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【カープ情報】2012.09.30 広島対阪神 公式戦第24戦 石井琢朗引退試合【動画】

2012年9月30日に行われた、広島対阪神の公式戦第24戦の試合結果

阪神 000 200 000|2
広島 000 010 000|1

勝 メッセンジャー 9勝11敗
負 野村 9勝11敗
S -

【本塁打】なし

【阪神】メッセンジャー
【広島】野村-中崎-今村

今日が引退試合となる石井琢朗一色となった試合で、随所に石井琢朗をリスペクトしたかのようなプレーが見られた。
丸の内野安打でのヘッドスライディングなどは、やはり意識をしていてのプレーだろう。
堂林の守備も、ショートに石井琢朗がいると変なプレーは出来ないと、いつも以上に集中してボールを捌いているような印象だった。

カープ先発の野村は初回から非常に苦しい投球内容。
初回のピンチを迎えた原因としては、人並みにプレッシャーを感じていることと、少し投球を変えてきたことがありそうだ。

ここまであまり使って来なかった縦に大きく割れるカーブを多投したことで、阪神打線は面食らった面もあって、初回のピンチを切り抜けた後、2回3回と目先を変えたことによる効果で0点に抑えた。

しかし、やはりコントロールの精度が絶好調時と比べると物足りない。
4回には簡単に2アウトを取った後に5者連続安打を許すなど、らしくない投球。
広島での最後の試合となる金本が最初のヒットを放ち、その勢いを繋げられる阪神と、引退試合と銘打った試合で当人石井琢朗が先頭打者でヒットを放っても後続が続かない広島。
いつも通りと言えばいつも通り。

野村はもう1試合先発の可能性が残っているが、シーズン途中までの自信を持って投げられていた状態からは、やや迷いが生じ始めたような状況だけに、良いイメージで最終戦を締めくくれるかどうかが今から気掛かりだ。

さて、試合の方は球場全体が石井琢朗を勝って見送りたいという雰囲気を作り出しているのだが、如何せんカープ打線はさっぱり応えてくれない。
5回には、早くも野村を諦めて代打を送り、繋いで繋いでノーアウト満塁のチャンスを作る。
ここで状況打破のために5回だが前田智を代打に送るが、併殺打の間に1点を返すのが精一杯。

打てる手はすべて打ってしまったという満足感からか、5回以降はスタンドの興味は試合後のセレモニーに移ってしまっているようだった。

石井琢朗は、7回裏の4打席目にこの日2本目のヒットをライト前に放つ。
スタンドのタクローコールに涙で滲んだ目でストレートを力強くライト前に弾き返した打球を、ベンチに座っている選手はどんな思いで見ていたのだろう。
また、9回の守備でも全く不安を感じさせないグラブ裁きを間近で見ていた堂林は、きっと何かを感じただろう。

そんな中、光った選手は2番手で登板した中崎だった。
前回はプロ入り初先発となり、6回2失点ながらも負け投手になってしまったが、来季は当然先発ローテーション争いに加わってくるだけの内容を見せてくれた。

3番手の今村も、金本との最後の対戦では変化球は1球も投げず全球ストレート勝負。
最後に良い対決が見られたように思う。

そして、9回裏にサヨナラのチャンスで石井琢朗に打席が巡ってきた。
最後はライトフライに倒れてしまったが、マツダスタジアムでの雄姿は皆の胸に深く刻まれたはずだ。

お疲れさまでした。そしてありがとう。









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【カープ情報】2012.09.29 広島対阪神 公式戦第23戦 これぞ消化試合

2012年9月29日に行われた、広島対阪神の公式戦第23戦の試合結果

広島 000 000 000|0
阪神 100 100 000|2

勝 能見 10勝10敗
負 前田健 13勝7敗
S - 

【本塁打】鳥谷8号

【広島】前田健-江草-横山-河内
【阪神】能見

前回腰を痛めて以来の先発となるカープの前田健だが、とりあえずはその不安を吹き飛ばすような投球は出来ていたように思う。

ただ、惜しむらくは試合の内容が消化試合そのもので、先頭打者が出塁しても特に策を講じるわけでもなく淡々と打っていくだけの攻撃。
粘りも感じられず、代打攻勢もなく、盛り上がりに欠ける試合だった。

その象徴とも思えたのが、7回の攻撃で1アウト満塁のチャンスを作るものの、代打の広瀬が見逃し三振。
この時点でも期待が不安に変わったのだが、続く安部の打席では、ここまで能見に対して合っていなかったにも拘らず特に代打を送るでもなく、安部の経験のためにそのまま打たせたことなどは、まさに消化試合。

ここで安部が打てば更なる自信に繋がっていたのだろうが、結果が出なかったことについては特に攻められる場面でもないだろう。

たった2時間半での完封負けとなった試合で、特に得られたものは感じられなかった。

【カープ情報】2013年はエルドレッドを外野手として起用する方針

広島カープの一塁手エルドレッドは、2013年のシーズンは外野手として試合に出場する可能性が浮上した。
来季は栗原が戻ってくれば一塁手として起用する方向性で、来季を見据えてエルドレッドが外野の練習を始めた。

もっとも、エルドレッドも右肘に痛みを抱えた状況で、今シーズンオフに手術する予定。
右肘の痛みは古傷ともいうべきネズミが原因のようで、遊離軟骨の除去(クリーニング)をするのかもしれない。

少なくとも一塁手栗原、外野エルドレッドという布陣が濃厚であるなら、もう一人の外国人野手のポジションは、外野手専門の選手か、三塁手か二塁手と言うことになる。

堂林は引き続き三塁手として育てていくのが基本線だと思うが、個人的には堂林にはセンターを守ってもらいたいという気持ちもある。
走力、投手出身という肩、打撃のバランスから考えて、十分外野手のレギュラー争いに加われると思う。

来年度、俊足タイプの外野手では、赤松が31歳、天谷も30歳になる。センタータイプの外野手はあとは若手の丸がいるが、決して2~3年後が盤石という状況とも思えない。

新外国人野手のポジションがどこになるのか、非常に興味深い。

【カープ情報】2012.09.27 広島対巨人 公式戦第24戦 長野サヨナラエラー

2012年9月27日に行われた、広島対巨人の公式戦第24戦の試合結果

巨人 000 001 000|1
広島 000 000 002|2 

勝 今村 2勝2敗3S
負 西村 3勝2敗32S
S -  

【本塁打】なし

【巨人】ゴンザレス-小山-高木京-福田-西村
【広島】バリントン-河内-横山-今村

おそらく今シーズン最後の登板となるバリントンだが、今季を象徴するかのような無援護と失点はワイルドピッチによる1点のみで、最後まで勝ち運に恵まれず負け投手かと、正直思っていた。

今日の試合に関しては、9回表のエルドレッドの打席に尽きる。
粘って粘ってライト前ヒットで出塁し、続く丸も2ストライクから粘ってフォアボールを奪った。
この時点で相当の球数を要してしまった西村は、前田智、天谷を抑え切る余力を残せなかったということだろう。

前田智のライト前ヒットで満塁とすると、天谷のライト前タイムリーヒットで同点。
ここで本塁への送球のため、前にチャージしてきた長野が打球を後逸。
これでエラーによるサヨナラ勝ちとなったわけだが、攻撃の内容としては文句なし。

シーズン終盤の失速時に、何度となく思われていたであろう打席での粘りがようやく見られた。
今季のカープは、初球打ちやファーストストライクを狙いに行って簡単に凡打するというケースが多くみられた。
もちろん調子のいい時期や、押せ押せの場面では有効な攻撃方法だが、状況に応じて粘ったりする面が不足していたようにも感じた。
それだけに、4番のエルドレッドが自分の一発で同点に追いつくという気持ちを抑えて、何とか出塁しようという姿勢が、後続の打者にヒントを与えたのではないか。

もちろんこの反撃をもたらしたのは、8回から登板した今村の好投に尽きる。
特に9回表の3者連続三振では、巨人打線を圧倒していた。
これで、打撃陣は相当勇気をもらったのではないだろうか。

また、打線の中ではスタメン起用が続いている安部の勢いが止まらない。
失速した9連戦の最後のカード、ヤクルト戦からセカンドでのスタメン起用が多くなったが、ヤクルト戦からの成績は、28打数11安打、打率.393というもので、1番もしくは2番での起用が多い中でこれだけ上位に座って出塁が出来るとなると、来季の内野手のレギュラー争いも楽しみになる。







【ディズニーランド】2012年10月の3連休と台風17号の進路と混雑予想

2011年の三連休にディズニーランドへ行ったのですが、2012年も旅行の予定を立てています。
当然、入場制限も心配しなくてはならない程の混雑が予想されています。
(当時の記事:ディズニーランドの混雑対策、予想と結果(体験談)



事前に旅行の予約なども済ませているのですが、ここで気になるのが台風17号の動きです。
日本の南海上に停滞しており、なかなか速度が上がってきません。
台風の中心気圧は、最大時で900hPaを切ろうかという超大型の台風だけに、三連休に重なってしまうと、飛行機での移動だけに、旅行自体の中止の可能性が高まってしまいます。

気象庁の台風5日進路予報では、今日の段階では何とも言えない状況ですが、海外の台風予測(NRL Monterey Tropical Cyclone Homepage)では6日には通り過ぎているようで、何とか旅行に行けるのではないかと思っています。

ただ、関東直撃コースが予想されているので、これはこれで大きな被害が出なければと思います。

台風第17号 (ジェラワット)

[ 2012/09/27 06:58 ] 【旅行】 | TB(0) | CM(0)

【カープ情報】2012.09.26 広島対巨人 公式戦第23戦 エルドレッド2打席連続の10号、11号本塁打【動画】

2012年9月26日に行われた、広島対巨人の公式戦第23戦の試合結果

巨人 000 000 000|0
広島 000 001 30×|4

勝 今井 3勝8敗1S
負 沢村 9勝10敗
S -  

【本塁打】エルドレッド10号、11号

【巨人】沢村-野間口-高木康
【広島】今井-今村-ミコライオ

シーズンで8連敗、対巨人戦が10連敗というダブルの連敗脱出を果たした立役者は、先制本塁打とダメ押しの本塁打を放ったエルドレッドと、巨人打線を7回0封の今井の2人だろう。
そして粘って粘って追加点となるタイムリーを放った前田智がチームの雰囲気を代えた。今日の試合に関しては、前田智の働きが絶妙の味付けとなった。
エルドレッドは規定打席には到達していないが、17.82打数に1本塁打というペース。
セ・リーグで10本以上本塁打を放っている打者では、バレンティン、ブランコ、阿部に次ぐ4番目の数字。
ニックが9本塁打で、20.11打数に1本塁打というペースだったが、今日試合終了時点ではニックのペースを上回っている。
(参考:2011年のチーム最多本塁打の栗原が17本で31.53打数に1本塁打)

さらに今日の2本の本塁打は、真ん中低めでボール気味のやや落差の少ないフォークボールをバックスクリーンに弾き返し、2本目はここまで苦手なコースとみられていたインハイにやや甘めに入ってきたボールをフルスイングしてレフトスタンドの2階席に飛び込む特大の当たりだった。

沢村はCSへの調整登板と言う意味合いもあり、決してベストの状態の投手から打ったという訳ではないが、それでも右ひじの状態が最悪期から脱してきたことで、良い当たりが戻ってきたように思う。

来季の残留が濃厚とされているエルドレッドだが、少しペースが落ちたとしても、20打数に1本塁打のペースを維持するという前提で、年間を通して試合に出場できれば25本以上の本塁打は期待できる。

今井は、徐々に自信を深めてきたような投球内容で、ピンチを背負っても打ち取る術を身に付けつつある。
それが余裕であったり、強気の投球であったりを引き出しているようだ。
特に、堂林、梵とセ・リーグの失策数上位の2人が今日もエラーでランナーを許しているにも関わらず無失点でマウンドを降りたのだから、今井の成長は目を見張るものがある。
それだけに、このオフを大事に過ごしてほしい。
さあ春季キャンプ突入だという時期に、掴みかけていたものを忘れてしまったかのような投手はたくさん見てきただけに、そうならないことを祈っている。



[高画質で再生]

2012.09.26 エルドレッド10号・11号本塁打



[高画質で再生]

2012.09.26 広島対巨人 ヒロイン~ハイライト

【カープ情報】2012.09.25 広島対巨人 公式戦第22戦 チーム失策数3桁2回は近年ではカープだけ

2012年9月25日に行われた、広島対巨人の公式戦第22戦の試合結果

巨人 001 100 010|3
広島 000 100 100|2

勝 宮国 6勝2敗
負 大竹 11勝4敗
S 西村 3勝1敗32S 

【本塁打】大田2号、阿部27号

【巨人】宮国-西村
【広島】大竹-河内-今村

巨人先発の宮国とは約1ヶ月ぶりの対戦となるが、前回登板時は相手エラーに乗じて3点(自責点0)を奪っている。
しかし、通算では完封勝利を許すなど宮国の1勝0敗、防御率0.45と苦手にしていると言っていい。

カープとしては来季のためにも、一矢報いておきたいところ。

一方カープの先発大竹は、巨人相手にチームトップの2勝を挙げているが、抑えるか打たれるかという極端な内容。
あと12イニングとなっている、3年ぶりの規定投球回数クリアのためには、この試合で出来るだけ長いイニングを投げたいところ。
そのためには、巨人打線を相手に抑えるしかないという状況。
その大竹は、初回からピンチの連続。この試合のポイントとなったのはエラーということになるだろう。

2回には亀井の正面のゴロをエルドレッドがエラー。3回には坂本のショートゴロを梵が一塁へハーフバウンドとなってしまう悪送球。3回のエラーは失点に繋がっている。

この2つのエラーで、今季のカープのチームエラー数は110個となってしまった。
144試合制となった2007年から2011年までの5年間で、セパ両リーグ合わせても、3桁エラーというのは、
2007年・・・楽天106個
2009年・・・広島100個
2010年・・・巨人100個
延べ60チーム中3チームしか記録されていない。その中でも広島は2度目となり、エラー数も最多となっている。
当然と言うべきか、3桁エラーを記録したシーズンでは、過去の3チームから優勝チームは出ていない。

チームエラー数110個のうち、堂林28、梵21と2人で半数近くのエラーをしてしまっている。
これは来季の課題として、無視できない数字だと思う。

試合は、先制を許し、追加点を奪われ、それでも1点ずつ返していったのだが、結局一度も勝ち越す場面はなかった。
そして最後は阿部にカープ戦5本目となる決勝本塁打を浴びてしまう。
阿部はどのチームからも満遍なく本塁打を放っているが、さすがに打率4割超えはカープ戦だけだ。
サヨナラ本塁打の印象が強く残っているからか、阿部にはことごとく大事な場面で痛打されたという記憶しかない。

味方のエラーもあって敗戦投手となったが、大竹は次の登板で5回を投げれば規定投球回数クリアとなる。
次戦が最終登板となりそうだけに、味方のエラーでリズムを崩さず辛抱して長い回を投げたことが活きてきそうだ。

【カープ情報】バリントン、ミコライオ、エルドレッド残留濃厚、2013年は外国人6人体制へ

2013年のシーズンは、開幕時に外国人選手6人体制で臨むことを基本構想としているようだ。
故障者が出た場合、シーズン途中での新外国人選手の獲得までの選手不在期間をなくし、リスクを最小限に抑えることが狙いと思われる。
内訳は投手3人+野手3人で、1軍登録は投手2人+野手2人という案が有力。

バリントン・・・残留要請
ミコライオ・・・残留要請
エルドレッド・・・残留要請

サファテ・・・去就微妙
ニック・・・故障の回復具合によって残留か退団か決定
バーデン・・・退団

昨日のブログで記事にした途端に新たな情報が出てきた訳だが、基本的には投手3人が同時に残留となる可能性は薄いと見ていたので、ほぼ予想通りだと思う。

実績から2013年の外国人投手はバリントンとミコライオが1軍枠に残る。
野手については、得点力不足の解消を狙っての外国人野手2人体制なのだから、エルドレッドと同時に試合出場が可能なポジションの選手が候補となる。
ポジションの問題と言えば、エルドレッドが一塁手のままという前提で考えると、栗原の回復具合が頭を過る。

8月5日に自身のブログで回復具合について書かれていた状況からの推測だと、いまだ痛みが取れていない状況で、秋季キャンプを全快で迎えるというのはなさそう。
春季キャンプまでにリハビリが終えられているかどうかという程度に考えておいた方が良さそう。
少なくとも、開幕4番栗原というプランは持たない方がリスクが少ないだろう。

となれば、新外国人のポジションは、三塁手or二塁手、外野手という辺りになるだろうか。

三塁については堂林がいるが、今年は将来のため1年間起用する方針だったことで与えられたポジションと言う認識をしている。
2013年は、端からレギュラーと言うことではなく、一からのスタートで、その上で守備、走塁、打撃においてレベルアップしポジションを奪って欲しい。

【カープ情報】2013年はセットアッパー福井、クローザー今村の可能性

2012年シーズンは先発として結果が出なかった福井だが、2013年はセットアッパーとして配置される構想があるようだ。

シーズンが終了する前に来季の話が出るのは、カープとしては珍しい話なのだが、これも来季の外国人投手の配置が不透明な部分があるからだろう。

シーズン中盤には、バリントン、サファテ、ミコライオは揃って残留オファーを出すという報道も出ていたが、この去就も危ういのではないだろうか。

バリントンは打線の援護に恵まれなかった面もあり大きく負け越したが、先発としてローテを1年間守ったことは評価できる。
その一方で、打ち込まれていてもストライク先行の投球という自身のスタイルは頑固なまでに変えなかった。1年目は通用していた投球も、2年目には研究されて、決め球が甘く入ったところを痛打されるケースが目立った。
当人に研究する意思があれば、まだ通用するボールはあるのだろうが、今の段階で、来季も「先発ローテーションでお願いします」と無条件に先発ローテ入りを与える状況下にはないだろう。

サファテはヘルニアの手術明けで十分なトレーニングが積めないままキャンプインして、調子が上がらないままシーズン突入。結局1年間を通して下半身の粘りが不足していたように思う。
ストレートが最大の決め球だった1年目とは違い、ストレートで空振りが奪えない。
一方で、ストライクが入らないというケースも目立ち始め、端から抑えの第一候補としてスタートできない状況でモチベーションが上がるのかという不安はある。

ミコライオは、サファテが不調により離脱したことでクローザーに配置転換され、まずまずの結果を残した。
しかし、体調不良による登板回避が相次ぎ、またセットポジション、クイック投球に課題を抱えたままの投球だった。
抑えの投手が、簡単に盗塁されるようでは不安が残る。
点差のある場面でクイックをせずにランナーを無視する投球をして、クイックの実戦練習を放棄したことで、結局シーズンの終盤の一番大事な時に相手に付け入る隙を与えてしまった。

3人の外国人投手が、揃って来季に不安を残したまま、全員が残留する線は薄いように思う。
仮に全員が残留したとして、ウィークポイントの克服を目標にキャンプにフル参加して、全員が今期以上のパフォーマンスを発揮できる可能性は低いだろう。
おそらく3人中1人が今期以上の状態になれれば御の字と言った状況ではないだろうか。

タイトルから話がずれたので元に戻って、福井のセットアッパー構想について。
今季はリリーフで6試合に登板し、9回1/3イニングしか投げていないのでまだ判断は付きにくいが、リリーフ専門と言う立場であれば準備の方法も違ってくるだろう。
今季のカープのリリーフ陣の中で、リリーフとして安定した投球が出来ていたのは、今村、河内、今井、横山、ミコライオの5人。(ただ今井については、来季は先発候補として名前が上がるだろう)
今季のリリーフの福井の投球内容としては、数字上この5人に匹敵するレベルにある。

福井の先発時の奪三振率は8.55で、カープでは前田健の7.53を上回る。
今季のセ・リーグ奪三振数10傑の中でも、トップの杉内の奪三振率9.57に次ぐ数字で、2位以下の投手の奪三振率とはほとんど変わらない数字だ。

もちろん先発時の短期間での成績なので、1年間通せば福井の数字は下がってくるだろうが、先発として三振を取れる能力があるのは間違い投手。
その高い奪三振率を活かすために、リリーフに配置するのは選択肢としてはありだと思う。

奪三振率に関しては、今季のセ・リーグのリリーフで10以上あるのはマシソン、藤川。
福井の先発時の8.55という奪三振率は、ミコライオ8.51、今村8.73、DeNAの山口8.67、巨人の山口8.22、高木京8.26、ヤクルトの山本哲7.99、バーネット8.65、中日の小林正8.50といったセ・リーグの有力リリーフ投手と遜色ない数字と言える。
先発時の与四球率6.46という数字は、どうやって先発として試合を作るのかというレベルだけに、長いイニングを投げていて現れる突発的なコントロール難から解放される起用方法なら、相手打線も嫌がるのではないだろうか。

【カープ情報】2012.09.22 広島対DeNA 公式戦第23戦 昨シーズンの最多借金数に接近

2012年9月22日に行われた、広島対横浜DeNAの公式戦第23戦の試合結果

広 島 100 120 000|4
DeNA 100 041 01×|7

勝 小林太 2勝3敗
負 野村 9勝10敗
S 山口 1勝2敗20S

【本塁打】エルドレッド9号、梶谷2号

【広島】野村-江草-福井-横山
【横浜DeNA】王-小林太-藤江-菊地-加賀-山口

2桁勝利に王手を掛けてから足踏み状態が長い野村だが、今日の試合も苦労していた。
9月9日のDeNA戦で、8回裏に逆転しミコライオが抑えで登板した際に、ベンチで勝利を確信したかのような笑い顔を見せていたことが気になっていたが、ここまで勝利が遠のくとは思っていなかっただろう。

マウンドを降りてからのことなので油断という意味では違うと思うが、やはり相手チームにしてみれば、試合が終わってもいないのにベンチで笑う姿を見せられては、心に期するものはあっただろう。

DeNA打線は、野村に対して5イニング中4回先頭打者が出塁して、野村のリズムを崩すことに成功している。
カープも、不振の堂林にタイムリーが出たり、エルドレッドのツーランが出たりと、攻撃面では十分な攻撃が出来ていた。

それでも今日の試合は、DeNAの野村対策が功を奏した格好になっていた。
5回裏の梶谷の逆転スリーランが飛び出した後は、江草が送りバントをセカンドに送球し、タイミングは余裕でアウトなのだが、梵が送球を弾いてしまう。ショートバウンドでもないのだから当然フォースアウトにできないといけないプレー。

逆転された後の直後のイニングでエラーによるピンチを招くと、完全に相手にペースを渡してしまうだけに、気を引き締めないといけない場面なのだが、簡単に追加点を許してしまうようでは勝てる訳がない。

その負けパターンに嵌った試合展開で、1アウト満塁のピンチでマウンドに上がったのは福井。
1点も許されない場面で登板するのは、セットアッパーや抑え的なテストとして見れば、この上ないケース。

しかし、簡単にラミレスに犠牲フライを打ち上げられてしまう。
ラミレスに真ん中やや内寄りに高めのストレートを投げてしまうあたり、1球の大切さを認識して投げているようには見えなかった。
もっともキャッチャーが意図していたのはインハイへのストレートだったと思うが、それが真ん中寄りにコントロールが甘くなったのでは、同じ結果になるということなのだろう。

試合の展開上、このラミレスの犠牲フライでほぼ反撃意欲が失われたと言っていい。

後はサファテに代わって1軍復帰となった横山が、今季初失点を許すなどリリーフ陣も崩れ、ついに借金12まで膨らんだ。
昨年の最終成績は60勝76敗8分け(勝率.411)の借金16。今季134試合終了時点で55勝67敗12分け(勝率.451)の借金12。
残り10試合に全敗しても勝率は昨シーズンを上回るし、確かに勝率で若干の進歩は見られるものの、この終盤の失速で本当にAクラス争いをしていたのかという数字が並んでしまった。



[高画質で再生]

2012.09.22 広島対DeNA ハイライト

【カープ情報】2012.09.21 広島対DeNA 公式戦第22戦 前田健太故障で今季絶望か【動画】

2012年9月21日に行われた、広島対横浜DeNAの公式戦第22戦の試合結果

広 島 000 100 000|1
DeNA 000 000 30×|3

勝 国吉 4勝11敗
負 サファテ 2勝5敗9S
S 山口 1勝2敗19S

【本塁打】なし

【広島】前田健-江草-サファテ-河内-福井
【横浜DeNA】国吉-加賀-山口

前回カープ相手にプロ初完封勝利の国吉と、DeNA相手にノーヒットノーランを達成した前田健の対決。
正直、どちらの打線も点が取れるイメージが湧かない。

案の定両投手とも素晴らしい出来で、5回までは1対0のロースコア。

ここのところのカープが勝つとすれば、相手を無得点に抑える展開しかないのだが、今日の試合では残念なことが起きてしまった。

前田健太が腰のハリを訴え、5回で降板してしまう。残り試合を考えて、今季はこのまま登板なしで終えてしまう可能性もある。
試合が始まるまでの先発登板の予想としては、中5日で27日の巨人戦、中6日で10月4日のヤクルト戦の2試合の先発の可能性があった。しかし今日の試合で内海が14勝目を挙げ最多勝争いから一歩後退。

残るはトップを維持している防御率のタイトルだが、2位の杉内は明日22日の登板が決まっており、明日を含め最大3試合の先発が予想されている。
杉内が明日の試合で9回を完封勝利しても前田健太には及ばない。
しかし、その後の状況によっては結果逆転されてタイトルが取れなくても、故障で投げられない以上、もう相手任せにしてしまっても仕方ないだろう。

試合の方は、泥沼という表現がぴったりの逆転負け。
サファテが3失点してしまったが、先頭のサードゴロを堂林が取ることが出来ず、結果ヒットとなったことと、送りバントを処理できずサファテ自らエラーしてしまったことで完全に集中力を欠いてしまった。
サードゴロを普通に処理出来ていれば、とりあえず7回での逆転劇はなかったかもしれない。

CS、Aクラスという目標を失い、昨年のようにセーブの付く場面で起用されないことで、サファテ自身の目標も見失っている以上、何が何でも抑えてやろうという気迫は感じられない。

今日の試合のように、拙守でリズムを崩し全く制球が定まらなくなり、30球近く費やして1アウトしか取れないのであれば、DeNAとの三連戦中での連投は難しいだろう。
登板間隔をあける必要があるのであれば、入れ替えも考えられる。

必然的に、シーズンの残り試合は野村、大竹、今井、中崎というローテが中心で、リリーフで福井を試す良い機会かもしれない。



[高画質で再生]

2012.09.21 広島対DeNA ハイライト

お詫び

当ブログ内の記事、

【試合日程・結果一覧】2012年広島カープ野球中継~インターネット動画配信&テレビ一覧

において、しばらくの間レイアウトの崩れ、リンク切れが起こっていました。
同じ記事を何度も更新していくうちに、HTMLの編集で必要なタグを消してしまっていたのが原因です。

申し訳ありませんでした。

現在はレイアウトの変更を含め、修正して復旧しています。

【カープ情報】2012.09.19 広島対ヤクルト 公式戦第21戦 勝率5割どころか借金10に膨らむ

2012年9月19日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦第21戦の試合結果

ヤクルト 000 000 201|3
広  島 100 000 000|1

勝 赤川 7勝8敗
負 中崎 0勝1敗
S バーネット 1勝2敗29S 

【本塁打】梵10号

【ヤクルト】赤川-押本-山本哲-バーネット
【広島】中崎-今村-江草-ミコライオ

カープの先発はプロ入り初先発となる中崎。
オープン戦では開幕投手に指名され、阿部、村田、小笠原などがスタメンに名を連ねる巨人相手に勝利投手となるなど、今後の飛躍が期待されている若手投手だ。
カットボールが代名詞の投手で、素直なストレートではなくナチュラルに変化する。

8月19日のウエスタンリーグで阪神相手に完封勝利を収めた後に1軍に昇格し、リリーフで6試合連続無失点の投球を続けている。
もっとも、結果的に完璧という内容ではないのだが、点を取られるのと取られないのでは大きな違いがある。

カットボールということで、打順が一回りして慣れられるまでは通用すると思うが、軌道を見極められてから1軍の打者相手にどこまで抑えられるか、成長の度合いが楽しみだ。

その中崎は、序盤からスコアリングポジションにランナーを背負うケースがあっても、簡単に崩れる気配がない。 どちらかと言えば、ヤクルト打線が的が絞れていないという感じだ。

ストレートも140キロ中盤、コントロールもまずまず纏まっていて、要所ではチェンジアップで三振が奪える。2年目の投手としては十分な投球内容。
1回裏に梵の本塁打で先制した1点を、守ろうという意識ではなく、とにかく自分の投球に集中している雰囲気が感じられた。

それだけに、7回表の逆転劇は残念で仕方がない。
先頭の武内がファールを放った際、バットがミットに当たったとして、打撃妨害で先頭打者の出塁を許すと、中村が送りバントの構え。
その構えた所に投球が行ってしまい、ヘルメットに直撃する頭部死球で中崎が危険球退場。
中村に対したダメージがなかったことは幸いだが、普通に送りバントをされていたなら、また局面は変わっていただろう。
この後、今村が登板するが、送りバントが内野安打となりノーアウト満塁。そして、タイムリーと内野ゴロの間に計2失点して逆転を許してしまう。

打撃妨害がなければと思わずにはいられない。
高卒2年目の投手が勝ちにふさわしい投球内容を見せているのだから、無理やり感のある試練を与えなくても良いのではないかと、思ってしまった。
打線の援護がなく、負けはしたが良い投球だったという投手が、ここ数年のカープにどれだけ在籍し、その後1勝を挙げるまで苦労しているかを考えると単なる1敗とは言えず、いたたまれない気持ちになる。

9回1点差で、もう1点もやれない状況でミコライオが登板してきたが、いきなりフォアボールで、またもや先頭打者を出塁させてしまう。
その後も制球がいま一つで、併殺崩れ、内野安打、死球と集中力を欠いてしまっている。
満塁になった後にはレフト前タイムリーで追加点を許し、そのタイムリーの場面ではレフト前ヒットを追いかけたショート安部がセカンドランナーと交錯しかけるなど、プロらしからぬプレーを9回表に見せられては、最終回に反撃の機運が高まるはずもない。
特にプレッシャーを感じるような場面でもないとは思うのだが、マウンド上での余裕がなくなっているように感じた。

CS進出、Aクラス入りも無理となったチームで何を目標に戦っていくのか、少なくともその方向性は見せてもらいたい。



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2012.09.19 広島対ヤクルト ハイライト

【カープ情報】2012.09.18 広島対ヤクルト 公式戦第20戦 前田智11打数連続ノーヒット

2012年9月18日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦第20戦の試合結果

ヤクルト 000 020 000|2
広  島 010 000 000|1

勝 館山 11勝8敗
負 今井 2勝8敗1S
S - 

【本塁打】バレンティン29号

【ヤクルト】館山
【広島】今井-サファテ-江草-今村

カープの先発は今井。明日は中4日で前田健の可能性があったが、予告先発の発表はプロ入り初先発となる中崎。

昨日の敗戦でCS進出の可能性は今日と明日の試合に連勝するしかない状態で、若手投手が好投し連勝できるようだと相当な自信につながるに違いない。

特に今井に関しては、阪神戦の完封勝利で何か掴みかけている状態だけに、この時期の先発で内容が伴ってきているのが非常に楽しみだ。

その今井は序盤からピンチの連続だが、バレンティンに対し逃げることなく攻めの姿勢を示し封じることで、ヤクルトに主導権を握らせない。

先制したのはカープ。
丸の右中間へのスリーベースの後、館山のワイルドピッチの間に1点を奪う。
この丸の打球も、バレンティンの打球の追い方が拙い面もあり、バレンティンを封じ、バレンティンの守備の隙を突いて行くことで、ヤクルトのリズムを崩していけていた。

だが、これが勢いというものなのだろうか?
今井の投じた見逃せば高めのボールかというストレートをバレンティンが右中間に放り込む逆転ツーラン。
その前の打席まで連続三振していようと、一撃でチームを勝利に導ける。これが乗っているチームの4番の打撃なのだろう。

決して調子は良くなかった今井だが、悪いなりの投球は出来ていたし、リリーフもサファテがノーアウト満塁のピンチも凌いだ。
江草、今村も無失点で切り抜けた。
しかし、打線の援護がない。

今日の負けで、ほぼCS進出の可能性が消えた。その最後の試合もワイルドピッチによる1点しか奪うことが出来ず、シーズン終盤の失速の象徴とも思える試合内容だった。

堂林に関しては4打席連続三振と、今日の館山に対してはバットに当たるだけでも奇跡的なスイング。
打てないとわかっていても、いつかこの経験を糧に這い上がってくれることを期待されているが故の起用方法だ。

実質的に明日の中崎の先発は育成モード。もうCS進出やAクラス入りというプレッシャーからは解放されるのだから、中崎に打線の援護をしてあげて欲しい。





【カープ情報】2012.09.17 広島対ヤクルト 公式戦第19戦 ヤクルトは試合中にCSへのテスト起用【ハイライト動画】

2012年9月17日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦第19戦の試合結果

ヤクルト 111 000 002|5
広  島 000 030 010|4

勝 押本 4勝0敗1S
負 ミコライオ 3勝5敗19S
S バーネット 1勝2敗28S 

【本塁打】バレンティン28号

【ヤクルト】ロマン-日高-押本-山本哲-バーネット
【広島】大竹-今村-ミコライオ

大竹対ロマンは、8月30日の再戦となる。
その試合では、ミコライオの不在が響いて今村が1点リードの9回裏に抑えとして登板し、松井淳に同点本塁打を打たれ引き分けている。

大竹はマメがつぶれて登録抹消されて以来の先発で、試合感覚にズレが生じていないかが心配。
一方のロマンは、9月に入ってからも好調を維持し連勝中。

その大竹の立ち上がり、セカンドゴロを安部が悪送球して先頭打者の出塁を許すと、送りバント、タイムリーであっさり先制を許す。
その後も、2回3回と連続して1点ずつ追加点を許し、3回終了時点で早くも0対3と敗戦ムードが漂う。
特に2回は2アウトまで漕ぎ付けた後ロマンにタイムリー、3回は併殺打でランナーがなくなった後のバレンティンのソロホームランによる失点だけにダメージが大きい。

やはり久々の投球の影響があるのか、微妙なコントロールの狂い、勝負球が甘く入ったりと、本調子とは言えない投球内容だった。

今日負ければいよいよ崖っぷちに立たされるカープは、5回裏に打線が意地を見せる。
天谷、石原の連打の後、今日はしっかりと大竹が送りバントを決めると、やはりタイムリーは出なかったが赤松の内野ゴロの間に1点。
スタメン起用の安部が初回のエラーを帳消しにするタイムリーツーベース、梵のタイムリーで一気に同点に追い付く。
この回で球場のムードが変わってきた。

しかし、大竹は完全に立ち直ることが出来ない。
連打でノーアウト2,3塁のピンチを背負う。だが、ここで福地のセカンドゴロで本塁突入したランナーを安部が刺す。
さらに森岡の三遊間の当たりを堂林が好捕、好返球で2者連続で本塁タッチアウト。
そして最後は、中村の左中間へのライナーを赤松がダイビングキャッチする超ファインプレー。
打った瞬間は、左中間を破るツーベースコースの打球に見えただけに、非常に大きいプレーだった。

だが、それでも試合の流れを渡さないのが連勝中の勢いなのか。
ヤクルトも三連戦の初戦を取ることが重要と認識しているため、集中力が途切れない。

両チームともリリーフ陣が踏ん張って、同点のまま8回裏のカープの攻撃。
先頭の梵の右中間へのヒットが、バレンティンの拙い守備と梵の好走塁が重なり三塁打になると、ここまで3三振のエルドレッドがレフトへライナー性の犠牲フライを放ち、ついに勝ち越し。

最後は守護神ミコライオが登板するが、先頭打者の代打宮本が技ありのライト前ヒット、武内にも連打を許しノーアウト1,2塁のピンチを招くと、送りバントの後、逆転2点タイムリーで痛すぎる敗戦。
低めでストライクが取れず、ほとんどのボールが高かったことで、抑え切れなかったということになるのだろう。

ヤクルトは、勝ち越した後は抑えのバーネットではなく、山本哲を抑えで起用する余裕の采配。
もうすでにCSシリーズへのテストを始めたかのようか起用を見せつけられた。
昨日同様、強行するなら東出に代打だと思うのだが、これは結果論。
それでも、さすがにチャンスは作ってバーネットは引きずりだしたが、代打の切り札前田智が打ち取られゲームセット。前田智は10打数連続ノーヒットとなってしまった。

5回裏の同点劇も、6回表の守備でのファインプレーの連続も、8回裏に4番の一打で勝ち越しても勝利に繋げられず、守護神が打ち砕かれ、代打の切り札が抑えられての敗戦。

現実的にCSへの可能性は、2連勝するしか残されていないだろう。
しかしヤクルトは、この勝利で5割復帰。ヤクルトの方が勢いがあるのは間違いない。
この終盤に来てヤクルトは5割、カープは借金8。客観的にみると、奇跡的な連勝がない限りはAクラスは厳しいだろう。
ただ、可能性が消滅するまでは信じて応援する。



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2012.09.17 広島対ヤクルト ハイライト

【カープ情報】2012.09.16 広島対中日 公式戦第23戦 犠打の後はタイムリーが出ないテンプレート適用中【動画】

2012年9月16日に行われた、広島対中日の公式戦第23戦の試合結果

中日 000 100 100|2
広島 000 000 000|0

勝 山内 10勝6敗
負 バリントン 6勝14敗
S ソーサ 5勝0敗4S

【本塁打】なし

【中日】山内-ソーサ
【広島】バリントン-サファテ

昨日に引き続きブランコがスタメンを外れた。
9月に入ってからのバリントンは、無理に勝負する必要のない場面でブランコ、阿部といった4番打者に本塁打を浴びるケースが続いていてだけに、長打を警戒しないといけない打者が一人でも少ない方が助かるのは間違いない。

中日先発の山内には、カープのチーム打率は.321と3割を超えている。しかし得点は4試合で7得点、防御率2.91ということで、ヒットは出ているが要所を締める投球をされている。

初回から山内に対しては、赤松、東出、梵の三連打でもおかしくない当たりだった。

一方のバリントンは、低めへのストレートの威力が抜群で、アウトコースに甘く入ってくるスライダーも皆無で、最近では一番の内容に見えた。
しかし、勝ちから遠ざかっている投手の悪い流れなのか、エラー2つで先制を許してしまう。

エラーと言っても、エルドレッドのトンネルでランナーがセカンドまで進み、送りバントで1アウト三塁。
ここで当りの弱いセカンドゴロで本塁送球を狙った東出が捕球よりも先に本塁送球の構えに入って、結果ボールに触ることなく後逸するというタイムリーエラー。
前進守備を敷いている東出の、前へのダッシュも鈍かったことから、おそらく取っても間に合わなかっただろう。 そのタイミングでも打球を取ることが出来ないので、雑なプレーに見えてしまう。
さすがにこれでは投手は可哀そうだ。点は取ってくれないわ、エラーで点を与えてしまうわ、では試合にならない。

セットポジションになってからのバリントンは、球が抜け気味で甘いコースも増えていた。
それでもこのピンチを併殺で切り抜け、打線に望みを託した。

託したと言っても、まあ打てないだろなという空気が球場を支配しており、特に山内などはピンチでも全く動じることがなかった。
まずタイムリーは出ることはないという安心感があるのかもしれない。

それだけに先頭打者が出塁して、送りバントで1アウトをもらえる展開は中日からすると無失点のテンプレートのような展開になっている。

逆に、2点差が付いて送りバントのサインを出さず強行すると四球を選びチャンスが広がったのが8回裏。
さあ、続いて強行という場面で東出が打席に向かう。
ただ、送りバントのサインを出さないのであれば代打の場面だった。
結果は強行してのショートゴロ併殺打でノーアウト1,2塁のチャンスが潰えてしまった。
ここで勝負あり。

明暗を分けるという表現があるが、この場面ベンチも選手も迷いが見えていた状況から、最初から『明』はなかったかもしれない。

昨日も書いたことではあるが、ラッキーボーイの出し惜しみという状況もあった感じだ。

中日戦の1勝2敗は、予想通りの結果に終わった。しかしヤクルトがDeNA戦で2勝1敗という予想からすれば、すでに2勝を挙げている。
ヤクルトが今日のナイターで勝つようだと、ヤクルトとの直接対決で最低限2勝1敗の結果が求められるようになってしまう。そうなると少し厳しくなってくる。

また、最も気になるのが、前田智が8月7日の中日戦でのヒットを最後に、約1カ月半、その間四球は2つ選んでいるが9打数連続ノーヒットとなっている。
代打の切り札までヒットが出ない状態とあっては、得点パターンがそれこそ一発のみになりかねない。



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2012.09.16 広島対中日 ハイライト



【カープ情報】2012.09.15 広島対中日 公式戦第22戦 3安打無四球では勝つのは無理

2012年9月15日に行われた、広島対中日の公式戦第22戦の試合結果

中日 010 000 000|1
広島 000 000 000|0

勝 川上 2勝1敗
負 野村 9勝9敗
S 山井 4勝3敗13S

【本塁打】なし

【中日】川上-田島-小林正-山井
【広島】野村-サファテ-河内-今村

中日は昨日の試合で、走塁中に脚を痛めたブランコがスタメンから外れた。
カープ戦は打率.424、7本塁打、18打点と天敵の一人ともいえる存在。
さらに言えば、対野村は4打数3安打、3本塁打だけに、不在となれば野村のプレッシャーも若干は和らぐだろか。

ブランコが不在の打線ということもあり、野村は中日打線を内野ゴロの間の6回1失点に抑え、しっかりと自分の役割は果たしたと言えるだろう。

ただ、打線がどうにもならない。
散発3安打という有様で、一応はスコアリングポジションに犠打でランナーを進めるケースもあったのだが、まったく得点が入りそうな気配が感じられない。
しかも四球を1つも選ぶことが出来ないのであれば、まず繋いで得点するのは無理というもの。
本塁打以外で点が入る気がしなかった。

ここまであっけなさ過ぎると、打線については何を記事にしようか迷ってしまう。
唯一と言っていい好材料は、中東がラッキーボーイ的な働きが出来ていることだろうか。
昨日の広瀬のサヨナラタイムリーをお膳立てしたヒットに続き、今日も9回に代打でヒットを放ち、打率が3割を超えた。

9月11日の巨人戦で、キャッチャーの守備に就き、2安打も放った辺りから中東の状態は良かった。
翌12日には1番でスタメン起用された。
ラッキーボーイの起用は、短期集中で一気に結果が出るというプラス面がある。
一方で、その打者が打てないと勢いを止めてしまう危険性がある。
今は中途半端な起用になっているような気がする。

とは言え、巨人戦の0勝3敗、中日戦の1勝2敗、ヤクルト戦の1勝2敗までは許容範囲。
今のところ、9連戦の最低限のノルマは果たせている。
この展開でも、9連戦が終了した時点でのヤクルトとのゲーム差は3.0ではないかと思っている。
(ヤクルトがDeNAとの三連戦で2勝1敗と予想)
明日のバリントンはここまでの対戦成績からは苦戦が予想されるが、それでも勝てるようだと今後の展開への期待感が高まる。

9連戦が終了すれば、前田健の中4日も可能になるし、対巨人戦のブログでも書いていた通り、前田健、大竹、野村、今井(orバリントン)でローテーションが回せる試合間隔になる。
もちろん他チームも良い投手を継ぎ込んでくるには違いないが、カープの一番勝率の高い勝ちパターンである、相手に先制を許さず、味方打線が点を取るまで相手を無失点に抑える投球が出来る可能性の高い投手のみを先発起用できる。
今はこの展開に期待を寄せている。

【カープ情報】2012.09.14 広島対中日 公式戦第21戦 広瀬サヨナラタイムリー【動画】

2012年9月14日に行われた、広島対中日の公式戦第21戦の試合結果

中日 000 000 030|3
広島 000 101 101|4 

勝 ミコライオ 3勝4敗19S
負 雄太 3勝5敗
S -

【本塁打】エルドレッド8号

【中日】岩田-矢地-小林正-雄太
【広島】前田健-今村-ミコライオ

中日との三連戦を迎え、カープは前田健が先陣を切る。
2戦目は野村、3戦目はバリントンor大竹が予想されている。
今季の中日との相性を考えると、大竹は中日を得意としているが、バリントンが中4日での登板の可能性もあるだけに、前田健が勝利しないと三連敗も覚悟しなくてはいけない。
それだけに前田健の役割は非常に重要となる。

今日の投球内容は、ランナーを出すものの要所を締め、とにかく先制は許さないという気合を感じることが出来た。

課題の打線は、初回のチャンスを逃し、いつものあと1本が出ないという展開。
しかし、打者が打てないなら前田健が自らスクイズで先制点を奪うと、ようやく打線につながりが生まれ始める。
6回には連打でチャンスを作ると、天谷のピッチャーライナーが投手のグラブを弾く間に追加点を奪うと、7回にはエルドレッドに8号本塁打が飛び出す。

このエルドレッドの8号本塁打は、右中間スタンドに低いライナーで放り込むという、あまりマツダスタジアムでは見たことのない打球だった。

さあ、後は前田健が抑えて、完封勝利もしくは完封リレーかという展開かと思われたが、中日は簡単に勝たせてくれない。
8回に4本の長短打を絡められて1失点し、さらに1アウト満塁のピンチで前田健はマウンドを今村に託す。
その今村も、中日の勢いは止められず、いきなり森野にタイムリーを打たれると、和田のショートゴロ併殺打崩れの間に同点に追い付かれる。

何とか同点で凌いだ今村だったが、マウンドから降りる際、明らかに気落ちしていた。
ここまで何度となくチームの危機を救ってきた若手右腕に報いるためには、打って勝つしかない。

9回のマウンドに上がったミコライオも、俊足の大島に四球を許すものの、課題のクイックにも気を使い盗塁のチャンスを与えず、一塁にくぎ付けにすることで荒木を併殺に打ち取った。

そして、9回裏に梵、エルドレッド、中東の3連打で1アウト満塁のチャンスを作ると打席には広瀬。
雄太はストライクが入らず、スリーボールで押し出しも頭を過る。
キャッチャーの谷繁も苦笑いをするしかない状況で、1つストライクを取った後、広瀬が放った打球はポトリとライト前に落ちるサヨナラタイムリー。

今日の試合に関して言えば、球場の盛り上がりは素晴らしいものがあった。
8回に同点に追い付かれても、決して諦めるムードはなく、スタジアム全体での後押しがあったように感じられた。

打線も3得点の壁を破った。二桁安打も放った。さあ、ここからだ。







【カープ情報】2012.09.13 広島対巨人 公式戦第21戦 予想通りの三連敗だが今井は良くなっている

2012年9月13日に行われた、広島対巨人の公式戦第21戦の試合結果

広島 000 001 000|1
巨人 001 020 01×|4

勝 内海 13勝6敗
負 今井 2勝7敗1S
S 西村 3勝1敗25S 

【本塁打】阿部23号、エルドレッド7号

【広島】今井-今村
【巨人】内海-山口-西村

巨人戦の三連敗は折り込み済みで、今日のポイントは今井が次回も先発として登板するだけの投球内容を見せられるかにあった。

その今井は、3回に巨人に先制を許す。
内海のセカンド内野安打は飛んだコースが良かったし、長野のサード内野安打は打ち取った当りで、藤村のセカンドゴロも緩い打球だったために併殺が取れなかった。
坂本にはしっかり打たれたが、やや不運な面もあった。

ただ、5回の阿部のツーランは失投だろう。阿部に対して相性の悪さも影響しているのだろうが、2球続けてアウトコースに構え、2球目に選択したフォークボールが落ち切らず、真ん中高めに入ってきてしまう。

結果的には、このツーランが試合を決定付けてしまった感がある。
とは言え、今井のストレートは最速でも140キロそこそこ。それでも威力は感じられたし、内容そのものは決して悪くなかったように思う。

当初の目的である、次戦も今井の先発が可能という面では、今日の試合での収穫はあった。

打線については、鈴木のプロ入り初安打、エルドレッドの追撃の本塁打など少ないながらも見所はあった。
昨日負傷退場した梵もスタメン起用され、重傷ではなかったことが救いだ。
ただ得点に結びつかなかったのは、満塁とランナー1,2塁のチャンスを作ったが、共に打席が巡ってきたのは投手の今井だったことで、巡り合わせが悪かった面もある。

これで巨人戦は三連敗。おそらく中日戦、ヤクルト戦は1勝2敗ずつという結果が濃厚だと思う。
ただ、以前も書いたように、この9連戦が終了しても、その時点でヤクルトが若干有利に立っているくらいの状況で決してCSの行方が決定づけられはしないと思う。
9連戦終了時点のヤクルトとの差は、ヤクルトが2カードとも2勝1敗と仮定すれば、3ゲーム差となる。

勝負の分かれ目となるのは、9連戦終了後に先発投手の登板間隔を詰めて、いよいよラストスパートに入る試合にある。
前田健、大竹、野村、バリントンに今井を加えた先発投手陣で、最終戦まではローテが回せる状況にある。 極端にいえば、前田健、大竹、野村の3人を中心に、バリントンもしくは今井というローテも不可能ではない。

巨人戦以外なら、今日の投球が出来れば今井も十分勝ち負けが出来る状態にあるのが確認できた。
対中日、対ヤクルトで計2勝を挙げ、その間に打撃陣が多少でも復調傾向になれば、臨戦態勢が整うのではないかと思う。

もちろん、2勝以上できれば言うことはないのだが、こればかりはいきなり打撃陣が打ち出さない限りは厳しそうだ。







【カープ情報】2012.09.12 広島対巨人 公式戦第20戦 戸田今後に期待を抱かせるデビュー戦

2012年9月12日に行われた、広島対巨人の公式戦第20戦の試合結果

広島 000 000 000|0
巨人 200 030 00×|5

勝 笠原 1勝0敗
負 戸田 0勝1敗
S - 

【本塁打】なし

【広島】戸田-福井-河内-中崎-サファテ-江草
【巨人】笠原-福田-高木康

スタメンには、昨日マルチヒットの中東が1番で起用された。
とにかく、ヒットすら出なくなっているカープ打線だけに、調子が良さそうな打者を優先的に起用したいという意図なのだと思われる。

今季のカープは、1番打者は東出、会沢、木村、梵、赤松、天谷、丸の7人がスタメン起用されているが、中東で8人目となる。もちろん固定できないのは、好不調の波が大きいという側面がある。

また、この試合の最大の注目は、ルーキー戸田の初先発ということになるだろう。
コントロールを乱して四球を与えたり、キャッチャーのミットの構えとは違い真ん中に入ってきたストレートを痛打されたりする場面も見られ。 しかし阿部から空振りを奪ったストレートや、村田に対してインコースに投げ込んでいくなど、随所に良いボールも見られた。
初回は、とにかく投げるだけで精一杯の投球で、配球で抑えて行くという投球には見えなかったが、高卒ルーキーの初登板とすればまずまずではなかっただろうか。
2回以降は少し余裕が出てきたのか、石原の構え通りに投球が決まりだして、ようやく緩急で抑える投球が見られた。
球速は最速で140キロそこそこではあったが、体が仕上がってきて、球速が5キロ以上アップしてくれば非常に楽しみだ。

3回2失点でマウンドを降り、福井がリリーフで登板してきたことから、ある程度早めの交代をベンチは想定していたのかもしれない。

この試合に関しては、課題たっぷりだったのは打撃陣だ。
2度の満塁のチャンスを逸していることも含め、12残塁で無得点。
辛抱するしかない時期が長く続く。

リリーフに関しても、もし追加点を防ぐのであれば、5回の巨人の攻撃で、村田の場面で河内は交代だっただろう。 打たれてから右の中崎を投入しても、タイミングが遅い。

これで2連敗となったが、3連敗までは十分想定内。
ヤクルトが阪神に勝ったため、4位に転落となったが、想定内だけに特に気にすることはない。
巨人戦で1つでも勝てれば儲けものくらいの気持ちで、楽に3戦目に向かって行って欲しい。







【カープ情報】2012.09.11 広島対巨人 公式戦第19戦 キャッチャー中東の出番

2012年9月11日に行われた、広島対巨人の公式戦第19戦の試合結果

広島 000 000 003|3
巨人 102 010 20×|6

勝 小山 2勝1敗
負 バリントン 6勝13敗
S 高木京 2勝0敗1S 

【本塁打】阿部22号、エルドレッド6号

【広島】バリントン-江草-岸本-中崎
【巨人】小山-田原-高木京

この試合から9連戦がスタートし、明日はルーキーの戸田が先発する。
巨人も若手の笠原が先発だけに戸田対笠原となると試合展開が全く分からない。

それだけにバリントンがしっかりと巨人打線を封じ、良い勢いをつけて戸田にバトンを渡す展開が理想だ。

ただ現実的に9連戦が終わった段階で、広島かヤクルトのどちらかが抜け出しているという展開は考えにくい。
両チームとも、この終盤に一気に勝ち星を重ねていけるチーム状態ではなさそうで、9連戦で力尽きないよう、極端にいえば巨人に三連敗したとしても気落ちせずに戦っていくことの方が重要だ。

試合の方は、初回に先制された時点で勝ち目は薄い。
徐々に追加点を許し、試合を作り直すべく投入された岸本がダメ押し点を奪われ、ほぼ完敗と言っていい内容。

それでも最終回にエルドレッドの1カ月ぶり、超特大の6号本塁打が飛び出すなど、珍しく打線が繋がり計3点を奪った。

今日の試合へは影響は無かったと言えるが、明日笠原との対戦を迎えるにあたって何とか希望が持てる3点だったように思う。
岩本にマルチヒットが出たことで、少しはマシな打線になりはしないだろか。
中東が途中からキャッチャーで試合に出場し2安打したことで、何かチームに刺激を与えたような感覚があった。

ムードが変わったような気がするのだが、明日プロ入り初登板初先発となる戸田の投球にまずは期待してみたい。









【カープ情報】高卒ルーキー戸田、巨人戦でプロ入り初先発へ

カープの高卒ルーキー、戸田隆矢が巨人戦の2戦目で先発登板することとなった。
先週から1軍練習に参加しており、1軍デビューが近付いていたが、9月12日の巨人戦でプロ入り初登板を果たすことになりそう。

今季ウエスタンリーグでは、10試合に登板して4勝2敗、防御率3.61、与四球率3.99、奪三振率6.08、WHIP1.56という成績。
初登板で初勝利を挙げ、4勝2敗という成績が示すように、勝ち運を持っている投手。

もっとも、成長途上という状況だけに、さすがに初物に弱いと言われている巨人相手に勝てるかも、という思いは胸にしまいこんで、今後の成長が期待できる投球を見せてくれることを期待したい。

【カープ情報】2012.04.15 ウエスタンリーグ 広島対ソフトバンク ルーキー戸田初登板初先発【動画】

また、今日から巨人、中日、ヤクルトとの9連戦に突入する。
9月に入ってからのカープは、8試合で3勝4敗1分けともたつき気味。
その要因として挙げられているのが、9月の月間打率.198、総得点12は1試合平均1.5点という貧打ぶりだ。

9月の打率は、個人別でみても、スタメンの多い選手ではエルドレッドの.276が最高となっている。
また、梵、エルドレッド、堂林が3打点ずつと、クリーンアップの3人が9月のチームの総得点のほとんどを稼いでいることや、飛びぬけて好調の打者、ラッキーボーイ的な働きが出来そうな野手が見当たらないことから、やはりクリーンアップの前にランナーを出すことが、現状のカープの得点パターンになってくる。

後半戦から1軍デビューとなった菊池は、少ない試合出場数ながらも犠打数23で、あっという間にチームトップの数字を残している。
9月に入ってからの打率が.148と不振なのだが、犠打力と、意外性の一打があるので2番打者から動かしづらい。 となれば、2番から5番までは固定できる。

問題は1番打者になるだろう。赤松と天谷の併用が続いている1番だが、赤松が.214、天谷が.172と打線の勢いを付けるという意味では物足りない数字だ。
終盤の盗塁というオプションを残しておくなら赤松は控えとして残しておくのも手だと思うが、菊池の犠打力を活かすなら、天谷の当たりが戻ってくるまで、迎の1番もあり得るのかなと思う。

岩本が調子を取り戻して、5番から7番のどこかでスタメンを守れるようだと多少なりとも得点力が上がってくるのは間違いないので、岩本の復調が待たれるところだろう。

いずれにしても、春先の得点能力の低さが再現されつつある現状だが、ずっと低調なままではないのも経験している。
今を我慢して乗り切れば、最後の勝負どころで打線が上向きになってくるサイクルと重なりはしないだろうかと、ひそかに期待している。

【カープ情報】2012.09.08 広島対DeNA 公式戦第20戦 守護神にもプレッシャーはある

2012年9月9日に行われた、広島対横浜DeNAの公式戦第21戦の試合結果

DeNA 001 100 001 0|3
広 島 010 000 020 0|3

勝 -
負 -
S -

【本塁打】なし

【横浜DeNA】加賀美-菊地-山口
【広島】野村-ミコライオ-今村

2試合連続で序盤KOとなっている野村だが、DeNA相手に復調のきっかけを掴めないだろうか。
というのも、野村は今季DeNA戦に5試合先発して4勝1敗と言う成績も素晴らしいが、防御率は0.00で自責点は5試合で0という数字。

しかし、今日も勝負どころで球が甘く入ってしまう。追い込んではいるのだが、最後の一球が高くなってしまう。
きっかけは梵のエラーだったかもしれないが、やはり2アウトから失点してしまうのは野村らしくない。

疲れもピークに近いのだろうが、それでも結果的に2失点で抑えるあたりは流石という投球を見せてくれた。

また、DeNA先発の加賀美は、中日相手に完封勝利を収めたり、巨人相手に負けはしたものの8回2失点と、初戦に先発してきた国吉と同様、カープが苦手としそうな雰囲気を醸し出している。

2回に迎のタイムリーで先制するものの、その回以外はほとんどチャンスを作ることすらできない。
すぐさま同点に追い付かれ、さらに勝ち越され、チャンスが作れないとなれば、焦りだけが試合を支配していく。

加賀美が崩れたのは、8回裏のカープの攻撃。
1アウト後、形はどうあれ、天谷の叩きつけた打球が内野安打となって出塁すると、2アウト目を献上してでも菊池の送りバントでランナーをセカンドに送る。
ラストチャンスかもしれないという思いに、昨日に引き続き梵が応える。
右中間へのタイムリーツーベースで同点に追い付くと、4番のエルドレッドも左中間への連続タイムリーツーベースで逆転に成功。

8回裏に逆転すれば、後はミコライオに託すのみ。
しかし、先頭の荒波にセンター前ヒットを打たれると、送りバントと盗塁で1アウトサードのピンチ。
ここで中村紀のセカンドゴロを、前進守備の菊池が弾いてしまい、タイムリーエラーで同点に追い付かれる。
ただ、しっかり捕球して本塁送球しても際どいタイミングに見えたので、思い切ってゴロに対してチャージしてきてのエラーだけに、ある意味仕方のないプレー。
要は、この後気持ちを切り替えて後続を抑えることが重要になるのだが、2アウト後に筒香にライト前ヒットで繋がれる。
一打逆転のピンチだったが、森本から三振を奪ってスリーアウト。何とか同点で止めることが出来た。

こうなれば、今週最後となる日曜日の試合、気持ちよくサヨナラ勝ちして貰いたいところなのだが、相手も守護神山口を投入して、一歩も引かず引き分けに終わった。

本来なら勝っておかなければならない試合だったと思う。今は内容より結果が欲しいという時期なのも当然の心理だと思う。しかし今日の試合は、梵、菊池と内野の要となる選手のエラーが出て、それも共に失点に絡んでしまっている。

9回にミコライオがマウンドに立って、勝ったと思った油断、気の緩みがあるようにも見えたが、守護神とは言え、ミコライオにだってプレッシャーはあるのだから、最後まで気持ちを切らすことだけはしてはならない。
こういう内容で貸しを作って勝つよりは、今日のうちにきっちり支払ってツケにはしなかったと思って割り切るしかない。







【カープ情報】2012.09.08 広島対DeNA 公式戦第20戦 前田健、エースの投球で連敗脱出

2012年9月8日に行われた、広島対横浜DeNAの公式戦第20戦の試合結果

DeNA 000 000 000|0
広 島 000 120 00×|3

勝 前田健 12勝6敗
負 王 0勝3敗
S -

【本塁打】なし

【横浜DeNA】王-小林太-菊池-藤江
【広島】前田健

とにかく最近は得点が取れないカープ打線が、横浜DeNAの先発王相手に点が取れるのか、そこが焦点となる試合だろう。
もし王相手でも点が取れず負けるようなことがあると、逆に次の試合から開き直れる可能性もある。
そんなショック療法が必要ではないかと思えるほど、全く打てない。

その王の立ち上がりは球速も140キロ中盤を連発し、変化球のコントロールもよく、簡単に三者凡退。
序盤の投球を見る限り、決して付け入る隙がないわけではないが、あと一本が出ない展開が続きそうな予感がした。

ただ、先に失点したのは王の方だった。
昨日との違いは、前田健がDeNA打線を全く寄せ付けない投球をしていたことにある。

後手に回ると、焦りが出てしまい能力が十分発揮できなくなっているのが、今のカープ打線。
それを前田健が1点も許さないという気合の入ったピッチングを見せることで、カープ打線に心の余裕が生まれたようだ。

4回の堂林の打席でワイルドピッチによる1点をもらって、2試合連続完封負けを喫していた打線が、僅かながら息を吹き返した。
続く5回に梵がスクイズがファールになった後、打ち直しで2点タイムリーツーベースを放ち追加点を奪うと、これが効果抜群の中押し点となる。

前田健はリードを奪ってからはさらに調子を上げ、DeNA打線に全くチャンスを作らせることなく最終回に突入。
8回を終えた時点で球数が117球ということもあり、ミコライオにマウンドを託す可能性もあったが前田健は続投。
その9回には最後の試練的なピンチを迎えるが、見事抑え切りノーヒットノーラン以来の完封勝利。

今日の試合展開のように、先発投手が相手に先制点を許さず、打線が数少ないチャンスで確実に得点を奪い、その得点を終盤の今村、ミコライオで逃げ切る。
これが交流戦の中盤から確立してきたカープの必勝法だ。

ここから打線が一気に活発になるとは思えない。となればカープの一番得意な形をあと22試合続けていくという方向性になるだろう。
投手陣には酷な展開だと思うが、今季の集大成を見せる時期だけに、最後の力を振り絞ってもらいたい。



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2012.09.08 広島対DeNA ヒロイン~ハイライト

【カープ情報】2012.09.07 広島対DeNA 公式戦第19戦 今井の好投がなければ凡試合

2012年9月7日に行われた、広島対横浜DeNAの公式戦第19戦の試合結果

DeNA 000 100 000|1
広 島 000 000 000|0

勝 国吉 3勝10敗
負 今井 2勝6敗1S
S -

【本塁打】なし

【横浜DeNA】国吉
【広島】今井-今村

DeNA先発の国吉は、8月は1勝4敗と言う成績だったが、登板した5試合とも3失点以内とまずまずの内容。
それも巨人と中日相手の登板だけに、上り調子であれば、現在のカープの打線の状況から考えると苦戦しそうな予感が漂う。

試合は両投手とも一歩も引かない投手戦になり、お互いに得点の出来そうな雰囲気が感じられなかったが、4回にはDeNAが先制点を奪う。
2アウトランナー二塁、バッター梶谷の場面で、セカンドランナーがラミレスにも拘わらず、外野はやや前に守る。
作戦上のことなので梶谷を舐めていたという訳ではないのだろうが、左中間を破られてしまった。

また、最近は菊池がセカンドを守る機会が多かったのだが、今日のスタメンは東出。
菊池の動きと東出の動き、やはり見比べてみるとスピード感の違いは否めない。どちらが上とかいう意味ではなく、東出は経験に裏打ちされた無駄のない動き、菊池はとにかくスピードを活かして最短距離で捕球体勢に入ろうとする。
プレースタイルの違いは見ていて面白い。

そして課題の打撃陣は今日も沈黙。
岩本の併殺に代表されるような拙攻はもちろん、国吉がコントロールに苦しんでいても簡単にファーストストライクに手を出して凡退する。
ランナーが出ても、初球を凡打したり初球を送りバント失敗では、攻撃のリズムが生まれるはずはない。
唯一打席でじっくりと構えられていたのは堂林のみに見えた。

菊池、梵、エルドレッド、堂林という2番から5番までの並びが、現状のカープでまだ一番得点の可能性が高い並びだろう。
それを、ただ右腕の国吉が相手だからと代えて試合に臨んだのは、冷静さをチーム全体が欠いているように思えてならない。
実際には、昨日の菊池の送りバント失敗が頭の片隅にあって、一旦ルーキーに考える間を与えたかったのかもしれない。

何とも妙な余裕というか、ベストメンバーではなく、ここまであまり結果が出ていない選手を起用したら、ひょっとしたら打って得点が入るかもしれないという賭けのようなスタメンを組んで、相手を若干舐めてかかった気がしてならない。

9回の最後の攻撃も、ノーヒットの東出は何の工夫もなく凡退し、梵、エルドレッドに関しては共に初球を打って凡退と、まったく見せ場もなく5分足らずで国吉に完封をプレゼント。
プロ入り初完封となると、普通は産みの苦しみがあって簡単には行かないものなのだが、揺さぶってやろうとか、代打を出すわけでもなく淡々としていた。

いよいよ終盤に来て、復調の兆しが見えなくなってきた。



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2012.09.07 広島対DeNA ハイライト

【カープ情報】2012.09.06 広島対中日 公式戦第20戦 ヤクルトとゲーム差なしの3位

2012年9月6日に行われた、広島対中日の公式戦第20戦の試合結果

広島 000 000 000|0
中日 200 000 10×|3 

勝 中田賢 6勝9敗
負 バリントン 6勝12敗
S 山井 4勝3敗9S 

【本塁打】ブランコ21号

【広島】バリントン-河内-横山-中崎
【中日】中田-田島-山井

昨日ようやくナゴヤドームでの連敗を止めたカープだが、大竹が対中日、ナゴヤドームとの相性が良いのに対し、今季のバリントンは、対中日0勝3敗、防御率4.76と相性とすれば最悪に近い。
もっとも2011年は対中日戦3勝3敗、防御率2.13、ナゴヤドームでも2勝2敗、防御率2.03と決して悪い数字という訳でもない。
結局は自分の投球が出来ないため通用していないという、今季の成績通りの内容になるのだろう。

そのバリントンの立ち上がりは、慎重に攻めていれば防げていた失点という感じが強い。
2アウトランナー二塁で、無理に4番のブランコと勝負をする必要のない場面。
ここでコントロールミスをしてツーランホームランを浴びてしまう。

初回のカープは先頭の天谷が二塁打を放ち、菊池が送って1アウト三塁と言うチャンスでも得点できなかった。

この初回の攻防が、そのまま試合を左右してしまった。

また、6回にはまたも先頭の天谷が粘った末に二塁打で出塁したが、2点ビハインドの場面で菊池に送りバントを選択。結果失敗に終わるのだが、えらく消極的な作戦に思えた。
続く梵がヒット、エルドレッドが四球だっただけに、上手く攻めていれば中田賢をノックアウト出来ていたかもしれないのだが、ここが上位とのチームとの差と言わざるを得ない。

カープが完敗と言う試合内容で、ヤクルトが勝ったためゲーム差がなくなった。
一応勝ち数の差でカープが3位に留まってはいるが、完全な一騎打ち体制になってきた。

選手がプレッシャーを感じているのは、試合を通じて見て取れる。
しかし、そのプレッシャーを乗り越えなければ、Aクラス入りは実現しないだろう。
ただ、乗り越えられる選手が揃っていると信じて、残り1カ月応援していきたい。

【カープ情報】2012.09.05 広島対中日 公式戦第19戦 大竹負傷降板も2009年からナゴヤドームで無敗【動画】

2012年9月5日に行われた、広島対中日の公式戦第19戦の試合結果

広島 000 200 000|2
中日 000 000 001|1

勝 大竹 11勝3敗
負 ソト 3勝1敗
S ミコライオ 2勝4敗19S 

【本塁打】なし

【広島】大竹-今村-ミコライオ
【中日】ソト-ネルソン

カープ先発の大竹は、中日戦2勝0敗、防御率0.00という成績。
今季のチーム対戦成績が4勝12敗2分けで、大竹以外の先発で勝ったことがあるのは前田健の1勝のみ。
後はミコライオが1勝を記録している。
その大竹もナゴヤドームでの登板は、故障前の2009年までさかのぼる。
この年は10勝を記録したシーズンで、ナゴヤドームでの成績は4試合に登板して2勝0敗、防御率0.96。
カープの先発陣の中で、唯一ナゴヤドームを苦手としていない投手と言っていいかもしれない。

その大竹は初回からピンチを招くが、相性の良さなのかあと一本を許さない。
スコアリングポジションにランナーを許したのは3回あるが、その全ての回で先頭打者は打ち取っている。
この辺りは、他の投手にも大きなヒントとなるに違いない。

ピンチでも点が入らないのは、大竹の成長プラス中日相手の相性が大きいところだ。

相手に点をやらない投球が出来ていれば、打撃陣も攻撃がしやすい。
とは言っても、堂林の左中間へのタイムリーによる2点しか取ることが出来なかったのは反省材料になるが、今のカープに必要なのは少ない得点でも勝ちきるチーム力だろう。

そういった意味では、抑えで登場したミコライオを含め、守備でも投手を助けることが出来たことに意味がある。
最終回、久しぶりの登板となったミコライオは若干コースが内寄りに来たところを取られられて、大島にタイムリースリーベースを打たれた。

しかし、和田の当たりをファーストエルドレッドが本塁送球。このエルドレッドの守備は確実に行こうとし過ぎて、スピードが欠ける送球に見えたが、タイミング的にはセーフの本塁突入を石原のスーパーブロックで防ぎきった。

大竹は今日の試合でも中日に得点を与えなかったことで、中日戦の防御率0.00を継続するとともに、2009年からのナゴヤドームでの無敗記録も継続した。

先発投手陣の大黒柱的な存在になっている大竹が、実はナゴヤドームにめっぽう強いと来れば、ナゴヤドームが鬼門となっていたカープにとっては、どうやっても勝てないと思っていたチームにとって盲点になっていたような感じだ。

ナゴヤドームで勝てる投手がカープにはいるんだという勇気を与えてもらったような試合だった。
残念ながら、右手人差し指のマメがつぶれてしまったということで、次回の登板は一回飛んでしまう可能性があるが、十分ケアして次回の登板ではベストピッチを見せて欲しい。

また、以前野村監督から堂林で勝ったと言える試合を見せて欲しい、というニュアンスのコメントがあったが、今日の試合は堂林がヒーローと言える試合だろうと思う。



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2012.09.05 広島対中日 石原ブロック~堂林ヒーローインタビュー

【カープ情報】2012.09.04 広島対中日 公式戦第18戦 堂林久々の12号本塁打【動画】

2012年9月4日に行われた、広島対中日の公式戦第18戦の試合結果

広島 110 000 000| 2
中日 201 500 02×|10

勝 吉見 12勝4敗
負 野村 9勝8敗
S - 

【本塁打】ブランコ19号、20号、堂林12号

【広島】野村-江草-中崎-サファテ
【阪神】吉見

吉見との相性はもう語るまでもないが、今季の吉見はここまで自責点で3点以上取られた試合は2試合しかなく、それは共にヤクルト戦でのもの。
16試合に先発し、自責点2以下の試合が14試合もある。そして吉見はここまで6試合連続勝利中。(勝ち負け付かずの試合を1試合含む)

一方の野村は、21試合に先発し、自責点2以下の試合が17試合と数字自体は吉見とそん色ない。
また、ナゴヤドームでは今季0勝4敗1分けと勝ちがないが、唯一の引き分けをもたらしたのが4月1日の野村だった。
カープとしては、吉見相手に勝ちを狙う最後の希望が野村という位置付けになりそうだ。

打線も、ファームで調整を続けてきた岩本と広瀬がスタメン復帰しており、梵も休養明けて出場。
左打者も天谷、岩本の2人だけで、これは吉見は左右の違いだけで打たれる投手ではないことから、調子のよいと判断した選手を守備のバランスを考えながら起用しているという解釈で良さそう。

珍しく打線は初回から機能し先制点を奪うが、最近の野村の調子の悪さが今日も顔をのぞかせてしまう。
あっさりと逆転を許す展開だったが、それでも堂林の本塁打で同点に追い付く。

しかし、野村が踏ん張りきれない。3回に井端にタイムリーを打たれ勝ち越されると、この回で野村はノックアウト。
後はリリーフの江草がブランコに満塁本塁打を浴びるなど計10失点で大差負け。
結果的には、やはり吉見には自責点2しか付けることが出来なかったという、今季の成績通りの投球をされてしまった。

ヤクルトもお付き合いで負けているので4位とのゲーム差1.0は変わらなかったが、期待してスタメン起用された岩本が2つの併殺打を含め3打数ノーヒット。
広瀬も4打数ノーヒット。
いよいよ打つ手がなくなってきた感が強い。
しかし、2点しか取れなかったとはいえ、岩本、広瀬以外の選手で吉見から10安打は放っている。決して暗い材料ばかりではない。
吉見からヒットを10本打ったチームは、今季ではカープが初めてとなるだけに、今日は割り切って明日以降の試合にポジティブに臨んでいって欲しい。

気になるのは、野村がノックアウトとなった直後、江草を梵の打順に入れて梵を交代させたこと。

ヤクルトの選手や首脳陣は、CS進出への本当の勝負は9月中旬~下旬にあると読んでいると聞いた。
一方、カープはヤクルトに追い付かれる前に、逆に引き離そうと考えているようだった。
ヤクルトの方がCS出場経験や、ここ最近のシーズンでAクラスを経験していることで勝負所を知っている感が強い。
ただ、今日のように負けが濃厚となった場合は、潔く引くことも出来る冷静さは持っているのであれば、まだ本当の勝負所への備えは怠っていないと思いたい。





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2012.09.04 広島対中日 ハイライト

【カープ情報】2012.09.02 広島対阪神 公式戦第22戦 ミコライオ不在が響く【動画】

2012年9月2日に行われた、広島対阪神の公式戦第22戦の試合結果

広島 010 000 000 00|1
阪神 000 010 000 02|3

勝 榎田 3勝2敗2S
負 今村 1勝2敗3S
S - 

【本塁打】新井良10号

【広島】前田健-横山-河内-今村
【阪神】歳内-鶴-加藤-榎田

カープの先発は、中4日でエースの前田健太。必勝態勢で臨む試合は、失点さえしなければ負けないという意図なのか、守備重視のスタメンであることが伺える。
しかも、ショートの梵に代わって、菊池がショートでは初スタメンとなった。
また、この日松山が登録抹消となり、代わって岩本が昇格してきた。
前日に4番を打っていた打者を登録抹消にする、と言うよりファームに降格させる打者を前日まで4番で起用していたという事実はどうなのかとも思うが、岩本の調子が松山以上になったという判断なのかもしれない。

阪神の先発は、プロ入り初登板となる歳内。
エースの前田健太が点さえ与えなければ、十分付け入る隙はあるはず。

早速初回から歳内を攻め立てるカープ打線だが、満塁のチャンスであと1本が出ない。
2回も続けて2アウト三塁のチャンスを作ると、東出の当たりはピッチャー強襲タイムリー内野安打で1点先制。
この当りはスピンがかかっていたようで、歳内がバウンドのタイミングを合わせ損なって弾いてしまったものだった。

先に1点を奪ったことで、前日に今井が完封しているだけに有利に試合が運べると思ったが、1点しか取れないのも昨日の試合と全く同じ。

歳内が徐々に調子を上げて来たというよりは、最後までタイミングを合わせ切れなかったという内容だった。 もっとも4回には追加点のチャンスは作っていた。
1アウト三塁で、前田健がライトへフライを打ち上げる。飛距離からは犠牲フライには十分かとも思われたが、堂林がブロックしている小宮山に正面から突っ込み本塁タッチアウト。
回り込めていればセーフの可能性もあり得たタイミングだっただけに残念なシーンだった。

前田健も球威こそ若干不足気味だったが、逆に力みの抜けた投球フォームで序盤は完璧に抑え切る。
4回には1アウト満塁のピンチを背負うが、ブラゼルへの投球は三振を狙いに行かず、あえて併殺狙いの投球を見せ、狙い通り併殺打に打ち取った。

しかし、5回には2アウト三塁の場面で、好投の歳内に代打金本が登場。それまで2打数ノーヒットの上本との勝負を選ぶことも考えられたのだが、あえて金本との勝負を選んでタイムリーを浴びてしまった。
ただ、エースが勝負を避けないと選択したのだから、結果的に同点に追い付かれたが仕方のない面もある。

後は両チームとも無得点を続け、9回表にはカープが前田健を代えてまで作った勝ち越しのチャンスを逃し、嫌な雰囲気が漂い始める。

2アウト1,2塁のピンチで、阪神の代打の切り札桧山が登場。この場面でカープは河内が登板。
この対決は、前回(8月24日)は河内が桧山から三振を奪って流れを呼び込み、8回裏に同点に追い付いて引き分けをもぎ取っている。

今回は一打サヨナラの場面で、非常にしびれる登板となったが、ここも河内がライトへのファールフライに打ち取って、ピンチを脱する。

しかし、最後の最後にミコライオを欠いていたことが響いてしまった。
延長11回裏、3時間30分を超えているためカープの勝ちがなくなっている状況で、2アウトまで漕ぎ付けた後、今村が4番の新井良にツーランを打たれサヨナラ負け。

そしてヤクルトが勝ったため1ゲーム差に迫られた。
今井の救世主的な働きで助かった1週間だったが、終わってみれば2勝3敗1分けと結果だけ見れば、そこまで悲観することはない。
来週からミコライオが復帰し、投手陣はラストスパートへの備えが万全となるだろう。
ただ、打撃陣の得点能力の低さが心配な点だ。
救世主的な働きが出来る選手の出現に縋りたい気持ちが非常に強い。

また、この1週間でヤクルトが3勝1敗2分けで中日相手に2勝0敗1分けという成績はカープから見れば何故と言う感じだろうが、相手のことを気にし過ぎてもそこは思い通りにならない。
自分たちにできることをしっかりできる状態なら、ここまで戦い抜いて来れたメンバーだけに結果は付いてくるはずだ。



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2012.09.02 広島対阪神 ハイライト

【カープ情報】2012.09.01 広島対阪神 公式戦第21戦 今井がチーム2人目の完封勝利投手に

2012年9月1日に行われた、広島対阪神の公式戦第21戦の試合結果

広島 100 000 000|1
阪神 000 000 000|0 

勝 今井 2勝5敗
負 スタンリッジ 6勝10敗
S -

【本塁打】-

【広島】今井
【阪神】スタンリッジ-福原-榎田

今日の先発、今井対スタンリッジは、8月26日の再戦となる。
前回は、スタンリッジに抑えられたのはもちろんだが、今井もまずまずの投球内容だった。
ただ、ブラゼルのレフトスタンドへのスリーランで試合が決まってしまっただけに、1発に気を付けていければ投手戦も期待できそうな試合だろう。

カープは、初回先頭の丸がフォアボールを選ぶと、やや強引な攻めにも感じられたが、何とか松山が四球で繋いで、スタンリッジが落ち着きを取り戻す前にエルドレッドがレフト前にタイムリーを放ち1点を先制。
このシーンも、レフト前に打球が飛んだ時点で金本が諦めきってしまった打球処理に見えてしまった。
今日のスタメン、4番松山、5番エルドレッドの並びが功を奏した格好だった。

今井も立ち上がり、先頭の上本のショートゴロを梵がグラブからこぼすエラーで出塁を許すと、進塁打の間にランナーをサードまで進められるが、なんとか4番の新井良を打ち取って無失点。

結果的に1点入ったカープと、無得点だった阪神。
この差が明暗を分けた。

その後の両チームは、ヒットがほとんど出なくなり、チャンスらしいチャンスもなく淡々と0行進。
ヒットが出ても単発に終わり、見ていて点が入りそうな雰囲気が感じられない。

試合のテンポも非常に早く、気持ちの良いくらいの投手戦に突入する。
とは言え、スタンリッジはともかく、今井の方は当然終盤には継投を考えなくてはならない投手。

どこまで今井を引っ張るのかと思っていると、あまりの好投ぶりにいつの間にか最終回まで今井がマウンドに上がった。
球数は9回突入時には100球を超えているし、今季のここまでのカープの投手起用から考えるとリリーフが登板してもおかしくない場面だった。
ただし、首脳陣の判断は今井の続投。

1アウトから4番の新井良にツーベースを打たれピンチを招くが、金本には逃げずに勝負を挑んで見事打ち取りツーアウト。
そして最後の打者は、前回決勝のスリーランを打たれているブラゼル。
ファーストが空いているので勝負を避けるかとも思われたが、やられっぱなしでは終われない今井の気迫が、ブラゼルから空振り三振を奪い、ゲームセット。
前回のリベンジを果たすとともに、プロ入り初完封勝利を挙げた。

チームとして、今季先発の完封勝利は前田健の1回(DeNA戦のノーヒットノーラン)のみで、野村も大竹もバリントンも達成できていない。(バリントンは楽天戦での9回無失点がある)
さらに言えば、完投勝利は前田健が3回達成しているが、今井がチーム2人目の完投勝利を挙げた投手ということになる。

先制して、後は先発投手が無失点に抑え、状況によってはリリーフ陣が完封リレーをするという勝ち方は、春先のカープの唯一と言っていい勝ちパターンだった。

打線の援護は、もうしばらく期待できそうもない。ただペナントレースは後1カ月しかない。
そんな時期に、完封勝利を挙げた今井は、非常に大きな働きをしたと言っていいだろう。
出来れば温存したいリリーフ陣を休ませることも出来たし、福井はファーム降格となっても今井は先発ローテに残した首脳陣の好判断が活きた試合だった。

今井のヒーローインタビューの後には、明日中4日で先発する前田健もベンチで祝福しているし、本来は明日先発の投手が試合後ベンチに出てくるのは珍しいと思うのだが、それだけ今井の投球がチームにとって大きかったことを物語っているのだと思う。







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