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【カープ情報】2017.07.23 広島対中日 公式戦15回戦 今日は岡田の日、前半の不調を払拭する8勝目

2017年7月23日に行われた、広島対中日の公式戦15回戦の試合結果

中日 000 000 100| 1
広島 001 342 11×|12

勝 岡田 8勝4敗
負 鈴木 5勝4敗
S -

【本塁打】鈴木18号

カープ先発の岡田は、オールスターで全球ストレート勝負を挑み、手応えを取り戻すきっかけを掴んだように見えた。
さすがに公式戦で全球ストレートという訳には行かないが、今日は決め球にストレートを選択するケースが多かった。

立ち上がりからストレートを投げ込むたびに、スタンドからは大きな歓声が上がり、球場を味方に付けた。
初回は大島からアウトコースのストレートで空振り三振を奪い、2回はゲレーロをほぼ真ん中のストレートだったが、詰まらせてセンターフライ、ビシエドもインコースのストレートでセカンドフライに打ち取った。

一方のカープの攻撃は、中日先発の鈴木翔に対し、先頭の田中のセンター前ヒット、菊池の送りバントで1アウト2塁。
丸は3-0から打ちに行って、良い当たりのライトライナー、鈴木はインコースへの逆球のストレートで詰まらされてセンターフライに倒れ無得点。

これは、岡田の快投を見る試合という位置付けだと思っていい。
7回無失点くらいの投球を期待し、カープとしてはコツコツ得点を奪っていきたいところ。

そして3回裏の攻撃では、投球のリズムが良いときは、こうなるという見本のような攻撃が見られた。
先頭の會澤が追い込まれてから四球を選び、岡田は送りバントの場面。
そこでワイルドピッチでランナーが進み、2塁となってから送りバントを決め1アウト3塁。
そして菊池のタイムリー内野安打で1点先制。

4回裏の攻撃では、先頭の鈴木がほとんど落ちないフォークを捉え、左中間スタンドへの本塁打を放つ。
松山、新井が連続二塁打を放ったが、新井の打球は低いライナーでライトの頭上を越えたことで、松山のスタートが遅れ、本塁タッチアウト。
ただ、今日は岡田の日。
安部、會澤が四球で繋ぎ、1アウト満塁の場面で、岡田は初球のほとんど変化しないスライダーを捉えてライト前タイムリーヒット。
鈴木翔の投球は、4回裏に大きくコントロールを乱した。
やはり岡田の4イニングでノーヒットというピッチングが、相手投手にもプレッシャーをかけたとも言えるだろう。

岡田のタイムリーで鈴木翔は交代、小笠原がマウンドに上がり、その代わり端、田中がらしいバッティングでレフト前タイムリーヒット。
菊池もインコースへのスライダーを捉え、三塁線へ強い打球を放つが、福田が逆シングルで好捕、そして5-2-3のゲッツーとなってしまった。

それでも攻撃のリズムは変わらず、5回裏には回跨ぎの小笠原に対し、丸が高めのストレートを上から叩いてセンター前ヒット、鈴木は真ん中高めのスライダーにややタイミング外れたが、左中間への二塁打で、ノーアウト2、3塁。
松山はカーブで空振り三振に倒れるが、新井は高めのカーブを合わせるだけ、軽く払った打球はレフトへの犠牲フライで1点追加。
安部は追い込まれてから、何とかバットに当ててサード前への緩いゴロとなるが、バットの先だったことでスライス回転し、サード福田の捕球体勢が崩れる。
この当たりがタイムリー内野安打となり、点差が6点に広がる。

続く會澤が四球を選び、岡田の打席でワイルドピッチ、二塁ランナーの安部が三塁に進む。

そして、繰り返すが今日は岡田の日。

フルカウントからのアウトコースのストレートを逆方向へと打ち返すと、スライス回転で切れながらゲレーロの頭上を破る、2点タイムリー二塁打。

5回を終え、8対0、そして岡田はパーフェクト継続。

6回表の岡田の投球は、ストレートはまだ低めで150キロ超が出て、6回表を終えてもパーフェクト継続。
ただ、8番の松井雅と代打木下にはストレートが若干高めに行くケースがあった。
特に松井雅には、逆方向へ良い当たりのレフトライナーを放たれており、球数的にはまだ余力があると思えるが、やはり終盤に向けて試練が訪れそうな予感はある。

今日はゲレーロの上下左右を襲う打球が非常に多く、6回裏には松山のレフトオーバーのタイムリー二塁打で追加点を奪い、松山に代走野間を起用、試合の締めくくりに向けて着々と準備を整える。

ただ2アウトから、會澤は2試合連続、同じ様なコースで、左手の甲付近に当たる死球を受ける。
かつて顔面死球を受け、死球に対してはナーバスになっているはずでも、通常の死球では滅多に感情的にならない會澤も流石に不満げな表情になっていたが、ぐっとこらえて一塁へ向かった。

7回表の岡田のピッチングは、先頭の京田に対し、追い込んでから粘られ、フルカウントまでもつれ込む。
そして最後のインコースへのストレートはややシュート回転。
これをレフト方向へ弾き返され、パーフェクトが途切れる二塁打を打たれてしまった。
ただ、最近の投球では交わそうとしてスライダー、カットボールなどを選択していたケースだったが、ストレートで勝負に行ったこと自体は評価したい。
そして大島にインコースのストレートを捉えられ、ライト前タイムリーヒットで1点返された。
この後は、併殺崩れ、四球などでランナーを残してマウンドを降りることになってしまったが、変に打たれて6回までのパーフェクトピッチがなかったことになるリスクを避けたということだろうし、これは親心だと思う。

中田が好リリーフで満塁のピンチを凌ぎ、8回からは久々となるヘーゲンズが登板。
ヘーゲンズは持ち味を十分発揮する、内野ゴロ3つで三者凡退に抑えた。

最後は高橋樹がランナーを背負いながらも無失点で抑えてゲームセット。

打線も12点を奪って大量援護をしているが、今日は岡田の日、ということで良いのではないだろうか。





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【カープ情報】2017.07.22 広島対中日 公式戦14回戦 薮田6回2失点で9勝目

2017年7月22日に行われた、広島対中日の公式戦14回戦の試合結果

中日 000 002 001|3
広島 000 140 10×|6

勝 薮田 9勝1敗
負 柳 1勝4敗
S -

【本塁打】ゲレーロ27号、ビシエド15号

本日は短評となります。

序盤は、柳の低めを丁寧に付く投球の前に、割と捉えた打球でも野手の守備範囲に飛び、ランナーが出せず。
薮田については、ボールがバラつくものの、簡単に四球は出さずに、我慢の投球。
ストレートは高く浮き、ツーシームも低めに外れるケースが多く、かなり苦しい投球にはなったが、とにかくリズムだけは一定に保っていた。
マウンドにいるときは、ほぼプレートに足を掛けたままで、ボールを受け取ると直ぐに投球モーションに入る。
球数自体は多くも少なくもないが、4回を終えるのに1時間を切ろうかというペースだったのは、両投手の投球によるところが大きい。

3回までノーヒットに抑えられていたカープ打線だったが、4回に入ると柳のボールが高くなり始めた。
先頭の田中の打球はクリーンヒットで、鈴木、松山の2本の内野安打、特に松山の一二塁間を破ろうかという打球に飛び付いた堂上のグラブを弾くタイムリー内野安打は、ボールが高かった分、打球の勢いが落ちなかったと言える。

4回に入っても、柳の制球は戻らず、送りバントを狙おうとする薮田に対して四球を与えたところで、治療のためにベンチに下がり、そしてそのまま投手交代となった。
この機を逃さず、丸の3点タイムリー二塁打で点差を広げ、カープの流れで試合を運んでいる。

6回の薮田は、出来ればすんなり抑えて、もう一イニング投げたいところではあった。
ただ、堂上に四球を与え、大島は何とか低めのツーシームで空振り三振を奪ったものの、ボールの制御が利かなくなっていた。
ゲレーロにはストレートを逆方向へ打ち返され、ライナー性の打球のままライトスタンドに放り込まれるツーラン。
それまでの2打席ではストレートで押し込めていただけに、代え時としては分かりやすかった。
もちろん、後続のビシエドをきっちり打ち取ったことで、2失点とは言っても試合の流れを渡すような投球にはならなかった。

カープ打線は、リリーフに回っている小笠原から、安部がセカンドのグラブを弾くタイムリーヒットを放ち、ダメ押しに近い得点を奪い、あとは中崎、今村で逃げ切り体勢に入る。

中崎は今日はボールが先行し、スライダー、カットボールが外れる場面が多く、苦労したものの、大島を4-6-3の併殺に打ち取る。

9回は今村がマウンドに上がるが、上空からは雨粒が落ちてくる。
ゲレーロをセカンドフライに打ち取ったところで、徐々に雨粒が大きくなり、ビシエドに対する場面では球場のセンターから三塁側の左半分だけが雨にさらされ、1ボールとなったところで球場全体が雨で覆われた。

あっという間に外野には水が浮くような雨で試合が中断し、約30分後に試合が再開されたが、スタンドは半分以上空席が出来ていた。
今村は再開直後にビシエドに本塁打を浴びてしまったが、これは全く気にする必要がない。

思いの外長い試合になってしまったが、アクシデントがあったにせよ、柳のボールが高くなり始めた途端に、きっちりヒットゾーンに打球を飛ばせるカープの打線と、簡単には崩れない薮田の投球が勝利に繋がった。

鈴木に関しては、状態が上がってきていたと思ったが、今日はまたタイミングが合わなくなっていた。





【カープ情報】2017.07.21 広島対中日 公式戦13回戦 ジョンソン乱調で序盤の大量失点が響く敗戦も、若手中心の攻撃には手応え

2017年7月21日に行われた、広島対中日の公式戦13回戦の試合結果

中日 033 010 100|8
広島 101 010 110|5

勝 バルデス 6勝5敗
負 ジョンソン 4勝3敗
S 田島 1勝4敗25S

【本塁打】ビシエド14号、ゲレーロ25号、26号、菊池9号

ジョンソンの立ち上がりは、右の谷にヒットを許すものの、左打者はきっちりと打ち取った。
特に京田、大島と足の速いランナーを出塁させず、足でかき回される心配がなかったことで、安心して見ていられる内容。

一方カープの攻撃では、田中はいつも通りの逆方向へのバッティングを見せるもレフトフライ。
ただ、ゲレーロの追い方は怪しく、こういったバッティングを続けていければ、突破口も開ける。
菊池はアウトコースの遠いチェンジアップを引っ掛けてショートゴロに倒れるが、丸も逆方向へ打ち返し、三遊間突破のレフト前ヒット。
2アウト1塁で鈴木の打席を迎えるが、やはりタイミングの取り方は良く見える。
追い込まれてからも、難なくアウトコースへの決め球、カットボール、スライダー、チェンジアップにも付いていき、4球ファールで粘る。
中日バッテリーが焦ってインコース、それも甘めに来れば仕留められる状況にあったが、最後もアウトコースへのチェンジアップを選択。
そして軽く合わせてライト前ヒットを放って、2アウト1、2塁。
松山に対しては徹底的にアウトコースの低めを突いてきており、2-2と追い込まれ、厳しい攻めをしてくるなと思った矢先、決めに来たスライダーが、5球目で一番甘く来た。
松山のライト前タイムリーヒットで1点を先制。
エルドレッドはアウトコースへのチェンジアップで空振り三振に倒れたが、2アウトからの三連打はお見事だった。

ところが、という表現になってしまうが、2回表のジョンソンの投球は大きく乱れた。
四球2つは単なるコントロールミスかなと思えたが、福田に対する投球では明らかに内容が悪いシーンが見られた。
大きな当たりのレフトフライに打ち取ったものの、インコース低めのカットボールを捉えられており、調子の良い時のジョンソンの決め球にもなっているボール。
右打者はバットに当てることは出来ないし、当たってもファールになるコース。
それをほぼ完璧に捉えられたということは、インコースへのカットボールの精度、キレは良くない事になる。
そして2アウト1、3塁で、8番の木下に対しても、インコースへのスライダーが引っ掛かって、膝元に当たる死球。
こちらも通常であれば、なかなか見ることの出来ない光景。
もう、スライダー、カット系のボールを集めることが無理と判断したのか、2アウト満塁で打席に入っているバルデスには、2球で追い込んでから、高めの釣り球を投げた。
通常では考えられないような攻め方で、最後は真ん中に行ってしまったスライダーを捉えられ、左中間突破の3点タイムリー二塁打を浴びてしまう。

1イニングだけ乱れて、すぐに元の姿に戻れば心配は要らなかったが、3回表は中日打線がスライダー、カットボールを狙い打ってきた。
先頭の谷はバットの先に当たり、不規則なバウンドとなり田中がボールをこぼし、一塁悪送球するエラーで、ノーアウト2塁のピンチを背負う。
その谷を含め、ランナーを貯め、ビシエドに真ん中へのカーブを完璧に捉えられてスリーランを浴びてしまった。

ジョンソンはこれ以上投げても、この試合中に立ち直るのは難しいという判断をしたのだと思うが、3回途中でKO。
九里がロングリリーフとしてマウンドに上がる。

その九里は、自身の役割を十分に理解しており、投球テンポを上げ、ダラダラとした試合展開にならないようストライク先行のピッチングを見せる。
5回にはゲレーロに低めのツーシームをすくい上げられ、レフトスタンドへの本塁打を浴び、7回にはインハイへのシュートまで本塁打にされてしまうが、3回途中から7回まで投げ切り、それでいて試合を落ち着かせた。
意味のある4回2/3の、2失点投球だった。

試合展開的には、積極的に攻撃を仕掛けるのは間違いないものの、どちらかと言えば若手にチャンスを与え、それで点差が詰まってくれば新井、バティスタを起用していくことになる。

7回裏の攻撃では、石原に代打天谷を起用したが空振り三振に倒れたことで、九里に代打磯村を起用してきた。
当然、8回表の守備からは磯村がマスクを被る前提での起用で、投手も高橋樹の登板が濃厚。

磯村にとっては5点のビハインドでようやく巡ってきたチャンス。
そして初球のスライダーを捉えてレフトオーバーの二塁打を放つのだから、良い働きをしてくれる。
田中も高めのチェンジアップを捉えて、ライトオーバーのタイムリー二塁打で1点を返す。

そしてバルデスは交代し、又吉がマウンドへ。
代わり端、菊池は空振り三振に倒れるが、丸は四球を選んで2アウト1、2塁。
鈴木は詰まった当たりがセンター前に飛んでいくが、大島のスライディングキャッチに阻まれて、1点止まりとなる。

8回表は高橋樹がマウンドに上がり、先頭の藤井に対し、インコースのストレートを投げ込み、決め球はスローカーブで見逃し三振。
堂上を当たり損ないのサードゴロに打ち取り、京田にはストレートとカーブのコンビネーションでショートゴロに打ち取り三者凡退。
投球にはちゃんと意図を感じることが出来る。

若手中心という起用は続き、8回裏の攻撃では1アウトからエルドレッドがレフト前ヒットで出塁。
2アウト1塁の場面で、高橋樹、磯村と続く打順で、代打は西川と岩本。
西川は追い込まれてから、スライダーを捉えてセンター前ヒットを放つが、二塁ベースに到達したエルドレッドは膝に手を当てている。
足の状態が再び悪くなっているのは感じるシーンだった。
そして2アウト1、2塁で岩本が追い込まれてからセンター前ヒットを放つが、エルドレッドは三塁を回ったところで全力疾走が出来ない。
滑り込まなくてもセーフと思って走っていたと思うが、本塁はクロスプレーになり、走り抜けるのとキャッチャーがボールを捕球しようとするのが同時となり、ボールは大きく弾かれる。
1点を返し、2アウト2、3塁という場面で、投手交代、岩瀬対田中。
その岩瀬は、田中を2球で追い込み、最後はスライダーで空振り三振、またもや1点止まりとなった。

9回表はエルドレッドが退き、マウンドにはジャクソン。
谷をインコースのストレートでセカンドフライ、大島をスライダーで高いバウンドのショートゴロ、ゲレーロを低めのストレートでライトフライ。
すんなり三者凡退に抑え、控えめなジャクソンスマイル。

9回裏の攻撃は、田島との対戦。
先頭の菊池は、初球のストレートを引っ掛けてショートゴロ、丸は低めのシンカーで空振り三振。
鈴木は四球を選んだが、松山はサードファールフライに倒れゲームセット。

新井、バティスタを代打に残したままの敗戦にはなったが、試合途中からは若手の力で、追い上げた。
一方的な展開にはならず、最後は田島にセーブが付く場面で登板させるまでに、試合を作り直した。

九里、高橋樹、磯村、岩本は十分手応えを感じてもらって良いのではないだろうか。





【カープ情報】2017.07.19 広島対阪神 公式戦14回戦 中村祐久々の一軍登板で好投、打線も終盤の大量得点で三連戦勝ち越しを決める

2017年7月19日に行われた、広島対阪神の公式戦14回戦の試合結果

広島 000 002 183|14
阪神 020 000 100| 3

勝 一岡 4勝2敗1S
負 マテオ 6勝3敗
S -

【本塁打】なし

久々に一軍で先発する中村祐は、前回登板時には対左打者への対応に課題が残っていた。
阪神のスタメンは、特に中村祐対策というものは見られず、バッテリー以外は昨日と同じとなっている。

自身でハーフスイングの判定を行うことの多い白井球審ということで、イライラがつのりやすいエルドレッドがスタメンを外れ、新井がスタメン起用されている。
そのカープの初回の攻撃は、田中がストレートで見逃し三振、菊池はよく食らいついていったがサードゴロ、丸は投ゴロに倒れて、すんなりという感じの三者凡退に終わる。

そして中村祐の立ち上がりは、先頭の西岡のインハイを攻め、ファーストゴロに打ち取る。
以前は全く左打者のインコースを突けていなかったことを思えば、先頭打者でインコースを攻められたのは意味がある。
上本にはスライダーとカーブが浮き気味でボールが先行するが、カットボールでレフトフライ。
ロジャースもアウトコースへのカットボールで、バットの芯を外し、ショートゴロでこちらもすんなり三者凡退。

2回の攻撃では、昨日から打撃内容が良くなってきた感のある鈴木が、ボールになる変化球をしっかり見極め、四球で出塁する。
体の突っ込みも少なくなり、タイミングの取り方も悪くない。
バットの軌道も良くなりつつあり、状態は上がっていると見ていいのではないだろうか。
松山はインコースのストレートで見逃し三振に倒れ、新井は完全にゲッツーコースのセカンドゴロ。
しかし、上本が二塁送球を焦ってファンブルし、一塁のみアウトで、2アウト2塁。
ここで1点が取れれば、というところではあったが、安部は当り損ねのファーストゴロに倒れ無得点。

2回の中村祐の投球は、やはり先頭の福留のインコースを突けている。
インコース2球で追い込み、勝負球は外への変化球という攻めだったが、逆球のインコースを逆方向へ打ち返され、レフト前ヒットでノーアウト1塁。
ランナーを背負って中谷に対しては、制球を乱してストレートの四球。
鳥谷に対しては、やはり逆球のインコースのストレートが行ってしまい、強い当たりのファーストゴロ。
二塁送球を狙った新井がボールを握り損ねて、一塁のみアウトで、1アウト2、3塁。
糸原にはインコースを攻めていたが、決めに行った低めのスライダーを上手く拾われ、前進守備の一二塁間を破る2点タイムリーヒットを許す。
決して良い当たりではなかったが、課題の左打者福留と糸原にヒットが出ており、相性の悪さは感じる。
ただ、攻め方としては間違っておらず、悪い内容での失点という程ではない。

小野もインコースを突く投球が出来ているし、今後のことを考えれば、両投手の投げ合いが出来るだけ長いイニング続くことを期待したい試合展開。

1時間強で5回まで試合が進み、6回の攻撃を迎えたところで、小野の投球にようやく変化が出てきた。
テンポの速い試合で、リズム良く投げていたが、6回表はそのリズムよりも早すぎる投球間隔に見えてきた。

先頭の田中は、逆球のストレートだったことで見逃し三振に倒れたが、菊池、丸、鈴木は揃ってセンターから逆方向へのバッティングで3連打。
鈴木のライト前タイムリーヒットは、アウトコース高めのボールでも、内からバットが出せていた。

ここで、何としても小野にプロ初勝利をという阪神ベンチは、高橋聡をマウンドに送ってきた。
しかし、松山はストレートの四球を選び、新井の打席ですぐさま桑原がマウンドへ。
新井は2球で追い込まれたが、決め球のスライダーに喰らい付いて、センターへの犠牲フライを打ち上げ、同点に追い付く。

同点に追い付いた直後の6回裏、先頭の上本に三塁線を破る二塁打を打たれ、ここで中村祐はロジャースの明確な弱点を把握し切れていない、少し底知れぬ怖さを感じてしまったのか、どうしてもタイムリーは打たれたくないという意識が出てしまったのだろうか。
ロジャースに四球を与え、ノーアウト1、2塁となったところで中田に交代。
オールスター休みで球速が戻っているのは、この三連戦の初戦でも感じた通り。
福留は、最悪でも引っ張って進塁打、という狙いがあったように見えたが、高めのストレートでライトフライ。
中谷、鳥谷には140キロ後半のストレートを低めに決め切って、2者連続空振り三振に打ち取って、見事なリリーフを見せてくれた。

7回表は、回跨ぎの桑原に対し、先頭の會澤がボールになるスライダーを我慢して見逃し、甘く入ってきたストレートをセンター返し、センター前ヒットで出塁。
代打にはバティスタが待機していたが、ランナーが出たことで天谷が代打として起用される。
ほぼ送りバントという作戦しか考えられず、天谷は送りバントをしてきたものの、打球は速く投手正面。
端から二塁でアウトを奪う、という意識だったとしたら、會澤のスタートも良くはなく、セカンドフォースアウトのタイミングではあったが、安全策で一塁送球、送りバントは成功となった。

そして、田中はインコースへのストレートをセンター返し。
會澤も今度は良いスタートを切り、センター前タイムリーヒットで勝ち越した。

7回裏は、カープとしては現状日替わりセットアッパー制で、一岡がマウンドに上がる。
先頭の糸原のショートゴロで、田中は打者走者の走力で送球を焦ったのか、一塁悪送球となり、先頭打者の出塁を許す。
梅野の送りバントは、三塁線を切れそうになりながら戻ってきて、送りバント成功。
代打高山は2球で追い込み、フォークで決めに行くがファールで粘られる。
ワンバウンドになるようなフォークではなかったことでバットに当てられたが、ヒットに出来るような高さでもない。
低めに目付けをしておいたところで、球種を変えて、高めのストレートで空振り三振を奪い、2アウト2塁と場面が変わる。

西岡にはフォークを捉えられるが、やはりワンバウンドしない高さだったことが、ここで災いした。
バットの届く高さに来てしまい、センター前タイムリーヒットで1点を返される。
続く上本の打席で、西岡の二盗は阻止し、同点止まり。
現状の投手事情を考えると、甲子園での登板で7回を任され、1失点のみで止められる投手がいるだけでも良しとしないといけない。
昨シーズンの今村が担っていた役割がまさにそうだった。

8回表はマテオとの対戦。
鈴木はインコースのストレートを内からバットを出し、ピッチャー右への緩い打球となるが、マテオが弾いて内野安打となる。
松山は初球に送りバントの構えを見せて、マテオを揺さぶりに掛かる。
エンドランを仕掛けるなど、何とか1点を奪いに行く姿勢は見せたが、松山は粘りの末にレフトファールフライ。
ランナーは進められなかったが、新井は一振りでマテオのストレートを打ち抜いた。
右中間のど真ん中を破るタイムリー二塁打で再度勝ち越し。

新井に代走野間を起用したことで、終盤の守備に新井がいないのは気になるが、いつまでも頼りきりという訳にもいかず、良い機会と捉えよう。
そして安部のライト前タイムリーヒットで野間が生還し、代走が的中。
岩本を代打起用したところで、マテオから山本に交代、そして代打の代打エルドレッドは打ち気にはやる場面ではあったが、しっかりと四球を選んで、1アウト満塁とチャンスが続く。
田中はボール先行で2-0となり、3球目の真ん中のストレートを積極的に捉え、ライト線への走者一掃のタイムリー二塁打を放った。
押し出しも頭に入れながら、甘いボールを一振りで仕留めたバッティングは見事。

この後、菊池もセンターへの犠牲フライで続き、2アウトでランナーがいなくなり、攻撃も終わりかと思ったが、丸が四球で出塁すると、二盗を決め、鈴木のライト前タイムリーヒットでもう1点。
さらに代打バティスタのショート後方へのフライを追いかけた糸原が、ボールを落球するタイムリーエラーでもう1点。
そして落球のボールを捕球しようとした糸原が、変な角度で足を付いてしまい、膝の辺りを負傷して交代するアクシデントもあった。

中村祐と小野の投げ合いを期待していた序盤から、試合内容は一変してしまった。
しかし、今日の勝利は、ファームで課題に向き合い、そして自力で克服して再昇格に繋げた中村祐の投球が要因の一つとなっている。
時折逆球が行くことはあったが、攻め方自体は良い面が出ており、この投球であれば、次回は勝利投手になってくれるだろうと期待が持てる。





【カープ情報】2017.07.18 広島対阪神 公式戦13回戦 9回裏ベストな守備の布陣で逃げ切りに成功

2017年7月18日に行われた、広島対阪神の公式戦13回戦の試合結果

広島 051 200 100|9
阪神 000 000 032|5

勝 大瀬良 6勝0敗
負 岩貞 4勝6敗
S -

【本塁打】

阪神先発の岩貞は、今季初めて坂本とバッテリーを組んできた。
通算でも2度目のコンビで、カープとしてはデータが多く取れているとは言い難く、打ちあぐねて終盤までリードを許す展開だと、昨日のような苦しい試合運びとなってしまう。

カープの初回の攻撃は、いきなりストレートの四球で始まり、菊池はボール先行からの甘いスライダーを捉えたが、強い当たりのショートゴロ併殺打に倒れる。
丸も追い込まれてから粘りを見せるが、最後はアウトコースのスライダーで空振り三振。
決して楽には投げさせていないが、結果として無得点に終わるということは、何かしらの策がないとズルズルと抑えられてしまう。

そしてカープ先発の大瀬良の立ち上がりは、先頭の西岡に対し140キロ中盤から後半のストレート中心のピッチングで空振り三振を奪い、昨日の対戦で速いボールであれば押し込めるかもという手応えを活かしての投球。
上本には縦スラで投ゴロ、初打席を迎えたロジャースにも低めの縦スラでショートゴロに打ち取り、全くバタバタした感じのない三者凡退で抑えた。

2回の攻撃では、先頭の鈴木はアウトコース高めのストレートを引っ張り、サードゴロに倒れたものの、バットが遠回りするスイングではあそこまで強く引っ張れない。
この後の打席では、少し期待の出来そうなサードゴロだった。
続く松山が二遊間を抜いていくセンター前ヒットで出塁し、エルドレッドの一二塁間を抜ける打球で、松山は三塁まで進む。
安部はフルカウントからの低めのストレートを見極めて四球を選び、1アウト満塁となり、打席には石原。
昨日もここまでは持ってくることが出来た。
しかし、石原は2球で追い込まれ、最後はインコースへのスライダーをこすって浅いセンターフライ。
これではタッチアップも無理、という打球だったが、深めの守備位置だった西岡のスライディングキャッチが及ばず、ポテンヒットで1点先制。
大瀬良はアウトコースのチェンジアップで空振り三振となり、2アウト満塁で打席には田中。
1打席目がストレートの四球ということで、何かしら投げにくさがあるのであれば十分チャンスはある。
2-0とボールが先行したことで、どうしてもストライクゾーンに投げることが意識され、コースは悪くなかったが、真ん中低めのストレートを逆方向へ打ち返し、レフト線への2点タイムリー二塁打で追加点。

1打席目は併殺に倒れたものの、内容は悪くなかった菊池も三塁線を破る2点タイムリー二塁打で続き、5点目を奪う。

こうなってくると、試合の流れが変わるような失点をしないことに重点を置いて試合を進めることが必要となる。

重要な局面は3回裏に訪れ、2アウト1塁で西岡を迎え、1打席目はストレートで押し込んで抑えたものの、2打席目はスライダーを捉えられ、右中間への二塁打で、2アウト2、3塁のピンチとなる。
上本にはボール先行となり、3-1のカウントで、低めのボールになる縦スラを投げて空振りを奪う。
勝負を急がず、冷静にカウントを整え、最後は今日一番自信を持っていると思われるストレートで詰まらせて、センターフライに打ち取った。

今日の大瀬良の投球は、この3回裏を見る限りは、自分から崩れていくような様子は見えない。

3回で岩貞がマウンドを降り、4回から継投策。
2番手の岩崎に対しては、菊池の詰まった当たりがヒットになり、流れに乗って丸の左中間突破の二塁打で菊池が一気に本塁生還を果たす。
鈴木もインコースの厳しいボールを、今度は内側からバットを出してライト前ヒットとし、打撃内容は良い。

着々と加点し、点差が開いても捕手坂本のスローイングの隙も逃さず盗塁を決め、7回表には石原のファーストゴロをロジャースがトンネルするという守備の隙も見せてくれた。
さらにはワイルドピッチの間に1点追加し、9対0という、あの点差が再現される。
ワイルドピッチとは言っても、梅野の股間を抜けているので、阪神側の隙が多く見られたイニングでもあった。

もっとも、あの試合でも多くの隙があり、それでも追い上げられ、逆転された。
この試合でも、終盤の阪神の反撃というのは、どうしても頭を過る。

もっとも、そのことが頭にあるから、7回裏の守備から新井をファーストの守備固めで起用し、逆転させないという意思を示す選手起用が見られた。
大瀬良が7回裏の投球で、三者凡退に抑えたことで、投手リレーについては打てる手数が多くなる。

8回裏の投球で、先頭の糸原に3-0とボールが先行し、フルカウントまで整えた後に四球を与えたことで、ランナーが貯まれば早めに投手交代することになる。
梅野を打席に迎えたところで球数が100球を超え、代打伊藤隼に対しては140キロ中盤と少しスピードの落ちてきたストレートが目立ち始める。
それでも2球で追い込んだものの、今日の試合では決して勝負を焦らなかった大瀬良が、3球目のインコースのボール球のストレートをライト前に弾き返された。
勝負を焦る気持ちが出たのか、コントロールミスが出たのかは分からないが、少なくとも良い傾向ではない。
西岡の打席では、コントロールミスが多くなり、四球で1アウト満塁。
マウンドに野手が集まり、その輪の中で声を掛ける新井の存在は大きく感じる。

ただ、1アウト満塁で、上本を2球で追い込んでからも、伊藤隼の時と同様にストライクゾーン付近にボールが集まってしまい、コントロールが定まりにくくなっている。
そして変化球の抜け球が上本に向かってしまい、押し出し死球で1点を返される。

そのタイミングで大瀬良は交代し、中崎をマウンドに送るということは、カープベンチとしては点差は度外視し、最善の投手継投をすることのみを考えている。
中崎は、代わり端ロジャースに甘くなったスライダーをセンター前に運ばれ、2点タイムリーで点差が縮まる。
縦の変化では打ち取れ、ストレートには付いて来て、横の変化ではヒットゾーンに運ばれた。
今日の試合ではインコースを捉えられるシーンはなく、まだロジャースとは勝負できるボールの方が多いと感じる。

9対3と6点リードに変わったものの、中崎が後続をきっちりと抑えたことで、重苦しい雰囲気にはならない。
終盤に反撃を受けるのは承知の上での選手起用をしてきており、今日の試合に関しては追い付かれることなく試合終了を迎えられれば問題ない。

9回裏のマウンドにはジャクソンが上がる。
前半戦の最後の登板では、内容の伴ったピッチングを見せており、ここで好投するようだと勝ちパターンの7回へ組み込まれる日も近くなる。

ジャクソンのピッチングは、ストレートは球速も出ているし、スライダーも低めに制球できている。
先頭の鳥谷に、粘られるうちにタイミングを合わされ、低めのスライダーを上手く逆方向、レフト前ヒットを打たれたのは、仕方のない結果と割り切るしかない。
ただ、6点差で一塁ランナーの鳥谷は気にしなくて良いという守備体系にもかかわらず、一塁ベースに付いていなかった新井に牽制を投げて、ボークではないかと抗議を受けるシーンがあり、冷静さを欠いたのは間違いない。
この時点で、というより少しでも隙のある投球をした投手は即座に交代する、という首脳陣の意思統一が図られていたのだろう。
糸原に大きくコントロールを乱して四球を与えたところで、1点でも失う、若しくはランナーをこれ以上溜めることがあれば交代というのはジャクソンにも伝わっただろう。
代打原口には150キロ中盤のストレートで押し込み一邪飛に打ち取り1アウト。
代打俊介の打席で、縦スラを引っ掛けてのワンバウンド投球が2度続き、ランナーを進められ、1アウト2、3塁。
俊介にはそれでも縦スラでタイミングを外してセカンドゴロに打ち取り、その間に三塁ランナーは生還し、9対4。
西岡には、フルカウントから真ん中高めのストレートをセンター前に運ばれ、タイムリーヒットで9対5。

2アウト1塁の場面で、ジャクソンに代わって今村をマウンドに送る。
4点差であと1アウトを取れば試合が終わるという状況でジャクソンがマウンドを降りるということは、あと1アウトを取るのに、一番信頼できる投手を起用した、という意味しかない。

ジャクソンのボール自体はそこまで悪くはなかったが、甲子園の雰囲気に飲まれてしまったという捉え方でいいのかなと思える。

9回裏を迎えるに当たって、守備固めとしてはファースト新井、レフト野間を試合途中から起用しており、守備面ではベストの布陣。
投手については、ジャクソンは前半戦の最後の登板のような場面での起用が続くかなという受け取り方で大げさに考えなくても良い。

何よりまず、今日は大瀬良の投球が試合の流れを引き寄せている。
3回裏のピンチを凌ぎ、7回裏を三者凡退で抑え、試合の大事な局面でベストな投球が出来たことが、今日の勝利に繋がった。

8回と9回の失点は、甲子園ではいつでも起こり得ることと受け止め、中崎、今村を出し惜しみして試合の流れを持っていかれることはなかったと前向きに捉えて良い試合。





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