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【カープ情報】2015.04.30 広島対DeNA 公式戦6回戦 完封負けでも代打は2人のみ 

2015年4月30日に行われた、広島対DeNAの公式戦6回戦の試合結果

DeNA 000 100 000|1
広 島 000 000 000|0

勝 三嶋 2勝1敗
負 野村 1勝2敗
S 山崎康 0勝1敗8S

【本塁打】梶谷1号

一軍では久々となる野村が先発となるが、現状のカープにとって、昨日の試合展開が理想的。
それを再現するには、先制点を与えないピッチングが必要ということになる。

ただ、野村は7回を3失点で纏めてくる、というタイプの投手で、何が何でも先制点を与えない、という投球を求めるとなると逆に持ち味を失ってしまう。

となれば、今日は援護の必要な試合と見ておく方が無難。

さらに、初回は石原の悪送球、2回には菊池のエラーと失点にこそ結び付かなかったが、投球リズムを乱すプレーが出ており、どこかで気を引き締め直さないと、終盤に響いてきそうな展開となる。
梶谷に先制本塁打を打たれてしまったが、ある程度織り込み済みで反撃していくしかない。

しかし、今日は打線が沈黙。
8回まで2安打しか打てない打線でも、試合途中からメンバーを代えることもない。
交代したところで打てるかは分からないが、淡々と0点を積み重ねる展開で、控えの選手は出番を待っていても、呼ばれることもなくイニングが進む。
ようやく9回になって、単発で代打で登場しても、モチベーションは上がるのだろうか。

野村は8回1失点という結果が示すとおり、上々の投球を見せ、この敗戦は投手の責任ではない。
9回に登板の一岡は、ピンチを招くものの、ようやく躍動感のある姿をマウンドで見ることが出来た。
投手のプラス材料はいろいろあるのだが、と愚痴で締めくくってみる。


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【カープ情報】2015.04.29 広島対DeNA 公式戦5回戦 理想的な先制攻撃で前田健を援護

2015年4月29日に行われた、広島対DeNAの公式戦5回戦の試合結果

DeNA 000 000 200|2
広 島 510 001 20×|9

勝 前田健 2勝2敗
負 高橋尚 0勝1敗
S -

【本塁打】梵1号

DeNA先発は、日本復帰以降、未勝利の高橋尚だが、今季のファームでの成績は安定している。
特に25イニングで1四球(2014年も25イニングで2四球)と制球が良く、不振のカープ打線にとっては、相手の自滅が期待できない以上、それだけでも不安材料になる得る。

初回の攻撃では、田中のヒットと、菊池の送りバントエラーでノーアウト1、2塁のチャンスを貰った形。
丸の送りバントが小フライとなってしまうミスはあったが、新井のライト前タイムリーで、重苦しい雰囲気を吹き飛ばした。
コントロール面で自滅の期待できない投手と思っていたが、守備で綻びを見せてくれたのは、非常にありがたかった。
ロサリオのコースヒットがタイムリーとなり、2点を先制したが、今日のスタメンの並びでは、ロサリオまでが得点の期待が高いところ。

後は6番以降ということになり、シアーホルツは三振となったが、梵は今季第1号スリーランで一挙に5点先制となった。

最近の前田健の調子からすれば、初回に5点の援護があれば、楽に試合を進められるはず。
ただ2回のピッチングは、2アウトからツーベースとレフト前ヒットを打たれ、結果的には走塁ミスに近い本塁憤死で助けられた。
このプレーで気を引き締め直せたのも、その後のピッチングに良い作用をしたように思う。
調子自体は良くもなく、悪くもなくという感じだったのだが、7回にロペスの打球が体をかすめたことで、リズムが変わってしまったのか、急に制球が定まらなくなった。
狙い通りのコースにボールが行かなくなり、連打で2点を失ってしまったが、8回には少し疲れも見える中、しっかりと立て直し、嫌なイメージのまま試合を終えることがなかったのは、続投が良い方向に出たと思いたい。

攻撃面では、先制点の重要性、1番打者の重要性というのが良く分かる試合だったように思う。
1番が猛打賞で塁上を賑わせ、後続の打者がランナーを返していくのは、理想的な点の取り方の一つと言っていい。

また、今日の試合のみではなく、今後の試合については、ロサリオのバッティングがカギを握っていたように感じた。

数試合前までは、明らかなボール球でも、まったくバットが止まらずフルスイングで三振していたりもしたが、次の試合では結果は出なかったが、すぐさまタイミングの取り方は修正してきていた。
ちょっと調子が悪いのかなと思っていても、短期間で調子を取り戻すことが出来る打者はなかなかいない。

ちょっとずつではあるが、理想的な打線の形は出来つつある。
9連戦が終わった頃には、打線の復調を宣言出来ると、今後の楽しみが増してくる。





【カープ情報】2015.04.28 広島対DeNA 公式戦4回戦 大瀬良の責任での敗戦と言えるわけがない

2015年4月28日に行われた、広島対DeNAの公式戦4回戦の試合結果

DeNA 000 000 001|1
広 島 000 000 000|0

勝 久保 1勝2敗
負 大瀬良 0勝3敗
S 山崎康 0勝1敗7S

【本塁打】なし

前回登板は極端に内容の悪かった大瀬良だが、この試合の投球内容は、中止になったヤクルト戦と同じく、球数が少なく、上手く打たせるという、非常に安定感のある投球が出来ていた。

それでいて、欲しい時には三振を狙って取ることも出来ており、投球内容は満点に近いと言っていい。

9回に決勝点を与えてしまったが、先頭の白崎の当りは、田中がジャッグルしなくても、おそらく内野安打だっただろうし、梶谷のタイムリーは失投で、決して打ち込まれたわけではない。

このピッチングで、大瀬良に責任を問う声は出ない。
打線の援護があれば、十分勝てる試合だった。

近年の外国人選手の例を引き合いに出せば、100打席を目途に、その後の起用方法を見極めることになる。
この試合でブレーキになってしまったシアーホルツの打席は、今日の試合終了時で19打数2安打。
そして100打席までは残り81打席で、フル出場で20試合近く猶予があるということになる。
結果としては、四球は0個と少ないのは事前情報通りだが、三振は8個と多めとなっており、少なくとも現時点で日本の野球に適合しているとは言い難い。

最短で5月上旬にグスマン実戦復帰、5月下旬にエルドレッド実戦復帰というプランが伝わっている。
シアーホルツとしては、まずはGW明けまでに実力の片鱗を見せないことには、一軍安泰という状況とはいかないだろう。

投手陣では、中田の一軍復帰プランが現実味を帯びてきている。
中田の一軍昇格時には、外国人野手3人起用というのもあり得なくはない。
守備位置の関係もあり、一塁手と外野手2人以外は考えられず、その時には、右肘の状態を見極める必要があるという前提で新井の三塁という可能性も出てくる。

いずれにしても、打線の不安が解消されない中で9連戦に突入し、初戦を落としてしまった。
勢いに乗れそうにないのは、かなり不安を感じてしまう。



【カープ情報】2015.04.26 広島対阪神 公式戦4回戦 1点勝負の試合で、1失点で集中力が切れたかのような敗戦

2015年4月26日に行われた、広島対阪神の公式戦4回戦の試合結果

阪神 000 006 000|6
広島 000 000 000|0

勝 能見 2勝2敗
負 永川 0勝1敗
S -

【本塁打】

昨日に引き続き、田中を1番起用してきた。
チームとしては、かなり苦手としている能見との対戦となるだけに、数少ないチャンスを確実にものにしていく必要はあるだろう。

ジョンソンもマツダスタジアムでは無失点という相性もあり、1点を争う試合になるのは間違いない。

そのジョンソンは若干コントロールのバラツキがあり、2回には3四球で満塁というピンチを背負ってしまう。
ただ、失投というのは少なく、甘いコースに行かなかったことでなんとか凌ぎ切った。

その後のジョンソンは、完全に調子を戻しきるまではいかないながらも、ほとんど失投というのはなく、3ボールが多くなったことにより球数が嵩み、5回で被安打2ながらも115球を要してしまった。
これでは長いイニングを投げ切ることは難しい。
無失点で抑えることが出来たのは、ジョンソンの粘り強いピッチングの賜物と言えるだろう。

一方で、カープ打線は能見に対し、これまでの試合同様、低めのボールに手を出して打ち取られてしまっている。
チャンスらしいチャンスもほとんどなく、試合前の予想通り、1点が致命傷となっていく展開。

そして、6回から登板の永川は、ほとんどのボールが甘く入ってしまい、ノーアウト2塁のピンチで、鈴木誠がライト前ヒットを後逸してあっさりと先制点を奪われる。
1点が致命傷という雰囲気を感じているからこそ、鈴木誠のライト前のライナーへのチャージであり、あと一歩の球際の処理の結果が、今日の試合の流れの象徴だった。

永川は先制を許した後も、まったく立ち直ることができず、満塁から押し出しで追加点を与えてマウンドを降りる。
続いてマウンドに上がった河内は、鳥谷を追い込んだ2球のスライダーは、かなりキレのあるボールだったにもかかわらず、勝負球として投じたスライダーには、キレを感じなかった。

結果、永川と河内のピッチングで勝負の行方は決した。

ジョンソンが粘って無失点で進めてきた試合だったが、6回だけ別の試合を見ているかのように流れが変わってしまったとことに、今季の勢いに乗れない戦いぶりが表れていたように思う。
7回と8回に登板の九里が、苦労しながらも無失点で抑えただけに、余計にそう思うのだろう。

最終回に登板のヒースは、前回登板で會澤とのバッテリーで初めて無安打に抑えた。
それ以来のピッチングで、楽な場面での登板で、しっかり抑えて次につなげて欲しいところだったが、被安打2でピンチを招き、コントロールも乱し、決して安心して見ていられる内容ではなかった。



【カープ情報】2015.04.25 広島対阪神 公式戦3回戦 田中1番固定待ったなし

2015年4月25日に行われた、広島対阪神の公式戦3回戦の試合結果

阪神 010 002 000| 3
広島 112 025 00×|11

勝 黒田 3勝1敗
負 藤浪 1勝2敗
S -

【本塁打】伊藤隼1号

前回は藤浪対策で、左打者を多く並べていたが、この試合も同じく左打者を並べてきた。
今回は好調の田中を今季初めて1番で起用してきたが、オープン戦の段階では、田中の1番起用も有力視されていた。
ただ、オープン戦と開幕直後は不振だったこともあり、なかなか実現しなかったプランで、ここが機能すれば、相手投手の右左に関係なく固定できるため、重要な試合となる。

また、コントロールがアバウトな藤浪との対戦で、シアーホルツがどこまで対応できるかも見もの。
これまではバルデス、杉内、菅野という、制球に不安のない投手との対戦だったこともあり、特に低めの変化球に全く自分のタイミングで打たせてもらえなかった。
タイプの違う投手で、新味が出せるだろうか。

さて、攻撃面をじっくり見る前に、まずは黒田の立ち上がりについて。
2球で上本を追い込み、いいスタートかと思いきや、そこから粘られて四球を与えてしまう。
その後も、決して良い当たりを打たれているわけではないが、3ボールになるケースが非常に多い。
無失点で切り抜けたものの、初回だけで32球を要した背景には、先制されると敗色濃厚という今季のカープの流れがある。

どうしても先制させないという意識の強さが、際どいコースを狙い過ぎ、結果カウントを悪くすることになったように思える。

ただ、これで今日のスタメンの意図をじっくり感じながら、試合を進めることができる。

まずは、今季初1番の田中がレフト前ヒットで出塁すると、菊池の送りバント、丸のタイムリーで、3人で先制点を奪うことに成功。
新井も続いて、チャンスでシアーホルツが打席に向かう。
はっきりとしたボールには手を出さず、インコースの厳しいボールに詰まらされ、セカンドフライに倒れたが、先日までのようなバットにも当たらず、脆さを見せるような内容ではなかった。

先制直後の、2回の黒田のピッチングは、全般的にボールが高くなってしまった。
伊藤隼のツーベース、藤浪のレフト前ヒット、上本のセンター前タイムリー、打たれたヒットは全て高く、おそらくコントロールミスだとは思うが、ちょっともったいない失点の仕方に映る。

黒田は、2回で50球以上の球数となり、当然継投策になっていくが、こうなってくるとどんどん点を奪っていかないと、どう勝負の行方が転んでいくか分からない。

その大事な2回裏にもチャンスを作るが、その間には実は一悶着があった。
ここではあえて触れないが、少なくとも藤浪のコントロールはいつも以上に纏まっていないのは間違いない。
2アウトから田中のファーストゴロエラーで勝ち越し点を奪ったが、点の取り方は今は気にしてはいけない。

3回には丸の二打席連続ヒットがスリーベースとなり、新井の四球、シアーホルツの何でもないフライを西岡が落球し、ノーアウト満塁のチャンスを作る。
ここで野間はファーストゴロで、間違いなく3-2-3のゲッツーというタイミング。
しかし、本塁封殺の後のファースト転送が悪送球となり、2点を追加した。
エラーがなければ、3回は無得点だった可能性もあり、試合展開を大きく左右するプレーだった。

そして今日の注目選手の一人、シアーホルツは3打席目にようやくヒットを放った。
右投手、しかも今日の藤浪のコントロールであれば、はっきりとしたボールを見送っておけば、勝手に甘いコースに来るだけに、ヒットが出ないとそうとう調子が悪いと言わざるを得なかったが、アウトコースを素直に弾き返した打球に対しては、何とか次も期待して見れそう。

黒田も中盤からは立ち直ってきたが、その間はツーシーム中心の配球からスライダー、スプリット系を低めに集めるピッチングに変更していたように見えた。
ただ、6-1とリードを広げ、球数を抑えて省エネピッチングで出来るだけ長いイニングを投げられるようにと、6回から再びツーシームでカウントを稼ぎに行こうとしたところを、伊藤隼に捉えられた。
今日のツーシームは、ほとんど高めにいってしまい、カウントを稼ぐには向かなかった。

今日の試合に関しては、阪神側の守備のミスに付け込むことができ、思わぬ大差で勝利することが出来た。

個人的に、もっとも収穫だったと思えるのは、相手投手の右左関係なく、田中が猛打賞を記録し、3番の丸も調子を戻しつつあることで、田中の1番固定が現実味を帯びてきたことにある。





【カープ情報】2015.04.22 広島対巨人 公式戦5回戦 スミ1返し

2015年4月22日に行われた、広島対巨人の公式戦5回戦の試合結果

広島 000 000 000|0
巨人 100 000 00×|1

勝 菅野 3勝2敗
負 前田健 1勝2敗
S 澤村 2勝1敗6S

【本塁打】なし

4月9日の再戦となる前田健対菅野。
前回でも述べたように、過去に菅野と投げ合って勝ったのは前田健のみということで、菅野相手でも勝つチャンスのある唯一の試合と言える。

菅野キラーの安部がスタメン復帰したのは当然としても、最近は1番で復調しつつある丸を3番に戻し、絶不調にも見えるロサリオを6番でスタメン起用している点は気になる。

また、田中、會澤という7番8番であれば下位打線でも怖さがあるが、7番田中8番石原となると、好調の田中が孤立するという不安もある。
個人的には、
18丸 24菊池 36田中 43新井 59シアーホルツ 65安部 77野間 82石原(打順守備名前)
というのも面白そうだと思える。

それはさておき、どうも地方球場での戦いぶりはチグハグに映る。
今季の7勝のうち、マツダスタジアムで6勝しており、ビジター球場では1勝9敗と良いところがなく、何かしらのミスや負ける要素が絡んでくる。

初回失点、エラー、走塁死など、ミスや流れを手放すプレーが多くなっており、この試合でもそれは継続されてしまった。

先頭打者にヒットを許すと、安部のタイムリーエラーに近いヒットで、何ともあっけなく先制点を奪われ、反撃に転じようかというタイミングで走塁死。
それ以降もエラーでピンチを招くという負の連鎖が出てしまった。

巨人側にも走塁ミス、エラーが出たことで、形としては接戦になったが、前田健対菅野の第2ラウンドは、スミ1返しでの敗戦となった。

カープ側の唯一といっていいチャンスは、8回のノーアウト三塁の場面。
小窪のセーフティスクイズ失敗は、巨人側の読みもあったのではないかと思う。
ランナーがスタートを切る普通のスクイズであれば、打球の転がる方向は極端に言えばどこでもいい。
ただしセーフティスクイズは、三塁ランナーが打球を見極めやすい一塁側へ行ってくる。
昨シーズンから良く見られている、カープのセーフティスクイズは、覚えている範囲では全て一塁方向へ転がしていると記憶している。
カープは普通のスクイズはないと読んで、インコースで様子を見てきたというのは考え過ぎだろうか。

2アウトからの安部のショートライナーは良い当たりだったが、相手から貰ったチャンスを活かせないというのは、敗戦のパターンの一つでもある。
いずれにしても、3安打では点が入らない雰囲気になってしまうのも仕方がない。

ただ、今日は特別で、ロサリオはこれまで振り回して三振していたようなボールに軽く合わせてヒットが出たし、再びホームに戻る土曜日からの2試合では、また別のチームのような打撃を見せてくれるのではないかと思う。



【カープ情報】2015.04.21 広島対巨人 公式戦4回戦 大瀬良乱調で今季初勝利ならず

2015年4月21日に行われた、広島対巨人の公式戦4回戦の試合結果

広島 000 003 000|3
巨人 012 020 10×|6

勝 杉内 2勝0敗
負 大瀬良 0勝2敗
S 澤村 2勝1敗5S

【本塁打】田中1号

昨シーズンの長野、前橋、宇都宮の三連戦は三連敗という結果に終わっており、この試合以降、巨人に大きく引き離されたという大きな意味を持つ地方遠征だった。

今回はロサリオがサイクルヒットを達成した長野での試合が組まれていないが、昨年もロサリオは不調で三連戦を迎えていた。
19日の中日との試合では、ロサリオのみが蚊帳の外といった感じの打撃だったこともあり、ロサリオの復調があれば、上昇ムードも増してくるはず。

また、今日のスタメンでは、今季初めて7番田中、8番會澤という並びとなった。
昨シーズンの得点パターンの一つでもあった打順で、5番ロサリオと共に注目してみたい。

早速初回からチャンスにロサリオに打順が回ってくるが、やはり調子の悪さは変わらない印象。
杉内としてみれば、ロサリオだけと対戦するわけではなく、そこまで意識していないかもしれないが、少なくとも嫌がっている投球には見えなかった。

一方の大瀬良のピッチングは、コントロールに苦しんだ、という一言に尽きる。
変化球ではストライクが取れず、際どいコースを狙ったボールが、ほとんど外れてしまい、ストライクが入るのは抜け球や逆球が真ん中近辺に集まり、これではピッチングにならない。

前回登板では試合途中で雨天中止となっており、そこから中6日でのマウンド、慣れない地方球場ということもあり、調整が難しかったのか、本調子からは程遠い内容には違いないが、試合中の修正もきかなかった。
前回の内容が良かっただけに、早く投げたいという気持ちが強かったのか、力みもあったように見えた。

大瀬良もこれだけ打ち込まれれば、切り替えるしかない。
次回登板では、しっかり調子を整えて、ベストピッチを見せてもらいたい。

試合の方は、杉内の突然の乱調で、6回に3点を返したものの、リードを許したまま終盤に入っては追い付き、逆転するのは難しい。
8回には田中、會澤のヒット性の当りを、それぞれ井端と長野が良いプレーでアウトにしており、これで反撃ムードもしぼんでしまった。

ただ、打線全体で見てみると、合流間もないシアーホルツはともかく、明らかに不振の状態なのはロサリオのみ。
丸も少しずつ状態は上がってきているし、菊池は自分の仕事はきっちりこなせている。
4番の新井は、守備、走塁でも元気あふれるプレーを見せているし、何より打撃の調子も悪くはない。
梵も調子の波はあるものの、今日の試合ではタイムリーを放っているし、その梵の代打で出た安部もマシソンからヒットを放っている。
田中、會澤の7番8番はやはり売りに出来る打力を見せたし、日曜の試合では野間、鈴木誠が本塁打を放っている。

今日は、新井の前後のバッターが打てなかったことで、あと一本が出ない象徴のような試合になってしまったが、右投手相手にシアーホルツが本領発揮となれば、5月に向けて希望が持てるようになるだろう。



【カープ情報】2015.04.19 広島対中日 公式戦6回戦 野間プロ入り初本塁打、鈴木誠とのアベックアーチで完勝

2015年4月19日に行われた、広島対中日の公式戦6回戦の試合結果

中日 000 000 000|0
広島 010 001 03×|5

勝 ジョンソン 2勝1敗
負 バルデス 0勝1敗
S -

【本塁打】野間1号、鈴木誠1号

今日の打線のポイントは、田中が好調なことと、4番新井に元気があること、そして新戦力のシアーホルツが緊急昇格により、さっそくスタメン起用されたことだろうか。
そのシアーホルツの試合前の守備練習の動きを見てみたが、捕球体勢は普通、脚の運びも普通、肩も普通、捕球してから送球までのモーションが大きいのが気になるが、実際の守備でどうなるかといったところ。

相手はこれまで好投を続けながら、未だ勝利のないバルデスということで、初勝利献上という嫌なタイミングと感じてしまう。
ただし、130球前後の球数を放りながら、中5日、中4日という間隔での先発となり、さらに初めて投げる球場で雨模様という状況で、開幕1ヶ月後での気疲れもありはしないだろうかと、僅かな希望を探ってみる。

そのバルデスは、キャッチボールの延長のような投球練習で、この辺りが中5日、中4日での登板をこなせる要因なのかもしれない。
ただ、2回にカープがチャンスをつかむ。
新井の四球、昨日はブレーキとなってしまった梵がレフト前ヒットで1アウト1、3塁の場面で、ここ最近もっとも当っている田中が打席に向かう。
球場の雰囲気は、田中ならば期待できる、という感じだったが、あっさり初球でスクイズ成功。
これは完全に意表を突いた形となった。

まずは雨の心配のある試合で先制する良い流れとなったが、今日のジョンソンは3ボールにするケースが多く、今までのピッチングと比べるとコントロールに苦しんでいるなという印象。
ただ、要所で併殺を奪い、好守もあって得点を許さない。

6回裏に雨脚が強まり、代打小窪の打席でカウント2-0から中断となるも、1点をリードしての中断というのは、ここまで精神的に余裕のあるものなのかと実感した。
また、小窪にボール2つとなった場面では、バルデスは何度も足下を気にする様子を見せており、今日ばかりは天候がカープに味方した。

楽なカウントから試合再開となり、必ずストライクを取りにくると読み切っての小窪のタイムリーは、ようやく代打の切り札が帰ってきたなと思わせた。

また小窪は、不振のロサリオの代打として登場しており、小窪がタイムリーという結果を出し、ベンチに戻ってくる際には、ロサリオがベンチを飛び出して祝福していた。
ロサリオは、ベンチに退いた後も何度となく他の選手に声を掛けに行っており、こういう姿勢は好感が持てる。

ジョンソンが要所を締めて、8回を投げ無失点という投球を見せたことで、楽な気持ちで8回裏の攻撃を迎えることができ、また中日側も金子、浜田智というルーキーピッチャーを投入しているように、当然勝ちパターンの投手リレーではない。

浜田智の変則投球フォームに若干タイミングをずらされそうになった野間だったが、インコースを振り抜くと弾丸ライナーで、プロ入り初本塁打をライトスタンドに叩き込んだ。
ライト線を破るかと思って見ていたが、打球の勢いは落ちることはなく、良く伸びていった。

さらには鈴木誠にも左中間スタンドへ今季第1号本塁打が飛び出し、これもプレッシャーのかからない場面で振り抜くと、ここまで伸びるのかというくらい打球が伸びて行ったように見えた。

これで完全に楽な展開になり、今村にも今季初登板の機会が巡ってきて、再び強まった雨脚の影響でマウンドを気にするシーンもあったが、完封リレーで締めくくった。
今村は最速145キロというボールがあったものの、ほとんどが140キロ未満という球速だったが、勢いは球速以上にあったように感じられた。

今日の試合では、今季初というのが多くみられた試合となり、見どころ満載のナイスゲームと言っていいのではないだろうか。

最後に、シアーホルツについては、守備機会が1度もなく、打球にかかわったのもライトへのファールボールを追いかけたのがあったのみ。
守備については、評価は持ち越し。
打撃については、早めのカウントから仕掛けていくという前評判通りの内容を見せてくれたが、左腕バルデスの外の変化球にも、思ったよりついて行けていた。
菊池がランナーに出たケースで、空振りが少ないのであれば、エンドランの成功率にもかかわってくるだけに、2番菊池、3番シアーホルツという打順は面白いかもしれない。







【カープ情報】2015.04.18 広島対中日 公式戦5回戦 延長戦で全敗の流れは変わらず

2015年4月18日に行われた、広島対中日の公式戦5回戦の試合結果

中日 000 100 100 01|3
広島 000 001 100 00|2

勝 田島 3勝1敗
負 ヒース 0勝2敗4S
S 福谷 2勝0敗4S

【本塁打】平田1号

今日のスタメンの一番のポイントは、8番に會澤を下げたことにある。
打撃の調子ももちろんだが、やはり黒田をリードすることや、昨日厳しい記事を書いてしまったように、ヒースを安定感ある投球に導かないといけないことも含め、少し負担を減らすというのは歓迎したい。

その打線は、2回までランナーが出なかったが、6人のうち丸、菊池、新井、梵が芯で捉えた、またはヒットでもおかしくない当たりを飛ばすが、守備範囲に飛んでしまい、ややツキのなさを感じる。

一方のカープ先発の黒田は、2番の亀澤にコースヒットを打たれた以外は、バットの芯またはタイミングを外すピッチングで、非常に速いテンポでイニングが進んでいく。

序盤の3回で投球数は26球で、黒田が3回を投げ終えたのは、試合開始からわずか25分足らず。

3回に先頭の野間がチーム初ヒットを放つが、これも芯で捉えた当たりで、巧く攻めていければ、若松攻略の機会は訪れるはず。
ただ、良い当たりがアウトになり続けると、いつでも打てるという状況だったものが、一転してヒットが出なくなってしまうもので、若松の方も3回で26球と、結果的には良いテンポでの投球になっている。

4回には、中日がワンチャンスを活かして1点先制すると、あとはイニングだけがスイスイと進んでいく。

若松へのプレッシャーを掛けていくには、打線では無理という流れになりつつあり、それではと、黒田が先制されるまで、先制されてから、極端に言えば得点される時もリズムの変わらないピッチングを見せ、内心はともかく、全く動じていない姿を若松に見せていく。

決して追加点を許さず、最少得点差で試合が進み、狙い通り徐々に若松にプレッシャーをかけていき、ようやく功を奏したのが6回裏。
2アウトから松山がライト線にツーベースを放つが、ここで松山にアクシデント。
膝を痛めたような仕草を見せ、代走に鈴木誠を送る。
ここで新井がレフト前にタイムリーを放つのだが、前の打席でチェンジアップを2球使われ、結果投ゴロ併殺打に抑えられたことを十分頭に入れていた。
今度は、チェンジアップを狙って仕留め、前回の黒田登板時に続き、4番の仕事を果たした。

同点で終盤に突入していくことになるが、試合開始から1時間45分と速いペースで、黒田の投球数も6回で65球ということで、9回まで投げ抜くことも十分可能となっており、この状況を相手に掛けるプレッシャーとして利用していきたいところ。

しかし、今日の黒田は時折甘いコースにボールが行ってしまう。
ナニータ、平田に連打を浴びて、ノーアウト2、3塁のピンチを背負うと、高橋周には一か八かのフロントドアで見逃し三振を奪うものの、2アウトから藤井にタイムリーを浴びて勝ち越しを許してしまう。

ただ、浅尾が登板してきた7回裏、野間のヒット、會澤のバスターエンドランで1、2塁のチャンスを作ると、代打には安部。
かつてリリーフ投手でありながらゴールデングラブを獲得した浅尾を相手に、送りバントを決めたことでムードが高まり、丸の内野ゴロの間に同点に追い付く。
形はどうあれ、中日の盤石のリリーフ陣相手に同点に追い付いたのは大きい。

8回からは一岡が登板してくるが、気分転換なのだろうか、緑色のグラブから茶色のグラブに変更している。
今回からかどうかは失念してしまったが、こういったきっかけでも気持ちを乗せていこうとするということは、自分でも何か期するところがあったのだろう。

9回から登板の中崎は、昨日のピッチングと比べるとやや球威が物足りなかったが、それでも無失点で抑え、カープの苦手としている延長戦へ突入する。

そして、何度も何度も書いてしまって申し訳ないが、11回から登板のヒースは、會澤のバッテリー継続で、平田に勝ち越し本塁打を浴びてしまう。
本塁打しか狙っていないのは、状況からしても明らかで、本塁打だけは避ける細心の注意が必要な場面だったのだが。

今日はこれ以上触れないでおこう。

最終回には、1アウト1、3塁で、一打逆転サヨナラの場面までは作ったが、あと一歩及ばず。
得意としているセーフティスクイズという策も考えられる中で、梵が初球をファーストゴロで、何も出来ず。
これも先頭の天谷のレフト線のライナーを、松井祐にダイビングキャッチで好捕されたのが痛い。
思えば、序盤から良い当たりがアウトになるということが多かったが、最後までその流れが変わることはなかった。

この試合では、カープでは松山、中日では武山が走塁中に負傷することとなり、勝敗とは別に、お互いに痛い試合となってしまった。
明日の先発は、中日が左腕のバルデスということで、負傷の松山に代わる緊急昇格として、遠征中のシアーホルツを呼び戻すことも考えられるが、可能性は低いだろう。
ただ、今日もロサリオが打ち損なったような打球しか飛ばなかったことで、どっしりと中軸に座れる選手が欲しいのも事実。

流石に今日の敗戦から、何か得てもらわないと、黒田の好投が報われない。



【カープ情報】2015.04.17 広島対中日 公式戦4回戦 福井好投で今季初勝利、中崎のドヤ顔リベンジ

2015年4月17日に行われた、広島対中日の公式戦4回戦の試合結果

中日 000 000 000|0
広島 100 000 00×|1

勝 福井 1勝0敗
負 八木 1勝3敗
S ヒース 0勝1敗4S

【本塁打】丸1号

セ・リーグ首位の中日をホームに迎えての三連戦で、前回対戦ではナゴヤドームで三連敗を喫している。
もちろん現在もっとも調子のいいチームということもあり、投手、打撃、守備、走塁、選手起用、采配も全て隙のないプレーおよび試合をしないと、確実にその隙を狙われる。

中日の強さの要因は、好調の打者が多いことに加え、中盤以降の投手リレーが盤石なことも挙げられる。
ビハインドのまま終盤を迎えると、そのまま逃げ切られてしまう可能性が非常に高く、かつてカープが苦手としていた中日の姿に近いと言える。

そうならないためには、得点力不足の打撃陣の奮起が不可欠。
特にロサリオに長打が出てこないと、チームとしては、なかなか苦しいものがある。

そのロサリオを3番で起用するなど、またも日替わり打線で臨み、この時点で打線が機能するかどうか、という選択が正しいのかという不安を抱えての試合開始となる。

福井の立ち上がりは、かなり攻める意識が強い感じを受け、不安定さのかけらも見られない。
リズムも良く、ランナーが出ても落ち着いたピッチングを見せ、内容も伴っている。

一方で、丸が先頭打者本塁打で、これまでなかなか点が入らず、苦労していした打線にとって、気が楽になる得点の取り方が出来た。
今は、良い内容の点の取り方は必要なく、結果的に点が入ることが、打線が上向くための良薬となる。

今日の展開は、中盤までは福井のベースカバー、盗塁阻止、ロサリオの補殺、新井の盗塁など、隙のない野球が出来ている。
8回にセットアッパーとして登板した、前回逆転被弾の中崎も、やはり完全に切り替えが出来ており、三者連続三振というこれ以上ないという結果を出してくれた。
奪三振後のドヤ顔が示す通り、気合十分のピッチングだったように思う。

ただ、最後の最後にヒヤヒヤの場面が訪れる。
抑えで登板のヒースは、會澤とのバッテリーでは、なかなか呼吸が合わず、開幕以降ピンチを背負わなかったことがない。
最終回に野間を守備固めで送ったまでは良かったが、捕手に石原を起用しなかったのは、一つでも多く勝っていかないといけないチームとしては、最善の策を取らなかったという意味で残念なことに思う。

変化球を有効に使って、早めに追い込んでいた石原と、ストレート中心でコントロールを乱して、さらにストレートしか選択できなくなった會澤。
ストライクが取れても逆球で狙い通りにコントロールできず、ストレートのみを狙い打ってくる中日打線を無失点で抑えられたのは、今日のカープの集中力の賜物だろう。





【カープ情報】2015.04.15 広島対ヤクルト 公式戦4回戦 今日ばかりは前田健に同情する

2015年4月15日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦4回戦の試合結果

広  島 000 000 000|0
ヤクルト 100 000 00×|1

勝 石山 1勝1敗
負 前田健 1勝1敗
S バーネット 1勝0敗5S

【本塁打】なし

2回で中止となった昨日、大瀬良は良い投球内容を見せており、次回登板こそ初勝利の期待がかかる。
さて、今日先発の前田健は前回登板で初勝利を挙げたが、今週はヤクルト、中日というAクラスのチームとの対戦になる。
当然、勝ち越しを狙っていかないと上位浮上とはいかず、仕切り直しの一戦で、チームに勢いをもたらすピッチングを期待したい。

まず、打線の方では右投手の石山が相手となるが、流石にファースト松山というのは選択できない。
もちろん、理由はそれだけでないと思うが、新井が6番でスタメンとなっている。
ただ、最近の打撃の調子からは田中が孤立する打順となっているのが気掛かり。

そして前田健の立ち上がりは、先頭の山田にストレートの四球を与えるなど、制球がいま一つ。
アウトになった打球も鋭い当たりが多く、結果的によく1点で済んだなという内容。
この先どうなることかと心配したが、2回の大引の打席あたりから立ち直った。

あれだけ初回に苦労していたコントロールも、3回以降は全く心配いらなくなり、一気にペースアップしてきた。

前田健が立ち直り、あとは打線が石山攻略に集中できる状況が出来上がった。
しかし5回まで毎回ランナーを出すが、全て2アウトからの出塁で、なかなか繋がらない。

こうなった場合、試合途中からでも代打などで攻めのリズムを作っていきたいところ。
ただ、守備面で石原は変えることができず、前田健の復調で8番、9番に代打を送りにくい状況。
動くに動けず、策もなく、はっきり言ってしまえば3連打で1点取れるかどうか、という極めて可能性の低い偶然を待っているだけにさえ見える。

8回にこの試合初めて先頭打者で出塁するも、今日のロサリオは打者有利のカウントで打ちにいって、実際甘いボールだったにもかかわらずミスショットの連発。
そして特に仕掛けることなく松山が併殺打で、やはり策がなかった。

来週から合流予定のシアーホルツが打てるかどうかはともかく、それまではこういった身動きの取れない打線を見ることになるのだろうか。
上位チームを叩いていきたい初戦で見せられたのは、あと一本が出るか出ないかという打撃の差だった。

せめてマツダスタジアムでの中日との三連戦では、活き活きとしたプレーが見られることを望む。



【カープ情報】2015.04.12 広島対阪神 公式戦2回戦 ジョンソンが修正能力を発揮するも中崎が逆転被弾で敗戦

2015年4月12日に行われた、広島対阪神の公式戦2回戦の試合結果

広島 000 021 000|3
阪神 020 000 02×|4

勝 松田 3勝0敗
負 中崎 0勝2敗
S 呉 0勝0敗4S

【本塁打】鳥谷1号

前日4安打のロサリオがスタメン落ちで、4番には松山。
常識的に考えて、ロサリオになにかあったのかと思うところだが、昨年の対藤浪で5打数ノーヒット、4三振とまったく合っていなかったことで、19打数8安打の松山を選択したということなのだろう。

真相はどうであれ、3連勝中すべての試合で4番に座っていたロサリオがスタメンにいないということで、得点パターンが変わってくる。
相性という点では、昨年は丸が5割超、天谷も3割超ということで、好相性の3人でクリーンアップを組んできている。
特に丸の打撃がカギを握りそうな打順と言えるだろう。

もっとも昨年のシーズンでも、左打者を多く並べるなど、いろいろ策を講じても1勝6敗という結果となっており、先日の巨人戦の対菅野と同様、前田健が投げ勝っての1勝のみとなっている。
今日は、今シーズンから加入しているジョンソンが先発ということで、新しい顔合わせで、これまでの相性の悪さを払拭してもらいたい。

そのジョンソンの立ち上がりは、簡単に2球でストライクを取った後、マウンドの足下を気にする仕草を見せると、コントロールを乱し始め、なかなかストライクを取ることが出来なくなった。
最後はストライクを取りに行った甘いスライダーを西岡に左中間を破られるツーベース。
続く大和にはキャッチャー前の送りバントを転がされるが、送りバント失敗。
ただ、これはあわや石原が三塁へ暴投になるかという送球で、危ないシーンだった。
3番の鳥谷のファーストゴロは松山が大きく弾くエラーで、一二塁間方向への打球に対する体の入れ方は明らかにおかしかった。
4番のゴメスにはライト前のテキサスヒット性の打球を野間が追い付く好守を見せ、最後はマートンをピッチャーゴロに抑えてなんとか無失点。
かなりバタバタの初回の守りとなってしまった。

逆に藤浪に対しては、ほとんどの打者がストレートに振り遅れ、昨日と違い球数も増えることなく、とても連打が出来る雰囲気がない。

こうなると、守備面で早めに落ち着いて、ジョンソンに無失点投球を期待するほかないのだが、2回に入ってもジョンソンのコントロールが安定しない。
ストライクが入らない訳ではないが、狙い通りのボールが行っていない印象。

1アウト1,3塁で打席に藤浪を迎えることになるが、1塁ランナーの藤井を執拗に牽制しており、藤井の走力から考えれば、藤浪集中でもいい場面。
思い通りのピッチングが出来ていないという状態が見え隠れする中、藤浪には高めに浮いたチェンジアップで犠牲フライを打ち上げられ、続く西岡の打球は三塁ベースに当たって大きく跳ねるタイムリーヒットと、甲子園ならではのムードが出てしまった。

追い付くための最低条件は、追加点を許さないことになるのだが、ジョンソンは徐々に調子を上げ始める。
4回裏に初めて3者凡退でリズムを取り戻すと、打線が応えた。

5回の先頭バッター野間が持ち味である俊足を飛ばして右中間を破るスリーベースを放つと、石原がアウトコースのスライダーを上手くすくってタイムリー。
ジョンソンはスリーバントで何とかランナーを進めると、菊池のレフト前タイムリーで同点。
続く6回には西岡のタイムリーエラーで1点を勝ち越した。

中盤で早くも松山に代走堂林を送り、そのまま堂林がファーストへ。
流石に少ない点差で松山の守備は怖かったのだろう。

お互いにエラーが飛び出したり、走塁ミス、送りバント失敗などもあり、点差ほど締まっていない試合だけに、終盤すんなり逃げ切れるとも思えない。
3回72球というペースから、6回101球とペースを取り戻してきたジョンソンが7回まで投げ切ったことは大きかったが、7回をわずか7球で終え、108球という球数では、雨天中止で中8日での登板だったこともあり、もう1イニングいってもらう手もあった。
しかしこれは結果論。

8回から登板の中崎が、先頭打者からまったくストライクが入らない姿を見ると、昨日の黒田、永川、一岡、そして今日のジョンソンが甲子園のマウンドで序盤はコントロールに苦労していたように、甲子園でのシーズン初登板の難しさが出てしまった。
中崎は次回登板では何事もなかったような投球を見せてくれるだろう。

8回裏に逆転被弾というのは、反撃がわずか1イニングしかなく、さらにクローザーを相手にしないといけない難しさがある。
チャンスは作ったものの、代打の新井、ロサリオがともに直球に力負けしてしまった。
コースは甘かったのだが、やはり威力のあるボールだけに捉えられず、連勝がストップしてしまった。
しかし、今週は3勝2敗と勝ち越し、状態が上がってくる兆しは見えたと思う。

反省点もある試合だけに、移動日を挟むことで修正と気分転換し、来週からの試合に臨んでもらいたい。



【カープ情報】2015.04.11 広島対阪神 公式戦1回戦 黒田3試合連続QSで2勝目、40歳にして150キロ超連発

2015年4月11日に行われた、広島対阪神の公式戦1回戦の試合結果

広島 010 004 200|7
阪神 010 001 000|2

勝 黒田 2勝1敗
負 メッセンジャー 1勝1敗
S -

【本塁打】福留3号

黒田対メッセンジャーという顔合わせで、大方の予想はロースコアの試合展開というものだろう。
甲子園でのメッセンジャーとの対戦というのは、どうしても終盤まで無得点、8回に手痛い失点をして、9回のみの反撃で追い付けずという、嫌な思い出が頭を過る。

そういう展開にさせないためには、序盤からリードを奪って黒田に楽に投げてもらう、というのが理想的ではある。
ただ、近年ではチーム打率が2割ほどということで、ヒットがなかなか打てておらず、チャンすらなかなか作れない試合が多かった。
立ち上がりも不安定さが見られず、なかなか攻略に骨が折れそうな試合となりそう。

対する黒田の立ち上がりは、先頭の鳥谷にヒットを打たれ、2番の俊介に送りバントを決められたことで、西岡と無理に勝負せず、ゴメスでゲッツーを狙いに行くという、プラン通りのピッチングで無失点で切り抜けた。

この黒田のピッチングで、安心して攻撃に専念できるという意識が働いたのか、2回には四球2つとヒットで満塁のチャンスを作り、2試合連続スタメンの安部のタイムリーで先制する。
先頭打者として四球を選んだ松山は、早打ち凡打ではなく粘りの姿勢を見せたのは、前回の試合の反省が見られたのだろうか。
ただ、各駅停車の松山がランナーとして出たことで、スコアリングポジションからヒット一本でホームに帰ってこられないのは、なかなか解消されないカープの課題の一つだろう。

先制点を奪った直後の2回裏に、黒田、カープともに相性の悪い福留に、同点本塁打を浴びてしまう。
おそらくフロントドアだろうと思うが、甲子園、先発メッセンジャー、福留というキーワードを十分に頭に入れておけば、もう少し無難に打ち取るボールを選択しても良さそうなもの。
今季から日本に復帰した黒田はこういった先入観がないため、仕方がないとしても、會澤には福留に本塁打を献上し続ける状況を変えていってもらいたかった。

とは言っても、まだ同点に追い付かれただけ。
メッセンジャーは、2回で55球と球数が多くなっており、一汗かき終わると一気にペースアップしてくる。

こうなると先制ムードも一変、膠着ムードに変わってくる。
メッセンジャーは調子を上げてくる一方で、黒田は序盤から大きな変化はない。
ただ、4回のピンチでは150キロ超を連発し、これはメジャー仕込みというより、どちらかと言えばかつての黒田の姿に見える。

両投手ともに球数が嵩んできており、7回あたりからは継投策も考えられる展開となってくる。
そしてメッセンジャーの球数が100球を超えてくる6回、ロサリオ、松山、新井の連続ヒットで1点勝ち越しに成功する。
ここでは、ロサリオが松山のライト間ヒットで一気に三塁を陥れる好走塁が活きた。
松山もエンドランがファールになって粘っている間に、最後に甘い球が来て、それを仕留めた形。
新井は、ノーアウト1、3塁でほぼど真ん中のボールを初球から叩いてレフトオーバーのタイムリーツーベースとなった。

このイニングは、ほとんどの打者がストレート、変化球を問わず空振りをしなくなり、おそらく継投策まであと1イニングという阪神ベンチの間隙を突き、新井のタイムリーの後も攻撃の手を緩めず、會澤の死球を挟んで6連打で一挙4点。

この連打の中には黒田のタイムリーも含まれており、こういう点の取り方の試合では、本来であればまず勝利は間違いない展開なのだが、残念なことに、1アウト満塁の場面、丸のセンターフライでセカンドランナー梵がタッチアップで三塁を狙ったが、三塁ランナーの黒田はスタートを切っておらず、梵が二三塁間で挟まれてしまう。

黒田がランナーである以上、やや浅めのフライでスタートを切れないことは想定していないといけない。
また、他に考えられるのは黒田が本塁に向かっているとして、おとり役となるつもりだった可能性だが、サードランナーがピッチャーの場合では、やはり考えにくい。

4点をリードしたとは言え、ミスで得点機を逃しただけに、直後のイニングではしっかり抑えて流れを渡さないプレーが必要だったが、さすがに黒田にもメッセンジャーと同じく100球を超えるイニングで疲れが見えた。

ただ最後の力を振り絞り、反撃を1点で抑えたことで勝利の可能性が大きく高まった。

黒田の後を受けた、永川、一岡がともに四球のランナーを出してしまったのは、現状の調子からすれば仕方のないピッチングかもしれない。
9回のザガースキーはヒットのランナーを出したが無失点で切り抜けた。

今日登板の3人のリリーフ投手は、こういった展開で簡単に3人で抑えられるようになれば調子が上がってきた証拠になるだろう。

終わってみれば、両先発投手の球数というのが勝負の分かれ目となったような試合だった。
100球を超えたあたりで空振りが取れなくなったメッセンジャーが打ち取る術を失ったのに対し、捉えられてもゴロを打たせるピッチングを貫ぬいたことで大きなピンチを招かなかった黒田。

黒田が投げて、新井が打つ、こういう勝ち方は記憶に残る。

ミスを打ってカバー出来たというのは、開幕からあまり見られなかった形で、ようやく田中に当たりが出てきたことで、下位打線の厚みが出てきた。
安部もようやく巡ってきたチャンスで結果を残し、明日も対藤浪ということでスタメンのチャンスがありそう。
明日の試合が、安部にとって大きな意味を持ち試合になりそう。



【巨人】ファン・フランシスコ内野手の成績

巨人が2015年の新外国人選手としてシーズン途中での獲得を目指すと報じられた、ファン・フランシスコ内野手(27)の成績
(2015年4月21日契約合意発表)

188cm、111kg、右投げ左打ち。

メジャーでは2013年と2014年の2年連続で2ケタ本塁打を放っている通り、パワーヒッターと呼んでいい存在。
ただ、とにかく三振の多さは目立つ選手。
メジャーで複数回2ケタ本塁打を記録している選手で、三振率が3割超という打者は、近年来日した外国人選手の中ではペーニャが該当する。
3Aでは出場試合数が少なく、参考程度になるが、引っ張り一辺倒の打撃スタイルでも、打率、本塁打ともに上々の数字を残しており、バットコントロールに難があるほどではなさそう。
ただ、典型的なローボールヒッターのようで、高めのストレートに弱点が見え隠れする。

先日カープが獲得したシアーホルツと同様、左投手を苦にする傾向があり、シアーホルツとの比較に限れば、より粗い打撃をするが、パワーに関しては相当上回っている選手と言える。
それどころか、単純な飛距離勝負では、近年来日した外国人選手の中でも屈指の存在。

走塁面では全くと言っていいほど期待できない。

守備面では、三塁と一塁が主なポジションとなっており、三塁に関しては年々守備範囲が狭くなってきており、どちらかと言えば上手い部類の選手とは言い難い。
一塁守備であれば、まだ何とか見られるレベルになるが、それでもやはり上手い部類の選手とは言い難い。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2006(Rk)5421863170332416430.289 0.308 0.408 7160.140 0.197
2007(A)1355341432142590126231610.268 0.301 0.463 7640.143 0.301
2008(A+)127516143345239212191230.277 0.303 0.496 7990.154 0.238
2009(AA)10943712326222746220910.281 0.317 0.501 8180.220 0.208
2009(AAA)22923351519004240.359 0.384 0.598 9820.167 0.261
2010(AAA)773088824418591016810.286 0.325 0.565 8900.198 0.263
2011(Rk)5189301300130.500 0.526 0.833 13590.333 0.167
2011(AAA)743009223115500010650.307 0.334 0.540 8740.154 0.217
2014(AAA)1244152121100690.341 0.420 0.568 9880.667 0.205
マイナー通算61524677091551811443024111056000.287 0.319 0.503 8220.175 0.243
AAA通算1857442285474013910361790.306 0.342 0.559 9010.201 0.241
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
200914219101700370.429 0.520 0.619 11390.429 0.333
20103655153017014200.273 0.322 0.382 7040.200 0.364
201131932471315104240.258 0.289 0.452 7410.167 0.258
201293192451109321111700.234 0.278 0.432 7100.157 0.365
201312434879121184802321380.227 0.292 0.422 7140.232 0.397
201410628763162164302271160.220 0.291 0.456 7470.233 0.404
メジャー通算4049962355044815226813750.236 0.297 0.439 7360.216 0.377








【カープ情報】2015.04.09 広島対巨人 公式戦3回戦 前田健今季初勝利と今季初完封リレーの陰に石原の存在あり

2015年4月9日に行われた、広島対巨人の公式戦3回戦の試合結果

巨人 000 000 000|0
広島 100 000 00×|1

勝 前田健 1勝0敗
負 菅野 1勝2敗
S ヒース 0勝1敗3S

【本塁打】なし

昨日ようやく連敗を脱出したカープは、前田健で連勝といきたいところ。
また菅野とは2年間の対戦で、1勝7敗とかなり相性は悪い。
ただ、その唯一の1勝は前田健が投げ勝って記録したもの。

前田健が先発する今日の試合こそが、菅野に対して勝てるチャンスということになる。
もっとも前田健対菅野の直接対決は、これまで3度実現しており1勝1敗、勝ち負け付かずが1試合と五分の数字が残っており、両チームの打線の状態を見る限り、我慢比べという試合になりそう。

日替わり打線のカープは、菅野との相性を考慮され、安部を1番で起用してきた。(13打数6安打、1本塁打)
また、ファームで打率5割超の好調さも買われてのことだと思う。
当ブログで何度となく登場している1番打者としての経験値、という点では、ファームで長年1番打者として起用され続けているバッターでもあり、今季初出場というのがやや博打的には映るが、何とか1番打者として機能する選手に出てきてもらいたいということなのだろう。

その安部が先頭打者でヒットで出塁したことで、今日の戦術が嵌るかもという期待感が膨らむ。
ヒットエンドランも決まり、丸の内野ゴロの間に1点先制するというのは、久しく忘れていた展開。

3回にも安部の2打席連続ヒットに四球2つで満塁のチャンスを作るも、松山が初球の低めのボールに手を出して併殺。
これが良い流れをぶった切った。
松山は確かにあの低めのボールは打ちに行く。
四球の後の初球を狙うのも、セオリーから外れてはいない。

ただ、あれだけ必死に繋いで満塁までチャンスを広げた後に、初球の難しい球を打ってしまうのは、寂しい気持ちにさせられる。

さて、試合の方は前田健の踏ん張りで、あと一本を許さない展開となり、わずか1点のリードでもあまり心配のないピッチングを見せてくれた。

球数が多くなってきたこともあり、8回からは継投策に移る。
その8回は、阿部、亀井、高橋由という左が3人並ぶ打順で、ザガースキーという選択もある中で、中崎が登板。
開幕から半月近くが経過し、ようやく調子が上がってきた感があり、セットアッパーとしての地位を確立するための腕試しとしてはもってこいの相手となる。
この回をすんなり抑えられれば、相当自信を持てるのではないだろうか。

そして、阿部、亀井を連続三振、高橋由には攻める姿勢は十分示せたが結果的に四球を与えてしまうが、前田健が苦労していた井端もあっさりサードゴロに打ち取り、無失点で抑えきった。
気持ちの乗った、良いピッチングを見せてくれた。

最終回はヒースが登板するが、今季7度目の登板で初めて石原とのバッテリーで抑えに臨む。
これまでの登板6試合全てヒットを許していたが、やはり試合を締めくくる場面で、リズムの悪い、球数が多くなる投球をさせないリードの仕方は、流石の一言。

こればかりは経験の差というほかなく、會澤はこういう石原の姿を参考にして、どんどん自分のものにしていって欲しい。

また、この試合に関しては、1番打者の起用方法で、カープと巨人で明暗が分かれたように思う。
猛打賞の安部は言わずもがなだが、金城は四球とヒット2本で3度出塁しており、どちらも自分の仕事を成し遂げている。
ただ、金城がランナーに出ることで、昨日4安打で勢いのある片岡が2度送りバントを選択してくれた。
もちろん送りバントが成功し、ピンチにはなっていたのだが、走力のある片岡がランナーに出ないというだけでも、投手の気の使い方は全然違う。

6連敗中はリリーフ陣が総崩れで辛い試合の連続だったが、この2試合で中崎、ヒースに光明が見えた。
少し明るい兆しが出てきたことで、今後への期待も膨らんでくる。





【カープ情報】2015.04.08 広島対巨人 公式戦2回戦 連敗脱出は野村の粘りと集中した守りによって

2015年4月8日に行われた、広島対巨人の公式戦2回戦の試合結果

巨人 100 010 000|2
広島 020 010 00×|3

勝 野村 1勝1敗
負 マイコラス 0勝1敗
S ヒース 0勝1敗2S

【本塁打】片岡2号

巨人先発のマイコラスは、来日前の評価では、長身でスピードがあり、コントロールにもあまり不安がない投手で、長打力不足に加え全体的に不振のカープにとっては、まず攻略するのが難しい相手となりそう。
ただ、実際に対戦してみると、ストレートのスピードはほとんどが140キロ前後で、最速で140キロ中盤。
コントロールにしても、ストライクとボールがはっきりとしており、決して手も足も出ないピッチングではなかった。

対する野村は、プロ入り以来どちらかと言えば巨人戦を苦手としており、7連敗中のカープとしては、序盤から失点を重ねる展開だけは避けたい。

また、打線の入れ替えは当然あると思っていたが、丸を今季初めて1番で起用し、これは緒方新監督就任時のプランの一つ。
それを実現させて見せたが、今日のスタメンを見ての正直な感想は、ぶっつけ本番的な起用という感じ。
特に過去のシーズンで走塁面で上手くいかなかった3番松山、ランナーを置いた場面で打順の回ってくることの多い6番に野間を据えるのは、キャンプ、オープン戦を通じてほとんど想定していなかったに違いない。

その打線が機能するかどうかは別問題として、まずは野村の立ち上がり。
甘いコースが多く、片岡に先制本塁打を浴びる悪い流れ。
その後も阿部への四球と、亀井のヒットでピンチ拡大という場面だったが、野間の好返球で阿部を三塁で刺せたのが非常に大きいプレーとなった。
菊池のグラブに触って打球が弱まったことで、楽々三塁へ行けると油断しているような走りにも見え、この時点でまだまだ付け入る隙はあると感じる。

2回以降も、調子は良くもなく悪くもなくという感じだったが、粘り強く投げていった。
片岡と亀井には今日はどうやってもタイミングが合ってしまい、ピンチを背負うケースが多くなってしまったが、今日の投球内容で6回2失点というのは、よく辛抱して投げてくれたと思う。

打線の方は、組み替えが成功したというよりは、これまで不振だった選手に当たりが出た、というのが本当のところだろう。
その選手とは、田中と丸の二人。
田中の1打席目の逆転タイムリーは若干詰まった当たりに見えたが、ボールの捉え方は良くなっている。
2打席目のライト前も芯で捕らえた打球で、3打席目のセカンドゴロもピッチャーのグラブをかすめたことで打球が弱まったが、良い打球だった。

丸は2打席目のどん詰まりのセンター前ヒットで少し気持ちの余裕が出たのか、3打席目の四球も、4打席目のピッチャーゴロも打席での粘りが出てきた。

この2人の出塁が得点に結び付いたのは、開幕からなかなか見られなかった形。
3点目は松山の打席でワイルドピッチによる得点になったが、マイコラスのボール気味の球を2球振ってファールになった後の投球だった。
初球打ちで簡単に凡退していたら、こういったバッテリーミスによる得点も挙げられなかったことになり、こればかりは運が作用したという思いにさせられる。

何はともあれ、勝ち越して迎える8回には、ここ数試合の出来からしても一岡ではなく中崎がマウンドに上がる。
先頭の井端には、根負けした形で四球を出してしまったが、村田の送りバント併殺で流れを断ち切った。
何としても連敗を止めるという気迫は十分に伝わってきた。

そして最終回のマウンドにはヒースが向う。
ただ、今日の片岡と亀井はどうやっても止められない。
もちろんヒースのストレートがやや真ん中寄りに入ってしまったことも原因の一つ。
しかし、亀井のセンター前に抜ければタイムリーは確実という打球を、菊池がファインプレーで外野に抜けさせず、内野安打にとどめた。
菊池は8回にもセペダのライト前に抜けようかという打球を捌いており、これだけ集中して守れているチームを負けさせるほど、野球の神様は意地悪ではなかった。

昨日も書いたが、走塁死、送りバント失敗が2つ、ワイルドピッチもあり、巨人側も決して本調子というわけでもなさそう。
何とか、勝ち越しを狙っていってもらいたい。



【カープ情報】2015.04.07 広島対巨人 公式戦1回戦 再び拙守での敗戦、チーム戦術にも再考の余地あり

2015年4月7日に行われた、広島対巨人の公式戦1回戦の試合結果

巨人 000 000 001 01|2
広島 100 000 000 00|1

勝 澤村 1勝0敗1S
負 一岡 0勝3敗
S 戸根 0勝0敗1S

【本塁打】なし

6連敗中のカープは、その連敗の始まりとなった大瀬良が中6日で先発。
これからの先発ローテーションは中6日が基本線となり、同じ投手が同じ曜日に登板してくることになる。
勢いを付けたい先陣を切る役割というのは非常に大事。

確かに連敗の始まりは大瀬良の登板日からだが、実際はエラーが連敗のきっかけとなっている。

まずはしっかりと守りを固めてからとなる。

そのスタメンは、個人的な予想は大きく外れ、菊池をトップバッターに起用してきた。
また、大瀬良とバッテリーを組むのは、これまでと同様となる會澤。
こうなれば、球数の多さはある程度予想がつくところではあるが、今日のカープは全体的に一つ一つのプレーに対する集中力が高まっている。

決してリズムの良いピッチングではないが、野手の気の抜けたようなプレーは皆無。
初心に立ち戻り、守り勝つ野球を心掛けているよう。

ロサリオも対杉内の相性の良さをいきなり発揮して、初回にタイムリーで先制する良い流れ。

大瀬良も、中盤からペースアップしてきたものの、6回で120球近くのボールを放っており、あとはいつ継投策に入るかといった展開。
7回まで無失点で、一岡、ヒースで逃げ切るのかと思いきや、8回、そして9回まで続投。
ただ、完投するにしては明らかに球数は多い。

その9回には、天谷が目測を誤って先頭打者をセカンドまで進めてしまったことに起因して同点に追い付かれてしまい、結果論で言えば、継投しておけばというところだろうが、前回登板でリリーフに迷惑をかけたという思いから、大瀬良の志願の続投だった可能性もある。

日曜日の試合に引き続き、終盤までリードしていながら追い付かれ、結局は延長戦に突入。

10回に登板のヒースは、開幕以降ストレートを狙い打たれている傾向があり、最近はナックルカーブの割合を増やしてきている。
ただ、今日の試合ではそのナックルカーブが真ん中付近に集まり、片岡にはツーベース、坂本にはセンター前ヒットを打たれてしまった。
1アウト1、3塁というピンチで阿部を迎えることになり、どう考えてもストレート中心に切り替えるしかなくなっている。

ストレートのみに絞れれば、阿部の方が有利な立場にありそうなものだが、會澤の偽投に引っ掛かり、巨人側に走塁ミスが出て流れを切ってくれた。
もちろん、これは先週の試合において、ダブルスチールで村田が本塁を陥れたという伏線があってのプレー。

この機に乗じたいカープではあるが、ロサリオも新井もベンチに下げてしまっている打線で得点を奪える雰囲気もなく、またもや延長12回で引き分けを狙うしかなくなってきた。

そんなネガティブな状況で、思い通りに引き分けを狙わせてくれるほど、野球は甘くない。
11回に登板した一岡が、四球、盗塁、田中のタイムリーエラーで、あれだけ避けなければいけなかった守備のミスで勝ち越し点を与えてしまった。

気になったのは、盗塁を決められた場面。
最初から送りバントの構えをしていることで、バントと決めつけて、一塁へ牽制を入れず、盗塁を無警戒だった隙を突かれて盗塁を決められた。
寺内の走力および鈴木尚の打力であればヒッティングはないだろうと、相手の力量を軽視しているかのような隙の見せ方は、バッテリーもそうだがベンチにも隙があるように見えてしまう。

そもそもは、8回裏の攻撃で新井に代走野間を送り、その野間に代えて一塁に木村を入れた。
そしてロサリオに代わって守備固めの天谷を起用している。
そのまま野間をレフトに起用し、ロサリオに代わって木村を一塁に入れておけば、という思いもあるが、連敗中でなければ田中も無理に三塁に送球しなかったかもしれないし、もう少し余裕をもったプレーが出来ていたと思う。
何をやっても上手くいかない、というのはこういう状態を言うのだろう。

最後はルーキー戸根にプロ入り初セーブまでプレゼントしてしまい、7連敗となってしまった。
ただ、お互いに良い内容の試合はしていないなという印象は残った。

新打線も機能したとは言い難く、さらに明日も打順を組み替えてくるのか、それとも辛抱するのかに注目したい。
一岡については、チームに不可欠な存在に変わりなく、現状でも投げているボールの質はチーム屈指ではあるが、3敗目を喫したこともあり、精神的なリフレッシュをさせる方が本人のためかもしれない。



【カープ情報】6連敗後に迎える巨人、阪神との6連戦 

6連敗という結果が示す通り、チーム状態は良いとは言えない状況。

そんな中、今週は巨人、阪神との6試合となり、普通にAクラスを目指すだけであれば、状況を立て直すという意味も含め、3勝3敗でいければ問題ないと思う。
ただ、優勝を目指すのであれば、最低でも4勝2敗以上を狙っていかないと、上位浮上すら難しい状況にある。
(仮に2勝4敗、1勝5敗という成績に終わったとしても、次に繋がる内容が見られれば、まだまだ諦めることもない)

巨人、阪神ともカープより上位にいるので、あまり偉そうなことは言えないが、打撃面は決して調子がいいという状況ではないように思う。
前田健、ジョンソン、黒田が大量失点するというイメージは描きにくく、先発6人制で臨む以上、7回まで投げ切ってもらって一岡、ヒースを1イニング限定でつぎ込める展開に持ち込みたい。

そういうプランを実現させるためには、初戦に先発する大瀬良のピッチングが非常に重要。
打てないチーム状況で會澤を外すのは勇気がいるが、球数の多くなるタイプだけに、石原とのバッテリーで少しでもリズムを上げていきたい。

打線の方では、巨人キラーのロサリオが復帰したのは大きい。
特に今日先発の杉内はサイクル安打を達成した試合の先発投手で、昨季は8打数5安打、3本塁打という成績を残している。
もっとも、ここまで書いてしまうと、フラグともなりかねないが。

ここで今日のスタメン予想をしてみようと思う。
1 5 堂林
2 4 菊池
3 8 丸
4 7 ロサリオ
5 3 新井
6 6 梵
7 9 鈴木誠
8 2 石原
ポジションの違いと、新井とキラが入れ替わっただけで、昨シーズン後半のエルドレッド、會澤不在時のスタメンに近い顔ぶれとなってしまった。

シャーホルツが来日すれば、当初は5番あたりでのスタメンになるだろうから、その時は、
1 5 堂林
2 4 菊池
3 8 丸
4 7 ロサリオ
5 9 シャーホルツ
6 3 新井
7 6 梵
8 2 會澤
という感じになるだろうか。
これでれば打線の重厚感が少しは増して見える。

いずれにしても、外国人野手2人体制でないと、得点力が低下するというのはオープン戦、開幕からのここまでの戦いぶりから見ても明らか。
外野手が2人という状況では、鈴木誠、野間というライトのポジションを掴み切れなかった2人は代打、守備からの出場になってくるのだろう。
その間にどちらかが調子を上げてくれば、グスマンが復帰して内野と外野が1人ずつというオプションも出来る。



【カープ情報】ネイト・シアーホルツ外野手の成績

広島カープが2015年の新外国人選手としてシーズン途中での契約に合意と報じられた、ネイト・シアーホルツ外野手(31)の成績
(ネイト・シャーホルツから表記変更)

188cm、97kg、右投げ左打ち。

2007年~2014年までの間、メジャーでプレーしているが、シーズン最多本塁打は2013年の21本。
特徴的なのは、メジャーでの通算本塁打52本のうち、48本を右投手から放っており、2013年のシーズンも右投手から本塁打を20本打っている。

打順は5番や6番が多く、その他でも4番、7番という打順が多くなっており、決して上位打線向きの選手ではなさそう。
というのも、四球の数が少なく、後ろのバッターに繋げるというよりは、自分で勝負を決めてしまうというタイプの打者。

追い込まれてからは脆さも見せるが、早いカウントから仕掛けていくことも多いため、三振数も四球数も伸びてこないという面がある。
こういったタイプの打者は、日本での配球にアジャスト出来れば爆発的な数字を残す半面、嵌らないと全く打てず、両極端な成績になる可能性がある。

近年来日した外国人選手の中では、数字上はケーシー・マギーのようなタイプの選手かと思う。

走塁面では、メジャーで毎年5個前後の盗塁を記録しており、俊足というレベルではないが、ベースランニングの走り方を見る限り、走塁が弱点となることはないだろう。

また守備面ではフライの落下点への入り方は、本職の動きと言えるもので、また2014年の補殺数はメジャー全体の右翼手の中でも上位に入っており、肩の強さは健在。
守備範囲も標準レベル以上はあり、外野手としての守備力は問題ない。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2003(Rk)114518020540380.400 0.449 0.489 9380.375 0.178
2003(A-)3512438623290112150.306 0.382 0.460 8420.800 0.121
2004(A)582336922015531018520.296 0.353 0.584 9370.346 0.223
2004(A+)62258761893313115410.295 0.338 0.469 8070.366 0.159
2005(A+)128502160378158657321320.319 0.363 0.514 8770.242 0.263
2006(AA)12547012725714548327810.270 0.325 0.443 7680.333 0.172
2007(AAA)109411137317166810417580.333 0.365 0.560 9250.293 0.141
2008(AAA)93350112221018739321510.320 0.363 0.594 9570.412 0.146
2009(AAA)5184100110110.222 0.263 0.278 5411.000 0.056
2012(AAA)4172000100030.118 0.118 0.118 2360.000 0.176
2014(AAA)4193001400060.158 0.158 0.316 4740.000 0.316
マイナー通算6342447746162458540541191464480.305 0.352 0.512 8640.326 0.183
AAA通算215815258541735147207391190.317 0.353 0.553 9060.328 0.146
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2007391123453010312190.304 0.316 0.402 7180.105 0.170
2008197524811501380.320 0.370 0.493 8630.375 0.107
2009116285761925293116580.267 0.302 0.400 7020.276 0.204
2010137227551333174520380.242 0.311 0.366 6770.526 0.167
2011115335932219417421610.278 0.326 0.430 7560.344 0.182
201211424162856213223460.257 0.322 0.407 7290.500 0.191
201313746211632321686329940.251 0.301 0.470 7710.309 0.203
2014122353691147374520840.195 0.239 0.309 5480.238 0.238
メジャー通算7992090529118225222830221344080.253 0.302 0.405 7070.328 0.195








【カープ情報】2015.04.05 広島対中日 公式戦3回戦 一岡の苦しそうな表情が今週のリリーフ陣の象徴

2015年4月5日に行われた、広島対中日の公式戦3回戦の試合結果

広島 000 040 000 000|4
中日 200 000 100 001|5

勝 高橋聡 1勝0敗
負 一岡 0勝2敗
S -

【本塁打】なし

グスマンが負傷で一軍登録を外れ、昨日ファームで2安打のロサリオが昇格。
また、9試合目で5人目のサードスタメンとなる堂林も一軍登録されてきた。

何をやってもうまくいかない悪循環の中、やはりスタメンを代えることになった。

また今季初先発となる福井は、初回から大ピンチを背負う。
打ちとった当たりが内野安打になるという流れの悪さもあったが、ノーアウト満塁というのは、初回から大量失点を覚悟しないといけない。
逆に福井とすれば、1点を失うのは諦めて、一つずつアウトを積み重ねるしかなくなった。
結果的に2アウトからタイムリーを打たれ2点を失うものの、最悪の展開になることだけは防ぐことが出来たと言える。

2回以降もピンチは続き、6イニング中4イニングで得点圏にランナーを背負う苦しい流れの中、初回の2失点のみで粘れたのは、延長戦が続いていた現在のチーム事情からすれば、最低限の仕事は果たせたことになるだろう。

打線では、5回に3連打で2点を奪い同点に追い付き、さらにエラーも絡んで一気に逆転まで持っていった。
この3連打というのは、開幕してから3回目となるが、これまでは3連打でも得点を挙げられていなかった。
ようやく3連打で得点を入れることが出来たということは、どれだけ効率の悪い攻めをしていたかということ。

普通にヒットで得点が入るようになれば、少し余裕も取り戻せるだろう。

また、ロサリオにも復帰初戦でツーベースが出て、打撃そのものは不振という感じを受けなかった。
ただそのツーベースでセカンドに滑り込んだ際、脚を痛めたようなそぶりを見せたのは気掛かり。
代走を出された際に、ベンチに帰る様子を見る限り、かばいながら走っているようには見えなかったので、とりあえずは大したことはないと思いたい。

右肘を痛めて、代打での出場に限定されていた新井も、この試合から守備にも就いた。
グスマンの登録抹消で、三塁に続いて、一塁のポジションも本命不在という状況になっており、新井、松山、岩本という3選手でポジション争いが始まることになる。
ただ、3日の試合に続いて満塁のチャンスで凡退の岩本は、相性を見ながらの起用に限られるかもしれない。

そして、1点リードの8回にマウンドに上がったのは中崎。
本来であれば、セットアッパーである一岡の出番となるはずなのだが、やはり3日の試合でサヨナラ安打を浴びたように、状態が万全とは言い難いのだろう。
逆に中崎は、オープン戦序盤から調子の上昇具合が緩やかで、開幕戦でも失点してしまっている。
継投ミスという話ではなく、投げられる投手がいないということなのだろう。

9回からヒースが2イニング、一岡が2イニングを抑えにかかる。
しかし、ヒースはランナーを出すまでは、ナックルカーブが良いコースに決まり、ストレートは威力もあり、まずまずのピッチングを見せた。
ただ、逆球が増えてきたなと思った直後にヒットでランナーを許すと、途端に不安定になり、好返球により事なきを得たが、あわやサヨナラタイムリーとなるセンター前ヒットを打たれるなど、本調子まではあと一歩という印象。

一岡は1イニング目は文句なしのピッチングだったが、2イニング目を抑えきるにはやはり本調子ではないのか、小笠原にサヨナラタイムリーを浴びてしまうが、それ以前に全般的に制球を乱す場面が多くなってしまった。
肩のスタミナのこともあり、2イニング目は自信を持って投げられていないのは一目瞭然。
何より、昨シーズン、あれだけ楽しそうに投球していた投手が、実に苦しそうに投球している姿を見るのは、見ていて非常につらいものがある。
一岡には1イニング限定で投げてもらう以外、選択肢がないように思う。

過去、ナゴヤドームを苦手にしていた時期があり、ようやくその苦手意識を払拭しつつあったが、逆行してはいけない。

勝てるチャンスがありながら、リリーフが総崩れで、セットアッパー、クローザーともに打たれてしまい、どこに連敗脱出のきっかけを求めていいのか分からない、という状態は2011年の5月~6月の10連敗の雰囲気に近いものがある。

あまりに取っ替え引っ替えで、どこに立ち戻ればいいのか見失いつつあるようにさえ見える。
ただ、ヒース、一岡ともに1イニング目は問題なく抑えている。
今週は延長戦が多く、また大瀬良、野村が早い回でマウンドを降りたことで、リリーフを使い過ぎたことの影響が大きかった。
先発ローテが6人そろって中6日で、万全の状態で来週を迎えることになるが、本来の先発陣のパフォーマンスを発揮できる状態が出来上がる。
さらに迷走することなく、どっしりと構えて、結果は気にせず1週間自信を持って戦ってくれることを期待したい。



【カープ情報】2015.04.04 広島対中日 公式戦2回戦 黒田にもカープ名物無援護

2015年4月4日に行われた、広島対中日の公式戦2回戦の試合結果

広島 000 000 000|0
中日 000 030 00×|3

勝 八木 1勝1敗
負 黒田 1勝1敗
S 福田 0勝0敗3S

【本塁打】なし

カープの先発は黒田。
前回登板では、自身の調子があまり良くなかったことに加え、會澤との呼吸も合わない場面があった。

ただ、バッテリーの問題は回数を重ねていくしかない。
今日の敗戦も、會澤にとっては何物にも代えがたい貴重な経験。

そういった捕手としての経験を得ていこうとする試合で、今季初めて5番で起用されるというのは、ベンチの迷いが表れているのではないか。

昨日の試合に引き続き、またも日替わり打線で臨んできた。
サードのスタメンは、開幕後8試合目で、梵、美間、木村、そして今日の小窪で4人目となった。

この三塁手の成績は、今日の試合を含め31打数5安打、打率.160、打点1という寂しい数字が残っている。

さあ、5人目のサードスタメン野手の登場が待ったなしの状況になってきた。

いずれにしても、黒田が広島に帰ってきたという実感を持ってもらうには、無援護というのも必要だったのだろう。

今日が左腕の八木、明日が右腕の伊藤準ということで、明日の試合も再び打線の組み替えを行うのは間違いなく、1番から左を2人並べてくる、極端に言えば丸、野間、菊池という1~3番でも驚かない。



【カープ情報】2015.04.03 広島対中日 公式戦1回戦 

2015年4月3日に行われた、広島対中日の公式戦1回戦の試合結果

広島 101 000 000 0|2
中日 002 000 000 1|3

勝 田島 1勝1敗
負 一岡 0勝1敗
S ー

【本塁打】菊池2号

来日初登板で鮮烈な印象を残したジョンソンが先発。
当然、連敗ストッパーとしての期待が高まる。

石原とのバッテリーで臨み、チーム打率3割の中日打線をどう抑えるのか、注目はここに尽きる。

昨日と同じように、代わって出場した選手の成績が勝負の分かれ目となった。

8回の岩本の打席が、その最たるものだったように思う。

結局追加点が奪えないまま延長に突入し、一岡がエルナンデスにフォークをすくい上げられてしまうが、先頭の荒木のヒットもフォークを打たれている。 ストライクゾーンに落ちてくるフォークではバットに当てられても仕方がない。
特にサヨナラのピンチを背負っての場面で、空振りを奪いたい場面で、バットに当たる高さのフォークが行ってしまうのは、バッテリーのミスと言えるのではないだろうか。

試合前には、新外国人のシャーホルツ獲得という一報も入り、首脳陣は野手2投手2を基本線に考えていると思われる。

現時点ではジョンソンだけが一軍確定だろうから、ヒースかザガースキーのどちらが、ファームとなることが濃厚。

シャーホルツ来日までに、今日サヨナラ打を浴びた一岡も含め、セットアッパー、クローザーの地位を実力で守りきってもらいたい。

【カープ情報】2015.04.02 広島対DeNA 公式戦3回戦 同一カード三連敗、ヒースのコントロールミスが不安材料か

2015年4月2日に行われた、広島対DeNAの公式戦3回戦の試合結果

広 島 000 100 010 000|2
DeNA 000 110 000 001|3

勝 林 1勝0敗
負 ヒース 0勝1敗1S
S -

【本塁打】なし

DeNA先発の高崎には、過去のシーズンで、そこまで苦戦したという印象が残っておらず、エースを中5日で登板させる以上、負ける訳にはいかない。
また、木村を貶めようとする意思はないという前提であえて文章にするが、2試合連続エラーをしてしまっている選手が、当たり前のように3試合連続スタメンで起用されるのを黙って見ているほど、反骨心のない選手たちではないだろう。

また、野間が3試合連続で1番起用されているが、対右投手という理由が主だと思う。
この3戦目でもトップバッターとしての結果を出せないと、上記と同じく黙って見ているばかりとは限らない。

その野間は、第一打席でいきなり見逃し三振となってしまい、これではチームに勢いをもたらすことは出来ない。

一方でDeNAの1番関根は前田健に対し、10球を放らせ、最後はセンター前に落ちようかという当りを放った。
ここは菊池のファインプレーでヒットとはならなかったが、相手が嫌がる野球をしているのはDeNAの方と言わざるを得ない。
結局1回は菊池が3つのアウト全てを捌いて事なきを得たが、菊池がいなかったら4連打だった可能性もある立ち上がりだった。

ただ、昨日まではエラーで相手に流れを渡してしまっていただけに、初回から手綱を締め直した姿を見られただけでも、チームの雰囲気が変わるきっかけになる。
2試合で14得点のDeNA打線の勢いを、菊池一人で止めたというのは言い過ぎか。

しかし、これでもようやく五分の状態になったにすぎない。

初回以外は野間が先頭打者として2度出塁するなど、徐々に得点の出来る雰囲気が出てきたし、打線全体の調子が上がってくるのは時間の問題となってきた。

ただ、前田健は先制した直後に追い付かれ、次のイニングには2アウトからヒット、盗塁、ヒットで1点を奪われ逆転を許してしまう。
時折逆球はあれど、ボールのキレは十分で調子そのものは開幕戦よりは良さそう。
それでも圧倒的なピッチングとはいかないのは、まだチーム全体の状態が上がっていないせいだろう。
どうも投打がかみ合わない印象はあるが、ここは我慢の時。
これくらいで気持ちの切れる投手ではないだけに、苦しい時期を乗り越えれば打線も応え始めるだろう。

7回裏には、石川のライト前ヒットで本塁突入を狙った松本を、野間がレーザービームで刺してピンチをしのぐと、8回表に田中の内野安打をきっかけに、野間のタイムリースリーベースで同点に追い付く。
今日の野間は初回の先頭打者としての打席以外は、文句なしの成績。
あとは初回の打席の内容が充実してくれば、といったところ。

少し意外な投手起用だったのは、同点に追いついた直後の8回裏、梶谷、筒香という打順を迎えるだけに、ザガースキーの登板かと思ったが、中崎がマウンドへ。
先頭打者にヒットを許し、筒香の痛烈なサードゴロを梵がかなり慎重に抑え、ここも今日の守備の良い流れが継続した。

中崎も開幕戦で2イニング目に失点していたが、この日は2イニングを抑えた。
中崎の後に満を持して登板したザガースキーは、ボール球を振らせることが出来ているように、縦スラのキレを感じる。
一岡は、最初の何球かはストレートの球速が140キロそこそこで、なかなか空振りが奪えず、あまり調子が良くないのかと思わせたが、要所では145キロ~146キロあたりまで球速が上がってきた。

多くの選手が、前回よりも良い内容を示し始めている。
こうなってくれば、何が何でも勝ちたい。

しかし、勝ちがなくなった12回裏、ヒースが今季の3度目の登板となるが、過去2度の登板では決して万全の投球ではなかった。
そして、この試合でもヒットを打たれている。
先頭の井出のヒットは、アウトコースを狙ったボールが、逆球で真ん中に入ってきたところを捉えられた。
送りバント後の、石川のヒットもインハイを狙ったボールが真ん中高めに入り、どうも會澤との呼吸がいまいちに感じる。

そして、最後はアウトコースを狙ったボールが真ん中低めに入ったところを、梶谷にセンター前サヨナラタイムリーを浴びて、DeNA戦3連敗となった。

開幕2カードを2勝4敗という結果は、良くはないが、悪すぎるということもない。
打の不安も徐々に解消されてきていると思うが、守護神問題だけはまだ解決できていない。
捕手の意図と投手の意図のずれが、コントロールミスに繋がっているようにも見えたので、石原とのバッテリーで、投球内容が変わるような単純な話であればいいのだが、バッテリー間で意思の統一が出来ていながらコントロールミスが多いとなれば、ちょっと怖さを感じる。



【カープ情報】2015.04.01 広島対DeNA 公式戦2回戦 2日続けて同じ失敗、3度目があっても跳ね返せ

2015年4月1日に行われた、広島対DeNAの公式戦2回戦の試合結果

広 島 000 000 103|4
DeNA 002 030 20×|7

勝 モスコーソ 1勝0敗
負 野村 0勝1敗
S -

【本塁打】ロペス2号

先発の野村の一軍登録に伴って、美間が登録抹消となった。
おそらく初めから決まっていたこととは思うが、その間にスタメン出場も経験したことでもあるし、しっかりと成長して、また一軍登録される日を楽しみにしたい。

また、直接カープとは関係ないが、ミレッジが右肩の違和感で登録抹消となった。
故障した選手には申し訳ないが、開幕戦でミレッジの肩の状態を見越して、菊池のレフト前タイムリーで、木村が本塁突入したのは理由があったということの裏付けとなる。

さて、カープ先発の野村は、対DeNAの相性は悪くないが、逆にカープ打線の対モスコーソとの相性も良いとは言えない。
石原とのバッテリーで臨む以上、少ない得点を守り勝つプランを描いていたのではないだろうか。

また、昨日ノーヒットの野間、開幕からノーヒットの田中、守備で手痛いミスをした木村の3人の左打者をスタメン起用しているが、これは走力で点を奪いに行くという意図もありそう。

立ち上がりは野村がリズム、モスコーソがコントロールにやや問題あり、という感じの投球となっていたが、ボール自体は両投手とも悪くない。
3回に野村が2点を失うが、決して野村の調子が悪いわけではなく、やはりDeNA打線は振れている。

リードされた展開で雨脚が強まってくると、早く追いつかないと、という意識が強くなり、ただでさえ得点の入らないカープ打線は追い詰められたような状態になってくる。
重苦しい雰囲気に追い打ちをかけるように、5回裏に筒香の犠牲フライ、ロペスのツーランで追加点を奪われる。

たった5試合目でこういうのもどうかと思うが、先制されると負け確定、という過年度によく聞かれたフレーズが頭を過る。
終盤にはイレギュラーしたとは言え田中のエラーに、木村の2試合連続エラーも出てしまい、あまり見所がない試合と言って差し支えないだろう。

開幕から当たりの出ない打者を続けて起用するのではなく、同じポジションのライバルを交代で出場させ、何とか一人でも調子を上向かせようという、ベンチの意図は感じる。
ただ、代わって出てくる選手が揃って、調子の上がってくる様子を見せないという悪循環となっている。

今は我慢する時期で、開幕前から公言していた、多くの選手を早めに一度でも起用するというのは、ほぼ達成できた。
最終回に田中に初ヒットが出たし、鈴木誠もようやく打撃の形が良くなってきた。
明日の先発は前田健ということで、開幕オーダーの再現というのもありかと思う。



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