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【カープ情報】2015.10.07 広島対中日 公式戦25回戦 1安打完封負けで逆転CS出場叶わず、4位でペナントレース終了

2015年10月7日に行われた、広島対中日の公式戦25回戦の試合結果

中日 000 000 030|3
広島 000 000 000|0

勝 若松 10勝4敗
負 大瀬良 3勝8敗2S
S -

【本塁打】なし

今日は勝ってくれるのを祈るのみ。
スタメン発表では、2番手で登板するのが大野ということで右打者を多く並べてきた。
堂林がスタメン起用されるのは5試合ぶりということで、その間の4試合は右投手と当り続けてきたことになる。
久々の左投手との対戦となるが、実戦勘が鈍っていないことにも注目したい。

さて中日のスタメンはというと、こちらもフルメンバーと呼んでも差支えない名前が並んでおり、特にエルナンデス、藤井の6、7番は厄介な印象。

松山を最後の対藤浪のために復調を促す起用をしていたが、鈴木誠も最後の勝負のためにクリーンアップで起用し、経験を積ませてきた。
5番鈴木誠が大仕事をするようだと、これまでの起用が実ったことにもなる。

まず前田健の立ち上がりは、少し緊張がある感じで、大島、亀澤の2人には甘くならないよう気を付けながら、慎重に投げていた。
2アウトとなったことで少し気持ちが楽になったのか、ルナに対しては強気に攻め始めたところを軽くライト前に合わされた。
4番平田には、ストレートの逆球がパスボールとなり、ルナは二塁へ。
平田のサードゴロが三塁ベースに当る内野安打で、2アウト1、3塁というピンチになった。
森野はセカンドゴロに打ち取って無失点で乗り切ったものの、プレッシャーを感じながらの試合になる流れになってしまった。

そして中日の先発は、引退登板となる山本昌。
2球続けてボールにり、フォームもテイクバックがぎこちなく見える。
丸はファーストストライクを打ってセカンドゴロに打ち取られ、山本昌の引退登板に花を添えた。

そして予定通り2番手で大野がマウンドに上がってくるが、気合十分の顔付き。
初回に関しては、山本昌の投球の余熱もあり、少しフワフワした状態に見え、早めに地に足をつけた攻撃が見られれば、といったところか。
大野の状態は良さそうで、新井のライト前ヒットは会心の当たりではなく、エルドレッドはインコースのストレートで詰まらされていた。
初回の前田健と大野の投球内容を見ると、前田健が早く本調子に戻らないと、このあとの展開が厳しくなりそうな予感はある。

2回はエルナンデス、藤井という今季手痛い目にあった2人の打者を迎えるイニングだったが、ここもコントロール重視の投球で抑えて見せたが、140キロ前後の球速が多いのは気になる。

カープ打線は、大野の球威に押されるシーンが目立つが、スイングそのものは力強さを感じる。
2回の鈴木誠のレフトフライも、バットの先だったために伸びなかったが、アウトハイのストレートをフルスイング出来ている。
各打者の気持ちは十分乗ってきている。

ただその気持ちが空回りしてしまったのが、2回裏の田中の走塁死。
牽制に誘い出されての二塁憤死は、ギャンブルスタート気味の飛び出しで、今季よく見た光景でことごとく流れをぶった切ってきたプレーの一つ。
少なくとも今日の試合にとっていい流れではない。

3回からのカープ打線は、大野の調子に加え、プレッシャーに負けたような雰囲気の感じられない攻撃になってしまい、初回の新井のヒット以降は、まったくヒットが出ない。
唯一采配で動けたとすれば、6回裏の攻撃で先頭の石原が四球で出塁し、前田健が送りバントを決めて1アウト2塁となった場面。

中日は試合前の継投策として、大野の次には若松を送り込む予定となっており、終盤の代打として小窪の出番はない可能性があった。
シーズン終盤にかけて、丸への代打が必要になると何度か書いてみたことがあったが、結局丸への代打は見られないままだった。

前田健も本調子には程遠いピッチングながらも、何とか無失点で切り抜けていっても、得点の雰囲気のない打線を背負っての投球には、常に追い込まれているような重苦しさがある。

8回からマウンドに上がった大瀬良は、終盤の不調から脱却することは出来ず、力尽きてしまう。
大瀬良が2失点。
その大瀬良がランナーを貯めてマウンドを降り、中崎は投手の若松にタイムリーを浴びてしまい、試合の流れは完全に中日に傾いてしまった。

そして、カープの最終戦はわずか1安打での完封負けで幕を閉じた。
打てない時に限って、野手を交代させることが出来ないというのも、今季良く見られた光景。
久々の左投手との対戦で、少し実戦感覚が鈍っていた面は少なからずあったように思う。

失点してしまった大瀬良は大泣きをしていたが、大瀬良を責める気には全くならない。

大瀬良が正式にリリーフ起用が決まる前の、6月3日の自分のコメントですが、
「大瀬良を抑え起用してはどうかという意見も目にしますが、打たれたら批判されるのは目に見えています。
今季だけの配置転換ならば、どんな結果であっても受け入れる覚悟はしないといけません。」

自分自身が発したこの言葉を忘れたことはありません。
大瀬良が打たれたのであれば、それがもたらす結果は受け入れないといけないでしょう。

総括は後日行いたいと思いますが、今日のところは1シーズンお疲れ様でしたという言葉で締めくくりたいと思います。



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【カープ情報】2015.10.04 広島対阪神 公式戦25回戦 黒田の経験がもたらした完封リレーでの勝利

2015年10月4日に行われた、広島対阪神の公式戦25回戦の試合結果

広島 000 402 000|6
阪神 000 000 000|0

勝 黒田 11勝8敗
負 藤浪 14勝7敗
S -

【本塁打】松山7号、田中8号

CS進出のためには、残り2試合を連勝するしかなくなったカープ。
とにかく勝つことだけを考えて臨む試合となり、ある意味今日の相手が阪神とか、他のチームとか分けて考える必要はない。
黒田対藤浪の投げ合いは、プレッシャーのかかる場面でどちらが実力通りのピッチングを再現できるか、とも言える。

もっともカープの野手陣も、昨日はエラーを多く出してしまっており、昨日の反省を活かせれば締まった試合にもなり得る。

そしてカープのスタメンには、やはり3番松山の文字が。
最後に藤浪に当たることを見越して、松山の復調にかけてきた部分があるだけに、昨日の内野安打で流れが変わって欲しい。

藤浪も今日勝てば最多勝に並ぶだけに、当たり前だが勝ちにこだわってくる。
簡単に攻略できる相手でもなく、1球1球を大事にしていきたい。

そして初回の攻撃で、2アウトから松山にライト前ヒットが出た。
出来ればランナーを貯めたところで打順がまわって欲しかったなと思えるほど、しっかり捉えた打球だった。
エルドレッドは、藤浪のストレートに振り遅れていたが、追い込まれてからはコンパクトなスイングに変わってセカンドゴロ。
右方向への意識はありそうな打席だった。

黒田の立ち上がりは、いつも通りという感じで、時折高めに抜ける球が心配なくらいで、コーナーへの投げ分けは出来ている。
後はランナーを貯めて、その甘い抜け球が行かないことを願うのみ。

初回は問題なく切り抜けたが、2回には先頭のゴメスに四球を与えてしまい、マートンは狙い通りにセカンドゴロを打たせた。
しかし、菊池が足を滑らせてセカンド封殺のみでランナーが残り、今成にはセンター前ヒットで1アウト1、2塁。
ピンチを迎えたところで、心配していた高めに抜けるボールが行ってしまった。
江越がインハイへの抜け球を腕をたたんでレフト線へ弾き返す。
この打球をエルドレッドがスライディングキャッチを見せ、抜けていれば間違いなく先制打になっていたという打球を捕球した。
このプレーで救われた黒田は後続を抑え、2回も無失点。

3回表の自身の打席では、10球以上粘る姿勢を見せ、これは野手陣への無言の檄になる。

4回表の攻撃で、先頭の菊池がセンター前ヒットで出塁し、松山の打席でエンドランを仕掛ける。
これはファールとなるが、同じスライダーを続けたことで松山のタイミングは合った。
インコースへのスライダーをフルスイングし、打った瞬間新井ばりにバットを放り投げる快心のツーランで先制。
打てなくても使い続けてきた起用がようやく実った瞬間だった。

そしてこれだけで終わらなかったのが大きい。
エルドレッド、新井が倒れて2アウトとなったが、田中が四球を選び、安部のレフト前ヒットをマートンがファンブルする間に、田中、安部がそれぞれ先の塁を陥れ、2アウト2、3塁とチャンスを広げ、石原がライト前タイムリーを放ち、さらに2点追加できた。

昨日はエラーが多く出てしまっていたが、今日の試合はファインプレーが2つに加え、黒田の打席での粘り、相手のエラーに付け込む隙のない野球ができており、試合の流れとしては悪くない。

黒田の投球も失投がなければ大崩れの心配はない内容で、リードを奪ったことで真骨頂の投球を見せ始める。

6回は田中のツーランで追加点を奪い、直後の1アウト1、3塁のピンチでは併殺打で無失点が続く。
あれよあれよという間に9回を迎え、完封が見えてきた。

しかし、さすがに簡単に完封というのはさせてくれない。
先頭の福留にセンター前ヒットを打たれ、4番のゴメスにもレフト前に抜けようかという当たりを打たれる。
ここは安部が飛び付いて捕球し、セカンド封殺で黒田を助けた。
ただ、マートンにもライト前ヒットを打たれ、野間の三塁への好返球も一瞬及ばず1アウト1、3塁となってしまった。
3人続けて芯で捉えられたことに加え、投球数が126球と増えてしまったことで完投を諦め、中崎を投入。

昨日2イニングを投げているとは言え、ボールの勢いは全く衰えを見せず、150キロ超のストレートとカットボールの組み合わせで、2者を打ち取り完封リレーの完成。

今日の勝利は、黒田と藤浪の経験の差、くぐってきた修羅場の数の違いがもたらした勝利と言える。

あと1勝。
ファンはその結果がもたらす意味を十分理解している。
応援することしかできないが、微力でも力になればと信じて祈っています。



【カープ情報】2015.10.03 広島対ヤクルト 公式戦25回戦 今季CS出場のための最後の一敗を使い切る。

2015年10月3日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦25回戦の試合結果

ヤクルト 100 000 030 02|6
広  島 200 001 100 00|4

勝 徳山 2勝1敗
負 ヒース 3勝6敗4S
S バーネット 3勝4敗41S

【本塁打】エルドレッド19号

おめでとうございます。
と、昨日優勝を決めたヤクルトに敬意を表しつつ、それでも負けられない戦いの続いているカープはジョンソンが先発。

ヤクルト戦は今季6度目の先発となるが、過去の5試合は全て石川との投げ合いで、3勝2敗という成績だった。
初めて石山との投げ合いとなるが、問題なのはジョンソンの投球よりも、攻撃陣。

ジョンソンは、立ち上がりから細かいコントロールが定まらず、ボール先行の苦しいピッチング。
初回のピンチでは、バレンティンを追いこみながら、アウトコースのストレートを軽く合わされて、ライト前タイムリーで先制を許す。
ストライクはいらないカウントでのストライク勝負は、ちょっともったいない攻め。

直後のカープの攻撃では、簡単に2アウトを取られた後、松山死球でランナーが出ると、エルドレッドが打った瞬間に分かる、左中間への逆転ツーランで、すぐに試合をひっくり返した。
まだ勢いはあると感じた試合だったがカープは5回まで、そのエルドレッドの本塁打の1安打のみで、ランナーを出すことなく石山に抑えられていく。

ジョンソンも何度となくピンチを背負いながらのピッチングで、どこかで大崩れしてもおかしくない内容でも、7回1失点で纏めるあたりは、流石としか言いようがない。

カープも、6回裏にようやくチーム2本目の安打が出て、初回以来のランナーを、松山の内野安打で返して1点追加。
7回裏にも、田中のレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースで1点を追加し、4-1とリードを広げる。

こうなると、大瀬良、中崎で逃げ切る形は出来た。

8回からマウンドに上がった大瀬良は、ストレートは148キロが出ており、先頭の山田へは長打警戒ながらも、ストレートで押す投球が見られた。
コースを狙い過ぎての四球となってしまったが、畠山、バレンティンを打ち取って2アウトまで漕ぎ付けたが、雄平には投手強襲の当たりを放たれる。
グラブに当て、後方へこぼれた打球を処理しようとした大瀬良は、一塁送球を焦り、ボールが手につかずに、一塁への送球が出来なかった。
ここからヤクルトの猛攻が始まってしまう。
代打今浪のライト前タイムリーは、ストレートを狙い打たれたようなバッティングで、この時点でストレートを決め球とする投球に不安が付きまとう。
2アウト1、2塁となり、中村にもストレートをライト前ヒットを打たれ、ライト野間からの本塁返球という見せ場となるかと思われた。
しかしこの本塁返球が、高く浮いてしまい、本塁のはるか上を通過し、ベースカバーの大瀬良のジャンプも届かず、セカンドランナーの生還に加え、ボールデッドで2者生還し、同点とされてしまう。

守備固めも行い、勝利の方程式もつぎ込んだ上での同点劇、そして延長戦負け。
打てる手は打っているとは思うが、今日の試合に関しては大事な場面でのエラーが得点に絡んでしまった。
一つ一つ掘り下げることはしないが、明日の阪神戦に開き直って試合に臨めるか否か、それしかない。

10回に登板のヒースは、敬遠も含め3四球を与えてしまっていては、無失点で抑えるには無理がる。
一岡の登板も満塁となってからで、フォークボールを決め球とする投手を送り込むの場面としては、もっともふさわしくない。
10回が始まる時点で、もはや勝機は失われつつあったということになるのだろう。



【カープ情報】2015.10.02 広島対中日 公式戦24回戦 前田健ハーラー単独トップの15勝目&第1号本塁打

2015年10月2日に行われた、広島対中日の公式戦24回戦の試合結果

中日 000 000 100|1
広島 002 000 00×|2

勝 前田健 15勝8敗
負 若松 9勝4敗
S 中崎 0勝6敗29S

【本塁打】前田健1号、エルナンデス11号

10月に入り、ペナントレースもいよいよ残り4試合となり、大詰めを迎えている。
9月にはわずか1安打しか打てなかった松山が3番スタメンとなり、月が変わってどうなるか、という点が気になるところ。

もっともそれはどの打者にも当てはまる。
前田健が先発している以上、援護がなく負けたというのはあってはならない。

まず前田健の立ち上がりは、シュート回転のストレートはなく、狙い通りの投球で3者凡退で抑えて見せた。

そして打線の方は、中日先発若松がややボール先行の投球となっていたが、決して慌てることなく、落ち着いたピッチングで3人で抑えられた。
若松にとっても、自身初の2ケタ勝利に王手をかけているだけに、モチベーションは高い。
シーズン防御率、2.18対2.15の対決となるこの試合、やはり投手戦となりそうな立ち上がりを見せた。

ところが、2回に入ると早くも前田健がピンチを迎える。
2アウトからエルナンデスにセンター前ヒットで初めてランナーを許すと、前回の中日戦でKOされるきっかけとなる一打を放たれた藤井にライト前ヒットで、2アウト1、3塁。
そして6月27日にスリーランを浴びている杉山を打席に迎え、明らかにギアを上げた。
狙って三振を奪ったのではないかという投球で、見事見逃し三振でピンチを切り抜けた。

若松の投球は、2回に入っても若干ボールが先行している。
そのためエルドレッドに対しても、ストライクコースで勝負するケースが増えており、この投球が続くようなら、どこかで効果的な一発も期待できそうな展開ではある。

その効果的な一発は、エルドレッドではなく、前田健自身が放って見せた。
若松も、インハイのストレートを投げ込んだり、決して投手だからと甘い投球はしてこなかったが、決め球のチェンジアップを投げておけばもう大丈夫だと、自信と油断が紙一重となった一瞬の隙だったということだろうか。

自ら先制本塁打を放ち、乗っていける状態にはなった前田健だったが、今日は全体的にボールが高い。
チェンジアップが高めに浮くシーンも目立ち、前田健の本塁打を見た後だけに、少しヒヤリとする。

良くもないが悪くもない、という印象で、その分慎重さを欠くことがなかったのが、今日のもっとも良い部分。

もちろん追加点が欲しいカープ打線は、4回裏の攻撃で2アウトから、新井がヒットで出塁。
田中の打席で3-2から自動スタートを切った新井は、サード前への緩いゴロで一気に三塁を陥れた。
打球処理をしたサードのルナが、三塁ベースを空けた隙を逃さない走塁を見せた。
若松を捉えきれはしなかったが、常に攻める姿勢を崩さなかったことで、中日に試合の主導権を握らせなかったと言えるだろう。

前田健は7イニング中、3度得点圏にランナーを背負っている。
それでいてエルナンデスのソロホームランによる1点で凌げたのは、負けられない状況と、リリーフ陣への信頼で、行けるところまで行って、あとは任せればいいという思いが、負担を軽くしたということになるのではないだろうか。

7回裏の投球が最たるもので、2アウト1、2塁から、ワイルドピッチでランナーがそれぞれ進塁しても、ランナーを返すことなく、3つ目のアウトを取るのがこの日最後の仕事と割り切って、集中し直したようにも見えた。

さて、どうしても点が取れない野手陣は、最後まで巧く攻撃が嵌らない。
7回裏の先頭田中がセンター前ヒットで出塁し、安部が送りバントを狙うが、キャッチャーの目の前に転がってセカンド封殺。
送りバントが失敗したことで、続く石原も送りバントを狙うが、今度もキャッチャー前に転がり、再びセカンドへ送球される。
今度はボールとランナーが重なったことで、ベースカバーのエルナンデスが捕球出来ずにオールセーフになり、前田健に代打小窪を送って1点を奪いに行く。
その小窪は四球で、1アウト満塁で丸が打席に向かうが、叩き付けた打球が若松の頭を越えず、投ゴロで本塁封殺。
菊池は一塁後方へのファールフライを打ち上げ、これを森野が落球。
命拾いした菊池ではあったが、ライトフライで無得点。

冒頭で触れたように、若松も10勝目を掛けて登板しているだけに、ビハインドの場面でも簡単にはマウンドを降りないし、とにかく最後まで集中力が切れずに、非常に手強い。

点が取れない雰囲気が出てしまったのは残念ではあるが、1点リードで8回、9回を迎えるということは、中崎、大瀬良で逃げ切るのみ。
3打数ノーヒットの松山には、早々に守備固めの野間が起用されており、逃げ切る意志は示している。

8回表から登板の大瀬良は、先頭のルナに対し3-0とボール先行としてしまうが、そこから3球連続ストライクで、セカンドゴロに打ち取る。
平田にもやはりボール先行のピッチングとなってしまい、四球でランナーを出してしまった。
コントロールと球速が物足りず、石原の要求通りのコースに投げ込めないことで、かなり苦しいピッチングに映る。
2アウト2塁でエルナンデスを迎え、ショートライナーに打ち取れたのは、何とかコーナーぎりぎりのコースにストレートが決まったことで、バットの先で完全に芯で捉えた打球ではなかったから。

8回裏も、2イニング連続で1アウト満塁のチャンスを逃し、今日は若松の執念に攻撃陣が封じられた。

1点リードの9回表のマウンドには当然中崎が上がる。
ここまで28セーブを積み重ねてきたカープの守護神は、全ての期待を一身に背負ってマウンドに向かい、無失点に抑えて試合を締めた。

ペナントレースは残り3試合。
今日は前田健の本塁打での勝利となり、野手陣は援護が出来なかった。
この時期は、勝てば悪い打撃内容を次の試合に引きずることはない。
しかし送りバント失敗だけは例外。

相手チームのことは関係ない。
あと3試合連勝を伸ばしてCSへ行こう。





【カープ情報】2015.09.29 広島対ヤクルト 公式戦24回戦 中崎の回跨ぎセーブ、この手があったか

2015年9月29日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦24回戦の試合結果

広  島 000 030 010|4
ヤクルト 001 000 100|2

勝 野村 5勝8敗
負 舘山 6勝3敗
S 中崎 0勝6敗28S

【本塁打】丸19号、エルドレッド18号

ヤクルトにとっては、勝つか引き分けで優勝が決まる試合。
前回登板で無失点投球をされた舘山が先発のマウンドに上がり、必勝態勢には違いない。

対する野村は、今季ヤクルトに対し1戦1勝で、通算成績でも19試合で10勝8敗、防御率3.61、WHIP1.36、与四球率3.30、奪三振率5.98という成績。
数字だけ見れば、とても抑えられているとは言えないのだが、19試合中18試合も勝敗の責任投手となっており、ヤクルト戦に関しては勝ち運があるのでは、という期待感はある。

もっともそれだけ打たれていて勝ちがつくということは、援護がないといけない訳で、前回2安打に抑えられた舘山相手に、打点を稼げる打者を外すタブーは冒さなかった。
ただ、3番松山に関しては、9月に入ってからは、代打でわずか1安打しか放っておらず、スタメン起用の6試合はすべてノーヒット。
月間打率は.037(27打数1安打)と壊滅的。
3番起用でいいのかという疑問は残るスタメン。

まずは舘山の立ち上がりを見ると、少し力みがあるのか、抜けるボールがいつもよりは多い印象。
丸に対しては文句なしの投球だったが、菊池のレフトフライはスライダーが抜け、松山に対しては四球を与えるが、松山が2つもボール球を振って助けた上での四球。
エルドレッドに対してもボール先行となったことで、少し置きに来たかなというボールもあり、こういう窮屈な投球をしてくれればチャンスがない訳でもない。
エルドレッドも四球でランナーを貯めたが、新井はスライダーの抜け球をミスショットしてレフトフライで得点ならず。
ボールの切れ自体はあるため捉えられなかったが、1回で25球を放らせており、徐々に攻撃の機会を伺っていきたい。

そして、野村の立ち上がりはと言うと、調子はまずまずでコントロールの間違いも少ない。
その中で、今日のポイントとなりそうなのは、ヤクルト打線相手でも逃げるようなボールを投げていないこと。
以前の対戦でも、山田に対しストレートでファールを打たせてカウントを稼ぐ投球を見せており、早めに追い込むことが出来れば、いかにヤクルト打線といえどヒットの出る可能性は低くなる。

両チームとも無得点で試合が始まり、初回の内容からは舘山の方が付け入る隙がありそうに見えた。

2回に入っても、舘山のコントロールはまだ纏まりを見せない。
先頭の田中のヒット、安部のエンドランが進塁打となり、石原四球、野村送りバントで2アウト2、3塁となる。
丸が四球で繋いで2アウト満塁。
ここでヤクルトの内野陣がマウンドに集まり、少し配球に変化が出た。
抜けるスライダーは見せ球にして、シュートとフォークを中心に組み立て、菊池のタイミングを外しにかかる。
菊池も3-2というカウントまで、何球も粘ったものの、最後はショートゴロで無得点。
ここで1点でも入っていれば、流れがつかめそうなイニングだっただけに残念の一言。

それでも2イニングで、舘山の球数は56球となり、守りの時間が長くなれば、ヤクルトの攻撃リズムを崩すことにもつながる。
しかし、安部の守備が自分で自分の首を絞めることになる。
先頭のバレンティンを見逃し三振に打ち取って、雄平も当てただけのサードゴロ。
これを待って取って、内野安打にしてしまう。
最後はバウンドが変わっていたのは間違いないが、あれだけゆっくり捕球して一塁に間に合わないのでは、投手はがっくりしてしまう。
この実質エラーのようなプレーを引きずることなく、野村は次打者の今浪をセカンドゲッツーに仕留め、ここは安部を救って見せた。

3回の舘山は、前のイニングの菊池の打席で立ち直るきっかけを掴みかけており、松山、エルドレッドを簡単に打ち取り、新井はじっくりと自分の打てるコースを呼び込んで、右中間に打球を放つも、いい当たりのセンターフライで、初めて3者凡退に打ち取られた。

流れが変わるのはこういうタイミングで訪れる。
野村は1アウトから舘山にセンター前ヒットを打たれ、上田にはうまく攻めてセンターフライに打ち取るものの、川端にはアウトコースのスライダーを片手で拾われてレフト前ヒット、山田にはさすがにまともに勝負には行けず、カウントを悪くし、コースギリギリを狙ったアウトコースのシュートが、若干内に入ったところをライト前に運ばれ、タイムリーとなり1点を先制されてしまった。
しかし、続くピンチで畠山を打席に迎え、ライト前へ抜けようかという打球は、新井が飛びついてファインプレーで追加点を防いだ。

さて、立ち直りの兆しを見せているとはいえ、舘山が長いイニングを投げるのは無理そうで、継投策に入る前に少なくとも同点に追いついておきたい。
4回表の攻撃では、2アウトから石原がサードゴロエラーで出塁し、野村の打席となるが、まずまずの投球を見せていたことで、そのまま野村が打席に向かい、三振で3アウト。

好投しているため、当然続投となるのだが、負ける試合、流れが悪い試合というのは、このタイミングで追加点を奪われるもの。
4回裏を無失点で抑えれば試合の流れを渡すことを防ぐことになるが、失点してしまうとヤクルトの流れになってしまう。
特に優勝が決まるという試合で、一旦流れを渡してしまうと、取り戻すことは不可能。
それだけに絶対に無失点で抑える必要がある。

4回裏の先頭打者バレンティンの緩い当りのサードゴロに対し、やはり前への動きが物足りない安部。
バレンティンの脚力を頭に入れての守備とは思いたいが、追加点を防がなくてはならない状況では、サードの守備は不安要素になりうる。
雄平、今浪に連打を浴びてピンチを招くも、中村をショートゴロ併殺打に仕留めて、まだ試合の流れは失わずにすんだ。

すると、5回表の先頭丸が、試合途中から組み立ての中心となっていたシュートを、レフトスタンド最前列へ3試合連続となる同点本塁打を放ち、これで優勝へのカウントダウンという独特のムードの中での終盤を迎えることを避けられた。
4回で80球を投げていた舘山は、5回を投げ終え勝利投手の権利を持って、ロマン、オンドルセク、バーネットへ繋げるか、という節目のイニングということで、さすがにプレッシャーがあったのだろうか。
松山は、打てないながらもこの日2つめの四球で出塁すると、エルドレッドはインコースのツーシーム系のボールを上手く振り抜いて、レフトスタンド上段への勝ち越しツーランで、試合をひっくり返した。

野村は5回裏も無失点で凌いだものの、被安打8ということで交代のタイミングを図っていた。
6回に打順が回ってきたところで、思い切って代打堂林を送り、継投策を採ってきた。
その堂林は、三塁線を破るツーベースでチャンスメイクをしたものの、丸が倒れ追加点はならず。

2点のリードを4イニング守り切る継投ということになると、7、8回は大瀬良、9回中崎は決まりとして、6回はヒース、今村が候補となる。
ヒースは2試合前の登板で、同じように2点リードのケースで1イニングを投げ切ることができず、しかも今回は6回から登板ということで大瀬良の投入はできない。
シーズン終盤にきて球速が落ちてきつつあり、さらに今日の投球はストレートも浮き気味で、石原のリードも一苦労というところ。
おもにコントロール面でヒヤヒヤしたが、なんとかヒースを無失点に導いた。

さて、これで残り3イニングとなり、投手面で目処はついた。
楽な展開で登板させるためには、もう2点ほど欲しいところだったが、7回は無得点。

現状の大瀬良は、投げてみないとわからない面があり、期待半分不安半分といったところ。
先頭の中村にヒットを打たれたが、三輪に対してはインコースへ威力十分のストレートが投げ込めており、ストレートで空振り三振が奪えたことには、少し安堵できた。
それだけの投球を見せた直後には、上田にストレートのフォアボールということで、少し投げ急ぎの傾向が見られた。
ランナーを貯めて、川端、山田、畠山を迎えることになり、これだけでも回跨ぎに支障が出そうな打順。
川端は三邪飛に打ち取ったが、山田には初球のアウトコースのカットボールをセンター前にタイムリーを打たれ、1点差に迫られた。
今日の山田は強引なバッティングをしてこなかった。
なおも同点のピンチが続くが、畠山をファーストフライに打ち取って、リードは保った。

ヤクルトのモチベーションの高さは言うまでもなく、最後まで諦めない攻撃を仕掛けてくる。
1点差に迫られたということは、当然勝ちパターンのリリーフを継ぎ込んでくる。
まずは田中に対し、左の久古を投入してきたが、田中もようやく終盤にきて調子を上げてきており、インコースのストレートをレフト前ヒットとする上手いバッティングを見せた。

続く安部はきっちり送りバントを決め、石原と代打小窪で勝負をかける場面。
もちろんヤクルトは右の秋吉を投入し、一切出し惜しみなし。

石原はライトフライに倒れ、野間に代打小窪を送るかと思いきや、野間はそのまま打席へ。

その野間がアウトコースのシンカーを叩いて、左中間を破るタイムリースリーベースを放ち、1点追加。
1点差に詰め寄られた直後のイニングで1点取り返したのは、試合の展開上、非常に大きな意味がある。
野間には素直に脱帽したいと思う。

それにしても、野村先発のヤクルト戦は不思議と援護がある。

そして、ヤクルトも勝負手を打つ。
2アウト3塁で、丸、菊池を連続敬遠して、3番に入っていた大瀬良との勝負を選んできた。
大瀬良は回跨ぎが当然で、交代する可能性は低いと読んでの作戦。
しかしカープは、代打の切り札小窪を送り込んだ。
この両チームの頭脳戦は、ヤクルトに軍配が上がったが、実際に1点を追加したカープの有利は変わらない。

12連戦の最終日、その間の登板機会が少ないことから、おそらくカープベンチは、中崎の回跨ぎに作戦をスイッチしたことだろう。
その中崎が8回裏をきっちりと締めれば、勝利の可能性は高くなる。
ここのところ、石原との息の合った投球を見せている中崎であれば、6つのアウトを奪う間に、悪くても1失点以内で抑える組み立ては出来るはず。
まずは1人目のバレンティンは、フルカウントの末、力勝負でライトフライに打ち取った。
2人目の雄平は、カットボールを投げ、ファールでカウントを稼ぎ、最後はスライダーでタイミングを外して空振り三振。
3人目の今浪は、3人で抑えなければという気持ちが焦りとなったような投球になってしまったが、サードゴロに打ち取った。

9回のマウンドにも当然中崎が上がり、4人目の中村には粘られたがライトフライ。
5人目の代打ユウイチにも粘られて四球を与え、初めてのランナーを許す。
6人目の上田は、低めのストレートでゴロを打たせて、ショートゴロゲッツーでゲームセット。

もう一人ランナーを出してしまえば、川端、山田、畠山に打順が回ってしまうところで、中崎であれば心配はしていないが、可能性は排除しておくに越したことはない。
きっちりと6人で6つのアウトを奪って見せた。

この手があったかという、中崎の回跨ぎセーブ。
お見事。



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9月18日

2017年9月18日更新
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