カンジタ 治療

デタスポ.com

スポーツ関連のニュースからデータを分析するサイトです。主にプロ野球(特に広島カープ)に関しての話題を取り扱おうと思っています。
デタスポ.com TOP > 2015年10月
スポンサードリンク

【阪神】マット・ヘイグ内野手の成績

阪神が2016年の新外国人選手として獲得を目指すと報じられた、マット・ヘイグ内野手(30)の成績
(2015年12月1日獲得発表、当初表記マット・ハグから変更)

191cm、102kg、右投げ右打ち。

メジャーへは2012年に初昇格しているが、計3シーズンで目立った成績は残せていない。
ただし、マイナーではプロ入り翌年から7年連続でレギュラー的な存在としてプレーしており、各シーズン3割前後の打率を残している安定感が光る。
3A通算でも打率.302を残しており、選球眼も良く出塁率が高い。
大振りするタイプの打者ではなく、バットコントロールに優れ、かつ勝負強さも併せ持っており、打点を稼ぐことのできる中距離タイプの打者。

3Aに定着した2011年以降の5年間で、対左投手の打率が3割を下回ったシーズンは1度もない。

2015年の今季は、キャリアハイとなる打率.338(インターナショナルリーグ1位)と打点92(同2位)を記録し、他にもOPS(同1位)、出塁率(同1位)、長打率(同4位)など、打撃面では3Aで屈指の存在感を見せる選手。
打率に関しては、2位の選手が.307となっており、頭一つどころかそれ以上抜けている。

近年来日した外国人選手で、3A通算での三振率が低く、BB/Kが高く、あまり走力の期待できない、3割前後の打率を残す中距離タイプの内野手ということになると、エクトル・ルナ、ヘスス・グスマン、ガビー・サンチェス、アガスティン・ムリーロ、エドガー・ゴンザレス(元巨人)、ニック・エバンス(元楽天)の6選手が該当する。

走塁面ではあまり期待できない。

守備に関しては、一塁手または三塁手となっている。
一塁守備では、守備範囲も守備率も高い数字を残しており、安心感はある。
一方で三塁守備では、守備範囲こそ標準レベルを上回ろうかという数字を残しているが、エラーについてはかなりの数を記録してきている。
ただ、2015年の今季は、三塁手として自己最多の60試合に先発出場しており、守備率.943、レンジファクター2.59という標準的な三塁手としての数字を残せていることから、守備力はかなり上達しているものと思われる。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2008(A-)7279300300350.333 0.400 0.444 8440.600 0.185
2008(A)57215691406291020280.321 0.384 0.470 8540.714 0.130
2009(A+)1224541333008503240670.293 0.356 0.412 7680.597 0.148
2010(AA)13550915030015863661620.295 0.375 0.442 8170.984 0.122
2011(AAA)14153416537312754347680.309 0.372 0.457 8290.691 0.127
2012(AAA)913671041304543126500.283 0.332 0.351 6830.520 0.136
2013(AAA)1425361533728694371960.285 0.378 0.407 7850.740 0.179
2014(AAA)10638310823115761349760.282 0.363 0.465 8280.645 0.198
2015(AAA)13652317733111925161650.338 0.417 0.468 8850.938 0.124
マイナー通算9373548106822077953424193785170.301 0.375 0.434 8090.731 0.146
AAA通算616234370714375036617112543550.302 0.377 0.433 8100.715 0.152
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
20123070162007103140.229 0.270 0.257 5270.214 0.200
2014320000000010.000 0.000 0.000 00.000 0.500
201510123100000240.250 0.400 0.333 7330.500 0.333
メジャー通算4384193007105190.226 0.286 0.262 5480.263 0.226








スポンサーサイト

【ヤクルト】デビッド・ハフ投手の成績

ヤクルトが2016年の新外国人選手として獲得を目指すと報じられた、デビッド・ハフ投手(31)の成績

185cm、95kg、左投げ両打ち。

プロ入り以降、先発としてマイナーで順調に勝利を重ね、メジャーデビュー年にいきなり先発として11勝を記録している。
しかし、翌年には2勝11敗と大きく負け越し、以降は先発ローテーションへの定着は叶わなかった。

ストレートの最速は154キロで、持ち球はチェンジアップ、ツーシーム、スライダー、カーブ、カットボール。
このうち、チェンジアップをウイニングショットで使用しているが、三振を奪えるボールの半面、被打率は3割超と高くなっており、制球面に甘さがあるものと思われる。

メジャーで先発として数字が残せなかったのは、イニング数を大きく上回る被安打が示すように、絶対的に通用する球種がなかったことが要因の一つ。
また対左打者の被打率が通算で3割となっていることも、要因と考えられる。

もっとも3Aでは対左打者の被打率も.250以下に抑えているし、リリーフ登板では被安打数も低く抑えられており、先発としてローテーションで計算できるというよりは、リリーフの方に適性がありそうに思える。



 試合先発セーブ防御率イニング自責点被安打被本塁打与四球奪三振WHIP与四球率奪三振率
2006(A-)440105.87 7 2/3590782.09 8.22 9.39
2007(A+)11114202.72 59 2/31857415461.21 2.26 6.94
2008(AA)11105101.92 65 2/31444514620.88 1.92 8.50
2008(AAA)16166403.01 80 2/32768815811.03 1.67 9.04
2009(AAA)775104.35 39 1/31935516321.30 3.66 7.32
2010(AAA)12128204.36 74 1/33684821521.41 2.54 6.30
2011(AAA)18189303.87 107    461111030661.32 2.52 5.55
2012(AA)110000.00 4    010130.50 2.25 6.75
2012(AAA)24227604.97 134    741552734791.41 2.28 5.31
2013(AAA)22144713.90 92 1/34097822921.29 2.14 8.97
2014(AAA)110000.00 3    030011.00 0.00 3.00
2015(AAA)2345202.20 57 1/3144948430.99 1.26 6.75
マイナー通算150120532913.64 725    293713791835651.24 2.27 7.01
AAA通算12394442513.92 588    256602701464461.27 2.23 6.83
 試合先発セーブ防御率イニング自責点被安打被本塁打与四球奪三振WHIP与四球率奪三振率
2009232311805.61 128 1/3801591641651.56 2.88 4.56
2010151521106.21 79 2/3551011434371.69 3.84 4.18
201111102604.09 50 2/32355617361.42 3.02 6.39
2012643103.37 26 2/3103055191.31 1.69 6.41
20131423105.50 37 2/3233379311.12 2.15 7.41
20144604103.36 59    2261523391.42 3.51 5.95
2015310009.00 6    6112142.00 1.50 6.00
メジャー通算11855252805.08 388    219450551302311.49 3.02 5.36






【カープ情報】ファームの投手事情 2016年に向けて期待の投手はいるのか?

今回で5回目となる見出しの記事ですが、
2011年の推奨投手は、青木高、豊田の2人と、次点で篠田、菊地原でした。
2013年の推奨投手は、福井、武内の2人と、次点で金丸でした。
2014年の推奨投手は、一岡、次点で今井と福井でした。
2015年の推奨投手は、九里、小野の2人と、次点で戸田と中崎でした。
参考記事:【カープ情報】ファームの投手事情 期待の投手はいるのか?(2011年版 ・ 2013年版・ 2014年版・ 2015年版) )

昨年に関しては、シーズン総括でも話題に出しましたが、小野の自主トレに臨む姿勢にはすでに落胆していました。

九里はチーム随一の投げ込みを行い、活躍を期待していたのですが、残念ながら一軍での出番はほとんどありませんでした。
ただ、相当量の投げ込みを行っていながら故障しなかったということで、今後の土台作りが出来たと考えれば、継続して見ていきたい投手ということには変わりありません。
昨年はリリーフとしての起用を推奨していましたが、実際にはファームでは先発としての起用が多く、この辺りは一考の余地はありそうです。

一方で次点としていた投手では、中崎がシーズン途中から抑えとして抜擢され、苦労の末に守護神の座を勝ち取っています。

今回も3つのファクターには、与四球率、奪三振率、WHIPを選択します。
基準値・・・与四球率は3.5以内、奪三振率は6.0以上、WHIPは1.2以内(ただしイニング数10以上)とします。

この3つを満たす投手は、飯田、一岡、江草、小野、河内、佐藤、西原、薮田が該当します。
今シーズンはウエスタンリーグで2位となっており、全般的に投手もいい数字が並んでいます。

この中で、河内は今季限りで引退を表明しており、ベテランの江草は調子を整えられれば、これくらいの数字は残せる投手です。
ただし上がり目というのは期待できる時期ではなく、一軍の台所事情が苦しくなる場面で、調子を整えてリリーフのポジションに嵌ってもらいたいというのが実情かと思います。

小野についても、ファームでそれなりに通用するというのは過去のシーズンからも明らかなのですが、先述の指摘の通り、考え方を変えていかない限り、同じことの繰り返しになりそうな気がしています。

一岡は故障明け、不調時の調整で登板しているにもかかわらず、残した数字は素晴らしいものがあり、ファームで課題を克服するという段階ではないと思います。
すでに一軍での実績もあり、故障の再発予防、ということが最も重要になってくるのではないでしょうか。

佐藤は移籍1年目にして、ファームでのキャリアハイとも言える成績を残していますが、数字としてはギリギリクリアというところでもあり、もう1年ファームで力を付けてもらいたいというところでしょうか。

さて、ここまで名前の挙がっていないのは、飯田、西原、薮田の3人となりました。
この3人のファームでの成績は文句の付けようがないもので、それぞれ一軍でもわずかながら通用する足跡を残しています。

ただし、薮田に関しては、初先発初勝利の後は課題のコントロールに苦しみ、出口を見つけられないままシーズンを終えてしまった印象です。

西原、飯田は、入団年度は1年違いますが、共に社会人野球出身の即戦力投手としてプロ入りしています。
今季の成績からも、それなりに通用する投球は見せてくれていますので、来季に向けては何か一つでも武器にできるボールなり、技術なりが備われば、一軍での活躍が期待できる段階まで来ていると思います。

よって、2016年に向けての推奨投手は、西原と飯田の2人となります。

さて、次点としてはフェニックスリーグでの成績を参考に加えて検討してみようと思います。
例年通り、フェニックスリーグでの、カープの投手陣の平均値を上回る投手をピックアップします。
(与四球率は3.66以内、奪三振率は5.85以上、WHIPは1.32以内)

ここで注意しないといけないのは、塹江が壊滅的な与四球率を叩き出しており、それに従って与四球率とWHIPの数字が、昨年に比べてかなり悪化しています。

3項目で平均を上回っているのは、九里、中村恭、藤井、飯田の4投手です。
この中で飯田はすでに推奨済みのため除外。
中村恭も、小野と同様にファームではそれなりに通用するのは分かってきていますが、一軍での登板では別人のような投球になるということは、何かが足りないということをもっと追究する必要はあると思います。

九里はリリーフとしてという前提で次点に推奨したいと思います。

藤井に関しては、高卒1年目のフェニックスリーグでの成績と考えれば、まずまずの内容を見せています。
ただ、リリーフとして1年間一軍で投げられる体力を付けないことには、本格的な戦力として計算できないでしょうから、来季に関しては要注目の投手の一人という見方をしてみたいと思います。

最後に、番外的な扱いになりますが、再び薮田について注目してみたいと思います。
ファームでは先発起用されながら奪三振率が10.14を記録しているように、三振を奪う能力に関してはファームでも屈指の存在です。
ただ、一軍での登板を重ねるうちに、薮田はコントロールが悪いというイメージが定着してしまいました。
来季に向けて練習をしていくことと思いますが、一度付いてしまったイメージを拭い去るのは容易ではありません。
先発して先頭打者に四球でも出そうものなら、途端にムードが悪くなりかねません。

ピンチになっても、球威で押し込んで外野まで打球を飛ばさせないストレート、ウイニングショットとしても使えるフォーク、ツーシーム、高速で食い込むカットボールなど変化球の質が良く、短いイニングで、四球1つくらいなら問題ないという起用が出来るならば、リリーフとして配置することで、短期間で立ち直れやしないかという思いを持っています。
もちろん、故障がちな体質を考慮し、当面は先発調整するというのであれば、来季の開幕時の戦力としては考えない方がいいかもしれません。

したがって、次点については、リリーフ起用されるという前提で、九里と薮田の2人としたいと思います。



【ウエスタンリーグ投手成績】
投 手登板セーブ被安被本与四球死球奪三振自責点防御率与四球率奪三振率WHIP
飯田 哲矢22101021 2/3151212262.49 0.83 9.14 0.78
池ノ内 亮介3801035    41418324225.66 4.63 6.17 1.69
一岡 竜司1111013    131211542.77 1.38 10.38 1.15
今井 啓介1412128    40710120237.39 3.21 6.43 1.79
今村 猛2242218 2/3202402183.86 1.93 10.13 1.29
岩見 優輝1010 2/31000000.00 0.00 0.00 1.50
江草 仁貴2520020    130621920.90 2.70 8.55 0.95
大瀬良 大地10006 2/37010422.70 1.35 5.40 1.20
小野 淳平26642121 1/31191015394433.19 1.11 6.97 1.10
河内 貴哉2520015    130101610.60 0.60 9.60 0.93
九里 亜蓮1535051    59615431254.41 2.65 5.47 1.45
ザガースキー32121033 1/31801303771.89 3.51 9.99 0.93
佐藤 祥万4440044    37216438142.86 3.27 7.77 1.20
篠田 純平1546072 1/378721229323.98 2.61 3.61 1.37
武内 久士1221034 1/335214230174.46 3.67 7.86 1.43
辻 空1601034    31213124123.18 3.44 6.35 1.29
デ ヘスス1201025 2/33218322124.21 2.81 7.71 1.56
戸田 隆矢760043 1/3373912881.66 1.87 5.82 1.06
永川 勝浩2223519 2/323311112156.86 5.03 5.49 1.73
中崎 翔太10001    0000100.00 0.00 9.00 0.00
中田 廉1730116    7130810.56 1.69 4.50 0.63
中村 恭平1875098 1/397736457423.84 3.29 5.22 1.35
中村 祐太20102 1/31122011038.57 7.71 3.86 5.57
西原 圭大3020025 1/3190312531.07 1.07 8.88 0.87
野村 祐輔1023055    57610238182.95 1.64 6.22 1.22
ヒース91078 2/330101400.00 1.04 14.54 0.46
久本 祐一50103 2/33010224.91 2.45 4.91 1.09
福井 優也510024    111211151.88 0.75 4.13 0.54
藤井 皓哉600010 1/392411143.48 3.48 9.58 1.26
塹江 敦哉711022    1701021162.45 4.09 4.50 1.23
薮田 和樹1261057 2/338321165162.50 3.28 10.14 1.02


【フェニックスリーグ投手成績】
名前投球回打者球数安打三振四死自責防御率WHIP奪三振率与四球率
九里13    44178512300.00 0.62 8.31 2.08
小野3    104213000.00 0.33 9.00 0.00
中村恭17    662401412410.53 1.06 6.35 2.12
西原10    3513165210.90 0.80 4.50 1.80
藤井8 1/33316568222.16 0.96 8.64 2.16
佐藤10    41175710632.70 1.30 9.00 5.40
中村祐18    76257166563.00 1.17 3.00 2.50
11 2/34919195643.09 1.29 3.86 4.63
戸田18    762642010484.00 1.33 5.00 2.00
飯田10    46173117254.50 1.30 6.30 1.80
薮田22    10637427913124.91 1.82 3.68 5.32
塹江19    1004062417182210.42 2.21 8.05 8.53
チーム計160    682259614610465643.60 1.32 5.85 3.66


【カープ情報】2015年フェニックスリーグ打撃成績・投手成績および総括

2015年のフェニックスリーグの全日程が終了し、18試合で10勝5敗3分という結果となった。
例年と異なり、中堅クラスの選手はほとんど帯同せず、若手のみの出場に限定されている。

ペナントレース終了後、野間、鈴木誠、堂林、會澤の一軍登録メンバーが合流して以降は、捕手以外は1試合フル出場するケースが多く、じっくりと各打者の状態を見極める機会となっていたように思う。

桒原の5盗塁、高橋の満塁本塁打、鈴木誠のチーム最多打点、野間の高出塁率など、個々に好材料は見られたが、全般的に小粒という印象は拭えなかった。
昨年のフェニックスリーグでは14試合で15本塁打を放っていたが、今年は18試合で3本塁打。
来季の一軍のレギュラーを奪おうかという絶対的な存在感を示す選手は出てこなかった印象が強い。

投手では、九里がショートリリーフとしてランナーを返さないという投球を見せ、西原も同様に点を与えない投球をしている。
辻は途中で離脱してしまい(怪我という情報もあり)、掴みかけたチャンスを逃がしてしまった。

塹江は奪三振能力は高いものの、コントロールが壊滅的。

藤井は前半戦は150キロのストレートを連発していたが、後半に入ると140キロ出るか出ないかというところまで球速が落ちてしまい、スタミナ面での課題が見えた。

薮田は一軍登板で露呈した課題(コントロール)を克服する段階で、先発として育てていくには時間がかかることになる。
故障しない体が出来上がることを前提に、入団前の目論見通り、リリーフとして再出発していく方が近道になるのではないだろうか。
飯田は集中打を浴びて失点する試合が2試合あったものの、コントロールに不安がなく、キャッチャーの意図を理解して投げ込めるようになると、1イニングは十分通用するリリーフになり得る。

戸田、中村恭はファームでの好投は当てにならない。
一軍では別人のようなピッチングになるというのは、過去のシーズンで見てきており、余程大きな意識付けの改革を行わない限り、同じような投球を繰り返すのではないだろうか。

打撃成績・投手成績ともに公式記録ではないため、不備があるかもしれません。
その際はご容赦ください。



【打撃成績】
名前打数安打打点三振四死盗塁打率出塁率本塁打
下水流14633300.429 0.529 1
庄司441883400.409 0.458  
野間5119451020.373 0.475  
會澤391257210.308 0.341  
鈴木誠5416117940.296 0.397  
土生491338500.265 0.333  
美間491389300.265 0.308  
上本651723620.262 0.324  
磯村33874300.242 0.306  
高橋671688600.239 0.301 1
堂林511296610.235 0.316 1
桒原641528550.234 0.290  
中村亘21334100.143 0.182  
多田8001000.000 0.000  
チーム計609168737663150.276 0.344 3


【投手成績】
名前投球回打者球数安打三振四死自責防御率WHIP奪三振率与四球率
九里13    44178512300.00 0.62 8.31 2.08
小野3    104213000.00 0.33 9.00 0.00
中村恭17    662401412410.53 1.06 6.35 2.12
西原10    3513165210.90 0.80 4.50 1.80
藤井8 1/33316568222.16 0.96 8.64 2.16
佐藤10    41175710632.70 1.30 9.00 5.40
中村祐18    76257166563.00 1.17 3.00 2.50
11 2/34919195643.09 1.29 3.86 4.63
戸田18    762642010484.00 1.33 5.00 2.00
飯田10    46173117254.50 1.30 6.30 1.80
薮田22    10637427913124.91 1.82 3.68 5.32
塹江19    1004062417182210.42 2.21 8.05 8.53
チーム計160    682259614610465643.60 1.32 5.85 3.66


【日程表】
月日曜日球場開始時間対戦相手試合結果通算成績
10月5日天福12:30斗山ベアーズ勝 11-71勝0敗
10月6日天福12:30日本ハム勝 6-12勝0敗
10月7日天福12:30巨人勝 5-43勝0敗
10月8日サンマリン12:30ヤクルト勝 3-04勝0敗
10月9日     
10月10日天福12:30DeNA分 2-24勝0敗1分
10月11日天福12:30千葉ロッテ勝 4-25勝0敗1分
10月12日天福12:30楽天勝 7-26勝0敗1分
10月13日天福12:30西武負 5-116勝1敗1分
10月14日     
10月15日天福12:30ハンファ勝 4-07勝1敗1分
10月16日天福12:30日本ハム勝 4-18勝1敗1分
10月17日天福12:30千葉ロッテ負 1-38勝2敗1分
10月18日SOKKEN13:00巨人負 1-68勝3敗1分
10月19日     
10月20日天福12:30千葉ロッテ勝 5-49勝3敗1分
10月21日サンマリン12:30ヤクルト勝 12-610勝3敗1分
10月22日天福12:30DeNA負 1-810勝4敗1分
10月23日     
10月24日天福12:30西武負 3-1010勝5敗1分
10月25日天福12:30楽天分 2-210勝5敗2分
10月26日天福11:00LGツインズ分 6-610勝5敗3分

【カープ情報】ジェイソン・プライディ外野手の成績

広島カープが2016年の新外国人選手として獲得を目指すと報じられた、ジェイソン・プライディ外野手(32)の成績
(2015年11月10日契約合意発表・11月20日獲得発表・当初表記ジェーソン・プライディーから変更)

185cm、93kg、右投げ左打ち。

メジャーでは2011年に101試合に出場しているが、その他のシーズンでは出場機会に恵まれていない。
2015年の今季は、3Aでキャリアハイといえる成績を挙げており、自身初となるシーズン20本塁打を放った。
またシーズン20盗塁以上を6度記録しており、盗塁成功率も高いことから走力面での意識の高い選手というのが伺える。

2007年の3A昇格直後のシーズンでは、走力を活かす意味合いもあって打順は1、2番、ポジションはセンターでの出場が多くなっていたが、バントなどの小技は得意な方ではない。
そういった打撃スタイルが影響したのか、2008年には主に1、2番を打ちながらシーズン152三振を記録し、四球も選べないことで出塁率も3割前後と粗さが目立っていた。

そうなってくると出番が減ってくるもので、低迷期を迎えてしまうが、2012年には対右投手専門のスタメンとして打撃に復調傾向が見られると、2013年には対左投手への対応力が上がり徐々に出場機会が増えてくる。
2015年には左投手に対し、打率3割超を記録し、クリーンアップに座る機会が多くなり、シーズン89打点を挙げランナーを返す役割も担えることを示す。

また主なポジションであるセンターという守備に関しては、守備範囲は広く、落下地点への入り方、捕球動作も問題ないものの、何かしらのエラーをしてしまい、肩の強さは並み程度で、トータルとして見れば標準レベルくらいの外野手。

打撃映像を見る限り、20本塁打を放てるほどパワーがあるようには見えず、ややアッパー気味のスイングでスピンが効くと打球が伸びていくように感じる。
落ちるボールの見極めが出来ないようだと、打率も本塁打も伸びてこない可能性がある。

打撃スタイルは違うにせよ、成績的には丸と同じようなタイプに思える。

 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2002(Rk)6728510512973313919350.368 0.410 0.547 9570.543 0.123
2002(A-)83211111100360.344 0.400 0.531 9310.500 0.188
2003(A)12853013828107482617301130.260 0.302 0.391 6930.265 0.213
2004(A)12851514227111786176371140.276 0.327 0.470 7970.325 0.221
2005(A+)121000000000.500 0.500 0.500 10000.000 0.000
2005(AA)2894204238518290.213 0.275 0.394 6690.276 0.309
2006(AA)13246010611453416531930.230 0.281 0.304 5850.333 0.202
2007(AA)712798116742714714450.290 0.331 0.441 7720.311 0.161
2007(AAA)6324578164103912322470.318 0.375 0.539 9140.468 0.192
2008(AAA)13855915121161361259301520.270 0.305 0.435 7400.197 0.272
2009(AAA)12151313623595325719850.265 0.295 0.382 6770.224 0.166
2010(Rk)4114100000350.364 0.500 0.455 9550.600 0.455
2010(AAA)4016446613199312360.280 0.330 0.384 7140.333 0.220
2011(AAA)1459111036103120.186 0.226 0.356 5820.250 0.203
2012(AAA)4917853735224016380.298 0.356 0.455 8110.421 0.213
2013(AAA)118479129245155782431200.269 0.333 0.434 7670.358 0.251
2014(AAA)108418116176125128640740.278 0.341 0.433 7740.541 0.177
2015(AAA)1274781482472089203551020.310 0.380 0.515 8950.539 0.213
マイナー通算134553011476239911346342237838511060.278 0.329 0.434 7630.348 0.209
AAA通算77830938681394790397132332406660.281 0.333 0.443 7760.360 0.215
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
20081040000000110.000 0.200 0.000 2001.000 0.250
2011101208481134207124640.231 0.309 0.370 6790.375 0.308
20129103101300000.300 0.300 0.700 10000.000 0.000
20134102000100020.200 0.200 0.200 4000.000 0.200
2014240000000020.000 0.000 0.000 00.000 0.500
2015690000000140.000 0.100 0.000 1000.250 0.444
メジャー通算132245531235247126730.216 0.290 0.351 6410.356 0.298






【カープ情報】来季への展望 その1(2015年シーズン終了直後編)

2015年のペナントレース総括、シーズン終了直後の戦力外通告の状況を主な判断材料として、来季への展望を記事にしてみたいと思います。
ドラフト、新外国人選手、トライアウト、トレード、移籍などで顔ぶれが変わって来ると思いますので、その際はどこかのタイミングで改めて記事にしようかと思っています。

さて、シーズン終了後の戦力外通告、引退の表明で、
【引退】東出内野手
【戦力外通告】河内投手、岩見投手、池ノ内投手、中村憲外野手、森下外野手(育成)
【自由契約】栗原内野手
の7選手がカープを去ることになります。(2015年10月13日現在)

去就未定の選手としては、メジャー移籍の可能性がある前田健、引退の可能性もある黒田、外国人選手ではヒース、ザガースキー、グスマン、シアーホルツに加え、残留が基本線のロサリオも来季の契約をしない可能性があるようです。

外国人選手については、新外国人選手との契約の兼ね合いがあるので、去就未定という扱いで話を進めてみます。

まず、前田健、黒田の両投手については、来季いなくてもいいと思っているファンは少数派ではないでしょうか。
ポスティングによりカープが手にするといわれている、入札金の約20億円という金額は魅力なのでしょうが、
「20億なんぞいらんからカープに残れ」
とオーナーには言ってもらいたいですね。

黒田に関しては、故障を抱えながらでも1年間ローテを守り、終盤の大事な時期には中4日で長いイニングを投げて勝利し、11勝8敗と貯金も作れる先発投手を、そう簡単に引退させるわけにはいきません。

この両投手の去就がはっきりと決まるまで、投手陣については本格的な編成が出来ないということになります。

そして、野手に関して影響の大きかった人事は、新井打撃コーチの退団です。
現時点で後任のコーチは発表されておらず、秋季キャンプは迎打撃コーチ補佐が中心になっていくことになれば、最も懸念事項の打撃について、来季へのスタートが遅れかねません。

【投手編】
前田健、黒田の残留がもっとも望ましい形で、先発ローテーション投手は、
前田健、ジョンソン、黒田、福井、野村、大瀬良
が基本線。

リリーフは、
今村、一岡、飯田、西原、薮田、九里、戸田、佐藤など

抑え
中崎

この形から、前田健の去就、ドラフト、新外国人選手などの新戦力を絡めて編成していく形かと思います。
(前田健メジャー移籍となれば、戸田が先発ローテを目指すことになるのでしょうか)

新外国人選手は抑えの出来る投手という報道もあり、また中崎の疲労を心配する声もありますが、本人が苦労しながら勝ちとった守護神の座で、中崎はまったく譲る気はないと思います。
中崎が終盤に抑えとして安定できた要因の一つとして、左打者を打ち取る投球術を身につけたことが挙げられます。
インコースへのカットボールで詰まらせ、インコースを意識させつつアウトコースへ150キロ超のストレートを投げ込むスタイルは、石原と共に磨き上げてきたと言えると思います。
相手の右左関係なく抑えられるのは魅力です。

【捕手編】
石原、會澤体制は変わらないにしても、3番手として磯村を一軍で鍛える時期に差し掛かってきました。
石原の年齢を考えると、レギュラーでフル出場というのは難しく、今季のスタメンは石原73試合、會澤70試合とほぼ半々。
投手の信頼を得るためにも、會澤には捕手としてのレベルアップを期待するしかありません。

【内野手編】
二塁手菊池、遊撃手田中がレギュラー筆頭というのは間違いないと思います。

新外国人選手は三塁手が候補になるというのは、今季の梵の不調、スタメン時の小窪の成績、堂林、安部の終盤からの起用方針を見る限り、レギュラー確定という選手がおらず、妥当な判断だろうと思います。
特に堂林、安部は秋季キャンプから来年のオープン戦にかけて、アピールできないことには一軍も安泰という選手ではありません。
ファームでは美間が来年の一軍を狙っていますが、堂林、安部と立場は変わりません。

そうなると新外国人が嵌ってくるポジションなのですが、MLBでサードを主なポジションとしている選手を調べてみても、主軸を任せられるような長距離砲は少ないです。

ピックアップしてみた三塁手は、
マット・ダフィー(26歳 右投右打 アストロズ傘下 3Aフレズノ 打率.294、本塁打20、打点104 DS進出中)
ジェド・ローリー(31歳 右投両打 アストロズ 打率.222 本塁打9、打点30 DS進出中)
マット・ハーグ(29歳 右投右打 ブルージェイズ傘下 3Aバッファロー 打率.338、本塁打11、打点92 基本的には一塁手)
ジェイミー・ロマック(29歳 右投右打 ダイヤモンドバックス傘下 3Aレノ 打率.284、本塁打27、打点100 阪神調査報道あり)
マイク・オルト(26歳 右投右打 ホワイトソックス傘下 3Aアイオワ 打率.265、本塁打9、打点25 守備難)
クリス・ジョンソン(30歳 右投右打 インディアンス 打率.255、本塁打3、打点18 メジャーで2ケタ本塁打4度)
ウィル・ミドルブルックス(26歳 右投右打 パドレス 打率.212、本塁打9、打点29 低打率に加え、故障以降低迷中)

これらの選手の移籍可能性は考慮しておらず、獲得できる可能性は限りなく低い選手だとは思いますが、この中ではマット・ダフィーが、長打力、守備力のバランスが良い選手に思えます。(40人ロースターに入っているため現実的に考えれば契約の可能性は低い)
アストロズには今季25本塁打のレギュラー三塁手のバルブエナがおり、さらにジェド・ローリーが控えており、ダフィーの立場的には代打若しくは三塁手のバックアップ要員のため、レギュラーの三塁手という条件での合意が出来ないかなという想像をしています。

また、マット・ハーグは守備位置もどちらかといえば一塁手としての起用が多い選手で、打撃についても中距離タイプの打者ですが、バットコントロールに優れ、勝負強さを併せ持っているタイプです。

一塁手は現時点では新井が筆頭となるのでしょうが、これは一塁手の新戦力の台頭というよりも、外野で若手がレギュラーを奪い、エルドレッドが一塁に回っての一騎打ちが待たれるところです。

【外野手編】
外国人選手が両翼配置出来ない守備力を披露してしまった今季。
エルドレッドがレフトに入れば、自然とライトは鈴木誠、松山、野間の争いになっていくのでしょう。
丸にしても、守備力から考えればセンターで安泰とも思えず、将来的にはレフトで起用していくことも考えないといけない時期が来ると思います。

ただ来季に関しては、丸の復調がチームとして最も待たれる事項になりそうです。
3割20本という打撃が出来れば、3番センターというチームの軸となるポジション、打順が埋まることになり、チーム作りも土台がしっかり固まることになり、安定感が出ます。
もし2年連続で不振を引きずるようであれば、土台が固まらず不安定なままシーズンを戦うことになりかねません。

打点を稼ぐことのできる打者として、松山と鈴木誠がクリーンアップに座る機会がさらに増えてくるのでしょうが、ファームからの突き上げがないのは寂しい限りです。
そこそこの長打力を秘めている選手として、下水流と高橋の名前はすぐに出てきますが、下水流の今季一軍での打撃内容を見ると、一軍投手との対戦不足の影響も大きいのかなという印象でした。
まだまだプロ入り後の打席数が少ないとも受け取れますので、とにかく来季も試合に出続けることで経験を補うことになりそうです。

ここまで振り返ってみて、層の厚みを持たせたいポジションは、リリーフと右打ちの長打力のある野手かなという印象です。
そう考えると、去就未定とされているロサリオは、レフトでの起用に限れば、残留の可能性が高まります。

また、ドラフト、新外国人選手はこれからですので、トライアウトを受験する可能性のある選手のうちで、カープの補強ポイントに合致しそうな選手を挙げてみたいと思います。
李杜軒内野手(ソフトバンク)・・・右肩の故障で今季の試合出場はほとんどないが、故障の回復具合によっては右の代打や、内野の複数ポジションを守れるだけにバックアップ要員に。
日高亮投手(ソフトバンク)・・・元ヤクルトの投手でストレートのキレが印象的。リリーフ左腕は全般的に不足気味なので。
古川秀一投手(オリックス)・・・ウエスタンリーグでは安定した投球。左腕のサイドスローでコントロールはまずまずでリリーフなら。

昨年は10月中にザガースキー、ジョンソン、グスマンの3選手の獲得を発表したカープだけに、素早い動きに期待しつつ、日々のニュースを心待ちにしたいと思います。



【カープ情報】2015年ペナントレース総括

2015年10月7日の中日戦で、カープの2015年のペナントレース全143試合が終了しました。
最終戦で敗れ、4位で今季を終えることになります。

また、おかげさまで4年連続でカープの試合レポートも完走できました。
【試合日程・結果一覧】2015年広島カープ野球中継~インターネット動画配信&テレビ一覧

2015年のシーズン総括は、投手部門、攻撃部門、守備部門に分けて行いたいと思います。

【投手部門】
先発ローテーションを担う投手としては、前田健、ジョンソン、黒田、福井の4投手が大きな離脱もなく、1年間安定した投球を見せてくれました。
なかでもジョンソンの安定感は際立っており、不調な時期がほとんどなかったように思います。
4人の投手の成績は、合計で104試合先発、49勝29敗で実に20個もの貯金を作りだしています。

この4人に次ぐ成績を残したのが、開幕当初から5番手と位置付けられていた野村で5勝8敗。
こちらは好不調の波が大きく、一軍と二軍を行ったり来たりしながら、結果的にはチーム5位となる勝ち星を挙げ、勝利数はともかく5番手なりの成績は残したと言えなくはありません。

そして開幕当初は先発ローテーションの一角を守っていた大瀬良が、先発としては1勝6敗という成績に終わったのは、想定外でした。
2年目のジンクスで苦しむことはあっても、ローテを守って10勝前後は期待していたはずです。

ただ、長いペナントレースを戦いぬく中で、シーズン当初のローテーション投手である、前田健、黒田、大瀬良、ジョンソン、野村、福井のうち、1人か2人は不調なり故障なりで、一軍にいない時期があるのは考慮していたはずで、その時期はファームで調整中の投手で補っていくことを想定します。
そう考えると、大瀬良のリリーフ転向も、先発ローテーションの維持の面からは大きなダメージになはなっていません。

期待を裏切ったというのは酷かもしれませんが、ファームで調整しつつ、谷間の先発候補と考えられていた、九里、戸田、小野、今井が全くと言っていいほど先発として結果が残せなかったのは残念です。
特に小野に関しては、一度も一軍登録がありません。
昨年のファームの成績から、今季飛躍する投手の筆頭候補として九里と小野を挙げていましたが、小野にはキャンプインの時点で不安しか感じていませんでした。

巨人時代の同僚との合同自主トレを行うこと自体は何ら問題はないのですが、勝負をかけるべき年齢、シーズンに臨む選手としては、自主トレに連れて行ってもらって面倒を見てもらうという、主体性のなさは甘さを感じずにいられませんでした。

逆に良い意味で予想外だったのは、ドラフト2位ルーキー薮田の初先発初勝利です。
もっともその1勝のみで、他の試合ではコントロールの乱れから自滅する試合が多くなってしまいましたが、150キロ超のストレートに、複数の変化球を決め球に出来る投球というのは、故障の心配がなくなり、コントロールに不安がなくなるようフォームを固めていける時期が来れば、リリーフの一角として組み込める可能性を秘めています。

さて、ここからはリリーフ投手についてです。
シーズン当初は、セットアッパー一岡、抑えヒースというのが勝利の方程式でした。
一岡に関しては、オープン戦序盤は不安を感じさせない結果を残していましたが、開幕が近付くと登板しない試合が多くなっていきました。
一旦調子落ちした状態で開幕を迎え、中日との三連戦で2度サヨナラ負けを喫するなど、不安定な投球が続き、開幕から2カ月も経たないうちに故障で二軍降格となってしまいました。
一軍に戻ってからも、昨年の前半のような投球は出来ず、完全復活は来期に持ち越しという状態でシーズンを終えています。
抑えのヒースも、失点こそ少なく見えるものの、四球は出す、ヒットは打たれるという、常にランナーを背負ってのピッチングで、抑えとしての安定感は全くありません。
こちらも1か月と経たないうちに、抑えの任を解かれることになりました。

代わって抑えとして起用されたのが中崎でした。
抑えとして起用され始めたばかりの頃は、決してヒースの不安定な投球を上回ってはいませんでした。
5月には13試合に登板し、そのうち7試合連続安打を含め、計10試合で安打を打たれ、ヒースと同じく常にランナーを背負ってのピッチングとなっています。
ただ、特筆すべきは球速と奪三振能力の向上でした。
先発時代の中崎は、140キロ前後のストレートしかなく、カットボールでバットの芯を外す投球スタイルでしたが、抑えとして重要な要素でもある、150キロ超のストレートを投げ込めるようになっています。

交流戦の中盤くらいまでは、不安定な投球が解消できませんでしたが、7月に入ったころからは左打者のインコースへズバズバ投げ込む投球スタイルが嵌り始め、インコースへのストレートとカットボールで詰まらせて打ち取る投球術でセーブを量産していくことになります。

この中崎の安定の陰には、交流戦中盤からリリーフへ転向した大瀬良の存在があります。
大瀬良も転向直後は失点を重ねてしまっていましたが、ポジションに慣れてくると、こちらも150キロ超のストレートが甦り、力で押す投球を前面に押し出して抑え始めます。

ただ残念なのは、大瀬良、中崎が勝利の方程式として確立した反面、その2人に頼りきりになり、勝ちパターンで登板できる投手を育てきることが出来なかったことでしょう。

経験・実績のある永川、今村は不調、中田は故障、ヒースはリードしている展開だと不安定、ザガースキーは外国人枠の関係で出番は少なかったが、コントロールに不安があり、どうしても大瀬良、中崎の出番が増えてしまっていました。

飯田は捕手の意図通りの投球が出来ることで、来季に向けて勝ちパターンでの経験を積んでもらいたい投手の一人です。
今村のボールの軌道が良くなりつつあり、西原は投球術を身に付ければ出番が多くなりそうな投手です。

この辺りは来季の展望で改めて記事にしたいと思っています。

【攻撃部門】
今シーズンの後半の巻き返しのためには、丸と菊池の不調という面が大きく、その2人だけに頼らないという意味で2013年型打線を目指すべきだという記事を書いています。
その中では、2013年でキラが担っていた役割を果たすことを期待していた、エルドレッドをカバーできる外国人選手であろうシアーホルツが、故障のためシーズン後半の出場が出来なくなったことが最大の誤算となりました。
もっとも外国人選手のみで考えると、グスマン、ロサリオというバックアップ要員は揃っていたのですが、両選手ともに守備に不安があり、エルドレッドをレフトで起用するとなると、同時スタメン起用が実質不可能になるという、起用方法の難しさが影響しました。

これだけでも得点能力の低下は免れないのですが、梵が不調で一軍登録抹消、新井はシーズン中盤での故障とスタメン出場の連続で調子が下降したまま、會澤が守備面との兼ね合いで試合出場が減少、松山は9月は僅か1安打、丸は全て1番打者として起用されている9月と10月の打率は2割以下と、不調の選手が目立っています。

もっとも、終盤にきての不振が目立つ選手が多いのは事実ですが、シーズン序盤から点の入らない傾向は変わっていません。
不振というのは除いて考えると、
開幕一軍にエルドレッド不在、グスマン開幕直後に故障離脱、ロサリオ病気明けで調整不足がたたり、2ヶ月近く本塁打が出ず、ということで本来クリーンアップを打つはずだった外国人選手の初本塁打は、5月17日のロサリオとシアーホルツのアベックアーチまで待つことになっています。
これでは破壊力不足は明らかです。

さらに機動力野球を理想に掲げたものの、エンドラン失敗、盗塁死でランナーを失うというのはシーズン序盤から改善されず、ついには最終戦でも走塁死が出てしまいました。
機動力野球を得点パターンに組み込み、相手のミスを誘う走塁で得点を奪うシーンは、記憶に新しいところでは阪神戦のダブルスチールや新井のホームスチールなどが思い出されますが、実際は失敗したケースの方が多いです。
成功するか失敗するかの境界は、ギャンブル的なプレーが成功するか否かというところだったように思います。
成功の可能性が低いプレーの実行を、作戦と勘違いしたことの弊害が出続けたシーズンでした。
一塁牽制されても棒立ちのままタッチアウトになったグスマンのプレーは、今季一番の衝撃的な走塁死です。

また忘れる事が出来ないのが、同じ投手に何度も抑えられるという繰り返しだったということでしょう。
中日の八木、バルデス、大野、阪神の能見、DeNAの三嶋、巨人の菅野、田口、ヤクルトの小川などの先発投手がそうですし、ナゴヤドームでは中日のリリーフ陣から点が取れる雰囲気はありませんでした。

球場での相性となると、ナゴヤドームで1勝10敗、地方球場で1勝7敗1分けというのは壊滅的な数字となっています。
この2項目だけで借金15となる訳ですから、よくぞシーズンは2つの負け越しで済んでいるなというのが正直な感想です。
ナゴヤドームでのチーム打率.173、総得点16点、1試合平均得点1.33という打撃成績では、ジョンソン、前田健、黒田でも同一カード3連敗しても不思議のない数字です。

機動力野球を理想に掲げている面があるカープですが、基本的にはヒットを打って出塁しないと成り立たないシステムです。
サインプレーも求められますし、その練習に時間を費やしすぎると、最低限の打力向上のための練習にも支障は出ると思います。

エルドレッドには残留要請が出されたということで、おそらくすんなり残留決定となるのではないかと思います。
また、開幕直前は右の代打という位置付けだった新井は、勝負強いバッティングと高い守備力でレギュラーとして欠かせない戦力となりましたが、左手の腱の脱臼の影響はシーズンオフに一気に出てくると思います。
エルドレッドも新井も貴重な戦力ですが、この2人が同時にクリーンアップを打つというチーム状況は、現有戦力の中ではベストなのでしょうが、対外的にはエルドレッド、新井が5番、6番を打つようなチームでないと、投手を援護できるほどの打力ではないと言わざるを得ないと思います。

また、丸、菊池を全試合出場させたのは、ある意味肝の据わった起用です。
.250前後の打者が1、2番でレギュラーとして起用されるのですから、相当な批判はあったはずで、それでも2人に頼らない打線にしないといけないという信念を貫いたのは、よほどの精神力がないと出来ないことです。
2人が打てないとこうなるだろうと、1シーズン通して宣言したとも言えます。

【守備部門】
捕手については、會澤をレギュラー筆頭にし、石原をバックアップとして起用する方針でしたが、會澤が黒田とのコンビを解消したあたりから、キャッチングの不安定さが止まらなくなりました。
リーグワーストのパスボール8個という数字もそうですが、パスボールにならないながらもボールを弾くシーンも目立ち、これでは投手との信頼関係を強固にするには行動が伴いません。
ただし、盗塁阻止率はリーグ唯一の4割台で、これは評価できる項目です。
守備を鍛えなおし、そのうえでベンチに信頼して起用して出番を増やしていくことが、チームにとってプラスになるのは間違いないです。

一塁手としては、新井の守備力、存在感は際立っています。
投手に声をかけるタイミングにしてもそうですし、全力プレーでミスも少ないとくれば、一塁守備で新井に対してとやかく言うことはないでしょう。
その他では、エルドレッドも例年通りで悪くなく、松山も昨年までよりは守備でのミスは減っています。
ただ、グスマンに関しては守備範囲やサインプレーの面で上記3選手にはるかに及ばず、積極的に起用したいと思うことはできません。

二塁手は、そのままでお願いします。

三塁手は、梵の守備範囲はそろそろレギュラーとしての限界が近付いてきた印象ですが、堂林の守備力に目処が付いたのは好材料です。
安部にしても状況判断の甘さはあるものの、外野をやって大失敗した時期に比べると、落ち着きが出てきました。

遊撃手については田中しか守れない状況になっているのが気掛かりですが、その田中のエラー数は両リーグダントツとなってしまっています。
前で捌く攻撃的な守備の影響もあるのですが、処理を焦ってイージーミスをしてしまうことが最も懸念されるプレーです。
おそらくですが、二遊間でコンビを組む菊池の動きに合わせるため、自身としてギリギリのタイミングのプレーを常に心掛けているように思えます。
菊池からは、きわどいタイミングでもどんどん二塁送球を狙ってくるし、上から、下から、後ろから、どこからボールを投げてくるかという緊張感があり、相当守備で気を使っているのはよく分かります。
田中以外のショートが、菊池からの送球を落球するというシーンは、昨季も今季も見られました。
カープでは、もはや菊池とコンビを組めるのは田中しかおらず、少なくとも守備に集中できる環境が出来上がれば、鉄壁の二遊間は完成に向かうと思います。

左翼手は、主にエルドレッドを始め、攻撃的な外野手が務めていました。
エルドレッドの守備は、捕れる範囲の打球は確実に処理できますし、打球の追い方にも特に不満はありません。
鈴木誠も打球判断の甘さはあっても、そこまで気になる守備でもないように思います。
ただし、グスマンは打球判断自体を誤ったり、追い付いた飛球を落としたり、ロサリオは簡単に打球を処理しようとしてミスしたりと、見た目にも良い印象のプレーではなかったです。

中堅手は、1試合を除いて丸のみが守っていましたが、その丸は球際に強い方ではなく、肩も強い方ではありません。
とにかく無難に守るという選手ですので、大きなミスはなかったように思います。

右翼手は、シアーホルツ、松山、野間、鈴木誠の4選手が調子、投手との相性などで入れ替わりで起用されていました。
開幕スタメンは鈴木誠でしたが、肩の強さはあるものの、守備ではポカをやってしまう姿が印象に残っています。
本職の外野手ではないので、こればかりは経験を積んでいってもらうしかないと思います。

シアーホルツはスタメンとしてフル出場しても何ら問題ない守備力を見せ、松山は今季ライトでミスらしいミスは記憶にありません。
松山に関しては、走塁面でもミスが少なくなっており、これは出来ることとできないことの線引きが上手くいったという表現にとどめておきます。
野間の守備は、守備範囲および肩については、見ていてワクワクさせられます。
打撃が向上すれば、センターを任せてもいいのではないかと思えるほどです。

一応ライトとしてのロサリオに触れておきますと、明らかに経験不足で、打球の切れる方向すら忘れているのではと思ってしまいます。
守備練習でライトのみを守っていけば少しは向上するのかもしれませんが、あまり期待しないでおく方が正解かもしれません。

【総括】
開幕直後のリリーフ陣の不調で、3月4月で7つの借金を背負ってのスタートとなりましたが、5月以降は一度も月間勝率5割を下回りませんでした。
ナゴヤドーム、地方球場で借金を増やし、打撃陣の不調がありながらの数字ですので、よく2つの負け越しで収まっているなというのは正直な感想です。
大瀬良、中崎がセットアッパー、抑えとして機能し始めた時期に合わせ、打線の調子が上がっていれば、勝ち星を伸ばすこともできたでしょうから、やはり攻撃面の不調というのがシーズンを通して影響を与えてしまっていたということに集約されるのだと思います。

最後になりますが、勝敗に大きな影響を与えたとして、例の誤審の問題はありますが、ここではあえてもう一つ大きなプレーがあったことを付け加えておきます。
具体的に記載しようかと思いましたが、何度も書き直しているうちに、あまり書くべきではないのかなと思うようになり、とりあえずは、そういうプレーが「あった」ということだけを述べるに留めます。



【カープ情報】2015.10.07 広島対中日 公式戦25回戦 1安打完封負けで逆転CS出場叶わず、4位でペナントレース終了

2015年10月7日に行われた、広島対中日の公式戦25回戦の試合結果

中日 000 000 030|3
広島 000 000 000|0

勝 若松 10勝4敗
負 大瀬良 3勝8敗2S
S -

【本塁打】なし

今日は勝ってくれるのを祈るのみ。
スタメン発表では、2番手で登板するのが大野ということで右打者を多く並べてきた。
堂林がスタメン起用されるのは5試合ぶりということで、その間の4試合は右投手と当り続けてきたことになる。
久々の左投手との対戦となるが、実戦勘が鈍っていないことにも注目したい。

さて中日のスタメンはというと、こちらもフルメンバーと呼んでも差支えない名前が並んでおり、特にエルナンデス、藤井の6、7番は厄介な印象。

松山を最後の対藤浪のために復調を促す起用をしていたが、鈴木誠も最後の勝負のためにクリーンアップで起用し、経験を積ませてきた。
5番鈴木誠が大仕事をするようだと、これまでの起用が実ったことにもなる。

まず前田健の立ち上がりは、少し緊張がある感じで、大島、亀澤の2人には甘くならないよう気を付けながら、慎重に投げていた。
2アウトとなったことで少し気持ちが楽になったのか、ルナに対しては強気に攻め始めたところを軽くライト前に合わされた。
4番平田には、ストレートの逆球がパスボールとなり、ルナは二塁へ。
平田のサードゴロが三塁ベースに当る内野安打で、2アウト1、3塁というピンチになった。
森野はセカンドゴロに打ち取って無失点で乗り切ったものの、プレッシャーを感じながらの試合になる流れになってしまった。

そして中日の先発は、引退登板となる山本昌。
2球続けてボールにり、フォームもテイクバックがぎこちなく見える。
丸はファーストストライクを打ってセカンドゴロに打ち取られ、山本昌の引退登板に花を添えた。

そして予定通り2番手で大野がマウンドに上がってくるが、気合十分の顔付き。
初回に関しては、山本昌の投球の余熱もあり、少しフワフワした状態に見え、早めに地に足をつけた攻撃が見られれば、といったところか。
大野の状態は良さそうで、新井のライト前ヒットは会心の当たりではなく、エルドレッドはインコースのストレートで詰まらされていた。
初回の前田健と大野の投球内容を見ると、前田健が早く本調子に戻らないと、このあとの展開が厳しくなりそうな予感はある。

2回はエルナンデス、藤井という今季手痛い目にあった2人の打者を迎えるイニングだったが、ここもコントロール重視の投球で抑えて見せたが、140キロ前後の球速が多いのは気になる。

カープ打線は、大野の球威に押されるシーンが目立つが、スイングそのものは力強さを感じる。
2回の鈴木誠のレフトフライも、バットの先だったために伸びなかったが、アウトハイのストレートをフルスイング出来ている。
各打者の気持ちは十分乗ってきている。

ただその気持ちが空回りしてしまったのが、2回裏の田中の走塁死。
牽制に誘い出されての二塁憤死は、ギャンブルスタート気味の飛び出しで、今季よく見た光景でことごとく流れをぶった切ってきたプレーの一つ。
少なくとも今日の試合にとっていい流れではない。

3回からのカープ打線は、大野の調子に加え、プレッシャーに負けたような雰囲気の感じられない攻撃になってしまい、初回の新井のヒット以降は、まったくヒットが出ない。
唯一采配で動けたとすれば、6回裏の攻撃で先頭の石原が四球で出塁し、前田健が送りバントを決めて1アウト2塁となった場面。

中日は試合前の継投策として、大野の次には若松を送り込む予定となっており、終盤の代打として小窪の出番はない可能性があった。
シーズン終盤にかけて、丸への代打が必要になると何度か書いてみたことがあったが、結局丸への代打は見られないままだった。

前田健も本調子には程遠いピッチングながらも、何とか無失点で切り抜けていっても、得点の雰囲気のない打線を背負っての投球には、常に追い込まれているような重苦しさがある。

8回からマウンドに上がった大瀬良は、終盤の不調から脱却することは出来ず、力尽きてしまう。
大瀬良が2失点。
その大瀬良がランナーを貯めてマウンドを降り、中崎は投手の若松にタイムリーを浴びてしまい、試合の流れは完全に中日に傾いてしまった。

そして、カープの最終戦はわずか1安打での完封負けで幕を閉じた。
打てない時に限って、野手を交代させることが出来ないというのも、今季良く見られた光景。
久々の左投手との対戦で、少し実戦感覚が鈍っていた面は少なからずあったように思う。

失点してしまった大瀬良は大泣きをしていたが、大瀬良を責める気には全くならない。

大瀬良が正式にリリーフ起用が決まる前の、6月3日の自分のコメントですが、
「大瀬良を抑え起用してはどうかという意見も目にしますが、打たれたら批判されるのは目に見えています。
今季だけの配置転換ならば、どんな結果であっても受け入れる覚悟はしないといけません。」

自分自身が発したこの言葉を忘れたことはありません。
大瀬良が打たれたのであれば、それがもたらす結果は受け入れないといけないでしょう。

総括は後日行いたいと思いますが、今日のところは1シーズンお疲れ様でしたという言葉で締めくくりたいと思います。



【カープ情報】2015.10.04 広島対阪神 公式戦25回戦 黒田の経験がもたらした完封リレーでの勝利

2015年10月4日に行われた、広島対阪神の公式戦25回戦の試合結果

広島 000 402 000|6
阪神 000 000 000|0

勝 黒田 11勝8敗
負 藤浪 14勝7敗
S -

【本塁打】松山7号、田中8号

CS進出のためには、残り2試合を連勝するしかなくなったカープ。
とにかく勝つことだけを考えて臨む試合となり、ある意味今日の相手が阪神とか、他のチームとか分けて考える必要はない。
黒田対藤浪の投げ合いは、プレッシャーのかかる場面でどちらが実力通りのピッチングを再現できるか、とも言える。

もっともカープの野手陣も、昨日はエラーを多く出してしまっており、昨日の反省を活かせれば締まった試合にもなり得る。

そしてカープのスタメンには、やはり3番松山の文字が。
最後に藤浪に当たることを見越して、松山の復調にかけてきた部分があるだけに、昨日の内野安打で流れが変わって欲しい。

藤浪も今日勝てば最多勝に並ぶだけに、当たり前だが勝ちにこだわってくる。
簡単に攻略できる相手でもなく、1球1球を大事にしていきたい。

そして初回の攻撃で、2アウトから松山にライト前ヒットが出た。
出来ればランナーを貯めたところで打順がまわって欲しかったなと思えるほど、しっかり捉えた打球だった。
エルドレッドは、藤浪のストレートに振り遅れていたが、追い込まれてからはコンパクトなスイングに変わってセカンドゴロ。
右方向への意識はありそうな打席だった。

黒田の立ち上がりは、いつも通りという感じで、時折高めに抜ける球が心配なくらいで、コーナーへの投げ分けは出来ている。
後はランナーを貯めて、その甘い抜け球が行かないことを願うのみ。

初回は問題なく切り抜けたが、2回には先頭のゴメスに四球を与えてしまい、マートンは狙い通りにセカンドゴロを打たせた。
しかし、菊池が足を滑らせてセカンド封殺のみでランナーが残り、今成にはセンター前ヒットで1アウト1、2塁。
ピンチを迎えたところで、心配していた高めに抜けるボールが行ってしまった。
江越がインハイへの抜け球を腕をたたんでレフト線へ弾き返す。
この打球をエルドレッドがスライディングキャッチを見せ、抜けていれば間違いなく先制打になっていたという打球を捕球した。
このプレーで救われた黒田は後続を抑え、2回も無失点。

3回表の自身の打席では、10球以上粘る姿勢を見せ、これは野手陣への無言の檄になる。

4回表の攻撃で、先頭の菊池がセンター前ヒットで出塁し、松山の打席でエンドランを仕掛ける。
これはファールとなるが、同じスライダーを続けたことで松山のタイミングは合った。
インコースへのスライダーをフルスイングし、打った瞬間新井ばりにバットを放り投げる快心のツーランで先制。
打てなくても使い続けてきた起用がようやく実った瞬間だった。

そしてこれだけで終わらなかったのが大きい。
エルドレッド、新井が倒れて2アウトとなったが、田中が四球を選び、安部のレフト前ヒットをマートンがファンブルする間に、田中、安部がそれぞれ先の塁を陥れ、2アウト2、3塁とチャンスを広げ、石原がライト前タイムリーを放ち、さらに2点追加できた。

昨日はエラーが多く出てしまっていたが、今日の試合はファインプレーが2つに加え、黒田の打席での粘り、相手のエラーに付け込む隙のない野球ができており、試合の流れとしては悪くない。

黒田の投球も失投がなければ大崩れの心配はない内容で、リードを奪ったことで真骨頂の投球を見せ始める。

6回は田中のツーランで追加点を奪い、直後の1アウト1、3塁のピンチでは併殺打で無失点が続く。
あれよあれよという間に9回を迎え、完封が見えてきた。

しかし、さすがに簡単に完封というのはさせてくれない。
先頭の福留にセンター前ヒットを打たれ、4番のゴメスにもレフト前に抜けようかという当たりを打たれる。
ここは安部が飛び付いて捕球し、セカンド封殺で黒田を助けた。
ただ、マートンにもライト前ヒットを打たれ、野間の三塁への好返球も一瞬及ばず1アウト1、3塁となってしまった。
3人続けて芯で捉えられたことに加え、投球数が126球と増えてしまったことで完投を諦め、中崎を投入。

昨日2イニングを投げているとは言え、ボールの勢いは全く衰えを見せず、150キロ超のストレートとカットボールの組み合わせで、2者を打ち取り完封リレーの完成。

今日の勝利は、黒田と藤浪の経験の差、くぐってきた修羅場の数の違いがもたらした勝利と言える。

あと1勝。
ファンはその結果がもたらす意味を十分理解している。
応援することしかできないが、微力でも力になればと信じて祈っています。



【カープ情報】2015.10.03 広島対ヤクルト 公式戦25回戦 今季CS出場のための最後の一敗を使い切る。

2015年10月3日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦25回戦の試合結果

ヤクルト 100 000 030 02|6
広  島 200 001 100 00|4

勝 徳山 2勝1敗
負 ヒース 3勝6敗4S
S バーネット 3勝4敗41S

【本塁打】エルドレッド19号

おめでとうございます。
と、昨日優勝を決めたヤクルトに敬意を表しつつ、それでも負けられない戦いの続いているカープはジョンソンが先発。

ヤクルト戦は今季6度目の先発となるが、過去の5試合は全て石川との投げ合いで、3勝2敗という成績だった。
初めて石山との投げ合いとなるが、問題なのはジョンソンの投球よりも、攻撃陣。

ジョンソンは、立ち上がりから細かいコントロールが定まらず、ボール先行の苦しいピッチング。
初回のピンチでは、バレンティンを追いこみながら、アウトコースのストレートを軽く合わされて、ライト前タイムリーで先制を許す。
ストライクはいらないカウントでのストライク勝負は、ちょっともったいない攻め。

直後のカープの攻撃では、簡単に2アウトを取られた後、松山死球でランナーが出ると、エルドレッドが打った瞬間に分かる、左中間への逆転ツーランで、すぐに試合をひっくり返した。
まだ勢いはあると感じた試合だったがカープは5回まで、そのエルドレッドの本塁打の1安打のみで、ランナーを出すことなく石山に抑えられていく。

ジョンソンも何度となくピンチを背負いながらのピッチングで、どこかで大崩れしてもおかしくない内容でも、7回1失点で纏めるあたりは、流石としか言いようがない。

カープも、6回裏にようやくチーム2本目の安打が出て、初回以来のランナーを、松山の内野安打で返して1点追加。
7回裏にも、田中のレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースで1点を追加し、4-1とリードを広げる。

こうなると、大瀬良、中崎で逃げ切る形は出来た。

8回からマウンドに上がった大瀬良は、ストレートは148キロが出ており、先頭の山田へは長打警戒ながらも、ストレートで押す投球が見られた。
コースを狙い過ぎての四球となってしまったが、畠山、バレンティンを打ち取って2アウトまで漕ぎ付けたが、雄平には投手強襲の当たりを放たれる。
グラブに当て、後方へこぼれた打球を処理しようとした大瀬良は、一塁送球を焦り、ボールが手につかずに、一塁への送球が出来なかった。
ここからヤクルトの猛攻が始まってしまう。
代打今浪のライト前タイムリーは、ストレートを狙い打たれたようなバッティングで、この時点でストレートを決め球とする投球に不安が付きまとう。
2アウト1、2塁となり、中村にもストレートをライト前ヒットを打たれ、ライト野間からの本塁返球という見せ場となるかと思われた。
しかしこの本塁返球が、高く浮いてしまい、本塁のはるか上を通過し、ベースカバーの大瀬良のジャンプも届かず、セカンドランナーの生還に加え、ボールデッドで2者生還し、同点とされてしまう。

守備固めも行い、勝利の方程式もつぎ込んだ上での同点劇、そして延長戦負け。
打てる手は打っているとは思うが、今日の試合に関しては大事な場面でのエラーが得点に絡んでしまった。
一つ一つ掘り下げることはしないが、明日の阪神戦に開き直って試合に臨めるか否か、それしかない。

10回に登板のヒースは、敬遠も含め3四球を与えてしまっていては、無失点で抑えるには無理がる。
一岡の登板も満塁となってからで、フォークボールを決め球とする投手を送り込むの場面としては、もっともふさわしくない。
10回が始まる時点で、もはや勝機は失われつつあったということになるのだろう。



【カープ情報】2015.10.02 広島対中日 公式戦24回戦 前田健ハーラー単独トップの15勝目&第1号本塁打

2015年10月2日に行われた、広島対中日の公式戦24回戦の試合結果

中日 000 000 100|1
広島 002 000 00×|2

勝 前田健 15勝8敗
負 若松 9勝4敗
S 中崎 0勝6敗29S

【本塁打】前田健1号、エルナンデス11号

10月に入り、ペナントレースもいよいよ残り4試合となり、大詰めを迎えている。
9月にはわずか1安打しか打てなかった松山が3番スタメンとなり、月が変わってどうなるか、という点が気になるところ。

もっともそれはどの打者にも当てはまる。
前田健が先発している以上、援護がなく負けたというのはあってはならない。

まず前田健の立ち上がりは、シュート回転のストレートはなく、狙い通りの投球で3者凡退で抑えて見せた。

そして打線の方は、中日先発若松がややボール先行の投球となっていたが、決して慌てることなく、落ち着いたピッチングで3人で抑えられた。
若松にとっても、自身初の2ケタ勝利に王手をかけているだけに、モチベーションは高い。
シーズン防御率、2.18対2.15の対決となるこの試合、やはり投手戦となりそうな立ち上がりを見せた。

ところが、2回に入ると早くも前田健がピンチを迎える。
2アウトからエルナンデスにセンター前ヒットで初めてランナーを許すと、前回の中日戦でKOされるきっかけとなる一打を放たれた藤井にライト前ヒットで、2アウト1、3塁。
そして6月27日にスリーランを浴びている杉山を打席に迎え、明らかにギアを上げた。
狙って三振を奪ったのではないかという投球で、見事見逃し三振でピンチを切り抜けた。

若松の投球は、2回に入っても若干ボールが先行している。
そのためエルドレッドに対しても、ストライクコースで勝負するケースが増えており、この投球が続くようなら、どこかで効果的な一発も期待できそうな展開ではある。

その効果的な一発は、エルドレッドではなく、前田健自身が放って見せた。
若松も、インハイのストレートを投げ込んだり、決して投手だからと甘い投球はしてこなかったが、決め球のチェンジアップを投げておけばもう大丈夫だと、自信と油断が紙一重となった一瞬の隙だったということだろうか。

自ら先制本塁打を放ち、乗っていける状態にはなった前田健だったが、今日は全体的にボールが高い。
チェンジアップが高めに浮くシーンも目立ち、前田健の本塁打を見た後だけに、少しヒヤリとする。

良くもないが悪くもない、という印象で、その分慎重さを欠くことがなかったのが、今日のもっとも良い部分。

もちろん追加点が欲しいカープ打線は、4回裏の攻撃で2アウトから、新井がヒットで出塁。
田中の打席で3-2から自動スタートを切った新井は、サード前への緩いゴロで一気に三塁を陥れた。
打球処理をしたサードのルナが、三塁ベースを空けた隙を逃さない走塁を見せた。
若松を捉えきれはしなかったが、常に攻める姿勢を崩さなかったことで、中日に試合の主導権を握らせなかったと言えるだろう。

前田健は7イニング中、3度得点圏にランナーを背負っている。
それでいてエルナンデスのソロホームランによる1点で凌げたのは、負けられない状況と、リリーフ陣への信頼で、行けるところまで行って、あとは任せればいいという思いが、負担を軽くしたということになるのではないだろうか。

7回裏の投球が最たるもので、2アウト1、2塁から、ワイルドピッチでランナーがそれぞれ進塁しても、ランナーを返すことなく、3つ目のアウトを取るのがこの日最後の仕事と割り切って、集中し直したようにも見えた。

さて、どうしても点が取れない野手陣は、最後まで巧く攻撃が嵌らない。
7回裏の先頭田中がセンター前ヒットで出塁し、安部が送りバントを狙うが、キャッチャーの目の前に転がってセカンド封殺。
送りバントが失敗したことで、続く石原も送りバントを狙うが、今度もキャッチャー前に転がり、再びセカンドへ送球される。
今度はボールとランナーが重なったことで、ベースカバーのエルナンデスが捕球出来ずにオールセーフになり、前田健に代打小窪を送って1点を奪いに行く。
その小窪は四球で、1アウト満塁で丸が打席に向かうが、叩き付けた打球が若松の頭を越えず、投ゴロで本塁封殺。
菊池は一塁後方へのファールフライを打ち上げ、これを森野が落球。
命拾いした菊池ではあったが、ライトフライで無得点。

冒頭で触れたように、若松も10勝目を掛けて登板しているだけに、ビハインドの場面でも簡単にはマウンドを降りないし、とにかく最後まで集中力が切れずに、非常に手強い。

点が取れない雰囲気が出てしまったのは残念ではあるが、1点リードで8回、9回を迎えるということは、中崎、大瀬良で逃げ切るのみ。
3打数ノーヒットの松山には、早々に守備固めの野間が起用されており、逃げ切る意志は示している。

8回表から登板の大瀬良は、先頭のルナに対し3-0とボール先行としてしまうが、そこから3球連続ストライクで、セカンドゴロに打ち取る。
平田にもやはりボール先行のピッチングとなってしまい、四球でランナーを出してしまった。
コントロールと球速が物足りず、石原の要求通りのコースに投げ込めないことで、かなり苦しいピッチングに映る。
2アウト2塁でエルナンデスを迎え、ショートライナーに打ち取れたのは、何とかコーナーぎりぎりのコースにストレートが決まったことで、バットの先で完全に芯で捉えた打球ではなかったから。

8回裏も、2イニング連続で1アウト満塁のチャンスを逃し、今日は若松の執念に攻撃陣が封じられた。

1点リードの9回表のマウンドには当然中崎が上がる。
ここまで28セーブを積み重ねてきたカープの守護神は、全ての期待を一身に背負ってマウンドに向かい、無失点に抑えて試合を締めた。

ペナントレースは残り3試合。
今日は前田健の本塁打での勝利となり、野手陣は援護が出来なかった。
この時期は、勝てば悪い打撃内容を次の試合に引きずることはない。
しかし送りバント失敗だけは例外。

相手チームのことは関係ない。
あと3試合連勝を伸ばしてCSへ行こう。





Google検索
【デタスポ内記事検索】


広島カープネットラジオ中継
RCCラジオのネット中継radiko

カープの公式戦はネットラジオで中継

テレビ中継がない日はネットラジオ!
カテゴリ
カープニュース
スポンサードリンク

プロフィール

Author:デタスポ
FC2ブログへようこそ!

アクセスカウンター