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【カープ情報】2017年の交流戦の予想結果と総括、交流戦後の展望

2017年の交流戦の予想結果と総括、交流戦後の展望

【予想結果】

2017年の交流戦は、12勝6敗で、勝敗はソフトバンクと並び1位でしたが、直接対決に負け越したためにタイトルは逃しました。 昨年は、セ・リーグの中ではカープだけが貯金を作っていましたが、今年はカープと阪神が貯金を作り、DeNAと中日が5割の数字を残しています。
昨年はセ・リーグで、カープだけが勝率5割を上回っているという時期があったことを考えると、今年は混戦が続くと考えておく方がよいかと思えます。

交流戦が始まる前の予想では、10勝8敗~8勝10敗という5割を挟んだ予想をしていましたので、大きく外してしまいました。
(予想記事:【カープ情報】2016年の結果から見る2017年交流戦予想

まず対戦相手別に見ていきたいと思います。

最初のカードの西武戦では、初戦に薮田を抜擢します。
ロングリリーフでの好投で先発のチャンスをつかむと、6回0封、そして中崎、ジャクソン、今村の完封リレーと繋ぎ、チームに勢いをもたらします。
2戦目は打線の援護もあり連勝しますが、3戦目は岡田の突発的なコントロールの乱れで敗れてしまいます。
ただ、敗れはしたものの、岡田は完投しており、これは後々にいい影響を与えたと思えます。

2カード目はロッテとの対戦でしたが、相性の悪い九里が初回に4失点というピッチングとなってしまいます。
ただ2回以降はランナーを出しながらでも、何とか粘って試合を立て直し、打線もワンチャンスをものにして同点に追い付きます。
延長戦の末に敗れてしまいましたが、もし12回表にダフィーに勝ち越し打を許していなければ、というのが今年の交流戦の心残りでしょうか。
そして2戦目は、故障から復帰登板の野村が、故障の影響を感じさせるような失点をしてしまいますが、代打バティスタの逆転ツーランで接戦をものにし、3戦目も代打バティスタのダメ押しのツーランで連勝します。

3カード目は日本ハム戦でしたが、初戦で薮田が6回3失点した直後にイニングに相手のエラーに突け込んで逆転勝利すると、2戦目はバティスタが2打席連続本塁打を放ち、3戦目は序盤のリードを守って、同一カード三連勝。
ただ、3戦目でジャクソンが2失点してしまいますが、この時点ではまだそこまで不調というピッチングには感じませんでした。

4カード目は楽天戦でしたが、初戦に復帰登板を迎えたジョンソンは、球速は140キロ中盤が多く本調子という訳にはいきませんでしたが、打線の援護で勝利。
2戦目の野村は、復帰2度目の登板で内容は良くなっていますが、楽天美馬の前に打線が1点どまり。
この頃にはバティスタの打撃の勢いがなくなりつつありました。
そして3戦目は、初回からエラーによる失点でリズムに乗れず、中村祐も粘りのピッチングをしていたものの、競り負けて、4カード目にして初の負け越しとなりました。

5カード目は、オリックス戦で、初戦は薮田と金子の投手戦となり、8回に相手のエラーで貰ったチャンスで、田中がライト線へタイムリーを放って、1対0で勝利します。
2戦目は終盤までリードしていながら、大瀬良がロメロに反撃の本塁打を打たれると、ジャクソンも同じくロメロに同点スリーランを打たれて、延長12回までもつれ込みます。
ただ、12回裏に鈴木がサヨナラ本塁打を放って勝利しますが、この頃のジャクソンはストレートが抜けるケースが多くなり、甘いストレートを痛打され、スライダーもキレがなくなっていました。
3戦目は初回に5点を奪い、優勢に試合を進めていく中で、先発岡田が中盤に不安定さを露呈し、6回で早めの交代となってしまいました。
それでも中盤、終盤に加点し、逃げ切って同一カード三連勝となりました。

6カード目はソフトバンク戦。
交流戦の最高勝率のタイトルが視界に入っていましたが、初戦は本調子ではないジョンソンが、さらにコントロールも乱して初回から失点を重ね、丸が三打席連続本塁打を放っても追い付けず、敗れてしまいます。
2戦目も、野村が序盤から失点を重ねてしまいますが、決して大量点を与えず、最少失点で切り抜けながら味方の反撃を待ち、そして終盤に丸の勝ち越し本塁打による1点を守り切って勝利。
3戦目は、勝つか引き分けるかで最高勝率のタイトルを手に入れるところまで来ましたが、初回の不運な当りでの失点をきっかけに、徐々に点差を広げられて、反撃も及ばず敗れてしまいます。

予想10勝8敗~8勝10敗、結果12勝6敗ということになりました。
予想と結果に差が付いてしまったのは、薮田のピッチングによるところが大きいと思います。
交流戦前の予想では、先発投手で3勝0敗、貯金3を作ることが出来る可能性は低いとしていました。
投手としての実力という部分ではなく、短期決戦の要素もある交流戦で、3戦全勝というのは、ある程度運が必要になってくると思っています。
事実、薮田以外には3勝0敗を達成した投手はいませんし、薮田は交流戦直前までは先発投手ではありませんでした。
他意はないのですが、交流戦に先発した投手で負け越したのは、0勝1敗の野村だけです。
その他の投手は、もちろん巡り合わせもあるのですが、五分か勝ち越せています。
チーム全体での底上げは感じられる交流戦だったと思います。

ロッテ戦の、12回表2アウトからの勝ち越し打がなければ、という思いはありますが、2年連続でセ・リーグの中では1位というのは十分誇っていい数字です。
1ゲーム差の首位で交流戦に突入し、3ゲーム差に広げて交流戦を終える。
ゲーム差の違いこそあれ、昨年と同じ流れでは来ています。

【交流戦後の展望】
さて、チーム全体としての底上げは感じる状態だとして、交流戦後はジョンソン、野村がさらに調子を上げてくることが出来れば、先発投手は安心できそうです。
ただ、中村祐に関しては、交流戦後に登録抹消されているように、ソフトバンク戦で露呈した不安材料を解消することに専念することになりそうです。
右打者は抑えているが、左打者には良く打たれている。
それが左打者へは勝負に行けていないような四球を与え、ランナーを溜めて、それまで抑えていた右打者にも打たれ始めた、というのはじっくりと課題点に取り組み、解決していく必要があるように思えます。
岡田と大瀬良については、突如中盤に乱れることがあり、それが勝ち星の伸びに繋がっていかないという心配はありますが、それでもここまで結果は残せていますし、あまりに完全を求め過ぎると深みに嵌る恐れもあるので、まずは現状維持で行ってもらえればと思います。

リリーフ陣に関しては、ジャクソンの不調が気になります。
縦横2種類のスライダーを決め球にしている投手ではありますが、ストレートが決め球にならない投手ではありません。
今は150キロ超のストレートが大きく外れ、ストライクゾーンに来る時は真ん中高め付近の甘いコースが多く、常にカウントが不利な状況で投球しているので、ストレート2球でファールを打たせる、くらいの状態まで上がってくることが求められると思います。
技術的な部分ではないと思えるので、首脳陣の考えているように楽な場面での登板で自信を取り戻してもらうことになりそうです。

先発投手では、ジョンソン、野村、薮田、岡田、大瀬良の5人に、ファームから中村祐を筆頭に6番手に食い込む投手が出てくればという状態。
リリーフ陣は、今村、中崎の7回8回を任せられる2人に、調子を取り戻してきた中田、一岡、6回あたりをジャクソン、ロングリリーフ枠で九里、ツーシームピッチャーとしてファームで結果を出して一軍に上がってきた今井も、ロングリリーフが不可能ではない。
そして、リリーフに配置転換となっている加藤は、先発時とはフォークの使い方を変えている。

福井にしてもそうだったように、カウントを取りに行くフォーク、スプリットは甘いコースに行くことが多く、狙って打ち取る投球が出来ないボールを投げ続けるデメリットは大きい。
追い込んでから、低めへフォークを投げ切ることで、ソフトバンク戦では1イニングを抑えている。
何故長いプロ野球の歴史で、追い込んでからのボールになるフォークが決め球として有効であり続けるのか、分かっていても打ち取れるボールを操れるメリットを活かしてもらいたい。

打撃陣では、菊池の下半身の状態は今後もケアをする必要があるし、丸も一時期脚を痛めかけた。
エルドレッド、新井に関しても、フル出場をさせない方針というのはシーズン当初から一貫している。
それらを踏まえても、開幕時から大きくメンバーを入れ替えないといけない状態にはなっていない。
田中、菊池、丸、鈴木は、好不調の波があっても、ここまで上手く乗り切ってきている。

エルドレッドは、一時期の好調の状態からは、徐々に下降気味にはあるが、それでもセンター方向へのバッティングで、状態をキープしている。
新井は、5月頃の状態よりは上がってきているし、松山も同様。
安部はやや引っ張りの意識が強くなっている感じなので、毎試合出場するというよりは、修正の時間を上手く作ることが出来れば状態も上がってくるだろう。
西川は状況に応じたバッティングは出来ているが、相手守備に阻まれてのアウトというのも多かった。
打順にかかわらず、繋ぎの役割を求められる状況で今までの様なバッティングが出来れば、また結果も付いてくる。

野間については、足は速くともなかなか盗塁のスタートが切れない、という状態ではなく、思い切ってスタートが切れるようになってきている。
今は、一人で得点圏に進めるという期待を持って、代走のコールを聞くことが出来る。

バティスタは、デビューが鮮烈過ぎて、極端にマークされる状況となっていたが、セ・リーグとの対戦に戻り、バティスタ1人だけにマークが集中することも減ってくるだろうから、ここから再度踏ん張れるかで、一軍に残れるかどうかの分かれ目となりそう。

會澤と石原の2人体制の正捕手争いは、良い形で進んでいる。
石原は近年は大きな故障はなく、會澤は今季クロスプレーで早めに交代したことはあったが、以前のように脚を痛めて登録抹消になったり、不可抗力の死球のように長期離脱ということがないことがないからこそ、2人の争いは高いレベルをキープできている。

昨年、貯金37を作り、2位に17.5ゲームを離して優勝したが、勝率は.631だった。
今年は、ここまで勝率.621で来ている。

もちろんここからチーム状態が悪くなり、この勝率をキープできなければ苦しくなっていく。
ただチーム状態が悪くならないよう、不調、故障持ちの選手を休ませながら起用しているはずで、それはここからこそ活きてくると思いたい。
同一カード3連敗すれば不安にもなるし、中軸が打てなくて負ければ不安にもなる。
先発投手が早い回で降板しても不安になるし、勝ちパターンの投手リレーが崩れても不安になる。
しかし、開幕から67試合を終え、その不安は全て経験してきているし、その上で現状を見れば、その不安を乗り越えてきていることにも気付ける。

決して安心は出来る状況ではないが、不安を乗り越えられる状況にはある。
チーム一丸の戦いを、ファン一丸で応援するスタイルを貫いていけたらと思う。

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【カープ情報】2016年の結果から見る2017年交流戦予想

広島カープの2016年の交流戦は、11勝6敗1分で3位という好成績、それもセ・リーグのチームの中では1位という成績でした。
【昨年度予想】2015年の結果から見る2016年交流戦予想

2017年は、2シーズン制の前半戦という位置付けで、6チームと3試合ずつ、計18試合となります。
ただ、昨年度とは違い、現時点では交流戦で先発が6人揃っていません。

先発ローテを維持してもらいたいのが、大瀬良、岡田、九里で、3人×3試合=9試合。
交流戦中に復帰予定のジョンソンと野村が、2週目から復帰と考えると、ジョンソンと野村が2試合ずつで、2人×2試合=4試合。
中村祐と福井が2試合ずつで、2人×2試合=4試合。
そして1カード目の西武戦で、谷間の先発として薮田またはファームからの昇格が1試合で、計18試合となるのではないかと思います。

2015年は9勝9敗、2016年は11勝6敗1分け。
5割以上の勝率を残すことが出来た要因の一つに、交流戦で3試合の登板で3勝0敗という先発投手が出てきています。
2015年は黒田、2016年は野村がその成績を残していますが、今季の交流戦で3試合に先発できるのは、上記の3人のみとなります。(野村が最短10日間で復帰できるとしても4人)
3試合に先発し、3勝0敗というのは、2015年が5人中1人達成、2016年も5人中1人達成となっており、単純に確率から考えても分母が3人に減る今季は可能性が低くなります。

では、3勝0敗投手が出る可能性が低いとして、先発陣で大きな貯金が作れないと仮定すると、次に重要になってくるのはリリーフ投手の負け数となります。
2015年、2016年ともにリリーフ投手の負け数は2つで、これは文字通りリリーフ投手が踏ん張って、打線の援護を待つという展開に持って行けたと捉えられます。
では、今季のリリーフ陣はどうかというと、中崎が故障明けでまだ本調子とは言い難く、今村は球場によってフォークの落ち具合が変わることも多く、決め球の精度が安定しないという不安要素もあります。
ジャクソンに関しては、昨年以上の状態を保っており、一番不安要素はありませんが、札幌ドームでの日本ハム戦が控えているというのは気掛かりです。
少しでもリリーフ陣の層を厚くしておきたいところで、谷間での先発予想もある薮田を、リリーフとして残しておきたい思いが強いです。

打線については、昨年度のメンバーと顔触れはほとんど代わっておらず、ある程度の上積みも見込めるかと思います。
それでも、そこそこ打ててはいたものの、得点力が極端に高かった訳ではなく、12球団の中でも中位の打撃力だったように思えます。
となると、今季もセ・リーグの中では高い数字を残してきていますが、交流戦ではそこまで打撃力がメリットにならないと見ておいた方が良さそうです。

打撃は昨年並み、そして投手は昨年ほどのスタッフが揃っていないことを考えると、2017年の交流戦は10勝8敗~8勝10敗といった、5割を挟んだ成績を予想します。

【カープ情報】2017.03.26 広島対ソフトバンク オープン戦の結果

2017年3月26日に行われた、広島対ソフトバンクのオープン戦の結果

SB 000 010 000|1
広島 000 000 010|1

勝 -
敗 -
S -

【本塁打】松田1号、エルドレッド2号

オープン戦の最終戦となるこの試合は、開幕ローテ入りの最終試験でもある。
その対象である大瀬良がマウンドに上がり、初回はストレートで2者連続三振を奪い、柳田はカットボールでファーストゴロ。
ストレートの球威はあるとは思うが、調子のバロメータとして考えると、柳田をストレートで押し込めるシーンも見てみたかった。

2回は内川に低めのスライダーを上手く打たれてセンター前ヒットとされ、デスパイネと対峙する。
こちらもストレートの球威を確かめるにはもってこいの相手だが、ランナーを一人出したことで慎重になったのか、3-0というカウントとなってしまう。
待ち構えている状態でストレートを投げ込むのを無意識のうちに嫌がったのか、3-0からでも変化球を続けて四球を与え、ノーアウト1、2塁としてしまう。
ただ、中村晃の送りバントを処理した大瀬良が三塁封殺し、松田を150キロのストレートで詰まらせて捕邪飛に打ち取る投球は悪くなかった。

5回には、スライダーが高めに抜けたところを松田に捉えられ、レフトスタンドへ放り込まれて失点してしまうが、今日は変化球が多い印象だった。
ストレート勝負にこだわって、大事なところで痛打されるという投球と比べれば、見た目の派手さはないが、大崩れしない投球と言えなくはない。
大瀬良については、先発ローテーション入りは確実になっただろう。

飯田はワンポイントで登板して四球を与えたが、薮田が後続を断つ。
今村、ジャクソンはまずまず。

そして9回に登板の中崎は、球速は140キロ前半が多いものの、経験を多く積んで、打者を打ち取る引き出しは多くなっており、悪いながらも抑えるイメージはある。
しかし、キレが不足しているためか、ストレートも変化球も、簡単にバットに当てられる。
ただ、連打でノーアウト1、2塁のピンチを招いたところで、送りバントを三塁で封殺したのは好フィールディング。
状態が上がってくればもちろん期待の高い投手ではあるが、2アウト満塁のピンチで投じたのはカットボールの抜け球。
左中間を破ろうかと言う当たりを、松山がファインプレーで救ったという状況で、中崎自身は納得のいく抑え方ではなかったように思う。

8回裏に同点に追い付き、9回表をすんなり押さえて9回裏の攻撃に繋げる、というのが投手として良い流れの投球になる。
今日に関しては、クローザーの役割を果たせたと言い切るまでの内容ではなかった。
もう少し時間が欲しいと言ったところだろう。

一方打線の方は、今季のオープン戦は、WBCに参加していた田中、菊池、鈴木が不在だったこともあり、多くの打者が、いろんな打順を打つなど、何とか2017年シーズン用のオプションを探ろうとする試合が続いていた。
堂林、ペーニャが2番を打ったり、安部が上位下位日替わり、丸が4番に入ったり、メヒア、バティスタを起用し続けたり、昨季のメンバー固定の試合とはもちろん異なった様子となっている。
牽制死の多さも昨年通りであるし、サインで攻撃を進めるプレーもあまり見られない。
そう考えると、昨日のノーヒットノーランも、どこか冷静に見られる部分もある。

この試合で、田中、菊池、鈴木がスタメンに復帰し、開幕メンバーに近いスタメンを組んだように思う。
ただ、今日は体を慣らす程度の出場と考えるほうが自然。
期待したいのは、本来あるべき形に落ち着いたときの、他の選手に与える影響。

この試合でも、繋がりの中で得点を奪うことは出来ずにいたが、力強く引っ張る打者が會澤くらいしか見当たらず、ほとんどの打者が当てに行くようなバッティングをしていた。
8回にエルドレッドの右中間への本塁打で同点に追い付いたが、強い打球を見たのも久しぶりに思える。

以前も感じたことではあるが、ボール球に手を出して力のない打球が飛ぶケースも多く、開幕まで少し時間が空き、振り込むことで開幕時に状態を上げることが出来ると信じておこう。

【カープ情報】2017.03.14 広島対楽天 オープン戦の結果

2017年3月14日に行われた、広島対楽天のオープン戦の結果

広島 103 200 012|9
楽天 000 100 010|2

勝 加藤 1勝0敗
敗 辛島 0勝2敗
S -

【本塁打】下水流1号

今日の試合は放送がないため、短評です。

カープの先発は、この試合で5回を投げ、試合を作ることが出来れば、開幕一軍そしてローテーション入りがほぼ決まる加藤。
荒れ球タイプの投手の中でも、自滅するタイプ、打ちにくいタイプなどがいると思うが、ここまでは打ちにくい投手という面が出ている。
ボール先行のケースは多く、安定感抜群というわけではないが、ピンチを背負っても、攻める姿勢を貫けるのは、怖いもの知らずのルーキーの特権ともいえる。

2番手登板の中村恭は、2イニング連続で先頭打者へ四球を与えている。
3イニングを1失点で抑えたのは、相手の走塁ミスもあり、結果オーライと感じる。

打線は久しぶりに2桁安打を放っている。
ボール球を振ったり、消極的なバッティングが目立っていた堂林が猛打賞を放ち、必死に喰らいつく姿勢を見せてくれた。

個人的には、小窪の元気の良さが嬉しく思う。
猛打賞を放ち、セカンド、サードで軽快な動きを見せており体調面は問題ないのだろう。

堂林を含め、打った打たないを繰り返し、それでも前進を続ける野手の姿を楽しみにしたい。

【カープ情報】2017.03.12 広島対ヤクルト オープン戦の結果

2017年3月12日に行われた、広島対ヤクルトのオープン戦の結果

ヤクルト 003 000 200|4
広  島 000 000 000|0

勝 館山 1勝0敗
敗 ジョンソン 0勝1敗
S -

【本塁打】グリーン1号

カープ先発のジョンソンは、キャンプ終盤に脚を傷めていたこともあり、少し登板間隔が開いている。
そして、捕手が會澤ということで、普段とは違うオプションを試しておきたい意図が感じられる。

そのジョンソンの立ち上がりは、球速は140キロ後半が出ており、コースも甘いところには来ない。
左の坂口に、逆方向へ打たれて二塁打となってピンチを招いたが、厳しいところに決めていることで大崩れしそうな様子は感じられない。

そして、ヤクルト先発は館山。
昨日の石川同様、何度も対戦してきた投手ではあるが、昨シーズンは故障の影響もあり不調だっただけに、昨季との違いを見極める必要もある。
その館山のストレートは140キロ後半を記録し、安部、ペーニャは差し込まれ、低めの変化球に手を出して打ち取られた。
丸は投ゴロとなったものの、館山がベテランらしからぬ一塁悪送球をしてしまって出塁する。
松山に対しても低めの変化球が多いところで、見計らって2盗を決めるものの、松山も低めのスライダーで一ゴロに倒れ無得点。
空振りをするほどのキレはなさそうで、粘って球数を投げさせ、高めに浮いたところを捉えるか、ストライクを取りにきた甘いコースを捉えるか、というところが攻略法だろうか。

さてジョンソンの3回のピッチングは、先頭の西田に対し、有利なカウントからコースに決めきれずフルカウントとすると、インコースを狙ったストレートがど真ん中に入る。
そこを捉えられ、レフトオーバーの二塁打で、ノーアウト2塁のピンチ。
続く廣岡をインコースで詰まらせ、バットを折ってのサードゴロに打ち取るが、捕球したメヒアが二塁ランナーを目で牽制し、一塁送球するも横投げのスローは一塁へ大暴投。
そのままカメラマン席に入ったことで、ボールデッドにより2塁ランナーが生還し、1点先制される。

場面が変わって、1アウト3塁で坂口をサードゴロに打ち取るが、メヒアは本塁突入する廣岡を横目に一塁送球して2点目を許す。
投げていれば微妙なタイミングに見え、勝負しても差し支えないオープン戦での消極的なプレーは、経験によるところが大きいのだろう。

ジョンソンは4回を投げ、2失点だったが自責点は0。
コントロールにややバラつきがあったものの、オープン戦初登板と考えれば、不安の残るピッチングではなかった。

そして今日登板した投手の中で、不安と言えばブレイシアということになる。
最後のオプションとして石原とのコンビで登板したが、これは言い訳の許されない場面でもある。
先頭の畠山には、上手くレフト前ヒットを打たれ、セットポジションでグリーンと対戦すると、いつも通り投げ終わった後に一塁側に体が倒れる癖が顔をのぞかせ、全てアウトハイにボールが抜ける。
3-0から投じたストレートは、逆球となり真ん中高めに入り、右中間スタンドへ放り込まれ、ツーランで点差が広がる。
続く西浦にも高めに抜けたストレートを捉えられ、左中間突破の二塁打でピンチが続く。
下位打線ということで後続は断ったものの、ストレートがキャッチャーの構えたところに来るケースが少なく、これでは組み立てが難しい。

その他では、薮田、飯田、今村はボール先行になる場面はあっても、四球を出すことなく投げ終えた。
試合が大きく崩れることがなかったのは、こういった要因もある。
ジャクソンも含めた6人の投手で12三振を奪えたのは、投高打低の時期と考えても、ポジティブになれる材料となる。

打線は昨日まで同様。
2球で追い込まれる打者が多く、内訳も見逃しとミスショットのようなファール、これでは打てる雰囲気が感じられない。
こう着状態を打破できる選手として、誰が名を挙げるかに注目しておきたい。

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