故のショートゴロか、スタートを切っていたから併殺打にならずに、3塁ランナーが生還できたのか、そこは何とも言えない。
ただ、安部がスライダーを捉えてライト前タイムリーヒットを放って同点に追い付き、少なくとも繋ぐ意識がこの同点劇を生んだのは間違いない。

9回表は中崎が昨日の雪辱を果たす三者凡退で抑え、9回裏は藤川との対戦。
先頭の代打エルドレッドはフルカウントから粘って四球を選び、代走上本を會澤が送りバントで2塁に送る。
田中を敬遠して1アウト1、2塁となり、外野は前進守備。
菊池は高々とレフト後方へ打球を飛ばすが、今度は福留が背走して掴み取る。

2アウト1、2塁、丸の打席で、藤川から岩崎に投手交代。
アウトコースのストレートを捉えていったが、レフトフライで無得点に終わる。

ここは阪神の意地の継投策に抑えられた形となった。

延長戦に突入し、10回表は今村が登板。
先頭の植田には一二塁間に強い打球を転がされるが、菊池に代わって守備についていた上本が追い付く。
1アウトとなって糸井にライト前ヒットを打たれるが、森越の送りバントは、一度もバットに当てさせることなく見逃し三振。
福留の打席で糸井に二盗を決められたことで、福留を敬遠して2アウト1、2塁で大山勝負。
ボール先行となったが、アウトコースのフォークを引っ掛けさせてサードゴロに打ち取って無失点。

11回表も一岡がランナーを出しながらも無失点で抑え、11回裏は石崎との対戦。
1アウトから上本が粘って四球を選ぶと、會澤の打席で二盗を決める。
この二盗があったからこそ、阪神外野陣が前進守備を敷き、そして會澤がアウトコースのストレートを右方向へ弾き返すと、糸井の頭上を越えていった。
2試合連続サヨナラ勝ちは、中村祐の好投を初めとする投手陣の踏ん張りがあってこそ。
予想通りの混戦となったが、投打が噛み合っての勝利だと言える。





【カープ情報】2017.09.05 広島対阪神 公式戦21回戦 安部勝ち越し打3本、その3本目は逆転サヨナラ本塁打

2017年9月5日に行われた、広島対阪神の公式戦21回戦の試合結果

阪神 021 011 002|7
広島 203 000 102|8

勝 中崎 4勝1敗4S
負 ドリス 3勝4敗34S
S -

【本塁打】松山11号、上本8号、福留17号、安部4号

昨年の8月5~7日の巨人戦で、全く同じ文章を書いたことがある。
あえてここで再度記したいと思う。

過去何年も追いかける立場だったからこそ分かる展開がある。
首位チームに対し、ここで同一カード3連勝できれば、優勝の望みが出てくる。
そうやって挑んで3連勝出来ずに跳ね返され、やはりダメかという歴史を繰り返してきた。

昨年は同一カード3戦目にして、9回2アウトから逆転サヨナラ勝ちした。
優勝を経験し、連覇を目指すチームだからこそ、今年は初戦で勝利してもらいたいという思いが強い。

そのためにも重要な野村の立ち上がり。
先頭の糸井には、インコースへのカットボールを引っ張られ、強い当たりのファーストライナー。
一軍復帰の西岡にはカーブを続け、緩い当たりのセカンドゴロで、全力疾走のために際どいタイミングになった。
そして福留はアウトコースのシュートで、強い当たりのショートゴロ。
三者凡退には抑えたが、なるほどスイングは力強いし、走塁の意識も高い。
だからこそ、初戦に叩きたい。

カープの初回の攻撃は、田中がセーフティバントで揺さぶりを掛けるものの、ストレート2球で追い込まれる。
ただ、ここからが田中の本領発揮で、粘って四球を選ぶ。
菊池は送りバントを決め、1アウト2塁。
丸は2ストライクからの真ん中へのストレートを捉えたが、良い当たりのセンターフライで2アウト。
しかし、絶好調の松山が一振りで仕留める。
初球のインローへのカットボールを振り抜くと、ライトスタンド上段へ飛び込むツーランで2点先制。

2回表は、先頭の大山に対し、フルカウントからアウトコースへのカットボールを弾き返され、センター前ヒット。
中谷にはカーブとツーシームで追い込んだものの、3球勝負のツーシームを捉えられレフト前ヒット。
鳥谷にはボール先行の後、高く浮いたチェンジアップを捉えられてライト前ヒットでノーアウト満塁。
3球種をヒットゾーンに運ばれており、どのボールを軸に攻めるか、悩みどころ。
続く北條はシュートでセカンドゴロ併殺打に打ち取り、その間に1点は返されるが、この1点は仕方がない。
2アウト3塁で、坂本と藤浪のどちらかで1つのアウトを奪いに行く場面。
坂本にはストライクゾーンのギリギリにしか投げ込まず、フルカウントからでも勝負に行く場面ではなかったが、チェンジアップがど真ん中へ。
センター前に弾き返され、同点タイムリーを浴びてしまう。

こうなってしまうと、藤浪に必要以上の警戒をすることになり、コントロールも乱れ、フルカウントから四球を与えてしまう。
ランナーを貯めて糸井を迎えれば、さらに警戒度が増し、ストライクゾーンに来るボールをじっくり待たれてしまう。
1ボールからのインコースへのカーブはフルスイングされ、大きな当たりのファール。
何とか最後はチェンジアップを引っ掛けさせてセカンドゴロに打ち取るものの、2点目はもったいない失点だった。

もったいないと言えば、3回も1アウト3塁で、大山を詰まらせ、前進守備のセカンドへのゴロを打たせ、3塁ランナーは本塁突入を自重。
本塁送球を狙うべく、思いきりファーストからボールを取りに向かった安部は、3塁ランナーが自重したことで、動きに迷いが生じた。
結果、安部も菊池もボールに対し動きを止め、捕球することができずにライト前に抜けていくタイムリーヒットで勝ち越される。
ただ、あくまで個人的な考えだが、冒頭の通り今日は内容よりも結果。
試合終了時に、1点でも上回っていれば良いという位置付けの試合。

と言いつつも、3回裏の松山の内野ゴロの間の追加点、安部の2アウトからの2点タイムリーは、内容も結果も文句なしの攻撃。

中盤に野村が1点を返され、ジャクソンが上本にストレートを捉えられての同点本塁打を浴びても、チームとして集中力が切れることはない。

同点で迎えた7回裏の攻撃で、松山のポテンヒットで2アウトからランナーが出ると、満を持して代走野間。
二盗を決め、安部は追い込まれてからスライダーを捉えてライト前ヒット。
野間は、前進守備のライト糸井の肩でも全く問題なく生還。
安部はこの試合2度目の勝ち越しタイムリーを放ったことになる。

8回表は今村が登板。
北條、坂本をともに2球で追い込み、後はコースギリギリに決め球を投げ込んで打ち取り、代打ロジャースをストレートで見逃し三振。
見事に三者凡退で中崎に繋ぐ。

もちろん8回裏に追加点が入ればなお良し。
先頭の堂林がライト前ヒットを放ち、西川は送りバント失敗でヒッティングに切り替えると、右中間へライナーを放つ。
抜ければ1点追加という打球だったが、中谷がダイビングキャッチ。
これが首位攻防戦の見応えのあるプレーの応酬というもの。
結局、満塁までチャンスを広げたものの無得点に終わり、1点リードで9回を迎える。

9回表は中崎が登板。
先頭の糸井に対し、ツーシームが高めに入り、逆方向へ弾き返されレフト前ヒット。
西岡は、2球続けてセーフティ気味のバントをしてくるが、投手正面へ強く転がり2塁封殺で送りバント失敗。
さあ、というところで福留にアウトコースのツーシームを逆方向へ弾き返され、レフトスタンドへの逆転ツーランを浴びてしまう。

1点のビハインドに変わり、当然阪神の守護神ドリスとの対戦となる。
先頭の丸は、初球のストレートを狙っていったが、低めに決まっていることで打球は上がらずショートゴロ。
野間は2球で追い込まれたが、ストレートに付いて行き、ショートへの内野安打で出塁。
安部の打席の初球でワイルドピッチがあり、1アウト2塁となって、外野は前進守備。
そして、2-1からの高めのストレートを上から叩くと、高々と左中間に打球が舞い上がり、そのままスタンドへ。

今日3度目の勝ち越し打は、最高のサヨナラツーランとなった。

今日のヒーローは、間違いなく安部。
久々にあの言葉を聞くことができるだろう。
覇気で打ちました。
まさにその通りだと思う。

いくつかある反省材料は、チーム内でしっかり解消してもらって、ファンはサヨナラ勝ちに酔いたい。





【カープ情報】2017.09.03 広島対ヤクルト 公式戦23回戦 岡田大量援護に守られ久々に安定感のある投球で12勝目、松山3試合連続打点

2017年9月3日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦23回戦の試合結果

広  島 031 301 001|9
ヤクルト 101 000 000|2

勝 岡田 12勝5敗
負 山中 2勝6敗
S -

【本塁打】松山10号、會澤4号、5号、山田21号

カープ先発岡田の立ち上がりは、大きく外れるボールがない代わりに、コースを狙ったストレートがことごとく真ん中に集まる。
先頭の山崎のレフト前ヒットは、ど真ん中のストレートを逆方向へ弾き返され、送りバントで進んだランナーを、バレンティンのセンターオーバーのタイムリー二塁打で返される。
バレンティンへの決め球のストレートは、アウトコースを狙って、結果ど真ん中に入ってきた。
山田には際どいコースを狙ってボールになり、四球を与え、坂口には甘いストレートを痛打される。
強い当たりはファースト正面のゴロとなり、3-6-3と渡るものの、最後ベースを空踏みして一塁セーフ。
2アウト1、3塁でリベロを迎え、ここでようやく高めのストレートで空振り三振を奪えた。

1点先制されて迎えた2回表、松山が低めのストレートを捉えて、打った瞬間に分かるライトスタンドへの本塁打で同点に追い付く。
安部も低めを捉えてセンター前ヒットを放つと、西川倒れて1アウト後、7番に入っている會澤が真ん中高めのストレートを捉え、レフトポール際に飛び込むツーランを放って勝ち越し。

3回の攻撃でも丸の犠牲フライで1点追加し、久しぶりに上位打線3人での得点シーンを見た。
良い形での追加点を奪ったことで、山田の本塁打で1点を返されても、慌てることなく試合を進めることが出来る。

4回表の攻撃では、2アウトから會澤が四球を選び、ヤクルトバッテリーとしては、これ以上追加点を与えることは出来ないと、すんなり野間に四球を与えて岡田勝負でもおかしくない場面で、野間との勝負にこだわり、その野間が粘って四球を奪い取ったことで、リズムが崩れた。
岡田は2球目の真ん中近くのストレートを振り遅れに近いバッティングで打ち返すと、レフト線上に落ちる2点タイムリー二塁打で追加点。
バレンティンがクッションボールの処理を誤り、1塁ランナーの野間まで生還し、一気に球場が盛り上がり、続く田中の初球ヒッティングが、一塁線を破るタイムリー二塁打となってさらに追加点。
2アウトからの連続四球、そして投手のタイムリーヒットというのは、ほぼ確実に試合の流れをつかむ事が出来る攻撃。

6回には近藤のスライダーがほとんど曲がらず真ん中に入ってきたところを捉え、會澤がレフトスタンドへ弾丸ライナーで放り込む、この日2本目の本塁打で追加点を奪う。

岡田のピッチングは、大量点にも守られ、ストレートでどんどん押していけるし、左打者のインコースへのカットボールが有効に決まっている。
6回裏の守備では、奥村の一二塁間への当たりを菊池が好捕し、またもや奥村のヘッドスライディングも及ばずというプレーが出た。
その6回裏は、2アウト1、2塁で代打大松を迎え、初球のストレートでサードファールフライ、これもフェンスに近く、気になるところではあったが西川が追い付いて反撃を許さない。

球数的には十分余力を残していたと思うが、岡田は6回86球で交代し、7回からは継投策に移る。
良いイメージのままマウンドを降りることも重要視したのかもしれないし、次回登板への登板間隔も気にしたのかもしれない。

そして7回一岡、8回ジャクソンがそれぞれランナーは出したものの無失点で抑え、9回表にもダメ押しの1点を追加して、9回裏のマウンドにブレイシアが上がる。
そして今日も1球だけフォークを使い、前回は抜けてしまったが今回は空振りを奪った。
課題をこなしながら、一軍での登板で結果を残し続けており、2球、3球と増やしていくことが出来れば、信頼感も出てくる。
そして見事三者凡退に抑えてゲームセット。

今日は2回の松山の同点本塁打と、會澤の勝ち越しツーランで岡田の投球が甦った。
これが投打が噛み合っての勝利という試合だと言えるだろう。





【カープ情報】2017.09.02 広島対ヤクルト 公式戦22回戦 薮田先発としての10勝目、松山2試合連続の殊勲打

2017年9月2日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦22回戦の試合結果

広  島 200 000 001|3
ヤクルト 000 000 010|1

勝 薮田 13勝3敗
負 小川 7勝7敗
S 中崎 3勝1敗4S

【本塁打】西川5号

ちょうど2週間前と同じ顔合わせとなった、薮田対小川。
前回は小川に対し、1点も奪えず敗戦となったが、今日はその時とはスタメンを少し変えてきた。

初回の攻撃は、先頭の田中が粘った末のレフトファールフライ。
ストレートに詰まった当たりだったが、昨日と違いライトからレフトへ強風が吹いている。
ポール際になるに連れて、どんどん風に流されていく打球を見て、外野に飛ばされるのを警戒せざるを得ない。

菊池はアウトコースのカットボールを捉えてセンター前ヒット、丸は四球を選んで1アウト1、2塁。
高めだけは禁物という訳でもないだろうが、低めを突いてくる小川に対し、インコース低めが大好物の打者が4番に座っている。
その松山は初球のインコース低めのストレートを捉え、右中間突破の2点タイムリー二塁打を放って、小川から2点を先制する。
安部はセカンドゴロ進塁打で、2アウト3塁となり、新井に対しては、大きく外れるボールが4球続いての四球。
岩本は、やはり苦手としている落ちるボールを連発されて空振り三振。
ファールチップをアピールしたが、球審白井のセルフジャッジは当然のことながら覆らない。
とは言え、前回無得点の小川から2点を奪い、さらに28球を投げさせることでも、前回どおりには行かせないぞというチームの意地も感じる。

そして薮田の立ち上がりは、1アウトから藤井に四球を与えるが、バレンティンをストレートで空振り三振。
前回はなかなかストレートで空振りが奪えなかったことで、苦しいピッチングになってしまっていたが、これならば連打されるまではストレートで押していける。
続く山田にもストレートで空振りを奪って追い込むと、最後はストレートで押し込んでセンターフライ。
この1回裏に入る頃には、風向きがセンターからホーム方向、昨日と同じく打者にとっての向かい風に変わっており、風も味方している。

2回裏の薮田は、先頭の坂口に低めのボール気味のツーシームを上手く拾われ、センター前ヒットを打たれたのを起点として、2アウト1、3塁のピンチを招いてしまうが、小川を3球三振に打ち取って、簡単には崩れない。

小川は2回、3回と抜け球はあるものの、徐々に立ち直りの兆しを見せ始め、薮田もランナーを出しながら粘りのピッチングで3回無失点。
試合の流れが止まりかけたと思いきや、4回表の攻撃で、岩本の高く弾んだ内野安打に続き、會澤がチェンジアップの抜け球を捉えて三塁線を破る二塁打を放ち、ノーアウト2、3塁。
薮田はフリーで打たせて空振り三振に倒れ、田中はフルカウントからレフトへ高々と打ち上げる。
十分犠牲フライになるかという打球だったが、バレンティンからの大遠投およびストライク返球で、岩本が刺されて無得点。
これはバレンティンに脱帽というプレーだった。

4回裏は、先頭のリベロに三遊間の深い位置に転がされるが、田中が回り込んで、安全にワンバウンド送球。
ただ、打者走者との交錯が気になったのか、新井がボールを逸らしてしまい、内野安打でノーアウト1塁。
しかし、打順は下位打線で、1つずつアウトを取っていければ、9番の小川まででイニングを終えられる。
中村をストレートでセンターフライ、奥村を低めのストレートで空振り三振、小川にはストレートが甘くなったがライトフライで無失点。

薮田、小川ともに、ランナーは出しながらも、堅い守備に守られながらの投球で、投球数は5回で100球近くに達している。

薮田は6回裏も自身のワイルドピッチでピンチを広げながらも、ショーと田中の好守にも助けられ無失点投球は継続したものの、球数は112球で、さすがにこれ以上の続投は無理。

7回裏は一岡が登板し、2アウトまでは簡単に奪ったが、藤井に高く弾むサードへの内野安打を打たれ、バレンティンを迎える。
バレンティンには真っ向勝負、インコースのストレートを多用し、ライトフライに打ち取って無失点継続。

8回裏は昨日の投球内容ではジャクソンの登板は難しく、今村がマウンドに上がる。
先頭の山田には追い込みながらもレフト前ヒットを許す。
1アウト後、リベロにはスライダーがど真ん中に行ってしまい、打った瞬間はレフトフェンスオーバーも覚悟した打球だったが、フェンス上段に当たるタイムリー二塁打。
1点を返され、なお1アウト2塁のピンチ。
中村にはスライダーを制球し直して、追い込むと、最後もスライダーでセンターフライに打ち取って2アウト。
そして再三、1塁へのヘッドスライディングでユニフォームを真っ黒に汚している奥村に、この場面で回ってくる。
打てば盛り上がる打者の筆頭だったが、フォークで空振り三振を奪って、1点のリードは保った。

昨日もそうだったが、9回表に追加点を奪って、中崎を少しでも楽な場面で登板させたいところ。
9回表は松岡との対戦。
先頭の今村の代打西川が、アウトコースのストレートを逆方向へ弾き返すと、低い弾道のライナーのままフェンスオーバー。
貴重な追加点が、西川のバットから生まれた。

待望の追加点が入り、9回裏のマウンドに向かう中崎を、ブルペンメンバー全員が拍手で送り出す。
先頭の武内を、インコースのストレートで見逃し三振。
山崎は、アウトコースから巻いてくるスライダーで見逃し三振。
大松は2球で追い込んでから、ストレートもスライダーも粘られたが、最後まで集中力を切らさず、インコースのストレートで詰まらせてファーストゴロに打ち取ってゲームセット。

先週の登板で、調子が悪くても立て直す術を見せた薮田が、この試合でも調子が抜群に良かったわけではないが、粘って勝利投手になった。
小川相手に、先に点を与えないピッチングが出来たという点では、前回のリベンジが果たせたと言えるだろう。
リリーフでの3勝に、先発での10勝を加え、堂々の13勝目。
2試合連続で良い試合を見せてもらった。





【カープ情報】2017.09.01 広島対ヤクルト 公式戦21回戦 松山2点タイムリー後ドヤ顔で野間を待つ、中崎の好リリーフで逃げ切り成功

2017年9月1日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦21回戦の試合結果

広  島 000 001 200|3
ヤクルト 000 000 020|2

勝 ジョンソン 6勝3敗
負 星 4勝7敗
S 中崎 3勝1敗3S

【本塁打】なし

ヤクルト先発の星とは、先発としては初対戦となるが、リリーフでの対戦時は、右打者はノーヒットに抑えられている。
だからという訳ではないかもしれないが、カープのスタメン野手で右打ちは菊池と石原のみ。
ただ、守備が固いメンバーかと言われるとそうでもないし、打力優先かと言われるとそれも少し違う感じがする。
新井、エルドレッドにフル出場を求めない方針にブレがないことだけは確認できる、という印象のスタメン。

カープの初回の攻撃は、田中の右中間を破ろうかという打球を、センター山崎がランニングキャッチして始まった。
菊池は体勢を崩されてのショートゴロ、丸はスライダーを溜めて打ち返して良い当たりのレフトフライ。
今日の試合は、台風接近ということもあり、打者にとっては強い逆風で、余程の強い打球でないとフェンスオーバーは難しい。
初回の攻撃を見る限り、やはり左打者の方が良いアプローチが出来ている。

逆にジョンソンに対するヤクルト打線も、左打者は坂口と山崎の2人だけ。
両極端なスタメンが、どちらに流れを呼び込むか、というところで、先頭の坂口に高く弾む内野安打を打たれる。
山崎は送りバントの構えからバットを引き、その後は強攻してくるが、アウトコースへのカットボールで空振り三振を奪う。
バレンティンには初球のストレートを右中間に弾き返され、1アウト2、3塁のピンチを迎える。
まだ、ここまで右打者の膝元へのスライダーを投げ切れておらず、調子が計りにくい。
山田に対し、ようやく膝元へスライダーを投げ込み、キレもコースもまずまず。
詰まらせてのファーストフライに打ち取って、これで右打者への軸になるボールが決まり、リベロにもインコースを攻めてショートゴロに打ち取って無失点。

2回の攻撃では、先頭の松山が三遊間の深い位置に打球を転がし、内野安打で出塁すると、安部はストレートを捉えて強い打球を放つが、セカンドライナー。
ただ、続く西川の打席の初球でワイルドピッチがあり、ランナーが得点圏に進む。
西川は低めの変化球をすくってセンター前に落とし、1アウト1、3塁とチャンスが広がる。
そして今日の打線では、7番以降が天谷、石原、ジョンソンと続く。
天谷が打てないと無得点の可能性の高い打順で、3塁ランナーが松山では仕掛けも出来ず、天谷はフォークで空振り三振。 石原はボール先行となったところで、敬遠気味の四球もあるかなと思った矢先、3-1からの高めのストレートを打ち上げてキャッチャーフライ。

ジョンソンのピッチングは、時折甘くなってヒットは打たれるものの、全般的に右打者への打ち取り方は安定している。
インコースを見せておいて、アウトコースのチェンジアップ、それで打ち取れなければインコースへのカットボールかスライダー。
徐々に調子を上げてきた。

ただ、カープの攻撃はあと一本が出ない。
5イニング中、3度得点圏にランナーを進めるが、無得点が続き、こうなってくると好投のジョンソンと言えども、1点の重みがプレッシャーになってくる。

しかし、ジョンソンの投球はますます冴え渡り、ランナーを許さない投球が続く。

すると6回表の攻撃では、丸がストレートを捉えてセンター前ヒットを放ち、松山は四球で繋ぐ。
1点の重みが大きいのは、星にとっても同じこと。
1点を奪いに行くために、安部が1球目で送りバントを決める。
1アウト2、3塁となり、前進守備を敷いてくる場面で、当然バッテリーは低め中心の投球で、内野ゴロを打たせる狙い。
星は2球連続で低めに投げ切ったが、その3球目のフォークがバットの届く高さに来た。
バットの先で軽く払った打球はライトへ上がり、犠牲フライで1点先制。

続く7回表の攻撃は、2アウトから菊池がアウトコース高めのストレートを逆方向へ弾き返し、右中間突破の二塁打で出塁。
このイニングの星は、この菊池の打席から急に、どの球種も高めに浮き始めた。
丸は高めに浮いたスライダーを見極めて四球を選ぶと、松山は初球の高めのストレート、ややシュート回転で真ん中高めに来たところを捉えて、左中間突破の2点タイムリー二塁打を放つ。
2塁ベース上の松山は、ドヤ顔で代走野間を待ち構え、やり切ったとばかりにベンチに下がる。

ジョンソンは、4回から7回まで、三者凡退を続け、球数は99球。
球数の影響もあってか、8回裏のマウンドに上がったジョンソンのスライダーもカットボールも、バットの芯で捉えられるケースが増えた。
先頭の比屋根のバットを折ったものの、詰まった投手頭上へのハーフライナーを深追いしたジョンソンと田中が譲り合った形で内野安打となり、1アウト後山崎にセカンド強襲の内野安打を打たれて、1アウト1、3塁。
バレンティン、山田を迎える踏ん張りどころ。
ここでバレンティンを、フルカウントからのチェンジアップで空振り三振。

山田を迎えるところで、ジョンソンからジャクソンに投手交代。
セットアッパーとしての信頼を取り戻しているが故の投手交代ではあるが、ここは山田とリベロのどちらかで1つのアウトを取りに行くケース。
山田にはボール先行となったところで、敬遠気味の四球を与えて、2アウト満塁。
今日のジャクソンは、スライダーの制球が定まっていない。
リベロにもスリーボールとなり、ここは押し出しを怖がってストライクを取りに行ってはいけない。
そして最後まで腕を振っての押し出し四球で1点を返される。

代打武内を迎え、ストレートの球威で攻める。
2球連続ストレートでストライクを奪うが、そこから長い勝負になる。
10球以上粘られ続け、2者連続押し出し四球を奪い取られた。
さすがにジャクソンの続投は難しく、今村がマウンドに上がる。
初球のアウトコースのストレートでファール、2球目でアウトローへのストレートで見逃し。
2球で追い込み、1球見せ球を使って、最後までアウトコースのストレートで勝負し、良い当たりではあったがショートゴロに打ち取って、何とか1点のリードを保った。

9回裏は中崎が登板するとは言え、出来れば追加点を奪っておきたい9回表。
しかし、代わった近藤に対し、代打岩本が抜いたスライダーでタイミングを外されセンターフライ。
田中が低めのストレートを打っていったがショートゴロ、菊池はアウトコースのスライダーで空振り三振。

1点のリードのまま、中崎に後を託す。
先頭の奥村を2球で追い込み、最後は低めのストレートでショートゴロ。
大松も低めのストレートでバットを折り、ショートゴロで2アウト。
坂口も低めのストレートで投ゴロに打ち取り、ゲームセット。

今日の中崎は、ストレートが低めにしか行かなかった。
途中から石原が自信を持ってアウトローに構えて微動だにしないのが印象的。

最後は少しバタバタしてしまったが、しっかり逃げ切れる体勢を維持できたのは、とりあえず一安心。

ジョンソンも2試合連続で好投し、良い勝利を見せてもらった。





Google検索
【デタスポ内記事検索】


2017年優勝決定日
2017年セ・リーグ
優勝決定日
9月18日

2017年9月18日更新
広島カープネットラジオ中継
RCCラジオのネット中継radiko

カープの公式戦はネットラジオで中継

テレビ中継がない日はネットラジオ!
カテゴリ
カープニュース
スポンサードリンク

プロフィール

デタスポ

Author:デタスポ
FC2ブログへようこそ!

アクセスカウンター