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【カープ情報】2017.10.01 広島対DeNA 公式戦25回戦 今季公式戦最終戦は打撃戦に敗れる

2017年10月1日に行われた、広島対DeNAの公式戦25回戦の試合結果

広 島 023 020 000| 7
DeNA 403 022 02×|13

勝 ウィーランド 10勝2敗
負 中村祐 5勝4敗
S -

【本塁打】ロペス30号、筒香27号、28号、會澤6号、ウィーランド3号、田中8号、梶谷21号

カープは、このDeNA戦が今季の最終戦。
2勝を献上しているウィーランドに対し、先頭の田中は3球勝負のストレートを打ち返してライト前ヒット。
菊池の打席の初球で二盗を決め、菊池は右打ち、ファーストゴロ進塁打で1アウト3塁。
そして3番に戻った丸は、高めの釣り球をしっかり見逃すことは出来たが、低めのカーブを引っ掛けて前進守備のセカンドゴロでランナーは動けず。
松山はストレートの四球を選ぶが、バティスタはアウトコースのストレートで空振り三振に倒れ、無得点。

そして、久々の一軍での先発となる岡田の立ち上がりは、桑原に対しコントロールが定まり切っていない投球となったが、ストレートで詰まらせてレフトフライ。
ただ、続く梶谷に対してもコントロールが定まらず、大きく抜けるボール、特にスライダーが抜けており、見極められて四球を与えてしまうと、ロペスにもスライダーの抜け球が高めへ。
3者連続で抜けてしまうと、流石に捉えられる。
ロペスに先制のツーランをレフトスタンドへ放り込まれると、筒香にはど真ん中のカットボールをフルスイングされ、バックスクリーン直撃弾。
3点を失い、ランナーがいなくなってもそこから宮崎、戸柱も連打で続き、2アウト後にはウィーランドにもレフト前タイムリーヒットを浴び、計4失点。
ストレートで押すことが出来なかったのは残念に映る。

4点のビハインドとなった直後の2回表、先頭の西川の二塁打、そして岩本のショートオーバーのレフト前タイムリーヒットで、あっという間に1点を返す。
さらに2アウト満塁の場面で、倉本のタイムリーエラーが出てもう1点。

2回裏の岡田は、1番からの攻撃を三者凡退に抑えて試合を立て直しにかかると、3回表の攻撃では今度はバティスタと西川の連打でチャンスを作る。
そして會澤がアウトコースのストレートを逆方向へ打ち上げ、ライトスタンド最前列に飛び込む逆転スリーランを放つ。
あとは抑えるぞとばかりに、本塁で出迎える岡田のヘルメットをポンと叩き、お互いを奮い立たせようとする。

ただ奮い立たせようとする、ということは本調子ではないことの証明でもある。
逆転した直後のイニングで、ウィーランドに打った瞬間に分かる特大のスリーランを浴び、再逆転される。
ここも甘く入ったカットボールを捉えられている。
今日のコントロールであれば、インコースを突くことが難しく、投球の幅が狭まってしまい、打たれてしまうのも納得の部分はある。

岡田は3回でKOということになり、あとは調整、新戦力の見極めなども含めながら試合を進めていくことになる。
4回裏は中村祐がマウンドに上がり、岡田が全く空振りを奪えなかったストレートで、簡単に空振りを奪っていく。
ストライク先行のピッチングで三者凡退に抑えると、5回表の攻撃では、田中がライトスタンドに同点ツーランを放ち、完全な打撃戦。

5回裏には、中村祐が回跨ぎでマウンドに上がるが、禁断の途中捕手交代、會澤に代わって磯村がマスクを被る。
ただ代わり端、筒香にカーブが高めに浮き、ライトスタンド上段への勝ち越し本塁打を浴びる。
そしてウィーランドにもセンター前ヒットを打たれてピンチが広がる。
今季ウィーランドに打たれた3本の本塁打は、全て會澤がマスクを被っているときに打たれたもの。
磯村に捕手を代えたというのは、当然その当たりの意識はあったと思うが、それでもウィーランドには再びヒットを打たれた。

先程も書いたが、今日は全くと言っていいほどインコースで勝負できない。
ここまで打ち合いになってしまうと、少々では打線の勢いを止められない。

結果はともかく、ストライクゾーンで勝負していたのは、岡田と中村祐。
代わり端に梶谷に本塁打を浴び、ストライクゾーンで勝負できなくなった佐藤が、3者連続四球でランナーを溜めてしまっては、流れは完全にDeNAに傾いてしまう。
1イニング4つ目の四球を与えたところで、藤井に交代し、その藤井はストレートで押す投球でピンチを凌いだ。

7回表の攻撃で、ようやく庄司にプロ入り初ヒットが生まれたのが、終盤の攻撃の最大の見所となった。

佐藤のピッチングを見てしまうと、やはり比較として戸田の投球を見てみたくなる。
7回裏は戸田がマウンドに上がり、時折抜け球はあっても、アウトコースへのストレートは十分決め球としても使える。
ただ全体的に見れば、一晩で投球内容が大幅にが良化するのを期待するのは虫が良すぎる。
回跨ぎの8回には、詰まった当たりがタイムリーになったりもしたが、追加点を許してワンサイドゲーム。

本来であれば、7回を終えて4点差、決して諦めるような点差ではないが、DeNAとしてもAクラスが決まるかどうか、という試合で勝ちパターンの投手リレー。
球場の雰囲気もあり、そうそう簡単に点が奪える状況でもない。

8回はパットンに対し、結果的に3人で攻撃が終わり、6点差に広がった9回は山崎康との対戦。
メヒア、バティスタ、庄司はまったく自分のスイングをさせてもらえず、三者凡退でゲームセット。

今季最終戦とは言っても、この試合が今季の集大成を見せる試合ではない以上、結果については特に思うところはない。
ただ、岡田については、起用法が非常に難しくなってしまった、というのは誰しも思うことだろう。





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【カープ情報】2017.09.30 広島対DeNA 公式戦24回戦 新戦力躍動で球団最高勝率確定、ジョンソンもCSでの先発入りに大きく前進

2017年9月30日に行われた、広島対DeNAの公式戦24回戦の試合結果

広 島 010 000 000 4|5
DeNA 000 010 000 0|1

勝 今村 3勝5敗23S
負 田中健 1勝3敗
S -

【本塁打】宮崎14号

タイトル争いに考慮し、今季初めて1番と3番、丸と田中の打順を入れ替えてきた。
昨年も最終戦で鈴木を1番で起用したこともあったが、思った通りに数字は残せなかった。
普段と違う打順と言うのが上手く作用するかどうかはともかく、違ったことをしておくというのも大事なことではある。

早速先頭打者として丸が打席に入るが、2球で追い込まれ、粘ったもののスライダーを引っ掛けてセカンドゴロに打ち取られた。

また、ジョンソンと今永の投げ合いは、9月14日、マジック2で迎えた試合に続き、今季2度目。
前回のジョンソンは、球速もそこそこ出ていたし、右打者のインコースへのスライダーも、アウトコースへのチェンジアップもそこそこ決まっていた。
1球1球を見てみると、決して状態が悪い訳ではなく、今季初めて會澤とのバッテリーで、不足している部分が補えれば、ということになる。
そのジョンソンの立ち上がりは、球速は140キロ中盤が多いものの、カーブとスライダーのコントロールは悪くない。
會澤との呼吸も違和感がなく、右打者へのインコースを攻め、アウトコースのチェンジアップで打ち取るという、攻め方のパターンは共有されている。
2アウトからロペスには四球を与えてしまうが、筒香はインコースのストレートで完全に詰まらせてレフトフライに打ち取って無失点。

そして2回の攻撃では、先頭の松山が二塁打で出塁すると、1アウト後メヒアが初球のアウトコースへのチェンジアップを前で捌くバッティングで、センター前に運ぶタイムリーヒット。
現状、バットが遠回り傾向にあるメヒアにとって、アウトコースの方が捉えやすくなっている。

3回の攻撃では、丸がカーブを捉えていったものの、今永の好捕に阻まれるピッチャーライナー。

4回には、先頭のバティスタが粘って四球を選ぶものの、メヒアは今度はインコース攻めに合い、なかなかボールが前に飛ばない。
最後も高めの釣り球に手が出て空振り三振となり、弱点は弱点としてオフの課題ということになるだろう。

ジョンソンの投球については、ストライク先行のピッチングでテンポも良く、早めに打たせて取ることで、守備陣の動きもいい。
少なくとも、會澤とのバッテリーがマイナスに働いたと言うことはない。

5回裏には、宮崎にライトスタンドへ同点本塁打を打たれてしまうが、インコースを狙ったストレートが甘くなり、真ん中に入ったところを捉えられた。
失投と言えば失投だが、ソロホームランで収まっている以上、試合の流れが変わるような展開にはならない。
結局は、5回1失点と言う結果に終わるが、内容も伴っており、当然CS先発が有力となった。

さて、試合の方は後半に入ると、今日出場登録された選手を含め、若手に多く出場機会が巡ってきた。

6回裏は、同点の場面で九里が登板。
まず、無失点に抑えて、直後のイニングで勝ち越し点が入れば、2桁勝利の可能性が出てくるところではあったが、無失点投球は達成したが、勝ち越し点は入らず、2桁勝利ならず。

7回裏は、プロ入り初登板を迎える藤井がマウンドに上がり、受けるのはプロ入り初マスクの坂倉。
藤井のピッチングは、ストレートは140キロ後半が出ているが、スライダーのコントロールは甘め。
ただフォークでは空振りが奪えており、低めのストレートとフォークの組み合わせで三者凡退に抑え、良いデビューを飾った。

8回裏は、今季2度目の登板を、リリーフとして迎える戸田。
球速が戻っているか、ということが注目かと思うが、このイニングは上本が外野守備にも就いている。
戸田のストレート自体は、140キロ中盤が精一杯という感じではあるが、アウトコースに制球できており、今日の内容は悪くない。
惜しむらくは、CSまでの公式戦がこの試合を含めて2試合しかなく、今日の結果を受けてリリーフ陣に加わることが出来るかを判断するには時間が足りない。

9回裏は、約2週間ぶりに一軍での登板となる今村。
調子が戻っているか否か、そこを見極め、CSでの勝ちパターンでの登板に組み込むことが出来るかが注目ポイント。
坂倉が、今村のフォークを止められるかというのも気になるところではある。
今村は、ストレートの最速は140キロ中盤に留まり、スライダーはまずまず良い軌道となっているが、フォークは見極められている。
結果的には三者凡退に抑えているものの、もう少し様子を見たいということになりそう。

1対1で延長に入り、10回表は田中健との対戦。
先頭の丸は、ここまで4打数ノーヒットで、首位打者争いからは脱落と言わざるを得ない。
それはともかくとして、丸がフルカウントから四球を選んで出塁すると、庄司が送りバントを決めて1アウト2塁。
田中も四球を選んで1アウト1、2塁となり、今村に代わって代打新井。
新井としても2桁本塁打にあと1本と迫っているが、ここはカーブを溜めて左中間へライナーを飛ばし、2点タイムリー二塁打で勝ち越し。
さらにバティスタ敬遠で塁が埋まり、2アウト後上本に今季ヒットが生まれて2アウト満塁。
2塁ランナーの代走野間でも帰る事が出来ないくらいの前進守備に阻まれたが、続く坂倉がアウトコースのボール気味のカーブに喰らいつき、センター前にポテンヒット。
プロ入り初ヒットが2点タイムリーとなり、大きく点差を広げる。

10回裏は中崎が登板。
先頭の宮崎には、追い込みながらピッチャー返し、センター前ヒットを打たれるが、戸柱をアウトコースのツーシームでセカンドゴロ併殺打に打ち取る。
梶谷にはストレートの四球を与えてしまったが、代打乙坂をアウトコースのツーシームで投ゴロに打ち取ってゲームセット。

坂倉も勝利の瞬間をグラウンドで迎え、藤井もプロ入り初登板は三者凡退デビュー。
今季一軍でなかなか出番が訪れなかった選手にも多くの結果が出た。
得るものの多い試合だった。





【カープ情報】2017.09.28 広島対ヤクルト 公式戦25回戦 大瀬良最終登板で10勝達成

2017年9月28日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦25回戦の試合結果

ヤクルト 000 000 100|1
広  島 000 111 00×|3

勝 大瀬良 10勝2敗
負 原樹 3勝11敗
S 中崎 4勝1敗10S

【本塁打】坂口4号

今季最終登板を迎える大瀬良に求められるのは、10勝目や、CSでの先発当確ランプではなく、リズムの良いピッチング。
ランナーを1人出した途端、じっくり時間をかけて投球するものの、結局ワンバウンドが続いて四球を与えてしまうというピッチングは、1度でもやってしまうと、またかという雰囲気が球場を支配する。
ホームグラウンドを最大限利用するためにも、同じ失敗を繰り返さない投球を期待したい。

その注目の立ち上がり、坂口には4球中ストライクが3球で、打たせて取った。
山崎にも、4球中ストライク3球で、最後はインコースのストレートで空振り三振を奪った。
山田には、5球中ストライク2球で、最後は低めのストレートでショートゴロに打ち取った。
カーブを意図的に使ってきているが、ほぼワンバウンドしており、カーブで緩急が使えるとなると、今日のストレートのコントロールであれば、ストライク先行の投球で攻めていける。

ここのところカープの先発陣がコントロールを乱しがちな2回に入っても、投球内容は特に変わらず、ストレートで押していけるし、インコースも突いている。
ランナーは出しても、そこまでテンポが悪くなる訳でもなく、許容範囲のリズム。
もっとも、カーブ、フォークは抜け球も多くなっており、苦労のピッチングにはなっている。
それでも5回まで、無四球無失点投球が出来ているのは、やはりストレートが効いているから。
ストライク先行で、常にピッチャー有利なカウントで勝負できていることで、ボール気味でも振ってくれる。

磯村にしても、捕球したら直ぐにピッチャーにボールを返し、投球リズムは意識しているのだろう。

6回表には、球数が100球を超え、この試合初めて四球も与えた。
踏ん張りどころを迎え、1アウト1、2塁で藤井をセカンドゴロ併殺打に打ち取ったのは、インコースのストレートだった。

続投となった7回表には、坂口にインコースのカーブをライトスタンドに運ばれたが、ギリギリまで体を開かずに打ち返したのは坂口の技術。
失投ではなかった。

8回表はジャクソンが登板し、前回好投を引き出した磯村とのバッテリーを継続。
前回もそうだったが、磯村はジャクソンに対しミットを構え続け、こうなった時のジャクソンのコントロールは安定する。
山田には、要求通りのアウトコースのストレートで見逃し三振を奪う。
バレンティンにはフルカウントからのスライダーをレフト前ヒットとされるが、大きく外れるボールはない。
リベロには3球勝負の縦スラで、タイミングを外したサードフライに打ち取って、2アウト1塁。
中村悠をアウトコースのストレートでセカンドゴロに打ち取ってスリーアウト。
ジャクソンと磯村のバッテリーは、ジャクソンが投げ易そうにしているのが印象に残った。

打線については、序盤は原樹に抑えられていたものの、4、5、6回に1点ずつ奪い、試合の主導権を握って試合が進められた。
この試合で、もっとも注目を集めたのは、8回裏の攻撃で、土生が送りバントで進めた2塁ランナーの田中を何とか本塁に迎え入れようと、庄司が10球以上粘って四球を奪い取った打席。
プロ入り初安打こそお預けとなったが、十分にムードは盛り上げてくれた。

そして9回表は中崎が登板。
先頭の藤井をストレートで見逃し三振、代打大松のレフトライナーは土生がスライディングキャッチ、奥村の三遊間へのゴロは小窪がファインプレー。
守備での良いプレーで試合を締めくくった。

2015年には、ともにブルペンを支えた大瀬良と中崎。
その大瀬良の先発再転向での10勝目を、中崎が守りきって達成すると言うのも感慨深いものがある。

今日の大瀬良の投球は、内容、結果ともにまずまず。
変化球の抜け球が多く、磯村のリードに助けられた面はあり、CSの先発が確定かと言われれば、まだ分からないというところだろう。
が、前回と同じ失敗はしないという気持ちは伝わった。





【カープ情報】2017.09.24 広島対中日 公式戦25回戦 連続押し出しでの2点では逃げ切れず、高橋樹貴重な経験のサヨナラ負け

2017年9月24日に行われた、広島対中日の公式戦25回戦の試合結果

広島 000 000 200|2
中日 000 000 021|3

勝 祖父江 2勝1敗1S
負 高橋樹 0勝2敗
S -

【本塁打】ゲレーロ35号

カープは、セ・リーグの中でもっとも試合の消化ペースが速く、積極的に選手を起用してきている。
2番野間、そして初の4番に入るバティスタ、一軍登録以降まだヒットがないメヒアなど、CSに向けての戦力の見極めという試合でもあるが、あまり多くの時間は残っていない。

カープの初回の攻撃は、中日先発の笠原に対し、先頭の田中が久々にらしい、逆方向へのライナーのヒットで出塁し、野間の打席でどういう作戦を採るのか、というところで野間は送りバントの構え。
送りバントはせずに見送りが続き、ファールにはなったがバスターエンドランを仕掛け、最終的には普通に打っていってショートゴロゲッツー。
何か面白みのない結果になってしまった。

そして野村の立ち上がりは、先頭の京田を2球で追い込みながら、3球目のインコースへのカットボールを捉えられ、一塁線を破る二塁打を打たれる。
ボール自体は甘い訳ではないが、ツーストライクから打たれてピンチを背負うというのは、もったいない。
亀澤に初球で送りバントを決められ、1アウト3塁。
今日のカープの内野陣は、ファーストメヒア、セカンド小窪、ショート田中、サード西川。
普段とは2人が入れ替わっており、前進守備を敷いて、どういうアウトの取り方ができるかに注目していたところ、藤井をアウトコースのチェンジアップで空振り三振。
内野の前進守備での動きを確認することはできなかったが、ともあれ続くゲレーロを内野ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。

2回の攻撃は、メヒアはどんなボールにでも手を出してしまう感じで、最後もワンバウンドするチェンジアップで空振り三振。
西川もここのところ打撃の調子は下降気味で、アウトコースのストレートに、腰を引いたようなスイングで空振り三振となった。

3回の攻撃では、1アウトから田中が右腕に当たる死球で出塁し、アウトカウントは違うが2度目のケース。
今度は野間は端からバットを構え、田中が二盗を決めるという、動いてランナーを進める策。
1アウト2塁となり、野間には最低限進塁打を期待する場面となったが、アウトコースのストレートで空振り三振。
丸は内外のストレート2球で追い込まれ、最後は体に近いところからインコースに曲がってくるスライダーで見逃し三振。

4回の攻撃では、メヒアが三遊間をしぶとく破る、プロ入り初ヒットが生まれたものの、西川はインコースのストレートでセカンドゴロゲッツー。
なかなか笠原を捉える事が出来ない。

野村のピッチングも決して悪い訳ではないが、これほど笠原に抑え続けられては、ヒット一本が大きな意味を持ち、送りバント1つでも大きな意味を持つ。

5回表は野村が送りバントを失敗し、5回裏は笠原が送りバントを決める。
徐々に中日側に勢いが出てきたところで、6回裏の守りで2アウト1、3塁の場面で、遠藤の一二塁間を破ろうかという打球を、メヒアが飛び込んで掴み取り、野村のベースカバーへのトスもばっちり。
ファインプレーで無失点に抑える場面があった。

すると直後の7回表、この試合で初めて複数のランナーが塁上に進み、2アウト1、2塁で野村に代わって代打新井を起用。
低めのストレートを捉えたセンター返しの打球にショート京田が追い付いたものの、グラブからボールがこぼれる内野安打となって、2アウト満塁。
すると、2-2のカウントから、田中に対し2個目の死球。
流石に2個目の死球には田中も感情が表に出そうになったが、押し出し死球ということで、ぐっと堪えて一塁へ。
そして続く野間もストレートの四球を選んで、2者連続の押し出し。
丸も三遊間への強い打球を放ったが、今度は京田がしっかりと追い付いて遠投、良いプレーが出て2点どまりとなった。

7回裏は九里が登板。
先頭の松井雅にセンター前ヒットを打たれると、笠原の打順で、今日引退試合を迎える森野が代打で登場。
引っ掛けてのファーストゴロに打ち取り、セカンドフォースアウトのみ。
一塁に森野が残り、両チームから花束が贈られるのは良い流れだったと思う。

とは言え、カープとしてはランナーが残る展開は厳しい。
続く京田のセカンド正面へのゴロでも併殺が取れず、繋がれると苦しくなる。
しかし、京田を牽制で誘い出してアウトにするという、非常に助かるプレーで無失点で切り抜けた。

8回表の攻撃では、西川が祖父江のストレートをしっかり捉えて、鋭い当たりのライト前ヒット。
この試合では、ストレートを2度捉えてヒットゾーンに運んでおり、少しは上昇のきっかけになってくれると、本人的にも、チームとしても助かる。

8回裏はブレイシアが登板。
ジョンソンのCS登板が確定していない以上、ブレイシアもリリーフとして生き残るつもりで内容を問われるマウンド。
勝ちパターンでの登板は、もってこいのケース。
先頭の亀澤をストレート2球で追い込み、最後はインコース低めのスライダーで空振り三振。
藤井もストレートスライダーで追い込んだが、決めに行ったスライダーが高めに浮き、レフト前ヒット。
ゲレーロには、ランナーの藤井への牽制で集中しきれなかったのか、ストレートが高めに浮き、完璧に捉えられて左中間への同点ツーランを浴びてしまった。
これで野村の10勝目は消え、ブレイシアの勝ちパターンでの登板も、とりあえずは厳しくなった。

さらに福田にもレフト前ヒットで繋がれ、高橋周にはストレートの四球で、1アウト1、2塁のピンチ。
ここでブレイシアは降板、中田がマウンドに上がる。

遠藤をインコースのスライダーで詰まらせて三邪飛に打ち取り、松井雅には中日の押せ押せムードの中でも臆せず3球勝負を選択し、インコースのストレートで見逃し三振。
完全に意表を突いたピッチングで、ピンチを脱した。

9回表の攻撃でも、祖父江に対し三者凡退に倒れ、同点のまま9回裏へ。
その9回裏は高橋樹が登板するという、試練のマウンド。
先頭の谷をアウトコースのストレートでショートゴロに打ち取って1アウト。
京田は、高く弾んだサードへの打球が内野安打となり、これで送りバントが決まれば、一打サヨナラの場面を迎える。
そして、亀澤に送りバントを決められ、2アウト2塁でクリーンアップを迎えることになる。
3安打の藤井、同点ツーランのゲレーロと続き、まあ開き直って投げるしかない場面。

藤井に対しボールが先行し、スライダーとストレートでカウントを整えていったものの、フルカウントからのチェンジアップは真ん中高めへ。
前進守備のレフトの頭上をライナーで越えていくサヨナラタイムリーを浴びてしまったが、打たれたら終わりという場面で失投してしまう経験、これも勉強。
バンザイ要員で終わって欲しくない。



【カープ情報】2017.09.23 広島対巨人 公式戦25回戦 薮田、野手との信頼関係を強めるピッチングで15勝目

2017年9月23日に行われた、広島対巨人の公式戦25回戦の試合結果

巨人 000 101 000|2
広島 100 200 00×|3

勝 薮田 15勝3敗
負 畠 6勝3敗
S 中崎 4勝1敗9S

【本塁打】丸23号、小林2号

カープ先発の薮田の立ち上がりは、陽、マギー、坂本の3人連続で外野へフライが上がる。
マギーのライトフライは、野間の守備が十分活かせたが、逆に坂本のレフトフライはバティスタの守備の綻びが出た。
アウトコースのカットボールをバットの先で拾った打球で、失速して沈んでいく打球に対し、追い付きながらも簡単にグラブだけを出してボールをこぼした。
後続を打ち取って大事には至らなかったが、ボーンヘッドとも言える守備は、初回に出てしまった以上、残りイニングは集中して守ってもらいたい。

そしてカープの初回の攻撃は、田中、菊池は畠のスライダーにはタイミングが合わず、低めのストレートを打たされてともにショートゴロ。
低めのストレートはなかなか捉えるのが難しい球威があると思った矢先、丸はインコースのベルトの高さのストレートを捉えると、やや詰まり気味の打球にも思えたが、そのままライトスタンドに飛び込む先制本塁打となった。

そして薮田の2回表のピッチングは、ここのところカープの先発投手陣の仕様ともなっている、2イニング目の突発的なコントロールの乱れが出る。
2アウトまでは簡単に奪ったが、小林、畠に連続四球。
陽に対してもコントロールが戻り切るとまではいかなかったが、それでもフルカントから低めのフォークで空振り三振を奪い、ピンチを脱する。

3回は立ち直りの兆しを見せ、4回も順調に2つのアウトを取ったが、ここで落とし穴。
小林に真ん中低めのストレートを引っ張られ、レフトスタンドへの本塁打を浴びる。
失投というほどのボールではなかったが、タイミングがばっちり合ってしまった。

同点に追い付かれた直後の4回裏、今度は先頭の菊池がアウトコースのスライダーをバットの先で引っ掛けてレフト前に運ぶと、丸は四球を選んでノーアウト1、2塁。
ここで牽制悪送球があって、ノーアウト2、3塁に場面が変わり、松山はインコース低めのボール気味のフォークを上手く捉えてライト前タイムリーヒットで勝ち越し。
松山ならではのバットコントロールが、ここで出た。
さらにバティスタのライトへの犠牲フライでもう1点追加し、すぐさまリードを奪い返した。

薮田は6回表に併殺崩れの間に1点返されるが、投球自体は全般的にまずまず。
ただ、100球を超えた7回表には、ボールが浮き始めた。
1アウトから陽にはカーブを上手くライト前に運ばれたが、続くマギーにはスリーボールから高めに浮いたカーブをレフト前ヒット。
正直、ホームランボールのようなコースだったが、打球が上がらなくて助かった。
そして、1アウト1、2塁で坂本を迎え、薮田はこのイニングが最後ということになりそうで、球速が上がった。
しかし、追い込んでからのカットボールが高めに浮き、センター返しの強い打球が二遊間を襲う。
ここで菊池がポジショニングの妙で追い付き、4-6-3のゲッツー完成。
薮田は、守備に助けられ、7回2失点で投げ終えた。

思えば、初回のバティスタのエラーで招いたピンチは、薮田が投ゴロをがっちり捕球して凌ぎ、逆に7回表のピンチは味方の守備で救われた。

そして、8回表はジャクソンが登板。
今村がセットアッパーとして登板するには、まだ復調出来ていないということもあるだろうが、CSに向けてジャクソンをセットアッパーとして起用するプランも可能性が高くなってきているのだろう。
昨年のシーズン終盤は、ジャクソンの体調面を考慮して登録抹消する時期もあったが、今季はここからジャクソンが調子を上げられれば、少しでも終盤の投手リレーへの不安が薄れる。

そして、昨日はジャクソンに対し、磯村が常にジャクソンにミットを向けたまま真ん中に構えて見せたが、會澤はコースに寄ってミットを構えるのは投球の直前。
昨日はストレートでも空振りが取れていたが、今日は空振りが取れない。
スライダーも大きく外れるケースが増えている。
途端に不安定なピッチングに映ってしまうのは、ジャクソンの調子が、昨日と今日で違っているわけではなさそう。
少なくとも、今日に関しては會澤のミットの構えが早いケースでは、ストレートがミットに吸い込まれるように決まっていた。
最後は代打石川から、抜けたスライダーで空振り三振を奪い、ピンチは作ってしまったが、無失点で抑えた。

9回表は中崎が登板。
四球2つでピンチを招くなど、少し制球が乱れる場面はあったが、狙ったコースよりも絶対に甘くならないように気を付けての投球。
失投はほぼなく、坂本を狙い通りのインコースへのツーシームで併殺打に仕留めてゲームセット。

今日は打線活発という訳にはいかなかったが、大事なところで一本が出た。
そして、エラーが出ても投手がカバーし、その信頼関係が結局は守り勝ったという試合に繋がった。





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