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【カープ情報】2014.07.31 広島対中日 公式戦14回戦 中日の投手力に屈する

2014年7月31日に行われた、広島対中日の公式戦14回戦の試合結果

中日 000 402 000|6
広島 031 000 000|4

勝 岡田 3勝7敗
負 中崎 0勝1敗1S
S 岩瀬 0勝2敗20S

【本塁打】キラ10号、和田16号

カープ先発の戸田は、プロ入り初勝利を挙げた次の登板でも、試合を作ることが出来た。
大きく伸びるタイミングに差し掛かっているように思え、この試合は形はどうあれ戸田に勝ち星が付くようだと今後乗っていきそうな雰囲気を感じる。

このところの戸田は、立ち上がりに関しては制球を乱すケースが少なく、割と安定したピッチングを見せている。
問題はピンチを背負った時に、粘れるかという点が一番の課題となる。

4点リードの4回に、先頭の和田にソロホームランを浴びると、連続ヒットと四球で満塁のピンチ。
この四球の場面は、頭の整理がつかず、打ち取ろうという意識を持って投げていたようには見えなかった。

ピンチの場面でも落ち着いて、ある程度余裕を持って投げるという姿が見えなかったのは、少し残念に思う。
一挙に4点を失い同点に追いつかれたものの、崩れたのがこの回だけならば、戸田に大きなダメージが残らず、一応次回登板の糧にすることもできる。

戸田は5回にも先頭のエルナンデスにヒットを打たれてしまうが、前の打席で本塁打を打たれた和田を、今度は併殺に打ち取り、僅かながらもリベンジを果たした。
しかし、4回からコントロールを乱し始めた戸田は、2アウトから森野に四球を与えてしまい、ここで交代となった。

今日の戸田は、良い面と悪い面の両方が出て、すっきりとしたピッチングとはいかなかった。
次回は攻める気持ちを出したピッチングを見せてもらいたい。

同点となったことで、戸田対伊藤準という対決から、中崎対岡田というリリーフの2番手勝負となる。
しかし、岡田がしっかりとカープ打線を封じたのに対し、中崎は2連続タイムリーヒットを浴び一気に形勢不利に追い込まれた。

中崎は下半身の粘りがないのか、重心が高く突っ立って投げているようなフォーム。
過去2シーズン同様、こういうフォームのときの中崎は、低めを狙うと低めに外れ、コースを狙うと真ん中に入る。

今日の敗戦は、詳細は違うが7月13日の中日戦と似ているところがあり、4点先制したのち、先発投手が粘り切れずに追い付かれ、中日のリリーフ陣に抑え込まれている間に逆転を許してしまうという、相手の得意な形にいつの間にか持ち込まれている。

この負け方は、精神的に苦しいものがあるが、混戦状態が続くセ・リーグでは、引きずらないことが大事。
もちろん、この隙に混戦から抜け出せるに越したことはないのだが。





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【カープ情報】2014.07.30 広島対中日 公式戦13回戦 久々のビッグイニングでバリントンを援護

2014年7月30日に行われた、広島対中日の公式戦13回戦の試合結果

中日 100 000 001|2
広島 007 200 00×|9

勝 バリントン 8勝7敗
負 濱田 5勝2敗
S -

【本塁打】菊池6号、梵5号

昨日は延長戦の末敗れてしまったが、野村は7回を投げており、先発投手全般が徐々に復調しつつあるのは良い傾向。
バリントン対中日は、今季4試合に先発し、6イニングを投げて3失点以内、所謂QSを3度達成している。
勝利には結び付いていないが、今回も最低限同じくらいのピッチングをして、後は打線に任せるというプランが望ましい。

その打線は、ベテラン投手のシビアなコントロール、投球術に屈してしまったが、若い打者が多いカープは時折こういった落とし穴に嵌ることがある。
その点、この日の中日の先発は2年目の濱田で、前回は打ち崩しており、昨日の1得点の借りを返したいところ。

バリントンはいきなり初回に失点してしまうが、ビッグイニングにさえならなければ、6回3失点以内というプラン内で、とりあえず問題なし。

一方のカープは、3回に會澤のヒット、送りバントでしっかりとセオリー通りの形を作ってきた。
初回も先頭の堂林が出塁したのだが、濱田の制球が定まらないとみて、強攻するも無得点に終わっていた。
もっとも送りバントを決めたのがバリントンなので、その他の選択肢はなかったには違いないが、少なくとも攻撃のリズムは生まれた。
堂林がヒットでつないで1アウト1、3塁のチャンス。
ここで、菊池は高めのボールを強振せずに、最低でも犠牲フライという感じで合わせに行ったようにも見えたが、思いのほか打球が伸びて、そのままバックスクリーンに飛び込む逆転スリーランとなった。

これだけでは終わらず、丸、エルドレッド、小窪の連打の1点を追加した後、今度は梵のスリーランで一挙7得点というビッグイニングとなる。

ここまで一方的な点の取り方ができれば、バリントンにスイスイと投げてもらいたいところなのだが、直後の4回表には2アウトから連打で1、3塁というピンチ。
2アウトから崩れるというのもバリントンの悪癖の一つでもあるが、ここは松井雅のライト前に抜けるかという当りを菊池がファインプレーで救い、中日に入るかと思われた2点を奪い取った。

もしタイムリーとなっていれば、後続は打ち取ったとしても4回で7対3という点差で、決して油断できる展開ではなかった。

結果的には、3回の7点と、4回の菊池のファインプレーに勝利の要因が集約されていた。
ここにもう一つの要因を加えるなら、苦手としている1番大島の出塁を1度のみに抑えたことと、カープの1番堂林が全て単打の5安打を放って、チームの攻撃の牽引役になったことだろう。

バリントンは、9失点の濱田と球数のペースがそんなに変わらなかったように、調子が良かった訳ではない。
ただ、6回1失点というのは、当初のプランである6回3失点以内を十分クリアした。

ペナントレースの山場はまだ先にあるという状況で、先発がきっちりと役割を果たし、打線が援護し、勝ちパターンのリリーフ陣を出来るだけ温存できる。

こういう勝利もまた意味がある。





【カープ情報】2014.07.29 広島対中日 公式戦12回戦 延長戦無敗神話が途切れる

2014年7月29日に行われた、広島対中日の公式戦12回戦の試合結果

中日 010 000 000 2|3
広島 000 001 000 0|1

勝 又吉 6勝1敗
負 中田 7勝4敗
S 岩瀬 0勝2敗19S

【本塁打】丸14号、松井佑2号

カープ先発の野村は、前回の中日戦では4点リードを守り切れず、序盤KOと不本意な投球となっている。
また、中日の先発朝倉と野村は、防御率が5点台と4点台となっており、数字だけ見ると打ち合いで終盤までもつれる展開も予想できる。

オールスター明けから、全試合で會澤がスタメンマスクとなっているが、その間アクシデントで降板した大瀬良以外の先発投手は5回以上を投げ切っている。
今季、野村と會澤のバッテリーは3回目となり、1回目はKO、2回目は悪いながらも粘りの投球、今回こそは息の合ったピッチングを見たいタイミングではある。

立ち上がりは、両投手とも三者凡退でリズムも良く、最近の長時間ゲームの連続を考えると、投手戦の方が有難い。
今日の野村は内野ゴロが多く、打たせて取るというピッチングが出来ていた。

2回こそヒットが集中して1点を失うものの、今日のピッチングは今季一番と言えるほどの内容。

こういうピッチングが出来るならば、今後の野村は期待できそう。

ただ、今日のカープはやや攻撃面で空回りするシーンが見られた。
菊池の走塁死、送りバントの失敗など、1点を取りに行く作戦を実行しても、その1点が非常に遠くなってしまった。
四球で出塁するケースが多く、塁上をにぎわせた割には自滅してチャンスをつぶしてしまった印象が強い。

野村、一岡、ミコライオが好投しながら、多くのチャンスをつぶして敗戦となれば、投打のかみ合わない試合となりかねない。
逆に8回まで4安打の打線で、勝ちきってしまえば、試合途中の拙攻もなかったことに出来る。

ただ、9回裏の攻撃も、サヨナラのランナー天谷をセカンドに進めようと、盗塁を仕掛けて失敗してしまい、今日は一事が万事このような結果になってしまった。

それでも今季無敗の延長戦に突入することにはなった。
しかし、中田はボールのキレ以前に、体が重そうに見える。
特に松井佑に勝ち越しツーランを打たれてからは、ガタガタと崩れていく様子が見て取れ、これで中田は7月に登板した10試合中6試合で失点と、ちょっと苦しくなってきた。

一方で今日の一岡は、セットアッパーとして信頼できる投球をしていたように見えた。
この間に、中田は最短の10日間の抹消で、リフレッシュさせることも考えないといけない時期かも知れない。

序盤からの試合の流れから考えると、いかに延長戦無敗神話があろうとも、2点のビハインドを跳ね返す力は残っていない。
ただ、セ・リーグの4強状態を考えると、連敗はもちろん、単なる1敗を大きく引きずらないことが重要で、仕切り直して明日の試合に向かっていければ、何の問題もない。
守備では良いプレーを随所に見せてくれていただけに、点が取れなかったのは夏の暑さのせいと割り切ってみる。





【楽天】ニック・エバンス内野手の成績

楽天が2014年の新外国人選手としてシーズン途中での獲得を目指すと報じられた、ニック・エバンス内野手(28)の成績
(2014年7月30日契約合意)

188cm、100kg、右投げ右打ち。

メジャー初昇格は2008年で22歳と若く、そのデビューイヤーでいきなり50試合出場を果たした才能あふれる内野手。
そこから4年連続でメジャーでプレーをしており、レギュラーこそ獲得には至らなかったが、貴重なバイプレイヤーとして、どの年度もそこそこの打撃成績を残している。

メジャーでの登録期間が長いこともあり、3Aでの試合出場は決して多くなく、3Aでのシーズン最多本塁打は、今季2014年のシーズン途中での11本。
ただ、数字以上に長打力はありそうなバッティングをしており、ややアッパー気味のスイングで、ラインドライブがかかることが、本塁打数が伸びない要因に映る。

選球眼もよく、三振も少ない打者で、走力があまり期待できない以外は、弱点らしい弱点は見当たらない。

守備に関しても、ファーストに限れば守備範囲も広く、かなり上手い部類の内野手と言える。

 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2004(Rk)50182471037273214510.258 0.311 0.462 7730.275 0.280
2005(Rk)15642270622104170.344 0.382 0.734 11170.235 0.266
2005(A-)57226571136330117340.252 0.302 0.407 7090.500 0.150
2006(A)13751113033315672045990.254 0.320 0.419 7390.455 0.194
2007(A+)10337810825115543053640.286 0.374 0.476 8510.828 0.169
2008(AA)752969218714532126640.311 0.365 0.561 9260.406 0.216
2009(AA)251052991392010220.276 0.350 0.467 8170.455 0.210
2009(AAA)662375012310300023550.211 0.280 0.414 6930.418 0.232
2010(AA)8834710230017550140650.294 0.366 0.527 8930.615 0.187
2010(AAA)37140441416250015230.314 0.385 0.557 9420.652 0.164
2011(AAA)64249781308323026500.313 0.375 0.462 8370.520 0.201
2012(Rk)261000200010.167 0.167 0.167 3330.000 0.167
2012(AAA)1971143029007140.197 0.262 0.324 5860.500 0.197
2013(AA)133454121241198124661110.267 0.357 0.449 8060.595 0.244
2014(AAA)511987018211470023280.354 0.425 0.631 10560.821 0.141
マイナー通算9223464965227251395461893696980.279 0.349 0.479 8270.529 0.202
AAA通算2378952566063714330941700.286 0.354 0.491 8450.553 0.190
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2008501092810029007240.257 0.303 0.404 7060.292 0.220
20093065155117004200.231 0.275 0.385 6600.200 0.308
20102036113015001100.306 0.324 0.472 7970.100 0.278
201159176451024250115480.256 0.314 0.403 7180.313 0.273
2014162152014000100.238 0.238 0.476 7140.000 0.476
メジャー通算17540710430395001271120.256 0.302 0.410 7130.241 0.275










【カープ情報】2014.07.27 広島対阪神 公式戦13回戦 福井完投勝利

2014年7月27日に行われた、広島対阪神の公式戦13回戦の試合結果

阪神 100 000 000|1
広島 040 011 00×|6

勝 福井 1勝1敗
負 メッセンジャー 8勝8敗
S -

【本塁打】なし

久しぶりに一軍での先発となる福井だが、最近のカープは中継ぎの登板が多くなっており、また試合時間も長いことも多く、投手野手共に体力的に厳しいのは間違いない。

福井には勝敗以前に、リズムのいい投球を期待したい。

その福井の立ち上がりは、ストレートの球速は140キロ中盤で、数年がかりで取り組んでいるコントロール主体の投球から大きく変わった様子は見られない。

鳥谷に右中間を破られるツーベースであっさりと先制を許すと、ゴメスには初球をデッドボールと不安を感じさせる。
ところが、ストライクゾーンの左右の制球はアバウトだが、高低のコントロールはほぼ低めに制球されていた。

左打者に対しては、シュート回転のボールが多く引張り切られる打球が多く見られるが、右打者に対してはあれだけ低めに投げられれば、大けがはないボールの質をしていた。

また、対メッセンジャーということで序盤から援護することは難しいとは思われたが、弱点とも言える立ち上がりの不安定さをようやく捉える事が出来た。
一挙4点をとって、逆に3点差となったことで、先発もそれなりに長いイニングを投げられる。

少なくとも序盤KOということがなければ、この試合に関しては十分と思っていただけに、この打線の援護は福井に勇気をもたらしたに違いない。

最大のピンチは5回の表、1アウト1、2塁で鳥谷を迎える場面。
この回からボールが浮き始め、甘いコースが多くなってきていた。
勝利投手の権利がかかってはいるが、どのコースに投げてもボールがバットに吸い寄せられるようにヒットを打たれている鳥谷に対しては、チームの勝利を優先するなら交代もあるかと思ったが、力で抑え切った。

ここが勝負の分岐点と捉えてよさそうで、課題の左打者、それも鳥谷を打ち取ったことで、次の回も福留、伊藤隼を抑えるなど、完全に勢いに乗った。

7回に来ても、球数も少なく、球速も140キロの後半を記録し、ストレートの球威だけで抑える余裕も出てきた。
もっとも力押しのピッチングをすると、時折すっぽ抜けるボールが多くなってしまうが、今日はそのストレートのすっぽ抜けの後は、スライダーが低めに決まるケースが多く見られ、これがこの日の好投の一番の要因かと思う。

どこまで福井を引っ張れるかという思いもある中、結局9回を投げ切り、大瀬良に続き今季2人目の完投勝利。
1戦目、2戦目ともあれだけ前田健と大瀬良、およびリリーフ陣が苦労していた阪神打線を1点に抑え、リリーフを休ませる意味でも、今季一番の仕事をやってのけた福井は見事だった。





【カープ情報】2014.07.26 広島対阪神 公式戦12回戦 菊池ツーランスクイズ敢行でヒヤヒヤものの逃げ切り

2014年7月26日に行われた、広島対阪神の公式戦12回戦の試合結果

阪神 300 000 020|5
広島 112 000 12×|7

勝 中田 7勝3敗
負 福原 2勝4敗
S ミコライオ 0勝1敗17S

【本塁打】エルドレッド33号、上本6号

大瀬良の立ち上がりは、先頭の上本にヒットを許したことで、とたんに腕が振れなくなってしまった。
どうも置きに行っているようにも見え、ストレートの威力が不足している感じで、簡単に弾き返され3点を失ってしまう。

阪神先発の岩崎に対しては、過去対戦した2度とも勝利していることもあり、初回に1点を返したことで試合の勝敗はまだまだ分らない。

あとは大瀬良がどこまで粘れるかということになるのだが、2回に岩崎にツーベースを打たれたことで、気持ちを切り替えることができたのか、急に躍動感が戻ってきた。
精神的なものなのか、立ち直るきっかけにできればという場面ではあったが、3回を投げ終えたところで、アクシデントで交代してしまう。
おそらく暑さによる疲労と、開幕からの疲労が重なってのものだと思うが、全身のつりとのこと。
早めの交代は残念ではあるが、何かきっかけを掴みかけての降板だけに、ある程度はすっきりとした気持にはなれたのではないかと思う。

さて試合の方は、岩崎が2回で早くもマウンドを降り、リリーフ勝負の試合となる。
ただ、昨日の試合がそうだったように、7回終了時点でリードしているチームが有利な顔ぶれとなる。

カープは一岡とミコライオ、阪神は福原と呉。
ということになれば、そこに繋ぐまでの投手リレーで一つのミスも許されない。

4回からリリーフの中崎は、今日は持ち球であるカットボールが打者の手元で変化し、阪神の各打者が差し込まれるケースが多く見られた。
中崎の好投もあり4回から6回の中盤は無失点で凌いだが、7回から1イニング早く一岡が登板。
これも昨日の継投の失敗から、より確率の高い投手を先に出してきたと言える。
ただ、これで8回に投げる投手のプレッシャーが大きくなる。

それだけ苦しんでの継投を助けたのが、4番エルドレッドの一発。
榎田のアウトコース高目のボールを左中間に運んだが、ここ最近右投手がエルドレッドから空振りを奪っていたコース。
左腕の分だけ若干内に入って来たのだと思うが、何度空振りしても強いスイングは変えなかったことが、このホームランにつながった。

8回は、昨日のコントロールから考えれば少し間隔を空けた方がよさそうに思えたが、この日も中田が登板。
ただ、今日の大瀬良の2回以降のピッチングや、中崎、一岡に共通していたのは攻める気持ち。
この日はストライクが先行し、小気味のいいピッチングが見られ、決して調子は悪くなさそうに思えた。
しかし、新井貴には追い込みながら、落ち切らなかったフォークをレフト前に運ばれ、上本に2試合連続のツーランを浴び、同点に追いつかれてしまう。
上本のバッティングは褒めるしかないが、今日の流れであれば、新井貴には思い切ってインハイのストレートを投げられれば、三振だっただろう。

形はどうあれ、8回から阪神は福原、呉という投手を投入することもできる理想に近い形で、どちらに試合の流れが傾くか全く読めない状況になった。
ただ、万全と思われた阪神の継投も、福原の乱調は計算外だっただろう。
この日はコントロールが定まらず、會澤のヒットの後、ピンチバンターの木村には一球もストライクが入らず四球を与え、ここでセカンドランナーが赤松に交代。
簡単にバントをさせたくない場面だと思ったが、特に警戒することもなく堂林には初球からストライクを取りに来て、見事に送りバント成功。
1アウト2、3塁でバントの名手菊池を迎えるとなれば、当然スクイズも考えられるケース。
一球ウエストの後、セーフティースクイズを決め、これがセカンドランナー木村までも生還するツーランスクイズとなり、相手の守備の隙をつく点の取り方で勝ち越し。

その後のエルドレッドが、右腕の福原に対してアウトコースの高めに全くバットに当たることなく三振を喫したのは、やはり右腕と左腕の違いを感じざるを得なかった。

最終回はミコライオで万全と思われたが、ヒヤヒヤの投球で、最後のセカンドゴロもイレギュラーで、一瞬菊池がバウンドを合わせそこない、一塁への送球も若干乱れるという、最後の最後まで勝負の行方の分からない試合だった。

それにしても、オールスター明けから長時間の試合が多く、リリーフ陣もフル回転に近い状況が続く。
バテてしまう心配は付きまとうが、勝てるゲームを落とさず、食らいついていくというのは、当たり前のことだが大切となる。
というのも、今日の試合の結果で、首位から4位の中日まで4.5ゲーム差と詰まってきており、セ・リーグは混戦ムードが漂ってきただけに、まずはしっかりこの集団についていく戦い方が必要になってくる。





【カープ情報】2014.07.25 広島対阪神 公式戦11回戦 前田健粘り切れず逆転負け

2014年7月25日に行われた、広島対阪神の公式戦11回戦の試合結果

阪神 000 100 210|4
広島 200 001 000|3

勝 榎田 1勝1敗
負 河内 0勝1敗
S 呉 1勝2敗24S

【本塁打】田中6号、上本5号

前回の藤浪との対戦は、エルドレッドが1回の守備に就くことなく交代し、勝ち負け付かずを含め、対藤浪5連敗を喫した試合でもある。

打者でのポイントは、対藤浪3割以上の打率を残している、菊池、丸、キラが中心になるのはもちろん、最近の試合で好調の要因となっている下位打線の奮起にある。
田中、木村、會澤という6~8番は、3人で1点を取れる可能性があり、これは前半戦にはなかった得点パターン。
逆に下位打線が機能しないと、今まで通りになりかねない。

田中はここまで5本塁打となっているが、近年の新人野手の本塁打数としては、梵の8本に次ぐ数字で、尾形の4本、小窪の3本を上回っている。
なかなか藤浪を攻略できずにいるが、こういった新しい力も糸口にしていきたいところ。

藤浪に黒星を付けるためには、もちろん前田健にも相応のピッチングが求められるが、先頭打者の上本に四球を与える、らしくない立ち上がり。
調子を取り戻す前に先制されると苦しい場面ではあったが、送りバントを決め切れず、三振ゲッツーと相手に助けられた。

また、カープの1番打者は左の天谷。
先日1番打者としての連続試合出塁が途切れており、天谷としては踏ん張りどころの試合。
そこで先頭打者としてヒットで出塁するあたりは、良い緊張感、集中力を持って試合に臨んでいると感じる。
そして、しっかり菊池が送りバントを決め、キラ、田中がタイムリーを放つ良い流れでの先制劇となった。

あとは前田健が早めに立ち直れば言うことなしだったが、やはり調子が良いとは言えない。
4回に1点返される場面は、1アウト1,2塁から菊池のエラーで満塁になったが、ちゃんと捕球出来ていたとしても1つしかアウトが取れなかったプレー。
5回で90球と球数を多く要し、調子も上がってこない中での5回1失点は、悪いなりのピッチングができたと言えば出来た。

カープにとってプラス材料があるとすれば、もう1イニングを無失点で凌げれば、勝利の方程式の永川、中田、一岡、ミコライオが2試合連続で無失点リレーを達成しているように、ここにきて計算できるリリーフの頭数が揃ってきたこと。

そういう面では、大きなプレーが6回表に飛び出した。
苦手としている今成にジャストミートされた打球がセカンドの守備範囲に飛び、飛び出していたマートンが戻り切れずゲッツーと、流れを左右してもおかしくないプレーだった。

すると6回裏、冒頭で紹介した田中の第6号本塁打で追加点が入り、まさに下位打線も含めたチーム全体で藤浪の攻略に成功した。

序盤のカープの戦い方の一つに、6回を終わった時点でリードしていれば勝利の確率が非常に高いというものがあったが、この試合では、前田健が行けるところまで行って、あわよくばミコライオに直結というリレーが見られればベスト。
ただ、7回も続投した前田健が上本に同点ツーランを浴びてしまい、ゲームプランが崩れてしまう。

8回にはワンポイントの河内が自分の仕事が出来ず、鳥谷にヒットを打たれ中田に交代すると、中田はボール先行の苦しいピッチング。
常に打者有利のカウントで、追い込まれたような投球になってしまった。
それでも1失点で収め、一応は反撃意欲は残った。
ただ、点の取られ方が悪く、守備に就く時間が長過ぎたこともあり、すんなり攻撃のリズムを作っていくことができない。
逆に阪神に勝利の方程式、福原、呉のリレーを決められ、手痛い逆転負けを喫した。





【カープ情報】デュアンテ・ヒース投手の成績

広島カープが2014年の新外国人選手としてシーズン途中での契約に合意したと報じられた、デュアンテ・ヒース投手(28)の成績

193cm、109kg、右投げ右打ち。

メジャー経験は2012年から2013年の2年間のみで、特に2013年は7回2/3で被安打8(うち被本塁打2)、与四球12とまったく良いところがなかった。
マイナーでの成績は、先発リリーフ両方をこなし、若手時代はコントロールに不安を抱えていたが、徐々に解消してきている。

最速153キロのストレートを主体とするピッチングで、持ち球はスライダー、ツーシーム、チェンジアップ、カーブ、カットボール。
スライダーの精度がやや甘めなのが気になるが、150キロ近いツーシームの方が日本では有効となりそう。

リリーフ専門の投手が、3Aで奪三振率10以上というのは珍しくはないが、このヒース投手のように先発もこなしながらの奪三振率10超えは、今季であればモスコーソが該当する。
また近年来日した外国人投手で奪三振率10超を記録しているのは、30イニング以上の登板、先発リリーフ両方での登板経験ありという条件に絞るとソコロビッチのみとなる。

マイナーではリリーフ経験の方が多くなってはいるが、これだけ奪三振能力が高く、長いイニングも投げられるとなれば、先発投手としての可能性も捨てきれない。

今季は3Aで8試合に先発し、先発時の成績は、5勝1敗、防御率4.03、WHIP1.29、与四球率4.26、奪三振率10.18となっている。
防御率に関しては、直近の試合で4回7失点というピッチングだったため大きく悪化している。
(その試合の直前までは、先発時の防御率は2.65)

 試合先発セーブ防御率イニング自責点被安打被本塁打与四球奪三振WHIP与四球率奪三振率
2007(A)1692302.03 71.0 1659119471.10 2.41 5.96
2007(A+)11112405.82 55.2 3664831471.71 5.01 7.60
2008(A+)14149203.11 84.0 2978541531.42 4.39 5.68
2008(AA)13114505.56 66.1 4176532461.63 4.34 6.24
2009(AA)25122514.16 80.0 3780438701.48 4.27 7.87
2009(AAA)720109.64 18.2 2027212182.09 5.79 8.68
2010(AA)3902423.12 57.2 2049432841.40 4.99 13.11
2011(AAA)30164714.73 102.2 549812621171.56 5.44 10.26
2012(AAA)3644331.48 67.0 1147420741.00 2.69 9.94
2013(AAA)3012142.20 45.0 1136114361.11 2.80 7.20
2014(AAA)2285103.22 64.1 2354732731.34 4.48 10.21
マイナー通算243883636113.76 712.1 298668533336651.41 4.21 8.40
AAA通算12531151383.59 297.2 119262261403181.35 4.24 9.63
 試合先発セーブ防御率イニング自責点被安打被本塁打与四球奪三振WHIP与四球率奪三振率
2012300004.50 2.0 111111.00 4.50 4.50
20135000011.74 7.2 10821232.61 14.09 3.52
メジャー通算800009.90 9.2 11931342.28 12.10 3.72


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【カープ情報】2014.07.23 広島対ヤクルト 公式戦13回戦 走攻守全てにおいて高レベルの勝利

2014年7月23日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦13回戦の試合結果

広  島 010 000 001 02|4
ヤクルト 100 001 000 00|2

勝 一岡 2勝0敗2S
負 久古 1勝2敗
S 中崎 0勝0敗1S

【本塁打】田中5号、バレンティン19号、丸13号

前回登板でプロ入り初勝利となった戸田が先発してくるが、ヤクルト打線の調子は悪くなく、試合を壊さないようなピッチングが必要となる。
また、ヤクルト先発の石山は一時期抑えもしていた投手だが、ここにきて先発に転向し、徐々に長いイニングを投げ結果を残しつつある。
チーム打率はヤクルトがリーグ1位、カープが2位という打撃好調のチーム同士の戦いで、若手投手の先発となれば、どちらがより多く援護できるか、というのが勝利に直結してきそう。

両投手とも、序盤からランナーを背負うケースが続くが、意外にも浮足立つことなく、目の前のバッターに集中して最少失点で切り抜ける。

思いのほか投手戦で試合が進んでいくが、今日の試合は勝敗度外視でかなりの好ゲーム。
田中、キラ、中東、エルドレッドと好守の連発で、1点差で終盤までもつれこむ展開は爽快そのもの。

1点ビハインドの9回表に抑えのバーネットが登板してくるが、先頭の丸が2試合連続となる本塁打で同点に追い付くというのも、年に何度も見られる展開ではない。

ただ、この試合ではミコライオのコントロールが乱れてしまっており、どの打者に対してもカウントを悪くしてしまった。
2アウトから打席に迎えた武内には、高めのボールをライトへ大きな当たりをされてしまいうが、ここも中東の好守備で守り切り、今季無敗の延長戦へと突入する。

10回表は先頭の代打小窪が四球を選び、ここで執念の起用というべきか、ミコライオに代えて梵をピンチバンターとして打席に送る。
しかし、今日の両チームの試合運びでは、1点を取るのは簡単ではなく、10回表裏ともギリギリの攻防で11回へ突入。
特に10回裏に登板の一岡は、ボールのキレは感じたが、ボールが1個分高い印象で、これが空振りを奪えない原因だったように思う。
それでも四球で崩れるという雰囲気がない分、何とかしのぎ切った。

そして11回表に2アウトから赤松がヒットで出て、すかさず盗塁を決めるが、完璧なスタートで、キャッチャーはセカンド送球すらできない。
またランナーを貯めて打席が回ってきた會澤は2ストライクまでは、強く叩く意識が強過ぎたようで、引張りのスイングでバットとボールがかなり離れていたが、追い込まれたことでアウトコースのボールにも付いていけた。
バッテリーに余裕がなかったせいかもしれないが、0-2というカウントからすぐに勝負しなかったら結果は違ったかもしれない。
會澤のライト前ヒットで、最短距離で本塁を陥れた赤松の走塁とスライディングは見事だった。
木村のピッチャー強襲のタイムリーで2点目が入ったことも、次イニングに登板する投手が中崎だったことを考えると意味のある2点目だった。

この試合も、昨日と同様リリーフ投手が無失点リレーを達成したことも勝因の一つだが、何といっても守備の力が大きく、この試合で飛び出したファインプレーのうち、どれか一つでもなかったら延長に突入することなく負けていた可能性が高い。

試合開始から試合終了まで、全く目の離せない試合で、試合時間も長く、それでいて最後まで集中力を切らせない戦いぶりは、今季の勝利の中でもかなりいい勝ち方の部類ではないかと思う。

最後になったが、戸田はこの試合6回途中までで2失点と、前回登板から若干でも前進できた。
投げるたびに内容が良化する様子を見られるのも、若手投手の特権とも言える。









【カープ情報】2014.07.22 広島対ヤクルト 公式戦12回戦 久々の一岡、永川、中田、ミコライオの勝利の方程式完成

2014年7月22日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦12回戦の試合結果

広  島 100 100 110 3|7
ヤクルト 000 310 000 0|4

勝 中田 6勝3敗
負 木谷 4勝5敗
S ミコライオ 0勝1敗16S

【本塁打】堂林5号、武内5号、廣瀬2号、エルドレッド31号、32号、丸12号

白濱とのコンビ解消以降、2試合続けてクオリティスタートを達成しているバリントン。
さらにオールスター期間中にリフレッシュして、調子も立て直せていることを期待したいところ。

ヤクルト先発の八木は、カープ戦ではとにかくコントロールを乱している印象が強く残っており、この試合でもチャンスをもらえれば確実にものにしておきたい。
また、対八木ということで、キラを外し右打者を多く起用してきたが、4月以来となる梵の5番スタメン起用が見られた。

今季の梵は強引な引っ張り一辺倒という打撃をするときは結果が伴わないことが多いが、右方向への鋭い打球が増えてくるに従い、打率も上がってきている。
このタイミングで5番としての働きが期待できれば、守備走塁面で穴のあるキラの起用法にも幅が広がる。

もうひとつポイントを挙げるとすれば、小窪、會澤、鈴木誠の6~8番だろう。
まったく小技のイメージが浮かばない打順で、打って得点を奪っていくという意思は感じられる。

一方、今日の八木はコントロールを乱さない。
先頭の堂林は3-2というカウントで粘った末に、先頭打者本塁打を放ち先制し、4回にも梵、小窪、會澤が特に仕掛けることなく三連打で1点を奪い、スタメン起用が見事に嵌った攻撃を見せた。

ただ、期待された八木の四球がないためか、チャンスらしいチャンスがなかなか作れない。

そうしているうちに、バリントンが併殺崩れの間に1点を失うが、微妙なタイミングで一塁走者が残ったことで次打者への投球までに気持ちが切り替えられなかったといわれても仕方のないような、ど真ん中への変化球がいってしまい逆転ツーランを浴びてしまう。

こうなると歯止めが利かなくなるのがバリントン。
5回にはアウトになったものの、先頭の八木に粘られリズムを崩すと、1番の山田からことごとく芯でとらえられる打球が増え、1点を失ってなお2アウト満塁のピンチ。
ここで2点差のままで終盤に突入するか、一気に崩れてしまうかで試合の流れが大きく変わっていきそうな中、岩村の打球は芯で捉えられたもののショートの守備範囲に飛んで、何とか試合は壊さずに済んだ。

八木は終盤になっても球威が衰えない。
四球も6回に出した1個だけで、7回になっても140キロ後半のストレートで押してくる。
ただ、代打廣瀬に対して、カウント3-2となったことで、若干四球を嫌がったのかコースが甘くなった。
甘くなったとはいえ、決して失投ではなかったと思うが、これをレフトスタンドに運んだ廣瀬は見事だった。

一気に追いつきたいカープではあったが、丸の右中間への打球を、上田がフェンスに激突しながら好捕し、試合の流れを引き寄せるまであと一歩及ばず。

次に、流れを引き寄せたのは、公式戦復帰登板となる一岡のピッチング。
少し抜け球があったり、ストレートの球速は140キロ前半にとどまりはしたものの、アウトコース低めへの制球力は健在で、無失点投球で復帰登板を飾った。

すると8回表、昨日本塁打を放っているエルドレッドに対し、再びカーペンターを投入し、見事に返討ちの同点本塁打が飛び出す。
先ほどと同様、一気に勝ち越しまで持っていきたいカープだったが、やはりここも同点どまりと、あと一歩という展開が続き、こうなるとミスした方が苦しくなる。

まずは9回裏、先頭打者が出塁し、送りバントというケースでキャッチャー前に転がり併殺打、とヤクルト側に手痛いミスが出た。
送りバントがキャッチャー前に転がったのは結果的に失敗としても、その後、すぐさまファーストにスタートが切れなかった荒木の走塁は、カープとしては助かった。
すぐさま走り出してキャッチャーの前を横切り、捕球の妨げになるようであれば(決して良いプレーではないが)、どちらかがランナーとして残る可能性はあったと思うが、これで楽々會澤がセカンドに送球できた。

相手が意気消沈とまではいかないまでも、嫌な雰囲気を感じながらの延長戦に突入。
先頭の菊池がツーベースで出て、丸は最悪でも進塁打を打ちたい場面。
ここで、インコースにストレートが来るのだから、当然丸は右打ちを決める。
内容も結果も最高の勝ち越しツーランとなり、さらにエルドレッドのこの日2本目の本塁打で、流石に勝負あり。

今季の延長戦無敗も継続し、3試合ぶりに中田が無失点で抑え、一岡も復帰登板を果たし、永川、ミコライオも無失点で抑えたことで、久しぶりに前半戦の勝利の方程式4人による無失点リレーが完成。

まだ過度の期待をかけるには早すぎると思うが、後半戦の反攻のカギを握る4投手の揃い踏みに、今後の可能性を感じる1勝となったように思う。

ヒーローインタビューで、丸がネガティブコメントをしなかったのも、個人的には良かったかなと思う。





【カープ情報】2014.07.21 広島対ヤクルト 公式戦11回戦 苦手小川の前に沈黙

2014年7月21日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦11回戦の試合結果

広  島 000 000 020|2
ヤクルト 030 000 00×|3

勝 小川 4勝2敗1S
負 野村 4勝4敗
S バーネット 0勝2敗3S

【本塁打】エルドレッド30号

神宮でのヤクルト戦で後半戦開幕を迎えることになるが、最近の野村の調子からすればとにかく点を取るしか勝利はない。
そういう面では、オールスターで躍動した菊池、丸、エルドレッドを中心に点を積み重ねていきたいところだが、ヤクルト先発は苦手の小川。

骨折明け初戦はKOされたが、調子を整えての2試合目とくれば、決して油断の出来る相手ではない。
立ち上がりは、ボールが真ん中付近に集まり、決して本調子とは思えなかったが、守備陣が小川を助けた。

また、2回に早くも野村が捉り3点を失うが、全体的にヤクルト打線の振りは鋭く、少しでも甘いコースは見逃してくれない。

小川のピッチングも決して万全というわけではなさそうだが、勝負所でのアウトコースへのコントロールが、今日の生命線だった。

8回にリリーフのカーペンターからエルドレッドがストレートを狙い打ってツーランを放ち、1点差まで詰め寄ったものの、やはり小川から無得点というのが大きく響いた。

また、神宮での試合はもつれるというのは、事前の予想通りとはいえ、競った展開に持ち込めたのは、7回から2イニングを何とか無得点で抑えたフィリップスの投球があったからこそ。
しかし、フィリップスは、明日予想先発のバリントンとの入れ替えになるだろから、中継ぎ勝負となった場合の不安は解消されない。
一岡がどの段階で調子を上げてくれるかが、次のポイントになってくる。





【カープ情報】2014.07.16 広島対DeNA 公式戦15回戦 戸田プロ入り初勝利

2014年7月16日に行われた、広島対DeNAの公式戦15回戦の試合結果

DeNA 000 040 012| 7
広島  013 023 200|11

勝 戸田 1勝1敗
負 土屋 0勝1敗
S -

【本塁打】キラ9号、エルドレッド29号、筒香15号、16号

今日の先発は、戸田と陳というフレッシュ対決。
共にプロ入り初勝利を目指してのマウンドになるが、戸田は前回先発の西武戦ではプロ入り最長の5イニングを投げ2失点と、徐々に慣れてきたことに加え、リリーフでは粘りの投球を見せている。
また、キャンプで指導役を買って出てくれていた久本が故障離脱してから初めての先発となる。
この辺りで一人立ちできる姿を見せたいところ。

またチーム事情としては、先発投手が早い回でKOされる試合が多くなっており、戸田にある程度任せてもいい状況にも思える。

もっともDeNA先発の陳も、ようやく巡ってきたチャンスということで、気合は入っているに違いないが、カープ打線自体は点が取れており、早い回から攻略したい。

その理想通りの展開で、先制し、エルドレッドにも雨で幻の一撃となって以来の本塁打が飛び出し、戸田を援護する。
しかし、勝利投手の権利がかかった5回表、1点は返されるものの2アウトまで漕ぎ付けながら、筒香に同点スリーランを浴びてしまうが、これは戸田の成長のためには避けて通れない道。

ただ、ここまでの試合展開を考えると、戸田に勝利投手の権利を再度付けようというのが、5回裏の攻撃の目標の一つになる。
目的意識をはっきり持って、何が何でも1点を取りに行くという姿勢、集中力があるからこそ、會澤のこねたような打球もいいところに転がるタイムリー内野安打になるし、代打鈴木誠のサード強襲(記録はエラー)の当りも生まれる。

と、ここまではいい流れを引き寄せることが出来たが、心配なのはここからの継投。
中田も1イニング目はいいが、疲れから2イニング目は若干不安要素にもなる。
9回のミコライオは鉄板として、あとは永川、フィリップス、中田が1イニングずつというのが今考えられるベストな継投策。

DeNA打線は、この三連戦の状態から、2点ビハインドでも全く慌てる様子を見せないのは怖さを感じる。
それでも、グリエルが負傷退場している影響が大きく、中田、中崎が失点していく中でも、切り札ミコライオまで投入して、何とか逃げ切ることが出来た。

前半戦最後の試合は、出る選手がそろって活躍し、大荒れのDeNA三連戦ではあったが、戸田のプロ入り初勝利という記念すべき試合となった。
左腕の先発勝利は、2010年以降の5年間で、久本、篠田、中村恭、齊藤、スタルツ、ソリアーノ、青木高に次いで8人目で、高卒3年目以内での初勝利は齊藤以来となる。

ここで終わればいいと思うのだが、敢えて1番打者について触れてみようと思う。
堂林が2打席であっさりと退いたのは、おそらくチャンスでの見逃し三振という消極的な姿勢を反省する意味合いがあるのだろう。





【カープ情報】2014.07.15 広島対DeNA 公式戦14回戦 プロらしからぬ凡ミスで敗戦

2014年7月15日に行われた、広島対DeNAの公式戦14回戦の試合結果

DeNA 102 005 200|10
広島  002 000 041| 7

勝 久保 8勝4敗
負 九里 2勝5敗
S 林 1勝0敗1S

【本塁打】筒香13号、14号

昨日の引き分けは、勝てた試合という面と、負けなくてよかったという面の両方があり、ポジティブに考えれば同点に追いついた勢いのまま今日の試合を迎えることが出来る。

一番の心配材料はもちろんエルドレッド。
6三振という結果以上に、ボールにバットが全く当たらない状態が解消できるかどうかが気になるところ。

また久保とは移籍後初対戦になるが、阪神時代はどちらかと言えば苦手としていた投手。
九里がマツダスタジアムでの応援を背に、どこまでDeNA打線を抑えられるかがポイントとなる。

上記2点については、まずエルドレッドは昨日のような状態からは脱出。
九里はインコースを狙ったボールがシュート回転して真ん中高めに入ったところを筒香にツーランを浴びた。
失投の割合から考えると、決してその後を抑えられたかどうかは分からないが、3回で交代も仕方のない投球内容だったように思う。

ただ、この試合では、どんなプレーよりも全く納得の出来ないのが今井のフィールディング。
6回表のDeNAの攻撃で、1点追加され、さらに1アウト満塁の場面。
黒羽根のピッチャー正面のゴロを、セカンドに悪送球。
どう考えても本塁送球、かなりの高確率でホームゲッツーでチェンジのプレーで、厳しい言い方をさせてもらうが、あの状況でセカンドに送球しようとする投手は、投げるボール云々以前に一軍レベルではない。

その後のライト前タイムリーを堂林がファンブルする間にランナーが生還し、次のイニングには今井が打者の遥か頭上を通過するワイルドピッチで追加点を与えるというのは、1点を、1プレーを大事にする様子が感じられない。

確かに終盤打線は粘りを見せ、追い上げムードは見られたが、こういう内容の試合で勝ちが転がり込んでくるほど、真剣勝負の場は甘いものではない。





【カープ情報】2014.07.14 広島対DeNA 公式戦13回戦 土壇場での同点劇の陰でエルドレッドの6三振は心配材料

2014年7月14日に行われた、広島対DeNAの公式戦13回戦の試合結果

DeNA 010 010 001 002|5
広島  000 000 201 002|5

勝 -
負 -
S -

【本塁打】筒香12号

先発転向後初めて山口との対戦となるが、速球派の荒れ球は苦手という印象が強いカープ打線。
対する大瀬良も速球では負けていないと思うが、その速球を狙い打たれだしてから一気に不調が加速した感もあるだけに、速球派同士の投げ合いで自身の持ち味を甦らせるきっかけにして欲しいところ。

まず序盤の山口は、コントロールがアバウトで、ストライクでも高めが多く、決して捉えられないことはないと思ったのだが、如何せんストレートにタイミングンの合わない打者が多かった。
特にエルドレッドはことごとくストレートで空振り三振を奪われ、山口に対して3三振と良いところがなかった。

また大瀬良も、ストレート主体のピッチングで決して悪い内容ではなかった。
しかし、2回の筒香の本塁打はスライダーが真ん中に入ってしまった。
今日はこのコントロールミスというのが両チームの得点に絡むことになる。

7回の天谷の同点タイムリーは、追い込みながらも様子見のボールが内に入ったところを捉えたもの。
9回に中田が梶谷に打たれたタイムリーは、初球のチェンジアップが真ん中に入ったところを捉えられた。
これはフェンスダイレクトの当たりで、フェンスオーバーにならなくて良かったという打球だった。
一塁走者のバルディリスを本塁で刺せたのも助かった。

また、9回裏の攻撃ではツーベースで出塁した會澤もそうだが、菊池の同点タイムリーも、7回同様0-2というカウントから様子見のボールが連続して内に入ってきて、ファールを続けるうちにタイミングを合わせられた。

お互いにあとひと踏ん張りが利かない状況の中、今季無敗の延長戦へ突入する。
まずはミコライオが3人で抑えたが、その後の投手リレーは非常に苦しい。
今村が登録抹消となり、プロ入り初一軍の池ノ内の登板は流石にないとして、昨日リリーフに失敗したフィリップスが登板。

2アウト、しかも1-2というカウントからストライクが入らなくなり四球を与えると、途端に不安定さが顔を覗かせ始める。
狙ったところへボールがいかないことに加え、今日の試合の流れ的に最後は甘く入るのではないかという怖さも感じられたが、何とか無失点で切り抜けた。

10回裏は、投手が交代し、先頭打者が梵とくれば、4月4日DeNA戦のサヨナラ本塁打が脳裏を過るが、センターフライに倒れる。
1アウトから菊池のヒットと丸の四球でチャンスを作るが、今日の試合のエルドレッドはストレートにはバットに当たる気配が全くなく、5三振目を喫する。

再度試合が動いたのは12回表、フィリップスがランナーを残して今井に交代。
その今井は、グリエルを敬遠気味に歩かせて金城と勝負するが、フォークが抜けて高めに棒球が行ってしまう。
しっかりとライトへ弾き返され、さらには堂林がライト前ヒットを後逸し、ファーストランナーまで生還させてしまう。

延長戦で2点差をつけられると、常識的に考えて苦しい。
それでも粘りに粘って、廣瀬が四球を奪い取り、堂林も気持ちを切らさずレフト線へツーベースを放ち、菊池が外側のボール球をしぶとくライト前に落とし、土壇場で同点に追いついた。
ただ、最後はエルドレッドがこの日6三振目を喫し、同点でゲームセット。

何とか引き分けに持ち込んだとは言え、ここまで苦戦した原因は、残塁の山を築いた打線にもあるし、今日の試合に関しては投手のコントロールミスが最後まで出てしまったこともある。

日が変わって明日になれば、エルドレッドがまた全く別人のようなバッティングを見せてくれるといいのだが。





【カープ情報】2014.07.13 広島対中日 公式戦11回戦 投手陣総崩れで逆転負け

2014年7月13日に行われた、広島対中日の公式戦11回戦の試合結果

広島 040 001 100|6
中日 000 223 01×|8

勝 又吉 5勝1敗
負 今村 1勝1敗
S 岩瀬 0勝2敗15S

【本塁打】和田14号

この試合は、2回の先制点の取り方が非常に良く、下位打線で1点を取った後、その1点で終わることなく追加点を奪ういい攻めを見せたように思う。
1番起用の堂林は、自分が出塁してあとの打者に任せるという1番打者像ではなく、自身の一振りで打点を稼ぐというイメージに近い。
2回4点というのは、1番堂林の起用が嵌った。

ただ、中日の後の粘りを感じさせるシーンは、3回裏の攻撃で見て取ることが出来た。

2回で4点という点差で、3回裏の攻撃では、8番谷繁のヒットの後、ピッチャーの濱田には送りバントを指示。
早い回で交代させるでもなく、早い回で1点でも返せば、今日の野村のピッチングなら何とかなると、中日ベンチが感じ取っていたのだろう。
この回の送りバントは点には結びつかなかったが、結局4回に2点を取られ、連続四球となったところで野村をあきらめざるを得なくなった。

こうなると、後の投手リレーが非常に苦しくなる。
フィリップスは1イニング目は抑えたが、2イニング目には和田のツーランで同点に追いつかれると、あとは勝ちパターンの投手の投入が出来ない展開となる。

今村、河内、今井がことごとく捉ってしまい、完全に勢いを持っていかれた。

中盤以降、唯一勝機があったとすれば、6回表に1点を勝ち越した後に、2イニングを前提に中田を投入できていれば、という場面。
しかし中田、ミコライオという2人が勝ちパターンのリリーフなので、1イニング足らない以上、6回を別の投手で、と考えるのは当然と言えば当然。

その起用に応えられなかったが故の逆転負けだろうと思う。





【カープ情報】2014.07.12 広島対中日 公式戦10回戦 前田健再びリーグトップに並ぶ9勝目で連敗脱出

2014年7月12日に行われた、広島対中日の公式戦10回戦の試合結果

広島 001 000 020|3
中日 000 000 010|1

勝 前田健 9勝4敗
負 山井 7勝1敗
S ミコライオ 0勝1敗15S

【本塁打】なし

連敗中のカープは前田健が登板し、対する中日の先発は今季無敗の山井。
当然ロースコアが予想される試合で、その予想通りの試合展開となった。

とにかく相手にどんどん点を取られる心配をしなくても済む試合展開は安心感がある。
この日は天谷が1番として起用され、さっそく1打席目に四球で出塁し、1番打者としての連続出塁試合を11試合に伸ばした。
点には結びつかなかったが、天谷としては自身の責任を果たせている。

また、この試合は6月19日の楽天戦以来の本塁打なしでの勝利を挙げることが出来たが、その試合も前田健の先発だった。
今季のカープの得点源はエルドレッドに代表されるように、リーグトップの本塁打によるところが大きい。
ただ、本塁打が出ないともろさもある打線だけに、投手が抑え、打線がつないで少ない得点でも勝っていくというのは、理想的な勝ち方。
その少ない得点で勝つためには、守りも重要で、この試合では菊池、田中といい動きが見られた。

先発が8回まで投げ、抑えのミコライオに直結という投手リレーも理想的。
これが明日先発の野村にも伝わればいいのだが、相手も好調の左腕濱田。
1番スタメンは右打者の堂林か、経験の天谷か、先日猛打賞の小窪か、選択肢が広がっているが、どの選手がチャンスをつかむか見もの。





【カープ情報】2014.07.11 広島対中日 公式戦9回戦 永川乱調

2014年7月11日に行われた、広島対中日の公式戦9回戦の試合結果

広島 000 110 000|2
中日 200 001 50×|8

勝 大野 5勝4敗
負 バリントン 7勝7敗
S -

【本塁打】ルナ13号、キラ8号、小窪3号、和田13号

昨シーズン辺りから、一時ほどナゴヤドームを苦手とせずに戦えるようになってきたが、先発のバリントンがビッグイニングを作られてはどうしようもなくなる。
前回登板では、たまたま抑えられたという印象もあっただけに、好調の大島、森野、ルナに加え、交流戦明けから別人のようなエルナンデス、カブレラとのバッテリーで痛い目を見た松井雅など、火が付くと止まらない打線に対し、どこまで我慢のピッチングが出来るかが、投のポイント。

特にバリントンは、この日の先発以降はオールスターまで登板機会がないということで、フィリップスとの入れ替えが内定しており、今シーズンのベストピッチを見せるくらいの投球を期待したいのだが、初回簡単に2アウトを取った後に四球を与え、ルナにも追い込みながら甘く入ったスライダーをレフトスタンドに運ばれる、悪い内容の失点。
雨で中止があったものの9連戦中であり、先発投手が早めに降板してしまうのだけは避けたい。

打のポイントでは、今日から復帰のエルドレッドの状態がどうかという点になる。
甲子園では、終盤に打線の粘りが見られており、チーム全体としては決して状態が悪いという訳でもない。
また左腕大野が先発となれば、1番打者として併用されている2人のうち堂林がスタメン濃厚と思いきや、小窪をプロ入り初起用。

天谷は1番打者として出場した10試合連続出塁継続中と、ここまでは経験が活きていただけに、走力的にまず不向きな小窪の1番起用は調子の良さを買ってのこと以外にはなさそう。
ただ、あまりにも突然過ぎる起用と感じてしまったが、それでも起用に応えた小窪は見事。

この試合に関しては、終盤まで粘って接戦に持ち込むことは出来たのだが、7回から登板の永川の乱調でジ・エンド。
ルナのタイムリーは上手く打たれたとは思うが、和田には気落ちして甘く入った初球のストレートをレフトスタンドに運ばれ、勝負が決した。

この流れの中で、ズルズルと失点しそうな8回のピンチを無失点で乗り越えた戸田は、このピッチングが続けられれば、オールスター明けにも先発のチャンスが巡ってきそう。

また、プロ入り初の1番スタメンの小窪は3安打と意地を見せたが、やはりタイプ的には6番か7番というところだろうと思う。 これで天谷、堂林とさらに競っていけるようだと、楽しみはある。

永川のポジションにはフィリップスが入ってくるだろうし、オールスター明けには一岡も戻ってくる。
今は耐える時期か。





【カープ情報】2014.07.09 広島対阪神 公式戦10回戦 エルドレッド不在が響いての敗戦

2014年7月9日に行われた、広島対阪神の公式戦10回戦の試合結果

広島 010 000 040|5
阪神 012 021 00×|6

勝 藤浪 6勝4敗
負 九里 2勝4敗
S 呉 1勝2敗20S

【本塁打】ゴメス15号、マートン10号

ロサリオに雰囲気が感じられないと昨日の記事で書いたが、早速ロサリオとキラを入れ替えてきた。
ただ、キラも決して調子が良くて昇格と言う状態ではなさそうで、単に藤浪対策という意味合いだろう。

スタメンは予想通り、1番に天谷を起用し、5番キラ以降は田中、木村の左打者を並べてきた。
エルドレッドは昨日の試合で左手中指を痛めたということの中で、送球を受ける一塁手よりも、一試合中数回の守備機会のレフトでのスタメン選択だと思うが、一度も打席に立つこともなく岩本に交代してしまう。
こうなると打での負担と守備の負担ともにキラの役割が重要となった。

昨日の大瀬良もそうだったが、九里も追い込みながらも最後のボールが甘く、詰まりながらもヒットコースに運ばれてしまう。
大崩こそしなかったが、常にランナーを背負ってのピッチングで、プレッシャーを受け続けては、なかなか反撃ムードも生まれにくい。
早めに九里が降板したことで、河内がワンポイントではなく、1イニングを任されることになるが、これも裏目に出てマートンのツーランで差が広がってしまう。

6回から登板の今井も、自分の調子を感じ取っているような投球で、打者とまともに勝負出来ていない。
極端に言ってしまえば、逃げているように見られても仕方がない。

打線の方は終盤にようやく藤浪を捉まえるが、じわじわと突き放されていたため、もう一歩届かず。
この試合に登板した投手のうち、無失点で抑えたのは、7回の戸田と8回の中田のみ。
このピッチングがあったからこそ、終盤の粘りも生まれた。
戸田には、こういう流れを引き寄せた展開を肌で感じて、より成長していって欲しい。

この試合は、残念ながら4番の差が出た。
代役の岩本はいい働きを見せ、守備でも貢献しているので文句のつけようはないが、それよりもエルドレッドの不在が如何に大きいものかを痛感させられる敗戦となってしまった。

最終回に、調子を上げてきた呉から菊池、丸の連打とワイルドピッチで一打逆転のチャンスまでは作るが、守備から入った4番の會澤が三振に倒れゲームセット。

あと一歩まで追い上げることができ、粘りは見せた。
ただ、野手が一人不足した状態で試合開始を迎え、九里も4回で交代したことで、早めに代打を一枚使ってしまった。 終盤も追い付くために代走を積極的に使い、得点に結びつけたが、打てる手が少なくなっていたのは痛かった。

エルドレッドは打撃練習をしたのちに、欠場が決まったということのようで、大事をとってのことであればいいのだが。





【カープ情報】2014.07.08 広島対阪神 公式戦9回戦 大瀬良、右手に打球を受け降板

2014年7月8日に行われた、広島対阪神の公式戦9回戦の試合結果

広島 001 000 000|1
阪神 011 100 00×|3

勝 岩田 6勝3敗
負 大瀬良 6勝4敗
S 呉 1勝2敗19S

【本塁打】梅野5号

およそ2カ月ぶりに阪神との対戦となるが、その時に抑えられた岩田が先発。
対するカープは、ここのところストレートを狙い打ちされている感の強い大瀬良が先発。

阪神は5連勝中でチーム状態が良く、特に打ではマートン、投では呉が調子を上げてきている。
カープについては、好守を問わずミスが目立ちつつあり、ビジター甲子園では特にミスには気を付けたい。

初回の攻撃で、菊池が送りバントを決めることが出来なかったが、何とか右打ちで進塁打を打とうと粘りを見せ、これはミスとカウントされないだろう。
また、大瀬良のピッチングは2回のピンチで、投手の岩田に初球タイムリーを打たれたのは、やや不注意。

ただ、阪神の守備も、丸のセカンドゴロで、併殺を狙った上本がファースト悪送球というタイムリーエラーで同点に追い付き、どちらも締まらない序盤となった。

岩田の出来自体は、コントロールを乱す場面も多く、決してベストな状態とは思えなかったが、結局はエラーでの1点のみに抑えられ、一言で表すなら、要所を締めるピッチングをされたということになる。

ロサリオに雰囲気が感じられなくなりつつあり、対岩田対策として5番に座った広瀬がノーヒットとなったことも含め、再度エルドレッドが孤立してしまうと、こういう展開になりやすい。

大瀬良も、圧倒的な投球こそ出来なかったが、悪いなりにまとめるピッチングは出来た。
大和の打球を右手に受けて降板してしまうアクシデントもあったが、おそらく長期離脱は避けられそうな雰囲気。
結果は3回2/3で3失点ということも含め、被安打7は、決して褒められた内容ではないとは思うが、歯止めが効かずに大量失点という流れは断ち切った。

また、前回の米子での阪神戦では、永川がピッチャー返しの直撃を受け、以降の試合で不振が続いているだけに、大瀬良にはじっくり立て直して次回の登板に備えてもらいたい。

現状の阪神戦では、リードを許したまま終盤に突入するのは避けたい。
ただ、明日の先発は大の苦手としている藤浪が先発してくる。
1番は堂林から天谷に代えてくる可能性が高いと思うが、1番打者の経験の差が出てくれることも期待したい。





【カープ情報】2014.07.05 広島対ヤクルト 公式戦10回戦

2014年7月5日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦10回戦の試合結果

ヤクルト 000 200 011|4
広  島 010 000 020|3

勝 岩橋 1勝0敗1S
負 ミコライオ 0勝1敗14S
S バーネット 0勝1敗1S

【本塁打】梵4号、會澤3号

カープ先発のバリントンは、今季初めて會澤とバッテリーを組んで試合に臨む。
過去何度かバッテリーを組んだことがあり、数字上はまずまずの成績を残している。

この日の投球内容については、前回までとあまり変わったようには見えなかった。
ただ、4試合連続KOということでバリントン自身が慎重になったのか、會澤が決してビッグイニングを作らせないようなリードをしていたのかは分からないが、この1試合だけで内容が良くなったとも言い切れない。
それでも、前日前田健が苦労して抑えたヤクルト打線に対し、6回2失点というピッチングが出来たのは次回登板機会は確保できたということになる。

試合の方は、ややミスの多めの試合となり、最も注目したいのは菊池の送りバント失敗。
現在のカープで、最も犠打の信頼感の高い選手だけに、サインを出した時点で送って1アウト2、3塁のチャンスを作れる、というプランを思い描いていたはず。
おそらく続く丸、エルドレッドもそう思っていたに違いない。
すこし流れが止まったかなと言うプレーになってしまった。

ただ1回の失敗で犠打が下手になるというものでもなく、年に数回しかない失敗がたまたま出てしまったと割り切れば、次回からはしっかり犠打を決められる選手だけに心配はないだろう。

ミコライオの黒星も、三遊間の当りに必死に田中が飛びついたが故の二塁打となったことがきっかけとなっており、悪い面が重なって出てしまっての敗戦で、しっかりと気を引き締め直せさえすれば、引きずることはない試合ではないだろうか。





お知らせ

いつも当ブログにお越しくださいましてありがとうございます。
諸事情により、7月5日と7月6日の【カープ情報】他の当日更新はお休みします。

7月7日中の更新予定とさせてください。

ご迷惑をおかけいたしますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
[ 2014/07/05 11:09 ] 【日記】 | TB(0) | CM(4)

【カープ情報】2014.07.04 広島対ヤクルト 公式戦9回戦 前田健リーグトップタイの8勝目に、エルドレッド5度目の1試合2本塁打

2014年7月4日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦9回戦の試合結果

ヤクルト 000 001 000|1
広  島 022 030 00×|7

勝 前田健 8勝4敗
負 ナーブソン 2勝7敗
S -

【本塁打】丸11号、エルドレッド27号、28号

この試合で、骨折した試合以降初めて堂林が1番に座る。
最近の試合では、天谷が経験を活かした1番打者として機能しており、仮に堂林の1番が機能するようだと、左右で使い分けが可能となるだけに作戦の幅も広がる。

ただ、残念ながら今日の試合では結果が出なかった。
少し嫌味を言えば、2回に2点を先制した後、ランナーに前田健が残った場面で早打ちでアウトになり、次の回の投球に影響をさせなかった点は評価できる。

とは言うものの、天谷も1シーズン通して好調を維持し続けるというのも無理というもので、競争意識を高めるためにも、次の機会にはしっかり1番打者としての働きを期待したい。

さて、試合の方は先制、中押し、ダメ押しという理想的な展開で、本塁打が効果的だった。
現状バレンティン抜きでリーグ1位の得点を誇るヤクルト打線と、リーク1位の本塁打を誇るカープ打線というポイントがあった訳だが、今日の試合に関しては先発投手の違いが、得点差に影響したように思う。

ナーブソンは球威、コントロールともそこそこといった感じで、打線の援護があれば、まだ違った面が見られたかも知れない。

前田健にしても、要所を締め大事には至らない投球を見せたものの、粘られたことで球数も嵩み、初回から6回までは毎回ヒットでランナーを許すなど、決して圧倒的なピッチングが出来たということでもない。

これはやはり、バレンティン、畠山、ミレッジという、本来クリーンアップを打つ3人が揃って欠けているという状況に助けられた面もある。
それでいて前田健からほぼ毎回ヒットを放つ打線というのは、決して油断できるものではない。

エルドレッドの特大スリーランで勝負は決したが、打線の援護が少なければ、前田健といえどもプレッシャーを受けながらの投球でどこまで粘れただろうか。

明日の先発バリントンは、今季バッテリーを組み続けた白濱がファーム降格となって以降、初めての先発となる。
前回の4試合連続KOの試合での記事で、ビッグイニングを作られないように、バリントンをコントロールできる捕手との新コンビを希望したこともあり、今後のバリントンを占う意味でも、明日は要注目の試合となる。





【カープ情報】2014.07.02 広島対巨人 公式戦11回戦 投の粘り×打の粘り=チームの粘り勝ち

2014年7月2日に行われた、広島対巨人の公式戦11回戦の試合結果

巨人 000 002 010|3
広島 100 001 11×|4

勝 中田 5勝3敗
負 久保 2勝3敗
S ミコライオ 0勝0敗14S

【本塁打】天谷2号

カープの先発は久々となる九里。
リフレッシュ効果なのか、ボール自体は交流戦中と変わったようには思わなかったが、ピンチを背負った時の集中力が高かった。
約3ヶ月間、先発とリリーフの両方で一軍の打者を相手に投げ続けたのは、想像以上に負担があったということなのだろう。

巨人先発の小山も、5回までは天谷の先頭打者本塁打によるヒット1本に抑える投球を見せ、5回を終わった時点で1時間30分足らずという早いペースで試合が進む。

間違いなく投手戦と呼べる試合で、昨日の打撃戦から一転、ここまで点の入らない雰囲気になるものかという展開は、逆に一歩間違えれば一気に試合が動いてしまう怖さもある。

ただ、昨日の試合と同じ要素も存在し、九里が交代した後のカープのリリーフ陣の層の薄さが一つ。
もう一つが、巨人の攻撃で日替わりヒーローが誕生している点。

昨日は逆転弾を含む2本塁打の坂本で、今日は逆転タイムリーと同点タイムリーを含む猛打賞の長野。

長野の8回の同点タイムリーは、昨日逆転弾を許した中田から放ったもので、三遊間の当りに飛びついた堂林のグラブをはじいてレフト前に転がった。
堂林が触れていなければ、ショートの田中が追いついてセカンドランナーの生還を阻んでいた可能性もあるが、これは精一杯のプレーの結果で仕方のない部分もある。

ただ、一人責任を背負い込んだような表情を見せた中田の姿を見て、何としても点を取るんだという雰囲気がベンチからは感じられた。
菊池、丸は絶対に塁に出るんだという気持ちがスイングにも表れていたように思う。
代打小窪の犠牲フライは、少し浅いセンターフライだったが、球場全体が丸の走塁を後押ししているような雰囲気が出ていたのはホームならでは。

ただ、守護神ミコライオは完全に力んでしまった。
先頭の代打高橋由に四球を与え、代走に鈴木尚を起用ということで、明らかに脚で揺さぶる作戦。
牽制球を何度も投じるが、刺そうというタイミングではなく、僅かでもスタートを遅らせようとしたことが活き、阿部を併殺に打ち取り、事なきを得た。
終盤の攻防は、非常に見ごたえのあるものだった。

最後に一つ言いたいことは、中田投手について。
決して下を向く必要はないということ。
勝ち越し点を与えなかったことで、チームの勝利を呼び込んだというのも、紛れのない事実。
次回は頼みます。





【カープ情報】2014.07.01 広島対巨人 公式戦10回戦 中田逆転被弾であと一歩及ばず

2014年7月1日に行われた、広島対巨人の公式戦10回戦の試合結果

巨人 201 020 030|8
広島 010 200 310|7

勝 山口 3勝2敗1S
負 中田 4勝3敗
S マシソン 4勝2敗12S

【本塁打】村田12号、エルドレッド26号、坂本5号、6号、丸10号

6月の月間成績は、交流戦で9連敗を喫したことを思えば、8勝10敗という数字は上出来。
仕切り直しの7月は、交流戦優勝の巨人との対戦から始まる。

故障者が続出し、なかなか落ち着いた状況にならないカープだが、先発が試合を作ることが出来れば勝機はある。
大瀬良も交流戦中は良いところがなかったが、最後の登板では5回裏に8点を取って逆転した直後にコールド勝ちで、勝ち星が付いた。
流れが変わる結果と前向きに捉えて行きたいところ。

しかし、大瀬良は初回から捉ってしまう。
3番の亀井に10球以上粘られ、4番の村田には先制ツーランを浴びてしまうが、どうもストレートに狙い球を絞っていたかのよう。
ストレートの球速が出ていることで、組立の中心にストレートを選択し、打ち返されるという展開はオープン戦でよく見られたが、今日の試合に関してはコントロールがやや甘かった。
調子の上がってきている巨人打線に対しては、致命的になってしまった。

巨人打線対カープ打線の、どちらの好調さが上回るかという試合になり、防御率1位の菅野を追い詰める攻撃を見せたことには価値がある。

結果的には逆転後の再逆転負けという試合にはなってしまったが、正直な感想を言えば現在のリリーフ陣の層の薄さが影響してしまったということだろう。

中田が坂本に逆転スリーランを浴びてしまったが、一岡をはじめ、次々とリリーフ陣が離脱していく中で、2イニングで連投もいとわない投球でこれまでのカープの投手陣を支えてきただけに、今日の試合の結果は責められない。

ただ巨人のリリーフ陣も万全という印象ではなかっただけに、最後まで粘り強く攻めていけば勝機はあるはず。





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