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【カープ情報】2016.03.31 広島対中日 公式戦3回戦 継投ミスで満塁本塁打被弾で逆転負け

2016年3月31日に行われた、広島対中日の公式戦3回戦の試合結果

広島 120 200 000|5
中日 000 000 72×|9

勝 小熊 1勝0敗
負 中田 0勝1敗
S -

【本塁打】高橋1号

中日先発のルーキー福は、3月26日の阪神戦で左のワンポイントでリリーフ登板し、そこから中4日でプロ入り初先発のマウンドに上がるという、かなり珍しいケース。
昨シーズンのナゴヤドームでは、先発左腕がカープから7勝を挙げており、現時点で先発も出来る左投手を優先的に起用してきただけと思えるのは考え過ぎだろうか。

オープン戦では3月3日に、岡田対福の先発対決があったが、その試合も含め福のオープン戦最長イニングは3イニング。

そう考えると、長いイニングを投げることは期待していないようにも思え、逆に粘りのバッティングをして球数を投げさせたとしても、4回あたりで交代することも十分考えられる。
となると、リリーフで登板してくるメンバーを見渡せば、序盤の3回までに先制点を奪い、4回あたりまでリードを保てていれば、相当有利に試合を運べそうな展開が見える。

その試合前の思惑通り、先発の福を攻め立て、初回に1点、2回に2点と理想的な形で得点を重ねていく。
5回を終えて5-0とリードを広げ、何ら不安のない前半の試合運びだった。

ジョンソンは、中5日での登板でしかも球数が115球ということに加え、次回登板も中5日が予想されており、7回からはオスカルが登板する。
ところがオスカルは、打者4人で3安打を浴びてしまい、1点を返される。
本来は悪いことではないのだが、ストライクが入り過ぎて、単調になっている面はある。
4番のビシエドを迎えたところで中田に交代するが、その中田はビシエドに死球を与えてしまい、1アウト満塁のピンチとなってしまう。
流れは良いとは言えず、平田の打席如何では一気に試合の流れを持っていかれかねない。
3-2というカウントから、押し出し四球を与え、2点目。
ただ、押し出し四球を怖がってコースが甘くなって痛打されるよりは、まだ四球の方がましな場面でもあり、この2点目はギリギリ許容範囲。
しかし、次打者の藤井に対してのボール先行は頂けない。
慎重になっているというよりは、勝負に行けていない感じが強く、特にスライダーは甘いコースに行くか、ボールになるかのどちらか。
ちょっと組み立てが難しくなってしまっている。
投げる球がなくなった状況での二者連続の押し出し四球で、続投という選択肢はありえない。
高橋周の逆転満塁本塁打は、継投ミス以外にはありえない。

1点でもリードして8回を迎えられれば、ジャクソン、中崎が控えている状況で、リードを守る投手リレーを放棄した時点で、カープの勝ちの芽は摘み取られたと言っていい。

この逆転負けは、ナゴヤドームでの相性云々ではなく、5点リードしていれば勝てるだろうという油断で、有利な状況にもかかわらず投手起用を怠ったベンチのミス。
エルドレッドも、ルナもベンチに下げ、少なくとも同点だけは避けなくてはいけない状況で、追い付かれるどころか逆転されるまで動かなかったベンチの責任は大きい。

8回表の攻撃では、中日側の守備も集中力を取り戻し、あっさり三者凡退。
これでは9回表の攻撃への興味も薄れる。

さて、勝ち試合での継投も任されるかと言われていた中田、今村が不安定な投球を見せてしまい、オスカルも2試合連続失点。
特に中田は打者と勝負できないような投球を見せてしまった以上、7回を任せることは難しい。

これ以上リードを広げさせるわけにはいかない8回裏にマウンドに上がり、ノーアウト満塁のピンチを背負い、ダメ押し点を与えてしまった小野も同様。

9回表の攻撃で、選手起用の拙さの象徴を背負わされた感のある野間に、やはりというか打順が回り、完全に力負けのサードゴロに打ち取られる、非常に残念な攻撃でゲームセット。

これが三連戦の最後でまだ良かった。

7回のマウンドには、もう一度オスカルに託すか、ファームから投手を抜擢するかになってくるが、ファームから7回を任せられそうな投手として名前が挙がるのヘーゲンズくらいで現実的ではない。
昨秋からお勧めしている九里をリリーフとして起用するか、明日先発の岡田を、結果如何にかかわらずリリーフとしてそのまま一軍に帯同させるか、というのも選択肢になってくるのではないだろうか。



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【カープ情報】2016.03.30 広島対中日 公式戦2回戦 横山プロ入り初先発初勝利

2016年3月30日に行われた、広島対中日の公式戦2回戦の試合結果

広島 030 042 002|11
中日 000 010 020| 3

勝 横山 1勝0敗
負 濱田達 0勝1敗
S -

【本塁打】なし

ナゴヤドームでの初戦を落としたカープは、第2戦の先発マウンドにルーキーの横山を送り込む。
その横山の立ち上がりは、どの球種でもストライクが取れ、カウントを悪くして窮屈なピッチングになるケースがほとんどない。
時折、抜け球が行ってしまうのは、プロ入り初登板の独特の雰囲気によるものだと思う。
基本的に先に追い込むことで、中日打線に思うようなバッティングをさせることがない。

横山の安定した投球が見られているうちに、早めに援護をしていきたいところ。
その打線は、初回こそあっさりと三者凡退に倒れてしまうが、昨日同様2回に打線が繋がる。
8番の石原以外は、4試合連続同じスタメンとなっており、各打者の求められる役割が一定となっている。
エルドレッド、新井、天谷の連打で1点を先制すると、今日はさらに追撃が出来た。
中日先発の濱田達のボールが徐々に暴れだし、制球が利かなくなってきた隙を狙い、ワイルドピッチで1点をもらった後、投手横山のセーフティスクイズと送りバントの両方の意味のあるバントが転がる間に、天谷がギャンブルスタートを決めて3点目を奪った。

3回以降も常に攻め続け、ルナの四球を挟んで4連打で3点を追加する、効率の良い攻めを見せる。
昨日の若松の続投もそうだったが、今日の投球内容で濱田達をここまで引っ張るということは、開幕直後でリリーフ陣に無理をさせたくないという思いに加え、リリーフ陣の駒不足という問題も見え隠れしてくる。

5回表を終えて7点差に広がり、ますます横山の投球が楽になってくるところではあるが、初勝利の権利がかかった5回裏に、突如制球を乱してしまう。
指に引っ掛かったようなボールで、二者連続死球でピンチを広げると、大島にはライト前ヒットでノーアウト満塁。
はっきり言って、5回表の4点の追加点で、余程のことがない限りカープの勝利は確実となっている。
プロ入り初勝利のための試練は、どんな点差であっても訪れるもの。
横山本人は決して楽な気持ちにはなれないと思うが、満塁となってからは、開き直って併殺の間の1失点のみに抑えるのだから、気持ちの切り替えは出来ていたのだと思う。

7回を投げて、79球で被安打4の1失点。
投球内容的には、完投ペースで投げられているが、8回に入ると、ボール先行で、逆球、抜け球が明らかに増えた。
長いイニングへの適応を見たいというベンチの思惑もあるし、点差もあるので出来るだけ引っ張りたいという考えもあっての続投になった。
ナニータのタイムリーの後、代打平田に四球を与えた場面ではコントロールが思うようにならなくなっていた。
それでも1アウト満塁で高橋周を打ち取った投球が、横山にとっての最後の力を振り絞ったものだった。

2アウトから杉山に押し出し四球を与えたところで、中田に交代となり、中田は2アウト満塁のピンチを見事に切り抜けてみせる。

9回表の攻撃では、又吉からも得点を奪いダメ押しに成功。
代打松山のバッティングは、ようやく自分のタイミングで芯で捉えた打球が出た。
今日の試合で岡田、又吉という昨シーズンなかなか攻略できなかった中日リリーフ陣の一角から得点を奪えたという事実も心強い。
ナゴヤドームでの15安打はここ10年では2番目の多さで、11得点は最多。

開幕して僅か5試合しか終わっていないとは言え、規定打席に到達している打者7人のうち、5人が3割超の打率を残しているのは近年記憶にない。
昨秋から今春までの各打者のスイングの鋭さを見る限り、たまたまではないと思えるだけに、少ないヒットでも確実に本塁に帰ってくる走塁面も含め、良いチームバランスが保てている。

最後に、横山のプロ入り初登板は、良い面、悪い面の両方を経験することができ、その上で初勝利を挙げることが出来た。
これ以上ないプロ生活のスタートとなり、非常に嬉しく思う。







【カープ情報】2016.03.29 広島対中日 公式戦1回戦 今季初先制点も、ナゴヤドームに逆転負け

2016年3月29日に行われた、広島対中日の公式戦1回戦の試合結果

広島 010 010 000|2
中日 000 004 00×|4

勝 若松 1勝0敗
負 野村 0勝1敗
S 福谷 0勝0敗2S

【本塁打】なし

鬼門のナゴヤドームでの初戦を迎え、今シーズンの戦いを左右する一戦という位置付けもできる。
良い試合、接戦をしても負けてしまうという結果は不要で、内容度外視でこの三連戦を勝ち越すくらいの結果が欲しいところ。

昨シーズンのナゴヤドームでの試合は、1勝10敗、チーム打率.173、総得点は16点で、1試合平均では1.45点しか奪えていない。
とにかく打てない印象が強すぎるため、まずは得点できる姿を見てみたい。

ただナゴヤドームの広島戦で、2勝0敗のバルデス、4勝0敗の八木が故障のため不在となっている。
残りの4勝のうち、エースの大野が1勝しているほかは、リリーフの田島、髙橋聡、福谷が各1勝となっており、数字から受ける印象は、中日側のマイナス面も大きいように思える。

とは言っても、他の先発投手に抑えられる可能性も十分にあるわけで、そうならないためにも、まずはナゴヤドームでは初対戦となる若松を攻略し、波に乗りたい。

カープのスタメンは、DeNA戦の3戦目と同じで、打席での粘りの姿勢を買って、天谷を続けて起用してきている。
開幕から3試合連続で先制点を許しているが、ビジターで有利に試合を運ぶためには、先制点が欲しい。

そのカープの攻撃は、初回こそ三者凡退に終わってしまったが、2回には粘りのある攻撃が見られた。
先頭のルナのセンター前ヒットは粘った末の安打で、エルドレッドは三振してしまったが、追い込まれてからフルカウントまで粘った。
新井にしても追い込まれて、一番甘くなったボールを捉えて、左中間突破のタイムリーツーベース。
天谷のセンター前ヒットは、しぶとく食らいついてショートの頭を越し、會澤は難しい球には手を出さず、最後の最後に甘くなったチェンジアップを捉えてのサードライナー。
当たりは良かったが、サード高橋周の好守で、ライナーゲッツーとなる。
非常に中身の濃い攻撃で、念願の先制点を挙げた。

若松に対し、序盤3回で63球を放らせており、じわじわと苦しめていると受け取れる攻撃。
5回に追加点を挙げ、2点リードとなり、若松の球数は5回で103球。
得点こそ2点どまりだったが、狙い通りの攻めは見せることが出来た。

ただ流れが変わり始めたのが、5回裏の中日の攻撃。
1アウト1、2塁でそのまま若松が打席に向かい、送りバントを狙う。
結果はスリーバント失敗ではあったが、2点ビハインドの攻撃で、球数が100球を超えている投手をそのまま打席に送るということは、先発投手への信頼、リリーフ勝負のタイミング、勝負勘など様々な要因があるなかで決めた一手。

その采配で送りバント失敗なのだから、本来はカープ側へ流れが来てもおかしくなかった。

そして続投の若松に対し、2アウトからエルドレッドがライト前ヒットで出塁すると、代走野間を送り、二盗を決めて新井の一打にかけた。
しかし得点ならず。
野間の代走には、当然守備固めとしての起用も含まれている。

ただこの代走、守備固めも裏目に出ることになる。

6回裏に野村が捉まり、同点に追い付かれると、若松よりも野村の方が先にマウンドを降りることになった。
リリーフのオスカルが、高橋周に真ん中高めに入る失投を弾き返され勝ち越しを許すと、杉山にもタイムリーを打たれて逆に2点を追う展開になってしまう。
そして満を持して若松がマウンドを降り、リリーフを継ぎ込んでくる展開になってしまった。

野間の起用は、何とかあと1点追加点を奪って優位に試合を進めたいという狙いがあったし、得点できなくても終盤守り切るという思いもあった。
ただ、若松の続投という一手が嵌り、逆転まで持っていかれたことで、カープの得点源でもあるエルドレッド不在の打線で2点を追いかける展開になってしまったのは、誤算だったはず。

7回と8回は、今村がランナーを出しながら何とか粘って無失点で抑えてくれたおかげで、接戦という形は保たれたが、8回表にエルドレッドと交代した野間にチャンスで打順が回ってきて得点できなかったのも、試合の流れと言えなくはない。

ワンチャンスをものにした中日に逆転勝利を許してしまう形にはなったが、若松攻略の方向性は間違っていなかった。
1点先制した後の、會澤のサードライナーが抜けていれば、という辺りが勝負のあやになった面もあるかなと思う。
そのサードライナーを好捕した高橋周に勝ち越しタイムリーを打たれたことは、ナゴヤドームの洗礼を浴びてしまったのかなと思わずにいられない。

悪い戦い方ではないが負けてしまうという、ナゴヤドームでの流れを明日先発の横山が変えてくれると期待したい。



【カープ情報】2016.03.27 広島対DeNA 公式戦3回戦 オスカルプロ入り初勝利、西川初打席初安打

2016年3月27日に行われた、広島対DeNAの公式戦3回戦の試合結果

DeNA 000 012 000|3
広 島 000 003 21×|6

勝 オスカル 1勝0敗
負 須田 0勝1敗
S 中崎 0勝0敗2S

【本塁打】戸柱1号、筒香1号

オープン戦では絶好調だった福井が、今季初先発を迎える。
その立ち上がりは、ストレートの球威十分で、ランナーを出しても何ら心配ないピッチングを見せた。

ただ、今日の福井はストレートの球威が十分なのは間違いないが、決め球のフォークではなかなか空振りが奪えない。
ベースの手前でワンバウンドし、各打者が見極めているため、どうしても窮屈な投球になってしまっていた。

それでも落ち着いてストレート中心で攻めていき、特に3回は先頭の戸柱のレフトフライを、エルドレッドが落球するエラーでランナーを二塁に進められても、その走者をホームに帰すことはなかった。
エルドレッドのファインプレーもあり、序盤はお互いに0行進となる。

内容的には、DeNA先発の石田も負けてはいない。
ストレートに差し込まれる打者が多く、さらに適度に荒れているということもあり、なかなか狙い球を絞ることが出来ない。
エルドレッドに関しては、ストレート待ちで振りに行って、それでも詰まらされており、こういう打撃内容を見せられると、相手投手は乗ってくる。
5回までは、先頭の田中の今季初ヒットの僅か1安打に抑えられていた。

ただ、今季のチーム方針である打席での粘りに加え、石田の荒れ球による投球数の増加もあり、決して長いイニングを投げ切るという状況でもなかった。
どこかで継投策を採ってくるというのは間違いなく、石田の交代のタイミング前後で捉まえに行く、そのタイミングをじっくり計っている。

実際には、戸柱のプロ入り初本塁打、筒香のツーランで3点のビハインドという状況で、打線に焦りが見えていたのも事実。
3試合連続で先制点を与えており、常に追いかける展開というのも、ホーム球場ではまだ精神的に追い詰められる度合いも少ないが、ビジターではこうはいかなくなる。

そして今日の試合に関しては、6回に1アウトからルナが左中間を破るツーベースでチャンスメイクしたところで、石田は交代となる。
球数は5回を投げ終えた時点で80球を超えており、すんなり6回を抑えれば7回まで、6回のイニングでピンチを迎えれば継投もあり、というプランが出来ていたのだと思う。

そして右打者が並ぶというところで、右の長田に交代したが、エルドレッドは追い込まれたあと、ストレートが抜けて死球となりランナーが貯まる。
試合の流れに乗った攻撃が出来るチーム状態に加え、石田の交代のタイミングの前後で勝負を仕掛けるのは、チーム方針ではっきり示されており、各打者が乗っていきやすい精神状態にある。
昨日連続タイムリーの新井、天谷は、このチャンスでは連続四球を選び、天谷の押し出し四球でまず1点を返す。
エルドレッド、新井、天谷の三者は全て先に追い込まれた後の出塁で、追い込まれてからの粘りがいい方向に出ている。
そして今季初スタメンの會澤が、レフト前2点タイムリーで続き、同点に追い付く。

一気に逆転まで持っていきたいところで、福井に代打松山を送ると、DeNAも投手交代で勝ち越しの1点を防ぎにくる。
代打の代打小窪が倒れ、1番の田中もセカンドゴロでチャンスが潰えたかと思いきや、昨日のエラーに引き続きセカンドの柴田がボールを握り直して一塁送球が遅れて内野安打となる。
投手も田中ということで、昨日の再現なるかというプレーで、天谷が二塁から一気に本塁を狙うが、今日は上手くいかずに本塁タッチアウトとなってしまう。
ただ、福井の勝ちのチャンスはこのイニングでの勝ち越しのみで、終盤を有利な形で進めていくためにも、相手の隙を突いて1点を奪いに行く走塁は必要だった。

結果同点どまりとなってしまったが、ともかく試合は振り出しに戻り、リリーフ勝負という展開になっていく。
まずはリリーフの一番手としてオスカルがマウンドに上がるが、今日のオスカルは同点に追い付いた後の大事なイニングに加え、突然の雨にも動じず、冷静に投げ切った。
また1アウト一塁からの宮崎のセンター前に抜けそうな打球で併殺を完成させた田中と菊池の守備は見事。
田中からのトスを、菊池が素手で受けて、そのまま一塁送球というプレーは、これぞプロと感じさせる。

このプレー、守備からリズムを作り、7回裏の攻撃に繋げていく。
菊池と丸の連打でノーアウト1、3塁のチャンスを作り、ルナの当り損ねのサードゴロの間に1点勝ち越し。
どんな形でさえ、終盤に1点リードを奪えるという点において、実に意味のある打席。

これで楽になったエルドレッドの、左中間突破のエンタイトルタイムリーツーベースで追加点を奪う。

8回からは3番手のジャクソンがきっちりと無失点で抑えると、8回裏の攻撃では西川のプロ入り初打席でのスリーベースを足掛かりにもう1点追加。
欲を言えば、その後の攻めでもっと追加点が取れた可能性もあったが、8回の表からは守備固めに入っていることもあり、贅沢は言えない。

3点リードの9回表に、4番手として守護神中崎がマウンドに上がり、ランナーを許すものの、左打者へのカットボールで内野ゴロを打たせる得意の攻め方で、併殺で試合を締め、オスカルのプロ入り初勝利をもたらした。

そのオスカルのプロ入り初勝利、西川のプロ入り初打席初安打など、ルーキーにとって素晴らしい日となった。
福井の好投は誰もが認めるところで、今日はルーキーに花を持たせてあげたということにして、自身の勝利は次回にしっかりと記録してもらいたいと思う。







【カープ情報】2016.03.26 広島対DeNA 公式戦2回戦 天谷スタメン起用に応え走攻守全てに見せ場で、今季初勝利

2016年3月26日に行われた、広島対DeNAの公式戦2回戦の試合結果

DeNA 000 010 000|1
広 島 000 020 01×|3

勝 黒田 1勝0敗
負 久保康 0勝1敗
S 中崎 0勝0敗1S

【本塁打】なし

昨夜の肌寒い気候から一転、デーゲームの今日の試合は穏やかな天候となった。
オープン戦での状態を比べれば、黒田と久保康では少し差がありそうにも思える。
特に黒田に関しては、左打者への課題が残っており、筒香はもちろんだが、昨日タイムリーを放っているルーキー柴田が波に乗っているだけに、下位打線であっても気を抜けない。
戸柱にしても左打者で、下位打線をどう抑えるかが、今日のポイントとなりそう。

その黒田の立ち上がりは、ストライク先行でまずまずの投球。
2回には筒香に軽打でセンター前に運ばれ、ロマックには芯でとらえた三塁方向へのゴロを打たれるが、ルナが巧いグラブさばきで処理し、ゲッツーで凌いだ。

しかし3回には、やはり課題の左打者、柴田に右中間を破られるスリーベースで、ノーアウト三塁のピンチを背負う。
ただ、昨日ジョンソンが下位打線に対して勝負を急いで打たれたことを、石原が活かしたのか、8番戸柱、9番久保康を集中して打ち取ることで、頭の中に描いた無失点への道筋を実践して見せた。

また今日の久保康の投球は、主審との相性がいいのか、とにかく低めでストライクが取れる。
ベルトの高さよりも高いボールはほとんどなく、ゴロの打球が多くなってしまう。
ただ、初回の丸、2回の新井のヒットは決して甘いボールではなかったにもかかわらず、角度の付いた打球が飛ぶということは、球威の点で久保康のボールが本調子ではないか、丸と新井の振りが鋭いかのどちらか。

黒田も久保康も、毎回のようにランナーを許し、決して手も足も出ないピッチングではない。
どちらが先に点を与えるかで、試合展開に大きな影響を与えることになる。

そんな中、課題の下位打線に突破口を開かれたのが黒田の方。
柴田を抑えた後、戸柱にヒットを許して、久保に送りバントを決められる。

3回の攻撃で黒田が3-0というカウントから最終的に送りバント失敗しており、試合の流れから考えれば、この送りバントからの失点は避けたいところ。
しかし、白崎に四球を与えてしまいランナーを貯めると、荒波にライト前への先制タイムリーを打たれる。
打ち取ったような当たりで、クリーンヒットとは言えないところに、嫌な流れを感じてしまう。

たださらに2アウト2、3塁のピンチで打席にロペスを迎え、ここで踏ん張らないと大量失点という場面で、しっかりとロペスを打ち取ったことで、完全に試合の流れを渡すことはなかった。
このピンチを凌いだことで、今日の久保康の調子と、打席での粘りを見せているカープ打線の状態を考えると、まだまだ十分に勝機はある。
というのも、久保康は5回で80球ほど要しており、決してスイスイ投げられているわけではない。

ただ、逆にカープの方に再びピンチの方が先に来た。
6回は2アウトから倉本にレフト線へのツーベースを打たれ、昨日、今日と目立っている柴田にライト前ヒットを打たれる。
やはりというか、左打者の連打が出てしまったが、ライト天谷がストライク返球で本塁タッチアウト。
先に追加点を与えてしまうと、苦しい試合展開になるところで、天谷はスタメン起用にまずは守備で応えた。

これで球場のムードが少し変わってきたところで、6回裏の攻撃で、丸、ルナの連打でチャンスを作ると、エルドレッド凡退の後、新井がレフト前タイムリーで同点に追い付く。
やはり1打席目で感じた通り、丸と新井の振りは鋭く、新井の前にランナーをためておくことが、当面の得点パターンになってくる。

さらに、直前のイニングの守備で好返球を見せた天谷が、会心の当たりではなかったが、インコースのボールを腕をたたみながら振り切った打球がライト線に落ち、勝ち越しのタイムリーとなる。
これも昨日の代打四球での打席での粘りの通り、しぶとく食らいついた結果が、タイムリーとなって表れた。

天谷のタイムリーの後も1アウト1、3塁のチャンスが残ったが、石原がセーフティスクイズを狙うと、バントが投手正面に行ってしまい、転がったのを確認してからのスタートになる三塁走者新井は、本塁で楽々タッチアウト。
石原のバントが、もっと一塁寄りか三塁寄りに転がらないと、新井の走力ではセーフティスクイズは成功しない。

追加点は入らなかったが、ともかく6回裏に逆転成功。
リードして終盤に入ることができれば、8回にジャクソン、9回は中崎が控えている。
球数があまり多くない黒田が7回も抑え、この時点で勝利の道筋は見えてきた。

そして8回には来日初登板のジャクソンが、筒香に四球を出したものの、無失点デビューを果たす。

すると8回裏の攻撃では、2アウトから天谷がセンター前ヒット、石原の打席で二盗成功で、2アウトから得点圏に進む。
その石原はどん詰まりのセカンドゴロになるが、詰まり過ぎて不規則な回転の打球となり、ラッキーボーイ的な存在の柴田が弾く間に、天谷が二塁から一気に本塁を陥れる好走塁で、大きな追加点が入る。

9回は中崎が登板するも、先頭打者に対しては130キロそこそこの球速しか出ず、状態は大丈夫なのかと心配もしたが、徐々に球速が上がり、140キロ中盤までは上がってきた。
先頭打者の出塁を許したが、ランナーを釘付けで、得点圏に進ませることなく今季初セーブを記録。

今季の初勝利は、見事な逆転勝利となった。

この試合では、走攻守すべてにおいて結果を残した天谷の起用が当たった。
好返球で追加点阻止、勝ち越しタイムリー、ダメ押しの3点目をもぎ取る好走塁に、その本塁生還に繋がる二盗を決め、今後のスタメン起用に大きなアピールとなった。

終わってみれば丸が猛打賞、新井がタイムリーを含むマルチヒット。
この2人のバッティングの調子が良かったという結果になったと言える。
これでエルドレッドに当たりが出れば、得点能力はかなり上がってくるだけに、エルドレッドの調子が上がるまでは、天谷というピースをどう組み込んで戦っていくのかにも注目してみたい。







【カープ情報】2016.03.25 広島対DeNA 公式戦1回戦 開幕戦は1点差惜敗

2016年3月25日に行われた、広島対DeNAの公式戦1回戦の試合結果

DeNA 020 000 000|2
広 島 000 000 010|1

勝 井納 1勝0敗
負 ジョンソン 0勝1敗
S 山崎康 0勝0敗1S

【本塁打】なし

いよいよ2016年のシーズンが開幕する。
昨季の開幕戦では、オープン戦の結果からは打撃面に期待が出来ないという内容の記事を書いていたが、今季は打線に総悲観を抱くという状態ではない。
とは言え、打ち勝つというチームではないので、やはり先制点を与えない試合プランが望ましい。

またカープのスタメンで、唯一決まっていないのが7番ライトのポジション。
右の井納相手と言うことで、天谷、野間、松山といった左打者のスタメンが予想されたが、開幕スタメンに名を連ねたのは下水流。
正直、どんな打席でも振り回す印象しかなく、エルドレッド、新井に続く打者として考えると、長打狙いが嵌れば得点出来るが、そうでないと穴も大きな打順にも思える。
実際は、天谷は調子が下降気味、松山も不調から抜け出せず、野間はオープン戦で3割打ったとはいえ内野安打が多く、数字ほどいい状態ではない。
この左打ちの外野手3人よりも、状態がわずかでも上という判断でのスタメンなのだろうか。

さて、ジョンソンの立ち上がりは、先頭の白崎を2球で追い込み、最後はインコースのストレートで見逃し三振。
石原の要求通りのコースへ投げ込んでおり、この時点で少なくとも調子が悪いということはなさそうに見える。
2番の荒波も1球で投ゴロに打ち取り、昨年相性の悪かったロペスに集中して投げられる状況を作った。
ここでも失投は一球もなく、まずは三者凡退で立ち上がった。

カープの初回の攻撃は、井納のストレートの切れに差し込まれるケースが多くみられた。
変化球の制球は定まっておらず、まだ井納の調子は万全とは思えないだけに、早めに捉まえていきたい。

ところがジョンソンの方が早くも2回につかまってしまった。
筒香に四球、ロマックにライト前ヒット、倉本が送りバントで1アウト2、3塁。
事前情報通り早じかけのDeNA打線に対し、このピンチでも初球のストライクをセンター前に運ばれ、2点を失ってしまった。
塁を埋めても8番、9番と続く打線だけに、慎重になってもいい場面だったが、ちょっともったいない失点の仕方だった。

そして、3回あたりから井納の変化球が決まり始め、ストレートのキレだけでも手こずっているところへ、緩急も使われて、ランナーすらほとんど出すことが出来なくなった。
井納のファーストストライクは、甘いコースに来ることもあったが、今季のカープは追い込まれてから粘るというのがチーム方針となっている。
甘いファーストストライクに手を出さず、ヒットを打つことが出来なかったことになるが、わずか1試合の結果だけでチーム方針を変える段階ではない。

2回のエルドレッドのライトフライ、3回の田中のライトフライ、8回の菊池のレフトへの犠牲フライなどは、かなりいい形で打てていたと思うし、少し気温が上がってくれば打球はもっと伸びてくる。
その他でも、芯でとらえる打球を放った選手も多くいるし、今日は井納の投球が上回っただけと捉えておきたい。

2安打の新井、カープ移籍後初ヒットのルナ、ここを活かすにはやはり3番丸の打撃にかかってくる。
8回にノーヒットで1点を返した攻撃で、ヒットが1本でも絡んでいると、得点力が上がってくる。

終盤には、天谷、安部を連続代打で起用し、打順の巡りで菊池と丸をベンチに下げる采配も見せた。
スタメン起用では結果の出なかった下水流も2打席で交代させているし、昨シーズンよりも柔軟な選手起用を見せている。

早々にオスカルも投入し、結果も残せたことで、オスカル自身も落ち着いて投球できるようになるだろうし、決して悪い内容での敗戦でもないように思える。

さて、揃って代打起用された左打者、松山(止めたバットで投ゴロ)、天谷(フルカウントから四球)、安部(三振)のうち、打撃内容が良かった打者はいない。
松山に関してはあと一息という段階までは上がってきている。
ボール球を2つ振った安部は、代打の切り札としては起用しづらい。
3人の中では、打席での粘りは天谷が一番だったように思う。



【カープ情報】2016.03.21 広島対ソフトバンク オープン戦

2016年3月21日に行われた、広島対ソフトバンクのオープン戦の試合結果

SB 000 000 200|2
広島 000 000 000|0

勝 和田 1勝0敗
負 中田 0勝1敗
S 柳瀬 0勝0敗1S

【本塁打】なし

昨日負傷した新井はスタメンから外れたが、オープン戦の総仕上げの試合として、上位打線は勢揃いしている。

また、ジョンソンと黒田が初回失点したソフトバンク打線に対し、福井は力のあるストレート、緩急を使ったピッチングで無失点で立ち上がった。
福井に関しては、今日は全く心配の要らない内容で、5回に初ヒットを許し、四球を与え、送りバントで1アウト2、3塁というのが最大のピンチ。
そこでも慌てることなく後続を抑え、6回で被安打1、四球2で自責点0というピッチング。
オープン戦を通じて、カープで最も安定した投球を見せたと言っていい。

一方で打線の方は、和田の緩急を使った投球に翻弄され、連打というのが見られなかった。
今日は出塁が出来なかったルナ、オープン戦終盤に当たりの止まってしまったエルドレッドに加え、6番下水流、7番松山といったオープン戦でもう一つ結果が出なかった並びで、4人で13打数ノーヒットというところで、打線が完全に分断されてしまった。

福井がカープで一番の安定感を誇ったなら、和田は全球団で一番の安定感を見せたというのが、防御率に表れている。
この二人の投げ合いで、両投手がマウンドを降りる6回までスコアレスドローというのは、数字通りの結果が出たと受け止めるほかない。

ということであれば、打線については、今日の完封負けは気にする必要はない。

カープのリリーフ陣の中では、オスカルとジャクソンがオープン戦の自責点0を達成した。
特にジャクソンについては、ノーアウト満塁のピンチを招いた後の、無失点。
1アウトから中村晃のサードライナーを、ルナがファインプレーで救い、次打者の今宮に対してはこのプレーを意気に感じた投球を見せており、セットアッパーとしての適性の高さを伺わせることになった。

チーム本塁打12本は、全チームでトップタイ。
チーム打率は8位、総得点は4位。
失点は5位、防御率は4位。
投打のバランスはまずまず取れているのではないかと思う。

しかし盗塁数は11位ということに加え、盗塁死、牽制死、走塁死というのが目立ったオープン戦でもあった。
それでいての総得点数4位という数字が残った訳だから、シーズンで走塁面の改善が見られれば、という期待は膨らむ。



【カープ情報】2016.03.20 広島対ソフトバンク オープン戦

2016年3月20日に行われた、広島対ソフトバンクのオープン戦の試合結果

広島 000 002 010| 3
SB 203 004 01×|10

勝 武田 2勝0敗
負 黒田 1勝2敗
S -

【本塁打】柳田4号、5号、會澤1号、菊池1号

昨日のスタメンが奇策なら、今日のスタメンは正攻法。
そのどちらのスタメンでも、ソフトバンクの先発ローテーション投手の、バンデンハーク、武田を捉える事が出来なかった。

その要因の一つと言えるのが、先制点を与えてしまったことにある。

今日先発の黒田は、ややコントロールにバラツキがあり、狙ったところに投げ切れなかった印象。
柳田には、インコースを狙ったボールがど真ん中に入ったところをレフトスタンドへ叩き込まれ、昨日のジョンソン同様いきなり2点の先制を許してしまう。
2回以降も、ボール先行のピッチングで、苦労しながら何とか抑えていくという投球内容。

3回には、再び柳田との対戦で、強烈なファーストゴロを処理しようとした新井が、イレギュラーバウンドした打球を右手に受けて、治療のため試合が中断してしまうアクシデント。
結局新井は、そのまま交代し、試合後右手親指の打撲という診断が出た。

昨日、新井の打撃があまりにも状態が良過ぎて、今がピークではないかという記事を書いてしまったが、負傷による途中交代という形になってしまい残念の一言に尽きる。

さて、黒田の投球は、特に左打者へのインコースのボールをヒットゾーンに運ばれることが多く、そういう状態にもかかわらずインコースを攻め続けたということは、オープン戦最後の登板という意図も何かしらあったのだろうと思われる。
右打者には一本もヒットを許しておらず、対左打者への攻め方を見る限り、まだ上積みの余地はあり、開幕までに最終調整して臨んでくれることと思う。

新井の退場以降は、何でもないゴロをルナが弾くエラー、柳田の2本目の本塁打、代わって出場した野間の悪送球などで失点を重ね、試合の流れは完全にソフトバンクに渡してしまった。

それでも日本代表の武田から、會澤、菊池のソロホームランで一矢を報い、打線の状態はやはり普通の状態にはある。
オープン戦は明日が最後となるが、1試合を残して6位以内、しかも勝率5割以上が確定している。

現時点では、昨年の交流戦と似た傾向が出ており、阪神、広島以外のセ・リーグのチームが借金を背負い、パ・リーグのチームではオリックスだけが借金を背負っているところは同じ。
今季も混セの予感が漂ってくる。

混セというのは終盤までもつれるということで、消耗戦という側面もあるだけに、故障離脱中の大瀬良、鈴木も復帰以降は再離脱のないようにしてもらわないといけないし、今日途中交代となった新井を含め新たな故障者の長期離脱を避けていくことも必要となってくる。
となると、ファームを含め、多くの選手のモチベーションを保ち、ともすればバティスタ、メヒアの今季中の支配下登録まで視野に入れて選手運用することも求められ、ベンチワークも昨年同様重要な意味を持ってくるだろう。



【カープ情報】2016.03.19 広島対ソフトバンク オープン戦

2016年3月19日に行われた、広島対ソフトバンクのオープン戦の試合結果

広島 000 000 504|9
SB 200 100 00×|3

勝 今村 1勝0敗1S
負 森福 0勝1敗
S -

【本塁打】新井3号

カープのスタメンは、何か意図があるのだろうというのは分かるが、開幕に向けて実戦モードで臨むと言われていただけに、7番石原、8番ジョンソン、9番野間という並びは、単にバンデンハーク攻略のために、左打者を並べてみたということなのだろか。

ただ、8番に投手を入れるというスタメンは、プロ野球のペナントレースで1年を通して1回あるかないかくらいの奇策。
特定の投手を攻略するために、シーズンで使えるか否かを、オープン戦の間に試してみたかったと捉えたい。

そして実際には、機能せずということで、バンデンハーク攻略ならず。

カープ先発のジョンソンは、立ち上がりのリズムに乗れないうちに2失点。
ジョンソンの投球自体は、この立ち上がりの失点以外は、粘りもある投球を見せ、開幕に向けては不安がない。

ただ、石原はソフトバンク戦で、かつてキャッチャーファールフライを追いかけて、ミットをバックネットに引っかけて手首を痛めた(左手関節三角繊維軟骨複合体損傷)ことがあり、またバリントンとのバッテリーで悪送球、エラーを連発するなど、特に守備面で何かが起きる鬼門とも言いえる相手。
4回2アウト1、3塁からのワイルドピッチでも、まさか一塁ランナーが三塁まで進むとは思っていなかったのか、緩慢なボールの追い方で一塁ランナーを三塁まで進めてしまっている。

前半は、あまり良い流れでの試合が出来なかった。

潮目が変わったのが7回表のカープの攻撃。
先頭のエルドレッドのサードゴロを、松田がバウンドを合わせ損ねるエラーでランナーが出ると、ヒット、四球でノーアウト満塁のチャンスをつかむ。
そしてスタメンを外れていた新井が、代打逆転満塁本塁打という、劇的な一打を放つ。
真ん中低めのスライダーを、巧くすくい上げてのレフトスタンドへの本塁打で、切れずにスタンドまで届くということは、よほどいい打ち方をしていることになり、逆に今がピークなのではないかと心配になるほど。

これだけで終わらず、純粋な開幕オーダーの並びとなった田中、菊池、丸で1点を追加。

さらにノーアウト1、2塁から西川の打席となるが、送りバントの構えをしつつ、3-0という打者有利のカウントから、待てのサインで3-2。
ここでエンドランを仕掛けるが、三振ゲッツーという結果となってしまった。
右打ちの意識があったのだろうが、相手バッテリーがうまく抜いて空振りを奪った。
仮に、バントエンドランのサインであったなら、西川も体勢を崩されることもなかったように思う。

9回には、当たりの止まっていた菊池のヒット、戻ってきた代打の切り札小窪がヒットで繋ぎ、西川もヒットで続く。
3人が全てセンター前に持っていき、面白いように繋がる。
下水流のライトオーバーの3点タイムリー、天谷の芯でとらえたライトオーバーのタイムリーで一気呵成に攻めて試合を決定付けた。

投手リレーについても、開幕戦に向けて100球制限でジョンソンがマウンドを降りてからは、まずは今村が6回裏を抑える。
7回表に逆転してからは、オスカル、中田の2人で無失点で切り抜け、8回はジャクソン、9回は中崎と繋ぐ勝利の方程式の完成。

この時期は、仮に打てなくてもシーズンではないからと心配する必要はないし、打てたら打てたで調子がいいとポジティブになればいい。
実際、昨年不調だったとは言え森福や、セットアッパーの五十嵐から大量点を奪っている訳だから、十分自信にしてもらいたい。



【カープ情報】2016.03.17 広島対西武 オープン戦

2016年3月17日に行われた、広島対西武のオープン戦の試合結果

広島 000 000 300|3
西武 301 010 00×|5

勝 菊池 2勝0敗
負 岡田 0勝1敗
S 牧田 1勝0敗1S

【本塁打】なし

この試合が公式戦であったならば、初回の攻防で決着がついてしまいそうな試合展開となった。
相手のエラーが絡んで作った満塁のチャンスで無得点のカープ。
一方でノーアウト満塁のピンチでは、走者一掃のタイムリーで3点を奪われてしまった。

この展開で流れを掴み直すのはかなり困難。

試合の興味は、カープ先発の岡田が、初回の3失点の後、どの程度立ち直って試合を作り直せるかという点に移っていく。
しかし、3回には先頭打者に四球を与え、そのランナーが併殺の間に返ってきてしまう拙い失点の仕方。
また、併殺で2アウトランナーなしになってからも、ヒットと四球でさらにピンチを作ってしまうなど、かなりバタバタの内容。

岡田の先発テストという面もあり、4点ビハインドの4回表の攻撃では、ノーアウト満塁で岡田がそのまま打席に向かい、空振り三振で何もできず。
さらには不調の1番田中が投ゴロ併殺打で、この試合2度目の満塁のチャンスで無得点。

幸いなことに、1番田中という打順に関しては、調子によって入れ替えることが出来る柔軟さがチームにはある。
オープン戦の仕上げ、ソフトバンク三連戦での結果如何で、打順を入れ替えることも十分考えられる。

打つ方が期待できない試合展開で、岡田の投球ばかりに注目が行ってしまうが、5回にはヒット3本で再び満塁のピンチ。
球数的には余裕があるものの、シーズン中であればとても6回以降続投は難しい内容で、実質このピンチを切り抜けられるか、という点が今季先発で回っていけるかの重要な判断材料となる場面。
しかし、そこで押し出し四球を与えてしまい、現時点では今季の先発ローテ合格とは言えない結果が出たのではないかと思う。
シーズンに入ってからは、1試合ごとの内容で先発に留まれるか否かという立場になっていきそう。

試合の方はと言うと、終盤に西武が投手交代してから、タイムリー3本で3点を奪って見せた。
試合展開から考えれば、ここで反撃が見られても序盤の失点が響いて追い付けず、という流れの試合であり、無抵抗で終わらずによかったと思う程度。
個々の打撃の調子を最終確認したい試合だったが、大味な結果に終わってしまった。



【カープ情報】2016.03.16 広島対日本ハム オープン戦

2016年3月16日に行われた、広島対日本ハムのオープン戦の試合結果

広   島 010 110 000|3
日本ハム 100 000 000|1

勝 横山 2勝1敗
負 吉川 0勝1敗
S 中崎 1勝0敗1S

【本塁打】新井2号

今日の試合からは、指名打者制を採用せず、9番に投手が入る本番モードに突入。
さらに、開幕スタメンが唯一決まっていないと言っていいライトには、下水流が入った。

この試合では、カープ先発の横山が、開幕ローテ入りを確実なものにするためにも、長いイニングを投げ、安定感のある投球を見せたいところだった。
しかし、イニングの先頭打者に四球を与えたのが2度あり、連続四球も含め、1試合4四球と制球を乱した。
結果が欲しいという気持ちが強すぎたのかもしれないが、安定感のある投球とはいかなかった。

ただ、それでも6イニングで被安打2、自責点1。
その自責点1も、止めたバットにボールが当たって、結果的にタイムリーになったもの。
送りバントの処理も確実にこなし、自身のフィールディングでピンチの芽を摘み取る場面もあった。
実戦向きの投球を見せた、と捉えることもできる内容ではあったし、先発から外れる結果ではなかったように思う。

また、攻撃陣では、昨日のヤクルト戦と同様、四球でランナーをためる機会が多くなった。
そして、今日の試合では盗塁死することなく、じっくりと攻めることで、小刻みに得点を重ねるパターンが見られた。

新井の2試合連続本塁打も飛び出し、冒頭で触れたとおりライトのポジション以外は、怪我もなくほぼ開幕に向けて順調に仕上がってきた。
1番から3番の、田中、菊池、丸の当たりが止まっているのは気になるが、開幕前に一旦沈んで、開幕時に再び調子が上がると期待したい。

目を背けることが出来ないのが、代打枠について。
ファームで再調整の小窪は、ウエスタンリーグの開幕戦で2安打を放った。
実際は、調子が上がってくれば即一軍復帰する段取りだろう。
ただ、左の代打については、松山の調子が上がってこない。
昨日のツーベースも、詰まった当たりで会心とは言い難い。
この日もファーストゴロ併殺打に倒れており、打球の角度が良くない。

打つだけであれば安部の方が結果を残しており、守備面では西川も結果を出している。

現在一軍に帯同している野手で、レギュラー以外の左打者は安部、西川、天谷、庄司、土生、野間、プライディそして松山の8人。
レギュラー以外の右打者は下水流とスタメンを外れる捕手2人のみ。
右打者の手薄さを考えれば、小窪の復活を願わずにいられない一方で、松山も結果を残さないと開幕一軍が危うい状況にあるのは明らか。



【カープ情報】2016.03.15 広島対ヤクルト オープン戦

2016年3月15日に行われた、広島対ヤクルトのオープン戦の試合結果

広  島 030 100 040|8
ヤクルト 000 010 000|1

勝 福井 2勝0敗
負 舘山 0勝1敗
S -


【本塁打】新井1号

カープ先発の福井は、プロ入り以来神宮を苦手としているが、その神宮でのオープン戦での登板を志願したと伝わっている。
この気持ちは非常に好意的に受け止められる。

福井の投球は、初回から非常に安定しており、球数も少なく、見ていて安心感がある。
6回を投げて無四球という結果以上に、ランナーを背負って逃げの投球になる姿勢が全く見られず、相手からしても勢いに任せて攻略することが出来ないため、大量失点の怖さがない。

7回から登板のオスカルは、今まで同様のピッチングで、さらにわずか6球で1イニングを無失点で抑え、開幕一軍はほぼ決まり。
8回から登板のジャクソンは、ミート中心の打者3人との対戦で、若干粘られたものの問題なし。
9回から登板の今村は、今日は磯村ではなく、會澤とのバッテリー。
ストレートもスライダーも簡単に捉えられていた前回登板とは異なり、この試合ではなんの問題もなかった。

また、最終回、サードに入っている西川のサードファールフライの捕球は、難しい打球だったにもかかわらず、打球の追い方にセンスがあった。

一方でカープの攻撃は、會澤のレフト前ヒットでセカンドランナーの松山が本塁憤死したプレーで、ビデオ判定の後に本塁生還が認められるという先制点が入った。
打撃面だけで見ると、この機を活かして安部の2点タイムリーで追加点を奪った攻撃は良かった。

ただ、ヤクルト先発の舘山と対戦した5イニングで、3度盗塁死している走塁面は、今後も頭を悩ませそう。
実際、3点を奪ったイニングは盗塁死がない。

また、リリーフが登板してくる後半になると、8回から登板のペレスから4点を奪った1イニングで盗塁死はない。
新井の本塁打で追加点を奪うと、ペレスは制球を乱し、勝手にチャンスが転がり込んでくる。

1試合で10個も四球を与えてくれているのに、そのランナーをいらないと、お返ししてしまう余裕はない。
8回の4点の奪い方を見れば、開幕一軍を勝ち取った打者を信頼して任せるという選択肢の割合が大きくなったのではないかと思う。



【カープ情報】2016.03.13 広島対DeNA オープン戦

2016年3月13日に行われた、広島対DeNAのオープン戦の試合結果

DeNA 000 020 000|2
広 島 000 003 00×|3

勝 黒田 1勝1敗
負 平田 0勝1敗1S
S 今村 0勝0敗1S


【本塁打】プライディ1号

地方球場でのオープン戦ということもあってか、カープのスタメンには、菊池、ルナ、エルドレッド、新井の名前がない。
実際には、今日スタメンとなった選手は開幕一軍の当落線上にいる選手が多く、ラストチャンスに近いという意味合いの試合。

カープ先発の黒田にとっては、結果度外視の登板ということもあり、援護があろうが無かろうがあまり関係ないとも言える。
ある程度打てなくて当たり前くらいの試合になってしまうのは、割り切って見ないといけないだろう。

DeNAの先発ローテを取り戻そうと狙っているモスコーソに対し、序盤3回までは丸のファーストライナーと小窪のショートゴロ以外は、ノーチャンスに近い打撃内容。
ちょっとヒットが出そうもないかなと、そういう雰囲気が強く出てしまっていた。
モスコーソの投球自体は、球威を感じず、球速も出てはいないが、低めには集まっていた。
調子が良いかと言われれば、そうは見えなかっただけに、5イニングを無失点で切り抜けられてしまったのは、今日のスタメンの限界かなと思わずにはいられない。

ただ、昨日の試合でも感じていた通り、打撃陣の調子自体は普通のレベルにはある。
モスコーソがマウンドを降りた途端、プライディの来日第1号本塁打を含め、1イニングで3本の長短打を集めて3点を奪って見せた。
この逆転劇も、昨日の9回のサヨナラの起点となった西川のヒットから始まった。
追い込まれてからファールで粘り、難しいコースを上手く捌いてのライト前ヒットを放っている。
プライディの本塁打は、ラインドライブの当たりがライトフェンスオーバーとなり、福山市民球場ならではの本塁打というのが正直なところ。

黒田も結果度外視の投球とは言え、スイスイと球数も少なく6回で2失点でまとめ、リズムよく投げ切った。

先発投手がリズムの良い投球を見せていれば、守備陣も締まったプレーが出てくるもので、打たせて取る投球の安定感が見事。
黒田の後を受けたのが、カープのリリーフ陣の中でもテンポの良さは一二を争う江草。
ともすれば、もっと慎重に投げた方がいいのではとさえ受け止められかねない投球で、ヒットを2本打たれても、球数が多い割にはあっという間に投げ終えた。

今日の試合は、中田、今村が若干リズムの悪い投球となった。
特に今村に関しては、3月5日の西武戦の登板に引き続き、捉えられてしまっている。
その試合では、今日と同じく磯村とのバッテリーでストレートの連発で攻めていたが、逆に今日の試合ではスライダーとフォークでカウントを稼ぎ、ストレートを決め球に使っていた。
しかしスライダーで1本、ストレートで2本、1イニングで被安打3に繋がってしまった。
最後は、レフト前ヒットで本塁を狙ったセカンドランナーを、レフト土生が好返球で刺して試合終了となったが、今村と磯村のバッテリーには、十分な話し合いが必要に感じた。



【カープ情報】2016.03.12 広島対DeNA オープン戦

2016年3月12日に行われた、広島対DeNAのオープン戦の試合結果

DeNA 000 000 200|2
広 島 000 100 002|3

勝 中崎 1勝0敗
負 須田 0勝1敗
S -


【本塁打】なし

今日の試合では、ジョンソンと石原のバッテリーということで、完全に本番モードでの投球が見られる。
となれば、ジョンソンが昨シーズン同様の投球を再現することを期待して見るだけ。
ストレートも150キロ近い球速を記録し、打たれたとしても単発で、連打はない。
そして四球も与えないと来れば、文句なしの投球と言うほかない。

6回から登板のオスカルは、右打者のアウトコース低めに沈む変化球で、上手く内野ゴロを打たせる投球を見せる。

7回から登板のヘーゲンズは、コースギリギリに制球し、決してコントロールミスはしていないが、先頭の筒香に内野安打、ロマックにセンター前ヒットと連打を浴びてしまう。
ノーアウト1、2塁で飛雄馬に対しては、送りバントを2球ファールにさせ、良い投球を見せていたが、ヒッティングに切り替えられると、アウトコースの変化球をライト前におっつけられて、ノーアウト満塁となる。
球速も140キロ中盤が出ているし、コントロールミスしているわけでもなく、内容が悪いわけでもないのだが、結果的には三連打となっている。
やはり短いイニングを無失点で抑えていくセットアッパーとしての起用だと、タイプが違うのかなという気になってくる。

内野ゴロ併殺崩れの間に1失点。
犠牲フライで1失点。
ただ、打ち崩されたとは言えないだけに、まだジャクソンとのセットアッパー争いに決着が付くことにはならないだろう。

そのジャクソンは8回から登板。
先頭の白崎には、逆球を詰まりながらもレフト前に落とされるヒットで出塁を許すが、代走の内村は一応クイック投球で盗塁を許さず、一塁に釘付けにし、後続は抑えきった。

9回は中崎がマウンドに上がり、いきなり筒香と対峙する。
守護神対4番。
今日の試合では1点リードされている状況での登板となっているが、そういったことは関係なく、今後を占う対決。
少しコントロールにバラツキがあり、圧倒したという訳ではないが、最後はアウトローのストレートで見逃し三振。
少なくとも、気持ちの面では全く引いていない。

さて、気になるのは打線の状態。
オープン戦開幕直後は、打ち取られた打席でも、芯でとらえた強い打球が見られていた。
ただ、ここ一週間くらいに関しては、明らかに良い当たりが減ってきた。
一軍当落線上の選手が絞られてきて、レギュラー当確の選手が最後の調整段階に入ってきて、開幕前に一旦調子が落ち込む時期と捉えられるかは、この後の一週間で判断が付きそう。

8回裏には、抑えの山崎康との対決となり、プライディが得意の落差のあるツーシームで空振り三振。
石原がセンター前ヒットを放ち、野間はツーシームを叩きつけての内野安打。
ただ、安部にもツーシームの連続でファーストゴロとなり、とにかく徹底的にツーシームを投げ込んでくる。
そして下水流も低めのツーシームで空振り三振と、流石の投球を見せられた。

9回は本来の抑えではない須田がマウンドに上がる。
守備で良いプレーを見せていた西川がセンター前ヒットで出塁し、フル出場の4番ルナ、5番エルドレッド、6番新井が打席に向かう。
状況的には、セットアッパーという立ち位置でもない須田から、最終回にまず1点を奪ったことに対しては、打線が最低限機能したかなという捉え方でいいと思う。
このあと逆転サヨナラまで持って行ったが、野間のサヨナラタイムリーは実質セカンドのタイムリーエラー。
ただ直前の代打松山が空振り三振だったのに対し、0-2と追い込まれてからでもなんとかバットに当てたことで、野間の脚力が相手の守備陣にプレッシャーをかけられていたということ。

喰らいつく姿勢というのが大事というのが、良く分かる打席だったように思う。





【カープ情報】2016.03.10 広島対ヤクルト オープン戦

2016年3月10日に行われた、広島対ヤクルトのオープン戦の試合結果

ヤクルト 001 301 100|6
広  島 001 000 000|1

勝 小川 1勝0敗
負 横山 1勝1敗
S 山中 0勝2敗1S


【本塁打】雄平1号

ヤクルト先発が小川ということで、カープにとって天敵とも言える投手が相手となる。
この試合の見所と言えば、スタメン起用されているプライディ、松山が小川に対し、攻略の突破口を開けるかということになるだろう。
3回に石原、野間、田中の3連打で1点を奪い、さらにノーアウト2、3塁というチャンスが残る。
ここからあと何点追加できるか、と期待してみたいたところ、菊池の三振はともかく、丸の浅いレフトフライで、三塁ランナーの野間は本塁を狙えず。
1番打者候補として名前の挙がっている野間にとって、犠牲フライで本塁を狙えない判断ミスをしてしまったのは、残念の一言。

対小川として期待されていたプライディはヒットとヘッドスライディングで盗塁を決める見せ場はあったが、ノーヒットの松山とともに攻略に一役買ったとも言い切れず、少し残念には思う。

カープ先発の横山は、1周り目は丁寧に抑えていたが、3回に自身のボークをきっかけに1点を失うと、4回からは守備のリズムが崩れ、予定されていた5回を投げ切ることが出来なかった。
とは言え、ここまで順調すぎるくらいに来ていたので、隙を見せては通用しないというのがよく分かったのではないだろうか。

横山がボーク絡みで失点すると、岡田は2イニング連続で先頭打者に四球を与え、どちらも失点につながった。
岡田に関しては、変化球のキレがなく、ボールゾーンにもかかわらずバットの芯で拾われるシーンも目にするし、早めに見切られる打席も多く見られた。
肌寒い気候も影響しているのかは分からないが、守備陣も失策続き。

岡田は球数が嵩んでしまったが、予定の4回を投げ切ることは出来た。
正直なところ集中力を欠いているようにも見えたものの、それでいて3イニング目は無失点で切り抜け、4イニング目にはストレートでバットをへし折るなど、尻上がりに調子を上げて投げ終えられたので、少しは冷静に反省出来るのではないかと思う。

先日タイムリーエラーの西川を、終盤には同じポジションのサードで起用し、挽回の機会を与えてみせた。
最初のプレーでサードゴロを捌き、少しは安心できただろう。

内容的には、あまり良い面の見られない試合となってしまった。

【カープ情報】2016.03.08 広島対オリックス オープン戦

2016年3月8日に行われた、広島対オリックスのオープン戦の試合結果

広   島 201 000 020|5
オリックス 001 300 001|5

勝 -
負 -
S -


【本塁打】なし

カープ先発の野村は、変化球の切れ、コントロールとも文句なしの立ち上がりを見せる。
一回り目は、全く危なげなくオリックス打線を抑えていくが、3回に失投を捉えられ、単打と長打の2連打で1点を失ってしまう。
ただ、この失点については0-2と追い込んでから、盗塁を仕掛けているのにストライクゾーンへ投げ続け、バレバレのエンドランにも拘らずバットの届く範囲に逆球が行ってしまったという面もあり、捕手との呼吸が合っていたのかという疑問のある投球だった。
と言いつつも、先発として長いイニングを投げる役割から考えれば、あまり深く考えなくてもいい失点ではある。

ところが、4回の投球では3番から6番までの4連打で、一挙3失点になってしまった。
野村の打たれるときの特徴でもある、リズムの悪いピッチングが出てしまい、きわどいコースを狙ったボールが外れ、カウントを悪くしてからの甘い球を打たれるという失点の仕方ではなく、比較的早いカウントで弾き返されている。

逆転タイムリーとなったブランコとの勝負は、0-2と追い込みながら、3球連続ストレートを選択し、エンドランを仕掛けられて左中間を破られた。

これは攻め方を誤ったという見方も出てくる。

野村の投球は、5回3失点で合格点としなくてはならず、今日の投球内容、結果であれば可もなく不可もなく、というところだろう。

一方で、野村の先発時には打線の援護が必要となるのは、今季も継続していかないといけない試合プラン。
その面では、今日の攻撃面は評価できる。
田中、菊池、丸の1~3番という打順を組んできたが、田中が出塁した3度の機会を、全て得点に繋げている。

丸が3番として復活すれば、得点力が上がるという証明のような試合だったように思う。

また、野村以降のオスカル、今村、中崎、中田はそれぞれに納得のいく投球を見せてくれた。

最終回の中田にとって、同点に追い付かれた結果こそ残るが、内容的には評価の下がるものではない。

同点に追い付かれるタイムリーエラーをしてしまった西川は、ここまであまり大きな守備のミスをしてこなかった。
それだけに、ペナント開幕を迎えるまでに悪い材料が一つ出たことは、本人にとって気を引き締めなおすきっかけのプレーとして捉えれば問題はないと思う。


【カープ情報】2016.03.06 広島対西武 オープン戦

2016年3月6日に行われた、広島対西武のオープン戦の試合結果

西武 103 000 000|4
広島 000 010 002|3

勝 岸 1勝0敗
負 黒田 0勝1敗
S 小石 0勝0敗1S


【本塁打】エルドレッド4号、下水流1号



【カープ情報】2016.03.05 広島対西武 オープン戦

2016年3月5日に行われた、広島対西武のオープン戦の試合結果

西武 000 000 001|1
広島 001 000 000|1

勝 -
負 -
S -


【本塁打】なし

今日の試合では、侍ジャパンに召集されている菊池、丸が不在のスタメン。
また、西武のスタメンには木村昇の名前もあり、調整色の濃い試合となった。

カープの先発福井は、今日は適度に荒れるという感じで、狙ったところにボールが行かないという面はあったが、大きく崩れる雰囲気がなくなってきたのは成長だろうか。
もちろん、良い内容ではないのは間違いなく、この投球を次回までに修正してくれることを望みたい。

西武先発のバンヘッケンは、多彩な変化球の持ち主で、打たせて取る投球を見せるという前評判通り、三振はおろか、空振りするシーンもほとんど見られない。
速いとは言えないストレートに振り遅れてファールが多くなっているのは、相手の術中に嵌っていることになる。

ようやく3回にバンヘッケンを捉え始め、先頭の野間が四球を選び、安部の打席でエンドランを敢行し、ノーアウト1、3塁のチャンスを作る。
そして今日は代役の3番に入っている下水流だったが、インコースのストレートで空振り三振。
バンヘッケンのストレートが今日一番速く感じたボールだった。
その下水流の三振の間に、安部が盗塁を決めて1アウト2、3塁。

ルナは何度となく三塁線を切れるゴロを放っていくが、三塁ランナーの野間は全てのファールになるゴロで、ゴロゴーで本塁を狙っている。
結果的には、ルナが四球を選び、内野ゴロの間の1点は入れることはなかったが、満塁からエルドレッドがライトへの浅いフライが犠牲フライとなり1点を先制。
ブロックをしないことで、かなり安心して(本塁がセーフになると思って)見ていられる。

あと一本出ていれば、バンヘッケンを攻略したことになったと思うが、攻めの形は出来ていたので、1点に終わったが内容は悪くはなかった。

福井も何とか5回を無失点で切り抜け、6回からはオスカルが登板。
こちらは常にストライク先行で、速い投球テンポで、あっという間に三者凡退。
中村剛に対しても、インコースで詰まらせるという強気なピッチングも見せ、1年目から勝負をかけているのが、投球スタイルからもよく分かる。

7回からは中崎がマウンドに上がる。
今日の中崎は、ややボールが多くなり、投球テンポがいいとは言えない。
1アウト1、3塁のピンチを迎えると、西武ベンチはセーフティスクイズを選択。
普通のスクイズではなく、ボールが転がったのを見てからスタートを切って生還出来るか、タイミングを図りたいという狙いもありそうだったが、あまりにも三塁ランナーのスタートが遅く、この1つのアウトは両チームにとって参考外。
落ち着いてスクイズを処理したという面で、一応のプラスがあったのはカープの方か。

8回からマウンドに上がった中田は、質で勝負という投球スタイル。
コントロールミスや、遊び球にも気を抜いたようボールが全く見られず、とにかく1イニングを抑えきることに集中しているように見える。
マウンドに上がる姿勢としては、かなり良い印象に映る。

9回からマウンドに上がった今村は、先頭打者に対しボールが浮くシーンが多く、四球を与えてしまう。
送りバントでランナーを二塁に背負い、代打坂田には初球のストレートを左中間に弾き返される。
前回登板で、良いキレのストレートを投げていたことが頭にあるのか、とにかくストレート中心の配球をしていた。
今日はそれが甘く入るケースが多く、厳しい言い方をしてしまうと、不注意に思える。

土壇場で同点に追い付かれ、最後の9回裏の攻撃を迎える。
ここで1点だけ取りに行く野球を実行出来れば、見ている側も面白みがあるが、先頭のプライディは初球をレフトフライ。
野間はアウトコースのストレートを見逃し三振。
これではムードが盛り上がることもない。

開幕一軍を目指すメンバーのプレーが、ちょっと空回り気味に感じたのが気になる試合だった。



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