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【カープ情報】2016.07.31 広島対DeNA 公式戦17回戦 岡田若さが出て失点するも、チーム一丸で逆転勝利、やはり三連敗阻止

2016年7月31日に行われた、広島対DeNAの公式戦17回戦の試合結果

DeNA 100 003 000|4
広 島 000 200 31×|6

勝 ヘーゲンズ 5勝1敗
負 三上 2勝3敗
S 中崎 2勝3敗19S

【本塁打】桑原8号、菊池9号

カープ先発の岡田は、発熱による登板回避があってから初めてのマウンドとなる。
よく言われるのは感覚が違ってしまって、コントロールが付きにくくなるというものや、肩が軽くなってコントロールを乱すといった、どちらにしても良いイメージはないものばかり。

また、DeNA戦では過去2度先発し、どちらの試合でも筒香にカーブを本塁打にされている。
今日こそはストレートで押して打ち取るというピッチングを期待したい。

その岡田の立ち上がりは、いきなり桑原にカーブを捉えられて先頭打者本塁打を浴びるスタートとなるが、課題の筒香との対戦では、ストレートで押す姿が見られた。
桑原にカーブを打たれたというのも影響したようにも受け取れる。
1点は失ったものの、強打、調子の良いDeNA打線に対して、全く引くことなく攻めきったことで、チームに勇気を与えるピッチングだったように思う。

2回以降、降板するまで全てのイニングでランナーを許し、ピンチの連続にはなったが、逃げているなと感じる場面はなかったように思う。

さてカープの反撃は4回裏、先頭の丸がライト前ヒットで出塁し、ルナは併殺コースのショートゴロ。
しかしセカンドの石川のベースカバーが遅れたようにも見え、一塁だけアウトになると、新井のライトフライで、丸は三塁へタッチアップし、2アウト3塁。
ここで鈴木がセンター前にタイムリーヒットを放つと、下水流は三塁線を破るタイムリーツーベースで逆転した。

相手のエラーではないがどうかなというプレーが失点につながり、流れ的にはカープに傾きかけている。

逆転した直後の5回表、2者連続ヒットでノーアウト1、2塁のピンチをなるが、戸柱をファーストゴロに仕留め、3-6-1の併殺打。
2アウト3塁の場面での、今永の三塁線への打球は、ルナが飛び付いて捕球し、ファインプレーで失点を防いだ。

相手のエラーに付け込んで得点を奪い、逆にファインプレーで失点を防げば、当然良い流れが来るもので、5回裏の攻撃では、先頭の田中のセンター前ヒット。
さらにワイルドピッチで進塁すると、菊池が送りバントを決めて1アウト3塁。
丸は四球を選んだところで、今永から加賀にスイッチ。
この加賀に対しては、ルナは全くタイミングが合わなかった。
外のボールになる変化球を追いかけて空振り三振、新井もファーストゴロで追加点は入らなかった。

相手のミスで拡大したチャンスではあったが、早めの投手交代を選択するという相手の勝負手が嵌って得点できず、というシーンで再び試合の行方が分からなくなる。

6回表には、先頭の桑原のライト前への小飛球に鈴木が飛び込んで捕球を試みるが、捕球しきれずにボールを弾く間に桑原は二塁へ進む。
2番の石川は送りバントを決めて、1アウト3塁。
梶谷は浅いレフトフライに打ち取って、2アウト3塁と場面が変わって、打席には筒香。
敬遠でもおかしくない場面ではあるが、今日の岡田の投球内容であれば、筒香に対しても決して簡単に打ち返されるとも限らない。
筒香との勝負を選択し、良い形で追い込んで、最後は高めの釣り球で勝負に出た。
しかし、ここが岡田の若さ、そして日本の4番クラスの打者の経験の違いが出た格好になる。
高め要求が、ストライクゾーンの高さに来てしまい、左中間をライナーで破る同点タイムリーツーベースとなってしまった。

今日の試合では、両チームに球際の弱さが見られる展開が多かった。
ロペスの一二塁間への打球は、決して強い当たりではなかったがライト前に抜けていき、タイムリーヒットとなり逆転される。
本塁のクロスプレーでは、タイミングはセーフだったがベースタッチが出来ていないのではないかということで、ビデオ判定にはなるが、審判の口調は間違いなくセーフです、ただし確認はしますよ、権利ですので。
という感じに受け取れた。

もちろん判定は変わらず2-3と1点のビハインドで、さらに2アウト2塁と場面が変わり、倉本のショートゴロは二塁ランナーと重なりかけたことで田中の捕球が遅れた。
それが送球の焦りにつながり、一塁へ地面スレスレの送球となり、新井が捕球出来ずに後逸する間にロペスが本塁を陥れて2点差に広がってしまう。

6回裏にはDeNAのマウンドには勝ちパターンの須田が上がり、1アウトから下水流がレフト前ヒットで出塁する。
石原に代打松山を送るが、緩い当たりのセカンドゴロ。
併殺は無理にしてもセカンドは封殺されるかというプレーだったが、石川が悪送球し、下水流は三塁へ進む。
岡田にも代打岩本を起用し、鋭い打球を放つがショートライナー。
田中もセカンドゴロに倒れて須田から得点を奪えなかった。

カープは2点のビハインドにもかかわらず、ヘーゲンズを7回表のマウンドに送る。
この積極的な投手起用が、嵌った。
ヘーゲンズは先頭の戸柱には、芯を外した打球がレフト前に飛んでヒットとなるものの、9番に入っていた白崎に送りバントを決められても、この三連戦で痛い目にあわされていた桑原を打ち取る。
石川も投ゴロに打ち取って、この三連戦で最も少ないビハインド、2点で終盤の7回の攻撃を迎えることが出来た。

その7回裏の攻撃は、回跨ぎの須田を攻めた。
菊池、丸の連打でノーアウト1、2塁。
ここでDeNAは三上をマウンドに送ってきた。
普段は8回の1イニングを任される投手だけに、前倒しの起用には映る。

ルナはライトフライに倒れるが、菊池はタッチアップで3塁へ進み、1アウト1、3塁。
そして新井は、アウトコースを狙ったボールが逆球となり、内に入ってきたところを捉えた。
ライナーで左中間を破る2点タイムリーツーベースで同点に追い付く。
続く鈴木は敬遠されるが、球場のブーイングは相当のものだった。
1アウト1、2塁で會澤が打席に入り、初球を引っ張ると、併殺コースの三塁ゴロ。
しかし、スタメンのエリアンに代わり、守備固めに入っていた白崎が後逸して、勝ち越しとなるタイムリーエラー。

形はどうあれ、勝ち越したことで存分に勝ちパターンの投手を継ぎ込める。

8回表のマウンドにはジャクソンが上がり、このジャクソンのピッチングが今日のカープ投手陣のMVP。
會澤との呼吸もあると思うが、1アウトから筒香に対しては、縦スラを多投して追い込み、最後の最後に渾身のインハイのストレートで空振り三振を奪った。
同点タイムリーを浴びてしまった場面で、石原が岡田に望んでいたのはこの攻め方だったように思う。
ロペスは、ジャクソンのスライダーに全くタイミングが合わず、ボールになるスライダーで空振り三振を奪い、ジャクソンスマイルでマウンドを降りる。

そして8回裏の攻撃で、回跨ぎの三上から菊池が貴重な追加点となるソロホームランを放ち、2点差で最終回のマウンドを中崎に託すことができる。

その中崎は2アウトは簡単に取ったものの、下園にはボール先行ののち四球を与え、白崎にもしぶとく一二塁間を破られた。
しかし、最後はこの三連戦でしぶといバッティングを見せられた桑原をショートゴロに打ち取ってゲームセット。

今日の試合に関しては岡田のピッチングに若さが見られたものの、十分に試合を作ってくれたし、DeNA打線の勢いを止めてくれていた。
ジャクソンの圧巻のピッチングが印象深いのはもちろんだが、どの選手も勝利に絡む、まさにチーム全体での勝利で連敗を2で止めた。
やはり三連敗阻止、これが今シーズンのカープの強みというのを強く感じさせる勝利だった。







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【カープ情報】2016.07.30 広島対DeNA 公式戦16回戦 黒田も本塁打攻勢に沈む

2016年7月30日に行われた、広島対DeNAの公式戦16回戦の試合結果

DeNA 000 320 200|7
広 島 000 100 004|5

勝 井納 6勝8敗
負 黒田 7勝6敗
S 山崎康 2勝2敗24S

【本塁打】梶谷8号、9号、筒香32号、小窪2号

黒田の立ち上がりは、1打席目の内容で昨日の試合の行方を左右した桑原に対し、2球続けて変化球がボールとなり、3球目も高めのボール気味のストレート。
ただ、あれだけ粘り強いバッティングをしていた桑原は簡単に打ち上げてくれて、ファーストファールフライ。
これではいけないとばかりに、石川はセーフティバントを仕掛けて、内野安打をもぎ取られた。
梶谷は合わせただけのファーストゴロにはなったが、進塁打で2アウト2塁。
形は先制のピンチを背負ったということになるが、一塁が開いたことで筒香にまともに勝負に行かないといけない場面ではなくなった。
2球続けてインコースがボールになったところで、勝負を避けた。
2アウト1、2塁としてロペスに打たれたのでは意味がなくなるのは、黒田は十分理解しているが、力が入ったのかフォークを叩きつけてワイルドピッチで、2アウト2、3塁。
しかし、最後は外のボールになるスライダーで空振り三振。
初回を無失点で切り抜けた。

また、カープの初回の攻撃は、2アウトから丸が井納のフォークを上手くすくい上げてライト前ヒットで出塁するが、ルナがアウトローのスライダーに対し、当てただけのショートゴロで無得点。
ただ、打ち取られた田中、菊池に対しては甘いコースにも来ており、ランナーを貯めて攻められれば好機は訪れるはず。

しかし、2回表は黒田にアクシデント。
先頭の倉本のファーストゴロを弾いたルナからの送球を受けようと、一塁にカバーに入った際に、まずベースを踏んで左足を滑らせ、次に打者走者の倉本と衝突して転倒してしまう。
治療のためベンチに下がったが、すぐにマウンドに戻ってきて一安心。
ルナが普通に処理していればおきないプレーだっただけに、嫌なムードにはなった。
また、仮にここで降板となっていると、2回からリリーフを継ぎ込まなくてはならなかっただけに、非常に恐ろしいプレーだった。

さて、黒田が戻ってきたとは言っても、ノーアウト1塁という状況だけに油断はできない。
しかしエリアンを2球で追い込み、縦のスライダーで投ゴロ併殺打に打ち取った。

4回に入ると、先頭の梶谷にはコントロールを乱して四球を与えてしまい、筒香にはやはりまともには勝負に行けず、甘いコースだけは避けて投球した結果、2者連続四球となる。
ロペスにはインコースの高めを狙ったツーシームが中途半端な高さになり、詰まりながらもレフト線へ弾き返されてタイムリーツーベースで1点を失う。
倉本にはセンター前タイムリーで1点追加され、まだノーアウト1、3塁。
ここでエリアンの一塁ゴロでロペスが本塁突入するも、途中で止まってランダンプレーでタッチアウトとなるが、あまり上手い追い込み方が出来ずに、残ったランナーがそれぞれ2、3塁に進んでしまう。
そして戸柱にスクイズを決められ3点目。
ランナーを三塁に置くことがなければ防げた3点目だったように思う。

それでも直後の4回裏の攻撃では、1アウトから鈴木が四球で出塁し、二盗を成功させチャンスを作る。
2アウトから石原の打球は三遊間へ飛ぶ。
レフト前に抜ければ1点という打球だったが、倉本が飛び付いて内野安打となったことで鈴木は本塁に帰れず。

2アウト1、3塁で黒田に打席が回り、ファーストストライクを捉えるとスライス回転でファーストの頭上を抜けていき、タイムリーヒットで1点を返す。
さらに田中の打球は強い当たりだったが、ファーストライナーで1点どまり。

さあ、反撃ムードも高まってきたかというところで、5回の表、2者連続三振を奪った後、梶谷、筒香に2者連続本塁打を浴び、昨日同様、1点を返してもそれ以上点を入れられるという展開になってしまう。

ただ、打たれてもソロならば仕方のない部分があるというのは、この2試合の投手の共通の考え方とも言える。
ある意味、引きずらないでピッチングができると割り切り、追加点を防ぐ必要はある。

5回裏のカープの攻撃は、先頭の菊池がレフト前ヒットで出塁するが、丸は力のないセカンドゴロで併殺崩れ。
ルナがセンター前ヒットを放つが、松山が見逃し三振。
繋がらないというほどではないにしても、連打が出てこないと勢いも出ない。

7回から登板の今村がに梶谷に2打席連続本塁打を浴びて、点差は6点に広がった。

8回からは、今日一軍登録された薮田が登板し、140キロ後半のストレートを軸にロペスを打ち取り、倉本も詰まらせてセンターフライ。
エリアンに対しては、ストレート、フォーク、スライダーの組み合わせで打ち取り、昨年一軍最後の登板となったDeNA戦での先発マウンドで見せた、四球で自滅という姿は見られなかった。

9回からも同じく今日一軍登録された江草が、投手強襲の当たりを2度打たれるが、その2度目はグラブにあたってショートゴロ併殺打に打ち取り無失点。
ベテランには、こういう役割を担ってもらい、経験の浅いリリーフ陣の助けになってもらいたい。

さて9回裏には、代わったザガースキーを攻め、田中、菊池の連打、丸の四球でノーアウト満塁のチャンスを作る。
4番には江草が入っていた関係で、代打小窪が告げられると、2-1というバッティングカウントからストレートを狙い打ち。
レフトスタンドへライナーで飛び込む満塁本塁打が飛び出した。

状況としては、2点差で9回裏に登板する守護神山崎康を相手に攻めていくのと同じになった。
ただ、あの本塁打がなかったらな、というタラレバの展開になったとも言える。
カープとしても山崎康キラーの松山はすでにベンチに下がっているし、打てる手はほとんど残っていない。

まずは、仕切り直しで打席に向かう新井が、得意の沈むツーシームをセンター前にしぶとく弾き返して、ノーアウト1塁。
しかし、鈴木はアウトコースのツーシームを引っ掛けてサードゴロ併殺打で2アウト。
安部が四球を選んだが、會澤がショートゴロに倒れてゲームセット。

これでDeNAに2連敗となってしまったが、この1週間はチーム一の月間打率を残す新井を2度スタメンから外している。
まだスパートをかける時期ではないのは明らかで、この選手の体調を考慮しながらの起用が、勝負の時期に活きてくるのを期待したい。
無抵抗で終わるよりは、最終回に反撃を見せて終われば、明日につながるという、よく言われる形になり、実際ムードはかなり盛り上がった。

まだ、別にカープは追い込まれたわけではない。
安打数はDeNAを上回る11本を放っており、あとは繋がるのを待つのみ。
明日は序盤から打ってもらおう。





【カープ情報】2016.07.29 広島対DeNA 公式戦15回戦 野村壮絶KO

2016年7月29日に行われた、広島対DeNAの公式戦15回戦の試合結果

DeNA 302 365 000|19
広 島 011 000 001| 3

勝 石田 7勝3敗
負 野村 12勝3敗
S -

【本塁打】筒香30号、31号、鈴木15号、ロペス20号、桑原7号、梶谷7号

初回の野村のピッチングは、先頭の桑原が初球から振ってくるところを、ツーシームとチェンジアップで交わしてすぐさま追い込むが、そこからは粘り強いバッティングでカウントを稼がれる。
DeNAのチーム方針もあって初球から振ってきている節もあり、この先頭打者を出すか出さないかで、今日のピッチングが楽になるか苦しくなるかの分かれ目となりそう。

そして、ライト前ヒットで出塁されると、2番の石川は送りバントの構えからバスターをしたり、エンドランを仕掛けたりで、すんなりアウトを重ねてくれる様子はない。
エンドランの際に、石川は空振りするが桑原の二盗は成功し、石原からの送球が乱れる間に桑原は三塁へ進み、ノーアウト3塁。
石川は三振に打ち取るものの、特に何の動きも見せない梶谷のバッティングが逆に不気味。
その梶谷には足元への死球を与えてしまい、1アウト1、3塁で筒香を迎えることになってしまう。

そして、やはりファーストストライク、初球をとらえてライトスタンドへの先制スリーランを浴びてしまい、非常に苦しい方の展開がやってきた。
2アウトから、倉本の三遊間突破のレフト前ヒット、エリアンの詰まった当たりのセカンドゴロが内野安打となり、流れは悪い。

ただ、ここでズルズルと行くようだと、セ・リーグ最多の12勝を積み重ねている野村らしくない。

ようやく戸柱をショートフライに打ち取って、筒香の一発だけで終えた形にはなった。

3点のビハインドを保てれば、まだ反撃の芽は残されているが、相手は現在のセ・リーグの左腕の中で調子の良さでは一二を争う石田。
序盤の反撃に期待はしたいが、まずは野村の立ち直りに期待する方が現実的。

初回のカープの攻撃は、石田のストレートに差し込まれ、田中、菊池が力で抑えられた。
丸は四球を選んで出塁するが、昨日の菅野を捉えた打球のように、今日は期待が持てるというバッティングを見せた打者はいない。
ルナの打席で、丸の盗塁を警戒する石田はボールを長く持ったりしてタイミングを計らせず、焦れて飛び出した丸は牽制で刺されてしまう。
初回の攻防を見る限り、とにかく序盤は耐えるしかないという試合展開になるのだろう。

2回の野村は、先頭の石田にインローのカットボールを、すくい上げられてライト前に落とされ、今日はどうあってもDeNAの打者の打球は野手のいないところへ飛ぶ。
1番の桑原は、点差が開いていることもあり強攻してくる。
野村はどうも桑原には投げにくそうで、ボール先行となってしまったが、何とかタイミングを外して空振り三振。
2番の石川は、打ち取ってはいるものの、高く弾んだセカンドゴロで進塁打になり、3番の梶谷はフルカウントまで粘られたが、最後は外に逃げていくツーシームで空振り三振。
決してソロホームランならばいいという意味ではないが、ランナーを貯めた場面で筒香に打席が回らなくて良かったなと思える。

2回の石田のピッチングは、初回と若干変化があり、低めのストレートがボールになるケースが多く、変化球が増えた。
ルナ、新井の右方向へのファールは、力で押されているからこそのファールになっているが、振り遅れてバットに当たらない、というボールの質ではないように見えた。
2アウト後、鈴木の初球は低めへのストレートがやはりボールとなり、それではと若干ゾーンを上げて高めに来たところを捉えた。
バットの先だったことで、失速気味になったものの、ギリギリだったがレフトフェンスオーバーとなり、ソロホームランで1点を返す。

3回の野村は、先頭の筒香に対し、明らかにインコースを攻める割合が増えた。
それでもアウトコース低めのツーシームをセンター前に持って行かれるということは、キレがないのだろうか。
続くロペスには高めに浮いたツーシームを捉えられ、左中間スタンドへのツーランで、また突き離された。
これは完全に失投というボールだった。

初回の3点以降は、粘って無失点で抑えることが、終盤に逆転するための条件と言えるだけに、この3回の失点はこの後の試合展開を考えると厳しい。

それでも3回裏、先頭の石原が2球で追い込まれてからレフト前ヒットで出塁し、野村送りバント、田中センター前タイムリーヒットで1点を返す。
下位打線でつくったチャンスをものにして得点を入れるという形は悪くない。

が、それもここまで。
4回表には、筒香にこの日二本目のスリーランを浴びて、試合の行方は決まった。
2アウト1、2塁、フルカウントからカープバッテリーが選択したのはチェンジアップ。
低めに外れてボールになってもいいくらいの割り切りがあれば違った結果になったかもしれないが、高めに浮いたところを捉えられた。
そしてその後は一方的な展開となり、大敗。

野村の快進撃もどこかで止まるし、こういう試合展開で負けることもある。
大量点の翌日は、とよく言われる展開になればいいなと思って、見続けることにする。

まあ、桑原、梶谷にも本塁打を浴び、当たり前のように先発全員安打を献上。
久々の一軍登板となった久本には辛い展開の試合となり、今日は誰が登板しても打たれる。

野村の初回、先頭打者への投球で感じた予感は、悪い方へ当ってしまった。





【カープ情報】2016.07.28 広島対巨人 公式戦15回戦 一軍復帰の福井が三連敗阻止、田中自身初の二桁本塁打

2016年7月28日に行われた、広島対巨人の公式戦15回戦の試合結果

広島 001 001 002|4
巨人 000 000 000|0

勝 福井 2勝2敗
負 菅野 6勝5敗
S -

【本塁打】田中10号、11号

今季2度目の菅野との対戦で、1度目は東京ドームで九里が投げ合って敗れている。
その時は天谷の本塁打などで点は取れたものの、やはり連打で大量点を奪うというイメージは出来ない投手。

初回のカープの攻撃では、150キロのストレートを投げ込まれ、田中は緩急を使ったピッチングでセカンドゴロ。
菊池は高めのストレートに差し込まれてセカンドフライ、丸は粘ってフルカウントまで持ち込み、菅野がこだわったインコースのストレートを読みで捉えた。
右中間を突破する三塁打でチャンスを作り、ルナは粘った末にアウトコースのストレートに合わせただけのファーストゴロで無得点。
150キロ超を連発する、今日の軸になると考えたストレートを空振りすることなく打ち返したことで、少しは希望の持てるスタートとなっただろうか。

さて、カープが菅野から点を取れるかというのも気になるが、福井の投球内容もそれ以上に気になる。

福井の立ち上がりは、先頭の長野に対し、3球アウトコースを続け、ツーシームでショートゴロに打ち取った。
昨シーズン飛躍の原動力となったカウントを取るためにも使っていたスプリットは、2番の橋本到に追い込んでから初めて投じている。
春先の不調時には、高めに浮くことが多かったスプリットが、一応は低く投げられるようにはなっているが、まだもう一つ物足りない。
最後はカーブで見逃し三振を奪い、2アウトとなるが3番坂本には初球のアウトコースのストレートを左中間突破の二塁打を打たれる。
阿部に対してはボール先行となり、カーブ、スプリットともに低めに外れての四球で、2アウト1、2塁。
村田に対しては、スライダーとツーシームで2球で追い込み、アウトコースのストレートで見逃し三振。
ランナーは出したが、持ち球をフルに使って、ある程度安心感のあるピッチングは見せてくれた。

意外なことに、初回の両者の球数は菅野21球、福井20球で、ほとんど差がない。

2回の菅野はペースアップして三者凡退。
そして福井は、先頭のギャレットには上手くタイミングを外してサードファールフライに打ち取るが、山本には3-0からの真ん中のストレートをセンター前ヒットとされる。
ただ、小林にはストレートで空振り三振を奪い、乗ってこれそうなボールの勢いだった。

3回表には、會澤、福井が打ち取られて2アウトとなるが、田中が真ん中に入ってくるスライダーを捉えた。
右中間スタンドへの第10号のソロホームランを放って1点先制。

菅野相手に先制を許すようだと、苦しい試合展開を余儀なくされるところで、逆に1点を先制出来たのは非常に大きな意味がある。

福井については、初回から変わらないピッチングで、ストレートはほぼ145キロ前後だったが、狙ってという訳にはいかなかったが、右打者であればツーシーム、左打者へはストレートでインコースをどんどん突いていき、差し込ませることが出来ていた。
これは、昨年のようなスプリット頼りの投球とも違い、コースの内外、高低はもちろん、球種も数多く織り交ぜてのピッチングとなっている。
コントロールの精度が抜群ではないので、打たせて取るというピッチングには見えなかったかもしれないが、少なくともちゃんと意図をもって投げ込んでいるようには見えた。

そして何より、この試合は菅野相手だろうが何だろうが、とにかくチームに勝ちをもたらすピッチングをするんだという集中力を感じた。
野手陣もそれを感じ取れるからこそ、好守備が生まれたとも言える。

福井が5回まで無失点で抑えると、6回表には再び田中が、今度はアウトコース低めのストレートをレフト方向へ弾き返すと、2打席連続本塁打となり追加点が入る。

6回裏には、福井が久々にピンチを迎える。
先頭の坂本にセンター前ヒットを打たれると、阿部には制球が定まらずに四球を与えてノーアウト1、2塁。
ここで村田を追い込み、スプリットで空振り三振を奪ったが、ようやく低めのスプリットが決め球として有効に決まったというシーンだった。
これで、追い込みさえすればいつでも三振を奪えるという余裕が生まれ、ギャレットには緩い当たりのファーストゴロを打たれて進塁打とされるが、山本は低めのスプリットで体勢を崩し、浅いライトフライに打ち取ってピンチを脱した。

7回も続投の福井は、下位打線に対して自分のスイングをさせずに2アウトを取ると、長野には今日のピッチングの生命線となったアウトコースの145キロのストレートで空振り三振。
見事7回無失点でマウンドを降りることになる。

過去のシーズンで、菅野に投げ勝った投手は、前田健とジョンソンのみ。
福井はその2人に続く投手となったと言っていい。

そして8回裏のマウンドにはジャクソンが上がり、坂本には縦スラが決まらず四球を与えてしまったが、阿部、村田には芯でとらえられる打球を打たせず、無失点で切り抜ける。

9回表のカープの攻撃では、代わった戸根から、菊池がアウトコース高めのストレートを右打ちを見せ、ライト前ヒットで出塁すると、丸の打席でエンドラン。
丸が空振り三振となってしまうが、菊池は盗塁成功。
1アウト2塁でルナの打席というところで、ピッチャーが矢貫に交代するが、ルナに対してカウントを悪くしたところで敬遠気味の四球で1アウト1、2塁。
5番には、松山に代わって赤松がレフトの守備に入っていたが、アウトコースのストレートを右打ちすると、一二塁間を抜けていき1アウト満塁。
そして鈴木が2球で追い込まれてしまうが、3球勝負のつもりだったのかは分からないが、3球目のフォークが落ちず、ほぼ真ん中に来たところを捉えてセンター前ヒット。
これが2点タイムリーとなってダメ押し。

9回裏は中崎がマウンドに上がり、インコースで何度も詰まられてファールを打たせ、最後も詰まらせた打球がショートの左へ飛び、コースヒットのような内野安打となる。
しかし続く山本は、インコースへのツーシームでショートゴロ併殺打。
最後は相川をライトフライに打ち取って、完封リレー達成。

連敗を2で止め、三連敗を阻止。
福井も一軍復帰初登板で、十分な結果を残し、もちろん次回も先発としてマウンドに上がることになるだろう。

後半戦の巨人戦は五分で問題ないという中で、きっちりと1勝1敗で関西遠征を終え、気分良く本拠地に戻ることができる。







【カープ情報】2016.07.27 広島対巨人 公式戦14回戦 ジョンソン序盤KOで、今日もリリーフ陣へ負荷のかかる試合

2016年7月27日に行われた、広島対巨人の公式戦14回戦の試合結果

広島 000 010 100|2
巨人 202 002 01×|7

勝 ジョンソン 9勝6敗
負 田口 6勝6敗
S -

【本塁打】長野6号、阿部6号、ギャレット15号、鈴木14号

巨人先発の田口には、前半戦最後の試合で、カープ戦の初勝利を献上してしまっているが、もともと大量点を奪っていける投手ではない。
ジョンソンと田口の投げ合いで、接戦をものにするというのが考えられる試合展開か。

カープの初回の攻撃は、菊池がフルカウントから高めのストレートをセンター前ヒットにした以外は、得意のカーブ、スライダーのキレも良さそうでなかなか打てるコースにボールが来なかった。

そしてジョンソンの立ち上がりは、長野にアウトコース高めのスライダーを引っ張られ、レフトスタンドに放り込まれる先頭打者本塁打で始まった。
続く橋本到にも、当り損ねの打球をジョンソンが捕ることが出来ずに出塁を許すと、坂本のセンター前に抜けようという打球は菊池が追い付いて、二塁のみフォースアウト。
ただ坂本には盗塁を決められ、1アウト2塁のピンチで、4番の阿部はショートゴロとなるがランナーは3塁へ。
5番の村田には、アウトコースへの高めに浮いたチェンジアップを合わされ、センター前タイムリーで2失点目。

立ち上がりが悪いのはジョンソンの特徴でもあるし、チェンジアップが抜けたことによる失点自体は何とも思わないが、球速が140キロ前半ばかりだったのは気になる。

2回に入っても、ジョンソンの変化球が高めに浮くケースが続き、ランナーを出しながらも無失点で切り抜けたが、やはり球速は出ていない。
3回には、低めへのコントロールが乱れ、坂本にはボール先行からのストレートを狙い撃たれてライト前ヒット。
そして阿部には肩口から入る高めのスライダーを捉えられて、ライトスタンドに飛び込むツーランで追加点を奪われてしまう。

田口のストライク先行のピッチングで、非常に速いペースで試合は進み、4回を終えて1時間足らず。

5回の攻撃が始まる前に、カープは円陣を組んで田口攻略の糸口を探る。
1アウトから下水流が低めのカーブ、スライダーを見極めて四球を選ぶ。
石原は併殺コースのサードゴロを打ってしまうが、村田がセカンド送球の際にボールをこぼしてオールセーフ。
そして早くもジョンソンに代打小窪を送る。
その小窪がカーブを捉えてセンター前ヒットで、1アウト満塁のチャンス。
田中は粘ったものの、セカンドへのハーフライナーを放つ。

ここでセカンドの山本は、ハーフバウンドで捕球し、ゲッツーを狙うプレーを見せるが、二塁はフォースアウトだったものの、一塁転送はセーフとなり、ゲッツー崩れで1点を返した。
ノーバウンドで捕球していれば、無得点で2アウト満塁のケースに代わっていただけに、少なくとも1点入ったカープにとっては悪くないプレーだったように思う。

このプレーは、帰塁しかけている二塁ランナーをタッチプレーでアウトにしてから、セカンドベースを踏めばゲッツー完成とというものと、普通に4-6-3のゲッツーを取りに行ったという2つの狙いがある。
ただ、二塁ランナーの戻りの速さに惑わされ、タッチプレーが出来ないと勘違いしたショート坂本のミスなのか、普通に一塁転送すればアウトにできると思ってのプレーなのかは、本人でないと分からない。

問題はこの後の攻撃で、巨人は初回に1点取った後も追加点を入れた。
ただ、カープはその後は点が入らなかった。

この違いは大きい。

そしてこの試合でも早いイニングから継投策を取らざるを得なくなった。

5回裏はオスカルがマウンドに上がり、1アウトから坂本に四球を与えるが、阿部をファーストライナーでライナーゲッツーに打ち取る。
流れは来ているとも取れる、5回の攻防だった。

しかし、先発が早めにマウンドを降りてしまうと、先週同様リリーフ陣への負担が大きく、小野、九里が失点し完敗と言う流れで、わずか2時間30分足らずで試合が終わってしまった。

今日に関しては、ジョンソンの不調が試合の結果に直結したということになる。
おそらく来週の火曜日に中5日で先発することになると思うが、4回62球という球数で、万全を期したということになるのだろうか。

5回表の代打起用は、ここが勝負どころと読んでの積極策で、それで1点しか返せなかったのだから、素直に負けを認める試合内容だった。





【カープ情報】2016.07.24 広島対阪神 公式戦18回戦 中村恭序盤KOも逆転、しかしリリーフ陣への負担が大きく逆転負け

2016年7月24日に行われた、広島対阪神の公式戦18回戦の試合結果

阪神 021 103 010|8
広島 102 200 000|5

勝 島本 1勝0敗
負 一岡 0勝1敗
S ドリス 3勝3敗7S

【本塁打】原口8号、新井良3号

まず、阪神のスタメンに鳥谷の名前がないことが、今日のスポーツニュースの話題を独占するだろうことは明白。
そんな状況で、久々の一軍登板となるのが中村恭。
前回の一軍での先発登板は計7度あり、6回を投げ切れたのはわずか1度しかないが、ストレートを投げる割合が非常に少なく、投球の幅が狭かった印象が強い。
今回は戸田の負傷による緊急登板の意味合いもあり、その辺りの改善は望めない。

初回からストレートの割合は低く、福留には真ん中に入ったスライダーを、あわやライトスタンドへ放り込まれるかという打球を飛ばされる。
わずかにタイミングがずれていたおかげでフェンスオーバーにはならなかったが、ヒヤリとした打球だったし、投球パターンが変わらない限りは、長いイニングは持たないだろうなという印象が強く残った。

またカープの初回の攻撃は、田中、菊池はメッセンジャーの力押しのピッチングに押されて打ち取られたが、2アウトから丸が四球を選んで出塁すると、メッセンジャー対策で4番に入った松山には真ん中付近のスライダーが来る。
クソボールを本塁打にしたこともある両者の対決だったが、今日は甘い球を普通に打ち返してライト線への二塁打で、2アウト2、3塁。
新井はアウトハイのストレートを素直に右打ちすると、ライナーで抜けていくライト前タイムリーヒットで1点先制。
鈴木は中途半端なバッティングでショート大和へのゴロとなり1点どまり。
先制しても1点だけの場合は、先行きが怪しくなる。

その通りの展開が待っていたのが2回表。
先頭の原口に本塁打を浴びて、早くも同点に追い付かれる。
このイニングも変化球が多く、ストレートでストライクが入るケースはほぼ皆無。
それではと投げた、新井良へのフルカウントからのフォークは、ほとんど変化することなくど真ん中に入り、バックスクリーンへ勝ち越し本塁打を浴びた。
大和にはアウトコースのストレートを捉えられ、左中間を破る二塁打でピンチが続き、軸になるボールがスライダーしかない苦しい状況に置かれた。
メッセンジャーは三振に打ち取ったものの、高山は追い込んでから変化球要求だったものの、変化せずにアウトコースのベルトの高さ。
バットに合わされて三塁右横への内野安打とされ、2アウト1、3塁となったところで中村恭は降板。
要求通りのコースに投げられないケースが何度もあり、ストレートはほぼ捉えられ、フォークは変化せず。
これでは、交代も仕方ないかなと思える。

今週2度目のロングリリーフのマウンドに九里が向かい、北條をツーシームでショートゴロに打ち取って、中村恭の残したピンチは切り抜けた。

ただし、やってしまったな、と良くやった、の両方が出たのが3回表のカープの守備。
1アウトから福留と原口の連打でピンチとなるが、ゴメスはツーシームで引っ掛けさせてサードゴロ。
確かに難しいバウンドの打球だったが、確実に捕っておけば少なくとも一つはアウトが取れた場面。
しかしゲッツーを狙いに行ったのだと思うが、攻撃的な守備がエラーとなり、1つアウトを取るどころか、アウトが1つも取れずにタイムリーエラーになってしまった。
さらに、新井良に四球を与えて満塁としてしまうが、大和を投ゴロ併殺打に打ち取って、エラーによる1点だけで凌いだ。

これで少しはカープに流れが来た。
1アウトから、丸がアウトコースのストレートをセンター前ヒット、松山はやはり甘いスライダーが来て、きっちりライト線へ打ち返して1アウト2、3塁。
新井は四球で満塁となり、鈴木に対してもボール先行となる。
3-1というカウントで押し出し四球の可能性もあるが、思い切って振って行けるカウントでもある。

レフトの高山は深めの守備位置を取っており、鈴木が3-1から打っていった打球はバットの先だった分、レフト前に落ちる2点タイムリーとなった。

ただ、続く安部がフォークで空振り三振、會澤がファーストファールフライで同点どまり。

同点に追い付き、さあここから試合が作り直せる、というところだったが、コントロールに苦しむ九里は3イニング目ということもあり、さらに甘いコースが多くなる。
先頭のメッセンジャーにヒットを打たれ、高山にはボール先行の後、甘いストレートをライト前ヒット。
荒木の一塁前への送りバントを、新井が三塁へ強い送球が出来ずにフィールダースチョイスで満塁となってしまう。
ここで大量失点してしまうと、一気に阪神側へ流れが行ってしまうところで、江越には追い込んでからファールで粘られ、最後は甘いスライダーをレフトへ犠牲フライを打たれてしまう。

ただ、左中間寄りの打球で松山の捕球態勢は苦しかった。
二塁ランナーの高山が三塁にタッチアップできなかったのはカープとしては助かった。

福留はフェンス手前まで飛ばされるセンターフライで、ここでも高山は二塁からタッチアップできず。
最後は、原口をフォークで三振に取り、ノーアウト満塁のピンチを1点で凌いだ。

点を取った直後に、すぐに点を取られる展開と言うのは、正直なところ良い流れではない。
少なくともチャンスをつかんだ時には確実に点を入れておかないと、ズルズルと相手の流れに持っていかれる。
それどころか、逆転まで持っていっておかないといけないくらい。

4回裏には、先頭の九里に代打西川を送ると、久々の打席だったがメッセンジャーのストレートを打ち返して、ライトフェンス直撃の二塁打でチャンスメイク。
田中はセーフティバントを試み、自分はアウトになったが、西川は三塁へ送ることが出来た。

1アウト3塁で菊池が打席に入り、1-2と追い込まれてしまったが、粘って、アウトコース低めのワンバウンドしそうなフォークに食らいついて、セカンドの頭上を越える、ライト前タイムリーで同点に追い付く。

そして丸の打席で、エンドランを仕掛けると、左中間を深々と破る打球を放つ。
菊池は三塁を回っていたが、残念なことにワンバウンドでフェンスオーバー、エンタイトルツーベースで、1アウト2、3塁となる。
ここで松山が打席に入り、過去2打席の内容から想像するに、どこかで甘いコースに来るだろうと、それを叩ければというところになる。
ただ、この打席ではボール先行、甘い球はくることがなく、インコースのストレートに詰まらされてサードゴロ。
しかし、打球は弱く、菊池の走力で焦ったのか、サード新井良が弾いてタイムリーエラーで1点勝ち越し。

今日は両チームのサードにタイムリーエラー、そして新井兄弟でもエラーという、ちょっとよろしくない試合内容。

新井が四球を選んで、この試合2度目の満塁のチャンスで再び鈴木の打順。
メッセンジャーも踏ん張りどころと感じているのだろう、一球たりとも甘いコースには来ない。
際どいコースをファールで粘っていたが、最後はカーブで空振り三振。
2アウト満塁と場面が変わって、今度は安部が打席に向かう。
三塁のポジションを狙う西川に二塁打からこのイニングの攻撃が始まっており、タイムリーエラーを帳消しにするようなバッティングをと期するものはあったとおもうが、ショートゴロで満塁となってからは得点が入らなかった。

とは言え、4回を終えて5-4と1点勝ち越し。
が、2時間以上経過してまだ4回までしか終わっていない、というのが正直な感想。
これは今日の主審のコールの遅さにも原因があるように思えてならない。

キャッチャーがピッチャーに返球してからストライクコールをする場面もあり、これだけ試合展開が遅いのだから少しは考えてもらいたいとすら思う。

それはさておき、プレーする立場としては、ここからペースアップしていくのは、カープの3番手投手にかかっている。
その3番手としてマウンドに上がるのは、連投となる一岡。
一岡ともう一人で5回と6回をリードを保って投げ終えられれば、789回は役者が揃っている。

まずは一岡が三者凡退で抑え、カープ側へ流れを引き寄せかける。
またこのイニングから西川が、安部に代わってサードの守備に就いた。
これはどういう意味での交代かは、誰もが感じる通りだと思う。

そして6回表のマウンドの誰が上がるのかと思いきや、一岡が回跨ぎ。
今村は点差が僅差ということで継ぎ込み切れなかったのだろう。
中村恭の序盤KOというのがここにきて影響してきた。

先頭の荒木のイレギュラーバウンドでのセカンド内野安打、北條のエンドランなどで打線がつながり、福留を敬遠気味に歩かせて、満塁となったところでヘーゲンズに交代。
1人を抑えて、7回もヘーゲンズに、という計算だったと思うが、原口の高く弾んだ打球がサードの頭上を越えていき、2点タイムリーで逆転を許すと、ゴメスの投手強襲の当たりが内野安打となり、さらに代打鳥谷のセカンドへのタイムリー内野安打で、2点のビハインドと変わった。

当然、ヘーゲンズの7回も続投と言うプランはなくなり、オスカル、今村で終盤を凌いでいくことになる。

6回裏の攻撃はマテオの前に三者凡退。
2点差のまま9回裏を迎えるのであれば、まだ楽しみは残るがどうだろう。

まず7回はオスカルが三者凡退に抑えたが、8回もオスカルがマウンドに上がり力尽きた。
先頭の江越のライト線へのライナーに対し、鈴木がダイビングキャッチを試みるが後逸。
次の1点を与えてしまうと、相当不利に追い込まれるという思いからのプレーで、これは責められない。
満塁のピンチを背負ったのち、鳥谷に押し出し死球を与えてしまい、3点差となった。

今日の試合展開では、各投手の回跨ぎは仕方がない。
こういう投手リレーを避けるためには、先発投手として適した状態にある投手の起用をするしかない。

阪神のリリーフ陣が無失点リレーを見せ、負けるパターンは多分にあるという試合となった。
9回の攻撃では、會澤が手首に死球を受けて交代してしまうアクシデントもあり、最後まで悪い流れが続き、ただただ時間だけは長い試合は敗戦に終わった。





【カープ情報】2016.07.23 広島対阪神 公式戦17回戦 黒田、日米通算200勝達成

2016年7月23日に行われた、広島対阪神の公式戦17回戦の試合結果

阪神 000 000 000|0
広島 304 000 00×|7

勝 黒田 7勝5敗
負 岩崎 1勝4敗
S -

【本塁打】ルナ3号

カープ先発黒田の立ち上がりは、先頭の緒方にアウトコースへの甘いツーシームをセンター前ヒットを打たれ、荒木にはエンドランで進塁打となるセカンドゴロで1アウト2塁のピンチを背負って始まった。
カープ戦に相性のいい高山が3番に入っているが、昨日ヘーゲンズが打たれたのと同じようなインコースへのスライダーで空振り三振を奪った。
4番の福留に対しては、1球も甘いコースへは投げることなく、フルカウントの末に四球を与えて2アウト1、2塁。
5番のゴメスに対しては、長打軽快でこちらも低めに外れるボールが続くが、ツーシームでバットを粉砕してショートゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

そしてカープの初回の攻撃は、田中、菊池がともにフルカウントから四球を選んでノーアウト1、2塁。
もちろんその間には、田中の足の揺さぶりもみられる。
丸は初球を打ってセンター方向への飛球となり、田中は二塁から三塁へタッチアップ。
そして昨日は右投手から猛打賞のルナが、今季相性の悪い左投手との対戦で調子を取り戻せているか。
その点に注目していたところ、アウトコースから真ん中に入ってくるスライダーを捉えると、レフトフェンスをギリギリ越えるスリーランで、いきなり3点リードを奪った。

リードを奪えば、当然黒田の日米通算200勝が近付く。
王手を掛けてからの過去2度の試合では、一度もリードを奪うことが出来ておらず、これはこれで野手にプレッシャーがかかる。
3回表の守備では、なんでもないサードゴロを捕球したルナは、なかなかグラブからボールをつかむことが出来ず、間一髪のタイミングでアウトにするプレーがあったり、三遊間へのフライをルナと田中が交錯しながら捕球するプレーが出たりと、普段通りのプレーが出来ないのも仕方のない部分がある。
ただ、今日で3度目の試合ということもあり、プレッシャーを感じながらでも、打撃面ではルナの一発効果で固さは取れた。

3回裏には、先頭の菊池がライト前ヒットで出塁すると、散々スタートを切る構えで岩崎を揺さぶると、高めに浮いてきたストレートを丸が左中間を破るタイムリースリーベースを放ち、1点追加。
ルナはストレートが引っ掛かったようなインコースのボールで死球となり、ノーアウト1、3塁。
新井はやはり高めに浮いたチェンジアップを引っ張り、レフト前タイムリーヒットでもう1点追加し、5-0と点差を広げる。
岩崎のボールが全般的に高いため、バットに当れば野手の間を抜けていく安打が出やすくなっている。

そして、新井のタイムリーで岩崎は降板し、松田がマウンドに上がるが、追い込まれてから、鈴木がアウトハイのストレートを叩くと、左中間へのタイムリーヒットで6-0。
高山の打球の追い方と打球の跳ね方に惑わされ、ランナーが1、2塁に留まったのは残念だった。
下水流はサードゴロ併殺打となるが、石原の詰まった当たりはショートの頭上を越え、レフト前へのタイムリーで7-0。

球場の雰囲気は、もう黒田の勝利へのカウントダウンが始まったかのよう。
野手の動きもすっかりいつも通りに戻り、阪神打線の淡白さにも助けられ、4回以降は黒田の投球ペースが上がってきた。

勝利投手の権利がかかる5回表のピッチングも、芯で捉えられた打球もなく、危なげなく投げ終えた。

7回こそピンチを背負う場面があったものの、荒木を見逃し三振で切り抜け、7回無失点という文句なしのピッチングを見せてマウンドを降りる。

8回は今村、9回は一岡がともに無失点で、見事完封リレー達成。

そして黒田の日米通算200勝が達成された。

試合後には、おそらく仕返しの記念Tシャツを仕込んだチームメイトに囲まれ、ほっとした表情を見せた。
万全ではない体調を押して投げ続け、重圧から解放されたことへの安どの気持ちもあったことだろうと思う。

最後に、チームのために投げ続けてくれた偉大な投手へ最大限の感謝を表したいと思います。
本当におめでとうございます。
そしてカープに帰ってきてくれて、ありがとうございます。





【カープ情報】2016.07.22 広島対阪神 公式戦16回戦 野村12勝目、中崎アクシデントを乗り越えて久々のセーブ

2016年7月22日に行われた、広島対阪神の公式戦16回戦の試合結果

阪神 000 100 100|2
広島 021 010 00×|4

勝 野村 12勝2敗
負 藤浪 4勝6敗
S 中崎 2勝3敗18S

【本塁打】なし

リーグトップの11勝を挙げている野村ではあるが、セ・リーグで最も苦手としているのが阪神戦。
今季の内容は、過去のピッチングとは比べるべくもないが、相性というのは存在するもの。
早速先頭の高山にセンター前ヒット、荒木送りバント、江越センターへのフライでランナーは三塁へ進塁。
そして福留を迎える。
無理に勝負しなくてもいい場面で勝負し、打たれてしまうと嫌な展開が頭をよぎるが、きっちりとファーストゴロに打ち取った。

そして前回対戦では、8回161球というピッチングだった藤浪との対戦となるが、当然気合の入り方は違う。
課題とされている立ち上がりでは、田中、菊池が共にボール球を振らされての三振。
ということは、ボールのキレはかなりものがあるのだろう。

また2回の野村は、先頭のゴメスの詰まったライト前へのフライがヒットとなり、気を使わされるなと思った矢先、鳥谷を4-6-3のゲッツーに打ち取り、まだ安心するには早いが相性云々による投球の乱れは見えない。

これだけでもチームにもたらす安心感が違う。
中日戦では、左投手に対し相性の悪さを見せていたルナが、右投手に代わると普通にヒットを放てるようになるのも不思議なもので、ライト前ヒットで出塁すると、松山の打席で追い込まれてから自動エンドランを仕掛けると、松山は三振するものの、ルナは盗塁成功で1アウト2塁。
そして鈴木は、藤浪のアウトコースのストレートを捉えると、尋常ではない打球の速さでセンター前に抜けていき、タイムリーで1点先制。
この鈴木のセンター前に抜けていく打球の速さは、エルドレッド、バレンティン、ゴメス辺りのパワーヒッターの打球を上回るのではないだろうか。
そして鈴木は、足での揺さぶりを見せ、安部の打席でエンドランや単独スチールを仕掛け、盗塁成功すると、キャッチャーの悪送球の間に三塁に進む。
久々スタメンの安部は粘りながらタイミングを合わせていき、ライト前タイムリーで1点追加。

続く3回にも、1アウトからルナが再び起点となり、ライト線への打球と放つと、ライトの福留がクッション処理を誤る間に三塁を陥れる。
そして松山はレフト前タイムリーで、2人で1点を奪って見せた。

4回の野村のピッチングは、福留らしい左中間への二塁打でピンチを背負うと、2アウト後、鳥谷に甘く入ったチェンジアップを強く叩かれ、ライト線へのタイムリーツーベースで1点を返される。
このイニングはやや変化球が甘く入るケースがあったものの、投球内容自体には変化がなく、ズルズルとヒットを重ねられた訳でもなく、まだ崩れるような様子は見えない。

5回裏のカープの攻撃は、藤浪に対してタイミングの合わない上位打線を尻目に、ルナが3本目の安打をやはりライト前にヒットを放つ。
そしてキャッチャーからの二塁送球を鳥谷が落球する間に、またもや盗塁を決め、松山サードゴロ、鈴木敬遠気味の四球の後、安部がライト前ヒットを放つ。
ただ福留の守備があまりにも前だったことで、ルナは本塁突入せず満塁となり、石原が押し出し四球を選んで4点目。

6回裏のカープの攻撃では、ここまで沈黙していた上位打線でチャンスを作った。
田中はあと少しで本塁打になるレフトフェンスダイレクトの二塁打で出塁すると、菊池が送りバントを決め、あと1点取りに来た。
あと1点を奪えば勝利の可能性が高まる、という選択だったのだろう。
丸が四球を選んで、すぐさまノーマークのうちに盗塁を決める。
1アウト2、3塁となり、今日のルナの打撃内容から考えれば、当然追加点の期待は高くなるが、狙い澄まして右方向へ打ち上げたフライは、前進守備の福留のまだ前に上がってしまう。
浅すぎてタッチアップできず、松山もライトフライに打ち取られ、1点取りに行ったが取れなかったことで、次のイニングの守備が大事になった。

その7回表のマウンドには、野村ではなくヘーゲンズが上がる。
球数には余裕があったが、7回から9回は勝ちパターンでの投手起用を優先してきた。
これは大瀬良の登録抹消、戸田の負傷でローテーション投手が離脱したことを考慮し、中5日で巨人戦先発というのも選択肢の中にはあるのかもしれない。

それはさておき、ヘーゲンズの先頭打者への四球は良い傾向ではない。
最終的には高山に曲芸的なインコース打ちをされてタイムリーを浴びてしまい、失点自体は不運な面もあるが、やはりセオリーに反する投球はよろしくない。

逆に8回のマウンドに上がったジャクソンは文句なし。
先頭の江越は初球キャッチャーフライ。
石原が普通に捕球したが、江越はバットを持ってキャッチャーに接触しており、守備妨害も宣告されようかというプレーだった。
そして福留、ゴメスは共に縦スラで見逃し三振を奪い、投球で盛り上げて見せた。

何気にカープは終盤の得点機を逃し続けているが、大量リードでなくても逃げ切る選手起用をしているので、ある程度は織り込み済みの展開。

そして2点のリードを保ったまま、9回裏のマウンドには中崎が上がる。
下位打線からの打順ではあるが、今日は鳥谷と高山がキーマンとなっている。
先頭の鳥谷を出して、1番の高山まで回るのは避けないといけない。

その鳥谷との対戦では、ピッチャー返しの打球がワンバウンドで、中崎の左足首付近の当って内野安打となってしまう。
ノーアウト1塁で、しかもやや足を引きずっており、治療のためベンチに下がるという緊急事態。

一応は治療を終えて中崎がマウンドに戻ってきたが、その初球を見る限りは、この試合は気合で乗り切るだろうが、明日以降はどうなるかわからないという印象だった。
代打上本に対しては、早く試合を終わらせよう、中崎を投げ終えさせようという石原の気持ちが伝わってくるようで、ストライクだけではダメという状況で、要求するボール球にもミットをストライクゾーンに動かしてくる。
とっておきのフォークで上本を空振り三振にとり1アウト。
そして大和はカットする打撃を見せてきたことで、バットの出ないアウトコースギリギリのストレートで見逃し三振。
代打狩野を打ち取れば高山まで打順が回らずゲームセットとなる状況で、1-2と追い込み、そこからアウトコースにストライクからボールになるスライダーを選択して予定通りボールにし、最後は同じコースから今度は外れないストレートで見逃し三振。

先頭打者で投手強襲の当たりとなってしまった場面ではどうなるかと思ったが、中崎は負けなかった。
この精神力は紛れもない守護神のものだと思う。

そして野村は12勝目を挙げ、シーズン自己最多に並んだ。







【カープ情報】2016.07.20 広島対中日 公式戦16回戦 大瀬良今季初登板は序盤KO、チームは粘った末の延長負け

2016年7月20日に行われた、広島対中日の公式戦16回戦の試合結果

中日 211 101 000 1|7
広島 010 203 000 0|6

勝 田島 3勝1敗6S
負 今村 2勝4敗
S -

【本塁打】大島3号

今日に関しては大瀬良の復帰初戦という位置付けの試合ということでいいと思う。
勝ち負けよりも内容が気になるところで、まずは初回、初球に注目が集まるが、試合前から降り始めた雨の影響で開始が遅れる。

約20分遅れて試合が始まり、初球のストレートは136キロ。
スライダーでファールを打たせた際には、何とかして最初のアウトを取ってやろうと、野手が懸命の守備を見せる。
ただ、追い込んでからのストレートがど真ん中に入り、大島に先頭打者本塁打を浴びてしまう。

続くエルナンデスにはストレートを捉えられ、センター返しの打球を打たれるが、菊池がファインプレーで救い、1つ目のアウトを取った。
平田にはスライダーでタイミングをずらしたものの、レフト前へのポテンヒットとなり、ビシエドは高く弾んだセカンドゴロが進塁打となる。
2アウト2塁でナニータを迎え、ストレートは140キロそこそこながらアウトコース一杯を突けている。
ただ、変化球は見極められるケースがほとんど、ということはキレの面ではまだ本調子ではないということ。
ナニータに四球を与えて2アウト1、2塁となり、福田には追い込んでからのストレートを右方向へ狙い撃ちされた。

これがタイムリーとなり2点目を失うが、正直なところ内容的には厳しい目で見ざるを得ない。
変化球でタイミングを外そうというピッチングで、堂上はセカンドフライに打ち取ったものの、誰一人ストレートに振り遅れたりはしなかった。

そしてカープの初回の攻撃は、1アウトから菊池の左中間を破ろうかというライナーを、レフトのナニータがダイビングキャッチを見せる。
この試合への集中力は中日側も非常に高い。
丸もいい感じで捉えたがショートライナーに倒れ、この三連戦の初戦のような重苦しい雰囲気が漂ってきた。

2回の大瀬良のピッチングは、初回と特に変わることなく、やはり変化球が多めとなっている。
下位打線は打ち取って2アウトとなったものの、大島は左中間への二塁打、エルナンデスはセンター前タイムリーで1点追加されてしまう。
エルナンデスのセンター前ヒットは、1打席目同様ストレートを弾き返している。

2回裏にカープは新井のライト前ヒット、2アウトから新井の激走もあって、下水流のレフト線へのタイムリーツーベースで1点を返すが、やはり大瀬良の調子は上がってくることはない。
2アウトまでは変化球でタイミングを外しながらビシエドを打ち取り、ナニータもタイミングを外したもののセンターへの大飛球。
2アウトランナーなしで、ようやく余裕を感じることが出来たのか、福田にはストレート中心の組み立てをして見せるが、ストライクが入らず四球を与えると、堂上にはやはりストレートを右中間へ弾き返され、タイムリーとなってしまう。

2アウト2塁で桂を敬遠で歩かせ、投手のジョーダンとの勝負を選択するが、ジョーダンもストレートに振り遅れない。
何とかカーブで空振り三振を奪ったものの、3回で70球近くを投げてしまい、3回裏の打席で早くも代打が告げられてしまう。

まずは投げられるようになったと前向きにとらえるべきなのか、今日のピッチングからは判断が付かない。
ファームでは140キロ後半を記録したストレートも影をひそめ、変化球主体のピッチングというのは、昨年までの大瀬良のピッチングスタイルとは明らかに違う。
ここから徐々に調子を上げて150キロの速球を取り戻すのか、今日のようなピッチングスタイルを極めていく新しいスタイルで行くのか、次回の登板で方向性が見えてくるのだろうか。

さて、大瀬良が序盤でマウンドを降りることになったが、3回表を終えて1-4で3点のビハインドという展開は、まだ大きく引き離されたわけでもなく、勝負の行方は分からない。

3回裏には、1アウトから田中がライト前ヒットで出塁すると、足で揺さぶりをかけて、菊池の四球をアシストする。
丸は三塁前への緩い当たりでランナーがそれぞれ進塁し、2アウト2、3塁でルナが打席に入る。
ここで1本出れば、競った展開に出来るところではあったが、ストレートに差し込まれてライトフライで得点ならず。

あとはじっとリリーフ陣が耐えていく展開に持ち込むしかない。

その重要なリリーフ一番手は九里。
その代わり端、大島に左中間へライナーを放たれるが、丸の打球の追い方が拙く、二塁打で止められるところを三塁まで進まれてしまう。
続くエルナンデスに対して前進守備を敷き、九里はツーシームでピッチャーゴロに打ち取って、本塁突入はさせなかった。
しかし平田には低めのストレートをライト前に弾き返され、タイムリーで1点追加。
守備の乱れがあったのは間違いないが、リリーフ陣の無失点リレーが逆転の最低条件だっただけに、試合の流れが中日側へ傾き始めた。

ロングリリーフ要員の九里が、1イニング目に失点してしまうと、その後の投手リレーにも影響する。

そして4回裏には、會澤のタイムリーで1点を返すが、九里に打順が回ってくる。
考えられる作戦としては、九里にそのまま打たせて少なくともあと2イニングを投げてもらい、後半勝負にかける。
それか、長打力のある岩本、松山を左のジョーダンに対してであっても代打起用するか、ということになるが、カープの選択は九里の続投。
すると、九里の当たりは緩い当たりのゴロとなり、ショートへの内野安打。
2アウト1、2塁となって打席に向かう田中が、初球を打ってライト前タイムリー。
菊池は空振り三振に倒れたが、この回2点を入れ、3-5と2点のビハインドに縮まった。

九里が続投し、5回以降は無失点で抑えられるようだと作戦が嵌ったことになる。
まずは5回表、この試合初めて三者凡退、そして無失点で抑え、ようやく試合の流れを落ち着かせることが出来た。

ただし、カープの同じく三者凡退となり、6回表、1番から始まる中日の攻撃を九里が抑えきることが出来るか、この試合の行方を占う場面が訪れる。
その大島は、カーブをショート後方へ落とす技ありのヒットを放ち、このヒットでサイクルヒット達成。
大島のサイクルヒットは見事と讃えるが、3打席目を三塁打にしてしまったのは余計だったなとつくづく思う。
この大島のヒットで、足を警戒させられた九里は、エルナンデスのバントの構えにも翻弄され、最後はエンドランを仕掛けられる。
そしてエルナンデスのシングルヒットで、大島は一塁から本塁を駆け抜けた。

ここで点を取られてはいけない状況で、失点が続いてしまうという展開では、なかなか思うように試合を運べない。
4回の九里の失点も大島の走塁絡み、そして6回の失点も同じ。
今日は大島の日にされてしまった。

6回裏の攻撃では、1アウトから下水流が四球を選び、會澤もライト線へのヒットで下水流は三塁へ進むが、會澤が痛恨の走塁死。
今日の試合は、どうもエラーとまでは言えないミスが出てしまうなと、思った矢先に代打松山がライト前タイムリーを放ち、2点差に迫る。
そしてここまで好プレー、隙のないプレーを続けてきた中日にミスが出た。
田中のファーストフライをビシエドが軽率な捕球の仕方で落球し、チャンスが拡大すると、ここまで粘ってきたジョーダンも流石に気落ちしたのか、菊池が四球を選んで満塁とする。
そして、丸がスライダーにしぶとく食らいつき、ライト前に2点タイムリーを放って、この試合初めて同点に追い付いた。

同点で終盤の3イニングを迎えるということは、ヘーゲンズ、ジャクソン、中崎を投入することが出来る展開には持ってこれたということ。
少なくとも終盤を戦う形が整い、あとはどのタイミングでリードを奪うかというところに集中できる。

まずはヘーゲンズが7回を三者凡退で抑えて、良い流れを作る。

しかし、カープ側がヘーゲンズ、ジャクソン、中崎を投入している間に得点を入れることができず、チャンスはあったものの勝ち越せなかったことで、中日側へ再び流れが傾いた。

10回表に登板の今村が、先頭の大島に四球を与え、その大島が勝ち越しのランナーとして生還してしまう。
先ほども書いたが、今日は大島の日。

良く粘って追い付いたが、残念ながら10回裏に跳ね返す力は残っていなかった。
それでも3連戦は2勝1敗で勝ち越している。
ミスも多く出た試合は、反省材料として次のカードまでに修正してもらえれば問題ないかと思う。





【カープ情報】2016.07.19 広島対中日 公式戦15回戦 足技、大技、小技を駆使して序盤で勝負を決め、今季最多貯金21

2016年7月19日に行われた、広島対中日の公式戦15回戦の試合結果

中日 000 003 000| 3
広島 005 600 00×|11

勝 岡田 3勝3敗
負 大野 5勝4敗
S -

【本塁打】新井12号、田中9号、鈴木13号、平田11号

カープ先発の岡田は、立ち上がりから、カウント球のカーブの制球がいまいちで、カウントを整えるのには苦労している。
前回同様ストレートが中心のピッチングを余儀なくされるが、それでも序盤のうちは球威で押して、抑えることはできている。

またカープの初回の攻撃では、田中が粘りを見せ、フルカウントからショート頭上を破るヒットを放つと、一気に二塁を陥れる好走塁でノーアウト2塁のチャンスを迎える。
ただ相手の先発が大野ということもあり、菊池が送りバントを決めて1点を取りに行く作戦を選択する。
丸は四球を選び、1アウト1、3塁となり、ルナはライトへフライを打ち上げる。
しかしあまりに浅いフライでタッチアップはできず、新井はサードゴロに打ち取られて得点ならず。

2回の岡田のピッチングも特に変化はなく、カーブを決めきることはできなかったが、ストレートで押して三者凡退。
特にナニータの変則回転のピッチャーゴロを、グラブではなく素手で捕球し、一塁でアウトにするのは何と表現していいのか難しいプレー。

中日側も、こうなってくると徐々にストレート待ちの比重を増やし、3回には堂上にセカンドライナーを飛ばされ、桂にはカットボールを右方向へ持っていかれてライト前ヒット。

右打者にはインコースが使えないが、逆に左打者にはインコースが使える。
その分だけ、まだ中日打線を抑える武器が残っている。

そして3回裏のカープの攻撃では、岡田、田中、菊池の3人連続のセンター前ヒットでノーアウト満塁となる。
昨日はあれだけ打球が抜けなかった二遊間を、今日は簡単に抜けていき、やはり野球にはそういう流れがあるのだなと思わされる。
満塁で打席に入った丸は、フルカウントから押し出し球を選び1点を先制し、なおもノーアウト満塁。
思えば田中もフルカウントからのヒットだったし、かなり球数を投げさせて、じわじわと追い詰めていっているなというのは感じる。

続くルナは、1打席目と同じようなライトフライを放つが、今度も前の打席ほどではないが浅めのフライ。
今度は田中が本塁を狙い、際どいタイミングとなったが、追いタッチを掻い潜った田中の好走塁で生還を果たし2点目。
ビデオ判定も行われたが、判定は変わらず。

さらに1アウト2、3塁で新井が打席に向かい、大野のアウトコースのスライダーを右方向へ押し込むと、昨日のリプレーのような打球がライトスタンドに飛び込み、これが通算299本目の本塁打。
3回は一挙5得点のビッグイニングとなった。

これだけの援護をもらい、ようやく岡田のピッチングに余裕が出てきた。
中日側もストレートだけを待って打つというのも難しくなり、ボール気味のカーブでも手を出してくれるようになる。
こうなると岡田もテンポ良く投げられるし、守備のリズムも良くなる。
4回表の平田の三遊間への打球をルナが横っ跳びで好捕し、一塁送球がハーフバウンドとなっても新井がすくい上げてアウトにする。
カープのペースになってきた。

4回裏には、先頭の石原がライト前ヒットで出塁すると、岡田の送りバントを、大野が二塁へ送球するがフィルダースチョイスでオールセーフ。
点差が5点あるが故の、焦りの送球となったのだろう。
田中が真ん中高めのスライダーを振り抜き、ライトスタンドへ放り込んで、この溜まったランナーを全員返すスリーランとなる。
この時点で8-0という点差となり、試合の大勢は決まったが、さらに続きがあった。

ルナ、新井が連打で2アウト1、2塁とすると、鈴木がアウトコースのベルトの高さのストレートを強振すると、あっという間にレフトスタンドへ飛び込み、このイニング2本目のスリーラン。

どさくさにまぎれて新井が2本目も打ってしまうのではないかという雰囲気にすらなってきた。

さて、淡々と投げていた岡田だったが、6回にピンチが訪れる。
1アウトから松井雅にヒットを打たれると、大島の打席でボークを取られて、松井雅は二塁へ。
変化球の握りを確かめていたのか、セットは確かに静止していなかった。
大島には詰まりながらもセンター前ヒットを打たれ、エルナンデスの犠牲フライで1点を返された。

さらに平田にはフルカウントから真ん中へのスライダーを捉えられ、レフトへ特大の本塁打を浴びてしまう。

ただ試合の大勢には影響のない失点ではあるし、ボークによって流れが変わる怖さをというのを、イニング間や試合後に冷静に見つめ直してもらえれば問題ないかと思う。

さて、中日のマウンドには5回から高卒ルーキーの小笠原が上がっているが、低めへのストレートの伸びはかなりのものがある。
低く外れそうな高さでも、お辞儀をせずにミットに収まり、ボールと思って見逃すケースも多く見られた。
差し込まれる打者も多く、順調に成長してくると手強い相手となりそうだ。

その小笠原と新井の対決は6回の裏、2アウト1塁の場面で訪れた。
やはり低めへのストレートには手が出ず、見逃して追い込まれてしまい、最後はアウトコースの高めのストレートを引っ掛けてのショートゴロとなり、新井の300本塁打は一旦お預け。

また岡田の投球数は、6回を終えて70球となっており、完投ペースではあるものの、100球未満で球威、コントロールが落ちてくる傾向もある。
ただ今日に関しては8回にストレートで押し込むピッチングも出来ていたし、9回のマウンドはヘーゲンズに譲ったものの、自信に繋げてもらいたい。

新井の300本塁打もそうだが、田中の最後の打席で三塁打が出ればサイクルヒットの可能性も残る。
リードはしていても打線のモチベーションはある。

9回には岩瀬がマウンドに上がり、カープとしては久々の対戦となった。
代打の小窪が打ち取られ、田中のサイクルヒットを掛けた打席を迎えるが、レフト前へのクリーンヒットでサイクルヒットならず。

最後まで興味を持って、しかも余裕をもって見られる試合で、今季最多を更新する貯金21となった試合だった。





【カープ情報】2016.07.18 広島対中日 公式戦14回戦 新井サヨナラ本塁打

2016年7月18日に行われた、広島対中日の公式戦14回戦の試合結果

中日 000 020 000|2
広島 000 000 201|3

勝 中崎 2勝3敗17S
負 祖父江 0勝1敗
S -

【本塁打】エルナンデス4号、新井11号

後半戦最初の試合のマウンドに上がるのはジョンソン。
そのジョンソンの立ち上がりは、先頭の大島には高く弾んでピッチャーの頭を越えるセカンドへの内野安打、エルナンデスにはインコース低めのストレートを叩きつけたような打球が三遊間を抜けていく安打となり、決して芯で捉えられた当たりではなかったが連打となってしまう。
いきなりのノーアウト1、2塁で平田を打席に迎え、かなり慎重に攻めた結果、フルカウントまでいってしまったが、最後はインコースへのスライダーで見逃し三振。
ビシエドには、カットボールが真ん中高めに甘く入ってしまったが、逆に高めのボール気味の高さだったことで詰まらせてセンターフライ。
ナニータには初球の真ん中のストレートをライト前ヒットを打たれてしまうが、鈴木の肩と大島の脚の勝負で本塁は際どいタイミングになるかと思われたが、中日は本塁突入を自重し満塁となる。
そして、福田には低めのチェンジアップが決まり、センターフライに打ち取って、何とか無失点で切り抜けた。

カープの初回の攻撃は、先頭の田中は、若松のチェンジアップとカーブのコンビネーションにタイミングを外されてファーストゴロに打ち取られる。
菊池は逆にカーブを狙い澄ましてセンター前ヒットとし、丸も同じくカーブをとらえてピッチャー返しの打球を放った。
抜けていればセンター前ヒットという打球にも見えたが、若松の好フィールディングで1-6-3のゲッツーとなり、カープも無得点となる。

2回のジョンソンのピッチングは、1アウトから桂にスライダーを捉えられると、三塁線への強い打球となり、ルナが飛びつくもののグラブを弾き、ファールグラウンドへ転がる間に二塁に進塁される。
若松が送りバントを決め、2アウト3塁となり中日側とすれば良いめぐりで攻撃が出来ている。
ただ、大島をアウトハイのスライダーで空振り三振に打ち取り、2イニング連続の得点圏のピンチを凌いだ。

2回のカープの攻撃でも、先頭のルナが高めのチェンジアップをピッチャー返しの打球を放つが、ピッチャーライナーとなり、若松が良く守っている。

3回のジョンソンは四球がらみで3イニング連続得点圏にランナーを進められるが、投球内容自体は初回からほとんど変わらない。
2アウト2塁からはナニータをボテボテのセカンドゴロに打ち取って無失点。

良い当たりでなくてもヒットになる中日が、3イニング連続得点圏のチャンスを逃し、良い当たりでも若松の好守に阻まれチャンスが出来ないカープ。

ようやく3回裏の攻撃で、先頭の鈴木がレフト前ヒットを放ち、石原の三塁ゴロの間に鈴木は二塁へ進む。
ジョンソンはカーブを捉えてライト線への飛球を放つが、このライトフライで鈴木は二塁からタッチアップできず。
これは判断ミスに近いプレーだろう。
そして田中がチェンジアップを引っ掛けてセカンドゴロで、初めての得点圏のチャンスを潰してしまう。

そして5回表には、1アウトから再び大島に上手くバットで拾われたセンター前ヒットを打たれると、エルナンデスにはど真ん中へカットボールがいってしまい、レフトスタンドに放り込まれるツーランで先制を許してしまう。
さらに平田のセンター寄りのショートゴロを田中が捕球できずにエラーで出塁を許す、悪い流れになってしまう。
しかし、ビシエドをショートゴロ併殺打に打ち取り、これならばまだ試合の流れが中日側に傾いたという程ではない。

ただ、5回裏の先頭の松山の一塁頭上を襲ったライナーをビシエドが好捕し、新井の右方向への飛球もフェンス手前で平田が追い付く。
鈴木のサード強襲のライナーを福田が弾き、拾い直して一塁送球をすると、セーフのタイミングにも見えたがアウトとなり、今日はどうあっても良い当たりはヒットになりにくい。
運が悪いと諦めるのは簡単だが、こういう試合を逆転していくのも優勝するためには必要となってくる。

6回表には、先頭のナニータに2球連続で際どいコースがボールとなり、そこで気持ちが切れかかったかのようなボール連発で四球を与え、福田に対してもボール先行。
このタイミングでルナがマウンドに行ってジョンソンに声をかける。
直後にピッチャーゴロ併殺打に打ち取るも、堂上には10球以上粘られる嫌なバッティングをされる。
それでも粘られ始めてからは一球もボールを投げず、セカンドゴロに打ち取り、ジョンソンが粘り勝ちをした。

すると6回裏、先頭の石原がレフト線ぎりぎりに入る二塁打で出塁し、ノーアウト2塁のチャンスで、ジョンソンは送りバントの構え。
その初球は高く浮いてボールとなるが、それほど大きなリードではなかったが、キャッチャーの桂は二塁送球で石原を牽制した。
少しでもスタートを遅らせるための作戦と思うが、ジョンソンはスリーバントとなっても送りバントを決めて見せた。
ただこのチャンスでも、どうも若松にはタイミングの合っていない田中が打席に向かい、中日は前進守備を敷いてその守備網に田中を引っ掛けてセカンドゴロで、本塁突入は出来ず。
2アウト3塁となって菊池が打席に向かうが、低めのチェンジアップを捉えたレフト後方への大飛球はナニータのグラブに収まった。
やはり低めに制球されていた分、もうひと伸びが足りなかったということは、若松のピッチングが上回ったということなのだろう。

1点でも返せていれば、という状況で得点が入らず、その直後のジョンソンのピッチングは、先頭の桂に粘られて四球を与えてしまい、若松の送りバントで1アウト2塁。
大島にはインコースで詰まらせようとしたが、逆方向へ弾き返されレフト前ヒットで1アウト1、3塁。
シフトの逆へ打球が飛ぶ苦しい展開で、1点でも取られれば中日側へ流れが傾くのは間違いない。
十分に警戒していた大島の盗塁も決められ、1アウト2、3塁となり、ジョンソンは追い詰められたが、120球目の外からのカーブでエルナンデスを見逃し三振、平田もインコースへのカットボールで空振り三振に打ち取り、ギリギリのところで踏ん張った。

7回裏のカープの攻撃では、先頭の丸が当り損ないのピッチャーゴロとなってしまうが、捕球した若松が自分でベースに入ろうと丸と競争になり、ほぼ同時にベースを踏むタイミングは、一塁セーフの判定で内野安打となる。
捕って一塁にトスすれば悠々アウトのタイミングだっただけに、若松とすれば痛恨の判断ミスだろう。
そしてルナがレフト前ヒットで続いてノーアウト1、2塁のチャンスを迎える。
打席には5番の松山が向かうが、3-1のカウントから低めのチェンジアップを引っ掛けるファーストゴロ。
ただ、この打球を処理したビシエドが、二塁送球するとレフト方向へ逸れる悪送球となり、丸は二塁から生還し1点を返し、ルナ、松山はそれぞれ進塁してノーアウト2、3塁となる。

新井に対しては、低めに外れるボールが多くなり、四球でノーアウト満塁で打席には鈴木。
前半戦最後の試合での見逃し三振の反省を活かし、積極的に打ちに行ってライトへ犠牲フライを放ち、同点に追い付いた。
しかもそれぞれのランナーもタッチアップを決めており、1アウト2、3塁とチャンスは続く。

石原の打順で代打岩本を送り、低めのチェンジアップは三塁前へのボテボテの当たり。
フェアならば1点勝ち越しの場面だったが、今度は若松が冷静に見送って、ボールは三塁線を切れるファールとなる。
冷静さを取り戻したことで若松が踏ん張って岩本はインハイ高めのストレートで空振り三振。
この試合で初めてに近いような攻め方を見せられた。
そしてジョンソンに代打會澤を送るが、7回表のジョンソン同様、若松も気合が入ったようなピッチングで空振り三振となり、同点どまり。

あとは継投策へと移っていく。
8回からはジャクソンがマウンドに上がるが、いきなりビシエドに四球を与えてしまう。
しかしナニータの二遊間への打球を菊池が好捕し、4-6-3のゲッツー完成。
そして福田を154キロのストレートで見逃し三振に打ち取り、ジャクソンスマイルでマウンドを降りる。

また9回表は、何とかサヨナラ勝ちの機運を高めるべく、抑えの中崎をマウンドに送る。
公式戦では7月5日以降登板がなく、オールスターが調整登板の役割を果たしたと考えると、中崎にとっては良い巡りで後半戦初登板を迎えることになる。
きっちりと三者凡退で抑えて、9回裏の攻撃に向かっていくことができる。

9回裏の中日は、今季わずか1失点の祖父江をマウンドに送る。
赤松は三振に打ち取られ、新井、鈴木へとサヨナラの期待が移る。
まずは新井が打席に入り、1-1からのアウトローへのストレートをライト方向へ打ち返す。
バット投げも決まり、低い弾道でそのままライトスタンドにライナーで飛び込むサヨナラ本塁打となり、見事後半戦のスタートを逆転勝利で決めた。

新井の通算本塁打300号もあと2本に迫ってきて、黒田の日米通算200勝との同時達成も決して不可能ではなくなってきた。







【カープ情報】2016.07.13 広島対巨人 公式戦13回戦 黒田2戦連続足踏みで前半戦終了

2016年7月13日に行われた、広島対巨人の公式戦13回戦の試合結果

巨人 010 003 200|6
広島 000 000 000|0

勝 田口 5勝6敗
負 黒田 6勝5敗
S -

【本塁打】阿部5号、村田11号

今日の黒田の立ち上がりは、先頭の橋本到にセンター前ヒットを打たれ、送りバントを決められて1アウト2塁というスタートとなる。
左打者の橋本には打ち返されても、3番坂本、4番長野の右打者2人に対しては、ツーシームで内野ゴロを打たせ、ピンチを切り抜ける。

そして初回のカープの攻撃は、先頭の田中が四球で出塁するも、すぐさま牽制死となってしまう。
やや集中力を欠いたような逆の突かれ方で、前回の黒田の登板試合同様、野手は相当プレッシャーに感じているのだろうか。

2回表には、阿部に対しほとんど変化することなくツーシームが真ん中高めに入ってしまい、右中間スタンドへ先制本塁打を浴びてしまう。
その本塁打のみで抑え、追加点は許さなかったことでまだ試合の流れはどちらに傾いたとも言えない状況になったが、2回裏のカープの攻撃は、やはりチグハグ。

先頭のルナが四球を選び、新井がライト前ヒットでノーアウト1、3塁。
鈴木の打席でフルカウントになったことで、一塁ランナーの新井がスタートを切るが、鈴木は見逃し三振。
二塁送球も悠々アウトのタイミングで、新井は一二塁間に挟まれようとする動きをしたが、ルナは三塁から動けずに三振ゲッツー。
それでも2アウト3塁のチャンスは残ったが、下水流は敬遠気味に歩かされ、石原は右中間へ打球を飛ばすも、ライト長野のスライディングキャッチに阻まれた。
昨日から長野の守備には得点を阻まれている。

3回裏の攻撃でも、1アウトから田中の放ったセンター返しの打球が、田口にグラブの下を通過したものの、体に当たって投ゴロに打ち取られるなど、日米通算200勝へ向けて、ここまでチームを試そうとするものなのかと、それほどに重い記録なのだと実感させられる。

4回裏には2アウト2塁のチャンスで一本が出ず、5回裏にはノーアウト1塁から石原の三塁線へのライナーは村田がファインプレー。

じわじわと得点の入らないプレッシャーも大きくなっていき、逆に6回表、2アウト3塁から阿部の一塁線への打球は、ワンバウンド目がイレギュラーしたとはいえ、新井のすぐ左へのゴロ。
しかしバウンドを合わせ損なってライト前へ抜けていくタイムリーとなって、逆にリードを2点に広げられてしまう。
そして、悲鳴が上がった。
低めのツーシームを捉えた、村田のレフトスタンドへのツーランが飛び出し、4点のビハインドとなってしまう。

拙攻、走塁死、エラーとまではいかないが拙い守備。
ギリギリで耐えてきたが、この内容では勝利を手繰り寄せることは難しいと、突き離されてしまったかのよう。

プロ入り以来、好投はされても頑なに勝利は与えなかった田口に、ついにカープ戦での初勝利を、黒田に投げ勝ったという結果も伴って与えることになった。





【カープ情報】2016.07.12 広島対巨人 公式戦12回戦 野村11勝目、新井同点本塁打、勝ち越しタイムリー、今季最多貯金20

2016年7月12日に行われた、広島対巨人の公式戦12回戦の試合結果

巨人 100 200 000| 3
広島 014 070 10×|13

勝 野村 11勝2敗
負 内海 4勝3敗
S -

【本塁打】新井9号、10号、下水流4号

カープ先発の野村は、先頭の橋本に左中間を破られる二塁打でいきなりピンチを背負うと、2番の山本にもスリーボール。
コントロールに苦しむ場面もあったが、最後はチェンジアップで空振り三振を奪う。
しかし、坂本にはインコースのシュートをうまく腕をたたんで打たれると、レフト前タイムリーヒットとなり1点を失う。
長野のライトフライ、阿部のショートライナーで後続は断ったものの、両者ともにまずまず捉えられていた当たりではあった。

ただ、2回に入るといつも通りの投球を取り戻し、ギャレットにはコースヒットのような内野安打は打たれたものの、無失点で抑え、立ち直りの兆しを見せる。

すると2回裏のカープの攻撃では、内海のアウトコースのチェンジアップをとらえた新井の打球は、右中間へ高々と舞い上がる。
ボールが高いのは間違いなかったが、それでも右方向へあれだけの打球を飛ばし、スタンドインさせるのだから、先日はベテランの技の一発、そして今日はパワーの一発と言える。
鈴木もアウトコース低めのスライダーを、ミートするだけのような打球だったが、球足は速くセンター前ヒット。
下水流もインはいのストレートを引っ張ってレフト前ヒットと、高めに来たストレートの威力はあまりないのかもしれない。
石原に対しては、勝負に行けていないかのような四球で1アウト満塁とチャンスが広がり、打席には野村。
しかし、野村はインコースギリギリのストレートで見逃し三振となり、今度は田中の打席。
追い込まれてから、インコース低めのスライダーを上手くすくいあげた打球は、ライト長野の頭上を襲っていくが、スライディングキャッチで捕球され、ここは長野のファインプレーに追加点を阻まれた。

3回の野村の投球は完全にリズムに乗ってきた感じの投球だったのに対し、内海はことごとくボールが高い。
菊池、丸がいとも簡単に打ち返し、連打でノーアウト1、2塁。
ルナの打球は鋭い打球だったがレフトライナーとなってしまうものの、新井がレフト前タイムリーヒットで1点勝ち越し。
鈴木はフルカウントからのアウトコースのスライダーに体勢を崩されかけたが、下半身はしっかりと踏ん張りを利かせ、バットの先で拾ってレフト線へタイムリーツーベースでさらに1点追加。
これもやはりボールが高い。

そして1アウト2、3塁となったところで、内海は降板、田原がマウンドに上がる。
右打者が続くところでの右のサイドハンド投手の起用だったが、下水流がレフト前タイムリーヒットで4点目。
1アウト1、3塁で、石原は当り損ないのピッチャーゴロとなるが、一塁ランナーとのエンドランを仕掛けていたことで併殺は取れずに一塁だけアウトとなる間に三塁ランナーの鈴木が生還し5点目。
この鈴木の本塁への走塁が目に入っていなかったのか、1-6-3のゲッツーを狙ったため鈴木をあえて本塁で刺しに行かなかったのかは分からないが、結果として1点追加となったプレーで、これは攻め続けているが故に誘った判断ミスだったと思う。

さあカープの流れになったかなというところで、そうは上手く事が運ばなかった。
すんなり2アウトを奪ったものの、阿部、村田の連打で2、3塁。
ギャレットには低めのチェンジアップを、ライトポール際に本塁打性のファールを打たれたことで勝負球を決めきることが出来ず、シュート、ツーシームが低めに外れて四球。
満塁となってから小林を先に追い込んだが、決めに行ったシュートが真ん中に入ってしまい、ライト前へ落とされる2点タイムリーで2点差に詰め寄られる。
さらに代打大田には、チェンジアップ、シュートをファールで粘られ、なかなか打ち取らせてもらえない。
最後は、低めのチェンジアップが決まって空振り三振を奪って、リードを保つことはできた。

追い上げムードの出てきた巨人を交わすには、巨人の継投策に沈黙させられてはならない。
代わった今村貴に対し、簡単に抑えられてはならないと、田中が十分理解しているかのような粘りのバッティングで四球を奪い取ると、脚で揺さぶりにかかる。
まずは1点取るだけで流れを引き寄せることが出来る展開だけに、大事に、そして確実に得点を奪いに行く姿勢を見せてもらいたいところだったが、菊池がショートゴロ併殺打、丸もライトフライに倒れて無得点。
これでとりあえずは次の1点をどちらが奪うかで、試合の流れが傾くことになる展開。

すると、5回表の野村は打たせて取る投球で三者凡退に抑えると、5回裏のカープの攻撃では、ノーアウト1塁から新井がアウトローのストレートをまたもや右方向へ打ち返すと、そのままスタンドインし、3打席連続打点、そしてこの試合2本目の本塁打となった。
今度もパワーでライトスタンドへ放り込んでおり、そりゃあベンチでドヤ顔するわな、という当りだった。
下水流も低めのスライダーを巻き込むように打ち返すと、ライナーでレフトスタンドへ飛び込むツーランで4点目となり、次の1点を、どころか4点も入っては、試合の流れは完全にカープに傾いたという他ない。

さらに田中死球、盗塁、菊池タイムリー、盗塁、丸タイムリー、ルナサード強襲レフト前ヒット、新井レフトオーバーのタイムリーという流れるように追加点を奪い、点差がどんどん広がっていく。
結局5回だけで7点を奪い、試合を決定付けた。

また終盤には、第4捕手と言う意味ではなく、経験のためにおよびファームでの打撃好調を買われて、初めて一軍登録された捕手船越が代打で登場し、初打席初ヒットを放つ。
この後、菊池の犠牲フライで初得点まで記録するおまけ付き。

リリーフ陣も大量援護をバックに無失点リレーを見せ、野村11勝目、貯金20、2位とのゲーム差11、19安打など今季最多を更新する項目が多く記録された試合となった。





【DeNA】マイク・ブロードウェー投手の成績

DeNAが2016年の新外国人選手として、シーズン途中での契約合意を発表した、マイク・ブロードウェー投手(28)の成績

196cm、98kg、右投げ右打ち。

ストレートの最速は158キロで、持ち球はスライダー、ツーシーム。
ツーシームにしても155キロの球速が出ることで、力押し及び芯を外す投球を見せる。
若手時代は先発として起用されていた時期もあるが、2010年以降はリリーフ専門となっている。

メジャー初昇格は2015年とやや遅咲きではあるが、3Aでの通算奪三振率は10超で、2015年には抑えとして13セーブを記録している。
コントロールも程よくまとまっており、調子のいい時には手のつけられない投球を見せる。

ただし、ややサイド気味の変則的な投球フォームの影響もあるのか、縦の変化で決め球として使えるボールがなく、メジャーでは左打者への被打率が高くなっている。
それでも3Aでは2015年には抑えとして登板する機会が多く、抑えとして登板した試合で、失点したのは5試合といういことで、非常に安定感のある投球を見せていた。



 試合先発セーブ防御率イニング自責点被安打被本塁打与四球奪三振WHIP与四球率奪三振率
2005(Rk)731205.40 21 2/3133038121.75 3.32 4.98
2006(Rk)954003.25 36    133019181.08 2.25 4.50
2007(A)291111605.25 96    56125533501.65 3.09 4.69
2008(A)1500304.96 32 2/3184326211.50 1.65 5.79
2008(A+)2222223.40 50 1/31937321331.15 3.75 5.90
2009(A+)3512704.50 58    2959536531.64 5.59 8.22
2009(AA)410000.00 9    090141.11 1.00 4.00
2010(AA)2301113.45 31 1/31230216381.47 4.60 10.91
2010(AAA)1704005.73 22    142119191.36 3.68 7.77
2011(AA)401001.80 5    130261.00 3.60 10.80
2012(AA)3300206.35 39 2/32851413451.61 2.95 10.21
2013(AA)1201002.70 16 2/351815141.38 2.70 7.56
2013(AAA)1801162.28 23 2/361627260.97 2.66 9.89
2014(Rk)500001.50 6    181161.50 1.50 9.00
2014(AAA)300009.00 4    452352.00 6.75 11.25
2015(AAA)40020130.93 48 1/352508640.68 1.49 11.92
2016(AAA)2600353.94 29 2/31332411301.45 3.34 9.10
マイナー通算302233027274.02 530    237542361894441.38 3.21 7.54
AAA通算104074242.96 127 2/342999381441.07 2.68 10.15
 試合先発セーブ防御率イニング自責点被安打被本塁打与四球奪三振WHIP与四球率奪三振率
20152100205.19 17 1/3102017131.56 3.63 6.75
20164000011.81 5 1/3792141.88 1.69 6.75
メジャー通算2500206.75 22 2/3172938171.63 3.18 6.75




【カープ情報】2016.07.10 広島対阪神 公式戦15回戦 戸田プロ入り初完投、初完封勝利

2016年7月10日に行われた、広島対阪神の公式戦15回戦の試合結果

広島 350 010 000|9
阪神 000 000 000|0

勝 戸田 4勝0敗1S
負 岩貞 4勝7敗
S -

【本塁打】丸12号

阪神先発の岩貞には、今季4試合の対戦で2勝0敗という数字が残っているが、打ち崩した試合というのはほぼない。
前回対戦時も9回裏に會澤の同点タイムリーと、松山の左中間へのフライの落球で逆転サヨナラを決めたように、ギリギリまで追い込まれている。
そしてその試合で先発していたのも、今日先発の戸田ということで、まさに昨日同様再戦となる。

しかし、試合内容自体は再現にはならなかった。
先頭の田中に対し、岩貞がいきなりスリーボールとし、3-2までカウントを整えたが四球となると、三者連続四球でノーアウト満塁。
岩貞のただならぬ様子を察知し、マウンドに阪神の野手が集まった直後の初球をルナが狙ったが、ワンバウンドだったために空振り。
そして甘く入った真ん中付近のストレートを、待ってましたとばかりにレフト前ヒットで1点先制。
続く新井もセンター前への2点タイムリーで追撃し、3点を先制する。
この後は追加点は入らなかったが、戸田まで打順が回り、長い攻撃が終わった。

戸田の立ち上がりは、3点リードという状況以上に、阪神の各打者の受け身の様子が目立ち、ストライク先行で三者凡退。

そして2回表のカープの攻撃は、これが今季苦労させられていた岩貞かと、信じられないような真ん中付近のストレート、チェンジアップが続き、丸の内野ゴロの間の1点、ルナの2打席連続タイムリーで1点を追加したところで、カープとしては岩貞を今季初KOに追い込んだ。
さらに會澤の2点タイムリー、戸田のライト前タイムリーで1点追加し、2回を終えて8点を奪い、カープは2イニングで約1時間を攻撃に費やすこととなった。

こうなってしまうと、阪神側は守備での疲れが、攻撃に悪影響を与えるのは目に見えている。

3回裏の戸田のピッチングは、先頭の北條にセンター前ヒットを打たれて初めてランナーを許すと、続く代打原口の併殺コースのサードゴロを、ルナがグラブを出したものの、そのグラブの下を通過していくエラーでノーアウト1、2塁のピンチ。
しかし、連続代打の大和をサードゴロに打ち取り、今度はしっかりルナが処理して、5-5-3のゲッツーとすると、上本もファーストファールフライに打ち取って無失点で切り抜けた。

この3回でほぼ試合の大勢は決まっていた。
後は、戸田が出来るだけ長いイニングを投げるだけ、という状況となっていくが、4回にもピンチを背負う。
しかし、8点差をバックに投げることをしっかり理解し、自滅をせず、一つずつアウトを取っていく投球を見せ、落ち着きも感じられる。
ゴメス、中谷に対しても逃げの投球は全く見せず、ピンチをしのいで無失点。

その後はリズムに乗って、全く心配の要らない投球で、1イニングずつ丁寧に抑えていくと、いつの間にやら完投、完封が見えてきた。

ただ、さすがに9回裏のピッチングは、110球を超えてからマウンドに上がり、自身初完投、初完封勝利がかかるだけあって、すんなりとはいかない。
球速も135キロ前後が多くなり、緩急差が少なくなってきているため、どうしても空振りを取りにくい状況にはなっている。
先頭のゴメスに、初球の高めのストレートをセンター前ヒットを打たれて出塁を許すと、1アウトを取ったものの北條には粘られて、最終的にはインコースのスライダーが引っ掛かって死球を与えてしまい、1アウト1、3塁。
球数は120球を超え、原口との勝負では明らかなボールが増え始める。
ボール先行となり、3-2から投じたストレートは真ん中高めだったが、気持ちで上回ったかのように、打球を詰まらせてセンターフライで2アウト。
最後の試練は、代打高山のライト前ヒットで2アウト満塁という場面となって訪れる。
西岡に対しては気合いが入ったようなピッチングで、2球で追い込んで、最後も威力の落ちたストレートで詰まらせてのセンターフライ。
見事、プロ入り初完投、初完封勝利を飾った。

カープは15安打9得点という攻撃を見せたが、長打は丸のソロホームラン1本だけで、あとの14本は全てシングルヒット。
流れの中で奪った9得点はお見事だった。

甲子園での阪神戦で、同一カード三連勝を決め、マツダスタジアムでの三連勝に続き、2カード連続での三連勝、さらに阪神戦自体も7連勝となった。
今季最多貯金を19に更新し、リリーフ陣も休養でき、チームとしての拙いプレーはあるにはあったが、カバー出来ての勝利。
戸田が先発投手として、一つ上の段階に進んだのかなと思わせる一戦だったのではないだろうか。







【カープ情報】2016.07.09 広島対阪神 公式戦14回戦 岡田初勝利に続き2勝目も阪神戦で記録、新井の逆転本塁打で流れを呼び込む

2016年7月9日に行われた、広島対阪神の公式戦14回戦の試合結果

広島 003 010 300|7
阪神 010 000 000|1

勝 岡田 2勝3敗
負 能見 5勝7敗
S -

【本塁打】新井8号、丸11号、鈴木12号

カープ先発の岡田にとって、プロ入り初勝利を挙げた阪神戦ということもあり、少なくとも苦手意識はないように思える。
ただ、前回登板では60球を過ぎたあたりから球威が落ち始め、徐々に夏場の暑さに体力を奪われているのかなという心配もある。
その見極めも必要となりそうな試合で、相手は前回と同じく、カープが苦手としている能見。
とは言っても、前回対戦時には下水流が猛打賞を放ち、攻略に一役買っているだけに、やはり右打者の奮起が望ましい。

今日の岡田の立ち上がりは、ボールの勢い、コントロールともにまずまず。
140キロ後半は出ているし、まずは状態自体は悪くなさそう。

一方の能見は、低めへの制球が決まり、2球で追い込まれるケースも目立っている。

2回裏には、岡田のボールが、ちょっとバラツキ始めたものの、球威で押し込むピッチングを続けていく。
しかし、カーブでバットの芯を外した、先頭の中谷の一二塁間への変則回転の打球が内野安打となると、エンドランが決まってノーアウト1、3塁。
そして3連打となる岡崎のタイムリーでで1点を失い、さらに能見には全くストライクが入らなくなり、ノーアウト満塁とピンチが拡大する。
ただ、昨日のジョンソン同様、マウンドに集まって冷静さを取り戻せたのか、そこから無失点で切り抜けて見せたのは、お見事。

すると3回表のカープの攻撃では、やはり2球で追い込まれるケースが、田中、菊池の2人に続いたが、田中は打ち取られたものの、菊池はインコースのストレートを上手くレフト前に持っていった。
丸はアウトコースを流し打って三塁線をライナーで破るヒットで、1アウト1、2塁となり、ルナの内野ゴロで二塁だけアウトになると、新井はアウトコースのチェンジアップを、やや体勢は崩されたが、ギリギリのところで体を残して、バットの先を走らせて片手でレフトスタンドへ放り込む逆転スリーランを放つ。
これは、パワーで持っていったというよりはベテランの技ありの一発。

これで流れがカープ側へ傾き、その流れを守ったのが3回裏のカープの守備。
先頭の福留にライト線へ二塁打を打たれ、ワンバウンドとなるカーブを石原が一塁側へ弾くワイルドピッチでノーアウト三塁。
しかしゴメスの強い当たりの打球はサードライナーとなり、そこから中谷、北條を連続空振り三振に打ち取り、岡田も勢いに乗った。
特に最近カウントを整えるのに使っていたカーブを少なめにし、ストレートで押しての連続三振ということで、ちょっとパターンを変えてきたなという印象はある。

そして中盤に丸のタイムリーで追加点を奪い、終盤には丸の本塁打と、鈴木の本塁打でダメ押しという攻撃面では理想的な展開。
昨日とは違い、相手から貰った得点というよりは、自力で奪った得点という面もあり、内容も良い。
鈴木の本塁打にしても、確かに榎田のアウトローのストレートが、逆球で真ん中低めに来たとは言え、ホームランボールというほど甘いコースでもなかった。
それを甲子園の左中間スタンドへ放り込むのだから、こちらはパワーで持っていった本塁打と言える。

岡田の中盤のピッチングは、ピンチではストレートで押して抑え、そうでない場面では、今まで通りカーブ、フォーク、カットボール、スライダーなどを駆使して的を絞らせない。
2回と3回のピンチ以外では得点圏にランナーを進められることはなかったが、そのイニングで要した球数の影響もあり、今日は6回108球でマウンドを降りることになった。
課題のスタミナ面に関しては、6イニング目でも球威はまずまずキープできていたが、ストレートのコントロールが高め、甘めに来るケースが増えていた。
併殺で無失点に切り抜けているので、巧く打ち取れたのは間違いないが、真ん中付近のスライダーだったのは少しヒヤリとした。

6点差という展開で、7回ヘーゲンズ、8回今村、9回一岡という3人が無失点リレーを見せ、やはり投打がかみ合っての勝利と言って差し支えない。

今季最多貯金を更新する18個目の貯金となり、今季甲子園で3度ある同一カード三連戦の全てで勝ち越しを決めたことになる。
また、ついにと言うか、チーム防御率もリーグ1位に浮上してきた。







【カープ情報】2016.07.08 広島対阪神 公式戦13回戦 ルナの声かけがジョンソンを立ち直らせ9勝目をアシスト、かつての借りを返す

2016年7月8日に行われた、広島対阪神の公式戦13回戦の試合結果

広島 311 000 030|8
阪神 000 200 000|2

勝 ジョンソン 9勝5敗
負 藤浪 4勝5敗
S -

【本塁打】田中8号

阪神先発の藤浪に対し、先頭の田中がボール球を見極めてフルカウントから四球を選んだことで始まったこの試合。
菊池のレフト戦への二塁打、丸はボール球を振って空振り三振、ルナのやはりフルカウントからの四球で1アウト満塁。
ただ松山もボール球を振って空振り三振と、荒れながらの投球となっている。
そして鈴木はアウトコースを狙ったボールが若干真ん中寄りに入ってきたとはいえ、150キロ超のスピードを連発している低めのストレートを引っ張り、三遊間を破る2点タイムリーを放つ。
さらにレフト江越のファンブルの間に一塁ランナーのルナも三塁を陥れ、1、3塁のチャンスが残ると、安部の打席で鈴木がディレード気味にスタートを切る。
ダブルスチールで囮となるべく二塁手前で止まろうとする鈴木だったが、岡崎の二塁への送球が暴投となり、全く危なげなくルナが三塁から生還し3点目。
点の取り方としては申し分ない。

そしてカープ先発ジョンソンの立ち上がりは、1番大和の空振り三振、2番鳥谷の四球辺りまで、ボールがバラつき気味。
ただランナーを出してからは急にバランスが良くなった。
江越に対しては厳しいコースに決まり始め、浅いライトフライに打ち取ると、福留へもインコースへのスライダーで詰まらせて無失点で抑えた。

2回の攻撃では、雨の状態も考慮してか、ボール気味のコースでもどんどんストライクコールをしてくるようになり、石原、ジョンソンが倒れて2アウトとなるが、田中がライトへ本塁打を放って追加点。
抜けた変化球が高めに来たところを軽く振りぬいての一撃で、逆に阪神野手陣のあっさりした仕草が気になった。

2回裏のジョンソンのピッチングは、右打者3人に対し、詰まらせるか引っ掛けさせるかという打ち取り方で、全てサードゴロで打ち取った。

3回表のカープの攻撃では、先頭の丸が、セカンドゴロを軽く処理しようとした大和が弾くエラーで出塁すると、ルナの進塁打で1アウト2塁。
そして松山の打席ではノーマークで三盗を決めると、その松山のレフトへの犠牲フライで1点追加し、5対0。
カープの攻撃に非がないことを前提とした上で述べるが、これは相手が勝手に点をくれるだけというプレーにすぎない。

やってしまった感がハンパないのが、4回裏のカープの守備。
鳥谷、江越の連打でノーアウト1、2塁となり、福留の当たりはセンター前ヒット。
丸の前進方向は、ボールに対して2メートルほど左中間寄りで、打球を抑えることができずに後逸する2点タイムリーエラー。
雨の影響もあるだろうし、おそらくスライス気味に飛んでくるだろうと、左寄りを走っていたところ、空中イレギュラーのような不規則な切れ方をしているようにも見える。
3連打には違いないが、ジョンソンへの影響も大きく、苛立ちは隠せなくなってきている。
ぬかるんだマウンドの影響もありストライクが入らず、2者連続で四球を与えノーアウト満塁。

しかし、このタイミングでルナがマウンドに行ってジョンソンに声をかける。
以前ルナが1試合4エラーをしてしまった際には、逆にジョンソンに声を掛けられていたことがあったが、このルナの絶妙のタイミングでの声かけでジョンソンの気持ちが立ち直れた。
北條を空振り三振、代打原口をショートゴロ併殺打で、ノーアウト満塁となってからは無失点で切り抜け、5-2とリードを保つことが出来た。

この一連のプレーで、丸は気持ちを切り替えて集中するだろうし、ジョンソンももう一度気持ちを入れ直せるだろう。
序盤の5点を取って気が緩んだという訳ではないかもしれないが、あの点の取り方での5点ですんなり逃げ切っていたのではチームにとっては良くない流れだった。
良い試練を与えてもらったと割り切れるのも、ルナのおかげと言っていい。

8回には、先頭のルナのライト前ヒットで代走に赤松が送られ、その赤松はボークで二塁に進塁。
しかし、かなり早めにスタートを切りかけた為に、牽制でタッチアウトとなる。
ただ2アウトランナーなしになってから、鈴木死球、安部ライト前ヒット、石原四球で満塁となり、ジョンソンに代打岩本が送られる。
一旦はチャンスが潰えたかに思えた状況から、再びチャンスを作り出し、そして岩本が初球で決めた。
右中間を破る走者一掃のタイムリースリーベースとなり、ここで勝負あり。

8回はジャクソンが全く危なげなく三者凡退に抑え、9回の今村は好守備の連発もあって三者凡退で試合を締めた。
エラー、走塁死のあった試合の締めくくりとしては、まあ気持ちを持ち直して終われたかなという印象だった。

今日は何と言っても、4回裏のノーアウト満塁のピンチで、無失点で切り抜けるきっかけを与えたルナの存在の大きさを感じた試合だったように思う。





【楽天】カルロス・ペゲーロ外野手の成績

楽天が2016年の新外国人選手としてシーズン途中での獲得を目指すと報じられた、カルロス・ペゲーロ外野手(29)の成績
(2016年7月21日契約合意発表)
(2015年中日獲得断念報道あり)(記事は2015年の内容です)

196cm、113kg、左投げ左打ち。

今季3Aで104試合で30本塁打を放っているように、長打力が魅力の選手。
また、196センチという長身にも拘らず、2年連続で2ケタ盗塁を記録しており、身体的なポテンシャルはかなり高い。

メジャーには2011年に初昇格し、いきなり6本塁打と長打力を発揮したものの、徐々に出番は減少している。

どうしても目に付くのは三振の多さで、3Aでの通算三振率は.357とかなり高い数字が残っている。

近年来日した外国人選手の中で、3Aでの通算三振率が高いのは、元中日ビクトル・ディアス.310、ブラッド・エルドレッド.294、エルネスト・メヒア.283、ジョーイ・バトラー.280、コーディ・ランサム.277がこれまでのトップ5だったが、ペゲロ外野手はダントツで三振率が高い選手ということになる。(一部修正)

もっとも、入団以来三振率が3割以下だったシーズン自体が1度しかなく、毎シーズン三振を量産しつつも、大きく打撃を崩すことなく本塁打数を稼ぎ続けていることから、どんなボールでも追いかける打撃ではなく、狙いを絞って一撃で仕留めるスタイルなのだろうと思う。
この手の選手は、勢いに乗ると本塁打を量産する傾向があり、タイトルホルダーに必須の爆発力も兼ね備えていると言える。

気になるのはもう一点あり、30本塁打の内訳で、右投手から27本、左投手から3本と極端な数字が残っている。
2012年頃までは、まだ左投手相手でも結果を残せていたが、2013年以降は極端に左投手に対して分が悪い成績となっている。
メジャーで出番が少なくなってきたのも、この点が影響しているのではないだろうか。

ただ今季のウインターリーグでも好調を維持しており、調子自体は良さそうで、長打力も発揮できる状態にある。

守備範囲は広い方で、2009年に14補殺を記録しており、肩も標準以上のものがありそう。
ただ、外野手としてはエラー数が多めで、守備範囲の広さと、まずまずの肩の強さもあり、やや突っ込んだ守備を見せる選手と思われる。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2006(Rk)34134421077303213490.313 0.380 0.649 10290.265 0.366
2006(A-)2593194129022340.204 0.221 0.333 5540.059 0.366
2007(A)79297782169504316970.263 0.315 0.465 7790.165 0.327
2008(A+)9237111125312746410960.299 0.317 0.480 7970.104 0.259
2009(A+)1264911332114319834421720.271 0.335 0.560 8950.244 0.350
2010(AA)130488124235237379561780.254 0.340 0.463 8030.315 0.365
2011(AAA)572407615213478015820.317 0.364 0.558 9230.183 0.342
2012(AAA)7628180131215422291030.285 0.366 0.562 9290.282 0.367
2013(AAA)1184541182831983118421560.260 0.321 0.460 7810.269 0.344
2014(AAA)104368981713076114451380.266 0.349 0.562 9120.326 0.375
マイナー通算841321787917743167594553827011050.273 0.335 0.511 8460.244 0.343
AAA通算35513433727378326032141314790.277 0.346 0.527 8730.273 0.357
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2011461432832619018540.196 0.252 0.371 6220.148 0.378
20121756102127001280.179 0.193 0.357 5500.036 0.500
2013262001110120.333 0.429 0.833 12620.500 0.333
2014492100100150.222 0.300 0.333 6330.200 0.556
メジャー通算6921442639281111890.196 0.245 0.379 6230.124 0.416
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
20098113000100230.273 0.385 0.273 6580.667 0.273
20102979204039017310.253 0.314 0.418 7320.226 0.392
201145166439011296119630.259 0.342 0.512 8540.302 0.380
201218632130414007230.333 0.425 0.571 9960.304 0.365
20137278102730480.296 0.387 0.556 9430.500 0.296
201413431400680213190.326 0.474 0.744 12180.684 0.442
WL通算120389109170266894521470.280 0.365 0.524 8890.354 0.378


2014年ウインターリーグの成績は、11月17日現在の成績です。





【カープ情報】2016.07.06 広島対中日 公式戦13回戦 黒田200勝ならず、野手陣がプレッシャーに飲まれたか

2016年7月6日に行われた、広島対中日の公式戦13回戦の試合結果

広島 000 001 000|1
中日 010 002 01×|4

勝 バルデス 3勝2敗
負 黒田 6勝4敗
S 田島 2勝1敗6S

【本塁打】ビシエド18号

黒田の日米通算200勝がかかるこの試合だが、中日先発のバルデスとは相性がいいとは言い難い。
しかし、昨シーズンの黒田は中日戦に相性が悪かったが、今季は1勝を挙げ、苦手意識も払しょくできているはず。
3試合連続、そして17打数ノーヒット中の田中が一打席目、先頭打者としてセンター前ヒットで出塁したことで、ビジターと言えども球場の雰囲気の後押しも期待できるかと思いきや、菊池の打席でエンドランを仕掛けてライナーゲッツーとなり、無得点でスタート。

一方のカープ先発黒田のピッチングは、コースの間違いがほぼなく、テンポも良く、いい形で三者凡退で立ち上がった。
先頭の大島のショートへのハーフライナーが、田中の頭上を越えないということは、低さも問題ないということ。

そして2回のカープの攻撃は、先頭のルナが内野安打で出塁し、新井が打席に向かうが、何とか黒田に勝利を、という意識は非常に伝わってくる。
打席の粘りであったり、集中力であったりにそれが表れているが、今日に関しては各打者がどうも空回りしてしまっている感じが強い。
結果的には2イニング連続併殺打で、流れは決して良いという訳にはいかない。

2回裏の黒田のピッチングは、1アウトからナニータに上手くレフト方向へ弾き返されると、フェンス直撃の二塁打でピンチを背負う。
ここで福田の当たりはショートゴロとなり、これが進塁打で2アウト3塁。
そして堂上の打席では、インコースへのツーシームが抜けたということもあるが、石原がパスボール。
本塁を狙ってくるナニータを刺そうと、石原が本塁送球するが、ワンバウンドとなりベースカバーの黒田が捕球できずに本塁生還で1点の先制を許す。
各選手が緊張している様子が伝わってくる序盤の攻防となっている。

また球場が狭いということもあり、レフトオーバーの打球を追いかけ、2度ともフェンス直撃の打球のクッションボールの処理を誤った下水流のプレーを見ても、当れば本塁打という攻撃の可能性もあるが、その逆の怖さも感じる。

カープの攻撃が2巡目に入る4回でも、昨日の大野に対するバッティングとは異なり、バルデスに対し、芯でとらえる打球がほとんど見られない。
低めに制球されている訳でもなく、ファーストストライクは高めに来るケースもある。
それでも強くたたけるスイングをさせてもらえないということは、キレが十分にあるとも言える。

5回のカープの攻撃では、先頭の新井が四球を選び、鈴木はアウトコース低めのチェンジアップをレフト前ヒットでノーアウト1、2塁。
ただ、サードのすぐ右をライナーで抜けていく打球だったこともあり、一塁ランナー新井のスタートは遅れ、ナニータの深い守備位置及び肩であれば、三塁を狙うこともできるポジショニングだっただけに、これが今日のカープの攻撃のリズムの悪さの象徴。
下水流の当たりは、鈴木と同じようなコースに飛んだが、サードゴロ併殺打で2アウト3塁と場面が変わった。
昨日は同じような場面で石原と勝負して、石原がタイムリーを打ったが、流石に昨日の今日では石原は敬遠で歩かされ、黒田との勝負を選択。
ここで、黒田は打席で粘りを見せ、四球を奪い取った。

2アウト満塁となり、田中の打撃に期待が集まるが、インコースに詰まらされて浅いセンターフライに倒れた。

非常に重苦しい展開となってきており、5回裏には1アウト2、3塁のピンチを背負う。
そこで追加点を奪われてしまえば、中日側へ一気に流れが傾いてしまうところで、バルデス、大島を力で抑えにかかった。
バルデスは三振、そして大島にはインコースを突いて詰まらせてのショートゴロに打ち取り、苦しい場面をしのいだことで、ようやくカープの攻撃の形が良くなった。

6回表は、先頭の菊池が二塁打で出塁すると、丸は三遊間を破るレフト前ヒットでノーアウト1、3塁。
そしてルナがアウトコースの高めに浮いたチェンジアップを、レフト前に運ぶタイムリーを放ち同点に追い付いた。
ノーアウト1、2塁に場面が変わり、新井も食らいついてライト方向へ打球を飛ばしたがライト平田が追い付き、飛び出していた一塁ランナーのルナが刺されてまたも併殺打。
何とか同点には追い付いたものの、この試合で4つ目の併殺打でチャンスをつぶし、カープの流れに持ってくるどころか、手放してしまっている。

そして、6回裏に黒田がつかまった。
先頭の亀澤に内野安打を打たれ、平田にはスライダーが真ん中高めに入る失投となり、打った瞬間は本塁打を覚悟した、左中間を破るタイムリーツーベースで1点勝ち越されると、ビシエドにも初球を打たれてセンター前タイムリーヒット。
ノーアウトでの三連打で、かなり苦しい展開に追い込まれた。
後続は断ったものの、6回を終えて2点のビハインドとなり、同点に追い付いた直後の失点、4つの併殺打は走塁ミスの部分も大きく、内容は良くない。

7回表の攻撃では、2点のビハインドで黒田に打順が回るというところで代打會澤が告げられ、このイニングに逆転しない限り黒田の勝利投手というのはなくなった。
2アウトからその會澤がライト前ヒットで出塁し、田中のピッチャー返しの打球はマウンドに当って方向が変わり、セカンドゴロに打ち取られ無得点に終わり、黒田の200勝は次戦以降にお預けとなる。
今日はとことん打球方向がカープに味方しなかった。

終盤も反撃どころか8回には、この試合で5つ目の併殺打が出てしまい、そうかビジターでの中日戦はこうなる傾向があるのだと、思い出さされた。

とは言っても、黒田は6回3失点、自責点は2ということで十分先発としての仕事を果たしている。
次回の登板での200勝達成を期待したいと思う。





【カープ情報】2016.07.05 広島対中日 公式戦12回戦 野村10勝目、チームは今季最多となる17貯金

2016年7月5日に行われた、広島対中日の公式戦12回戦の試合結果

広島 000 010 300|4
中日 010 000 000|1

勝 野村 10勝2敗
負 大野 5勝3敗
S 中崎 1勝3敗17S

【本塁打】なし

7試合で3完投、平均投球イニングは約8イニングの大野に対し、カープ先発の野村は13試合で1完投、平均投球イニングは6回1/3という数字が残っている。
大野を早めに、それも野村よりも早くマウンドから降ろすことができるか否かで、優位に試合を進められるかどうかが決まりそう。

そしてカープのスタメンには菊池の名前があり、万全ではないかもしれないが、試合に出られる状態というだけでも一安心。

野村、大野のピッチングは共に持ち味を存分に発揮し、とても大崩れするような内容には見えない。
ただ、先に失点したのは野村。
2回裏のピッチングで、先頭のビシエドの高く弾んだ打球が、サードルナの頭上を越えていくレフト線のツーベースで出塁すると、ナニータはバットの先で詰まっているがセンター前ヒットで、ノーアウト1、3塁。
しかし、福田をセカンドゴロ併殺打に打ち取り、その間に三塁ランナーが生還する。

1点のビハインドだけであれば、十分終盤の反撃も期待できる。
そのためには、単なる凡退を繰り返していたのでは大野の攻略には繋がらない。

確かに全般的に素晴らしい投球を見せている大野ではあるが、カープ打線が全く手も足も出はいという訳ではない。
コースに決まったボールは、どうあってもヒットにはなりそうもないが、時折高めに来ることもあり、打ち返せば打球は伸びていく。
振り遅れての空振りというのが少ないということは、球威の面で付け入る隙があることにもなる。

5回表には、先頭の新井がセンターオーバーの二塁打で出塁し、2アウトになるまでに、センターへの犠牲フライで三塁に進んでいる。
2アウト3塁で、石原が打席に向かうが、大野がエースだからこそ、敬遠で投手勝負を選択しなかったのだろうか。
正直なところ、石原が大野からタイムリーを打つというのも確率的には低いのかなと思わざるを得ないが、野村との勝負を選択せず、石原と勝負を選択してタイムリーを放ったことで、試合の流れはカープに傾きかけた。

7回に入ると、これまで2三振のルナが、先頭打者としてセンター前ヒットを放つと、新井には際どいコースを狙ったボールが外れ始め四球で、ノーアウト1、2塁。
そして鈴木は、2球目のスライダーに振り遅れて右方向へのファールとなるが、同じようなスライダーを続けたところをタイミングを合わせてレフト前へと運び、これがタイムリーとなり1点を勝ち越した。
レフトのナニータの肩も十分頭に入れての、ルナの本塁突入も嵌った。
ノーアウト1、2塁で下水流が打席に向かい、追い込まれてからのアウトコースのチェンジアップが高く浮いたところを捉えると、左中間を破る2点タイムリーツーベースで、リードを3点に広げた。

さらに追加点を狙って、野村に代打小窪を送る策も見せたが、ここは大野が踏ん張った。
冒頭の、大野を野村よりも早くマウンドから降ろすという面では、イニング的には負けてしまったことになるが、リードしている展開で、攻撃の作戦面も絡んでのことであるので仕方のない面はある。
ただ、内容自体は上回ったと言っていいのではないかと思う。

7回からはヘーゲンズがマウンドに上がり、今日は非常にテンポの良い、ピッチングを見せる。
中日打線の早打ち凡打にも助けられ、わずか8球で危なげなく三者凡退で打ち取った。

8回からはジャクソンがマウンドに上がり、球威の面では今日も何ら問題ない。
ただ、10試合ぶりに四球を出してしまい、ランナーを許すことになるが、問題があったのはそこだけ。
しっかり無失点で抑え、あとは中崎に託すのみとなった。

その中崎は2アウトから、ビシエドに三遊間を破ろうかという打球を放たれ、田中が飛び付いて捕球したものの、一塁は間に合わず内野安打となってしまったが、十分に安心して見ていられる内容で、見事逆転勝利を飾った。

野村はオールスター前に10勝に到達、そしてチームは今季最多となる17の貯金となった。
今日の試合に関しては、プロ入り後大野から奪った最多得点となる4点を挙げた打線の集中力、特にセ・リーグの中で左腕のエース格の投手から、鈴木と下水流の放った連続タイムリーは見事というほかない。
そして、その大野に投げ勝った野村の好投、無失点リレーを見せたヘーゲンズ、ジャクソン、中崎など、全員と言っていいほど、チームの力で勝利した試合と言えるのではないだろうか。







【カープ情報】2016.07.03 広島対DeNA 公式戦14回戦 本塁打攻勢で今季最多13得点を挙げ大勝

2016年7月3日に行われた、広島対DeNAの公式戦14回戦の試合結果

広 島 410 113 012|13
DeNA 202 001 100| 6

勝 ヘーゲンズ 4勝1敗
負 モスコーソ 4勝7敗
S -

【本塁打】新井7号、筒香18号、19号、會澤3号、宮崎8号、下水流2号、3号

昨日負傷した菊池に代わって、安部が今季2度目となる2番セカンドでスタメン出場。
安部にとっては、三塁でのスタメン機会が減ってきており、このセカンドでの出場は大きなチャンス。

初回の攻撃では、その安部が四球を選ぶと、丸も四球で1アウト1、2塁のチャンスとなり、打席にはルナ。
レフト前への強いヒットで、安部が本塁を狙うがタッチアウトで先制を逃すが、続く松山は追い込まれてからインコースを狙ったストレートがシュート回転し、真ん中付近に来たところを捉え、ショートの頭を越すヒットで、今度こそタイムリーで1点先制。
ルナが好走塁で三塁を陥れ、2アウト1、3塁のチャンスが続き、新井は追い込まれてからの釣り球を見逃したり、ファールで粘っているうちに、タイミングを合わせてアウトコースのチェンジアップを捉え、レフトスタンドへのスリーランで3点追加。
先制しても1点だけでは、終盤もつれるのは何度も述べている通り。
このスリーランは大きな援護点となった。

そしてカープ先発の戸田は、先頭の桑原に死球を与えてしまい、1アウトから宮崎の一二塁間への鋭いゴロを、安部が飛び付いて捕球し、一塁をアウトにするファインプレーがあったが、筒香にインコースのストレートを逆方向へ弾き返されそのままスタンドインとなるツーランで2点差に詰め寄られる。

ただ、今日のモスコーソは全般的にボールが高い。
2回には會澤がアウトコースのスライダーを捉え、ライトポール際へ本塁打を放ち1点を追加。
2アウトからの安部のセンターフライも捉えた打球だった。

しかし戸田も今日は長打による失点が続く。
3回には宮崎にインコース低めのストレートをすくい上げられ、レフトポール際へ特大のツーランを打たれて、1点差にまで迫られた。
悪いピッチングというほどではないが、右打者へのインコースのボールが、若干甘めに入ってきている。
昨日から振れている桑原に、インコースを狙ったボールが、やや甘くなったところをレフト前ヒットとされていることがこのイニングの失点のきっかけ。
もう少しインコースを厳しく突けないと、横浜スタジアムでは本塁打の危険性が増す。

1点差に詰め寄られた4回表のカープの攻撃は、先頭の新井が軽く合わせたバッティングでライト線を破る二塁打で出塁すると、鈴木が四球でノーアウト1、2塁。
ここで會澤がスリーボールとなった後にショートゴロ併殺打に打ち取られる。
状況によっては、戸田が送りバントをしたり、代打を出す作戦も考えられたが、併殺となったことでそのまま戸田がヒッティングをするのみ。
モスコーソのインコースのストレートを逆方向へファールを打って粘っているうちに、真ん中へのストレートが入ってきたところを詰まりながらセンター前に運んで、自らタイムリーを打って1点追加した。

さらに5回表、代わったザガースキーを攻め、丸の一塁線への打球をロペスが取ることができずに二塁打となると、ルナ四球、松山センター前ヒットで1アウト満塁。
ここで新井はアウトコースのストレートを右方向へ狙い打ったが、ロペスの正面へのゴロとなる。
3-2-3での併殺コースの打球だったが、ロペスが握り損ねて本塁送球が遅れて、打者走者の新井はセーフ。
そして鈴木がストレートを捉えて、球足の速いセンター前ヒットがタイムリーとなり1点追加。
ただ、打球が速くて二塁ランナーの松山は本塁突入を諦めたが、一塁走者の新井は三塁を狙うつもりで二塁をオーバーランして走塁死となってしまっている。

コツコツと追加点を奪う展開で、カープも戸田を早めに諦め、投げ切れば勝利投手の権利が付く5回のマウンドには、戸田に代えて今村を送る投手起用を見せる。

その今村はこの試合、初めてDeNA打線を三者凡退に抑え、一旦試合を落ち着かせる役割を果たし、カープ側へ流れを引き寄せる意味のあるピッチングとなった。

6回には代打下水流の特大の代打本塁打で2点を追加し、丸のタイムリーでさらに1点追加。
二塁ランナー安部の本塁への走塁は、初回の本塁憤死の借りを返すような鮮やかなベースランニングだった。

6回表を終えて10-4とリードを広げ、6回裏にヘーゲンズが登板し、抑え捕手石原を起用し、荒れた展開の試合を締めにかかったものの、先頭の筒香にソロホームランを浴びた。
しかし、後続を3人で抑えたことで相手に流れを渡すことはない。

7回裏にはヘーゲンズが2イニング連続失点してしまうが、この試合に関しては大勢に影響はない。
ただ6回の筒香の本塁打、梶谷のレフトフライ、7回のエリアンのセンター前タイムリー、宮崎のセンターフライなど、コースが甘くなっているケースが、ここのところ目立つようになっている。
連投、回跨ぎは避けながらの起用が必要な時期になってきているように思う。

8回には下水流の右方向への2打席連続本塁打、9回には代打岩本のヒットを足掛かりに、新井の5打点目となるタイムリーで追加点を奪い、今季最多の13得点ということで今日は打の力での勝利ということで間違いないかと思う。
その中でも、菊池に代わってセカンドスタメンの安部の走攻守にわたる奮闘ぶりは見逃せない。

ビジターで2勝1敗と勝ち越し、また2位とのゲーム差も今季最大の10ゲーム差まで広がった。
良い週末になったと言えるのではないだろうか。







【カープ情報】2016.07.02 広島対DeNA 公式戦13回戦 岡田突如乱れてKO、菊池は負傷交代か

2016年7月2日に行われた、広島対DeNAの公式戦13回戦の試合結果

広 島 010 000 000|1
DeNA 000 112 00×|4

勝 石田 6勝3敗
負 岡田 1勝3敗
S 山崎康 1勝2敗18S

【本塁打】新井6号、筒香17号

前回登板でプロ初勝利を挙げた岡田が、上昇気流に乗っていけるかという試合。
DeNAとの対戦は2度目となるが、前回は筒香にカーブを狙い打たれて本塁打を浴びており、力勝負で負けない投球も見てみたい。

また、DeNA先発の石田に対しては、2度の対戦でQSを達成させておらず、この試合でも同じように攻められれば打線の援護も十分期待できる。

まずカープの初回の攻撃は、先頭の田中に対し、石田のストレートが高めに浮くケースが多く1球もストライクが入らずに四球で出塁。
田中は盗塁の構えを見せたり、エンドランを仕掛けたり、脚で揺さぶりをかける。
田中が盗塁失敗、菊池がセカンドゴロで2アウトとなったものの、田中と菊池の2人への投球だけで10分が経過した。
そして丸は再び四球を選び、2アウト1塁でルナが打席に向かう。
石田に牽制球を投げさせつつ、じっくりと攻めたが、ルナはセカンドフライで無得点に終わる。
ただ、時間にして約15分の攻撃で、球数は21球、一塁への牽制も多く放っており、相手に神経を使わせる攻撃は出来ている。

そして岡田の立ち上がりは、先頭の桑原に粘られたもののカーブで空振り三振を奪い、石川はセーフティバントを狙い、ボールだと判断してバットを引いたがバットに当たってファーストゴロとなり、宮崎にはストレートで追い込んでカーブで仕留める得意の形で三者凡退。
ストレートの球速も140キロ後半で、調子は良さそうに見える。

そして2回のカープの攻撃は、先頭の新井が外から入ってくる真ん中のスライダーを右方向へ打ち返すと、そのまま右中間スタンドへ飛び込む先制本塁打。
続く鈴木の左中間を破ろうかという当りは、センター桑原がダイビングキャッチを見せ、相手のファインプレーに阻まれた。
新井の本塁打で目が覚め、桑原のファインプレーが立ち直るきっかけとなったようで、石田の投球は途端に低めへ決まり始めた。

2回の岡田のピッチングは、先頭の筒香に対し、ストレートでファールを打たせ、カーブを見せ球にして、インコースへのカットボールで詰まらせてショートフライに打ち取った。
倉本に対しても同じ球種で1球で詰まらせた投ゴロに打ち取り、エリアンは低めのストレートでショートゴロ。
左打者のインコースを攻めるケースが非常に多く、ことごとく詰まらせているピッチングは見ていて安心感がある。

3回裏は2アウトから石田にセンター前ヒット、桑原にライト前ヒットで1、3塁のピンチを背負う。
1打席目の粘りの様子から、そして鈴木の左中間への打球を好捕した守備からも、桑原は状態が良いのだというのが伺える。
ただ、ピンチで打席に迎えるのが左の石川ということで、まだ左打者へのインコースへの攻めが通用しているという精神的な余裕もあってか、またもや詰まらせてピンチをしのいだ。

4回表のカープの攻撃では、1アウトから新井が低めのスライダーをうまく拾ってセンター前ヒット、鈴木はフルカウントから四球を選んで1アウト1、2塁。
本塁打の1点のみという試合展開で、スタメン起用の下水流に一本出れば試合の流れを引き寄せることができるのだが、三球三振という結果では、終盤もつれるなというのは容易に想像できる。

すると4回裏、1アウトから筒香に対し、前回登板時と同じく、カーブを捉えられ、ライトスタンドへライナーで飛び込む本塁打で同点に追い付かれる。
同じ攻めでの失点の仕方は、少し残念に思う。

そして5回裏には、先頭の梶谷にはカットボールで詰まらせたがレフト前へのヒットとなり、戸柱のファーストゴロ進塁打も強い当たりだった。
このイニングのカットボールは、序盤3回までの曲がりとは変化の方向が若干縦に変わっているように見えた。
石田は三振に打ち取るが、やはり今日のっている桑原に、ライト前タイムリーを打たれて勝ち越しを許す。
アウトコース高めのカーブだったことで、甘いコースだったのは間違いない。

ただ、カープとしては、序盤のじっくりとした攻めの効果が表れそうなイニングにもなってきている。
6回表には2アウトから新井がこの日3本目のヒットとなる、ライトフェンス直撃の二塁打を放ったところで石田がマウンドを降りる。
この早めの須田への交代は少し想定外だったように思う。
鈴木が四球を選んで、下水流に代打松山を送るが、力負けしてショートフライで得点できず。

投手交代の成功で流れがDeNA側へ傾いたのもあるが、岡田のボールの質が落ちてきている印象はあった。
6回裏の連打での2失点も、ある程度予想のつく展開ではあったが、5回途中70球弱で球威、変化球のキレが落ちてくるようでは、という首脳陣の思いもあっての続投だったのだろう。
追加点を奪われ、ピンチを残しての投手交代は、6回表のDeNAの投手交代とは対極の采配。
相手に流れが傾いた後にマウンドに上がったオスカルに、抑えてくれと託すにはかなり厳しい場面。

もちろん、野手陣は必死に守って何とか追加点を与えないように、という姿勢は見えるし、試合を諦めていないのもよく分かる。
相当に厳しい場面で追加点を防ぐ、という投手起用に応え、オスカルが後続を断ったことで、もう一山ありそうな試合展開にはなった。
ただ、岡田は球数には余裕がありそうでも、2試合続けて早いイニングでマウンドを降りざるを得なくなったということは、そろそろ疲れが貯まってきている時期なのかなという受け取り方もできる。

7回は代打攻勢を見せるが実らず、さらに代打小窪が菊池に代わってセカンドの守備に就いた。
菊池は6回の守備で体を張ったプレーを見せており、どこか痛めて大事をとって早めの交代となった可能性がある。

7回裏からは一岡がマウンドに上がり、1アウトから宮崎に四球を与え、代走関根に揺さぶられるという、カープの方が行いたい攻撃をされてしまっている。
筒香はフォークでタイミングを外してセカンドフライに打ち取り、倉本には粘られた末にセンター前ヒット、エリアンは鋭い当たりのライトフライで得点は許さなかったが、非常に長い間守備に就いており、徐々に追い詰められてきた。

終盤8回9回は、代打岩本の今季初安打、山崎康からチャンスを作る場面もあったが、須田から始まったDeNAの投手リレーの前に無得点となり、再びDeNA戦は1つの負け越しとなった。
早めの投手交代が嵌り、カープの攻撃が後手に回ったのも痛かった。

ただ、カープのリリーフ陣も、相手に流れが傾いている中で、オスカル、一岡、九里がランナーを出しながらも無失点リレーを見せた。
菊池の負傷の具合は気になるが、チームとしての戦い方は決して悪くない。





【カープ情報】2016.07.01 広島対DeNA 公式戦12回戦 ジョンソン7回2失点好投による8勝目、松山、鈴木2者連続本塁打で援護

2016年7月1日に行われた、広島対DeNAの公式戦12回戦の試合結果

広 島 003 020 001|6
DeNA 000 000 200|2

勝 ジョンソン 8勝5敗
負 井納 5勝7敗
S -

【本塁打】松山6号、鈴木11号、ルナ2号

昨日は中村恭に代わって一軍昇格するのはリリーフ投手が有力だろうと思っていたが、岩本が一軍登録されている。

また、交流戦前の最後のカードが、約1ヶ月前の横浜でのDeNA戦で、そこで1勝2敗という成績だった。
当時は、セ・リーグで最も調子のよいチームがDeNAという認識で合っていたと思うが、今度は少なくともカープの調子の良さは負けてはいないはず。
ビジターで勝ち越しを決め、連勝ストップ後の再スタートを切りたいところ。

その先陣を切るのが、昨年以来DeNAには相性の良くないジョンソンが先発。
決して被打率が悪いわけではなく、巡り合わせ一つで変わってきそうな相性ではあるが、我慢の展開を余儀なくされそうではある。

カープ打線は、井納に対し、5番に松山を上げ、鈴木を6番に下げてきた。
当然鈴木に対するマークがきつくなってきたことで、柔軟に打順を入れ替えるのは、今後も考えられる策。

序盤は、ジョンソン、井納ともにランナーを出しながらも、あと一本を許さない投球をしている。
鈴木が二盗を失敗したのは、井納からはあまり点が取れないだろうという思いからくる作戦で、集中力が高い序盤では、なかなか思う通りにいかない。
ところが、3回にその集中力が早くも途切れ掛ける。

先頭の菊池が詰まりながらもセンター前ヒットで出塁すると、丸、ルナが倒れた後に松山が左中間へのヒットで2アウト1、3塁のチャンス。
初球の入りに変化球を選択するケースが多いという、今日の井納の配球を読んでか、鈴木が初球を打ちに行くとサードへのイージーゴロ。
これをエリアンが一塁へ大暴投して1点を先制すると、一塁走者の松山も本塁を狙う。
バックアップのライトからの本塁送球がまたもや大暴投となり、もう1点追加。
タイムリーエラーにより2点を先制し、さらに安部も低めのフォークに付いていき、ライト前へのタイムリーヒットで3点目。
相手の弱みに付け込んで、さらにもう1点追加出来る攻撃は言うことなし。
石原がライト線へのツーベースを放ちチャンスが拡大するが、次のジョンソンは打ち取られて3点どまり。
しかし、十分チームの流れに持ってくることのできる攻撃は出来た。

今日のジョンソンのピッチングは、とにかく内野ゴロが多い。
低めへの制球はもちろん問題ないし、インコースを突いて詰まらせる打球も多く、その低めプラスインコースという組み合わせで外野まで打球が飛ぶことすらほとんど見ることがない。

ジョンソンの好投で攻撃にもリズムが生まれ、5回には今日打順が入れ替わっている松山と鈴木に連続本塁打が飛び出すという、打順変更がズバリの攻撃が見られたことで、流れはカープに傾いたと言っていい。
松山のインローのボールをすくい上げるような独特の打ち方での本塁打と、鈴木のアウトハイのストレートを右中間スタンドへ放り込むパワー、両者の持ち味が存分に出た本塁打で2点を追加し、あとはジョンソンに長いイニングを投げ切ってもらうのみ。

7回に入ってジョンソンが三連打を浴び、ノーアウト満塁のピンチを背負う。
倉本のライナー性のヒットは高めのボール、エリアンのレフト前ヒットは低めのボールを打たれてのもので、6回までの打ち取り方とは違った結果が出始めた。
ということは、7イニング目で球威が落ちかけているのかなと捉えるところで、梶谷のセカンド内野安打も打ち取った当たりだっただけに、この辺りは相性も影響してきているのかなという印象が強い。
さらに、満塁の場面で嶺井には押し出し死球というインコースのボールがあったが、嶺井が肘を出して当たりに来ているという判定で死球は取り消しとなる。
嶺井をサードゴロ本塁のみ封殺というプレーがあった後、関根のレフト前2点タイムリーを打たれ、さらに送球ミスがあった間にランナーが進塁して1アウト1、3塁。
ただ、押し出し死球取り消し、送球ミスなど、バタバタとした展開となっているが、ジョンソンは決してイライラしている様子は見られない。
桑原をセカンドゴロ併殺打に打ち取って、DeNA側に流れが傾きかけたイニングを2失点で抑え、さらに勢いも加速させることなく終わらせた。

3点差ということで、8回からはジャクソンがマウンドに上がり、石川、宮崎は力勝負で押し込んで抑え、筒香もインハイのストレートで空振り三振で三者凡退。

すると9回表の攻撃では、ルナにしてみれば非常に珍しい初球を打っての、久々の本塁打で1点追加。
初球のど真ん中のストレートではあったが、打つとは思わなかっただけに、勝手にバットが出るほど甘いボールだったのだろう。

9回裏は4点差に開いたが、当初の予定通り中崎がマウンドに上がり、田中の一塁へのワンバウンドになる悪送球で1人ランナーを出したものの、気にするなとばかりに後続は退けて、ビジターでの三連戦の初戦を取った。







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