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【カープ情報】2017.06.30 広島対中日 公式戦10回戦 ジョンソン状態の上向きを予感させる3勝目

2017年6月30日に行われた、広島対中日の公式戦10回戦の試合結果

中日 110 100 000|3
広島 030 001 40×|8

勝 ジョンソン 3勝2敗
負 バルデス 4勝5敗
S -

【本塁打】エルドレッド18号、松井佑1号

左腕対策であえて松山、安部を起用するというスタメンが、僅かながら効果を挙げたDeNA戦を活かすべく、再び松山、安部を起用してきた。
効果の出ている作戦を採っていくのは理解できる。

ただ、カープの初回の守りでは、先頭の京田の緩い当たりのセカンドゴロを、菊池が前進して捕球したまでは良かったが、一塁への送球が乱れ、ヒットと悪送球でランナーは二塁へ。
荒木の送りバントで三塁に進み、大島の高いバウンドのセカンドゴロの間に1点先制されてしまう。
ゲレーロにはアウトコースから曲げてくるスライダーをレフト前ヒットとされるが、4人目でようやく良い当たりが出たように、ジョンソンの調子が悪い訳ではなく、気にしないことが必要。
福田のバットの先に当たった緩い当たりが再び菊池の前に転がり、内野安打となって2アウト1、2塁と再びピンチを迎えたが、松井佑をカーブでライトフライに打ち取って1失点で留めた。

2回表のピッチングは、ヒット、送りバントで1アウト2塁とし、バルデスのサードゴロでランナーを釘付けにし、京田を迎える。
フルカウントからのスライダーを振らせたが、ファールチップで三振が奪えず、そして次のカットボールをセンター前に弾き返され、1点追加。
ジョンソンは軽く投げたように見えても、140キロ後半のスピードが出ているし、調子自体は悪くない。
しかし、2アウト1塁で、ランナーの京田を牽制で誘い出したものの、エルドレッドがボールを握り損ね、二塁への送球が遅れ、ボールも逸れて二塁に進まれるなど、流れが良くないのも事実。
続く荒木には左中間へ大きな当たりを飛ばされるが、やや泳いでいた分、伸びを欠いてセンターフライで最少失点で凌いだ。

流れの悪さは感じているだろうが、ジョンソンは無表情を貫く。
こういうところで自滅していっては、長いイニングは投げられない。

2回裏のカープの攻撃は、先頭の鈴木がエルボーガードに当たる死球で出塁するが、松山の強い打球はセカンド正面へ。
しかし打球が速く、荒木のグラブを弾くエラーでオールセーフとなり、ノーアウト1、2塁。
エルドレッドの打席では、珍しいと言うと失礼だが、ファールで粘り続け10球以上投げさせた。
それが最後のチェンジアップが高めに浮くという失投を呼び、レフトスタンドへの逆転スリーランを生んだ。

エラー絡みの失点を、エラー絡みの得点で奪い返す。
点差は1点リードとなったが、流れで言えば次のイニングからエラー、ミスのないプレーが試合終了まで続けられた方が勝利する。
4回に松井佑に高めのチェンジアップの抜け球を左中間スタンドに放り込まれ、同点に追い付かれるが、まだ勝負のポイントはここではない。

前のイニングで、先頭の丸が逆球のインコースへのチェンジアップをライト戦へ弾き返し、松井佑がクッションボールを誤る間に三塁打となる。
鈴木は追い込まれてからのインコースのストレートを、腕をたたんで打ち返し、レフト前タイムリーヒットで勝ち越した。
続く松山の打席で、鈴木は盗塁を狙おうとして飛び出してしまい、一塁牽制タッチアウト。
一気に点差を広げられれば、試合の流れを確実に掴むことができるタイミングだっただけに、得点圏に進んでおきたいというのは間違いではないと思う。

ジョンソンのピッチングで一番のポイントと言えるのが、7回表。
前のイニングに1点勝ち越し、7回裏の続投を考えバルデスが打席に向かい、そのバルデスを含め2アウトまでは簡単に奪ったが、亀澤にはこの試合何度見ただろうかという、叩き付けて高く弾んだ内野安打となり、打席には大島。
亀澤が足で揺さぶり、大島の打撃のアシストを、というのが中日の得点パターンの一つでもある。
その足を使う場面を作らせず、大島を三球三振、それも見逃し三振に仕留めるのだから、バッテリーの意思の疎通がピタリと嵌った、流れを引き寄せるワンプレーだった。

これで続投のバルデスから追加点を奪うことが出来れば、試合の流れの完成形を見る。

1アウトから、ジョンソンの代打バティスタが、甘めのカットボールを高々と打ち上げ、レフトフェンス最上段に当たる二塁打で出塁すると、田中のエルボーガードへの死球で1アウト1、2塁。
ここで菊池が三遊間をしぶとく破るレフト前タイムリーヒットで追加点を奪う。
丸は高く弾んだセカンドゴロとなるが、ショートバウンドで捕球しようとした亀澤の思いよりも、ボールが弾まずにグラブの下を抜けていくタイムリーヒット。

ここでバルデスは降板となり、福谷がマウンドに上がる。
鈴木もチャンスで強引に行きたいところだったかもしれないが、ボール球には手を出さずに四球を選び、1アウト満塁。
そしてバルデス相手には結果が出なかったが、松山が福谷からしっかりと結果を出し、レフト前への2点タイムリーヒットでダメ押し。

十分なリードを広げ、8回は中崎、9回は今村で無失点リレーを達成し、完全に復調したと言えないまでも、好調時の片鱗は見せ始めたジョンソンが勝利投手。

バルデスがストライクボールの判定でイライラした様子を見せたのに対し、ジョンソンは冷静な姿勢を貫いた。
これも勝利の大きな要因になったと思える。







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【日本ハム】ヤディル・ドレイク外野手の成績

日本ハムが2017年の新外国人選手として、シーズン途中での獲得を発表した、ヤディル・ドレイク外野手(27)の成績

183cm、90kg、右投げ右打ち。

マイナーでのプレー経験は、2015年から2017年の3シーズンに留まる。
2015年は2Aで一時期4番を任されるなど好調を維持していたが、2016年は春先から故障続きで、出場機会が大幅に減っている。
2017年はメキシコ3Aに舞台を移し、ここまで打率1位、本塁打4位、打点4位、出塁率3位、長打率1位と軒並み打撃部門の上位を占めている。
元中日、オリックスのマット・クラークが、同リーグで打率.293で93位、本塁打2位、打点6位、出塁率41位、長打率13位という成績を残しており、低打率を長打力で補うというバッティングスタイル通りの数字となっている。

クラークとの比較だけで考えると、ドレイク外野手はクラーク並みの長打力に加え、より確実性が高い打者ということになる。
もっとも、プレー年数が少なく、メキシコ3Aでの数字を割り引いて考える必要はある。
2A以下での数字は特別目立ったものはなく、打撃面での過度の期待はしない方が良さそう。

右投手をそこまで苦にすることはないが、左投手の方がより長打力を発揮する傾向がある。

走塁面はそこそこという数字で、良くもなく悪くもなくという成績が残っている。

守備面については、ライトを主なポジションとしており、守備範囲は広い。
今季のメキシコ3Aで70試合で13補殺というのはリーグの特性を考えて割り引くとしても、2015年の2Aでも91試合で9補殺を記録しており、肩の強さはトップレベルと思える。
守備固めとして起用してもおかしくない守備力は備わっている。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2015(A)7299500310430.310 0.412 0.483 8951.333 0.103
2015(A+)72711300300530.407 0.500 0.519 10191.667 0.111
2015(AA)106361971313320228410.269 0.323 0.335 6580.683 0.114
2016(AA)195561002103110.109 0.155 0.127 2820.273 0.200
2017(AAA)7126010021214616428390.385 0.444 0.642 10860.718 0.150
マイナー通算210732223433171018668970.305 0.364 0.441 8050.701 0.133
AAA通算7126010021214616428390.385 0.444 0.642 10860.718 0.150






【カープ情報】2017.06.28 広島対DeNA 公式戦11回戦 岡田突如乱れて3回KO、大量失点を取り返せず敗戦

2017年6月28日に行われた、広島対DeNAの公式戦11回戦の試合結果

広 島 301 100 102| 8
DeNA 004 322 00×|11

勝 久保 3勝1敗
負 九里 5勝5敗
S -

【本塁打】松山5号、梶谷10号、筒香10号、宮崎7号

カープの初回の攻撃は、先頭の田中は2球で追い込まれたが、そこから粘って四球を奪い取る。
菊池もボール先行から、しっかりと狙い球を絞ってストレートを振り抜くと、三塁線を破る二塁打でノーアウト2、3塁のチャンス。
DeNAの内野陣は前進守備を敷かず、丸は内野ゴロでも1点入るケースだったが、タイミングを外されて空振り三振。
鈴木は四球を選んで1アウト満塁と場面が変わり、打席には松山。
DeNA先発の久保としては、無失点で切り抜けるために、全力で丸を三振に打ち取り、このシチュエーションを作りに来ていた。

その狙い通り、松山はファールを打たされて追い込まれ、最後も沈むボールでファーストゴロに打ち取られる。
久保の術中に嵌ったバッティングとなってしまったが、二塁へ送球しようとしたロペスはボールを握り損ねる。
二塁への送球が大幅に遅れ、ゲッツーは無理のタイミングとなり、さらにボールをこぼしてオールセーフというタイムリーエラーで先制点を貰った。

さらに1アウト満塁の場面で、エルドレッドはフルカウントまで粘り、最後はアウトコースを狙ったストレートがシュート回転で真ん中へ。
しっかり捉えた打球は左中間突破の2点タイムリー二塁打となり、3点目。
約30分攻撃し続け、打者一巡で3点を奪ったが、久保の術中に嵌るシーンもあっただけに、全然油断できる状況ではない。

カープ先発の岡田が初回に1失点でもしてしまうと、途端に試合の行方は分からなくなる。
その岡田は、先頭の桑原をカットボールでサードゴロ、梶谷もカットボールでセカンドフライ、ロペスはカーブでボールの上っ面を叩かせてサードゴロ。
内容も問題ない三者凡退で、良い形で立ち上がり、簡単に反撃はさせない雰囲気が作れた。

2回の久保からは、粘りのバッティングを見せるものの三者凡退に倒れ、初回の3点で逃げ切りを図るのは避けないといけない。
出来るだけ早い回に追加点を奪いたい、それも岡田が失点する前に追加点を奪わないと、もつれる展開が予想される。

2回裏の岡田のピッチングは、先頭の筒香にストレート勝負を挑むもシュート回転が多く、空振りが奪えずファールで粘られ、最後はシュート回転のアウトコースのストレートを捉えられる。
ショート頭上を襲うライナーを田中がジャンプして掴み、ショートライナーで1アウト。
結果三者凡退に打ち取ったが、ノーアウト2塁で攻撃が続くことを思えば、この田中のプレーは大きかった。

3回表の攻撃では、先頭の鈴木が良い当たりのセンターフライに倒れたが、松山はカーブを溜めて振り抜くと高い弾道でライトスタンドに飛び込むソロホームランで、試合の展開上欲しかった追加点が入った。

しかし、3回裏に岡田の投球が突如乱れた。
左打者のインコースを狙っても、シュート回転で真ん中へ行ってしまい、6安打で4点を奪われてしまうが、その6安打中4本が左打者によるもの。
球速は出ていても、逆球では威力が半減してしまうのは何度も見てきている。
試合中に突然乱れた岡田が、立ち直りきれないという判断だったと思うが、3回で岡田はマウンドを降りることになった。

予想通りもつれる展開となり、4回表に丸の犠牲フライですぐさま勝ち越しても、今日の試合展開ではこんなものでは決まらない。

4回裏からロングリリーフとしてマウンドに上がった九里は、2アウトからピンチを招き、梶谷にはアウトコースのツーシームを逆方向へ打ち返される。
低めには行っていたし、甘いコースとは言えないが、スタンドまで届いてしまうのが流れというもの。

ロングリリーフの投手が、最初のイニングで失点してしまうと、次のイニングでも失点を重ねてしまうのもよくあるパターン。
5回裏にもピンチを招き、打球が野手の間を抜けて簡単にタイムリーになっていくのは、DeNA打線が勢いに乗って振り切るようになってきているから。

5回を終え、5対9と大きなビハインドの展開となってしまっている。
ロングリリーフありき、という投手起用をしてしまっている以上、九里をイニング途中で交代させるという選択もしにくく、ズルズルと失点を重ねる悪い流れ。
すっかり試合の流れを失ってしまっている。

6回裏には、久々にジャクソンがマウンドに上がってくるが、体が一塁側へ流れ、ストレートが三塁側へ抜け気味なのは変わらない。
梶谷、ロペスは打ち取れたが、筒香には高めのボール気味のストレートを、力負けせずに捉えられ、打った瞬間の本塁打をライトスタンドに叩き込まれたということは、まだ球威も本調子ではないと言うこと。
宮崎にはスライダーを左中間スタンドに放り込まれ、2者連続ホームラン。
ストレートもスライダーも捉えられ、さらに課題であるランナーを出してからのピッチングを見ることが出来なかったこともあり、まだ勝ちパターンに戻ってくるには時間が掛かる。

試合の行方については、この2者連続本塁打で勝負ありというところ。

岡田の早めの交代と久保の続投。
リリーフの九里の失点と、加賀の無失点。
そしてジャクソンの2者連続被本塁打。
投手陣の悪い流れが一度にこの試合に集約され、それが試合途中からの一方的な展開に繋がっている。

打線は最後まで粘りの姿勢を見せているし、こういう試合もあると割り切ればいいのではないかと思う。



【カープ情報】2017.06.27 広島対DeNA 公式戦10回戦 新井の代打逆転打を、中田の好リリーフで守り切り逆転勝利

2017年6月27日に行われた、広島対DeNAの公式戦10回戦の試合結果

広 島 011 000 200|4
DeNA 101 001 000|3

勝 野村 4勝2敗
負 パットン 3勝3敗7S
S 今村 1勝1敗14S

【本塁打】筒香9号

カープ先発の野村は、DeNA戦の先発は3度目となるが、全て濱口との対戦となっている。
過去2戦は、チームとしては2勝しており、濱口の突発的なコントロールの乱れに乗じて得点を奪っている。
その濱口対策と言えるのかは別として、松山、安部をスタメン起用してきた。
カープの右打者は、総じて左投手のチェンジアップを苦手としており、新井、小窪、ペーニャを濱口に当ててみても、計8打数1安打に抑えられており、それならば左打者を当ててみようという狙いもあるのだろう。
もっとも、スタメンの鈴木、エルドレッドも計8打数ノーヒット、5三振となっており、このスタメンに関しては打線の底力が試される。

初回のカープの攻撃では、早速菊池がチェンジアップで空振り三振となるが、左の田中、丸に対してはストレートでしかストライクが入らない。
2アウトから、丸は大きく外れるボールを見逃して四球を選ぶが、鈴木に対してはカーブ、チェンジアップでストライクが入り、2球で追い込まれる。
最後はストレートでショートゴロに打ち取られるが、ボールのバラつく感じはあった。

そして野村の立ち上がりは、先頭の桑原にアウトコースのカットボールを捉えられ、一二塁間への打球を飛ばされるが、菊池の好捕で1アウト。
乗って行きたいところだったが、今日の野村はコントロールが若干乱れる。
ストライクが入らないわけではないが、狙ったところには決めきれない。
2アウトからのロペスの先制本塁打は、インコースを狙ったボールが逆球でアウトコース寄りに行ってしまい、ライナーでレフトスタンドに叩き込まれている。

3回のロペスの同点タイムリーは、逆にインコースでファールを打たせた後に、アウトコースのスライダーに喰らい付いてのセカンドへのタイムリー内野安打。
甘いコースはしっかりスタンドまで運ばれ、難しいボールにも付いてこられる。
共に2アウトまで漕ぎ着けながらの失点で、非常に厄介な打者となっている。

カープの攻撃では、2回と3回に立て続けに1点ずつ奪っているが、やはり四球絡みだった。
対濱口としてスタメン起用された安部が、ほぼ真ん中へのストレートを捉えて、ライト前に同点タイムリーヒットを放っており、一応は狙い通りの効果が出ている。

両投手共に、違った内容の荒れ方で、とても完投できるペースで投げることが出来ていない。

5回裏には、2アウト1、3塁のピンチでロペスを迎えるが、一周回って正攻法で攻めた。
アウトコースのカットボールを引っ掛けさせ、ショートゴロに打ち取ってピンチを脱する。

そして6回表は、110球を超えても濱口が続投。
とにかく今日は内野安打が多く、チーム3本目の内野安打で菊池が出塁すると、丸がワンバウンドのボールをハーフスイングしてしまい空振り三振となるが、ワイルドピッチで高城が大きく弾く間に、菊池は一塁から一気に三塁まで進む。
しかし、鈴木はインコースのストレートに詰まってセカンドフライに倒れ、今日は残塁も非常に多くなっている。

6回裏、先頭の筒香にアウトコースのツーシームを捉えられ、バックスクリーン直撃の本塁打を浴び、勝ち越されてしまう。
これだけ塁上を賑わしながら、得点が2点止まりという展開では、じわじわと相手側に流れが傾いてしまうのも仕方のないところではある。

7回表からはDeNAは継投策に移り、流れを変えていくきっかけにしたいところ。
パットンがマウンドに上がり、簡単に2アウトを奪われたが、安部はストレートの四球。
そして今季のDeNAとの初戦で、パットンからサヨナラ打を放った會澤が打席に向かい、ストレートに振り遅れたような打球がライト線上に上がる。
石川も梶谷も追い付けず、フェアグラウンドでボールが弾んだものの、スタンドに入るエンタイトルツーベースとなってしまい、本塁を狙っていた安部は3塁に戻され、2アウト2、3塁。
ツキも味方しない試合かと嫌な展開が頭を過るが、野村の代打新井がストレートを捉え、左中間突破の2点タイムリー二塁打を放って逆転する。
2アウトからの逆転打で、一振りで球場の雰囲気を一変させた。

1点リードを奪い、7回からは勝ちパターンの投手リレーとなるが、カープとしても現状7回を投げる投手は日替わりとなっている。
中田か一岡かという場面で、ベンチは中田を選択。
まず先頭打者を打ち取れば、試合を落ち着かせることができるところで、その先頭の代打乙坂をフォークで空振り三振。
続く倉本は2球で追い込み、最後までストライクを投げ続けてレフトフライ。
2アウト後にランナーを出してしまえば、どういう展開が待っているか身に染みて分かっているだけに、きっちり三者凡退に打ち取りたいところ。
そして期待に応え、桑原をショートゴロに打ち取った。

8回裏のマウンドには中崎が上がり、先頭の梶谷の高いバウンドのショートゴロ、これがイレギュラーとなるが田中が上手く捌く好プレーで打ち取る。
先頭を出す出さないでは大きな違いがある。
ロペスはアウトコースのストレートで見逃し三振、筒香をセカンドゴロに打ち取って、良い形で最終回の攻防に移っていける。

9回表の攻撃では、加賀の好リリーフの前に三者凡退に抑えられ、カープとしては1点を守りきる流れは望むところ。
9回裏は今村がマウンドに上がり、先頭の宮崎はフォークで空振り三振を奪う。

ただ、続く石川にはフォークを片手打ちでセンター前に持っていかれ、1アウト1塁。
戸柱の初球にインコースの抜けたスライダーでストライクが入り、配球的には結果オーライながらも楽になった。
アウトコースのストレートでファールを打たせ、フォークをチラつかせながらストレート勝負し、高いバウンドのショートゴロ二塁封殺で2アウト。
代走山下、代打荒波と走力のある選手を起用し、足で揺さぶる狙いは伝わってくる。
ただ、今村のクイック、牽制技術で思い通りに攻めさせない。
ストレートで追い込み、フォークを打たせ、セカンドゴロでゲームセット。

逆転打の新井も素晴らしいが、逆転直後のイニングを三者凡退で抑え、流れを手中にした中田の投球も見事。
野村にしても、序盤の調子の悪さでも6回まで投げきり、最低限の責任を果たしたことが4勝目に繋がったと捉えておこう。





【阪神】ジェイソン・ロジャース内野手の成績

阪神が2017年の新外国人選手として、シーズン途中での獲得を目指すと報じられた、ジェイソン・ロジャース内野手(29)の成績
(2017年7月1日契約合意発表)

185cm、117kg、右投げ右打ち。

メジャーには2014年に初昇格し、そこから3年連続プレーしているが、2017年の今季はまだメジャーではプレーできていない。
マイナーでは、カテゴリーを問わず、2013年と2014年に20本前後の本塁打を放っており、潜在的な長打力は秘めている。
3A通算での三振率がそこまで高くなく、それでいてBB/Kが高い選手の日本での成功例が少ないのは気になるところ。
数字上近い成績の選手としては、元巨人エドガー、元楽天エバンス、元広島グスマン、元ロッテナバーロが挙げられる。

走力はあまり期待できないが、打点を稼げるタイプでもなく、繋ぎの3番辺りが適しているのではないだろうか。
ストレートには強く、横の揺さぶりにも比較的付いていけるが、縦の変化や手元で食い込んでくるボールを苦手としている。

守備に関しては、ファーストとサードを主なポジションとしている。
ファーストの守備範囲はまずまずで、守備力そのものも悪くない。
またサードについてもそこそこの守備力はあり、また外野についても標準レベルくらいの守備は可能。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2010(Rk)4216045713325220320.281 0.368 0.394 7620.625 0.200
2011(Rk)7278101301250.296 0.345 0.444 7890.400 0.185
2011(A)64240661526376122480.275 0.336 0.429 7650.458 0.200
2012(A)66239722416435037460.301 0.394 0.485 8790.804 0.192
2012(A+)67233701105237142420.300 0.416 0.412 8281.000 0.180
2013(AA)13348113025222877259860.270 0.346 0.468 8140.686 0.179
2014(AA)77287811827435131560.282 0.355 0.432 7870.554 0.195
2014(AAA)572066511411390022380.316 0.379 0.568 9470.579 0.184
2015(AAA)3312242808240024230.344 0.449 0.607 10561.043 0.189
2016(AAA)105372981826401043780.263 0.341 0.371 7120.551 0.210
2017(AAA)6524069918323222420.288 0.352 0.433 7850.524 0.175
マイナー通算7162607746147158340339103244960.286 0.366 0.450 8160.653 0.190
AAA通算26094027446733135421111810.291 0.367 0.461 8280.613 0.193
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2014891100000110.111 0.200 0.222 4221.000 0.111
20158615245624160015340.296 0.367 0.441 8080.441 0.224
201623252010200790.080 0.303 0.160 4630.778 0.360
メジャー通算11718648734180023440.258 0.349 0.392 7410.523 0.237




ブランドン・スナイダー内野手の成績

阪神が2017年の新外国人選手として、シーズン途中での獲得を目指すと報じられた、ブランドン・スナイダー内野手(30)の成績
(2017年7月1日現在ロジャース内野手と契約のため交渉なしとして記載します))

188cm、102kg、右投げ右打ち。

メジャーには2010年に初昇格し、以降計5シーズンプレーしているが、三振が多く、また主なポジションであるファーストの守備範囲が狭く、出場試合のほとんどが代打となっている。

3Aではクリーンアップを任されることが多く、三振は多い特徴は変わらないものの、打点を挙げる役割をこなしている。
引っ張り専門の打者という訳でもなく、広角に打ち分けることも出来る。
カテゴリーを問わず、年間の最多本塁打は15本程に留まるが、2017年の今季はすでに13本塁打を放っており、キャリアハイの更新が目前に迫っている。
それでも3A通算の長打率.420という数字は、エリアン、モレル、マレーロ、元阪神ヘイグ、元オリックスボグセビック、元ヤクルトミレッジと同程度の数字であり、日本での成績と比べてみても長距離砲タイプとは言い難い。
ストレートに力負けすることも多く、半速球や甘めの変化球を捉えていく打撃スタイル。

走塁面ではあまり期待できず、上位打線よりは、5番、6番タイプの打者と言える。

守備に関しては、プロ入り時はキャッチャーだったが、79試合でパスボール32個、102回盗塁を試みられ77回成功を許す、数字にして盗塁阻止率24.5%と壊滅的な数字となっており、早々に一塁手にコンバートされている。
紙面で、「緊急時に捕手も出来る」という文字が躍るようだと、選手としての特徴をそこに求めてはいけないと言わざるを得ない。
ファースト以外では、セカンド、サード、外野の守備も可能となっているが、いずれにしても守備範囲は狭く、送球と捕球に難があるために積極的に起用するのは躊躇われる。
主なポジションでもあるファーストについても、守備範囲は広い方ではなく、送球面でファーストゴロでダブルプレーが取れないケースも想定しておかなくてはならない。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2005(Rk)4414439808357228360.271 0.380 0.493 8730.778 0.250
2005(A-)82811200600270.393 0.419 0.464 8830.286 0.250
2006(A-)341242981111215430.234 0.267 0.339 6060.116 0.347
2006(A)3814428120320009550.194 0.237 0.340 5770.164 0.382
2007(A)118448127233115802441070.283 0.354 0.422 7760.411 0.239
2008(A+)11643513733213803229830.315 0.358 0.490 8480.349 0.191
2009(AA)582016919110450127450.343 0.421 0.597 10180.600 0.224
2009(AAA)73262651822433124640.248 0.316 0.355 6710.375 0.244
2010(A-)3133101400020.231 0.231 0.538 7690.000 0.154
2010(AAA)983398722194341281010.257 0.324 0.407 7310.277 0.298
2011(AAA)11444811721114711232910.261 0.312 0.406 7180.352 0.203
2012(AAA)2387227029004300.253 0.286 0.402 6880.133 0.345
2013(AAA)682496516110373120690.261 0.332 0.454 7860.290 0.277
2014(AAA)3512626608191011500.206 0.284 0.444 7280.220 0.397
2015(Ind)131000000220.333 0.600 0.333 9331.000 0.667
2015(AA)9333493262115210371050.278 0.356 0.467 8230.352 0.314
2016(AAA)431474880326608350.327 0.365 0.442 8070.229 0.238
2017(AAA)712526515113504332780.258 0.353 0.480 8330.410 0.310
マイナー通算10373781103124515119609351634010010.273 0.337 0.440 7770.340 0.265
AAA通算52519104951136612982281595180.259 0.324 0.420 7440.307 0.271
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
201010206200301030.300 0.300 0.400 7000.000 0.150
20116133100100340.231 0.412 0.308 7200.750 0.308
20124065182039003260.277 0.309 0.446 7550.115 0.400
2013275093027000160.180 0.212 0.360 5720.000 0.320
20163746115149001160.239 0.255 0.652 9070.063 0.348
メジャー通算12019447131929017650.242 0.279 0.459 7380.108 0.335






【カープ情報】2017.06.25 広島対阪神 公式戦11回戦 大瀬良2017年度版ピッチングで5勝目、9回には新井がファースト守備固めに就く

2017年6月25日に行われた、広島対阪神の公式戦11回戦の試合結果

阪神 000 000 000|0
広島 100 300 01×|5

勝 大瀬良 5勝0敗
負 岩貞 3勝5敗
S -

【本塁打】菊池5号

昨日はグラウンドコンディションが悪かったという条件は付くが、能見から5点を奪っており、同じく左腕の岩貞を相手に攻略法は変わらない。

本日は現地観戦のため、短評とさせていただきます。

大瀬良のピッチングは、今季の大瀬良のピッチングそのもの。
球速が150キロを越えることはなく、カットボール、スライダーをコーナーに投げ分ける。
初回は糸井に上手くインコースのカットボールを打ち返され、ライトフェンス直撃の打球を飛ばされるが、鈴木からの返球は二塁ベース上の田中ではなく、カットマンの菊池へのノーバウンド返球で、糸井のオーバーランを誘って一塁タッチアウト。

まず、阪神側のミスが一つ。
そして初回の攻撃では、菊池のサードゴロを鳥谷が弾いて出塁し、ミスが2つ目。
菊池の走塁も、すっかり下半身の不安を感じさせなくなっている。
エラーで出塁の菊池、丸が四球を選んで作ったチャンスで、鈴木のコースヒットがタイムリーとなって1点先制。
流れを感じる得点だった。

そして気になったのが、バティスタのバッティング。
初回の満塁のチャンスでは、アウトコースから曲がってくるスライダーを、思い切り体を開いて空振り三振。
インコース攻めに苦労しているのが伝わってくる。
2打席目のバッティングも、外から曲げてくるスライダーに、体が開いて空振り三振と、リプレーを見ているかのような打ち取られ方。
3打席目は右の藤川に代わり、フォークで空振り三振となるが、これはいい高さから落ちているために、仕方のない三振。

2回以降の大瀬良のピッチングは、決して調子が良く、リズム良く投球できているわけではない。
慎重、丁寧、我慢という印象が強い。
逆に考えれば、開幕からほぼこういったスタイルの投球が続いており、絶好調でスイスイ投げられているわけではない。
それでも集中力を切らさずにここまで投げられるのだから、精神的にタフになってきているのだと捉えていいのかもしれない。

さて、精神的にタフと言ってしまった以上、裏付けが出来るプレーを示さないといけない。
それは、2回裏の送りバント失敗、それも初球は僅かにファールになったが併殺コースのバントをしてしまっている。
結果得点に結び付けることができなかったが、それでも3回表の2アウト2塁のピンチでは、糸井に対し逃げの投球をすることなく、フルカウントから、カットボールでタイミングをずらしてファーストライナーに打ち取った。
バント失敗からの、2アウトから失点していたとしたら、相手に流れを渡しかねないプレーだったが、攻めの姿勢を貫くことで、無失点で凌いだ。

そして2アウトからの得点という部分では、4回裏の攻撃で、2アウトそれもカウント0-2から大瀬良がレフト頭上を越える二塁打で出塁すると、田中のレフト前タイムリーヒットで生還。
そして菊池が打った瞬間に分かる、レフト福留が全く打球を追わないほどの特大本塁打でリードを広げる。
2アウト、それも投手のヒットを皮切りに三連打で3点を奪う攻撃は、相手に与えるダメージも大きい。

大瀬良の投球でもっとも助かったのは、糸井から始まるクリーンアップを迎える打順で、内野フライ3つで10球もかからずに打ち取れた6回表。
ここをすんなり乗り切れたことで、7回まで投げきることが出来た。
勝負どころでは140キロ後半までストレートの球速を上げることも出来ており、この辺りが自覚があると言っていたリリーフ時の経験を活かすということなのだろう。

8回裏には、ノーアウト1、3塁のチャンスで、左の高橋聡に交代し、その初球で代走野間が二盗を決め、代打の松山が2球目で犠牲フライを放つという仕事の早さでダメ押し。

勝ちパターンの中崎、今村も一週間登板がなかったことで、点差が開いていてもマウンドに上がり、共に三者凡退に抑えてゲームセット。
完封リレーで大瀬良が5勝目を挙げた。

もう一つ付け加えるなら、8回裏の攻撃で2アウト後に會澤が出塁できれば、新井がネクストバッターズサークルに控えていた。
ただ、會澤がセカンドゴロに倒れ、新井の打順は訪れなかった。
エルドレッドがレフト前ヒットを放ち、代走野間を起用、そして天谷に代打松山を起用し結果を出していた。
9回表の守備で、松山をファースト、野間をレフトという起用でも問題なさそうな場面であっても、打席に立つことのなかった新井が守備固めに就いた。
あの9点差逆転負けの試合について、今後新井を守備固めで起用することをも考慮しておいてはどうかと提案していただけに、決して油断しないという意思表示も感じられて、個人的には納得の選手起用。
もちろん毎試合必要となる選手起用法ではないのは理解している。





【ヤクルト】カルロス・リベロ内野手の成績

ヤクルトが2017年の新外国人選手として、シーズン途中での獲得を目指すと報じられた、カルロス・リベロ内野手(29)の成績
(2017年7月6日契約合意発表)

190cm、104kg、右投げ右打ち。

メジャーには、2014年に初昇格しており、3試合目には7番サードでスタメン出場し、スリーランを放っている。
メジャーではこの2014年の4試合の出場に留まっているが、3試合連続ヒットを放っておりチャンスに恵まれなかったという捉え方も出来る。

マイナーでは、2年に1度は移籍しているように、チームに定着するには至っていないが、3Aでは毎年のように2割7~8分、本塁打を10本前後放っており、安定した数字を残してきている。
ただ、長打力に特別優れるわけでもなく、バットコントロールも特筆するほどでもない。
以前は、左投手に対し相性が良かったが、ここ2年は左投手に対し極端に数字を落としている。

走力は全くと言っていいほど期待できず、出塁率も高くないことから、走者を帰す役割を担う5番、6番タイプの打者。

守備に関しては、サードを主なポジションとしショート、ファースト、レフトを守ることが出来る。
3A通算のサードの守備率は、平均的な数字となっており、、特に2016年は年間で3失策に留まり、守備率.987と高い数字で守備範囲も標準レベルにはある。

近年来日した外国人選手の中で、3Aでの通算で数字上近い成績を上げているのは、元中日のアレクシス・ゴメス外野手、元広島のジェイソン・プライディ外野手。
日本のプロ野球に在籍中の選手では、モレル、ダフィーが該当する。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2006(Rk)5320052903290115310.260 0.312 0.350 6620.484 0.155
2007(A)1154361142607621247840.261 0.332 0.369 7010.560 0.193
2008(A+)1084111162718641236840.282 0.342 0.411 7530.429 0.204
2009(AA)1324801162427581050730.242 0.309 0.344 6530.685 0.152
2010(AA)110406941626430328810.232 0.278 0.325 6030.346 0.200
2011(AA)129491135360156653381060.275 0.331 0.440 7710.358 0.216
2011(AAA)7275211500160.185 0.233 0.444 6770.167 0.222
2012(AAA)12645513828110646533870.303 0.347 0.435 7820.379 0.191
2013(AA)5118647120422019540.253 0.288 0.382 6700.167 0.290
2013(AAA)6321049701162222400.233 0.307 0.281 5880.550 0.190
2014(AA)311172560217008240.214 0.285 0.316 6010.333 0.205
2014(AAA)74273781425360223660.286 0.341 0.407 7480.348 0.242
2015(AAA)1244531151719552030990.254 0.300 0.355 6550.303 0.219
2016(AAA)12441511527119722126840.277 0.319 0.484 8030.310 0.202
2017(AAA)59206611218380120390.296 0.358 0.481 8390.513 0.189
マイナー通算1306476612602631210564720233869580.264 0.319 0.391 7100.403 0.201
AAA通算577203956110775328612111554210.275 0.325 0.412 7370.368 0.206
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2014474201300100.571 0.625 1.286 19111.000 0.000
メジャー通算474201300100.571 0.625 1.286 19111.000 0.000






【カープ情報】2017.06.24 広島対阪神 雨天中止

2017年6月24日に行われる予定だった、広島対阪神は雨天中止

阪神 020 1|
広島 021 2|

勝 -
負 -
S -

【本塁打】

カープ先発の薮田は、立ち上がり高山と上本に連続して3-0とボール先行となるが、そこから空振り三振とレフトフライ。
簡単に四球を出さないところは成長と言える。
糸井も詰まらせてショートフライに打ち取り、三者凡退。

そして能見の立ち上がりは、低目への制球が抜群で、高めに浮いたボールは1球もなかった。
田中、丸はボールの上を叩いてのファーストゴロで、あの高さであればヒットゾーンに運ぶのも難しい。
共に三者凡退となり、静かな立ち上がりとなった。

薮田は2回に入るとコントロールが安定し、150キロ超のストレートはコーナーに決まり、左打者へのカットボールはインコースに食い込む。
ツーシームは低め一杯に沈み、調子が上がってきたかと思いきや、2アウトからは鳥谷にアウトコースのツーシームを逆方向へ打ち返され、レフト前ヒットを許すと、糸原にはツーシームが真ん中高めに浮いてしまい、右中間突破のタイムリー二塁打を浴びてしまった。
2アウト2塁で梅野を迎え、塁を埋めるという考えもある中で勝負を選択し、3-2からの勝負球、ツーシームが再び浮いてしまい、左中間突破のタイムリー二塁打。
能見はインコースへの逆球のストレートでバットを折ってショートゴロとなったが、セットポジションになってからの制球が乱れ、修正できなかったイニングだった。

2回裏の能見は、鈴木に対しややボールが高くなり、インコースのストレートに詰まることなくレフト前ヒット。
新井の初球でワイルドピッチがあり、ノーアウト2塁となり、新井はアウトコースのストレートを逆方向へ打ち返すがファーストライナー。
そしてバティスタの打席となるが、ハイボールヒッターのバティスタと、低目への制球がいい能見の対決は見物。
低めのスライダーを空振りすることもあったが、最後はアウトコース高めに抜けたスライダー。
止めたバットにボールが当たるというファーストゴロで、不完全燃焼の打席だった。

2アウト3塁となり、西川は真ん中高めのストレートを、体が開くことなく左中間に打ち返し、タイムリー二塁打で1点を返す。
會澤は、アウトコース高めの、抜けたフォークに軽くバットを合わせると、ライト糸井の頭上を越えるタイムリー二塁打で、阪神の2点と同じ様な形、タイムリー二塁打2本で同点に追い付いた。

薮田はショートゴロに打ち取られるが、全力疾走を見せており、こういう姿勢があれば試合の流れを手繰り寄せることにも繋がってくる。

3回表の薮田は、先頭の高山に上手い打ち方でのライト前ヒットを打たれたものの、送りバントで進められたランナーの生還を許さなかった。
雨脚が強まってきたことで、徐々にコントロールの抑えが利かなくなりつつあるイニングでもあった。

3回裏の攻撃では、田中がスライダーを逆方向へ打ち返して、レフト線への二塁打を放つが、能見のボールはこのイニングに入っても高めが多いまま。
菊池は、送りバント、バスターなどで揺さぶりをかけるが、追い込まれてからは右打ちで、セカンドゴロ進塁打。
これを上本がファンブルしてオールセーフとなり、ノーアウト1、3塁のチャンスで、丸はチェンジアップに詰まりながらも、前進守備の一二塁間を破るライト前タイムリーヒットで勝ち越し。
なお、ノーアウト1、3塁のチャンスが続いたが、鈴木がアウトコースのスライダーに泳がされてセカンドフライ、新井、バティスタはインローのスライダーで空振り三振に倒れ、1点どまりとなった。

ただ、薮田のコントロールは修正しきれない。
完全にボールになるというケースは少ないにしても、甘くなるケースは多くなっている。
先頭の中谷はアウトコース高め、鳥谷は真ん中のそれぞれストレートをセンター前ヒットとされると、糸原にはコントロールを乱して四球を与えてノーアウト満塁。
梅野に対しては、どうもカープの投手陣はタイミングを合わされてしまい、アウトコースのストレートをライト後方へ打ち返され、犠牲フライで同点に追い付かれる。
1アウト1、3塁で能見の打席となり、1度セーフティスクイズを狙う場面はあったものの、強攻で空振り三振に打ち取って2アウト。
そして高山をセカンドライナーに打ち取って、同点に留めた。

同点に追い付かれた4回裏、雨脚がさらに強まり、いよいよ中断、中止というのも現実味を帯びてきた。
そして先頭の西川は、ワンバウンドしそうなストレートを右手一本ですくい上げ、セカンド頭上をハーフライナーで越えていくライト前ヒットで出塁。
とにかく1点でもリードを奪っておきたいところで、會澤は送りバントを狙うものの、2球ファールで追い込まれる。
ただ、フルカウントまで粘ったことで、バスターエンドランに作戦を変更し、これが決まってノーアウト1、3塁のチャンスを作ると、薮田に代打エルドレッドを起用し、勝負をかける。

しかし、フルカウントからのアウトコースのスライダーで空振り三振となり1アウト。
田中はインコース肩口への死球で、1アウト満塁と場面が変わり、打席には菊池。
2球で追い込まれてから、フルカウントまで粘り、そこからも紙一重のファールで粘り、最後はインコースのスライダーが外れて押し出し四球。
続く丸は、アウトコースのスライダーを軽く逆方向へあわせるバッティングで、レフトへの犠牲フライを放ち、このイニング2点目。

能見は降板となり、藤川がマウンドに上がり、投球練習を始めるタイミングで中断となる。
この時点では、雨脚が強いという予想は、1時間近く続き、少なくともグラウンド整備をしないと試合再開は出来ない。
代打起用により、投手交代は決めているが、誰を起用するかはじっくり考えられるカープにとっては、リリーフ投手への負担は少なくて済みそうではある。

そして約1時間経過し、雨脚が弱まることはなく、雨天中止が決まった。

【カープ情報】2017.06.23 広島対阪神 公式戦10回戦 ジョンソンらしさの見られるピッチングで2勝目、打線も1イニング3本塁打で援護

2017年6月23日に行われた、広島対阪神の公式戦10回戦の試合結果

阪神 001 000 020| 3
広島 302 080 00×|13

勝 ジョンソン 2勝2敗
負 メッセンジャー 7勝3敗
S -

【本塁打】丸13号、エルドレッド17号、菊池4号

あのGWの三連戦以来、約1ヶ月半ぶりの阪神戦を迎える。
様々な思いはあるが、ジョンソンの復帰以降のベストピッチが出来る状態に上がってきていることが確認できれば、仕切り直しの一戦としてふさわしいカードに思える。

そのジョンソンの立ち上がりは、140キロ中盤が多かったものの、コントロールが決まらずに苦しむという状況ではなかった。
まだ、右打者へのインココースの制球が好調時には及ばない印象はあるものの、変化球の切れ自体は前回よりは良く感じる。
まずは三者凡退で打ち取って、悪いイメージは払拭できた。

そしてカープの初回の攻撃は、田中がメッセンジャーの真ん中付近のスライダーを逆方向に打ち返す。
高く上がり過ぎたような打球だったが、レフト福留の頭上を越え、レフトフェンス直撃。
すると、どこにもクッションボールが転がらず、打球がフェンスのカバー内部に潜り込んでいたという、珍しい二塁打となった。
菊池の内野安打でノーアウト1、3塁となり、丸はストレートを逆方向へ打ち返すと、左中間突破の先制のタイムリー二塁打となる。
鈴木はアウトコースのストレートを素直に右方向へ打ち返してライトへの犠牲フライ。
松山は低めのフォークをすくい上げて、センターへの犠牲フライを放って、初回から3点のリードを奪う。

ジョンソンのピッチング自体は、初回から変わった感じはなかったが、高く弾む内野安打、野手と野手の間に飛ぶ内野安打も多く、若干球数も増え、リズムに乗り切れない面はあった。
それでも粘り強く投げ、イライラしたようなコントロールの乱れはなく、序盤は無四球ピッチングで、失点も3回の1点のみ。

5回表のジョンソンのピッチングは、先頭の梅野にはカーブを上手くセンター前に運ばれたが、ボールの高さ自体は問題なかった。
ただ、プロ初打席となる代打大山にはインコースへのカットボールが決めきれず、ファールで粘られてしまう。
それでもチェンジアップで空振り三振を奪い、高山の高いバウンドのセカンドゴロで二塁封殺して、2アウト1塁。
上本にはアウトコースの高めに浮いたチェンジアップをライト前に運ばれるが、三塁を狙った高山を、鈴木が刺し、良い流れで5回裏に臨める。

メッセンジャーがマウンドを降り、5回裏は柳瀬との対戦となるが、球速が130キロ中盤で、コントロールもアバウトということで、見極めはしやすくなっている。
菊池がアウトコースへのスライダーを、溜めて逆方向へ弾き返しライト前ヒットで出塁すると、丸は抜け球のフォークを引っ張ってライトスタンド中段へのツーランで追加点。
さらには、エルドレッドも真ん中付近のフォークを捉えて、ライナーでレフトスタンドへ飛び込むツーラン。
4点追加しても、まだ攻撃の手を緩めず、安部は右中間へのヒットで、積極的に二塁を狙って二塁打とし、四球と送りバントで満塁のチャンスを作ると、菊池が粘った末に真ん中付近へのストレートをセンター方向へ打ち返すと、高い弾道のままバックスクリーンへ飛び込む満塁本塁打。
9点差を付け、そのまま逃げ切ってもらいたいという思いもあったが、あっという間にその9点差を上回っていった。

ジョンソンは7回1失点で、復帰後最長イニング、球数も復帰初戦の109球とほぼ同じの108球を投げ、順調に調子を上げてきたと捉えられる。

ただ、12点リードの状態で、8回表のマウンドに上がった加藤は、打者3人に対し10球を投げ、ストライクは1球だけ。
その1球はレフト前ヒットで、あとはストレートの四球が2つ。
前回登板で、制球面の向上の兆しがあっただけに、今日のこの結果で、再び信頼を失った感が強い。

ノーアウト満塁で九里に交代し、その九里は1つのアウトと引き換えに1点ずつは失ったが、印象としてはパーフェクトリリーフ。
8回表を終えてベンチにいる加藤は、居場所がなさそうな立ち振る舞いに見えた。

もっとも、12点差でも油断してはならないし、隙を見せてはならないのは、ベンチ、選手、ファン全ての共通認識かと思っていた。
加藤の将来を考えれば、単に突き放して、這い上がってくるのを期待する、という表現が正解なのだろう。
ただ今日に関しては、阪神戦で大量リードの展開で送り出す投手に加藤を選んだベンチが悪いと、あえて泥を被ってもらえないかと思う。
甘いと思われるかもしれないが、ボールを投げる度に、スタンドからため息が漏れる、いや漏れるというよりも響き渡る状況を経験してしまうと、一人の力だけで立ち直るのは難しい。

さて試合の方は、大量リードを守りきって、しっかりと勝利した。
守備でも打撃でも盛り立て、ジョンソンらしさも見られるピッチングでの勝利、これ以外は掘り下げないでおきたい。





【カープ情報】2017年の交流戦の予想結果と総括、交流戦後の展望

2017年の交流戦の予想結果と総括、交流戦後の展望

【予想結果】

2017年の交流戦は、12勝6敗で、勝敗はソフトバンクと並び1位でしたが、直接対決に負け越したためにタイトルは逃しました。 昨年は、セ・リーグの中ではカープだけが貯金を作っていましたが、今年はカープと阪神が貯金を作り、DeNAと中日が5割の数字を残しています。
昨年はセ・リーグで、カープだけが勝率5割を上回っているという時期があったことを考えると、今年は混戦が続くと考えておく方がよいかと思えます。

交流戦が始まる前の予想では、10勝8敗~8勝10敗という5割を挟んだ予想をしていましたので、大きく外してしまいました。
(予想記事:【カープ情報】2016年の結果から見る2017年交流戦予想

まず対戦相手別に見ていきたいと思います。

最初のカードの西武戦では、初戦に薮田を抜擢します。
ロングリリーフでの好投で先発のチャンスをつかむと、6回0封、そして中崎、ジャクソン、今村の完封リレーと繋ぎ、チームに勢いをもたらします。
2戦目は打線の援護もあり連勝しますが、3戦目は岡田の突発的なコントロールの乱れで敗れてしまいます。
ただ、敗れはしたものの、岡田は完投しており、これは後々にいい影響を与えたと思えます。

2カード目はロッテとの対戦でしたが、相性の悪い九里が初回に4失点というピッチングとなってしまいます。
ただ2回以降はランナーを出しながらでも、何とか粘って試合を立て直し、打線もワンチャンスをものにして同点に追い付きます。
延長戦の末に敗れてしまいましたが、もし12回表にダフィーに勝ち越し打を許していなければ、というのが今年の交流戦の心残りでしょうか。
そして2戦目は、故障から復帰登板の野村が、故障の影響を感じさせるような失点をしてしまいますが、代打バティスタの逆転ツーランで接戦をものにし、3戦目も代打バティスタのダメ押しのツーランで連勝します。

3カード目は日本ハム戦でしたが、初戦で薮田が6回3失点した直後にイニングに相手のエラーに突け込んで逆転勝利すると、2戦目はバティスタが2打席連続本塁打を放ち、3戦目は序盤のリードを守って、同一カード三連勝。
ただ、3戦目でジャクソンが2失点してしまいますが、この時点ではまだそこまで不調というピッチングには感じませんでした。

4カード目は楽天戦でしたが、初戦に復帰登板を迎えたジョンソンは、球速は140キロ中盤が多く本調子という訳にはいきませんでしたが、打線の援護で勝利。
2戦目の野村は、復帰2度目の登板で内容は良くなっていますが、楽天美馬の前に打線が1点どまり。
この頃にはバティスタの打撃の勢いがなくなりつつありました。
そして3戦目は、初回からエラーによる失点でリズムに乗れず、中村祐も粘りのピッチングをしていたものの、競り負けて、4カード目にして初の負け越しとなりました。

5カード目は、オリックス戦で、初戦は薮田と金子の投手戦となり、8回に相手のエラーで貰ったチャンスで、田中がライト線へタイムリーを放って、1対0で勝利します。
2戦目は終盤までリードしていながら、大瀬良がロメロに反撃の本塁打を打たれると、ジャクソンも同じくロメロに同点スリーランを打たれて、延長12回までもつれ込みます。
ただ、12回裏に鈴木がサヨナラ本塁打を放って勝利しますが、この頃のジャクソンはストレートが抜けるケースが多くなり、甘いストレートを痛打され、スライダーもキレがなくなっていました。
3戦目は初回に5点を奪い、優勢に試合を進めていく中で、先発岡田が中盤に不安定さを露呈し、6回で早めの交代となってしまいました。
それでも中盤、終盤に加点し、逃げ切って同一カード三連勝となりました。

6カード目はソフトバンク戦。
交流戦の最高勝率のタイトルが視界に入っていましたが、初戦は本調子ではないジョンソンが、さらにコントロールも乱して初回から失点を重ね、丸が三打席連続本塁打を放っても追い付けず、敗れてしまいます。
2戦目も、野村が序盤から失点を重ねてしまいますが、決して大量点を与えず、最少失点で切り抜けながら味方の反撃を待ち、そして終盤に丸の勝ち越し本塁打による1点を守り切って勝利。
3戦目は、勝つか引き分けるかで最高勝率のタイトルを手に入れるところまで来ましたが、初回の不運な当りでの失点をきっかけに、徐々に点差を広げられて、反撃も及ばず敗れてしまいます。

予想10勝8敗~8勝10敗、結果12勝6敗ということになりました。
予想と結果に差が付いてしまったのは、薮田のピッチングによるところが大きいと思います。
交流戦前の予想では、先発投手で3勝0敗、貯金3を作ることが出来る可能性は低いとしていました。
投手としての実力という部分ではなく、短期決戦の要素もある交流戦で、3戦全勝というのは、ある程度運が必要になってくると思っています。
事実、薮田以外には3勝0敗を達成した投手はいませんし、薮田は交流戦直前までは先発投手ではありませんでした。
他意はないのですが、交流戦に先発した投手で負け越したのは、0勝1敗の野村だけです。
その他の投手は、もちろん巡り合わせもあるのですが、五分か勝ち越せています。
チーム全体での底上げは感じられる交流戦だったと思います。

ロッテ戦の、12回表2アウトからの勝ち越し打がなければ、という思いはありますが、2年連続でセ・リーグの中では1位というのは十分誇っていい数字です。
1ゲーム差の首位で交流戦に突入し、3ゲーム差に広げて交流戦を終える。
ゲーム差の違いこそあれ、昨年と同じ流れでは来ています。

【交流戦後の展望】
さて、チーム全体としての底上げは感じる状態だとして、交流戦後はジョンソン、野村がさらに調子を上げてくることが出来れば、先発投手は安心できそうです。
ただ、中村祐に関しては、交流戦後に登録抹消されているように、ソフトバンク戦で露呈した不安材料を解消することに専念することになりそうです。
右打者は抑えているが、左打者には良く打たれている。
それが左打者へは勝負に行けていないような四球を与え、ランナーを溜めて、それまで抑えていた右打者にも打たれ始めた、というのはじっくりと課題点に取り組み、解決していく必要があるように思えます。
岡田と大瀬良については、突如中盤に乱れることがあり、それが勝ち星の伸びに繋がっていかないという心配はありますが、それでもここまで結果は残せていますし、あまりに完全を求め過ぎると深みに嵌る恐れもあるので、まずは現状維持で行ってもらえればと思います。

リリーフ陣に関しては、ジャクソンの不調が気になります。
縦横2種類のスライダーを決め球にしている投手ではありますが、ストレートが決め球にならない投手ではありません。
今は150キロ超のストレートが大きく外れ、ストライクゾーンに来る時は真ん中高め付近の甘いコースが多く、常にカウントが不利な状況で投球しているので、ストレート2球でファールを打たせる、くらいの状態まで上がってくることが求められると思います。
技術的な部分ではないと思えるので、首脳陣の考えているように楽な場面での登板で自信を取り戻してもらうことになりそうです。

先発投手では、ジョンソン、野村、薮田、岡田、大瀬良の5人に、ファームから中村祐を筆頭に6番手に食い込む投手が出てくればという状態。
リリーフ陣は、今村、中崎の7回8回を任せられる2人に、調子を取り戻してきた中田、一岡、6回あたりをジャクソン、ロングリリーフ枠で九里、ツーシームピッチャーとしてファームで結果を出して一軍に上がってきた今井も、ロングリリーフが不可能ではない。
そして、リリーフに配置転換となっている加藤は、先発時とはフォークの使い方を変えている。

福井にしてもそうだったように、カウントを取りに行くフォーク、スプリットは甘いコースに行くことが多く、狙って打ち取る投球が出来ないボールを投げ続けるデメリットは大きい。
追い込んでから、低めへフォークを投げ切ることで、ソフトバンク戦では1イニングを抑えている。
何故長いプロ野球の歴史で、追い込んでからのボールになるフォークが決め球として有効であり続けるのか、分かっていても打ち取れるボールを操れるメリットを活かしてもらいたい。

打撃陣では、菊池の下半身の状態は今後もケアをする必要があるし、丸も一時期脚を痛めかけた。
エルドレッド、新井に関しても、フル出場をさせない方針というのはシーズン当初から一貫している。
それらを踏まえても、開幕時から大きくメンバーを入れ替えないといけない状態にはなっていない。
田中、菊池、丸、鈴木は、好不調の波があっても、ここまで上手く乗り切ってきている。

エルドレッドは、一時期の好調の状態からは、徐々に下降気味にはあるが、それでもセンター方向へのバッティングで、状態をキープしている。
新井は、5月頃の状態よりは上がってきているし、松山も同様。
安部はやや引っ張りの意識が強くなっている感じなので、毎試合出場するというよりは、修正の時間を上手く作ることが出来れば状態も上がってくるだろう。
西川は状況に応じたバッティングは出来ているが、相手守備に阻まれてのアウトというのも多かった。
打順にかかわらず、繋ぎの役割を求められる状況で今までの様なバッティングが出来れば、また結果も付いてくる。

野間については、足は速くともなかなか盗塁のスタートが切れない、という状態ではなく、思い切ってスタートが切れるようになってきている。
今は、一人で得点圏に進めるという期待を持って、代走のコールを聞くことが出来る。

バティスタは、デビューが鮮烈過ぎて、極端にマークされる状況となっていたが、セ・リーグとの対戦に戻り、バティスタ1人だけにマークが集中することも減ってくるだろうから、ここから再度踏ん張れるかで、一軍に残れるかどうかの分かれ目となりそう。

會澤と石原の2人体制の正捕手争いは、良い形で進んでいる。
石原は近年は大きな故障はなく、會澤は今季クロスプレーで早めに交代したことはあったが、以前のように脚を痛めて登録抹消になったり、不可抗力の死球のように長期離脱ということがないことがないからこそ、2人の争いは高いレベルをキープできている。

昨年、貯金37を作り、2位に17.5ゲームを離して優勝したが、勝率は.631だった。
今年は、ここまで勝率.621で来ている。

もちろんここからチーム状態が悪くなり、この勝率をキープできなければ苦しくなっていく。
ただチーム状態が悪くならないよう、不調、故障持ちの選手を休ませながら起用しているはずで、それはここからこそ活きてくると思いたい。
同一カード3連敗すれば不安にもなるし、中軸が打てなくて負ければ不安にもなる。
先発投手が早い回で降板しても不安になるし、勝ちパターンの投手リレーが崩れても不安になる。
しかし、開幕から67試合を終え、その不安は全て経験してきているし、その上で現状を見れば、その不安を乗り越えてきていることにも気付ける。

決して安心は出来る状況ではないが、不安を乗り越えられる状況にはある。
チーム一丸の戦いを、ファン一丸で応援するスタイルを貫いていけたらと思う。

【西武】スティーブン・ファイフ投手の成績

西武が2017年の新外国人選手として、シーズン途中での契約に合意したと報じられた、スティーブン・ファイフ投手(30)の成績

190m、102kg、右投げ右打ち。

ストレートの最速は150キロで、持ち球はカーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシーム。

手元でボールを動かして打ち取るというよりは、緩急を使った打ち取り方をする投手。
プロ入り以降、マイナー、メジャー問わず、先発としての起用されており、コントロールを乱して自滅するタイプではない。

2013年には、メジャーで一時期先発ローテの一角を占め、結果的に4勝4敗という数字を残すも、メジャー定着とはならなかった。

2014年の秋にトミージョン手術を受けたこともあり、2015年のシーズンは登板することが出来ず、2016年に復帰したものの、故障により再度離脱、夏場にようやく本格的に先発として投げられるようになっている。
2017年の今季は、3Aで春先から先発起用され続け、ここまでローテーションを守っている。

若手時代は守備を苦手としていたが、年齢を重ねるごとに徐々に上達し、クイックも標準レベルくらいにはある。



 試合先発セーブ防御率イニング自責点被安打被本塁打与四球奪三振WHIP与四球率奪三振率
2008(A-)1401122.33 38 2/31028111411.01 2.56 9.54
2009(A)880302.70 36 2/3113214350.98 0.98 8.59
2009(A+)10103204.44 50 2/32558710511.34 1.78 9.06
2010(AA)26268604.75 136 1/3721441146821.39 3.04 5.41
2011(AA)252414403.74 137    57143952951.42 3.42 6.24
2012(AAA)252411704.66 135 1/3701571344931.49 2.93 6.18
2013(A+)110106.75 4    361131.75 2.25 6.75
2013(AAA)1082406.03 37 1/32546321331.79 5.06 7.96
2014(Rk)110001.50 6    131050.50 0.00 7.50
2014(AAA)1192207.01 43 2/33465215271.83 3.09 5.56
2016(Rk)330004.50 8    490351.50 3.38 5.63
2016(AAA)770204.61 27 1/31428110251.39 3.29 8.23
2017(AAA)12124303.97 65 2/32976418521.43 2.47 7.13
マイナー通算153133453524.40 726 2/3355795542355471.42 2.91 6.77
AAA通算6560191805.00 309 1/3172372231082301.55 3.14 6.69
 試合先発セーブ防御率イニング自責点被安打被本塁打与四球奪三振WHIP与四球率奪三振率
2012550202.70 26 2/3825212201.39 4.05 6.75
201312104403.86 58 1/32569720451.53 3.09 6.94
2014110006.00 6    473151.33 1.50 7.50
メジャー通算18164603.66 91    371011233701.47 3.26 6.92






【カープ情報】2017.06.18 広島対ソフトバンク 交流戦3回戦 直接対決で負け越し、12勝6敗で並ぶも最高勝率は逃す

2017年6月18日に行われた、広島対オリックスの交流戦3回戦の試合結果

SB 130 010 020|7
広島 110 000 002|4

勝 岡本 1勝0敗
負 中村祐 3勝1敗
S -

【本塁打】松山4号

いよいよ交流戦最後の試合となり、この試合の勝者が最高勝率球団の称号を得る。
そして最終戦のスタメンは、対左投手ということもあり、久々にエルドレッド、新井が揃い踏みし、サードには西川が入った。
西川自身は、左投手相手に3打数1安打と打席数が少なく、得意にしていると言い切れる数字ではないが、安部は29打数7安打の打率.241とやや苦手としている数字が残っている。

一方の中村祐に関しては、対右打者の被打率.163に対し、対左打者の被打率.320と明らかな差が出ている。
投手の山田まで含めて、スタメン9人中左打者6人を並べてきており、試合前から注目する点が多く見られる。

まず中村祐の立ち上がりは、先頭の福田のバットを折ったが、フラフラと上がった打球が投手のセカンドの間にポトリと落ちる、珍しい打球の内野安打。
今宮が送りバントを決めるが、一塁線を切りそうな打球が、ライン付近でインフィールド側に戻ってくる、こちらも珍しい転がり方をしている。
そのためか、會澤もファンブルして、一塁への送球が際どいタイミングとなってしまっていた。
柳田にはインコースを攻め続けてファーストゴロに打ち取り、2アウト3塁となり、松田もインコースで詰まらせて内野フライに打ち取る。
しかし、田中がグラブで太陽を遮ろうとしている様に、ボールが太陽と重なって見失ってしまい、セカンドベース後方にポトリと落ちる内野安打で先制を許してしまう。
初回は、ソフトバンクに味方するような打球が3つも続くという、アンラッキーな失点でもあり、中村祐の投球自体は良いコースにも決めており、内容は悪くない。

初回のカープの攻撃は、田中、菊池が簡単に打ち取られ、すんなり三人で攻撃が終わると、初回の点の取られ方からしても嫌な流れになるところ。
しかし、丸が一二塁間をしぶとく破るライト前ヒットで出塁すると、鈴木は大きく外れるボールが続いて四球を選ぶ。
2アウトから得点権ランナーを進め、エルドレッドはインコースのストレートに詰まりながらもセンター方向に打ち返すと、セカンド高田のダイブも及ばず、センター前タイムリーヒットで同点に追い付く。

これで中村祐の2回のピッチングで、不運な当たりが出なければ、チーム全体が落ち着ける。
しかし、先頭打者の中村晃に四球を与えてしまい、別の形での流れの悪さが出てきた。
上林を2球で追い込み、低めのストレートで浅いセンターフライとなるが、この打球も丸の前に落ちそうな打球だった。
この打球を、丸がランニングキャッチし、まずは不運な当たりは防いだ。

ただ、続く高田にはストレートの四球を与え、ランナーを溜めてしまう。
そして、8番の甲斐に真ん中低めのストレートを弾き返され、レフト前タイムリーヒットで勝ち越しを許してしまう。
左打者2人に四球を与え、右打者2人タイムリーを浴びるという、相性面を考えても今後の大量失点にもつながりかねない形の失点が続いてしまっている。
1アウト2、3塁で投手の山田を迎えるものの、追い込んでから苦労している。
4球粘られた末に、ようやくスライダーで空振り三振を奪って2アウトまで漕ぎ着けたが、課題の左打者福田をピンチで迎え、低めのスライダーを捉えられ、センター前タイムリーヒットで、さらに2点を失ってしまう。

今宮にも追い込んでから、アウトコース高めにカットボールが浮いてしまい、ライト前ヒットでピンチが続く。
送球の間にランナーが進み、2アウト2、3塁となったところで、早くも九里に交代し、その九里は柳田をライトフライに打ち取ってピンチを脱した。

中村祐に関しては、左打者への相性が悪いのは冒頭の通り。
ただ、初回のピンチでは柳田のインコースを突いて、ファーストゴロに打ち取ったように、通用しない訳ではない。
柳田への攻めと同じ様に、四球を与えた中村晃と高田の2人にも攻めることが出来ていれば、もう少し長いイニングを投げることも出来たのではないかと思える。

さて、守備に関しても、送球の間の進塁を2度許しており、ソフトバンク打線がのびのびと攻撃している様子が分かる。
こういう状態の相手を止めるのは容易ではない。

カープの攻撃も、早々に九里をマウンドに送っていることで、早いイニングから代打を送ることが出来ない。
2回裏は、1アウトから西川が四球を選び、九里は送りバントを決め、2アウト2塁。
そして田中がライト前タイムリーヒットを放って1点を返すと、この三連戦で初めて甲斐から二盗を決める。
菊池はサードゴロに倒れ1点どまりとなったが、少なくとも九里が無失点ピッチングを続けていればチャンスは訪れる流れにはなった。

3回表は九里が三者凡退に押さえ、3回裏は先頭丸が三振に倒れたところで、ソフトバンクは山田から岡本に投手交代。
セオリーとしては、ビハインドのチームが、リリーフが踏ん張っている間に、反撃を開始することが勝利へ繋がっていく。
その反撃を総力戦で断とうとするのがソフトバンクの狙い。
この投手起用が嵌れば、カープとしては徐々に追い込まれることになる。

そして投手の代わり端、鈴木は四球を選ぶが、エルドレッドはストレートを打ち上げてレフトフライ、新井はセンターへのハーフライナーに倒れ無得点となり、ソフトバンクの投手起用が嵌ってしまった。

4回裏も岡本の前に三者凡退となるが、九里はロングリリーフのために2度目の打席に向かい、5回表も続投。
この続投が、失点に繋がってしまうのだから、当然流れは向いてこない。
もちろん九里が責任を背負う必要はなく、考え方によっては、2人の投手で5回表を終わって0対3の試合展開。
終盤のソフトバンクの勝ちパターンの投手リレーを打ち崩す、と単純に考えるほかない。

ソフトバンクとしても、序盤から総力戦覚悟の投手起用をしてきているために、傷口を広げる前に投手を交代させてくる。
5回裏は、1アウトから菊池がセンター前ヒットを放つと、丸に対し左腕の飯田を起用。
こういう投手起用を崩していかないと、勝機は見えてこない。

その丸はストレートの四球を選んで、すぐさま飯田から五十嵐の投手交代。
1アウト1、2塁で五十嵐対鈴木となるが、変化球2球を見逃し、アウトコースのストレートを空振りして3球三振。
エルドレッドは、追い込まれてからのインコースのストレートに詰まってレフトフライで得点ならず。

6回裏の攻撃は、先頭の新井が高いバウンドのラッキーな内野安打で出塁するが、會澤がショートゴロゲッツーで繋がらない。
この試合の全ての始まりは、ラッキーなヒットからだったが、カープには味方をしてくれない。
徐々に苦しくなってきた。

カープのリリーフ陣も、九里の後を受けた、一岡、中田が無失点投球で味方の反撃を待つ。
しかし、ソフトバンクも小刻みな継投で、とうとう7回裏の攻撃を、3点のビハインドのまま終えてしまった。

8回表は久々にジャクソンが登板。
1アウトから、追い込んでから粘られた上林を、何とか打ち取った打球を打たせるが、一二塁間の打球に飛び出した新井がトンネル。
エラーによりランナーの出塁を許すと、二盗を決められ1アウト2塁。
そして高田には前進守備の外野の間を抜かれるタイムリー三塁打で1点を失うと、甲斐にスクイズを決められて2失点目。

8回裏の攻撃を前に、大きな2失点を喫してしまい、その8回裏も小刻みな継投で無得点。
9回裏の攻撃も、交流戦最終戦ということで、5点差でもサファテが登板し、安部はバットを折られてのセカンドゴロ。
西川はストレートを捉えてセンター前ヒットを放つと、代打松山もストレートを逆方向へ弾き返し、レフトスタンドに飛び込むツーランとなる。
点差が開いていたことを言い訳にはしないと思うが、サファテはこのツーランで目を覚ました感がある。
田中のセンター前へ抜けようかという打球を、右手で叩き落し、投ゴロに打ち取られる。
菊池には158キロのストレートを連発してきたが、菊池もストレートを捉えてレフト前ヒット。
丸の打席で、菊池は初球から二盗を決め、最後までサファテを攻め立てるが、丸がストレートで空振り三振となりゲームセット。

この試合を、端から継投策ありきで、その通りに傷口を広げる前にどんどんリリーフ陣を継ぎ込んで、その投手起用が全て嵌ったソフトバンクの作戦の前に敗れてしまった。
カープの方は、もちろん交流戦の最終戦を勝つか引き分けるかで、最高勝率になることをモチベーションとして試合を行ってきた。
この試合ではそのことも当然頭にあり、早めに中村祐を交代させ、九里のロングリリーフで試合の建て直しを図っていた。
ただ、九里に2打席を与えたように、どんどんリリーフを継ぎ込んでまで、この1試合を必ず勝利するという戦い方ではなかった。
終盤のビハインドの展開で、不調のため登板間隔を空けていたジャクソンを起用したのも、交流戦明けの試合を見越してという意図もある。
試合の展開上、9回表のマウンドには加藤が上がり、時折大きく外れるボールはあったものの、先発時のフォークを多投するピッチングとは違い、150キロ超のストレートで押し続ける投球を見ることが出来た。
1アウトから今宮にはストレートをカットされ続けたが、ストライクを投げ続け、そのことで最後の低めのフォークで空振りを奪えた。
カウントを取るためのフォークを、なんとなくストライクゾーンに放っている投球ではなく、三振を取るためのフォークをどこで使うか、という手応えは感じられたのではないかと思う。

結果として、12勝6敗でソフトバンクと並んだものの、直接対決に負け越したカープは、交流戦2位となった。
ただ、十分誇っていい交流戦だったと思う。
虚無感や喪失感を感じる必要は全くない。





【カープ情報】2017.06.17 広島対ソフトバンク 交流戦2回戦 丸2試合連続本塁打は決勝弾、粘るソフトバンクを今村が振り切る

2017年6月17日に行われた、広島対オリックスの交流戦2回戦の試合結果

SB 100 100 000|2
広島 000 200 01×|3

勝 中崎 2勝0敗1S
負 岩崎 3勝2敗1S
S 今村 1勝1敗13S

【本塁打】今宮3号、丸12号

カープ先発の野村は、先頭の川崎に対し、初球のアウトコースのツーシームで引っ掛けさせ、エルドレッドの好捕もあって1球で1アウトを取る。
ただ、今宮にはインコース低めへのツーシームを捉えられると、左中間スタンドに飛び込む本塁打で先制を許す。
コースも高さも、決して甘いボールではなく、この1点は仕方ないと割り切るほかない。
柳田には、アウトコース高めのツーシームを引っ張られ、低い弾道で右中間を破るエンタイトルツーベース。
もし打球に角度が付いていたら、そのままスタンドインという打球だった。
これがフェンスを越えなかったことをプラスに捉え、続く江川、中村晃は共に打ち上げさせて、1点で留めた。

カープの初回の攻撃は、松本裕に対し、田中、菊池、丸は高めのカットボールにタイミングを合わせることが出来ない。
コースは甘く、決してスピードもコントロールも抜群という投球には見えなかったが、やはりランナーを出すことでリズムを狂わせて行きたい。
もっとも、キャッチャーが甲斐ということもあり、そうそう盗塁を狙ってもいけないため、単純に打っていく方が攻略の近道になるだろか。

野村が立ち直ることが前提条件にはなるが、2回の先頭上林のショートゴロは、イレギュラーで高く弾み、内野安打となる。
スイスイと投げされてもらえないのは、ある程度仕方がないと思いながら守っていく必要はあり、簡単にガタガタ崩れていくような投手、そしてチームではない。
松田からは高めのカットボールで空振り三振を奪い、盗塁と進塁打で2アウト3塁とピンチを背負ってからは、投手の松本裕をセカンドゴロに打ちとって無失点で切り抜ける。

2回の攻撃では、鈴木が高めに抜けたカーブを、やや捉え損なったようなバッティングでレフトフライに倒れるが、松山は四球を選んで1アウト1塁。
エルドレッドは、逆球の甘いストレートを2球捉え損なってファールとし、追い込まれてからの高めのストレートを打ち上げてセンターフライ。
安部はインコースのスライダーを打ち上げてセカンドフライに倒れ、捉えきれない。

カープは一回り目はノーヒットに抑えられ、4回表には松田のレフト前タイムリーヒットで追加点を許す、苦しい展開。
ただし、さらなる追加点のピンチ、1アウト1、3塁では甲斐と松本裕を打ち取って最小失点で凌いでいる。

4回裏は先頭の菊池が、打たされたようなショートゴロに打ち取られたが、丸がアウトコースのストレートをセンター前ヒットとし、ようやくチーム初ヒット。
鈴木はアウトコースのストレートで空振り三振に倒れるが、松山はインコースのストレートをライト線に弾き返し、二塁打で2アウト2、3塁のチャンス。
終盤のソフトバンクのリリーフ陣を考えると、ワンチャンスをものにしておきたい。
エルドレッドは、インコースのストレートに詰まったが、外野手は深い守備位置を敷いており、センター柳田の前にポトリと落ちる、2点タイムリーヒットで同点に追い付いた。

得点を奪った直後のイニングで、野村がリズム良く三者凡退で抑えれば、少なくとも試合の流れを五分に引き戻すことが出来る。
その大事な5回表、1番からのソフトバンクの攻撃を三者凡退で抑えた。

すると5回裏、先頭の會澤がセカンド頭上をライナーで越えるセンター前ヒットで出塁すると、野村が送りバントを決めて1アウト2塁。
田中は、松本裕のコントロールが徐々に定まらなくなってきたところで、じっくりと見極めて四球を選んでランナーを溜める。
菊池は初球を打っていった、浅いライトフライに倒れるが、丸は粘って四球を選んで2アウト満塁。
ただ、鈴木が2-0からの高めのストレートを打ち上げてしまい、センターフライで得点ならず。

6回、7回は野村と松本裕が踏ん張って無得点に終わり、共に8回から継投策に入る。

まず8回表のマウンドに上がった中崎は、先頭の今宮に四球を与えてしまう。
続く柳田には、ボールが先行しても際どいコースを攻め続け、インコースも狙い続ける。
最後はアウトコースのストレートで空振り三振を奪い、その間に今宮は二盗を決める。
そして代打明石に対しても四球を与えてしまうが、ここも逃げる投球とは明らかに違う。
1アウト1、2塁のピンチを背負うことになるが、とにかく弱気な仕草は一切なく、中村晃、上林を打ち取ってピンチを脱する。

すると8回裏、昨日は反撃の隙を与えてもらえなかったセットアッパーの岩崎から、丸が昨日の3本塁打のリプレーを見ているかのような、左中間への勝ち越し本塁打を放つ。

さらには松山のファーストゴロを、明石が後逸するエラーをきっかけに2アウト1、3塁までチャンスを広げたが、會澤のサード頭上を襲うライナーは、松田がジャンプして好捕し、1点の勝ち越しに留まった。

そして9回表のマウンドには今村が上がる。
先頭の松田にはフォーク、ストレート、スライダーと、持ち球を出し惜しみせず、最後はアウトコースの縦スラで見逃し三振。
代打長谷川にも、フォークとスライダーで追い込み、上手くフォークを打たせたものの、エルドレッドの好捕も実らず、一塁内野安打となる。
代打福田の打席で、フォークがワンバウンドとなる隙を突いて、代走川島が二塁に進み、得点圏にランナーを背負ってしまう。
その福田には、投手強襲の打球が今村の右足に当たり、カバーのエルドレッドが一塁ベースに体ごとタッチに行くが間に合わず、このイニング2つ目の内野安打で1アウト1、3塁。
しかも今村は治療のため一旦ベンチに下がる。

直ぐにマウンドには戻ってきたものの、一打同点のピンチは続いており、さらに逆転のランナーも一塁にいる。

川崎をストレートとフォークで追い込み、三振を奪いに行く形は整った。
そして狙い通りフォークで空振り三振を奪い2アウトまで漕ぎ着け、その間に一塁ランナーの福田は二盗を決めている。

2アウト2、3塁で今宮との勝負となり、初球のフォークでストライク。
2球目のアウトコースのストレートは、今宮の狙い通りのボールだったと思うがファールとなって、これで追い込んだ。
最後も良い高さにフォークが落ちたが、今宮も喰らい付いて、サード右へのゴロとなる。
安部が捕球して、一回転して一塁送球するも、かなり中途半端なバウンドの送球で、逆転タイムリーエラーも頭を過ったが、エルドレッドが身を挺して捕球してアウト。
かなりドキッとしたプレーで締めくくり、何とか逃げ切った。

エルドレッドのファインプレーが、初回から出た試合で、さらに1イニングで3つも出たとも言える最終回で、しっかりボールを追い掛けて足が動いていたからこそ、最後のワンバウンド送球も捕り切れたという捉え方も出来る。

今日の試合結果を受け、交流戦勝率1位タイ以上は確定したが、ルール上の交流戦最高勝率球団の可能性があるのは、カープとソフトバンクに絞られた。
明日、新たな歴史を刻んでください。





【カープ情報】2017.06.16 広島対ソフトバンク 交流戦1回戦 丸3打席連続本塁打も、序盤の失点が響いて敗戦

2017年6月16日に行われた、広島対オリックスの交流戦1回戦の試合結果

SB 202 100 000|5
広島 100 101 000|3

勝 バンデンハーク 7勝3敗
負 ジョンソン 1勝2敗
S サファテ 0勝0敗20S

【本塁打】丸9号、10号、11号、川島2号

しばらく先発機会がないということで、岡田が登録抹消、そして加藤が一軍登録されてきた。
加藤については、リリーフに限定すると、4試合で4イニングを投げ1勝0敗1S、防御率0.00、与四球1、奪三振4、WHIP0.25、与四球率2.25、奪三振率9.00となかなかに優秀な数字が残っている。
勝ちパターンでの起用は無理にしても、リリーフで登板した場合に、制球面が改善できているのかは興味深い。

ジョンソンの立ち上がりは、先頭の松田がレフト前ヒットを放つと、今宮は送りバントの構えからバスター。
これが決まってセンター前ヒットとなり、いきなりノーアウト1、3塁のピンチを招く。
そして柳田の打席で、ジョンソン、石原共にらしくない、ワイルドピッチでの失点をしてしまう。
ジョンソンはカットボールが指に引っ掛かり、石原はミットだけで捕りに行くというものだった。
もっとも、三塁ランナーの生還はある程度仕方がないと受け取ることが出来るが、続く柳田にはアウトコースを素直に逆方向に弾き返され、三遊間突破のレフト前タイムリーヒットで2失点目。
ただ、後続は打ち取って、何とか2点で留めた。

そしてカープの初回の攻撃は、先頭の田中が投手の頭上を越えていくセンター前ヒットで出塁。
菊池は送りバントの構えをせず、そのまま打って行ってライトフライ。
丸の打席で、田中が盗塁を試みるが、甲斐の送球が素晴らしく盗塁失敗。
甲斐はパ・リーグでダントツの盗塁阻止率、それも5割を記録しており、近年の捕手の中でも類を見ない数字。
いきなり盗塁阻止されたことで、カープとしては簡単に足でかき回すというわけには行かなくなった。
ただ、丸は高めのスライダーを上手く溜めて打ち返し、レフトスタンドへの本塁打で1点差に迫る。

ジョンソンの投球は、際どいコース、特にインコースへのボールでストライクを取れない。
どうしてもボール先行してからの、インコース攻めは若干甘めに行かざるを得ない。
その隙を突かれたのが、3回表の川島。
インコースを狙ったボールが外れてしまい、決めに行ったストレートは、逆球で真ん中やや外寄りに行ってしまった。
川島にきっちりと捉えられ、レフトスタンドへのツーランで、点差が3点に広がってしまう。

4回表にも、先頭打者の甲斐に四球を与えるが、これも際どいコースが外れている。
そしてバンデンハークに送りバントを決められ、松田の打席でワイルドピッチで1アウト3塁。
松田には緩い当たりのサードゴロを打たれ、三塁ランナーが生還する悪い流れ。

4回裏には、先頭の丸がファールで粘って打てる球を待ち、そして真ん中外寄りのストレートを捉えると、ライナーで左中間スタンドへ放り込む、2打席連続本塁打で1点を返す。
しかし、単発ということで、ソフトバンクとしてはまだ余裕がある。

5回裏には、石原、ジョンソンに、それぞれ代打庄司、天谷が起用され、バッテリーを入れ替えて、攻撃の意思を示す。
得点には結び付かなかったが、こうなるとリリーフ陣が無失点に抑え、その間に反撃していく展開しか勝ちは見えてこない。

そして6回表のマウンドには九里が上がる。
先発として成長した姿を見せてくれた今季、決して先発失格とは思わないが、九里が本領を発揮できるのはリリーフ。
この場所で輝いて欲しい。

その九里は、先程本塁打の川島、明石、甲斐を三者凡退に抑え、見方の反撃を待つ。

すると6回裏、1アウトから丸がインコースへのストレートを逆方向に打ち返すと、ライナーのままレフトスタンドに飛び込んだ。
3打席連続の本塁打となり、この試合の3得点全てを丸の本塁打で挙げた。
生涯1度あるかないかという打撃が出た試合こそ、勝ちに行きたい。

九里は7回表も三者凡退に抑え、2イニング無失点という投球を見せると、7回裏の攻撃では、先頭のエルドレッドがナックルカーブを捉えてレフト前ヒット。
安部は3-0からフルカウントまで戻され、最後はインコースのストレートで詰まらされてレフトフライ。
途中からマスクを被っている會澤は、アウトコースのスライダーで空振り三振に倒れ、攻撃力強化のために出場した會澤が打ち取られたことで、流れを止められた感がある。
九里に代打西川を起用し、追い込まれてから体勢を崩されたが、何とかバットに当てると、高いバウンドで投手の頭を越え、内野安打となるが、田中は高めの150キロのストレートで空振り三振となり、得点を奪うことが出来なかった。

8回表にマウンドに上がった一岡は、クリーンアップ柳田、江川、中村晃を三者凡退に抑え、味方の反撃を信じてリリーフ陣の粘投が続く。
8回裏は、バンデンハークから岩崎に投手交代し、その代わり端、菊池がライト前ヒットで出塁し、丸の打席を迎える。
しかし、丸はインコース低めに沈むフォークで空振り三振となり、1アウト1塁と場面が変わる。
鈴木は追い込まれてからのアウトコースのストレートを逆方向へ打ち返すが、セカンド正面。
4-6-3のゲッツーで無得点、2点ビハインドのまま最終回の攻防へと移っていく。

9回表のマウンドには、久々の一軍登板となる今井が上がる。
テンポ良くボールが連続し、正直なところ昔の面影はないように思える。
先頭の川島はツーシームで詰まらせてファーストフライに打ち取ったが、明石には3-0とボールが先行し、最後はツーシームをセンター前ヒット。
投球のほとんどがツーシームという印象で、ストレートは昔のイメージそのままの叩き付けるワンバウンド。
甲斐には送りバントを決められて、2アウト2塁。
代打長谷川には、まともに勝負せずに四球を与えて塁を埋める。
そして松田にもツーシームを投げ続け、最後は高めのツーシームで空振り三振を奪った。

三者凡退で、リズム良く攻撃陣にバトンを渡す、ということは出来なくても、ようやく掴んだ一軍での登板のチャンス、必死に無失点に抑えていこうという姿は、見ていて伝わってくるものがある。

そして9回裏はサファテとの対戦。
先頭の松山は、高めに抜けたフォークを捉え、ライト頭上へ打球を放つが、ライト福田が追い付いて1アウト。
エルドレッドは、150キロ超のストレート連発で空振り三振。
安部はインコースとストレートを捉え、良い角度で打球は上がったが、やはり150キロ超のストレートに力負けしており、ライトフライでゲームセット。

何を言わんとしているかは説明不要だと思うが、もともとソフトバンク戦は2勝1敗以上を目指していたはず。
1敗したからと言って、あと2試合を連勝して交流戦を締める、という目標は変わらない。





【カープ情報】2017.06.15 広島対オリックス 交流戦3回戦 初回5得点で試合の流れを掴み、投打の噛み合った勝利で、岡田7勝目

2017年6月15日に行われた、広島対オリックスの交流戦3回戦の試合結果

オリックス 000 200 000|2
広   島 500 001 01×|7

勝 岡田 7勝2敗
負 ディクソン 5勝5敗
S -

【本塁打】安部1号、ロメロ10号、エルドレッド16号

現状のカープのウィークポイントとも言える5番打者に、久々に松山をその打順で起用してきた。
ここまでの交流戦14試合の、5番打者の成績は、54打数6安打、打率.111、本塁打1、打点4というもので、言い方は悪いが、よく鈴木と勝負してくれていたなと思ってしまう。
松山は、唯一の本塁打を放った打者でもあり、昨日のサヨナラ本塁打の影響で、鈴木がもっと厳しい攻めをされる可能性も考慮すると、結果がどう出るかはともかく、良いタイミングで5番起用してきたなと捉えることもできる。

その打順が機能するかどうかは、守備でのリズムも影響してくるところで、まずは先発岡田の立ち上がりに注目。
オリックスも大幅に打順を入れ替えており、先頭のマレーロをカットボールでサードゴロに打ち取って1アウト。
開幕戦以来のスタメン起用となった小島は、2-0からのストレート、ファーストストライクを捉えられ、センター前ヒット。
安達はインコースへのスライダーで打ち上げさせて、センターフライに打ち取り、昨日2本塁打のロメロを迎える。
1打席目できっちり抑えておけば、後々精神的に優位に立てるところで、インコースを攻めて追い込むと、最後もインコースで詰まらせてセカンドフライに打ち取って無失点。

そしてカープの初回の攻撃は、先頭の田中が四球を選び、菊池は強攻するもサードゴロ。
しかしモレルが弾いてオールセーフとなると、丸がインコース低めのストレートを逆方向へ打ち返し、左中間フェンス直撃のタイムリー二塁打で先制する。
もっとも、その後の鈴木、松山が共に低めの変化球で打ち取られたのは、ディクソンの立ち直りを感じさせる内容ではあった。
それだけに、エルドレッドがワンバウンドしそうなカーブを、逆方向へ打ち返し、ライト前タイムリーヒットとなったのは価値が高い。

そして、打順変更の効果かどうかは分からないが、安部がアウトコースを狙ったストレートが、逆球で内に入ってきたところを捉えて、右中間スタンドへ今季1号本塁打を放ち、5点目を奪い、良いスタートが切れた。

もっとも、ディクソンのボールが悪かった訳ではなく、やはりいきなりのエラーでリズムを崩した面があるのは否定できない。
2回の先頭の田中が二塁打を放って以降は立ち直り、5回表の攻撃で代打が出されるまで、カープ打線は芯を外され続けて、良い当たりも出なくなっていた。

一方の岡田は、突発的にスリーボールになるケースもあり、どうしても長いイニングを投げようという意識が顔を覗かせ、リズムに乗り切れない。
4回表には、先頭の安達に四球を与え、ロメロにはインコースを攻めたが、やや甘くなって左中間スタンドへツーランを打たれてしまう。
若干こすり気味の打球ではあったが、高めだったことでスタンドまで届いたようだった。

ただ、ズルズルと行かなかったのは、守備陣の貢献に依るところが大きい。
ディクソンのセンター前に抜けようかという打球に菊池が追い付いてセカンドゴロに打ち取り、若月のレフト前へのライナーに松山が飛び込んで捕球する。
松山の飛び込み方は、グラブを体と地面の間に巻き込みかけており、下手をすれば骨折の可能性もあるプレーに見えた。
上手く腕を抱えて、荷重を逃がせたので負傷もなく済んで何よりだった。

味方の好プレーで徐々にリズムを取り戻しつつあった岡田だったが、6回のピッチングでは2アウトからT-岡田には低めのストレートをセンター前ヒットとされ、武田には内から曲げるスライダーが真ん中に入り、レフト前ヒットで2アウト1、2塁。
ただ、若月をインコースのストレートでバットを折り、ショートゴロに打ち取ってピンチを脱する。

なかなか追加点を奪えなかったカープ打線だったが、6回裏の攻撃でようやく追加点。
先頭のエルドレッドが、インコース低めにシュート気味に落ちてくるフォークをすくい上げ、レフトスタンド上段へライナーで飛び込む本塁打を放つ。
安部はストレートに詰まったが、レフト前にポトリと落ちるヒットを放ち、會澤が送りバントを狙うと、投手正面へ強く転がって1-6-3のゲッツーとなってしまう。
岡田の打席でバティスタを代打で起用するが、一邪飛に倒れ、1点どまりの攻撃となったが、岡田は6回86球で球数的には余裕があった。
それでも早めの交代を選択したということは、昨日の同じ流れを避けたかったのだろう。

点差が4点に開いたことで、7回表のマウンドには中崎ではなく中田が上がる。
昨日延長戦に入ってからの無失点リレーを見せたリリーフ陣の一角だった中田を送ったということは、対オリックスの投球内容に手応えを感じたからに他ならない。

もっとも先頭の代打大城には、ど真ん中にスライダーが行ってしまったが、良い当たりのレフトライナーで1アウト。
マレーロにもフルカウントまで粘られてから、フォークで空振り三振を奪い、小島をファーストゴロに打ち取り3アウト。
これならば、前のイニングの送りバント失敗も打ち消して余りある、流れを手放さないピッチングと言って差し支えない。

8回表のマウンドには、ジャクソンではなく中崎を起用。
ジャクソンの疲れが溜まっているという事で、休養しながらの起用ということなのだろう。
その中崎は、スライダー、カットボール中心のピッチングで安達、ロメロ、モレルのクリーンアップ3人を三者凡退で打ち取り、良いリズムを保ったままマウンドを降りる。

8回裏の攻撃で、四球2つでランナーを溜め、會澤が初球の高目のカットボールを、軽く逆方向へ合わせたようなバッティングでライト前タイムリーヒットを放ち、ダメ押し点を奪ってから、最終回のマウンドに一岡を送る。
T-岡田には真ん中低めのストレートを捉えられライト前ヒット。
武田からはアウトコースのストレートで空振り三振を奪い、代打小谷野をフォークでサードフライ、そして代打中島からフォークで空振り三振を奪ってゲームセット。

先制、中押し、ダメ押しと良い形で攻撃し、守備も好守と堅守で盛り立て、投手は先制を許さず、リリーフ陣は無失点リレー。
走攻守全てに隙のない勝利と呼んで差し支えないかと思う。
あえて勝利以外の部分で気になる点と言えば、5番打者のノーヒットということだろうか。





【カープ情報】2017.06.14 広島対オリックス 交流戦2回戦 延長12回の熱戦を、鈴木のサヨナラ本塁打で制す

2017年6月14日に行われた、広島対オリックスの交流戦2回戦の試合結果

オリックス 010 000 230 000|6
広   島 010 014 000 001|7

勝 九里 5勝4敗
負 佐藤達 0勝1敗
S -

【本塁打】T-岡田15号、鈴木14号、15号、ロメロ8号、9号

交流戦に入り、39打数7安打、打率.179、主に5番を打って1打点の安部がスタメンを外れ、西川がサードでスタメン出場となった。
その西川は、21打数7安打、打率.333、打点2となっており、復調傾向にある新井に繋ぐ役割が担えれば、松山、會澤と続く下位打線まで切れ目がなくなる。

カープ先発の大瀬良は、先頭の駿太をストライク3球で打ち取り、西野も同じくストライク3球で打ち取る。
安達へも同じく2球連続ストライクで追い込み、ようやくここで1球アウトコースへ見せ球を使った。
実に8球連続ストライクという投球で、これは調子がいいのかという矢先に、安達への0-2からの4球連続ボールで四球を与える。
続くロメロはインコースのストレートで詰まらせてセカンドフライに打ち取り、まあ調子は悪くはないのだろうという立ち上がりだった。

オリックス先発の東明は、球速は140キロ前後ではあるが、コースに決まる投球をしており、スイスイと投げさせているうちは、テンポの良い投球に苦戦しそう。
先頭の田中がファーストゴロに倒れ、菊池はアウトコース中心の攻めで何とか粘っていくもののライトフライ。
丸は初球の変化球で詰まらされてセカンドゴロに打ち取られ、すんなりと三者凡退となった。

2回の大瀬良は、すんなり2アウトを奪い、T-岡田に対してはフルカウント。
初回の2アウトからの四球が頭にあったのは間違いなく、2イニング連続で2アウトから四球を出す訳にはいかない、という意識があったかのようなコントロールミスが出た。
アウトコース高目へのカットボールを逆方向へ打ち上げられ、左中間スタンドへの本塁打で先制を許す。

失投を引きずるかのように、続く若月への初球は大きく高めに外れるボールとなり、追い込んでからの低めのストレートを上手くライト前に運ばれたことで、冷静になる時間が作れなかった。
投手の東明に対しても、3-0というカウントとなり、そこからフルカウントまで戻したものの、最後は真ん中へのカットボール。
センター前にライナーで抜けていくかという打球を放たれたが、セカンド菊池がダイビングキャッチで救った。

本塁打による先制を許した後のピッチングで、不安定な姿を見せたことで、大瀬良が立ち直ることも求められる。

ただ、直後の2回裏、鈴木が高目のストレートを捉えて、やや上がり過ぎかとも思ったが、高い弾道のまま左中間スタンドへ飛び込む同点本塁打を放った。
さらには2アウトから松山、會澤、大瀬良の三連打で満塁のチャンスを作ったが、田中が引っ掛けてのファーストゴロで勝ち越しならず。

中盤の大瀬良は、完全に立ち直ったというピッチングではなかったが、低目を丁寧に突こうとする姿勢は変わらない。
ランナーを出しても、會澤の盗塁阻止、低めのスプリットで併殺打など、冷静さも取り戻せていることで、バタバタしなくなった。

攻撃面では、3回にノーアウト1、2塁のチャンスを活かせず、4回はノーアウト1塁で併殺打。
東明のコースを突くピッチングに要所を締められている。
ズルズルと抑え続けられないためには、ランナーを得点圏に送って、プレッシャーをかける中で攻撃を仕掛ける必要が出てきた。

5回裏には、先頭の田中がセンター前ヒットで出塁すると、菊池が送りバントを決め、形を作る。
丸は低めのボール気味のストレートを、手首を返さない打ち方で、左中間へ打球を飛ばし、タイムリー三塁打で1点勝ち越し。
その丸の打席では、ワイルドピッチで田中が二塁から三塁へ進む場面もあり、やはりランナーを出すことで東明の投球の変化を引き出している。

6回裏からはオリックスは小林に投手交代。
その小林から、新井、松山が連続四球を選び、會澤はライトフライを打ち上げ、新井はタッチアップで三塁へ進む。
1アウト1、3塁で大瀬良は送りバントの構えを見せる。
セーフティスクイズの可能性もあるが、三塁ランナーは新井ということで、オリックスバッテリーの方が疑心暗鬼になっている感がある。
大瀬良はバントを決め、新井は本塁を狙わず。

キャッチャーが処理して、一塁送球の間に新井が本塁を狙わないよう、素早い一塁送球を見せると、ワンバウンド送球となるタイムリーエラー。
再び1アウト1、3塁の場面となり、田中はセンター返しの打球を放つが、マウンドに当たって高く弾むセカンドゴロ。
この当たりが併殺崩れとなる間に、三塁ランナーの代走野間が生還し、6回裏の攻撃はノーヒットで2点を奪ったことになる。

2アウトで田中が1塁に残り、さらに得点を奪うにはどうするか、というところで当然思い付くのは盗塁。
その誰が見ても警戒されて当たり前の場面で盗塁を決め、菊池のセンター前タイムリーヒットで1点追加。
田中の走塁も、全くスピードを緩めることなく、本塁をヘッドスライディングで陥れ、さらに本塁送球の間に菊池も二塁に進む。
そして丸がライト前タイムリーヒットでもう1点追加。
良い形での得点の奪い方が出来た。

7回も続投の大瀬良だったが、先頭のロメロには真ん中高目のボール気味のストレートを捉えられた。
バックスクリーンに一直線に伸びていく本塁打で1点を返された。
球数は6回の時点で89球で、完投するには若干多い。
交流戦の最終登板ということで、次回先発までは中6日以上は間が空くこともあり、出来るだけ長いイニングを投げてもらいたい思いもあったが、次の失点があればそれも叶わない。

1アウトからモレルに、真ん中へのスライダーを捉えられ、左中間突破の二塁打でピンチを迎える。
T-岡田には真ん中低めのストレートでセンターフライに打ち取ったものの、マレーロにタイムリー二塁打を浴びてしまい、完投どころか、7回途中で大瀬良はマウンドを降りる。

2アウト2塁の場面で、中崎がマウンドに上がり、後続を断った。

そして、ここからは勝ちパターンの継投策を使っていくことになる。
もちろん大瀬良も、自身の降板がどういう意味を持っているのかは理解している。
少なくとも、6回2/3で3失点というのは合格点ではあるし、次回登板への反省、という試合で良いのではないだろうか。

8回表に登板のジャクソンは、スライダーのキレはいつも通りに思えるが、ストレートはどうも置きに行っているかのように140キロ中盤が多い。
この球速であれば、捉えられても仕方がないように思える。
1アウト後、伊藤のライトライナーは、照明に入ったことで鈴木が捕球できずにヒットとなると、安達にはアウトコース高目のストレートをライト線に運ばれ、1アウト2、3塁。
ロメロを迎えるところで野手がマウンドに集まり、予想できる内容は、2人のランナーを返しても、1つずつアウトを取っていこうというもの。
しかし、そのロメロにはインコースのスライダーを捉えられ、ラインドライブの打球がレフトスタンドに飛び込む、同点スリーランとなった。

ジャクソンは、ロメロ以降の打者には150キロの球速を取り戻し、後続は打ち取った。

9回表に登板の今村は、T-岡田に対し、フォークが落ちずに左中間フェンス直撃の二塁打で、いきなりノーアウト2塁のピンチを背負う。
しかし、マレーロには良い高さにフォークが落ちて空振り三振を奪う。
代打武田には、追い込んでからのフォークが高めに浮き、やはりセンターへ打ち返されたが、菊池が二塁ベース後方で追い付いてセカンドゴロにするファインプレー。
2アウト3塁となり、ワイルドピッチも気になるところで、駿太にもフォークを決め切って、セカンドゴロでピンチを脱した。

カープの攻撃は、7回から9回まで、3イニング連続で三者凡退に打ち取られ、延長戦に突入。

カープは中田、一岡、九里がそれぞれ1イニングを無失点で抑え、オリックスは回跨ぎの黒木と平野に抑えられ、同点のまま12回裏の攻撃を迎えることになる。

12回裏のマウンドには佐藤達が上がり、先頭打者は鈴木。
2-0から、高目のストレートをファールにし、イメージをつかむと、次のアウトコース高目のストレートを踏み込んで完璧に捉え、左中間スタンドへのサヨナラ本塁打を放った。

サヨナラ勝ちはもちろん嬉しいが、それと同時に、6回を終え、点差が5点に広がったが、やはり最後まで集中を切らしてはいけないことを再確認する試合となった。





【カープ情報】2017.06.13 広島対オリックス 交流戦1回戦 薮田交流戦3連勝、金子との投手戦を制す

2017年6月13日に行われた、広島対オリックスの交流戦1回戦の試合結果

オリックス 000 000 000|0
広   島 000 000 01×|1

勝 薮田 6勝1敗
負 金子 6勝4敗
S 今村 1勝1敗12S

【本塁打】

オリックスの先発が金子ということで、バティスタをスタメンから外し、松山を起用。
そして当たりの止まっている感じのあるエルドレッドもスタメンを外れ、新井がスタメン復帰となった。
打線が機能するかどうかはもちろん気になるところではあるが、金子相手に先制される流れは避けたい。

重要な薮田の立ち上がりは、先頭の西野にレフト後方への大飛球を飛ばされる。
この当りを、レフト松山がジャンピングキャッチ、そしてフェンスに激突しながらもボールは離さないファインプレーを見せる。
これで乗らないわけにはいかない。
続く安達をアウトコースのカットボールで投ゴロに打ち取り2アウト。
中島はインコース低めのストレートを、無理に引っ張らずに打ち返され、センター前ヒットで出塁。
しかし、ロメロをアウトコースのカットボールで投ゴロに打ち取り、無失点で立ち上がった。

そしてカープの初回の攻撃は、田中がストレート3球でファーストゴロに打ち取られた。
菊池に対してもストレートが続き、最後は僅かに沈むカットボールで、投ゴロに打ち取られる。
丸に対してもストレートが多く、捉えきれずにファールが続き、最後はチェンジアップでタイミングを外されセカンドゴロ。
ボールは高めに来ることもあり、一振りで仕留められるか、というところが攻略の糸口になるだろうか。

薮田に関しては、今日は相当調子が良い。
抜け球もないし、ストライク先行の投球が出来ている。
ストレート、カットボール、ツーシーム、フォーク全てのボールで勝負できるくらいの精度がある。

その薮田が乱れかかったのが6回表のピッチング。

直前の5回裏の攻撃において、新井と松山の逆方向への連打で作ったチャンスで、薮田が送りバントを決めさせてもらえなかった。
金子の投球術と勝負どころと捉えての投球で、送りバント失敗となってしまったことで、気にはしていないつもりでも、金子の投球が脳裏に残ったのではないだろうか。

先頭打者の出塁後、薮田も安達の送りバントを失敗させ、乗って行きたいところでの、次打者中島への四球。
少しほっとしてしまった部分もあったのかもしれない。
ただ、気持ちを入れなおしての、ロメロをフォークで空振り三振、小谷野をアウトコースのストレートでセカンドライナーに打ち取り、無失点を継続する。

7回裏の攻撃では、2アウトから松山が四球を選び、代走野間を起用。
ここのところ、カープの攻撃のオプションとして機能している作戦で、初球から野間は盗塁を決める。
しかし、スライディングの勢いが付きすぎて、オーバーラン、ベースから離れてしまったところをタッチされてアウトとなる。
盗塁と走塁死が同時に記録されてもいいくらいの、悔やみきれない走塁死となってしまった。

8回表は金子からの打順だったが、金子がそのまま打席に向かう。
薮田が危なげなく三者凡退に打ち取り、その金子の8回裏の続投がどう出るか、というところに焦点が集まる。

その8回裏の攻撃では、先頭の會澤の打球は、セカンド、ライト、センターの真ん中へフラフラと上がる。
セカンド西野が追い付いたものの、ボールを落球。
エラーにより、先頭打者が出塁する流れをものにしていきたいところで、薮田に代打石原を起用し、送りバントを狙う。
しかし2度送りバントを失敗し、石原も追い込まれた状況を迎えるが、スリーバント成功で、1アウト2塁のチャンスを作る。

田中に対する金子の投球は、初球から逆球、そしてボールが高く浮く。
3球目の高目のチェンジアップをしっかり捉え、ライト線ギリギリに入るタイムリー二塁打で、ついに1点先制する。
菊池は投ゴロに倒れたが、丸はアウトコースへのシュートが高めに来たところを逆方向へ。
レフト前ヒットで2アウト1、3塁となり、金子に合っていない鈴木が打席に向かうが、やはりアウトコースへのカットボールでタイミングを外され、センターフライで1点どまり。

ただ、8回裏にリードを奪えたことで、9回表は今村に直結リレーが出来る。
守備に就く石原も、送りバントを決めて、何も引きずることなく守備に専念できる。
その今村は、先頭の中島をストレートで空振り三振。
ロメロには、フルカウントからストレートが抜けて四球を与える。
続く小谷野は、低めのストレートでセカンドフライに打ち取り2アウト1塁。
T-岡田には、初球のフォークをすくい上げられ、ライト前ヒットで2アウト1、3塁とピンチが広がる。
代打マレーロが起用され、裏をかいてストレート2球で追い込むと、最後の最後にフォークで空振り三振を奪って、見事完封リレー達成。

薮田は交流戦負けなしの3連勝、それも6連戦の初戦を全て勝つという大仕事をやってのけた。
すごい試合を見せてもらった。
それにしても、やはり金子はエースと呼ばれる投手だけはある。





【カープ情報】2017.06.11 広島対楽天 交流戦3回戦 シーソーゲームを落として楽天戦負け越し

2017年6月11日に行われた、広島対楽天の交流戦3回戦の試合結果

広島 010 010 010|3
楽天 100 010 11×|4

勝 ハーマン 1勝0敗1S
負 ジャクソン 0勝2敗1S
S 松井裕 2勝1敗20S

【本塁打】鈴木13号

昨日の美馬は情報が少ない投手だったが、岸とは対戦が多い。
カープ打線は、初回からファーストストライクをどんどん振っていく。
三者凡退に倒れたものの、田中と丸は強い当たりのファーストゴロで、しっかりと捉えているようには見えた。

そして中村祐の立ち上がりは、先頭の茂木がライト前ヒットで出塁すると、ペゲーロの強い当たりのファーストゴロをエルドレッドが好捕。
一塁ベースに触れて、二塁に転送するがワンバウンド送球となり、ランナーと重なったこともあり田中が捕球できず。
レフト方向にボールが転がるうちに、茂木が三塁へ進むと、岡島のセンターへの犠牲フライで先制を許す。

エラーが失点に繋がったことにはなるが、良いプレーでもあった。
流れを完全に渡さないためには、早めに同点に追い付く必要がある。

すると、2回表の先頭、鈴木が真ん中低めのストレートを捉えると、ライナーのままレフトスタンドに飛び込む本塁打で同点に追い付いた。
エラー絡みの失点を、一振りで同点に追い付くという流れは、まずは互角と言える。
後は、守備を締めていければ、落ち着いて試合が進められる。

しかし、2回裏の投球では、1アウトから島内に四球を与えると、アマダーの打席で一塁牽制悪送球。
このまま悪い流れに飲み込まれないためには、少なくとも後続を断って、無失点で抑える必要がある。
逆にアマダーは、勝負してこないだろうという思い込みが働いてしまったのか、見逃し三振で2アウト、藤田をセカンドゴロに打ち取り、何とか無失点で切り抜けた。

3回表の攻撃では、先頭の會澤が四球を選び、打順が二回り目の田中に戻る。
インコースへのカットボールを捉えた打球はファーストライナーで、ライナーゲッツー。
初回に続き、またもや銀次の好守に阻まれた。
ここで簡単に攻撃が終わってしまうと、どんどん楽天に良い流れが行ってしまうところだったが、菊池が2球で追い込まれてからセンター前ヒットを放つ。
得点には結び付かなかったが、岸に楽に投げさせないことが、相手にプレッシャーを掛けることにも繋がる。

3回裏の中村祐のピッチングは、ファーストストライクを狙い打たれ、良い当たり3本が飛ぶが、全てアウトになるという省エネ投球。 わずか5球で投げ終えた。

5回表の攻撃では、先頭のバティスタが四球を選び、西川が送りバントを決める。
會澤は2球で追い込まれるが、インコースのストレートを詰まりながらショート頭上へ弾き返す。
打球を見てからスタートを切った、2塁ランナーのバティスタだったが、スタートが遅れたもののそこからの加速が素晴らしく、滑り込まずに本塁生還、1点を勝ち越した。

勝ち越し直後のイニングでは、中村祐のボールが途端に浮き始める。
先頭の島内に対して、ボールが抜けての四球を与えると、アマダーにも高目のボールが続くが、ミスショットもあってファールでカウントを整え、最後はインコースのストレートで空振り三振。
これで落ち着きを取り戻し、低目への制球が戻ってきたが、こういうときはその低目を捉えられるもの。
藤田にはアウトコース低めのストレートを合わされ、レフト前に落ちるヒットで、1アウト1、2塁とピンチを迎える。
嶋にはアウトコース低めのスライダーで追い込むが、決めにいったインコースのストレートが逆球でアウトコースへ。
これを逆方向へ弾き返され、ライト前ヒットで1アウト満塁。

茂木にはインコースへのカットボールで、強い当たりのファーストゴロ、本塁封殺のみ。
ペゲーロにはインコースを攻めたが、際どいコースには投げきれずカウントを悪くすると、最後はインコースへのスライダーを見逃されて押し出し四球で同点に追い付かれる。
さらに満塁のピンチは続いており、岡島にもボール先行となってしまうが、カットボールでセカンドゴロに打ち取り、何とか同点で留めた。

6回表の攻撃では、丸が真ん中高めのストレートに差し込まれてライトフライ、鈴木もアウトコースのストレートを打っていったが、バットの先でライトフライ。
エルドレッドはアウトコースのストレートで見逃し三振に倒れ、クリーンアップで三者凡退に打ち取られる。

6回裏は、同じくクリーンアップとの対戦となり、ここで踏ん張れるかどうかで試合の流れが変わる。
その中村祐の投球は、ウィーラーを高目のカットボールで一邪飛、銀次をアウトコースのストレートでファーストゴロ。
2アウトまでは良い形で奪ったものの、島内には追い込んでから四球を出してしまい、中田に交代。
5回から投球リズムが変わったこと、抜け球が多くなってきたことで、早めの交代となった。

中田は、アマダーに対しアウトコース低めのスライダーを選択、引っ張られてショートへの強い打球となったが、田中が体で止めて一塁送球し3アウト。

やや楽天側の攻撃リズムが良く、カープの方は停滞気味。
勝ち越せないままで試合が続くと、あまり良くない流れが見える。

7回表の攻撃では、先頭の松山が粘った末にセンター前ヒットを放つと、代走野間を起用。
楽天バッテリーも野間の盗塁を警戒しているが、もちろんバティスタへの注意を逸らす狙いもある。
カウントは3-1と狙い通りには進められたが、バティスタはインコースのストレートで詰まらされてセカンドフライ。

続く西川の打席では、盗塁、エンドランと作戦の幅は広がる。
しかし、野間の二盗は嶋に刺され、ノーアウトのランナー、それも代走の切り札野間を送ってまで得点を奪いに行く攻撃を防がれてしまった。
ただ、西川が低めの難しいボールを打ち返し、ショート頭上を越えるセンター前ヒットで出塁すると、野間ほど警戒していなかった隙を突いて、西川が盗塁を決める。
ようやく得点圏にランナーを進めることが出来たが、會澤がアウトコースのストレートで空振り三振となり、無得点となってしまう。

7回裏のマウンドには中崎が上がり、何とか無失点で切り抜けようとしていく。
ただ、先頭の藤田を0-2と追い込みながらも、低めのストレートを弾き返されセンター前ヒットで出塁を許す。
カープはノーアウトのランナーを進めることが出来なかったが、楽天は送りバントを成功させる。
茂木の叩き付けた当たりが内野安打となり、1アウト1、3塁となる。
これが流れというもの。

マウンドに集まっているということは、ペゲーロで内野ゴロゲッツーを狙うか、本塁突入阻止のために前進守備を敷くか、あるいは厳しいコースを突いて最悪満塁策を採るか、という打ち合わせのため。
そしてやや前進気味の守備を敷いて、本塁の突入を防ごうとしたものの、ストレートでのファールのスピードを見ると、変化球でタイミングを外して打ち取る攻め方に切り替え、その変化球攻めは外れて四球となり満塁。
1アウト満塁で、岡島にはきっちり低めのストレートを投げ込んだが、上手く逆方向へ打ち返され、レフトへの犠牲フライで1点勝ち越された。
なおも続くピンチは、ウィーラーをセンターフライに打ち取って、1点のビハインドに留めた。

1点を奪いに行く攻撃が上手くいかずに無得点になったカープと、1点を奪いに行ってきっちり1点を奪った楽天。
流れはもちろん楽天に傾いているが、大量得点も狙えるチャンスで1点どまりだったところに野球の面白さがある。

8回表の攻撃では、代わったハーマンから、先頭の田中が四球を選ぶ。
菊池が送りバントを決め、1アウト2塁の同点のチャンスを作る。
そして丸がライト前タイムリーヒットを放ち、同点に追い付く。
本塁への送球の間と、悪送球の間に丸は三塁へ進み、1アウト3塁の場面。

しかし、ここで先程のそっくりお返しをしてしまう。
同点に追い付き、なお勝ち越しのチャンスで、鈴木、エルドレッドが倒れ同点止まり、ということは再び楽天にチャンスが巡ってしまう。

8回裏から登板のジャクソンが、先頭の銀次を詰まらせたものの、三遊間への深い当たりが内野安打となると、島内に送りバントを決められる。
アマダーに対しては、あまり勝負にいけていない感じの四球を与え、藤田には高めに浮いたスライダーを捉えられ、ライトへの勝ち越しタイムリーを打たれてしまった。
バッターランナーは狭殺プレーでアウトにしたものの、後は守護神投入を残すのみという場面では、1点の重みがまるで違う。

9回表は、松井裕に対し、先頭の代打新井が四球を選び、代走天谷を送り、打席にはバティスタ。
ただ、先程の打席でも代走野間を送って、バティスタにはフリーに打たせている。
仕掛けがない可能性が高いことを見透かされ、空振り三振でランナーは進めず。
そして代打小窪がショートゴロ併殺打で試合が終わった。

今日に関しては、細かな作戦が取り難い打線の並びだったこともあり、個々のバッティングに頼る結果、上手く機能しなかったと言うことになる。

あえて言うならば、エラーが失点に繋がったのがカープで、エラーが失点に結び付かなかったのが楽天。
試合途中ではそこまで致命傷には感じなかったが、振り返ってみるとその違いはやはり大きい。
とは言え、この三連戦は、負け越して言うのもなんだが互角の勝負をしていた。
短期決戦で、どうしても勝たないといけないという状況であれば、また結果も違うと思う。
今回は、試合運びの差で敗れたと受け取っても良いのではないだろうか。

中崎、ジャクソンは先頭打者のヒットそして送りバントの後、四球でランナーをため、そして勝ち越し打を打たれており、やはり先頭打者をきっちり取らないと、というのは次回の反省点と捉えてもらえればと思う。





【カープ情報】2017.06.10 広島対楽天 交流戦2回戦 1点を争う投手戦となった試合で、野村2失点の好投も惜敗

2017年6月10日に行われた、広島対楽天の交流戦2回戦の試合結果

広島 000 100 000|1
楽天 000 010 01×|2

勝 美馬 7勝1敗
負 野村 3勝2敗
S 松井裕 2勝1敗19S

【本塁打】アマダー7号

試合開始が40分遅れ、先発投手にどう影響が出るかというところで、まず楽天先発の美馬は、田中、菊池、丸のインコース、アウトコースへきっちりと投げ分け、コントロールはもちろん、スピードも十分出ている。
初回は三者凡退に打ち取られたが、簡単には打ち取られている訳でもなく、同じ様な攻撃を続けていくことが必要となりそう。

そして野村の立ち上がりは、茂木をインコースへのカットボールでライトフライに打ち取る。
ペゲーロにも同じ様にカットボールでカウントを稼ぎ、最後は縦のカーブで空振り三振。
岡島にも同じくカーブでタイミングを外して投ゴロに打ち取り、こちらも三者凡退。

2回の攻撃では、美馬の投球には変化が見られず三者凡退に打ち取られるが、どちらかと言えば低めは少なく、高目が多い印象。
引っ張りのスイングの打者が多いということは、球威はあるが、やや甘めに来ていると受け取っているのかもしれない。

3回表の攻撃では、1アウトから西川がインコース高目のストレートを、腕をたたんで打ち返し、センター前ヒットで出塁。
石原はセーフティ気味の送りバントを狙うがファールとなり、強攻するとインコースのツーシームを引っ掛けてサードゴロ併殺打。
よし、引っ張りでの凡打はここまでだ。

3回裏は安部が一塁線を破ろうかという打球に飛びついて、ベースカバーの野村へのトスのタイミングもどんぴしゃ。
良いプレーが出たが、続く嶋にはフルカウントから四球を与えてしまう。
茂木には1打席目と同じようにインコースを攻めたが、今度はやや高めだったことで捉えられ、右中間への二塁打を放たれる。
ただ、フェンスに到達しようかという打球に丸がスライディングで追い付いたことで、一塁ランナーの本塁生還は阻止。
1アウト2、3塁となって、ペゲーロは初球のアウトコース低めのツーシームを打ち上げる。
センター前にフラフラと上がった打球に、今度も丸がスライディングキャッチを見せ、ファインプレーで失点を防ぐ。

このイニングだけで3つのファインプレーが出ており、試合の展開上、野村には踏ん張ってもらいたい場面。
最後は岡島の左中間へのフライに丸が追い付いて、粘りきって無失点。

4回表に入ると、一旦止んでいた雨が再び降り始める。
先頭の田中が、アウトコース高目のツーシームを逆方向へ弾き返し、レフト前ヒットで出塁すると、菊池が、通算200犠打となる送りバントを決めた。
丸は外から曲がってくるスライダーで空振り三振に倒れるが、鈴木はアウトコースのボール気味のスライダーを捉えると、左中間フェンス最上段に当たるタイムリー三塁打で先制する。

野村のピッチングは、先制直後の4回裏は三者凡退に抑え、リズムに乗ってくるかと思いきや、5回裏の先頭アマダーに、初球のほとんど変化しなかったスライダーを完璧に捉えられた。
野村も打たれた瞬間に顔をしかめたように、失投を捉えられての同点本塁打で試合は振り出しに戻る。

点数は振り出しに戻っても、試合の流れは少なくともカープには傾いていない。
というのも美馬から得点を奪った4回の攻撃以降、芯に当たる打球が非常に少なく、得点の雰囲気が出てこない。
コントロールミスが少なく、7回に入っても球速は初回と変わらない。
次の1点が勝負を決めるという展開になってきた。

6回裏、2アウトからウィーラーに二塁打を打たれ、続く銀次に粘られ、インコースのカットボールを捉えられ、良い当たりのライトライナーで無失点には切り抜けたが、野村の球数が100球を越えている。
カープが、すんなり勝ちパターンの継投策に入るためには、野村が7回裏を無失点で抑え、8回表に勝ち越すしかない。

野村は7回裏を三者凡退で切り抜け、まずは一つ目の条件をクリア。
そして8回表の攻撃は、先頭のバティスタが、アウトコース低めのストレートで見逃し三振。
松山が四球を選んで、代走野間を起用すると、西川の打席で、警戒される中で二盗を決める。
二塁ランナーが野間ということは、外野手は前進守備を敷くことになる。
西川は状況をしっかり把握し、強い打球をセンター後方へ飛ばす。
スライス気味に切れていく、後方への打球に対し、センター島内が背走して掴み取るファインプレー。
野間はタッチアップで三塁に進み、代打新井を送る勝負手を打つ。
しかし、フルカウントからの内から曲がってくるカットボールを見逃し三振。
残念ながら勝ち越しならずということで、試合の流れが楽天に傾くことになる。

8回裏のマウンドには、そのまま野村が上がり、茂木にはインコースのカットボールを捉えられ、ライト前ヒットで出塁を許すと、ペゲーロには、アウトコースのボールになるシュートを投げ込む。
バットに当たってもファールになるというコースへ投げ込んだつもりだったと思うが、やはり球数の影響か、ボール気味ではあったがシュートのキレがなく、切れることなく、レフト線への二塁打となり茂木は一塁から一気に生還し、勝ち越されてしまう。
バティスタのレフト守備も何ら問題なく、野村の投球も狙いははっきりしていた。

それでも勝ち越されてしまったのは、美馬の投球が呼び込んだ流れと言えるだろう。

9回表の攻撃は、楽天の守護神松井裕との対戦となる。
先頭の田中がフルカウントから四球を選び、まずは同点を狙うのであれば、4回の先制時と同じ形、菊池の送りバントも考えられるところ。
それまで3打数3三振の丸と、右打者の菊池の右打ちなどの兼ね合いで決めた作戦だったのだろう。
丸の打席で田中は初球から二盗を決め、一打同点の形を作る。
しかし、ストレートかスライダーの二択だったのだろうか、アウトコースへのチェンジアップで見逃し三振。
鈴木は3-1からのインコース低めのストレートで詰まって、浅いセンターフライでゲームセット。

両チームノーエラーで、好守も多く見られた。
投手戦となり、展開のアヤで競り負けた試合であり、後に引きずることのない、負けはしたが良い試合だった。
4打数4三振の丸も、明日はしっかり切り替えてくれるだろう。





【カープ情報】2017.06.09 広島対楽天 交流戦1回戦 ジョンソン復帰初戦で今季初勝利

2017年6月9日に行われた、広島対楽天の交流戦1回戦の試合結果

広島 033 000 042|12
楽天 000 200 001| 3

勝 ジョンソン 1勝1敗
負 戸村 2勝1敗
S -

【本塁打】なし

ついに、というべきか、やっと、というべきか、ジョンソンの復帰登板の日を迎えた。
今後の試合において、最小限の離脱はあったとしても、ここからローテーションの軸として投球をしてくれれば、これほど心強い投手はいない。

また、楽天は、アクシデントで登板回避となった塩見に代わって、戸村が先発。
6/6にリリーフとして4イニング投げて、そこから中2日での先発となり、当然長いイニングを投げることを期待されてはいないと思う。
しかし、緊急先発の投手が好投する例は枚挙にいとまがなく、当たり前のことだが、誰が先発でも気持ちは変わらない。

初回の攻撃では、田中がインコースを攻められ続け、フルカウントからの決め球もインコース低めに決まり、センターフライ。
菊池には一転してアウトコース中心の投球で、ボールになるスライダーで空振り三振。
丸は外から曲げてくるスライダーで空振り三振と、三者凡退に打ち取られた。

そして注目のジョンソンの立ち上がりは、茂木に対し、インコースへのストレートを捉えられ、ライト前ヒット。
ペゲーロは、アウトコースへのカットボールを引っ掛けさせて、セカンドゴロで二塁封殺。
ウィーラーに対しては追い込んでからのチェンジアップが外れたが、最後は得意のインコース低めへのスライダーで空振り三振。
アマダーには、同じくインコース低めのスライダーを投げ、バットに当たったが、浅いレフトバティスタへのフライとなって無失点で抑える。
コントロールは上々で、まずは不安を一掃する投球だったように思う。

2回の攻撃では、先頭の鈴木が初安打となる二塁打を放つと、1アウトからバティスタがアウトコースへのカットボールを逆方向へ。
一塁線をライナーで破るタイムリー二塁打で1点を先制すると、西川のレフト前タイムリーヒットでもう1点。
二塁ランナーのバティスタも、よく走って生還した。
さらには、2アウト1、3塁の場面で、石原が二盗を決めるが、捕手からの送球にベースカバーが入らない。
二塁に投げた時点で、三塁ランナーの西川は本塁へスタートを切っており、ダブルスチール成功。
ベースカバーに入らなかったということは、ダブルスチールの場合は、二塁送球をしないという決め事があったのかもしれない。

2回に3点を奪い、3回にも3点追加。
1アウト満塁のチャンスでは、バティスタの左腕に当たる押し出し死球があった。
どんなに好調な打者でも、死球をきっかけに調子を落とすことがあり、そこまで痛がる素振りがなかったのは、一安心でもあるし、バティスタ本人としても、せっかくのチャンスで怪我をするわけにはいかないという思いも強いだろう。

序盤で6点リードを奪い、ジョンソンもチェンジアップ以外はまずまずの投球が続いている。
このままスイスイと投げて行きたいところだったが、ジョンソンが4回につかまってしまう。

先頭のアマダーに対し、追い込みながら四球を与えてしまい、銀次、島内に連続ヒット。
ともに低目へのコントロールは良く、コースも甘くなかったが、やはり点差が開いたことで、ストライク先行の投球が続いたところ、やや単調になった隙を突かれての連打と言える。
ノーアウト満塁となり、岡島をセカンドゴロに打ち取るも、当たりが弱く、菊池が一塁ランナーをタッチアウトにしたのみで、三塁ランナーは生還。
続く藤田にも、インコース低めのカットボールを、上手くライト前に運ばれて、もう1点返される。
繰り返しになるが、決してボールが甘いという訳ではない。
2点を返され、なお1アウト1、2塁という場面で、9番の足立は送りバントを決め、作戦としては茂木のヒットで2点を返すことを期待するというもの。
相手の狙いを防ぐことで、勢いを止めることにも繋がる。
茂木をインコースへのストレートでファーストゴロに打ち取り、狙い通りの攻撃を決めさせなかった。

失点直後の5回表の攻撃では、代わった左の高梨に対し、先頭の鈴木が二塁打で出塁し、安部は送りバントを狙う。
しかし、ピッチャー前への小フライとなったことで、鈴木はスタートを切れず、結局ワンバウンドとなったものの送りバント失敗。
バティスタも、弱い当たりのサードゴロでランナーは進めないまま。
2アウト2塁となって、松山に代打新井を起用すると、新井は四球を選んでランナーを溜める。
楽天は外野手が前進守備を敷き、西川はレフト後方へ狙い済ましてフライを打ち上げる。
しかし、やや上がり過ぎた為にレフト岡島が追い付いて、ノーアウト2塁のチャンスを逃してしまう。

失点直後のイニングで、攻撃面のミスがあり、試合の流れがカープに傾いているとは言い難くなって来た。
さらに6回表の攻撃でも、先頭の石原のライト前ヒットを放つものの、田中が投ゴロ併殺打と、攻撃のリズムは良くないまま。

しかし、5回裏のジョンソンのピッチングは、しっかりと立て直して、田中のファインプレーも飛び出して無失点で切り抜け、6回裏もボール先行となったものの、変化球中心の投球で三者凡退に抑えた。

初回からボール球が多いのは気掛かりではあるし、投げ終わった後に足元を気にする仕草も続いている。
ストレートの走りが今ひとつということで、変化球中心のピッチングで目先を変えて抑えている。
ただ、復帰初戦の投球として考えれば、6回3失点以内であれば十分。

拙い攻撃で、悪い流れになりかけるところを、しっかりとした投球で食い止めたことに対しても、流石ジョンソンという姿を見せてくれた。

7回裏からは中崎がマウンドに上がり、左打者にはインコースへのカットボール、右打者にはインコースへのツーシームと、アウトコースのスライダーで、ストライク先行のピッチングで無失点で抑える。
ジョンソンの5回と6回、そして中崎の7回の無失点投球で、拙い攻撃でのマイナスの流れは、これで止められたと考えていい。

8回表の攻撃において、2アウト1塁の場面で、菊池が投手の頭上を高いバウンドで越えていく打球を放つが、ここでの一塁への走塁は足を気にする仕草が見られなかった。
少し状態が良くなってきたことを感じさせる。
逆に低めのストレートを上手くレフト前に運ぶヒットを打った丸に、代走天谷を送り、体の状態をケアする。
2アウト満塁で、鈴木が甘いスライダーを捉えて、左中間突破の走者一掃のタイムリー二塁打を放つと、安部もレフト前タイムリーヒットで続き10点目。

8回裏のマウンドには点差が開いたことで中田が上がり、2アウトまでは簡単に奪ったが、岡島に低めのストレートを捉えられ、左中間へ大きな当たりを飛ばされる。
レフト天谷とセンター野間が追い掛け、天谷が落下点に入り、捕球体勢に入ったものの、グラブに当てて落球。
あまり試合で多く連携していない2人の野手の弱点が出た格好だが、記録は三塁打でもあり、こういう試合展開でのプレーということで、再度試合後に確認していければ問題はない。
守備固めの2人だけに、すぐさま修正してくるだろう。

9回表には、新井の二塁打、西川のセンターオーバーのタイムリー三塁打、田中の犠牲フライで2点を奪い、ダメ押しのダメ押し。
試合中盤の拙い攻撃の流れも払拭できた。

最終回は、開幕から先発ローテを守っていた九里が、リリーフとしてマウンドに上がる。
思うところはあると思うが、ジョンソンの復帰に伴い、ブレイシアが登録を抹消され、先発からどうしても1人をリリーフに配置転換する必要があった。
九里は一軍に必要な戦力であることに代わりはなく、今日の失点で、リリーフとしてやっていくと気持ちを切り替えて、一軍で投げ続けてもらいたい。





【カープ情報】2017.06.08 広島対日本ハム 交流戦3回戦 中崎の好リリーフもあって、好投岡田の6勝目成る

2017年6月8日に行われた、広島対日本ハムの交流戦3回戦の試合結果

広  島 200 020 001|5
日本ハム 000 001 020|3

勝 岡田 6勝2敗
負 浦野 3勝1敗
S 今村 1勝1敗11S

【本塁打】鈴木12号

出場選手登録に動きがあり、天谷が一軍登録、上本が抹消となった。
昨日の試合で丸の脚に不安が出たということで、野間がセンターの守備に就き、終盤でもバティスタに守備固めを送る選手が残っていなかったことのケアのため。
上本については、代走からのセカンドの守備固めで、存在感を増していただけに残念な気もするが、菊池のバックアップは安部と西川を上手に起用していくことになるだろう。

カープの初回の攻撃は、ストレートは適度に荒れ、フォークは良い高さからしっかり落ちる浦野の投球に、田中、菊池が連続三振。
丸はカーブを溜めて逆方向へ打ち返し、ショート内野安打となる。
脚の状態を考えると、初回から全力疾走でのヒットは複雑な思いもあるが、続く鈴木が初球のストレートを捉えた。
ライナーのままレフトスタンドへ飛び込むツーランを放って、丸への負担も最小限にとどめ、さらに先制出来た。

そして岡田の立ち上がりは、先頭の西川を追い込んでから連続ボール、四球を与えるが、アウトコースへのストレートに対し、まったくバットを振ってもらえないということは、際どいコースには投げられていない。
しかし、杉谷はインコースへのカットボールでセカンドゴロ併殺打に打ち取り、これで少し落ち着いた。
レアードには、アウトコースに150キロのストレートが決まり、十分ストレートを軸にできる。
最後はアウトコースへのカットボールで、バットを折るサードゴロに打ち取って、無失点で立ち上がった。

2回には、田中賢にインコースのカーブを捉えられ、ライトフェンス直撃の打球を飛ばされるが、鈴木のクッションボールの処理がよくシングルヒットに留める。
ピンチを未然に防ぎ、後続を断つと、3回は三者凡退。
4回と5回の2イニング続けてショートゴロ併殺打に仕留めて、不必要にランナーを溜めることがない。
やはり、初回の時点で低めのコントロールが定まったことで、何ら不安なく投球できているのが大きい。

攻撃については、浦野の前に、ややボールを迎えにいっているかのように、突っ込んでのバッティングで打ち取られるケースが多いのは気になるところ。

ただ、5回表の攻撃では、1アウトから會澤の緩い当たりのサードゴロを、サードレアードがランニングスローを見せる。
これが本塁方向に逸れて内野安打となると、2アウト1、2塁とランナーを溜めた状況で、丸が右中間突破の2点タイムリー二塁打で追加点を奪う。

6回裏の岡田のピッチングは、100球を目前にし、ストレートが高めに浮き始めた。
2アウト後、西川にはファールで粘られ、最後はど真ん中のストレートを捉えられ、センターオーバーの二塁打で得点圏にランナーを背負うと、杉谷にはボールが暴れて四球。
レアードに対しては、アウトコースのカットボールでストライクを取り、高目のストレートで空振りを奪おうとする。
しかし、ここで逆球が行ってしまい、インコースへのシュート回転のストレートを捉えられ、レフト前タイムリーヒットで1点を返される。
中田に対してもストレートには付いてこられ、ファールで粘られる。
最後はアウトコースへのスライダーで引っ掛けさせ、ショートゴロに打ち取ってピンチを脱した。

1点を返された直後の、7回表の攻撃では、1アウトから會澤がライト前ヒット、田中が左中間突破の二塁打で2、3塁。
逆方向に上手く溜めて打っており、ようやく体が突っ込まない打球が続いたところで、浦野から公文に交代。
菊池のファーストゴロで、會澤が三本間に挟まれタッチアウトとなり、続く丸は投手強襲の打球を放つも、投ゴロとなって追加点ならず。

それではと、7回裏からは勝ちパターンの投手リレーを見せるタイミングかと思われたが、岡田が続投。
先週三連投し、週が明けての三連戦の初戦でも登板した中崎の負担を考慮しての続投、そしてこれが指名打者を使う試合かと思うが、先頭の田中賢に四球を与えてしまう。

続く大田の打席で、エンドランを仕掛けられ、大田の打球はライナーで田中のすぐ左を襲う。
この打球は変化しながらセンター方向へ逸れていき、田中がグラブに当てながらも捕球できず、センター前に抜けていく。
エンドランが成功し、ノーアウト1、3塁。
ランナーを残したところで岡田が交代し、結局中崎がマウンドに上がる。

狙いは、三塁ランナーの生還は許しても、内野ゴロゲッツーを奪いたいというものだろう。
松本剛に対しては、アウトコースのカットボールを連投し、引っ掛けさせようとするが、もう一つ決めきれない。
最後もアウトコースを狙ったが、逆球のインスラとなり、結果的に詰まって打ち上げさせてショートフライ。
代打矢野に対しても、同じくアウトコースへのカットボールを投げるが決まらず、勝負球はアウトコースのストレート。
これも詰まってファーストフライに打ち取り2アウトまで漕ぎ着けた。

さらに代打大野に対しても、ボール先行となるが、ようやくアウトコースにカットボールが決まり、ライトフライに打ち取って、大ピンチを無失点で切り抜ける。
1点は仕方がないという場面でマウンドに上がった中崎が、最高の結果で応えた。

8回裏のジャクソンは、先頭の西川に対し、追い込んでからのスライダーがインコースに食い込み、詰まらせはしたが、ショート後方にポトリと落ちるヒットとなる。
杉谷の打席の初球に二盗を決められると、追い込んでからのストレートを捉えられ、センター前タイムリーヒット。
レアードには、追い込んでからのアウトコースのストレートを、上手く逆方向へ打ち返され、右中間突破のタイムリー二塁打で1点差に迫られる。

中田への初球の真ん中へのスライダーは、レフトへの大きな当たりのファールとなり、これでジャクソンはアウトコース一辺倒の投球となる。
アウトコースへの150キロ超のストレートを連発して空振り三振を奪い、ようやく1アウト。
田中賢は、高目のストレートで詰まらせ、ショートフライで2アウト。

大田の打席で、スライダーがワイルドピッチとなり、2アウト3塁と場面が変わる。
そして、大田には全球スライダーを投げ、当てただけのセンターフライで3アウト、何とかリードを保った。
ジャクソンについては、先頭打者の打ち取った当たりがヒットになって、リズムを崩したと言う面はあり、信頼度は変わらない。

1点差に迫られた9回表の攻撃では、1アウトから松山が四球を選び、代走野間を起用。
會澤の打席で二盗を決め、二塁への悪送球の間に三塁へ進む。
先日の田中の内野ゴロの間に生還したのと、同じ状況を作った。
そして會澤は、打った瞬間納得の表情のライトフライ。
犠牲フライには十分の当たりで、野間は楽々生還し、最終回の守りを前に、貴重な1点を奪い取った。

9回裏のマウンドには今村が上がり、捕手も石原に交代。
レフトの守備固めに天谷を起用し、指名打者を解除して野間がセンターの守備に就く。

先頭の松本剛には高目のフォークを捉えられ、サード安部を強襲するヒットで出塁を許す。
終盤の3イニングは、先頭打者の出塁を全て許しており、全く油断の出来ない状況が続く。
ただ、続く石井はフォークで空振り三振を奪い、1アウト1塁。
大野は低めのストレートで空振り三振を奪い、2アウト。
今日の今村は、ストレートの球速が140キロ後半が出ており、低めにも決まることで十分勝負球としても使える。

西川に対しても、ストレートで追い込み、最後はフォークで空振り三振を奪い、札幌ドームで三連勝を決めた。

岡田のピッチングは、6回に失点したことで、7回裏の続投の際にリズムが崩れた。
ランナーを残してマウンドを降りてしまったことで、リリーフ陣への流れがやや乱れた面はあったかと思う。
ただ、指名打者制の試合ということで、投手交代のタイミングも普段とは違うとも思える。

岡田の好投を勝利に結び付けたのは、無失点リリーフの中崎だと言っていいのではないかと思う。





【カープ情報】2017.06.07 広島対日本ハム 交流戦2回戦 バティスタ2本塁打で、大瀬良の4勝目を援護

2017年6月7日に行われた、広島対日本ハムの交流戦2回戦の試合結果

広  島 021 410 000|8
日本ハム 101 100 000|3

勝 大瀬良 4勝0敗
負 斉藤 1勝2敗
S -

【本塁打】バティスタ3号、4号

日本ハム先発の斎藤とは、2012年の交流戦で対戦があるが、当時対戦した打者は少なくなっている。
ほぼ初対戦という状況で臨む試合という位置付けかと思う。

初回のカープの攻撃は、ストレート、スライダー、カーブ、ツーシームを投げ分け、当てに行くようなスイングで、芯で捉えられない。
特にツーシームに関しては、甘いコースから僅かに沈むために、田中と菊池は振りに行って、芯を外され、内野ゴロに打ち取られている。
ただ、全般的にコントロールはバラついており、丸はフルカウントから四球を選ぶ。
鈴木は高めのカットボールを一振りで捉える事が出来ずに追い込まれ、最後はチェンジアップで空振り三振。
初回は無得点に終わったが、カウントを取りに来る高めの甘いコースを捉える事が出来れば、攻略の糸口はつかめそうだった。

そしてカープ先発の大瀬良の立ち上がりは、ストレートが4球続けて外れる四球で、先頭打者の西川を出塁させる。
続く杉谷は、バスターエンドランが進塁打となり、1アウト2塁。
コントロールが纏まり切らず、どの球種を軸にするか決めかねる状態でクリーンアップを迎えることになる。
レアードに対し、初球の逆球のカットボールを見逃してくれたのは助かったし、真ん中へのスライダーがファールになったのも助かった。
ということは変化球のキレはまずまずだったのかもしれないが、決めに行ったインコースのストレートが真ん中に入り、センター前タイムリーヒットを浴びて1点先制される。
中田には、変化球攻めで、最後は低めへの縦スラで空振り三振を奪い、田中賢にはインコース低めのストレートで詰まらせて三邪飛に打ち取る。
ただ、時折ストレートがシュート回転する悪癖が顔を覗かせており、ランナーを貯めてからの投球テンポが悪くなるのは覚悟しないといけないようには感じた。

2回表の攻撃では、先頭の安部が真ん中高めのツーシームを捉え、センターオーバー、フェンス最上段直撃の打球を放ち、悠々三塁打。
あとはフェンスオーバーしているかどうか、というところでビデオ判定が行われるが、明らかにフェンスオーバーをしているようには見えず、そのまま三塁打として試合再開。
ノーアウト3塁で、初回の投球の印象そのままで高めが多く、十分捉えていくチャンスはあるところだったが、エルドレッドはインコースのツーシームに詰まり、浅いセンターフライでランナー動けず。
松山は低めのツーシームを引っ掛けて、セカンドゴロでまたもやランナー動けず。
ランナーが進めないまま2アウトとなったが、バティスタは落ち切らなかったフォークを捉え、レフトスタンドへのツーランを放って逆転。
コースは甘かったが、タイミングは外されかかっていた。
それでも踏みとどまってバットを振り切れるのだから、下半身の粘り強さには驚かされる。

2回の大瀬良は、ストレートの逆球が続いていることで、変化球を多く使って三者凡退に打ち取り、まずは逆転直後のイニングをしっかりと抑えた。

3回表の攻撃では、先頭の田中がカウントを取りに来る高めのカーブを捉えてセンター前ヒット。
ただ、菊池の打席で二盗を試みるも盗塁失敗。
ランナーがいなくなったが、菊池はど真ん中へのカットボールを捉えてレフト前ヒット。
待っていれば、そのうち真ん中付近へ変化球が来る状態が続いている。
丸はアウトコースへ逃げていくツーシームを叩き付けて、高いバウンドのセカンドゴロとなるが、バウンドが高い分内野安打になる。

鈴木に対しては、1打席目に空振り三振を喫したように、アウトコースのチェンジアップが有効に決まっているが、カウントを取るために使ったために、決め球にはインコースへのツーシームを選択したのだろう。
腕をたたんでコンパクトに打ち返し、ショート頭上を越えていく、レフト前タイムリーヒットで追加点を奪う。

3回裏の大瀬良のピッチングは、杉谷に軽打でレフト前ヒットとされるが、前の打者の西川をインコースのストレートで詰まらせてショートライナーに打ち取っているだけに、アウトコース攻めはやや疑問。
そして1アウト1、2塁ではレアードに、スライダーの逆球がインコースへ行ってしまい、レフト前タイムリーヒットで1点返されてしまう。
中田には結果的にはインコースのストレートで見逃し三振を奪ったが、高めにカットボールが抜けたりと、失投が多い。
本塁打にならずに済んでいるだけ、助かっていると思わないといけないだろう。
田中賢には、0-2からの低めのボール球を上手くすくい上げられ、センター前へのポテンヒットかという打球を打たれるが、丸がグラウンドすれすれのところでスライディングキャッチを決め、あわや同点の一打をファインプレーで阻止した。

4回表には、松山が低めのストレートに対し、バットを折りながらセンター前ヒットを放つと、バティスタは真ん中付近のツーシームをフルスイング。
ラインドライブがかかったために、フェンスオーバーせず、レフトフェンス直撃の二塁打となる。
ノーアウト2、3塁となったところで斎藤は降板し、エスコバーがリリーフ登板。
当然日本ハムは前進守備を敷いてくるが、會澤がアウトコース低めのストレートを、コースに逆らわないバッティングでセンター前に運び、1点追加し、なおノーアウト1、3塁。
田中は真ん中へのストレートを逆方向へ弾き返し、レフト前タイムリーヒットでもう1点追加。
菊池はセーフティ気味で送りバントを狙うも、打ちあげてしまって捕邪飛となるが、丸のレフト線へのタイムリー二塁打と、鈴木の犠牲フライで計4点を奪う。

4回裏の大瀬良は、1アウトから松本剛に四球を与え、大野の打席でエンドランを決められ、長打となる間に一塁から長駆ホームイン。
この失点についても、追い込んでから明らかなボールが続きフルカウントとなったことで、エンドランを仕掛けられており、初回に感じた通りのピッチングとなっている。

5回表には、バティスタが、エスコバーのアウトコースから曲がってくる低目のスライダーを巻き込むように引っ張り込むと、この日2本目の本塁打がレフトスタンドに飛び込んでいく。

点差が5点に広がり、大瀬良が5回裏を三者凡退で抑えたことで、ようやく大瀬良の投球に余裕が出てきた。
6回、7回はストライク先行の投球が出来るくらいには立ち直り、点差もあって日本ハムもそうそう初球から打ってくることはない。
5、6、7回を三者凡退に抑え、残りイニングをリリーフに託す。
7回104球、被安打5、奪三振2、与四球2、自責点3という数字を見ると、十分先発としての役割を果たしている。
失点も1点ずつで、大量失点しそうな失投もあったが、それを相手打者が全て打ち返せる訳ではない、というのが結果によく現れている。
大瀬良に対しては、ちょっと厳しい見方をしてしまっているが、状況に応じたピッチングが出来たと捉えておきたいと思う。

試合の方は、8回を一岡、9回を中田が抑えて勝利。
バティスタの逆転本塁打で、一気にムードが盛り上がり、打線のつながりを生んだ。
打線は、序盤から援護で、投手が楽に投げられる状況を作れた。
投手は、それまでは粘り強く試合を作る投球を貫いた。
投打が噛み合った試合だったという捉え方で良いと思う。





【カープ情報】2017.06.06 広島対日本ハム 交流戦1回戦 粘投薮田5勝目、堅守、相手の隙に付け込む粘りの野球で逆転勝利

2017年6月6日に行われた、広島対日本ハムの交流戦1回戦の試合結果

広  島 000 100 300|4
日ハム 020 001 000|3

勝 薮田 5勝1敗
負 宮西 0勝2敗
S 今村 1勝1敗10S

【本塁打】新井6号

日本シリーズで3連敗を喫した札幌ドームでの三連戦。
その時は登板機会がなかった薮田が、雰囲気に呑まれることなく投球できるかに注目したい。

薮田の立ち上がりは、先頭の西川に四球を与え、いきなり間合いの長くなる投球を強いられる。
西川の盗塁、杉谷の送りバントを警戒する中で、セットポジションでボールを長く持ったりしており、冷静さを失わず、自分が主導権を握れている。
盗塁のスタートを切らせず、送りバントも決めさせない。
杉谷は見逃し三振、レアードは高めのストレートで空振り三振、中田をフォークでサードゴロに打ち取り、初回は薮田の成長を感じされる投球だったように思う。

ただ2回の日本ハムは、薮田のストレートに狙いを絞ったようなバッティングに切り替わった。
2イニング連続で、先頭打者に四球を出してしまったのはいただけないが、大田、大野の2本の二塁打はともに高めのストレートを捉えられている。
初回はレアードから空振りを奪ったように、球速、威力は十分であるが、その自分の自信のあるボールを打ち返され、2失点につながったとなると、どうしても変化球が多くなるし、ストレートのコントロールも乱れてくる。
縦のスライダーではストライクが入るが、ストレートは低めに外れる。
それでも、低めに投げないと通用しないという意識が高まったのか、2失点後の2アウト1、2塁のピンチで、ようやく杉谷の打席で低めのストレートが決まり、ファーストゴロに打ち取れた。

またカープ打線については、日本ハム先発の加藤に対し、センター返しの打球が多く出ており、打ち方としては悪くない。
鈴木のレフトフライ、バティスタのレフトライナーも、比較的捉えている打球ではあったが、ややバットの先気味でタイミングが若干合っていない。
エルドレッドのショートゴロも、會澤のセカンドハーフライナーも、低めへのコントロールが良く、外野には抜けていかなかった。

3回裏の薮田のピッチングは、ストレートでどんどん押していく投球ではなく、低めとアウトコースを丁寧に突いたことで、この試合初めて三者凡退に打ち取った。

4回表の攻撃では、先頭のエルドレッドは、1打席目と同じような三遊間深い位置へのショートゴロを放つが、2打席連続でショート石井の好守に阻まれる。
タイミングが合うにはあと少しの所までは来ている。
続く新井は、インコース低めのストレートをすくい上げると、一番深い左中間スタンドへ、高い弾道で飛び込む本塁打を放ち、1点を返す。
手も足も出ない投球をされているわけでもなく、なおかつ薮田が4回裏も三者凡退に抑えたことで、試合の流れが一旦止まる。

というのも、今日の日本ハムの守備は非常に固い。
前半だけでに石川2つ、杉谷1つ、岡1つとファインプレーの連続で、フェンスを越える以外の得点が奪えない。

その日本ハムの守備が綻んだのが7回表。
7回からマウンドに上がった宮西から、先頭の會澤が四球を選ぶと、代走上本を送って、前のイニングに広げられた点差を追い付こうと勝負をかける。
そして田中のセカンドゴロが進塁打となるシーンだったが、セカンドの杉谷が一塁にワンバウンド送球し、中田が捕球できずにオールセーフどころか、それぞれランナーが進みノーアウト2、3塁。
この隙を逃すわけにはいかない。
ランナーの出し方は違っても、2回裏の失点シーンと同じく、ノーアウト2、3塁で、菊池の内野ゴロの間に1点。
丸はアウトコースのスライダーを、逆方向に弾き返して、レフト前タイムリーヒットで2点目。
そしてエルドレッドが、低めのフォークを、それまでのスライダーの打ち方と同じ様にすくい上げて、レフト線上に落ちるタイムリー二塁打で3点目。

相手のエラーをきっかけに、一気に逆転まで持っていけたことで、カープの流れになりつつある。

そして、悔しい思いをした、まさに張本人の出番が訪れる。
7回裏のマウンドには、日本シリーズでサヨナラ満塁本塁打を浴びた中崎が上がる。
やや高めに浮く甘いボールはあったものの、インコースへのカットボールとストレート中心の投球で、無失点で切り抜ける。

8回裏のマウンドには、日本シリーズでレアードに決勝ツーランを浴び、また優勝を逃した試合で6失点という投球となったジャクソンが上がる。
コントロールミスなく、低目へのストレート、そしてスライダーを決め切り、高目で2本の二塁打を許している大田から、アウトコースのスライダーで狙い通り空振り三振を奪い、無失点。

9回表の攻撃では、再び日本ハムの守備にミスが出る。
1アウトから菊池のサードゴロで、レアードが本塁側に僅かに逸れる送球をすると、菊池が中田のタッチを掻い潜って一塁セーフ。
後続が倒れ、得点にはならなかったが、すんなり攻撃を終えないだけでも、最後に登板する今村の援護になる。

9回裏のマウンドに上がる今村は、日本シリーズの第5戦で、犠牲フライで同点に追い付かれる投球をしているが、それ以外では概ね良い投球が出来ていた。
最近では、高めに浮くフォークの割合を減らし、縦のスライダーを決め球として使っているケースが増えている。
先頭の代打矢野からは、その縦のスライダーで空振り三振を奪って1アウト。
続く代打松本剛には、低めにフォークが決まり、どちらでも決め球として使えると思いきや、チェンジアップを捉えられてセンター前ヒット。
しかし、大野を真ん中低めのフォークで、ショートゴロ併殺打に打ち取り、ゲームセット。

今日は堅守、そして相手のミスに付け込んでの逆転勝利ということで、守り勝った試合と言って良いと思う。
薮田も6回3失点ということで、2試合続けて試合を作っていることが連勝に繋がっているし、今村も区切りの10セーブ目を達成している。
中崎、ジャクソン、今村が無失点リレーを見せてくれたことで、とりあえずしつこく日本シリーズのことを言い続けてしまったことを反省し、この試合を限りに封印したいと思う。





【カープ情報】2017.06.04 広島対ロッテ 交流戦3回戦 中村祐無傷の3勝目、バティスタ2試合連続代打本塁打

2017年6月4日に行われた、広島対西武の交流戦3回戦の試合結果

ロッテ 000 001 000|1
広 島 100 122 01×|7

勝 中村祐 3勝0敗
負 佐々木 2勝5敗
S -

【本塁打】エルドレッド15号、丸8号、バティスタ2号

カープ先発の中村祐は、ここまで四球で崩れるという投球はなく、140キロ前後の伸びのあるストレートで、ストライクゾーンで勝負できている。
立ち上がりの投球も、大嶺翔にはストレートでファールを打たせ、スライダーで空振り三振を奪うスタート。
サントス、清田にはストレートを打たれるが、鋭い打球にはならず外野フライ2つで、九里も、野村も出来なかった初回三者凡退という投球を見せた。

逆にロッテ先発のルーキー佐々木は、コントロールに苦しむ投球が続いている。
先頭の田中が、ストレートを捉えセンター前ヒットを放ち、これで足を警戒させる攻撃が可能となった。
菊池の打席でエンドランを仕掛け、ファーストゴロとなるが田中は二塁へ進むと、丸は初球のストレートを捉えて、右中間突破のタイムリー二塁打で先制する。
鈴木は、ストレート、フォークに対しファールで粘るが、抜け球、シュート回転のボールが続き、所謂荒れ球と言う感じで、ちょっと捉え損なっている。
鈴木、安部がともに外野フライに倒れたが、まずは1点を先制。

2回表は、先頭の角中に、一二塁間を破るかという打球を打たれるが、菊池がファインプレーで中村祐を助ける。
しかし、鈴木大には真ん中へのストレートをレフト前ヒット、ダフィーにはインコースのストレートがシュート回転で当たり死球となる。
ややコントロールミスが続いたかなという投球だったが、続く三木を2球で追い込み、最後はアウトコースのスライダーで空振り三振。
2アウト1、2塁で田村に打席が回るが、次が投手の佐々木ということで、甘くならないことだけに注意して投球する場面。
アウトコース低めに投げ続けるが、ボールが先行し、最後までストライクゾーンの甘めにはいかずに四球となって、2アウト満塁。
佐々木にはスライダー3つで三振を奪ってピンチを脱した。

2回裏の攻撃では、エルドレッドが2球目のハーフスイングの判定で、冷静さを失いかける場面もあった。
2アウト後に會澤がフルカウントから四球を選び、中村祐は内野ゴロで全力疾走を見せるもアウトになる。
直前のファールでも全力疾走しており、ここは會澤の準備も含めて、マウンドに上がるまで時間をかけたいところ。

その3回表のピッチングは、ようやく低めに決まり始め、2アウトから清田には、ヒットを打たれたものの、ようやくカーブがストライクゾーンに投げ込めた。
ただ、ランナーが出ると、やや投げ急ぎの仕草が出てしまい、ストレート、カーブ、スライダーが抜け気味になってしまい、角中に四球を与えてしまう。
鈴木大を打席に迎えるタイミングで、田中が声を掛け、そして會澤もコーナーに構えるのをやめ、ど真ん中へミットを構える。
そして低めのカーブで鈴木大をサードフライに打ち取り、ピンチを脱した。

4回表の守備では、今度は田中が二遊間を抜けようかという打球に追い付き、ショートゴロで中村祐を助ける。
声を掛けに行った手前、守備で助けてやろうという、有限実行のプレーが出た。

すると4回裏、2アウトからエルドレッドが低めのチェンジアップをすくい上げ、レフトスタンドへの本塁打で追加点を奪う。
1打席目のハーフスイングの判定から、一旦頭を冷やす時間を作れたことで、この打席は冷静にスイングできた。

中村祐は5回に入るとコントロールも序盤に比べ安定感を増し、特にサントスに対しては、2球連続でインコースギリギリにカットボールを投げ込んで、見逃し三振を奪い、5回無失点投球を成し遂げた。

5回裏の攻撃では、先頭の田中が四球を選ぶと、菊池は送りバントを狙うが2球ファールとなり、ヒッティングに切り替えるとショートゴロ。
併殺阻止のために、一塁へ走る菊池の足の状態は、2打席目の走塁でまた悪化したような様子。
なんとか一塁はセーフとなり、菊池が一塁に残る。
丸は、狙った訳ではないと思うが、真ん中のストレートを完璧に捉えライトスタンドへのツーランを放ち、菊池がゆっくり一周できる最高の結果をもたらした。

6回表に、投ゴロ強襲ヒットの打球で、一塁送球が悪送球になる間に1点を返されるが、6回1失点は十分な内容。
欲を言えば、勝ちパターンでの登板が3試合連続となる、中崎、ジャクソン、今村の誰か1人でも休ませるために、7回まで投げ切ってもらえればという思いもあるにはあるが、打球が左足に直撃していることもあり、無理はさせられない。

では、リリーフ陣に出来るだけ負担をかけないようにするにはどうするか。
となると、追加点を奪っていくことが挙げられる。

1アウトから、松山が3-1からのワンバウンドするボールをハーフスイングしてフルカウントとなり、そしてスライダーで空振り三振したのはいただけないが、會澤のショートゴロを鈴木大が弾くエラーで出塁すると、スタンドから大声援が上がる。
昨日本塁打を放っているバティスタが登場し、ボールを見極めて3-0となる。
そこからのボール気味のインコースのチェンジアップは空振りしてしまうが、ロッテバッテリーは、これで変化球勝負でいけると思ってしまったのだろう。
昨日はストレートを捉え、今日はアウトコースに浮いたチェンジアップを捉えた。
バットの先に乗せて高々と打ち上げた打球は、打った瞬間に分かるレフトスタンドへの本塁打となり、2点追加。
デビューから、代打で2打席連続本塁打というのは記憶にない。

7回のマウンドには中崎が上がり、安部の平凡なサードゴロエラーという残念なプレーはあったが、無失点で抑える。
8回は中田がストライク先行のピッチングで、ランナー1人を出したものの、しっかりと無失点で抑える。

8回裏の攻撃では、野間が内野安打、二盗と悪送球の間に三塁に進み、前進守備の内野ゴロの間でも本塁生還を果たす。

ダメ押し点を奪って9回表の守備に就く。
マウンドにはブレイシアが上がり、ややリズムが悪い投球となったが無失点で抑えゲームセット。

中村祐はこれで3勝目となったが、2回以降、ややリズムの悪いピッチングとなったものの、崩れることなく試合を作ったことが勝利に繋がった。
個人的には、悪意はないのは分かるが、ヒーローインタビューで、バティスタのことばかり聞くのはどうかと思った。





【カープ情報】2017.06.03 広島対ロッテ 交流戦2回戦 バティスタ、プロ入り初打席で逆転本塁打を放ち、初ヒーローインタビュー

2017年6月3日に行われた、広島対西武の交流戦2回戦の試合結果

ロッテ 003 100 000|5
広 島 003 002 10×|6

勝 一岡 2勝2敗1S
負 松永 1勝1敗
S 今村 1勝1敗9S

【本塁打】鈴木11号、バティスタ1号、松山3号、清田3号

今日から一軍復帰の野村が先発し、初回は内野安打一本を打たれたが、ストレート、チェンジアップはまずまずキレを感じ、体調面の不安は、とりあえず考えなくてもよさそう。

またカープの攻撃は、菊池が休養日となり、安部が2番、西川が7番で起用された。
その安部がストレートをきれいに捉え、ライト前ヒットで出塁し、丸も二塁打で続いた。
1アウト2、3塁のチャンスで鈴木、松山が連続三振となって無得点となったが、攻撃の起点として左打者の起用が嵌りそうではあった。

野村は低目への制球が良く、2回も丁寧に、そして比較的良いテンポで投球できている。

ロッテ先発の二木についても、各打者がストレートを狙ってスイングしていく。
しかしエルドレッド、西川は比較的捉えた当たりを飛ばしても、平凡な外野フライとなっているということは、球速以上の球威とキレがあるのだろう。
石原は右打ちでセンター前ヒットを放つが、野村はアウトコースのストレートで空振り三振で、2回裏も無得点。

3回表の野村のピッチングは、テンポの良い投球を止められてしまう。
先頭の田村が、シュートを何度もカットし、粘った末にチェンジアップをセンター前ヒット。
二木は送りバント空振りで三振となり、大嶺翔もレフトフライに打ち取ったが、サントスにはチェンジアップが高く入ってしまいライト前ヒット。
清田の打席では、アウトコースのスライダーがワンバウンドしてワイルドピッチとなり、2アウト2、3塁とピンチが広がり、清田にはインコース低目へのツーシームを上手く逆方向へ打たれた。
セカンド頭上を越えていくハーフライナーがライト前に弾み、2点タイムリーヒットで先制を許す。
角中の打席では、エルボーガードに当たる死球かというシーンがあったが、当たりに来たという判定でボール。
角中のバッティングが続くことになると、インコースへのシュートを打ち返され、ライト線へのタイムリー二塁打で3点目。
鈴木大はストレートの四球を出したが、後続は何とか抑えて3失点。
内容が悪いと言うわけではなく、流れの中で失点が重なってしまったという状況だろう。

3失点直後の3回裏、先頭の田中はどうも二木のストレートにタイミングが合わずに空振り三振となるが、安部、丸はストレートにもカーブにもタイミングが合っている。
二者連続でレフト線への二塁打を放ち1点を返すと、鈴木は1打席目に振り遅れたストレートを完全に捉え、レフトスタンド上段への同点ツーランを放った。
まあ、昨日からの流れがあるために、怒りをかみ殺したようにベースを一周しているように見えてしまう。
少なくとも、満足する様子は微塵も感じられない。

野村の投球内容を見る限り、3回の3点ずつというのは、なかったものと考え、3回を終わって同点で試合が続くという捉え方になろうかと思う。
そして、その仕切り直しの4回表、1アウト1塁から、投手の二木に、今度は送りバントを決められ、大嶺翔にはチェンジアップが抜けたところを捉えられ、レフト前タイムリーヒットで、再び勝ち越されてしまう。
失投を捉えられての失点で、これは、流れが良くない。

5回表も、先頭の角中に四球を与え、1アウトから根元に対し、0-2というカウントから死球を与えてしまう。
1アウト1、2塁となって、ようやく三木へのインコースのシュートが、寸分の狂いもなくベースをかすめて見逃し三振を奪った。
田村には3-0から、フルカウントまでカウントを戻したが、最後のスライダーは大きく外れて、このイニングのランナーは全て四死球で出塁させ、2アウト満塁となり、二木に代打パラデスを起用してきた。
カーブ、チェンジアップ、ストレートと投げていくが2-1とボールが先行し、パラデスが振ってくるところでインコースへのカットボールでファールを打たせた。
インコースのカットボールの残像を利用して、アウトコースのカーブかチェンジアップで打ち取りたかったが、インコースを攻めてボールとなり、フルカウント。
最後は、インコース高目へのカットボールで見逃し三振を奪って、何とか無失点で切り抜けた。

さて、代打が出されたことで、二木は4回でマウンドを降りることになり、昨日延長戦で投手を多く使っているために、ほとんどの投手が連投となる。
無失点リレーを決められたとはいえ、2日連続での対戦となれば捉えるチャンスも出てくるはず。

代わった有吉から、先頭の鈴木が四球を選ぶが、低めの変化球にまったくバットが動かなかったということは、コントロールに加え、あまりキレもないということなのだろか。
松山はストレートを打っていったが、やや上がり過ぎでライトフライ。
エルドレッドは、インコースのストレートを、コンパクトに打ち返して、レフト前ヒットで、1アウト1、2塁。
しかし、西川はアウトコースのツーシームで打たされてのショートゴロ併殺打。
右投手に対し、右打者2人が出塁して、左打者で3つのアウトを奪われるということは、ロッテの継投策がまずは嵌ったことになる。

野村も5回を投げ終えて、球数が122球となっており、昨日に続き6回から継投策。
これでは、カープのリリーフ陣もほとんどの投手が連投になってしまう。
6回表のマウンドには一岡が上がり、ストレートをアウトコースの際どいところに決め、昨日に続いて三者凡退に打ち取った。

昨日との違いと言えば、今日はリードを許している状況で、ロッテが継投策に入っているという点。

6回裏のマウンドには松永が上がり、先頭の石原は真ん中のストレートを捉え、右中間突破の二塁打を放ってチャンスを作る。
そして、一軍登録されたばかりのバティスタが代打で登場。
バティスタと言えばハイボールヒッター、そしてアウトコースに強い打者で、松永のように低めのコントロールが優れている投手には相性は良くないかと思いきや、低めのボールを見極め、アウトコースのストレートをセンター返し。
ライナーのままバックスクリーン右へ飛び込んでいく逆転ツーランとなり、ムードが一変した。

連投にはなるものの、7回から勝ちパターンの投手リレーが可能となり、カープとしては何も考えずに、3イニング無失点で抑えきり、隙あらば追加点を奪っていくことに集中。

7回表のマウンドには中崎が上がり、鈴木大には粘られたものの、逆転した直後のイニングを三者凡退に打ち取って、試合の流れを掴んだ。

7回裏には、昨日セーブを挙げられた益田に対し、松山が真ん中低めのシンカーに対し、左膝を地面に付こうかというくらいに体を沈めてすくい上げ、ライトポール際に本塁打を放って追加点を奪う。
このイニングは、鈴木、エルドレッドもフェンス際まで打球を飛ばしており、益田に対ししっかりスイングできていた。

8回表のマウンドに上がったジャクソンは、先頭の三木にスライダーを弾き返され、左中間への大飛球を飛ばされる。
ここで、松山に代わってレフトの守備に就いていた野間が、ランニングキャッチで掴み取るファインプレーを見せる。
これで乗らない訳には行かない。
ジャクソンも三者凡退に抑える。

そして9回表のマウンドに今村が上がる。
先頭の大嶺翔には、真ん中高目のストレートを捉えられ、センターオーバーの打球を飛ばされるが、フェンス手前で丸が追い付いて1アウト。
サントスをフォークでセカンドゴロに打ち取って2アウト。
しかし、清田にはど真ん中にフォークが行ってしまい、しっかり捉えられてレフトスタンドへの本塁打で1点差に迫られる。
4番角中にはフォークを打ち返され、ファーストエルドレッド強襲の打球となったが、上手く体で止めて、ベースカバーの今村に送ってスリーアウト。
1点差で逃げ切った。

今日は何と言ってもバティスタ。
今村、堂林と同学年のニューヒーローの誕生を見届けた試合となり、ヒーローインタビューでも初々しい姿を見せてくれた。
見ていてニヤけてしまうのも、ご容赦願いたいと思う。





【カープ情報】2017.06.02 広島対ロッテ 交流戦1回戦 初回4失点から盛り返し、延長戦にもつれ込むも惜敗

2017年6月2日に行われた、広島対西武の交流戦1回戦の試合結果

ロッテ 400 000 000 001|5
広 島 000 040 000 000|4

勝 松永 1勝0敗
負 ブレイシア 2勝1敗1S
S 益田 0勝3敗7S

【本塁打】エルドレッド14号、田中3号

交流戦でのロッテ戦は、ファンの立場からすると非常に苦手としていると受け止めている。
1イニング15失点、それも1時間近く攻撃され続け、大敗を喫したのはどうしても忘れることはできない。
近年の戦いにしても、失点が多くなる傾向は変わらず、特に千葉マリンスタジアムではなかなか得点を奪えないことも多く、苦戦するイメージが強い。

ロッテ先発の涌井に対し、左打者を起用しなかったのは、今季の涌井の対右打者の被打率が3割を超え、逆に左打者の被打率が2割そこそこというデータに基いているのだろう。

そしてカープ先発の九里は、先頭の大嶺翔に対し、シュートが決まらずボールが先行する。
そしてアウトコースへのカットボールを捉えられ、左中間への二塁打でピンチを背負う。
新外国人のサントスに対しても、走り打ちをする打者という事前情報があるところにバントの構えということで、仕草に翻弄されボールが先行する苦しいピッチング。
プッシュバントが送りバントとなり、1アウト3塁となると、すぐさま清田にインコースへのシュートを弾き返され、センター前タイムリーヒットで先制を許す。
昨季のロッテ戦で先発して、2回8失点KOというのは、九里はともかく、ロッテ打線は良い印象をもって臨んできているだろう。
4番の角中にもボールが低めに外れるケースが多く、四球となってさらにピンチが続く。
鈴木大にもボールが先行し、フルカウントとなったところで、まず三振することはないだろうとばかりにエンドランを仕掛け続ける。

はっきり言って舐められ続けていると受け取れた。

フルカウントから3球ファールが続き、最後は四球を選ばれ1アウト満塁。
根元に対しても、カットボールが真ん中に入り、ライト前タイムリーヒットで1点追加。
ここまで全くと言っていいほど、左打者にはインコースを攻められていない。
三木にはツーシームを簡単にレフトへ犠牲フライを打ち上げられ3点目。

初回だけで30球を越え、球数的にも点数的にも、もうここまでが限度というところまで来た。

吉田には真ん中高めのストレートを打ち返され、右中間突破のエンタイトルツーベースでさらに1点を失って、初回だけで4点目。
ただワンバウンドでフェンスを越えなかったら、そのまま一塁ランナーも生還していたはずで、相当助かった面はある。

シュートも、ツーシームも、カットボールも、スライダーも、ストレートも打ち返され、やはり相性面も大きく、2回以降立ち直ることを期待すると同時に、相手が大味なバッティングに変わることにも期待することになる。

2回以降の九里は、やはりシュートは右打者のインコースに決まらないが、ボール先行のケースは減った。
これだけでも試合を立て直す要因になり得た。

3回裏の攻撃では、先頭の會澤のセカンドゴロを、鈴木大が弾いて、一塁への送球も悪送球。
ノーアウト1塁で、九里は送りバントを狙うが、ピッチャー正面に転がり二塁封殺。
エラーに対し、拙攻で助けてしまう。
田中がセカンド強襲のライナーで内野安打となるが、菊池がショートゴロ併殺打と、どうも波に乗れない。

そしてチャンスを逃した直後の4回表、2アウトから大嶺翔に対し、1打席目と同じくカットボールを捉えられ、センター前ヒット。
続くサントスにも同じくカットボールが真ん中に入り、右中間を破る二塁打を打たれる。
2アウトということで、打った瞬間に大嶺翔はスタートを切り、サントスということであまり深い守備位置を敷いていなかったために、楽々本塁生還というタイミングだった。
しかし、ここでもエンタイトルツーベースで、ランナーは3塁に止まる。

今日はツキもある。

2アウト2、3塁となり、清田の打球はライト前への浅いフライ。
ポテンヒットになれば2点追加されるような打球だったが、鈴木がランニングキャッチで掴み取った。

九里は5回表もランナーを出しながら、無失点で切り抜けた。
ツキもあったというのが正直な印象だが、何とか初回の4失点で凌いだことで試合を立て直す時間は稼げた。

5回裏の攻撃では、先頭のエルドレッドが、アウトコースのストレートを捉えて、ライトポール際への本塁打を放ち1点を返す。
さらに、新井四球、會澤レフト前ヒットで繋いだチャンスで、田中が変化しなかった真ん中へのスライダーを捉えて右中間スタンドへの同点スリーランを放つ。
続く菊池のサードゴロを、大嶺翔が一塁悪送球し、菊池が二塁に進むと、丸がレフト前ヒットで1アウト1、3塁。
鈴木はインコースのストレートに詰まってショートゴロ併殺打に打ち取られ、同点どまり。
欲を言えば、このイニングに勝ち越しまでもって行きたかった。

ロッテはエラーが多く出て、カープは攻撃でのミスが出る。
試合の流れ的には、追いついた方がやや押している雰囲気は出るが、その勢いを確実にするためには、継投策に移ったカープのリリーフ陣が三者凡退ですんなりロッテ打線を抑えたい。

6回表のマウンドに上がった一岡は、三者凡退というミッションはクリアした。
ただ、先頭の吉田に粘られ、決めに行ったスライダーは高めに抜け、センター前ヒットとなりそうなライナーを放たれている。
その打球を丸が前進してダイビングキャッチで救っており、内容的にはどうかと思う面もあった。

カープとしては、初回の4失点の直後に円陣を組み、これ以上失点できないという意識は高まっており、それが守備での集中に繋がっている。
今日のカープの守備はミスが出ない流れ。

後はリリーフ陣が無失点リレーを達成できれば、打線も応えられるが、ツキが尽きると一気にロッテに流れが行ってしまう恐れは残っている。
涌井が6回裏のピッチングで、失点を引きずらないピッチングをしているだけに、カープとしては微塵も隙を見せる訳には行かない。

7回表のマウンドには中崎が上がる。
終盤の打席で、一か八かの出塁を目指して、サントスが走り打ちをしてくるのは予想できる。
そこを見越してインコースにストレートを投げ込んで、タイミングを計らせない。
最後までインコースのストレート勝負で、高いバウンドのショートゴロに打ち取る。
田中も十分サントスの走力に対する準備が出来ていた。
清田はカットボールでセンターフライに打ち取るが、角中にはフルカウントから四球を与える。
ランナーが一人出たことで、少し気合を入れなおしたのか、鈴木大にはインコースのストレートでカウントを整え、最後もインコースのストレートで空振り三振を奪った。

7回裏の攻撃では、先頭の代打西川が、低めのスライダーを捉えてライト前ヒットで出塁。
田中は送りバントを決め、1アウト2塁。
菊池は低めのストレートを捉えたが、センターフライで2アウト。
丸はアウトコースのスライダーを逆方向へ弾き返し、レフト後方の大飛球を放つが、角中が追い付いてレフトフライ。

8回表のマウンドにはジャクソンが上がるが、先頭の根元にはスライダーが高く浮き、センター前ヒットとされる。
三木は送りバントの構えから、バスターエンドランを仕掛けると、菊池の正面へのライナーとなり、ライナーゲッツー。
ただ、2アウトとなってから吉田にはスリーボールとなり、1球ストライクを挟んだ後に、ストレートが抜けて四球となる。
代打でパラデスが起用され、この展開では伏兵の一発が怖い。
高目のストレート2球で追い込み、後はボールになるスライダーで空振りを奪えればベストという状況だったが、ファールで付いてこられた。
そしてバッテリーの選択は、安全策で1球ストレートを見せ球にした後、インローのスライダーを決め球にして、空振り三振を奪った。

形は徐々に整ってきており、あとは仕上げという場面を迎えるのみ。
8回裏の攻撃では、代わった大谷と鈴木の対戦。
初球は逆球のストレートがストライクで、そこから2球連続で変化球が大きく抜ける。
ならば次はストレートとばかりに狙い打つと、センター前ヒットで出塁。
安部は初球で送りバントを決め、1アウト2塁のチャンスを作る。

エルドレッドは敬遠で代走野間を送り、1アウト1、2塁で新井との勝負。
その新井はインコースのストレートでバットを折られ、セカンドゴロで二塁封殺。
2アウト1、3塁となり、會澤の打席となるが、敬遠も考えられる状況だけに、ダブルスチールも仕掛けにくい。
ストレート2球ファールで追い込まれ、フォーク、スライダーと低めの変化球に何とか付いていって粘りを見せるが、インコースへのツーシームでセカンドゴロに打ち取られ、同点のまま9回の攻防へ移る。

9回表は今村がマウンドに上がり、先頭の大嶺翔には、やや高めに抜けたがフォークでライトフライに打ち取る。
ただ、サントスにはフォークを捉えられ、ライト前ヒット。
清田に対しては、フォークが抜け、ストレートは大きく外れ、スライダーが抜け、ストレートの四球。
1アウト1、2塁で打席に迎える角中には初球、良い高さにフォークが決まった。
どこかで1球ファールを打たせて、決め球にフォークを選択したい。
しかし、ストレートは低めに外れ、スライダーも見極められ、3-1というカウント。
こうなると投げるボールは少なくなり、スライダーは高めに浮いて連続四球で、1アウト満塁。

球速も140キロ前半どころか、130キロ後半も多く、ちょっとインコースを攻めるのは厳しいかなという状況になり、どうしてもアウトコース中心の投球。
それでも追い込んでから、インハイにストレートを投げ切って空振り三振を奪った。

続く根元にも初球145キロのストレートで空振りを奪い、急に力のあるストレートを投げ込み始めた。
2球のストレートで追い込み、ボールが2球続くが全てストレート。
これならばインコースのストレートでも十分勝負になる、というタイミングで、縦のスライダーを選択して空振り三振。
これは意表を突かれたし、良いコースにも決まった。

9回裏の攻撃は、代わった内に対し、代打堂林を起用するもキャッチャーゴロ。
田中はスライダーで空振り三振。
菊池は、ライトポール際への大ファールを放った後、今度はレフト線へ二塁打を放ちチャンスメイク。
二塁への走塁も脚の状態の悪さを伺わせ、代走上本を起用。
そして丸の打席では、カウントが悪くなったところで敬遠気味の四球で塁を埋め、2アウト1、2塁でバッターは鈴木。

先程の打席と同様、逆球のストレートを見逃して1ストライク。
最後は低めのスライダーを捉えきれず、投ゴロでスリーアウトとなり、ベンチに戻った鈴木が悔し涙を流すシーンもあった。

延長戦に突入し、10回表のマウンドには中田が上がる。
先頭の三木をストレート3球で空振り三振。
田村にはストレートをカットされることで、際どいコースを狙った変化球が外れ、フルカウントとなり、決めに行ったストレートはシュート回転でインコース低目へ。
これを上手くすくい上げられ、あと1メートルでフェンスオーバーとなる、レフトフェンス直撃の二塁打を打たれてピンチを背負う。
1アウト2塁で代打起用された井口を敬遠し、トップに打順が戻っていく。
大嶺翔には、ストレート、スライダー、フォークを投げ分けて空振り三振を奪うが、サントスにはストレートが大きく外れて3-0とボール先行。
そこからストレート2球見逃してフルカウントとなり、最後はインハイのストレートで空振り三振。

10回裏の攻撃は、代わった有吉に対し、安部がストレートを打ち上げてレフトフライ。
野間はアウトコースのチェンジアップで空振り三振。
新井は追い込まれてから、アウトコースに浮いたスライダーを、バットの先に乗せてセンター前ヒット。
會澤はストレートを捉え、右中間へライナーを飛ばすが、清田がジャンピングキャッチを見せる。
これはプロのプレー、お見事だった。

さて相手の賞賛もいいが、カープとしては残っているピッチャーは、回跨ぎの中田の他はブレイシアと佐藤。
佐藤は今季一軍で未登板でもあり、なかなかこの展開でマウンドに上がるのは厳しい。
11回表の中田のピッチングは、一発狙いという感じのロッテ打線を上手くかわし、三者凡退に打ち取り、試合の展開上、大きな無失点投球を見せてくれた。

一方のカープの11回裏の攻撃も、代わった松永に対し、芯で捉えることが出来ずに三者凡退。
いよいよ最終回の攻防となる。

12回表のマウンドにはブレイシアが上がる。
6番から下位打線に向かい、ロッテの代打はダフィーと荻野が残るのみ。
先頭の根元の左中間へのライナーは、野間がランニングキャッチ、こちらも守備では負けていない。
1アウトから三木はストレートを捉えて、詰まりながらもセンター前ヒット。
田村が送りバントを決め、2アウト2塁で、代打ダフィー。

勝負か敬遠かの選択で、ブレイシア自身も勝負を選択。
ストレート2球で追い込んだが、3球目の逆球の真ん中低めのストレートはボールになる。
そして4球目のアウトコースを狙ったストレートがシュート回転で真ん中高めに入り、逆方向に弾き返され、右中間突破の勝ち越しタイムリー二塁打を打たれてしまった。
大嶺翔はスライダーでセカンドゴロに打ち取り、1点のビハインドで最終回の攻撃を迎えることになった。

12回裏の攻撃は、代わった益田との対戦。
先頭の丸は、追い込まれてからも粘っていたが、インコースのストレートで詰まらされショートフライ。
鈴木はインコースへのシュートでバットを折られ、ショートゴロで2アウト。
安部はアウトコースへのシンカーで、当てただけのセカンドゴロに打ち取られ、ゲームセット。

今日の試合は、エンタイトルツーベース2本による、2点のマイナス。
10回表の田村のレフトフェンス直撃の二塁打など、試合を決められるギリギリのところで踏ん張っているというシーンも多く見られていた。
守備も良い動きを見せていたが、やはり初回の4失点というのは大きかった。
そこからよくここまで接戦に持ち込んだということについては、言ってもいい試合だったと思う。

やはり相性か、と思わされる初回から、互角に渡り合った内容を見ても、必要以上に恐れる必要はないということだけを感じて締めくくりたいと思う。

いや、一つ言い忘れていた、バティスタ支配下登録おめでとう。





【カープ情報】2017.06.01 広島対西武 交流戦3回戦 岡田中盤に崩れるも、立て直して完投負け

2017年6月1日に行われた、広島対西武の交流戦3回戦の試合結果

広島 020 000 000|2
西武 000 220 00×|4

勝 十亀 2勝2敗
負 岡田 5勝2敗
S 増田 1勝1敗9S

【本塁打】松山2号

カープ先発の岡田は、今季初めて同一カードの三戦目で登板することになる。
昨季も3度三戦目での登板があったが、実は成績は芳しくないため、2年目で投球が変われるのかどうか見てみたいと思う。

まず初回のカープの攻撃は、十亀のカーブが高めに抜け、田中がその失投を見逃さずに捉えた打球は、右中間へのエンタイトルツーベース。
菊池は送りバントを狙うも、スライダーに合わせ切ることが出来ずに、珍しく2球ファールでヒッティングに切り替える。
しかし送りバントが決められなくても、右打ち進塁打を決め、菊池にはこれがある。
1アウト3塁となり丸が打席に向かうが、ここのところの丸はインコースへの変化球にバットが空を切るシーンが多くなっている。
初球のインコースへのカットボールを空振りし、十亀は決め球もそこを突いて当り損ねの投ゴロとなり、田中は本塁を狙うことが出来なかった。
鈴木も、菊池が送りバントを決められなかったアウトコースのスライダーに手を焼き、完全なボール球で空振り三振。
今後、同じような攻め方をされると苦戦しそうな投球だった。

初回の岡田のピッチングは、1アウトから源田にストレートの与えるものの、浅村は緩い縦のカーブでショートゴロゲッツーに仕留めて無失点で立ち上がった。

2回表のカープの攻撃は、1アウトからエルドレッドが変化球を見極めて四球を選ぶと、松山はアウトコースから真ん中に曲がってくるスライダーを捉え、あっという間にライトスタンドに飛び込むツーランで先制する。
さらに2アウト後、西川がレフトオーバーの二塁打で出塁すると、田中が強い当たりのショートゴロを放ち、源田が弾いて2アウト1、3塁。
菊池の打席で何度かスタートを切っていた田中だったが、菊池がボールを見送ったところで盗塁死となってしまった。
あと1点が奪えれば試合の主導権を握ることが出来るところだったが、まずは岡田が西武打線の勢いを止めるピッチングに期待することになる。

4回裏の岡田のピッチングは、先頭の秋山にフルカウントから四球を出してしまうと、源田には2打席連続でストレートの四球。
どうも源田には投げにくいのか、際どいコースにも投げられない。
浅村にはストレート2球で空振りを奪い、振り遅れさせているだけに、後はどの球種で仕留めるか、というところだったが、ストレートが抜けて肩口への死球でノーアウト満塁。
ここで中村はカーブでショートゴロゲッツーに打ち取るが、その間に三塁ランナーが生還し、1点を返される。
残った2アウト3塁の場面で、もう1点を許さなければ、まだ問題ないところだったが、栗山にセンター前タイムリーヒットを打たれて同点に追い付かれる。

カープは松山の本塁打で2点を奪った後、さらに2アウト1、3塁と攻めて行ったところで、盗塁死で追加点を奪えなかった。
西武は、ノーアウト満塁のチャンスで、併殺打の間の1点に続き、2アウトからもう1点を奪って同点に追い付いた。

ここで試合の流れは均衡した。

そしてすぐに試合が動いた。
5回表のカープの攻撃は、松山の本塁打以降はしっかりと立ち直っている十亀に対し三者凡退。

そして5回裏の岡田のピッチングは、先頭の岡田に粘られ、投げるボールがなくなってカーブを選択すると、ライト前ヒットを打たれる。
金子に送りバントを決められ1アウト2塁となり、秋山にはシュート回転で真ん中に入ったストレートを力強く引っ張られる。
一二塁間を破ろうかという当たりにエルドレッドが飛び込んで好捕し、ファーストゴロに打ち取り、これでもう一踏ん張りできる、勇気を与えるプレーが飛び出した。
源田にもこの試合初めてストライクが入り、岡田も立ち直れる、という矢先に、源田がストレートをセンター返し、タイムリーヒットで1点勝ち越されてしまう。
明らかに気落ちした雰囲気が出てしまい、源田にすぐさま二盗を決められると、浅村にはカーブを捉えられレフト前タイムリーヒットで点差が2点に広がる。

簡単に攻撃を終えると、試合の流れを完全に渡してしまうことになる。
勝ち越された直後の6回表、丸がようやく低めのシンカーを溜めて打ち返し、ライナーでライト前で弾むヒットで出塁すると、続く鈴木はストレートに対し、バットの根っこで打ち返した打球がセンター前に落ちるヒットとなり、1アウト1、3塁。
西武は前進守備を敷かず、安部は内野ゴロ併殺崩れでも1点は返せる場面だったが、アウトコース低めに沈むシンカーで空振り三振。
そしてエルドレッドも、十亀の緩いカーブにバットが空を切り、空振り三振で得点ならず。

7回表からは、西武は勝ちパターンの継投策で、まずは牧田がマウンドに上がる。
2アウトから西川が難しい低めのストレートを捉えて、レフト前ヒットを放つが、田中がショートゴロに倒れ、2点のビハインドは変わらず。

8回表はシュリッターとの対戦となり、菊池はボールを見極めてじっくりと打っていったが、ショートゴロ。
丸は150キロのシンカーを捉えきれず、最後は見逃し三振。
鈴木はアウトコースへのシンカーを逆方向へ打ち返し、ライト前ヒットで出塁。
安部は3-0からの150キロのシンカー連発に、ファールで粘るうちにタイミングを合わせ、レフト前ヒットで続く。
エルドレッドは、逆球のストレートを右方向へ打ち返したが、セカンド浅村がダイビングキャッチをみせ、セカンドゴロに打ち取られ無得点に終わる。

さてカープの最終回の攻撃を前に、岡田が8回裏のマウンドにも上がった。
4回と5回には、内容の良くない失点をしてしまったが、6回、7回はまた調子を戻している。

しかし先頭の源田には、どうしてもストライクが入らずに、この試合3つ目の四球を与えてしまう。
岡田自身のテーマとして、四球を出した後にどういうピッチングをするか、この試合の締めくくりにはもってこいの場面。
浅村をチェンジアップで空振り三振、中村を153キロのストレートで空振り三振で2アウト。
栗山の打席では、盗塁を警戒しながらの投球で、ボールが緩む。
ストレートも140キロ中盤と走らず、カーブ、チェンジアップ全てが高く浮く。
栗山にはカーブを捉えられ、センター前ヒットで2アウト1、3塁となり、あとは単純な話に落ち着く。
メヒアを三振に打ち取るかどうか、というピッチングで、途端に150キロ超のストレートが戻ってくる。
2球で追い込むと、一塁ランナーの二盗を気にせず、最後までストレート勝負でサードゴロに打ち取った。

終わってみれば、8回4失点、127球で完投というピッチング。
試合中盤に崩れたが、立て直して投げ切ったというのは、決して責を負うことはない。
昨季から三連戦の3試合目の先発で結果が残せないというのは、時間があり考え過ぎるのかは分からないが、やはり順番の考慮は必要なのかなという気はする。
もっとも、乗り越えてくれるだろうと言う期待は持っている。

9回表の攻撃では、西武の守護神増田に対し、先頭の松山はボテボテのセカンドゴロ。
これを、このイニングからファーストの守備に回っていた浅村が飛び出して捕球すると、一塁へ悪送球。
エラーによりランナーが出塁すると、代走野間を起用。
そして途中から守備に就いていた會澤は、高目のストレートで空振り三振。
西川もアウトコース高目のストレートで空振り三振となり2アウト。
田中はアウトコースのストレートを捉えたが、速い打球のショートゴロとなって試合終了。

試合としては敗れてしまったが、内容自体は悪くなく、普通の一敗。
もちろん、プレー一つ一つを取ってみれば、気になるところもあるにはある。
が、今日に関しては西武のチームとしての纏まりが、カープを上回ったということでいいのではないかと思う。





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