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【カープ情報】2015.05.31 広島対オリックス 交流戦3回戦 福井カープ先発陣の中で最多貯金

2015年5月31日に行われた、広島対オリックスの交流戦3回戦の試合結果

広   島 000 000 110|2
オリックス 000 100 000|1

勝 福井 4勝1敗
負 佐藤達 1勝5敗
S 中崎 0勝3敗5S

【本塁打】T-岡田4号、松山2号

右の西対策として、昨日は野間がスタメンだったが、今日は松山がスタメン。
野間はここのところ空振りが目立ち、作戦面でも、連続して起用するにはちょっと難しい状態だった。

また、松山に関しては、7番という打順であれば、走塁面、戦術面で大きな負担もなく、起用しやすいとも言える。

さて、この試合に関しては、前回登板で大荒れだった福井が、調子を取り戻せるかがポイント。
ただ、今季の唯一の敗戦と前回の大荒れは共にヤクルト戦。
単に相性的なものなのかどうか、このオリックス戦がある程度の目安となる。

その福井は、適度に荒れて、突発的に四球を与えるが、球威、スピードともまずまずの、福井らしいピッチング。
ここで、このコースにストライクが入ってくるのかと、面喰っている様子は見て取れる。

一方の打線の方は、今季は昨年に比べると芳しくない成績が残っている西に対し、なかなかランナーを出すことが出来ない。
6回まで、1安打、無四球、13三振という結果が示すように、まったく得点できる気配がない。

特に、1番から3番が抑えられ、ランナーが出ないことで、昨日の金子から点を奪ったようなプレッシャーをかけながらの攻めが出来なかったことが、一番効いた。

また、ロッテとの三連戦と、オリックスとの三連戦では、エルドレッドへの攻め方が一変したことも、影響が大きい。
この三連戦でヒット1本だけに抑えられたが、基本的にはアウトコースのボールになるスライダーで三振を奪うという、去年までのエルドレッドへの攻め方の定石とも言える配球を、徹底されていた。

こうなると、コントロールに間違いの少ない、金子、西という投手に対しては分が悪かった。

4回にT-岡田の先制本塁打で1点を先制されるが、今日の福井のピッチングには、オリックス打線もなかなかチャンスを作ることが出来ていなかった。

このことが、1点先制されても、攻撃に集中できる環境を作り出している。
前回の3ボール連発や四球で、守備からリズムを崩してミスの多くなる試合と、ここまで違いが出るのだという分かりやすい対比が出来るというもの。

また、黒田、永川が、あれだけ苦労していたカラバイヨに対して、文字通り的を絞らせないピッチングが出来るのだから、福井というのは不思議な投手と思ってしまう。

7回に、西が初めて四球を出し、これがシアーホルツの同点タイムリースリーベースを呼び込む。
しかし、このスリーベースは、センター前ヒットがワンバウンドで、前進してきたセンター駿太の頭の上を超えるというプレーで、所謂草野球のようなプレー。
ある意味タイムリーエラーのような失点で、その間も、福井は相手にペースを渡すようなピッチングをしておらず、同点に追いついたことで、カープ側へ流れが傾くことになる。

8回には、リリーフ佐藤達の代わり端を捉えて、今日スタメン起用されていた松山が勝ち越し本塁打を放つ。
これも0-2と追い込まれた後の本塁打で、全ては拙いプレーからの流れとも取れる。

8回裏には、球数が多くなり、やや疲れの見えてきた福井が、1アウトから連続四球と、制球を乱し始めたのを見て、この三連戦で初めて、早めの投手交代を見せる。

昨日、3者凡退で抑えに成功した中崎を、1アウト1、2塁の場面で送り出し、こちらは代わり端で併殺に打ち取り、ムードもカープ勝利へ加速してくる。

9回もマウンドに上がった中崎が、田中のファインプレーもあって三者凡退で打ち取り、2日連続セーブを成し遂げた。
この日は會澤とのバッテリーで三者凡退に打ち取っており、悪い箇所を一つずつ修正してきているなという印象。

昨日もそうだが、拙いプレーで相手に流れを渡すと、その流れをひっくり返すことがいかに難しいことか、反面教師にしないといけない試合だったように思う。

ともあれ、同一カード三連勝で、交流戦首位に立って、本拠地に戻ってくる。
このタイミングで、中崎の2試合連続セーブというのは、抑えに過度の心配をしなくても良いという面では、精神的に落ち着いて試合に臨めるだろう。
もちろん、それで今後も抑えられるという単純な話でもないだろうが、自信を取り戻してくれるのも必要。

ノーエラーで1点差ゲームをものにしたという結果、流れを来週にも持ち込みたい。
それにしても、先発6番手の福井が、カープ先発陣の中でもっとも貯金を作っているという事実も、不思議な感じがする。





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【カープ情報】2015.05.30 広島対オリックス 交流戦2回戦 カープのエラー、ミスをオリックスが相殺してくれ、6連勝以来の連勝

2015年5月30日に行われた、広島対オリックスの交流戦2回戦の試合結果

広   島 000 101 101|4
オリックス 010 000 110|3

勝 永川 1勝1敗
負 平野佳 0勝1敗6S
S 中崎 0勝3敗4S

【本塁打】シアーホルツ4号、カラバイヨ11号

ジョンソン、金子ともに、初回からランナーを背負い、慎重に投球していることで、長い攻防が見られた。
ただ、カープについては、三遊間の深いゴロを田中が弾き、先頭打者をいきなりエラーで出塁させており、こういったプレーでリズムを崩しかねないだけに、より集中し直して、プレーを続けていく必要が出てきた。

早速、影響があったのが2回。
金子は立ち直りの兆しを見せるが、ジョンソンは先頭打者に四球を与え、2アウトまで漕ぎ付けながらタイムリーという、流れの悪さを感じる失点となってしまう。

3回の金子はコントロールも安定し始め、ちょっと手こずりそうな雰囲気が出てきたが、一方のジョンソンもようやく落ち着いてきた。

4回には金子が、新井から空振り三振を奪い、さあノッてくるか、というタイミングで、シアーホルツに初球ストレートでストライクを取りに来たところを、一発でシアーホルツが仕留めて、バックスクリーンへ叩き込んだ。
このイニングを簡単に抑えられると、後手に回る展開を覚悟しなくてはならなかったが、早いイニングで同点に追い付いたことで、カープ打線が少し平静を取り戻せた。

シアーホルツの本塁打の後も、エルドレッドは0-2というカウントから3球勝負にきたところをセンター前に弾き返し、金子対策で梵に代わってスタメンとなった木村も右中間へのツーベースで続き、さらに野間も四球を選び、1アウト満塁と、一気にひっくり返すチャンを迎える。
しかし、石原は5-2-3の併殺に倒れ、同点どまり。

金子については、セットポジションになってからはスライダーの制球を乱すケースもあり、これは今後の攻略のヒントとなりうる。

6回に先頭の新井がライト前ヒットで出塁し、再びセットポジションでの投球を迎えることになる。
ここで、初回に空振り三振したコースを狙ってきたが、シアーホルツが今度は読み切ってのライトフェンス直撃のシングルヒットでチャンスを広げると、エルドレッドの打席でワイルドピッチにより、勝ち越し点が入る。

まだセットポジションでの投球が続き、このチャンスでさらに追加点を奪っていきたいが、木村が送りバント失敗で、流れを引き寄せるには至らない。
7回にも新井のタイムリーでセカンドランナーの田中は生還するが、一塁ランナーの丸は、三塁コーチの指示通りにサードを回るものの、明らかに本塁はアウトのタイミングで、結局三本間に挟まれてしまい、どちらに原因があるのか分かりにくいミスで、やはり巧く攻められているとは言い難い。

それでも、性格に時間を計っているわけではないが、カープの攻撃時間はオリックスに比べて非常に長い印象で、ジョンソンもスタミナの回復する時間は十分稼げている。

6回までで、被安打2で、球数は90球ほど。
この投球内容であれば、完投も十分可能となっており、7回のピッチング次第で継投か完投かの判断を迫られることになる。
しかし、7回はコントロールが定まらなくなり、甘いコースも多くなってきたところを捉えられ、四球と連打で1点を返され、さらに2アウト1、3塁のピンチが残る。
コントロール面を考慮すると、ここで継投するのが安全策に思えるが、結局四球を与えて満塁となってから、しかも3番の糸井を迎えての場面で投手交代という、一番悪いタイミングでマウンドを降りることになる。

それだけに、これ以上ない最大のピンチでマウンドに上がり、糸井を空振り三振に打ち取った戸田は、この試合最大の功労者とも言える。

ただ、どうしても心配なのは、エラー、ミスが出た1点差ゲームは・・・という流れ。
しかもエラー、走塁死、送りバント失敗と、種類も豊富。
1点差をひっくり返されないリリーフ陣がいるわけでもなく、また試合前に、中田が一軍登録されてきたが、この試合展開で登板するのは難しい。

8回に登板の永川が、先頭のカラバイヨに本塁打を浴び、あっさり同点に追い付かれるのは、ある程度予想通りの展開。

9回表に、田中のツーベース、菊池の送りバント、そして丸の打席で、この試合2つめのワイルドピッチで、再び勝ち越し。
なるほど、カープのエラー、ミスも大概だが、オリックスのワイルドピッチ2つというのも、大概なプレー。
お互い負の要素が多く見られれば、カープのエラー、ミスも相殺されるということか。

そして、ワイルドピッチで1点を勝ち越して、9回に中崎が登板。
昨日の1点は問題視しなかったのだから、今日は抑えてもらおうか、という気持ちで登板を見守ることになる。
結果、よく抑えたてくれたと、感謝すらしたい気持ちになる勝利だった。
打たれても、点を取られても、次の試合で前を向いて投げる姿は、必ず報われる時が来る。

最後に、永川に勝ち星が付くのは、何となく納得しきれない部分はあるが、オリックスがくれた勝利なので、素直に受け取っておきたい。



【カープ情報】2015.05.29 広島対オリックス 交流戦1回戦 1試合を通じて攻め続ける姿勢が勝利を呼び込む

2015年5月29日に行われた、広島対オリックスの交流戦1回戦の試合結果

広   島 020 020 200|6
オリックス 000 200 001|3

勝 黒田 4勝2敗
負 山崎福 0勝2敗
S -

【本塁打】梵3号、丸6号、糸井3号

一軍復帰後は、徐々に内容の良くなっている黒田が先発。
前回初めて石原とバッテリーを組み、7回1失点と結果も伴っただけに、會澤と石原のどちらが先発マスクを被るのかにも注目していたところ、石原とのバッテリー継続ということになった。

今日の黒田は、完璧な内容でないけれども、ピンチを背負ってもピンチと感じさせない、どっしりと構えたピッチングで、ようやく開幕直後あたりの雰囲気が戻ってきた。

梵も第1打席で先制ツーランが飛び出し、今日は期待できる日の梵。
第1打席で、その日の調子が分かるというのも、ありがたい存在、と言うのは少し嫌味か。

今日のカープは、打線はロッテ戦でもそうだったように、まるで打てないという雰囲気はなくなっている。
それどころか、今日の試合は、得点こそ6点だったが、9回までのほとんどのイニングを、相手に息つく暇も与えず攻め続けたという印象がある。

5回に丸の本塁打で2点をリードしても、2点のリードを守り切るという雰囲気は全く感じず、とにかく9回まで点を取れるだけ取る姿勢を示している。
何点取っても安全圏のリードなど存在しないというのを、ロッテ戦で経験してきたこともあるが、リードしていようが、リードされていようが攻め続ける、という交流戦の戦い方はこうあるべきという、打線の理想形を見た試合になったように思う。

黒田も、苦労しながら投球しているイニングもあったが、簡単に3者凡退で抑えたイニングで球数を稼いだことで、7回途中、106球で2失点という上々の投球を見せてくれた。
あとは、リリーフ陣の出番となるが、7回1アウトから、まず戸田が1番手としてマウンドに上がり、残りの7つのアウトを奪っていく継投策に入っていく。

ここで、7回の2つ、8回の3つのアウトを、戸田、ザガースキー、永川の3人で奪うという、緊急的な起用方法を見せてきた。
もちろん、全員の調子がよく、1人1イニングを任せても安心という状態であれば、こういう起用にはならないのだが、これまでは3つのアウトを1人で取ってきなさい、と送りだして、結果抑えきれなかったという結果が残っている。

どんな形であれ、無失点で切り抜ける投球を続けることで、調子が上がってくることもあるだろうし、交流戦の間は、ピンチになればどんどん投手をつぎ込む投手起用をしてくるのだろうか。

最終回は中崎がマウンドを任されたが、セーブのつかない場面ということもあり、この試合に関しては、最後に投げるのが中崎というだけのこと。
そうしているうちに、調子を上げてくれれば問題ないし、抑えとして起用していないのだから、糸井に本塁打を浴びても、試合の大勢もそうだし、中崎の評価に影響はなかった。

楽な場面での登板が多くなるのがチームとしての理想ではあるが、なかなかそう巧くもいかないとは思う。
しかし、そういった展開が訪れた際には、どんどん投げていって、調子を上げていってもらいたい。

最後に、今日は守備の乱れがなかったというのを強調しておきたいと思う。







【カープ情報】2015.05.28 広島対ロッテ 交流戦3回戦 エラー、無駄な失点が響き、終盤の反撃も届かず

2015年5月28日に行われた、広島対ロッテの交流戦3回戦の試合結果

ロッテ 120 007 110|12
広 島 300 000 070|10

勝 唐川 2勝0敗
負 野村 3勝3敗
S 西野 0勝2敗11S

【本塁打】根元1号、クルーズ12号、會澤3号、菊池4号

昨日の走塁中に、脚を痛めたよな仕草のあったデスパイネがスタメンを外れ、正直なところ一人欠けるだけでも野村にかかるプレッシャーは違うはず。

それでもロッテ打線の振りの鋭さ、粘り強さは2試合を通じて身に染みて分かっているだけに、決して油断はできない。

いきなり先頭の清田にセンター前ヒットを打たれると、菊池のセカンド悪送球でピンチとなる。
しかし、今度は菊池が併殺打でエラーを取り返し、2アウト三塁の場面で今江をサードゴロに打ち取る。
と、ここで梵が弾きタイムリーエラーとなる。

一方のカープ打線は、田中、菊池の連打でチャンスをつかむと、新井、シアーホルツの連続タイムリーで3点を奪い逆転に成功。
さらにチャンスが続くものの、梵が併殺打で追加点はならず。

今日の梵は、ダメな日の予感が漂う。

2回の野村のピッチングは、またも先頭打者を打ち取れず、決して悪いボールではなかったが根元に本塁打を打たれ、2アウトから清田にライト前タイムリーを浴び同点に追い付かれる。

ただ、このライト前ヒットで、シアーホルツからの本塁送球では、本塁で刺せる可能性があるタイミングだったが、新井がカットして、打者走者の狭殺プレーを狙った。
これが、今後にどう影響するかはともかく、野村のピッチングが落ち着いてくれないと、常にロッテの攻撃の恐怖を感じての試合運びになる。

3回から5回までは、立ち直ったかに見えたのだが、6回に一気に崩れた。
クルーズの勝ち越し本塁打は、スライダーが抜けてど真ん中に入ってしまう失投で、ある意味仕方のない部分もあった。
この1点のみで凌いでおけば、終盤のカープの反撃も十分可能性もある。
しかし、今日の試合も2アウトからの四球が、試合展開を左右した。

2アウト二塁で、8番の田村を敬遠で歩かせたのだが、9番のピッチャー唐川が5回で交代するというのは、やや計算違いだったかもしれない。

逆に言えば、ロッテの攻め手がズバリと嵌り、ここでの代打福浦にタイムリーを浴びたことで、試合の流れを持っていかれた。
福浦からの5連打で、この回一挙7点となり、しかもリリーフ陣に不安があることで、ベンチも野村を交代させることができずにいた。

ロッテは6回から継投策に入っても、何とかなるだろうという得点差で、本来はリリーフ陣に不安のあるカープが望んでいる試合展開。

そういった継投策に若干の隙があったのか、打線については、8回に一挙7点を奪うというビッグイニングを作り、終盤の反撃も見られたし、好調を維持していると言っていい。
特にタイミングの合っていなかった梵が交代してからの打線の繋がりというのは、ベンチがしっかり見ていたという仮定で、今後の起用方針、選手の交代へ影響を与えてくるだろう。

8回を終えて、3-12から10-12と7点差から、一気に2点差まで詰めた。
9回表をしっかり抑えれば、9回裏の攻撃に期待が持てる。
そういう雰囲気の中、戸田がしっかり抑えて見せたが、攻める姿勢も十分示せているし、1イニング限定で起用することで、もっと球速を上げることができるようだと、ある意味便利屋的な現在の立場からステップアップできるのではないだろうか。

しかし、残念ながら9回裏の攻撃は、守護神西野に抑えられ、逆転勝ちは叶わなかった。

最終的に追い付けなかったのは、過去何度も書いているように、エラーが原因の一つ。
いいところまで行っても、初回にエラー2つでは勝たせないよという、メッセージを感じる試合となった。

また、今日投げた投手のうち、大量ビハインドの展開で登板し、あっさり追加点を奪われる今井は論外。
もちろん今村もそう。

もっと言えば、ファームで一番調子の良かった飯田を、当初の予定通りとはいえ野村と入れ替えてしまったことで、10日間再登録ができず、今井、今村を打たれたからと言って、ファームの投手と入れ替えるということもしにくくなっている。
そう考えると、もう1試合飯田を試してみてから、入れ替えのメンバーを決めても良かったのではないかという思いもある。

ただ、理想は勝ち越しだったが、今年の交流戦で最も相性が悪いと予想するロッテと1勝2敗というのは、最低限の目標は達成できたかなと、強がりのようなコメントで締めくくってみる。



【カープ情報】2015.05.27 広島対ロッテ 交流戦2回戦 大瀬良2アウトからの四球が最大のミス

2015年5月27日に行われた、広島対ロッテの交流戦2回戦の試合結果

ロッテ 010 022 003|8
広 島 010 210 000|4

勝 イ・デウン 6勝1敗
負 大瀬良 1勝5敗
S -

【本塁打】デスパイネ8号、エルドレッド3号、丸5号

本日の先発、大瀬良とイ・デウンはここまで対照的な成績が残っている。
大瀬良は、コントロールも安定しているし、被安打も少ないが、好投しながらも打線の援護に恵まれず、勝利数が伸びない。
イ・デウンは、コントロールが安定せず、被安打も多く、失点も嵩んでいるが、打線の援護に恵まれて、勝利数が伸びている。

何度も対戦するのであれば、内容の良い方に勝ち星が収束していきそうなものだが、今季に関しては、この顔合わせは1度きりで、そこが難しいところ。

大瀬良は、WHIP1.09、与四球率2.11、奪三振率6.32、防御率2.68という数字が示す通り、安定感のある投球が出来ている。
きっかけ次第で勝ち星が増えていっても不思議はなく、そのきっかけを求めるには、交流戦は願ってもない舞台。

特に前回登板では、2回送りバント失敗というプレーなどで、試合の流れを失っているだけに、気持ちを強く持って試合に臨んでいることだろう。

まずは初回を丁寧に乗り切って試合が始まった。
球数が25球と多くなっているのは心配だが、とりあえずは無失点で抑えていくことが大事で、こればかりは大瀬良の特徴と考えるしかない。

大瀬良の投球は、今日は少しコントロールにバラツキがあり、逆にイ・デウンの方はまずまず纏まっている。
お互いにらしくないピッチングと言えなくもない試合は、デスパイネが先制本塁打を放てば、エルドレッドも本塁打で追いつくという打ち合いになっていく。

カープが丸の本塁打と2アウトからの連打でリードすれば、ロッテが追い付き、しかも根元の同点タイムリーは、打ち取った当たりののファーストゴロが、ベースで跳ねてタイムリーとなった。
なるほどイ・デウンの先発時には、このように援護があるのかと納得させられる試合展開。

もっとも、大瀬良の投球が、勝負所で高めやシュート回転で甘く入ることもあるので、調子が悪いなりに粘って投げているのも間違いなく、粘っているうちに、イ・デウンが投げているうちにリードをしておきたい。

5回裏の攻撃では、ヒットの田中を、送って、繋いで、新井のタイムリーで返すというここ最近の得点パターンの一つで勝ち越し点を奪い、後半戦に突入。

しかし、6回表の投球練習中に大瀬良に異変が起こる。
トレーナーに指先を見せることがなくベンチに下がったということで、おそらく指のまめが潰れたのではなく、爪が割れたのだろうと思う。

マウンドに戻って投球する様子を見る限り、あまり影響はなさそうで、何よりこの治療による中断を挟んだ影響か、リズムが急に良くなったように感じたし、球速が150キロ以上に上がり、球威も復活したような印象。

それだけに2アウトから四球を出したのは、この試合最大のミスだった。
この四球をきっかけに逆転され、イ・デウンの勝ち運というのを思い知らされた。

8回からは、戸田がリリーフしてくるが、3者凡退で切り抜ける。
やはりカープのリリーフ陣は、リードされている展開だと3者凡退も可能だと言える。

9回には、リードしている展開でも、ビハインドの展開でも、カープリリーフ陣の中で最も安定しているザガースキーが登板。
先頭の角中のショートゴロを田中が捕球できず、出塁を許してしまうと、満塁のピンチを背負い、レフトオーバーのタイムリースリーベースで、ここで試合の行方が決した。

ザガースキーが失点してしまった訳だが、先頭打者をエラーで出してしまっており、この1試合で評価を変えることはないと思う。

この1試合の負けで下を向く必要はない。
ロッテ戦の勝ち越しを明日先発の野村と、打撃陣に託したい。



【カープ情報】2015.05.26 広島対ロッテ 交流戦1回戦 抑え捕手石原の起用と守備固めに隙を見せず、ただ中崎は 

2015年5月26日に行われた、広島対ロッテの交流戦1回戦の試合結果

ロッテ 000 001 012|4
広 島 001 110 04×|7

勝 前田健 4勝4敗
負 涌井 5勝5敗
S -

【本塁打】丸4号

交流戦の開幕を迎え、マウンドには前田健が上がる。
ホームゲームとは言え、今季チームそして前田健としても相性の悪い地方球場で、そこがどうなるか、と少し心配な面もある。

一方で、打線の方は1番から4番までが固定メンバーで、シアーホルツ、エルドレッドという調子を上げてきた両外人が並び、調子そのものはまずまずといったところか。

初回の攻防は、地方球場で3戦全敗の前田健は、流石に開き直れたのか、慎重さも見えるピッチングで3者凡退に抑えた。
一方の涌井は、コントロールに苦しみ、死球1つと四球2つで満塁のピンチを作ったものの、あと一本が出ず。
これから徐々にマウンドに慣れていくことを考えると、1点でも欲しかった場面だった。

ただ、3回をパーフェクトピッチの前田健がリズムよくロッテの攻撃を終わらせることもあって、打線が応えた。
3回はコントロールが安定し始め、簡単に2アウトを取った涌井から、新井、シアーホルツ、エルドレッドの3連打で1点を先制。

打順が2回り目となる4回には、ロッテも対策を立ててきたのか、打席での粘りが少し増したような感じがあった。
2アウトからピンチを背負うものの、今江を粘り強く打ち取った。
前回登板のようにリードした直後に、そのリードを吐き出すというピッチングを続けていたのでは信頼感も薄れてしまう。

この試合では、交流戦で、というよりも何でもいいから上昇のきっかけにしたいということで、集中力が増していたようにも見える。
時折甘い球も見られたが、このあたりは普段対戦していないという面で、投手に有利な面を十分利用出来たように思う。

カープ打線も、序盤の湧井の球数の多さと、コントロールが定まらないことで狙い球を絞って、一球で甘い球を仕留めるバッティングは出来ていた。
それでも1点ずつしか得点できないのは、前田健と同様、投手に有利な面があったと言えなくもない。

ここ2試合、逆転負けという試合が続いたこともあって、1点ずつという追加点には物足りなさを覚えてしまうが、悪い攻撃をしているわけではない。
こういう展開で逃げ切ってこそ、正攻法での勝利と言えるだけに、相手に追い付かせず、もちろん逆転させない勝利を成し遂げるタイミングに来ている。
今シーズンの負の流れを変える、絶好の機会を与えてもらったと言ってもいい。

前田健もロッテ打線の粘りの前に球数が増え、7回1失点でマウンドを降り、8回から登板の永川が1失点というのも、先日と同じ流れ。
しかし、8回裏には會澤、田中が死球を受け、特に田中はこの試合2個目だっただけに、球場が異様な雰囲気に包まれる。
丸の満塁本塁打が飛び出したのは、逆転されたくない、勝ちたいというのはもちろんだが、これだけ死球を受けて、なおかつ負けられるかというカープの意地を見た。

また、死球を受けた會澤に、すぐさま代走鈴木誠を送っている。
その時点では1点リードだったこともあり、中崎の登板に合わせ、ついに抑え捕手石原の起用が現実となった。

結局は丸の満塁本塁打で点差が開いたことで、緊迫した場面での登板にはならなかったが、逆転負けのすぐ次の試合でリベンジの機会を与えられたことを、どう受け取るだろう。
中崎本人は1点もやらないつもりでマウンドに上がり、1点でも取られたら守護神失格と判断されかねないテストケースと捉えるのが妥当なところ。

ヒットは打たれたものの、低めへの意識は徹底出来ているし、球種もストレート、スライダー、カットボール、フォークと持ち球をフルに使って攻めていっていた。
投手有利なカウントで追い込んで、フォークで三振を狙いに行くケースも見られた。

捕手石原という切り札まで使って、満塁のピンチを招いて2失点という結果は、不調、実力不足と判断されてもおかしくないが、どういう判断が下されるだろう。

と、ネガティブ要素はあるが、まずは交流戦の初戦に勝利したという結果を素直に喜びたい。
交流戦は、リリーフ陣の不調はあっても、12勝6敗前後を予想すると、大風呂敷を広げてしまったこともあり、まずは打線の援護、先発投手の粘りが見られたというのは、内容的にも悪くない勝利だと思う。





【カープ情報】2014年の結果から見る2015年交流戦予想

広島カープの2014年の交流戦は、9勝15敗で3チーム並んでの最下位という成績でした。
2015年は6チームと3試合ずつ、計18試合となり、現時点で予想されている先発ローテーション6人制を維持できれば、どの投手も3試合ずつの登板ということになります。

短期決戦ということもあり、一人で貯金を3つ作れる投手が出てこないと上位進出は難しくなりそうです。

その6人の投手とは、登板予想順に、前田健、大瀬良、野村、黒田、ジョンソン、福井です。
昨年は、バリントン、大瀬良が5試合、前田健、九里が4試合、篠田3試合、野村2試合、戸田1試合でした。

6人中3人が新しい顔ぶれとなっていることになります。

今年の先発投手の内、前田健、野村は比較的交流戦を得意としています。
特に前田健に関しては、昨年は故障による登録抹消があったように、交流戦を本調子で投げられなかったことを考えると、少なくとも体調面に不安のない今季は、勝ち星先行を期待ししたいところです。

また、昨年は勝ち越しましたが、交流戦を苦手としていたバリントンに代わって、ジョンソンが入ってきたことがカギを握ることになると思っています。
オープン戦でもパ・リーグのチームに対して登板する機会が少なく、またオープン戦最後のソフトバンク3連戦のうち、1試合で先発し、7回を無失点に抑えている。
また、黒田も同じくソフトバンクを7回を無失点で抑えており、過去の交流戦で苦手中の苦手としているソフトバンクに対し、試合を作れる可能性の高い投手が、現時点でソフトバンク戦に先発できそうなローテとなっていることに希望を持ちたい。

また、各チームの主な先発6人の通算成績では、DeNAと巨人が6人で10個の貯金を作っており、それに次ぐのが日本ハムとロッテの9個。
そしてソフトバンクの5個、カープの2個と続き、ここまでがプラス圏内。

まず、ロッテが交流戦開幕カードとなり、涌井、イ・デウン、唐川との対戦が予想される。
この3人が貯金9個中6個を稼ぎだしている。
カープの先発、前田健、大瀬良、野村の3人で借金3個となっており、ロッテとの3連戦を勝ち越すことが出来れば、上位進出の可能性が出てくる。

というのも、日本ハムの先発陣の内、大谷と吉川の2人で10個の貯金を作っているが、ローテの順番を見る限り、カープ戦での登板は可能性が低い。

対ソフトバンクは先述のとおり、ジョンソン、黒田、福井が登板することになりそうで、相手投手云々というよりは、ソフトバンクに相性の悪くなさそうな2人が先発できそうということで、決してネガティブに捉える必要はない。

その他の、西武、楽天、オリックスは、先発投手だけの比較では、カープが明確に勝っているとも劣っているとも言えないところ。


打線については、昨シーズンはチーム本塁打数は12球団1位で、特にエルドレッドは8本塁打を放っている。
しかし、規定打席に達していたのは、菊池.348、丸.247、エルドレッド.184の3人のみ。
ということは、継続して起用するだけの成績を残せた選手がいなかったことにもなる。

そう考えると、今季は1番から4番までは固定されており、調子を上げているシアーホルツ、エルドレッドもよほど不振や、故障の具合が悪くならない限り、打席数は稼いでくれそうで、パ・リーグの投手相手に慣れる間もなく選手をとっかえひっかえするという起用はないように思う。

少しは腰を据えて交流戦に臨めそうで、相手のローテの関係と、打線の固定化がいい方向へ出ることを期待し、12勝6敗前後を予想してみる。

根拠も妄想的で、DHが9試合あることで先発が長いイニングを投げることも可能とみて、リリーフ陣には全く触れておらず、自信は持てないが。

【カープ情報】2015.05.24 広島対ヤクルト 公式戦10回戦 攻めの姿勢を崩さないヤクルトとの采配の差を感じる敗戦

2015年5月24日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦10回戦の試合結果

ヤクルト 011 300 112|9
広  島 111 050 000|8

勝 ロマン 2勝0敗
負 中崎 0勝3敗3S
S バーネット 1勝0敗11S

【本塁打】エルドレッド1号、2号、今浪1号

ヤクルト先発の石山には、前回は軽く捻られてしまった。
その時とはメンバーも変わっており、特にシアーホルツ、エルドレッドは不在だった。
長打力面で、少しは怖さを増した打線で、石山にプレッシャーがかけられるか、という点に注目してみたい。

一方の福井は、序盤の3点のリードを守れず3回途中でKOされたヤクルトとの再戦となる。
その後は2連勝しているだけに、ここでもヤクルトに対しリベンジを果たして、さらに上昇していきたいところ。

しかし、福井は立ち上がりからコントロールを乱し、3者連続で3ボールまでカウントを悪くしている。
とにかくバラバラという表現が正しく、これで抑えてしまうのだから、福井らしさ全開という立ち上がりだった。
調子の良し悪しは、はっきり言って初回のピッチングを見ただけでは判断がつかない。

かなりのピンチを背負ったという印象の初回を切り抜けると、その裏の攻撃では、田中のツーベース、菊池の送りバント、丸が前進守備の一二塁間をしぶとく破るライト前タイムリーで先制。

1点を先制したカープだが、福井は2回もコントロールが安定しない。
先頭打者にストレートの四球を与えるが、抜け球が多く際どいコースへさえも来ないことで、ヤクルト打線は手を出してさえ来ない。
盗塁を仕掛けてきても、セカンドのカバーに菊池も田中も入ることすらできず、野手の守備のリズムへも悪影響があるのは間違いない。
そして、内野ゴロの間に1点を失い同点に追い付かれる。

2回にエルドレッドが、アウトコースのストレートを右中間スタンドへ運ぶ第1号本塁打を放ち、1点を勝ち越し。
強引に引っ張るスイングではなく、右方向を狙っての技のバッティングでスタンドまで運ぶのは、さすがのパワー。

打線の雰囲気は悪くないのだが、カープの守備に時間が長すぎることもあり、序盤でリードを奪ったからと言って、終盤までの試合運びが計算できるという試合ではないのは間違いない。

3回までの毎回得点で奪ったリードを、毎回確実に吐き出していき、4回には逆転まで持っていかれた。

石山と福井の両投手とも、3イニング連続失点という内容だが、あまりに福井の内容が悪すぎることもあって、石山の方も決して内容が良い訳ではないが、少しはましに見える。
そういう相対評価が石山の続投を選択したのだろうが、石山が続投しているうちはチャンスがある。

結局福井は4回で逆転を許してから降板となったが、ビハインドの場面で登板の戸田が3人で抑えて試合のリズムが変わった。

さて、続投の石山を捉えたのは5回。
逆転の口火を切ったのは、またしても先頭打者として出塁した田中の3安打目のライト前ヒット。
丸が粘って四球を奪い取り、新井も粘って最後はストレートを打って右中間を破る同点タイムリースリーベース。
さらにシアーホルツも一塁線を破り、一気に試合をひっくり返した。

ここで石山を諦め、秋吉を送ってくるが、1点のビハインドで、対エルドレッドで秋吉ということは、ヤクルトとしてはまだまだ勝機があるとみての投手リレー。
その秋吉からツーランを放って突き放したというのは、大きな意味がある。

こうなると戸田を送り出していたことに意味が出てくる。
ビハインドのままでは戸田にはいずれ代打が出されることになる。
しかし、リードをしていれば、第2先発という感じでいけるところまで行くことも可能。

ところが6回にはノーアウト満塁のピンチを背負い、押し出しで1点を返され、さらに4番の畠山を迎える。
一打同点のピンチだったが、畠山を併殺打に打ち取り、最少失点でなんとか凌いだ。

7回も続投の戸田だったが、今日はカーブが抜け気味のため、カウントを整えるボールに苦労する。
カーブを見極められ、ストレートを狙い撃ちしてくることで、どうにも打ち取ることが難しくなって、ノーアウト1、2塁でザガースキーに交代。
2つのアウトを三振で奪い、無失点で切り抜けた。
ザガースキーにとっても、2試合連続でのリリーフ失敗は避けたいことろだっただけに、きっちりと結果を残し続けていれば、そのポジションを失うことはないだろう。

そして7回裏には、丸の四球とシアーホルツのヒットで、1アウト1、2塁のチャンスで、エルドレッドを迎える場面で、ヤクルトは2点ビハインドながらロマンを投入し、後続を断たれてしまう。

先ほどの秋吉と言い、このロマンと言い、まったく諦める気配がないというのは、非常に怖さを感じる。
それだけに、エルドレッドが打ち取られた後、今日ノーヒットの梵に代打を送るという策があっても良かったように思う。
ここでいう代打とは、もちろん小窪のことだが、このチャンスで起用しないということで、出番として同点に追い付かれた後のことも考えているとも言える。

8回に登板の永川が1点を失い、ついにリードは1点のみ。
そして8回裏のカープの攻撃は、あっさり3人で終了し、1点差のまま9回のマウンドに中崎が上がる。

ヤクルトの攻撃は下位打線からだが、一人ランナーが出ると、猛打賞の1番山田に打順が回る。
そして先頭の今浪にヒットを許し、中村が送って、一打同点のピンチを招く。
代打の森岡には3-2というカウントまで行ったが、ショートゴロに打ち取り、一塁が開いた状態で山田を迎える。
敬遠か勝負かの話し合いが持たれた後、敬遠気味の四球で、次打者の三輪との勝負を選択。

5月20日の中日戦で、今村が藤井との勝負を選択して逆転スリーランを浴びるという試合があったばかりで、ここは敬遠策を徹底してきた。
しかし三輪の当りは定位置であればレフトフライという打球だったが、前進守備のエルドレッドが追い付き切れずに頭の上を越されて、逆転タイムリースリーベースとなってしまう。
はっきり言ってしまえば、同点になったことも考えてかは分からないが、勝負所で小窪の代打を躊躇い、エルドレッドへも守備固めを出さず、結果逆転されてしまうカープ。
終わってみれば、スタメンにはメンバーチェンジはなく、代打策はともかく、守備固めの面ではうっかりでは済まされない。
前進守備を指示するということは、ヒットを打たれても本塁で刺すという狙いは少なくともあるわけで、その指示を出しておきながらエルドレッドにそのまま守らせておく、というのはおかしな話。

一方のヤクルトは、ビハインドでも秋吉、ロマンを投入し、1点ずつでも返していき、決して勝負を諦めないどころか、ビハインドの状態でもどんどん攻めてくるという、采配の差が出たと、この試合に関しては言い切れる。



【カープ情報】2015.05.23 広島対ヤクルト 公式戦9回戦 ジョンソン修正能力発揮できずKO

2015年5月23日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦9回戦の試合結果

ヤクルト 040 008 000|12
広  島 120 200 003| 8

勝 石川 3勝5敗
負 ジョンソン 4勝2敗
S -

【本塁打】なし

昨日の代打出場を経て、エルドレッドがレフトでスタメン復帰。
再注目はここに尽きる。

初回の攻撃で、相手のエラーに付け込んで、丸の犠牲フライで先制というのは、巨人戦での先制点を思い出す。

ところが今日のジョンソンは、ストライク先行の投球が、ヤクルトの積極打法にぴったり合ってしまった。
指に引っ掛かって、思い通りにコントロールできていない面も見られたが、自滅するというほどでもない。
防御率1点未満という成績が示すとおり、これまでは非常に相手に与える点が少なく、1点を取られたとしても後に引きずることのないピッチングをしていた。

それでもどうしても内容の悪い日が来ない訳がないという懸念が、今日のタイミングで訪れたとしか言えない。
何を投げてもヒットコースに飛んでしまうのは、ちょっとしたコースのずれで起こりうる。

ただ、今日の試合も、昨日に引き続いて守備で良いプレーを見せることで、攻撃のリズムをつかんでいく。
2回には、シアーホルツ、梵、石原の三連打で2点を返すと、3回には丸の好返球で本塁を狙ったランナーを刺し、追加点を防ぎ、徐々に流れを引き寄せる。

そして4回には、シアーホルツ、梵の連打となるが、この梵の左中間への当りを、ミレッジと雄平がともに追いかけて激突し、ボールを後逸している間に、梵も本塁を陥れ逆転する。

このプレーで頭を強打したミレッジはベンチに退いており、敵味方関係なく、ちょっとぞっとするプレーだった。

しかし、やはり今日のジョンソンのボールは、どんな形であれヒットになってしまう。
7回には四球を挟んで3連打で2点を失い、逆転されたところでジョンソンはKO。

今村が後を受けているが、昨日はストレートしか頼れるボールがない状態で、石原が変化球を見せ球にしてストレートで勝負する、巧いリードを見せていた。
しかし、今日の今村は、ストレートでストライクを取った後、スライダーをライト前にヒットを打たれ、完全に逆のピッチングをしている。
雄平に対して押し出しで追加点を取られた後、中村にはやはりスライダーを左中間を破るエンタイトルツーベースを打たれ一気に突き放された。
昨日の今日で、投手も捕手もここまで極端に変わってしまうのだろうか。
追い込んでからのフォークも一球もなく、こうなってしまうと現在の今村が抑えられるボールがない、ということになる。

梵のサードフライ落球で、もうムードも最悪になり、さらに追加点も奪われ、それでも今村を交代することもない。
これでは逆転に向けて一丸となって攻撃していく雰囲気にもならない。

1点ビハインドで登板する投手に今村を送るしかなかったブルペン事情もあり、今日のジョンソン、先日の大瀬良と先発投手の交代時期を見誤っているのは残念。

こうなってしまえば、一軍登録されたばかりの飯田、今井を起用するお試し起用モードへ突入。

ジョンソンもこういう日がある。
次回登板では元の姿を取り戻してくれれば、この試合の敗戦も活きてくるだろう。



【カープ情報】2015.05.22 広島対ヤクルト 公式戦8回戦 菊池サヨナラ本塁打で、延長戦初勝利

2015年5月22日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦8回戦の試合結果

ヤクルト 000 000 100 0|1
広  島 000 100 000 1|2

勝 今村 1勝1敗
負 徳山 1勝1敗
S -

【本塁打】新井2号、菊池3号

黒田の復調、エルドレッドの復帰、打線の組み替えなど、中日戦での5点差の逆転負けの反省を、どう活かしてくるか、非常に見どころ満載の試合となった。

まずはスタメンも予想されていたエルドレッドがベンチスタートとなり、ファームに降格となったロサリオに代わって松山がスタメン。
そして、一番のサプライズは黒田と石原のバッテリー結成だろう。
実際にはサプライズでも何でもない組み合わせなのだが、これでどういった投球が見られるのか、非常に興味深い。

自分たちで考えて乗り越えていかないといけないと言われて臨んだ試合では、5点差を逆転され、しかもミスが多く乗り越えられたとは言えない。
そこで黒田と石原という現時点で最も隙のないバッテリーを起用したというのは、意味のある采配だと思う。

黒田のピッチングは、まだ完全復調というのはどうかという内容だったが、前回、前々回よりはボールが半個から1個くらいは低めに制球されている。
また、最近はかなり甘めに抜ける球も多く見られていたが、この試合では非常に少なくなっていたように思う。

それでも完全復調はどうかというのは、毎回安打を打たれているように、決して失投というボールではないにもかかわらずヒットコースにボールを運ばれる点にある。
ただ、高く弾んだ内野安打や、エンドランが決まっての内野安打もあり、完全に捉えられている打球というのも少ない。

しかし、5回までに3つ併殺打を取って、ピンチが拡大する前に後続を抑えることで、序盤はまずまずのペースで無失点で抑えている。

また、今日の試合では野手陣の普通のプレーが出ていることで、あまり不安のない試合運びが出来ていたように思う。
普通と言っても菊池の好判断による併殺打も含まれている。
また、アウトには出来なかったが、シアーホルツがライトゴロを狙ったりと、隙のないプレーを見せてくれていた。

打つ方では、小川の前にチャンスらしいチャンスはあまり作れなかったが、新井が小川のアウトコース高めのストレートを弾丸ライナーでレフトスタンドに突き刺して先制した。
決して失投というボールではなかっただけに、価値のある本塁打となった。

ただ、6回の守備で、恐れていたエラーが出てしまった。
黒田がピッチャーフライを、野手と交錯するような形で捕り切れなかったというプレーで、その後をしっかり抑えているので、影響はないと思いたい。

思いたいが、流れというのは冷徹に同じ状況を再現してくる。
7回表には、ベースに当たって高く跳ねた内野安打で先頭打者が出塁すると、送りバントと死球、タイムリーで同点に追い付かれてしまう。
エラーの出た1点差ゲームは例外なく負け、と思いだしたくもない言葉が頭を過る。

そのタイムリーの場面では、レフトの守備固めに入っていた野間の好返球で、三塁を狙ったランナーを刺しており、エラーが出てもそれを補うプレーも見られたということにはなる。

また、7回裏には黒田の代打でエルドレッドが登場し、打球の角度は良かったがバットの先だったことで、レフトフライに打ち取られた。
結果は出なかったが、まずは一軍に帰ってきたことを素直に喜びたい。

黒田は7回1失点という結果で、内容は完全ではないが、良化の跡は見られたかなという印象。

そして、8回裏の攻撃で丸の牽制飛び出しという走塁ミスが出てしまい、トドメの予感が漂ってくる。
さらに9回でも決着がつかず、今季非常に相性の悪い延長戦へ突入。
さあ、勝つ確率は非常に低い中で試合を進めていくことになり、少なくとも1点与えた時点で負けが濃厚となってしまうだけに、あと3イニングを無失点リレーで乗り切らないといけない。

残っている投手は、戸田、今村、今井、飯田、ザガースキー。
こう見ると、頭数は足りているが、一軍登録されたばかりの今井と飯田にいきなりシビアな場面を任せるとは思えず、実質戸田、今村、ザガースキーの3人。
このうち、今村、ザガースキーは2日前の中日戦で痛い目にあったばかり。

まず10回に登板の今村は、ストレートの場合は力強く腕を振って、良いボールが行っているが、変化球の場合は腕の振りが緩むことがあるように見えるのが気になる。
2アウト後に、ヒットと四球でランナーを貯めた場面で、マウンドに集まるのも、先日藤井にスリーランを浴びたタイミングを思い出させるも、畠山をショートゴロに打ち取り、まずは無失点ミッションの1/3をクリア。
ストレートに関しては十分通用することを考慮しての、石原のリードの力もあったように思う。

そして、ここからは想像の話を交えるが、一か八かで10回裏に登板してきた徳山に罠を仕掛けた。
代打の中東が見逃し三振、田中は三球しかも見逃し三振、ヤクルトバッテリーに簡単に勝負してくるように仕向けた。
その単調になったピッチングの隙を逃さず、菊池がサヨナラホームランで締めた。
と、都合のよい筋書きを書いてみる。

エラー、ミスの出た試合ではあるが、好プレーも随所に見られた。
本来は、ミスが出ても、他のプレーでカバーできれば、勝てるもの。
ようやく負の連鎖を脱して、普通の状態に戻ってきたのかなと、前向きになってみよう。

今日の直接的なヒーローは菊池ということに異論はないが、次点で石原の存在を挙げて、締めくくりとしたい。





【カープ情報】2015.05.20 広島対中日 公式戦8回戦 ミスをした試合は敗戦(その2)

2015年5月20日に行われた、広島対中日の公式戦8回戦の試合結果

広島 003 020 010| 6
中日 000 004 34×|11

勝 浅尾 1勝0敗
負 今村 0勝1敗
S -

【本塁打】丸3号、シアーホルツ2号、3号、藤井1号、エルナンデス2号

中日の先発は右の山井だが、昨日とスタメンが全く同じとなっている。
自分たちで打開策を見つけていかないと、という監督のコメントを目にしたが、かなり好意的に受け取るなら、少々の小細工や作戦で1点を取ったところで、長いシーズンを通して見れば、不振の打者が上向いて打てるようにならないと、結局は得点力の向上にはつながらない。

松山や野間、木村を起用せず、同じメンバーということは、今日のスタメンが今後の主力となるのだから、打って見せろ、ということなのだろう。

だから、ここまで不振だった丸の先制本塁打を生んだ、という単純な話ではないが、正直なところ丸の3番というのも、絶対ではなかったように思う。
とりあえずは結果が出たが、長続きしないようだと、いよいよ3番の座から陥落するところまで来ていたように思う。
昔の話になるが、新井が初めて開幕4番に座ったシーズンでは、大不振で4番の座から降格した。
ただ、その時の首脳陣の判断は、決して本人にとってマイナスにはなっていなかったと思う。

全てを背負う責任感も大事だが、それだけで打撃が復調するものであるのかどうなのか、見極めの時期に来ている。

さて、打撃全般としては、動いた時はいい結果が出ず、3回の3点の後のエンドラン失敗、4回の送りバント失敗、強行すれば併殺打と裏目に出た。

しかし、5回の新井のヒットの後は、動かずシアーホルツに自由に打たせると、山井のフォークが落ち切らなかった所を、軽く払ったような打球がライトスタンドに飛び込んだ。

5回を終えて5-0というスコアは久しぶりで、これは大瀬良の好投に尽きる。
どうしても比較のような言い方になってしまうが、先制点を取った後の中日の反撃を、苦労しながらも0点に抑えたというのが、試合の流れを相手に渡さないという意味で重要だった。

ただ、この苦労しながら抑えていたというのがポイントで、大瀬良の登板時はどうしても球数の多さがネックになり、この試合でも6回途中で100球を超えてしまう。
さらに、大瀬良自身の送りバントの2回失敗や、ワイルドピッチなどミスが出たことで、投球リズムに悪影響が出ている。

結局、大瀬良は6回途中でKOとなり、ザガースキーが登板。
しかし、明らかに登板イニングが1イニングは早い。
先日のザガースキーの回跨ぎの成功で、この試合もおそらく6回と7回を任せるつもりでマウンドに送り出したのだろう。
しかし、大島に粘られた挙句にタイムリーを打たれて1点差に詰め寄られ、亀澤にも四球で満塁のピンチを背負い、満塁となったところで1アウトも取れずに交代と、完全にプランが壊れた。

満塁のピンチで登板した今村が、平田を三球三振に打ち取り、とりあえずのピンチは脱した。

こうなると、ミスの出た1点差ゲームは例外なく負ける、という昨日のタイトルが頭を過る。

1点差に迫られた7回の攻撃は、簡単に三者凡退で中日の追い上げムードが増してくる。
789回に投げるのは、回跨ぎの今村、永川、中崎という3人が有力で、展開によっては不調の一岡の出番も巡ってくる。

そういう継投策を思い描いていたはずが、その最初の7回に今村が沈んだ。
エルナンデスには打った瞬間は本塁打も覚悟したフェンス直撃のツーベースでピンチを広げ、2アウト後にマウンドに集まり、藤井を敬遠して杉山勝負を選択するかに思えたが、藤井との勝負を選択し、逆転スリーランを浴びる。

昨年の豊橋での試合では、地元出身の藤井にサヨナラ本塁打を浴びており、筋書き通りの内容にしても、あまりに巧くいきすぎだろう。

今村は、一軍復帰後の数試合では力強いフォームを取り戻していたなという印象だったのが、この試合の7回はほとんど手投げに近いフォームに戻ったように見えた。
これは杞憂に終わればいいのだが、一軍で登板できる状態から徐々に遠くなっていたのではないだろうか。

逆転を許した直後の8回に、シアーホルツのこの試合2本目の本塁打で1点差に迫り、さあ1点差ゲームでの負けが現実味を帯びてくる。
ロサリオの死球のあと、梵が2球送りバントをファールにし、最後に打って出ると併殺打になるという、負ける試合の典型的なプレーが出てしまう。

自分たちで打開策を見つけていかないとということで、打つ方ではそれなりに結果を出したが、起用したメンバーは、これまで同様でミスは多く出ているし、ベンチからサインを出せば裏目に出る。
継投策は失敗し、敬遠か勝負かの選択では、選択ミスをする。
代打の切り札は、2アウト1塁という得点圏にランナーを置かない場面で起用し、四球でチャンスは広げ、さらにワイルドピッチで一打勝ち越しのチャンスを作るものの、最後の一本は出ない。

そして継投策の失敗のツケを、一岡が支払う形となり、最終回の反撃を待たず、1点差どころか大敗となった。

一生懸命プレーをやっていない訳ではない。

しかし、これだけミスの多い試合をしてしまえば、勝ちも逃げていく。
では、どうするのか。
移動日を挟んでのヤクルト戦で、その答えを見せてもらいたい。
決して選手が自分たちで乗り越えないと、などというコメントは聞かせないでほしい。



【カープ情報】2015.05.19 広島対中日 公式戦7回戦 ミスの出た1点差ゲームはほぼ例外なく負ける

2015年5月19日に行われた、広島対中日の公式戦7回戦の試合結果

広島 110 000 000|2
中日 120 000 00×|3

勝 バルデス 1勝4敗
負 前田健 3勝4敗
S 福谷 2勝2敗8S

【本塁打】なし

ちょうど1ヶ月ぶりとなる中日との対戦は、そのときと同じくバルデスが先発してきた。
雨の中の試合で、足下が悪いことを気にしていたバルデスをワンチャンスで捉えていたが、投球内容は悪くなかった。
それから未だに日本初勝利が挙げられていないというのは、対戦のタイミングとしては何となく嫌なものがある。

また、そのバルデスの登板試合が、シアーホルツの日本デビュー戦だったが、来日初ヒットはそのバルデスから打っている。
当時よりは調子を上げているだけに、それ以上の結果で前田健を援護したいところ。

早速初回にシアーホルツがタイムリーを放ち、あとはエース前田健がしっかりと抑えれば、有利な試合運びが出来る。

そう思った矢先、前田健のピッチングが全く通用しない。
ストレートはともかく、変化球の切れが悪いのか、簡単にボールを見極められ、ボール球を振ってくれるケースがほとんどない。

先制し、すぐ追い付かれ、自らのバットで追加点を奪って、今度は逆転され。
という試合展開で、野手に集中力を保てというのも酷というもの。

前田健のバント処理、菊池のエラー、ロサリオの落球など、日曜日の試合でDeNAに1点差で勝利した時にも書いているが、エラー、ミスがなく集中して試合に臨むことで、1点差の試合をものにできるはず。

好投していても、なかなか勝ち投手になれなかったバルデスに、何とか勝ち星を、という集中力を見せた中日とは対照的に、地方球場だから、慣れないマウンドだから、守備のミスが、といくらでも敗因を書き連ねることのできる試合をしてしまったカープの脆さを見せられた。

個人的には、8回に2アウトからヒットで出たロサリオに、代走野間を起用したシーンが疑問に映る。
代走に野間を起用したこと自体は良いと思うのだが、代打松山の打席で、何も仕掛けないのでは、相手も全く怖さを持たないだろう。
何のための代走か、という点では、あまり意味のない代走と言っても差支えがないだろう。

それとは別に、今日の勝負どころは、5回表のノーアウト1、2塁の場面だった。
バルデスが立ち直りつつある中での、久々のチャンスで、バルデスにとっては崩れるか踏ん張るかの瀬戸際だった。
セカンドランナーが前田健ということで、送りバントを指示しにくかったのかもしれないが、1球ストライクを見逃してからはバントのサインは撤回。
結果的に送りバントが成功したかどうかはともかく、ランナーを送られると相当嫌だったはず。
また、ランナーを送れなかったが、2アウト満塁のチャンスを残すことが出来ており、最後はシアーホルツに代えて代打小窪というのも勝負手だったように思う。

また、激励の意味で捉えてほしいのであえて文章にするが、8回裏に前田健が3つのアウトをすべて三振で奪ったのは、せめてもの意地とは呼べず、後の祭りというのではないか。

これで7試合連続1点差ゲームとなったわけだが、エラーやミスが出た試合は、ほぼ例外なく負けている。
こういった内容の試合を最も嫌うであろう監督の下、そういった内容の試合が7試合中5試合もあるという現実をどうやったら変えることができるのだろうか。



【ヤクルト】ミッチ・デニング外野手の成績

ヤクルトが2015年の新外国人選手としてシーズン途中での獲得を目指すと報じられた、ミッチ・デニング外野手(26)の成績
(2015年5月22日入団合意発表)

185cm、95kg、右投げ左打ち。

マイナーでは、デビューから2年連続で3割の打率を残し、順調にステップアップしていたが、カテゴリーが上がるにつれて成績が伸び悩み、マイナーではAAが最高位となり、メジャー昇格は叶わなかった。

2010年以降は、マイナー、米独立リーグ、オーストラリアで転々と試合出場を重ね、中でもオーストラリアでは、三振が少なく、四球を多く選ぶというスタイルで、2012年には打率.347でリーグ3位を記録している。

2013年からは、オーストラリアと日本のBCリーグに所属し、共に3割超の打率を残し、特にBCリーグでは打率.370で首位打者を獲得している。
この年度までは、三振が少なく、四球が多いというスタイルは変わらず、打率も残している半面、長打力に関しては中距離打者の範囲にあった。

ただ、翌年の2014年からは、自身の成長に伴い、長打力が増している。
一方でやや三振が増えてきており、打撃スタイルのモデルチェンジで、やや苦しんでいる印象がある。

2015年の今季は、特にその傾向が顕著で、これまでの成績から比べても、かなり苦労している数字が残っている。

守備に関しては、一塁の経験もあるが、ほぼ外野手としての出場に限られている。
外野手としては、センターを守るには守備範囲の面で可もなく不可もなくという感じだが、もっとも出場機会の多いライトでは補殺も多く、守備範囲も問題ない。
若干記録されているエラーの数が多いが、これは若手時代に記録されたエラーがほとんどで、徐々に成長してきていると思って良いのではないだろうか。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2007(Rk)47176538111811619260.301 0.372 0.375 7470.731 0.148
2008(A-)62240771373209718500.321 0.375 0.471 8460.360 0.208
2009(A)10639110224333920539950.261 0.333 0.361 6940.411 0.243
2010(A+)11644612219634514947840.274 0.345 0.363 7080.560 0.188
2011(AA)86264581136363429640.220 0.303 0.352 6550.453 0.242
2012(Ind)154791115019100.191 0.328 0.319 6470.900 0.213
マイナー通算417151741275201615857311523190.272 0.342 0.379 7210.476 0.210
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2010-113813427404192017290.201 0.299 0.321 6200.586 0.216
2011-12269326812125221140.280 0.420 0.452 8721.500 0.151
2012-1342173601325326117150.347 0.404 0.532 9361.133 0.087
2013-142810331100012511370.301 0.381 0.398 7791.857 0.068
2014-1548181457192711824340.249 0.344 0.448 7920.706 0.188
ABL通算18268418942420102291292990.276 0.367 0.437 8040.929 0.145
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
201344173641416305 17210.370 0.438 0.566 10040.810 0.121
2014722528122012684 46340.321 0.432 0.552 9841.353 0.135
2015187420501142 10170.270 0.365 0.378 7430.588 0.230
BC新潟通算1344991654111911211 73720.331 0.426 0.531 9571.014 0.144

ABL通算:オーストラリア通算





【カープ情報】2015.05.17 広島対DeNA 公式戦9回戦 ロサリオ、シアーホルツ今季第1号アベックホームランで1点差勝利

2015年5月17日に行われた、広島対DeNAの公式戦9回戦の試合結果

DeNA  000 000 100|1
広 島 010 100 00×|2

勝 福井 3勝1敗
負 須田 0勝1敗
S 中崎 0勝2敗3S

【本塁打】ロサリオ1号、シアーホルツ1号

連敗ストッパーの役割を担っての登板となる福井は、良い立ち上がりを見せていたが、3番の下園が10球以上粘り、挙句にツーベースで出塁を許してしまう。
ただ、福井はコントロールも定まっており、後続は断った。

また、1回裏の攻撃では、先頭の田中がヒットで出塁し、菊池の送りバントでチャンスを作るも、昨日の初回の攻撃同様、連続三振で得点には至らず。
3番の粘りという点で、下園と丸の調子の差が目立ってしまっている。

2回には福井が3者凡退でリズムを作ると、その裏の攻撃でロサリオに今季第1号本塁打が飛び出す。
須田のスライダーが、ど真ん中に入ってくる失投を逃さず捉えた。

先制直後の3回表には、2アウトからストレートの四球を与え、第1打席で散々粘られた下園を打席に迎える。
しかし、簡単に2ストライクを奪い、勝負する前に一塁けん制で、飛び出した関根を刺した。
ただ、昨日の小窪の悪送球のことも頭にあったのか、松山のセカンド送球の動きはガチガチに見えた。
足もあまり動いておらず、ランナーの追い込み方が少し甘いように思える。

そして福井の好投を援護したいカープは、4回裏にシアーホルツの来日初ホームランで追加点を奪う。
須田のアウトコース低めのカーブを、やや体勢を崩しながらもすくい上げ、滞空時間の長いライトスタンドへの本塁打となった。
あの打ち方で本塁打になるのだから、パワーに関しては十分通用するだろう。

正直なところ、2点リードでは心もとない。
追加点が欲しい展開で、今日は3番4番に当たりが出ない。
4番の松山には、早々に守備固めが出されており、この選手起用、交代は新井が4番を打っていた時期には、あまり見られなかった光景。

6回には、疲れの見える福井がつかまり始め、6回こそピンチをしのいだが、7回にも得点圏にランナーを進められたことで、ザガースキーに交代。
しかし、ザガースキーがタイムリーを浴びて、1点差に迫られた。

とは言え1点リードで8回を迎えるということは、セットアッパーの出番となるが、一岡はセットアッパーを外れており、ザガースキーの回跨ぎというのが現実的なところ。

本来ならば、あまり回跨ぎという起用では裏目に出ることの多いカープのリリーフ陣だが、ザガースキーにとっては、一軍枠に残るためには、願ってもないチャンス。
しっかりと2人を打ち取って、永川にスイッチ。 こういった投手起用は、今後増えていきそう。

そして、9回には中崎が上がるが、ザガースキー、永川が中軸を抑えてくれたおかげで、下位打線からの対戦となる。
ここはしっかりと3人で抑えてこそ、信頼のおける抑えとして成長していけるというもの。
ところが、先頭の倉本にセカンド内野安打を打たれると、送りバントと、詰まらせてバットを折った打球が、三塁線のわずか内側で止まる内野安打で、1アウト1、3塁のピンチを迎えてしまう。

ここで、先日の巨人戦とは違い、ストレートで押しての2者連続三振で試合を締めた。
ランナーが三塁にいることで、ウイニングショットのフォークを使えなかったことで、投球の幅がかなり狭くなってしまっていたが、コントロールミスのないストレートであれば、十分決め球になるということも証明できた。
今日はピンチを背負いこそしたが、完全に打たれたという打球もなく、ストレートとフォーク、2種類の決め球を武器に、次回登板でもしっかりと試合を締めくくってもらいたい。

終わってみれば、今週の6試合は全て1点差ゲームとなり、セ・リーグの1位と2位のDeNAと巨人を相手に、2勝4敗という結果は、現状のチーム状態から見ても順当な結果と言えなくもない。
今後も同じような結果では上昇はないけれども、今週の結果は結果として別にネガティブに受け止める必要はない。

来週からはちょっとしたきっかけ、大事な場面で1点取っておくだけで勝敗が逆転できるのだという、1点を大事にして戦っていってもらえれば、上昇の兆しも見えてくるだろう。

今日の試合では、ノーエラーだったからこそ、1点差での試合をものにすることが出来た、というのも大事なポイントだと思う。





【カープ情報】2015.05.16 広島対DeNA 公式戦8回戦 最後まで井納を捉え切れず、5試合連続1点差ゲーム

2015年5月16日に行われた、広島対DeNAの公式戦8回戦の試合結果

DeNA 000 200 000|2
広 島 000 100 000|1

勝 井納 3勝2敗
負 ジョンソン 4勝1敗
S -

【本塁打】バルディリス5号

昨日逆転被弾の一岡がセットアッパーの任を解かれ、オープン戦では何の心配もいらなかった一岡、ヒースが揃ってそのポジションを失うことになった。
代役は、おそらく永川、ザガースキーのうち、相手関係を見ながらの起用になると思う。

リリーフ陣が万全とは言えないだけに、ジョンソンには首位のDeNA相手とは言え、マツダスタジアムでの無失点記録更新を期待することになってしまう。
さらにここ数試合では、若干コントロールを乱すことで球数が多くなっており、強打のチームを相手にするに当り、いつも以上のプレッシャーの中での投球となる。

ジョンソン自体は、立ち上がりから早めに追い込むいつも通りのピッチングを見せるが、守備陣がどうもピリッとしない。
3番の井出の当りはホームベースに当たって高く跳ね上がる内野安打となり、これは仕方がないが、続く筒香のショートゴロは、セカンドベースカバーに入る菊池との呼吸が合わず、慌てて一塁に送球するも間に合わず。
ロペスは簡単に打ち取り、ピンチを凌ぐが、必要以上の球数を要したのは残念。

また、初回の攻撃では、1アウト満塁のチャンスでロサリオ、今日はスタメンの小窪が連続三振で先制機を逃してしまう。
昨日の新井の打席を見る限り、負傷の状態が良いとは言えず、代打が手薄になるという意味で小窪のスタメン起用というのは、今日の試合の大きなカギを握っている。
それが機能しなかった以上、この試合の得点パターンは限られる。

また、小窪がレギュラーをつかむことが出来ない大きな理由として、守備力と走力が挙げられる。
今日の試合では、ファールフライ落球、悪送球で牽制で飛び出したランナーを刺すことができないなど、悪い面ばかりが出てしまった。
実際には、普段守備につく機会が少ないことで、守備のリズムをつかめなかった、というのが正しいかもしれない。
キーマンとして起用した打者が、こういう結果になってしまうと、流れを引き寄せることは出来なくなる。

ジョンソンも、バルディリスに2試合連続のツーランを浴び、マツダスタジアムでの無失点記録も、開幕からの連勝も止まってしまった。
そのジョンソンも、失投というのはその本塁打だけで、投球内容自体は良かった。
7回2失点という結果もそうだが、失点後も気落ちせずに自分の仕事を果たすという姿は、今日も崩れることはなかった。

問題は、序盤の3回で9つのアウトのうち、5つ三振を喫し、また5回までに2つの併殺打で打ち取られてしまった打線にある。
7回には左中間を破った野間が、三塁でタッチアウトとなる走塁ミスをしてしまったが、終盤の反撃もなく敗れてしまった直接的な原因はチーム全体が、変化球主体のピッチングをしてきている井納に対応しきれなかったことだろうと思う。

終わってみれば、今日もミスが出てしまった。
東京ドームでの三連戦もそうだったが、今日の試合を含め、5試合連続で1点差ゲームとなった。
ちょっとしたミスが出ているうちは、自力で流れを引き寄せるのは難しい。
敗戦と言っても、中身が伴っている負け方であれば、明日に繋がろうというもの。
このDeNAとの2試合の内容からは、少し厳しい戦いが続きそうだと感じる。



【カープ情報】2015.05.15 広島対DeNA 公式戦7回戦 DeNAの強さを目の当たりにさせられた

2015年5月15日に行われた、広島対DeNAの公式戦7回戦の試合結果

DeNA 000 130 020|6
広 島 300 000 200|5

勝 長田 1勝0敗
負 一岡 0勝4敗
S 田中健 1勝0敗1S

【本塁打】田中3号、バルディリス4号

故障明けの黒田と、ファームで打率3割超を記録し、満を持してシアーホルツが再登録されてきた。
シアーホルツに関しては、今回の一軍での打撃内容次第で、今後の起用法にも影響するだけに、万全の状態で臨む今回は結果を残して欲しいし、残さないといけないところ。

まず黒田の立ち上がりは、ランナーを出すものの、投球内容は開幕時と変わらない印象。
毎試合同じピッチングが出来る再現力をこの試合でも発揮している。

一方のカープの攻撃は、田中の2試合連続先頭打者本塁打で先制し、首位DeNAに対し、まずは後手に回らずに済んだ。
いや、それどころか注目のシアーホルツにもタイムリーが飛び出し、いきなりの4番起用が嵌ってくれた。

3点リードで始まった試合は、5回表に暗転する。
黒田が、1アウト2塁のピンチを迎えるが、石川を空振り三振に打ち取った。
しかし、審判の判定は、ファールチップがワンバウンドしたとして、ファールの判定になってしまった。
普段、当ブログではあまり審判のアウト、セーフの判定について取り上げることはないが、今回ばかりはひどい判定と言わざるを得ない。

ここで抑えてくれれば良かったのだが、本来アウトになっている打者が四球で歩き、さらに上位打線に向かっていく流れを食い止めるのは厳しかった。

結局5回に逆転を許し、黒田はノックアウトとなっただけに、後味の悪い判定となった。

6回裏には、1アウト1、3塁のチャンスを作り、打席には會澤。
外野フライでも同点という場面で、低めのフォークを2球続けて空振りというのは、捕手らしからぬ内容の悪い打ち取られ方。
2アウト後に代打の切り札小窪のタイムリーで、同点に追い付くことに成功したのは見事で、會澤の打席を帳消しにすることが出来た。
さらに、田中のピッチャー前への緩い当たりを、山口がファースト悪送球で勝ち越し。

後は789の終盤を残すのみとなった。
7回はザガースキーが3人で抑え、8回は一岡。
2アウト2塁までは、まずまず予定どおりくらいの運びだったのだが、バルディリスに逆転ツーランを浴びてしまう。
カウント2-0からの3球目のアウトコースのボールをライトスタンドに叩き込まれたわけだが、最初の2球は決してバルディリス勝負ではなかったように見えた。
3球目も外れてもいいつもりで、アウトコースに放っていたが、これがバットが一番出やすい高さとコースに入った。
勝負するつもりのない、気持ちの入っていないボールでは弾き返されても仕方がない。

あれは、チーム全体のミスだろう。

8回に逆転を許し、すでに代打の切り札は使っている。
逆にDeNAは勝ちパターンのリリーフを投入してくる展開となり、文字通り一気に形勢が逆転してしまった。

終盤までリードされていても決して諦めない、そして実際に逆転し、リードすれば勝利の方程式で逃げ切る。
しかも、9回は丸、シアーホルツ左が続くとあって、左のセットアッパー田中健を抑えに起用し、守護神山崎康を温存するという先を見据えた戦い方をしてきた。
今日の負け方は、DeNAの強さを認めざるを得ない。

認めざるを得ないが、判断ミスの防止や状況の再確認など、出来ることを徹底的に行うことで防げる失点もある。
派手な勝利は望まない。
泥臭い勝利でもいいではないだろうか。



【カープ情報】2015.05.14 広島対巨人 公式戦11回戦 野村の割り切り投球で巨人戦だけで3勝目、中崎の狙って奪った三振で逃げ切り

2015年5月14日に行われた、広島対巨人の公式戦11回戦の試合結果

広島 100 220 000|5
巨人 030 000 010|4

勝 野村 3勝2敗
負 マイコラス 0勝2敗
S 中崎 0勝2敗2S

【本塁打】田中2号、アンダーソン2号、松山1号

流石に3試合連続同じスタメンではなかったが、それでも左打者を多く並べてくる傾向は変わらない。
藤浪、メッセンジャーを攻略したのは、決して個人だけの力ではなく、チームとしての力というのを見せてもらいたい。

さて、巨人先発のマイコラスとは2度目の対戦となるが、前回も新井は出場しておらず、状況としては大きな変化はない。

まずは田中の先頭打者本塁打で先制し、マイコラスに対し、この試合でも何とか得点が出来るという匂いがしてくる。

一方の野村の立ち上がりは、調子自体はまずまずで、大田を一塁けん制で刺すという、流れを引き寄せるプレーを見せる。
ただ、2回には何ともあっさりとアンダーソンに逆転ツーランを浴び、片岡にも追加点となるセンター前タイムリーを打たれてしまう。
しかし、ボールは低めに行っており、決して失投というボールではなく、相手がうまく打ったのだと割り切れたのか、それ以降のイニングでは、淡々と投げ続けられた。

そして、東京ドームに乗り込んでからは、当りの出ていなかった5番から7番という打順の中から、松山が同点ツーランを放った。
これは真ん中高めのボールをレフト方向へ運んでおり、こういう打球を待っていた。

そして、一応流れがカープに傾き、5回に2点勝ち越すことが出来たが、毎試合カープの流れになる瞬間はある。
それでも最終的にひっくり返されるのが、東京ドームでの巨人戦。

8回に一岡が1点を返され、ついに1点差に迫られる。
ただ、大量点になってもおかしくない場面で、併殺の間の1点だけで凌いだことで、勝機が見えた。

9回には、東京遠征に連れてきたものの、負傷の具合を見て、起用を我慢していた新井が代打で登場。
ここでは一回もバットを振らず四球を選び、新井の顔が活きた。
実際にバットを振る場面がなかったので何とも言えないが、広島に戻って首位のDeNAとの三連戦に照準を合わせたというのは考え過ぎか。

最後は中崎がマウンドに上がるが、1番の大田からの打順で、とにかく先頭打者を出さないことが重要。
しかし、大田にサード強襲安打を打たれ、片岡に送りバントを決められ、一打同点のピンチ。
ここから堂上、坂本を連続三振に打ち取り、3試合連続の1点差となるゲームを、今度は逃げ切った。

中崎の連続三振は、結果オーライではない。
追い込んでからフォークで三振を奪っており、三振が欲しい場面で狙って三振を取ることができた、というのは守護神の条件の一つでもある。
このセーブは大きな意味を持ちそうだ。





【カープ情報】2015.05.13 広島対巨人 公式戦10回戦 大瀬良1球の失投に泣く

2015年5月13日に行われた、広島対巨人の公式戦10回戦の試合結果

広島  000 000 000|0
巨人  001 000 00×|1

勝 大竹 1勝1敗
負 大瀬良 1勝4敗
S 澤村 3勝2敗12S

【本塁打】大田1号

三連戦の初戦を落とし、勝ち越すためには連勝するしかなくなったカープのスタメンは、投手以外は昨日と全く同じ。
昨日わずか1得点の打線のどこに手応えを感じての同一メンバーなのだろうか。

昨日の試合は、全くタイミングの合っていない打者に代打を送る見極めの試合だったと思いたい。

しかし、今日の試合も全く動かない。

序盤から大竹の前にランナーを出すことすら難しい状況が続いていたが、全く合っていないのは丸、松山、梵、野間といったあたり。
打ち終わった後に、首をかしげる仕草を見ると、この後も期待がしにくいという思いしか出てこない。

そうしている内に、大瀬良が、大田に失投をレフトスタンドに放り込まれてしまうが、今日の投球内容では責める訳にはいかない。
あれだけ得点の入る気配が薄い状況で、緊張感を切らすことなく投げ続ける姿は、よく耐えてくれたと思わずにはいられない。

7回のピンチで、先制本塁打を浴びている大田を、3球で仕留めたのはせめてもの意地だった。

8回表に打順が回ってきたことで大瀬良は交代となるが、ヒットの會澤に代走中東、大瀬良の代打に天谷と、ある意味自動的な選手交代は見られた。
しかし、天谷は初球を打ってライトフライで、特に動きはなかった。
田中のヒットで、2アウト1、3塁のチャンスを掴んだが、菊池が早めに追い込まれたことで、一か八かのダブルスチールを狙ってみた。
しかし阿部はセカンド送球をせずに、逆に三塁走者の中東を刺しにいくなど、狙いを外され打つ手がなくなった。

ここまで封じ込まれると、相手が上手だったと納得する以外ない。

あえて指摘する事項があるとすれば、昨日はワイルドピッチで決勝点、今日も梵の悪送球でピンチを招いており、1試合一つはエラーが出ていることだろう。

9回には2アウト1塁の場面で、梵に代打小窪を送るが、得点圏ではないだけに、相手からすれば怖さも半減といったところではないだろうか。
期待に応えて小窪はヒットで繋ぐものの、代打の2番手は堂林。
あれだけ選手交代をしなかったにもかかわらず、残りメンバーの顔ぶれで、堂林と鈴木誠の二択となっていたことに驚くが、いずれにしても動くにしては遅過ぎた。

昨日も今日も1点差での敗戦となっており、これで連敗というのは堪える。



【カープ情報】2015.05.12 広島対巨人 公式戦9回戦 典型的な東京ドームでの負け方

2015年5月12日に行われた、広島対巨人の公式戦9回戦の試合結果

広島  000 001 000|1
巨人  000 000 20×|2

勝 菅野 4勝4敗
負 前田健 3勝3敗
S 澤村 3勝2敗11S

【本塁打】

2010年2-7-0、2011年2-9-1、2012年1-9-0、2013年3-8-1、2014年4-4-1
これは、過去5年間の東京ドームでの勝敗。(勝-負-分)
とにかく東京ドームでの戦いを苦手としていたが、昨年は何とか互角にまでは持ち込んだ。
1シーズンの勝利数からみても、当然東京ドームでの三連勝は達成できておらず、三連勝は2005年の開幕カード、黒田-上原、小山田-内海、大竹-久保まで遡る。

今季巨人よりも上の順位を目指すのであれば、少なくとも勝ち越し、あるいは一気に三連勝を達成するくらいの結果が欲しい。

その先鋒に立つのはエース前田健。
今季菅野との3度目の対戦となるが、ここで勝つようであれば、地力が付いてきたと言える。

菅野の立ち上がりは、田中に四球、菊池がエンドラン成功で、ノーアウト1、3塁と前回対戦時の初回と同じ状況を作り出す。
ただ、丸は犠牲フライとはいかずセカンドフライに打ち取られ、4番には負傷の新井に代わって、東京ドーム初出場となるロサリオが入っていたが、浅いライトライナーで先制機を逃してしまった。

流石に菅野も同じ状況で気合が入ったようにも見えた。

内容はともあれ、チャンスで得点が出来ないとなると、投手戦を覚悟という流れになる。
まずは先制点を与えないことで、試合の流れを掴みたい。

その前田健の立ち上がりは、調子の良さを感じさせ、間違いなく1点を争う勝負になる。

ただ、1点を与えない集中力という点では、今日の前田健は余裕があり過ぎたように見える。
実際には、そんなことはないのだろうが、簡単に打ち取れる手応えがあることで、2ストライク後の慎重さが欠けていたようにも思える。

2回の小林のレフト前ヒットもそうだし、7回の堂上の同点タイムリーもそう。

展開的には、中盤までリードしながらも、終盤に逆転され、そのまま逃げ切られる、というのはまさに東京ドームでの典型的な負け方。

先週の6連勝中は、あまりプレッシャーのかからない試合途中で積極的に代打、選手交代を行い、選手が応えていた。
ただ、この日は8回まで一人の選手交代もなく、9回も先頭の松山がヒットで出塁し、代走の木村を送ったが、梵に送りバントを指示し、野間はそのまま打席に向かわせた。
結果、代打策もなく、選手交代は先述の木村のみ。
小窪、新井をベンチに残したままの敗戦で、非常に消化不良という思いが強い。

先週の戦いぶりからすれば、6回のロサリオのタイムリーの後に、松山のところで代打小窪、繋がれば野間のところで新井か天谷という代打策があるものと思って見ていた。

東京ドームでの試合というのは、たった2~3試合前に出来ていた采配を狂わすほどの、独特の空気があるのだろうか。



【カープ情報】2015.05.10 広島対阪神 公式戦7回戦 新井休養もチーム一丸の姿勢は変わらず三連勝

2015年5月10日に行われた、広島対阪神の公式戦7回戦の試合結果

広島 010 022 200|7
阪神 001 000 010|2

勝 福井 2勝1敗
負 メッセンジャー 2勝5敗
S -

【本塁打】會澤2号

前回登板で、コントロールを乱して自滅した形に福井が登板。
良くも悪くも、福井に関しては前回の内容はあてにならない。

また、昨日負傷の新井が休養で、4番にはロサリオが入った。
ここ数試合では、ストライクの判定にやや不満の表情を見せることが多かったが、昨日の試合では平常通りの姿勢が見られ、精神的には落ち着いているものと思いたい。

メッセンジャーとは今季2度目の対戦となるが、前回は6回途中でKOとしており、良いイメージのまま試合に入りたい。

そのメッセンジャーの立ち上がりは、コントロールも問題なく、ストレートの球威も十分で、調子自体は悪くなさそう。
一方の福井は、コントロールにバラツキがあるものの、球威はまずまずで、所謂適度な荒れ方という感じ。

こうなると、普通に打っていくだけでは得点が入らないところで、まずカープは相手のすきを突く攻撃を見せる。
2回に先頭打者としてヒットを放った松山が、メッセンジャーがノーマークだった隙を突き、完全にモーションを盗み、盗塁に成功。
これが2アウトから會澤のタイムリーを呼び込んだ。

福井は、2回以降はコントロールがまとまり始め、狙い通りの打ち取り方が出来るようになった。
ただ、纏まることで打者の狙いが絞りやすくもなるもので、3回の2アウト二塁のピンチでは、西岡のインコースを狙ったボールが、ややシュート回転で真ん中に入ったところを捉えられ、センター前タイムリーで同点となる。

もちろん、2回の1点のみで逃げ切れる展開でもなく、当然メッセンジャーから追加点を奪っていかないといけない。
福井も粘って反撃の隙をうかがっていると、5回に先頭の會澤が2打席連続ヒットで出塁したタイミングで、点を奪いにかかる。
福井が簡単に送りバントを決めると、田中、菊池が四球でつなぎ、丸の内野ゴロ併殺崩れの間に1点を勝ち越し。
さらに、丸が盗塁を決める間に、田中が本塁を陥れる、ダブルスチールで追加点を奪った。
このイニングは、先頭の會澤のヒット一本のみで、それでいて2点を追加できたのは、全員のいい繋ぎの意識、走塁の意識の賜物。

5回が繋ぎと走塁で奪った追加点なら、6回は一発で奪った追加点。
2アウト一塁から會澤が打った瞬間に分かるレフトスタンドへのツーランを放つ。
それまで2安打で、さらに2アウトだっただけに、次打者の福井との勝負かなとも思われたが、この阪神バッテリーの選択ミスを突いての追加点だけに、これは大きなダメージになる。

そのダメージを証明するかのように、7回にはメッセンジャーの後を受けたリリーフ陣からも追加点を奪い、理想的な試合展開となった。

8回からはカープも継投策に移り、一岡と狩野という、先日の死球の相手との対戦となる。
ここでは、お互い真っ向勝負で一切の影響もなく、一岡にとってはリセットが出来たことだろう。
2アウトからの四球とタイムリーツーベースは反省材料だが、こういう展開で登板し、1失点というのはあまり深く考えなくてもいいだろう。

この三連戦は、先発投手がマウンドを守り、打線は相手先発投手を打ち崩し、さらに終盤にはリリーフ投手陣からダメ押し点を奪っていき、守備は集中して良いプレーを見せるという、良いところばかりが目につく、内容の伴う好ゲームを見せてくれた。





【カープ情報】2015.05.09 広島対阪神 公式戦6回戦 新井負傷退場も、今季1号本塁打でジョンソンをサポート

2015年5月9日に行われた、広島対阪神の公式戦6回戦の試合結果

広島 001 020 214|10
阪神 000 000 000| 0

勝 ジョンソン 4勝0敗
負 能見 2勝4敗
S -

【本塁打】新井1号、鈴木誠3号

阪神先発の能見には、とにかくどの打者も打てていない。
今季もすでに完封負けを喫しているが、今日の試合では鈴木誠に期待してみたい。

昨季の悔しい思いを胸に秘め、能見にリベンジの機会を伺っているが、ことごとく跳ね返されている。
何度目と正直となるかはともかく、ようやく鈴木誠自身の調子も上がってきつつある中での対戦となり、今度こその思いを込めて、見届けたい。

一方のジョンソンは、阪神戦ではどうも制球に不安が出てしまう。
前回の登板もそうだったし、日本で制球不安を露呈した最初に試合が、オープン戦の甲子園での阪神戦。
そう考えると、甲子園での阪神戦というのは、現時点で最も相性の悪い相手と言えるかもしれない。

それでも初回は満塁のピンチ、2回もランナー三塁のピンチであと一本は許さない。
2回を投げて42球となり、当然これでは長いイニングを投げ切るのは不可能。

終盤の継投策も踏まえ、カープのペースで試合を進めるためには、何とか天敵の能見から先制点を奪うしかない。
3回に、田中のスリーベースを足掛かりに、丸のタイムリーで1点先制するも、新井が併殺打で試合の流れを引き寄せるまでには至らない。

本来であれば、防御率1点未満のジョンソンが投げているということは、1点取ればかなり有利な展開なのだが、今日の投球内容では、もっと援護点が欲しいところ。

しかし、ジョンソンはこのたった1点の先制点で蘇った。
いや、蘇ったというよりは、とにかく自分の投球に集中できるようになったという方が正しいか。

1点を守るという意識=(イコール)自分のピッチング貫く、
というバランスが、現状のジョンソンの投球スタイル。
長いイニングは無理そうかもと思われながら、しっかり7回まで無失点で投げる投球は、お見事としか言いようがない。

さて、そんなジョンソンの粘りの投球に打線が応え、新井が今季1号ツーランで応えると、さらに7回に追加点となる2点タイムリーでリードを広げていく。

残念だったのは、この7回の打席で左手を痛めたということで、次の回の守備から交代してしまったこと。
昨日、新井の守備固め、代走を必要としない頼もしい存在と書いたばかりで、非常に残念。
変化球をいったん貯めてのスイングで、関節系に負荷がかかったのかもしれない。
(改めて映像を確認すると、丸の盗塁時の空振り後に顔をしかめる様子と、次のハーフスイングでも痛がる表情が見られる)

最終回には、第4打席でヘルメットのツバに死球を受けていた鈴木誠が、死球の残像を撥ね退ける満塁本塁打を放ち、これでチームトップの本塁打数となった。

冒頭で触れた、能見との対戦では3打数1安打ながら、2回のチャンスでは、ピッチャーゴロ併殺打となっており、2打席目ではカウント3-0から打ってサードゴロ。

ここで、4番の新井との比較をしてみたいと思う。
新井は、得点機でファールフライと併殺打、カウント3-0からツーラン、その次の得点機で2点タイムリーという結果。
鈴木誠は、得点機の3-0からサードゴロ、得点機で併殺打、しかし最後の打席で満塁本塁打。
ともに4打点を挙げている。

新井との一番の違いは、くぐり抜けてきた修羅場の数の違い。
それでも、一撃で新井と同じ打点を稼いだのは、まぎれもない事実。

能見との対戦成績だけにとらわれるのは、今回で最後にしてみたいと思える。





【カープ情報】2015.05.08 広島対阪神 公式戦5回戦 黒田の代役とは言わせない、戸田今季初先発初勝利

2015年5月8日に行われた、広島対阪神の公式戦5回戦の試合結果

広島 005 200 001|8
阪神 001 001 100|3

勝 戸田 1勝0敗
負 藤浪 1勝4敗
S -

【本塁打】丸2号

4月25日の試合から田中の1番固定が始まったが、その時の対戦相手が藤浪。
前回は攻略できたが、相性自体は悪い投手だけに、ここでも田中のバッティングに期待したいところ。

ただ、今季のカープのビジター成績は、2勝12敗と壊滅的。
今季初先発となる戸田は、甲子園での登板で自分の投球が出来るかが、まず第一関門となる。

立ち上がりは、若干球数も多くなり、四球も与えたりしたが、今季初先発というのを考えれば、まずまずの内容。
紅白戦やオープン戦で結果を残せず、ファームで開幕を迎えることになったが、その時の投球内容は、変化球が全く投げられていなかった。
特に左打者への制球が全くと言っていいほど定まっておらず、その点については改善されてきたなという印象を受けた。

全般的に、状態が上がってきているのは間違いないが、どちらかと言えば昨シーズンの良い時の状態に戻ったなという感じ。

一方で打線の方は、やはり田中が先頭でヒットを放った3回を得点に結びつけた。
2回にも、藤浪対策でスタメンとなった松山、野間の連打でチャンスを作っていたが、ここは下位打線でピッチャーまで打順が回ることを計算しながら、阪神バッテリーに抑えられた。
しかし、上位打線で田中が出塁したことで、阪神側に若干の焦りが見られたのが、菊池の送りバントのシーン。
キャッチャー前に転がった打球を、梅野がセカンド悪送球。
その後は連続三振で2アウトまで来たが、先ほどヒットを放っている松山が再びレフト前タイムリーを放ち1点先制。

藤浪のコントロールは、前回対戦時よりも荒れ方としてはおとなしかった。
158キロを記録したようにストレートは時折すばらしいボールが行っていたが、あとは抜け球、逆球、明らかなボールという感じになっている。
特に前回一騒動あった抜け球に関しては、今回の試合でも出てしまっていることで、完全に腕を振り切って投げられなくなったようにも受け取れる。
特に、左打者の松山はアウトコースに抜けていく高めのボール球をヒットコースに運んでおり、腕を振っての抜け球と、そうでない抜け球の威力の差が出たのではないだろうか。

1点先制されたことで、威力がなくなりつつある中、これ以上失点出来ないと、かなり窮屈なピッチングで苦しみ始め、その隙を逃さす、野間が四球、木村昇も押し出し四球を選び追加点。
そして逆球がほぼ真ん中に入ってきたところを、會澤が初球からレフト線に叩き返し、走者一掃のツーベースで3回に一挙5点を奪った。

さらに立ち直る隙を与えず、4回には丸のツーランで追加点で、カープのペースで試合を運ぶ。

この間には、戸田が1点失う場面もあったのだが、リードが拡がった状態で、1点なら仕方のないという守備もしており、自滅さえしなければ大けがはない、というチーム方針にきっちり応えて見せた。
そう考えてみれば、6回を2失点ということでQSも達成しているし、自分の置かれている立場を理解しての、クレバーな投球内容だったようにも思う。

試合の方は、6回を終わって7-2とカープペースで、7回からは継投策に移る。
7回今村、8回永川と投げていくことになったが、7回の今村は鶴岡の粘りでリズムを崩された面もあった。
ボール自体は、かなり調子が上がってきており、スライダーのキレも戻りつつある。
もう少しインコースで勝負し、打ちとれるようになると、かなり状態が戻ってきたと言えるだろう。

永川も、点差を考えて決して自滅しないように、一つずつアウトを積み重ねていこうとする丁寧さと慎重さが見えたピッチングだった。

9回には5月2日のヤクルト戦で嵌った、満塁のチャンスで野間に代わって、代打の切り札小窪を送るという状況を再び作り出す。
この代打策がまたも的中し、小窪が期待に応えレフト前にタイムリーを放ち、阪神を突き放す。

9回表を迎え、4点差でリードという状況で積極的な代打策を使って、実際に点を奪っていくというのは、相手からすれば嫌なものだろう。
これだけ終盤になっても選手を使っていけるというのは、4番ファーストでフル出場する新井の存在も大きい。
現状のカープの一軍の中で、新井以上の守備力のあるファーストはおらず、また走塁も一生懸命なことで、代走や守備固めを必要としないことから考えても、非常にありがたい存在。

9回に1点を追加し、あとは逃げ切るのみという状況でマウンドに上がったのは一岡。
徐々に調子を上げてきており、きっちり締めてもらいたかったところで、先頭の代打狩野に頭部死球で危険球退場となってしまう。
この死球は唇をかすめたボールだったことで、狩野に大きなケガがなかったのは何より。

ともあれ、一岡が緊急的にマウンドを降りてしまったことで、中崎が後を託される。
緊急登板と言っても、5点差があり、まったく準備をしていなかった試合序盤とはわけが違う。
さらに、中崎は今季甲子園での初登板で、鳥谷に逆転ツーランを浴びるという勉強料を支払い済みとなっている。
しっかりと無失点で抑え、借りを返した。

とは言いつつも、菊池のスーパープレーがなければ、2点は返されていたと思うが、菊池の守備を含めてのカープ投手陣なので、まあ良いプレーで締めくくれたと、前向きにとらえておこう。



【カープ情報】2015.05.06 広島対巨人 公式戦8回戦 守備の差が勝利に直結、中崎今季初セーブ

2015年5月6日に行われた、広島対巨人の公式戦8回戦の試合結果

巨人  000 001 000|1
広島  202 000 00×|4

勝 野村 2勝2敗
負 菅野 3勝4敗
S 中崎 0勝2敗1S

【本塁打】なし

カープ先発の野村の立ち上がりは、先頭の橋本にライト前ヒットかというハーフライナーを飛ばされるが、菊池が背走から飛びあがってキャッチするというファインプレーで幕を開けた。
先頭打者がヒットになるか、アウトになるかは大きな違いで、一塁塁審もライト前ヒットかなと、菊池の着地際を見にも行かなかったようにも見えた。

それはともかく、菊池のファインプレーで流れを引き寄せ、初回を0点で切り抜けると、今度はカープの先制攻撃が見られる。

田中のライト線へのツーベース、菊池の送りバントという攻めを見せるが、ピッチャーとファーストの間辺りに転がったボールを、一旦は捕球に向かったフランシスコがボールを捕らずにファーストに戻りかけ、さらに自分が取らないと誰もボールを取らないにもかかわらず、送球に備えてしゃがむという不可思議な動きが見られた。

これには原監督も失笑する姿が映し出されていた。

この貰ったチャンスに、丸の犠牲フライと、松山のタイムリーで2点を先制する。
この松山のタイムリーも、左中間を破ってはいないものの、菊池が一塁から本塁を陥れており、菊池の脚力に因るところも大きい。

2回表の守備でも菊池のいい動きが見られ、菊池の動きの良さが目立つ試合となっている。
3回にも野村のグラブを弾き、進行方向とは逆に転がってきたセカンドゴロを、グラブトスでセカンドゲッツーに仕留めており、序盤から菊池のプレーでお腹いっぱいといった感じになってきた。

3回には、再び田中が先頭打者としてツーベースを放ち、初回と同じシチュエーションを迎える。
フランシスコの守備力を考えれば、一塁側へ転がせば、まず送りバントは成功するだろう。
それだけは避けようと、端から一塁と本塁の真ん中付近でフランシスコが待機している。
流石にバントというのは難しいと判断したのかヒッティングに切り替えたが、菊池はピッチャーゴロに倒れる。
ただ、バントシフトというには守備位置が前過ぎて、一塁にフランシスコが戻り切れず、ピッチャーからの送球を落球するという、味方の集中力を削ぐプレーをしてしまう。

ここでも初回の再現となる、丸の2打席連続の犠牲フライと、今度は新井のタイムリーで2点追加。

たまらずという感じで、試合途中でフランシスコをベンチに退けると、試合の流れが途端に落ち着いた。

菅野も球数自体は少なく、リードを許していなければ完投ペースと言ってもいいくらい。
ただ、7イニング中6イニングでランナーが出塁し、拙い守備の連続もあり、球数以上に精神的な疲労はあるかもしれない。
エース級の投手だからこそ、エラーを理由にはしないだろうし、それで崩れる姿を見せたくないと、極端に言えば意地になってマウンドを守ろうとする。
それだからこそ、続投中に追加点を奪っておきたいところで、ようやく7回に1アウト満塁のチャンスを作る。
2打席連続犠牲フライの丸が打席に向かうが、さすがに低め中心の配球で、犠牲フライが打てるようなボールは来なかった。

そして、ついにカープ側の集中力も途切れてしまったかのようなプレーが出てしまう。
新井の空振りで、セカンドランナーの田中が飛び出して、追い出される形で天谷がタッチアウトとなり、チャンスを潰してしまった。

それでも残すイニングは8回と9回のみ。
再度気持ちを引き締め直して、一つ一つアウトを積み重ねていけば、決してランナーを出したところで慌てる点差でもない。

まず8回は一岡が、相手に勢いを出させないよう、隙のないピッチングで3者凡退で打ち取る。
9回は、今季初めてセーブのつく場面で中崎が登板。
2アウト1、3塁というピンチを背負い、決して安心して見ていられる内容ではなかった。
2アウトから代打の金城の、投手の頭の上を越していく当りも、菊池でなければ内野安打になっていたかもしれない。
今日の試合は、最初から最後まで、菊池が守備で魅せてくれた。

相手の自滅に助けらた面もある同一カード三連勝だったが、今日の試合の後半は、自チームの戒めになるようなプレーもあり、菅野が守備に脚を引っ張られても気持ちを切らさず投げてくれたおかげで、締まった展開にもなった。

反省すべき点は反省し、次のカードにこの勢いを持ち込んでいきたい。





【カープ情報】2015.05.05 広島対巨人 公式戦7回戦 1イニング10点の先制攻撃で、前田健3勝目

2015年5月5日に行われた、広島対巨人の公式戦7回戦の試合結果

巨人  000 000 010| 1
広島 1021 000 00×|13

勝 前田健 3勝2敗
負 杉内 3勝1敗
S -

【本塁打】鈴木誠2号、會澤1号、長野1号

前田健の立ち上がりは、ストレートが多めで、普段よりはスライダーの割合が少なめな印象。
それでもピンチを背負ってからは、フランシスコに縦に大きく割れるカーブを決め球に使って、狙い通りの三振を奪った。

そして初回のカープの攻撃では、フランシスコの拙い守備(ファールボール落球)で命拾いした新井が、打ち直しでタイムリーツーベースを放ち2点を先制。
杉内キラーということもあり、ポイントと思われていたロサリオは三振だったが、梵も2アウトから新井と同じような当たりのレフト線へのタイムリーツーベース、さらに鈴木誠がスライダーをレフトスタンド上段へ運び、さらに後続も続いて、初回だけで9安打10得点とビッグイニングを作り先制する。

昨日の田口との比較になるが、田口は左打者に対してのコントロールが若干定まっていなかったが、右打者へのインコースに食い込むストレートとスライダーのキレは抜群だった。
逆に今日の杉内は、左打者へのコントロールは全く危なげなかったが、右打者のインコースへ食い込むスライダーは田口ほどのキレではなかったように感じた。
もちろん実績面を考えれば、田口が杉内を上回るボールを投げているとも言い難いのだが、そう見えてしまうということは、杉内の調子も良くはなかったのだろう。

結果論かもしれないが、昨日田口と対戦していた右打者が、今日もそのままスタメン出場し、杉内の投球時にはその右打者6人中5人がヒットを放っている。
少なくとも、昨日の試合が、今日に繋がったというのは言えるのではないだろうか。

こういう試合展開になってしまうと、前田健には完投指令でも出されそうな気配すらある。

正直、初回の攻防と、2回表の巨人の攻撃を見た時点では、あとはあまり記事になりそうもないなと感じてしまったが、それでも色々起こるもの。

一人蚊帳の外となってしまった感じのあるロサリオだったが、3回の見逃し三振でかなりイライラした姿を見せていた。
あまりナーバスにならないうちに、プライドを傷付けないように、今日は上がりだと説明して選手交代していた方が、審判への悪印象になったことも含め、後々のためになる。
と思っていた矢先、4回から野間と交代した。
これは良い判断だったように思う。

終盤には會澤がアウトカウントを勘違いしたような動きもあり、これもこの点差の副産物と言える。

また、前田健も、勝敗はすでに度外視できる状態でも、勝負に徹して四球を出してまで無失点にこだわったピッチングを見せる。
無失点ピッチングを狙って、その通り実行した前田健は見事。

攻撃面では、大量リードの場面では、ランナーが出ても、盗塁もエンドランもできず、もちろん送りバントも出来ない。
前田健も、打席に立っても打ちに行くこともない。
4回以降の攻撃は仕方のない面もある。

終盤には、どんどん選手を入れ替えてくる余裕も出て、ミスもない内容の充実した試合となった。

思えば、フランシスコの守備から始まった側面もあったなという試合だった。

少し余談となるが、先日福井のKO時にリリーフとしてマウンドに上がった九里が逆転を許し、チーム事情でそれ以降のイニングも投げることになった場面があった。
すぐ次のイニングにスリーランを浴びてしまった訳だが、失点後も続けて投げると結果的に傷口を広げていくことがあると記事に書いたばかり。
今日の試合では、KOの杉内の後を受け、勢いを止められなかった笠原が、2回以降も続投し、會澤のツーランを浴びている。
先発投手が早いイニングでマウンドを降りたあとのリリーフが失点するか否か、というのも試合の勝敗を左右するポイントとなることにも注目して見ていきたい。







【カープ情報】2015.05.04 広島対巨人 公式戦6回戦 インフィールドフライ落球でサヨナラ勝ち、大瀬良今季初勝利

2015年5月4日に行われた、広島対巨人の公式戦6回戦の試合結果

巨人 100 000 100|2
広島 000 002 001|3

勝 大瀬良 1勝3敗
負 マシソン 0勝2敗1S
S -

【本塁打】實松1号

今季の巨人戦は、ここまで5試合中4試合が1点差ゲームとなっている。
お互いに打線の調子の良くない時期の対戦が続いたという面もあるが、最近では巨人側については打線の上昇の兆しがあり、先に点を与える展開だけは避けたい。

カープのスタメンには、昨日頭部死球の菊池の名前もあり、まずは大事に至らなくて良かった。

今季未勝利の大瀬良の立ち上がりは、いきなり鈴木誠がライトライナーを落球するというスタートとなり、初回からピンチを招き、1失点スタートとなり、どうしても避けたかった先制点を与えてしまった。
また、初回1失点というのもスミ1という、今季の巨人戦の流れに合致し、気になるポイントでもある。

内容はどうあれ、地元出身の巨人先発の田口にとって大きな援護となり、気持ちよく投げさせてしまうことになる。
あまり言いたくはないが、広島県大会決勝のイメージが強すぎて、田口に対しては良い印象を持っているファンも多くいるのは間違いない。
田口に負けたのであれば、仕方がない、と納得させられてしまう雰囲気すらあるのは、気のせいだろうか。
もちろん、実際にそう思って戦っている選手はいないが、試合中のイメージの問題。

大瀬良の2イニング目は、會澤、巨人戦というキーワードが示すとおり、球数の多い攻め方になってしまい、長いイニングを投げ切るには不安が残る。

試合は、やはり初回の1点のみで、あとは0行進という展開となるが、6回になって田口の投球に変化が訪れる。
まだ長いイニングを投げるだけのスタミナがないのか、徐々にストレート、スライダーともにキレが失われつつあった。

田口の立場的には、完投を求められる訳でもなく、6回まで投げ切っておけば、あとは山口、マシソン、澤村で逃げ切る策を採ってくるのは明白。

その6回に捉えておくのが、田口を勝ち投手とさせないために必要なポイントだった。
2アウトからの連打と、相手のエラーに付け込んでの逆転劇を見せてくれた訳だが、あの場面で抑えるようになってこそ、先発ローテを勝ち取れるという、意図があっての続投だったこともあり、巨人側とすれば余裕というのは言い過ぎにしても、田口にとって必要な経験と割り切っていたと思う。

それにしても、余裕の表れというのは言い過ぎかと思っていたが、すぐさま實松に同点ホームランを叩き込まれ、大瀬良にとっても今季初勝利への試練が続く流れとなった。

今後の先発ローテ入り・成長のために続投していた田口、今季初勝利に向け100球を超えて、チャンスでも代打を出されず続投する大瀬良。
どちらの温情采配が勝利に結びつくかという、それぞれの思惑が交錯する采配が見られたのは、非常に興味深いところ。

終盤には、巨人橋本、カープ丸にそれぞれファインプレーが飛び出し、勝負の行方やどちらに流れが傾いていくか全く読めなくなった。

そして波乱の幕切れが訪れる、9回裏1アウト満塁で代打の切り札の小窪が登場。
ここで内野フライを打ち上げてしまうが、三塁塁審がインフィールドフライを宣告で、この時点で打者の小窪はアウトとなる。
そして一塁フランシスコと三塁村田が捕り切れず落球。
落球の時点でインプレーとなり、打者はすでにアウトとなっているので、本塁はフォースプレーではなく、タッチプレーとなる。 フランシスコがボールを拾い直し、そのままホームを踏むが、三塁ランナーの野間にはタッチを行わなかったことで、本塁を踏んだ野間のホームインは認められる。
珍しいプレーではあるが、何度か目にしたことはある。

ホーム周辺に集まっていた、巨人の誰もタッチプレーを指示しなかったのは、三塁塁審がインフィールドフライを宣告していたため、本塁付近でプレーしていた選手はインフィールドフライではないと思ってしまったのだろう。
ただ、満塁であれだけ本塁付近に上がった内野フライがインフィールドフライでないと判断するのも無理がある。

どちらか分からないのであれば、というよりも分からないからこそタッチをしておけば、問題はないどころか、ゲッツーでチェンジ、延長戦突入だった。
野間の方とすれば、ホームを踏みに行った時点で、自分へのタッチは行わないだろうと判断して、ベース付近で進路をふさいでいる野手を交わして本塁を踏みに行っており、半信半疑ながらも本塁生還になるのではという思いがあったのではないだろうか。

走者としては、結果がどうあれ最後までベースを踏むまでが走塁というのを徹底していたからこそのホームインと言えるだろう。

ツキがあるというレベルのプレーではなく、落球自体があり得ないというのは間違いない。

終わってみれば、やはり1点差ゲームだった。





【カープ情報】2015.05.03 広島対ヤクルト 公式戦7回戦 福井乱調で逆転負け

2015年5月3日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦7回戦の試合結果

広  島 021 000 000|3
ヤクルト 004 300 00×|7

勝 徳山 1勝0敗
負 福井 1勝1敗
S -

【本塁打】荒木1号

久々の先発となる福井が一軍登録され、代わって登録抹消となったのは黒田。
右足首あたりの炎症ということだが、報道で伝え聞く限りは、大事をとっての措置のようで、しっかり治療に専念して調子も取り戻して欲しいと思う。

さてローテーション投手が一人欠けることになるのだが、それでも5人の投手が先発できる体制はキープしている。
昨日の試合内容からは、打撃不振も底を抜けた印象もあっただけに、福井を援護し、5月から上昇気流に乗っていきたいところ。

対するヤクルトの先発は、プロ入り初先発のルーキー風張だったのだが、変化球のすっぽ抜けが菊池の頭部を直撃する死球で、危険球退場となる不穏な空気を感じさせる試合開始となった。
幸いにも菊池はプレーを続行することが可能で、普段と変わらない走塁も見せてくれ、とりあえずは一安心。

1回裏には福井が簡単に2アウトを取った後に乱れ、雄平に死球を与えてしまい、2アウト満塁というピンチを背負う。
1回の福井は、ストレートが高めに抜け気味で、力みがあるのかなと思わせる。
雄平の死球はスライダーが膝元に行ってしまってのもので、単にコントロールミスというボールだろう。
ただ、威力は十分で、コントロールさえ落ち着いてくれば、軸にすることもウイニングショットにすることもできそうなストレートに思える。

2回には、昨日の反省を活かすべく、ロサリオがツーベースで出塁すると、送りバント悪送球の間に本塁を陥れ、ミスで1点を先制した。
2回は1イニングで、3つの送りバントを決めており、珍しいプレーを見ることとなった。

ロサリオは3回にもタイムリーツーベースを放ち、徐々に実力が付いてきている打者が、さらに隙まで見せなくなったことで、一晩で中軸打者としての雰囲気が出てきた。

先制して、追加点を奪ってという良い流れになってきているが、福井のコントロールが安定しない。
威力十分だったストレートも、ストライクが入らないことで徐々に置きに行っている感があり、威力を感じなくなってきている。
スライダーもキレがなくなり、真ん中付近に集まったところを捉えられ、3回途中でノックアウト。
流石に辛抱たまらず、といった感じで九里に投手交代となったが、昨日の小窪の代打満塁本塁打のこともあり、満塁でリリーフに向かう投手の難しさを再認識することになる。

代打の田中浩を追い込むまでは良かったが、最後は決して甘いボールではないにもかかわらず右中間に運ばれ、逆転を許してしまった。

この試合の勝負の分かれ目になったのは、早い回に福井が降板してしまったことで、ロングリリーフ要員の九里がマウンドに上がったことにあるのではないだろうか。
ただそうなると、ビハインドの場面でも九里に代打を送ることもできず、受け身の攻撃になるという悪循環にも陥る。

また、過去の傾向として、リリーフで登板したものの、失点してしまった投手がチーム事情で続投する場合、結果的に傷口を広げていくことがある。
今日の九里が、まさにそのパターンに当てはまってしまった。

最少失点差で、できれば終盤まで試合を作りなおしていこうとして、点差が広がり、さらに投手交代が出来なくなると、何の作戦も採れなくなる。

4回を終え3-7となった状況で、唯一といっていいほどの逆転の策としては、どんな形でもいいので1点だけ返し、リリーフがこれ以上の失点を防ぐこと。
しかし、相手はいつでも勝ちパターンの投手リレーに入れるので、容易なことではない。

残念ながら、ようやく策と言っていい、先頭打者への代打に天谷を送ったのは、7回になってからのこと。
また点差が開いたことで、初回に頭部死球を受けている菊池も大事をとって途中交代している。

正直、諦めたのだと受け取られても仕方がないと思う。

福井のピッチングは残念だったが、今日の試合のことはきれいさっぱり忘れてもらうほかない。

また試合には関係ないが、永川の登板時、セットポジションに入っているのに主審の後ろを走り抜けるボールボーイの存在はどうかと思う。



【カープ情報】2015.05.02 広島対ヤクルト 公式戦6回戦 締めるところは締めて、攻めの姿勢が勝利を呼び込む

2015年5月2日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦6回戦の試合結果

広  島 000 011 040|6
ヤクルト 010 000 001|2

勝 ジョンソン 3勝0敗
負 石川 2勝3敗
S -

【本塁打】小窪1号

カープ先発のジョンソン対ヤクルト打線と言えば、来日初登板で1安打完封というのが思い出される。
カープが苦手としている投手というのは多くいるが、逆にカープの投手陣でどのチームを明確に得意にしているというのは少なく思う。

ジョンソンは、ヤクルトキラーとなりうる存在だけに、神宮初登板を無難に迎えてほしい。

そのジョンソンは、初回を見事に立ち上がり、良い雰囲気を作ってくれた。
さあ、今日はジョンソンの調子もよさそうだと思った矢先、2回には雄平の叩きつけた打球が三塁梵の頭の上を超えるレフト前ヒット。
サードを狙った一塁ランナー畠山を刺そうと、ロサリオが三塁へ送球するも大暴投。
これで1点を先制されてしまう。

ただ、続くノーアウト3塁のピンチは、ライナーゲッツーもあり、追加点を許さなかった。

内容はどうあれ、先制点を与えてしまったのは、カープの流れではない。
石川には4回までノーヒットに抑えられ、打ち取られ方も内野ゴロの山で、いつもと同じような光景が繰り返される。

ジョンソンも、3回のエラーによる失点を引きずることなく、リズムの変わらないピッチングで反撃を待っていたところ、5回に同点に追い付く。
ロサリオの内野安打、盗塁、ヒットでノーアウト1、3塁のチャンスをつかむと、鈴木誠のセカンドフライでロサリオが本塁へ生還する。
センターとセカンドの中間あたりに上がったフライで、セカンドが若干態勢を崩して捕球した隙を突き、強い返球が難しいと判断した走塁だった。
さらに6回には、菊池のセンター前ヒット、丸のセーフティ気味の送りバントが決まったかと思いきや、一気に三塁を狙おうとした菊池が走塁死するという拙いプレーが出た直後、新井のツーベースとロサリオの連打で勝ち越しに成功。

ただ、ロサリオの当りはレフト線へのツーベースコースの打球にもかかわらず、ロサリオが一塁で止まってしまったのは反省材料。
ロサリオはタイムリーエラー、同点となる好走塁、勝ち越しタイムリーと良くも悪くも、今日の試合に得点に絡んでいる。
プラスとマイナス、どちらが大きいかは判断に困るが、一塁で止まる走塁をしてしまったことで、想像でしかないが、おそらく懲罰交代で、6回裏の守備から野間に交代した。

ロサリオは、まだまだ伸び代のある選手だからこそ、基本を怠ったプレーに対しては反省を促す姿勢は必要で、これは今後に繋がってくる。

とりあえず直近の効果としては、勝ち越しに成功した後にチームを引き締め直したことで、菊池が守備で直前のイニングの走塁死を取り返し、6回を終えた段階ではいい雰囲気が出てきた。

特にポイントとして挙げたいのは、投手ではジョンソンが不運な1失点以降も自身の投球リズムを守り、自分から崩れなかったことで長いイニングを投げることが出来た点。

攻撃では7回裏の1アウト満塁の場面で、守備固めに出ていた野間に、代打小窪を送った点。
これまでであれば、1アウト満塁で、対左投手となってもバッターには脚の速い野間であれば、ゲッツーはないだろうと、そのまま打たせていたように思う。
たとえアウトになっても次の梵に期待するという、ある意味消極的な、受け身のような攻撃をしていた可能性もあった。

もちろん1点リードしているからこその積極策かもしれないが、こういう姿勢は悪くない。

最高の結果となる、代打満塁本塁打で一挙4点の追加点となり、これで勝負の行方は決したといっていい。

キャンプ、紅白戦、オープン戦とずっと調子が上がらず、開幕直後に登録抹消になった小窪だったが、代打の切り札という選手にとって、3~4打席も打席に立つスタメンというのは、調整のリズムが合わなかったのかとさえ思えてくる。

ジョンソンは、8回にはやや疲れが見え始め、甘いコースに入るボールが増えたことで、9回には2週間ぶりの登板となる中崎。
暫定守護神任命となって以降、登板機会が減ってしまい、調整登板の意味合いもあったが、締めくくりのマウンドに多く立つのも必要な経験。
登板間隔が開くと、力が入り過ぎるもので、この日の1失点は気にすることはない。

点を取りに行く積極性に対し、実際に点を取るという実行力がかみ合ったのは、非常にいい傾向だと思う。







【カープ情報】2015.05.01 広島対ヤクルト 公式戦5回戦 何か噛み合わない敗戦も内容は悲観するものではない

2015年5月1日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦5回戦の試合結果

広  島 000 300 010|4
ヤクルト 131 000 00×|5

勝 小川 3勝0敗
負 黒田 3勝2敗
S バーネット 1勝0敗8S

【本塁打】雄平3号、梵2号

黒田の立ち上がりは、決して調子が悪そうには見えなかったが、川端には良い当たりの内野安打、畠山の内野ゴロの間の1点と、持ち味である打たせて取る投球は出来ていた。
ただ、若干高めに入るボールを逃さず打ち返すヤクルト打線は見事。

ただ内容はともかく、対小川でいきなりの1点ビハインドは、あまり良い展開とは言えない。
今日の小川は、抜け球や高めに浮く球も見られ、甘い球を仕留められるか否かで、ヤクルト打線とカープ打線の違いが出てしまった。

2回には高く跳ね上がった打球を黒田が捕球できず、内野安打としてしまったことが、失点につながってしまう。
今季初登板の球場で、若干癖の違いに対応できなかった面もあると思うが、黒田本人が一番不本意に感じるプレーだったのではないだろうか。
大引には巧く打たれたが、小川の送りバントはキャッチャーすぐ前に転がり、2-5-3という併殺も可能なプレーだったが、サードの梵がベースカバーに戻り切れずに、送りバントを決められてしまった。
山田にも追い込みながら死球を与えてしまう。
そして、今日のヤクルト打線の象徴ともいえる、高めに浮いたボールを上田に逃さず弾き返され、2回で4失点と厳しい流れが加速してしまう。

3回にも雄平に巧く打たれる本塁打を浴び、3回で0-5という一方的な展開。

3回裏の野間のセカンドゴロも、歩幅が若干合わずに一塁ベース手前で大股で体が浮いてしまったことで、際どいタイミングだったにもかかわらず審判の印象が変わってしまったのかなという走塁で、何がというわけではないが噛み合わない、と感じてしまう。

ただ、黒田の投球は内容的には決して悪いということもなく、結果が悪く出ただけのように感じる。

4回にようやく梵のスリーランで反撃ムードが出てくると、何かずれていた歯車がかみ合ってきた。
打ち取った当たり、良いコースに決まったボールでは確実にアウトが取れるようになり、試合が落ち着いた。

終盤の反撃も見られ、あと一歩まで迫ったものの、結局は追い付くことは出来なかった。
しかし、攻めの形は良くなって来ている。
あとは中軸の長打というのがあれば、一気に得点能力が上がってくる。
丸、新井、ロサリオのクリーンアップは繋がりの面では及第点だと思うが、3人合わせて1本塁打というのは、どう考えても少ない。



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